JP4893696B2 - 電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法 - Google Patents

電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法 Download PDF

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本発明は、電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられる電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法に関するものである。
電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられるスクリーン印刷装置や部品搭載装置などの電子部品実装用装置は、基板を上流側から下流側へ搬送する搬送コンベアなどの基板搬送機構を備えている(特許文献1参照)。これらの電子部品実装用装置においては、前工程装置から受け取った基板は基板搬送機構によって作業位置まで搬送されてここでスクリーン印刷や部品搭載などの実装用作業が実行され、さらに作業後の基板は作業位置から下流へ搬送されて後工程装置に渡される。
この基板搬送動作では、搬送対象となる基板の特性に応じた適正な搬送速度を選定するとともに、当該装置や後工程装置における作業動作の状況に応じて基板を移動・停止させる必要がある。このため、従来より電子部品実装用装置に用いられる基板搬送機構は、搬送動作を必要に応じて適正に制御することができるような搬送制御機能を備えている。特許文献1に示す例では、搬送コンベアを駆動するモータの加減速時の加速度や最高速度などの動作パターンを予め設定して記憶させるようにしている。
特開平5−8835号公報
近年電子部品実装分野においては、さらなる生産性の向上を目的として、電子部品実装ラインに使用される個々の設備の稼働率の改善や、設備専有面積を削減して面積生産性を向上させることが強く要請されるようになっている。このような生産性の向上を実現する上では、個々の設備内で基板を搬送する基板搬送動作におけるロス時間を極力削減するとともに、搬送設備を極力コンパクトにすることが求められる。
また近年は生産形態が多品種少量生産に移行する傾向にあることにより、設備の汎用性が特に求められるようになっており、電子部品実装ラインには特性や作業負荷の異なる複数品種の基板が生産対象として投入される。このように異なる品種の基板を生産対象とする場合には、電子部品実装ラインを構成する各装置のタクトバランスが常に適正に保たれているとは限らず、個々の装置において後工程装置への搬入待ちで待機状態となるロスタイムが発生しやすい。このため基板搬送動作では、搬送速度を対象となる基板に応じて適正に選定するとともに、当該装置や後工程装置における作業動作の状況に応じて、基板の移動・停止などの基板搬送動作をフレキシブルに制御する必要がある。
しかしながら特許文献1に示す先行技術例を含め、従来の電子部品実装用装置では、電子部品実装ラインを構成する各装置における作業動作の状況に応じて、基板搬送動作をフレキシブルに制御することができなかった。このため、基板搬送動作パターンの選定においては、必ずしも対象とする基板に応じた適正な搬送速度を設定することができず、やむを得ず搬送速度を基板停止動作から適正と考えられる速度よりも高速側に設定する傾向にあった。そしてこのような場合には、搬送された基板を安定して停止させるために必要なコンベア長さが増大し、設備専有面積を増大させる結果となっていた。このように、従来の電子部品実装用装置には、電子部品実装ラインにおける作業動作の状況に応じて、基板の移動・停止などの基板搬送動作を適正に制御することが困難であるという課題があった
そこで本発明は、作業動作の状況に応じて基板搬送動作を適正に制御することができる電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装用装置は、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられ前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用装置であって、前記電子部品実装用作業のための作業動作を行う作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ速度可変に搬送し、上流側の前工程装置から受取った前記基板を下流側の後工程装置へ渡す基板搬送機構と、前記基板搬送機構において、前記基板に対して前記作業動作が行われる作業位置および前記後工程装置へ渡される基板を待機させる待機位置を含む複数の停止位置にて前記基板を停止させる基板停止手段と、前記基板搬送機構において予め設定された複数の検出位置にて前記基板を検出する基板検出手段と、前記基板検出手段の検出結果および前記後工程装置からの基板要求信号に基づいて前記基板搬送機構および基板停止手段を制御することにより、前記前工程装置から受け取った前記基板を搬入速度で前記作業位置まで搬送して停止させ、さらに作業後の前記基板を前記作業位置から搬出速度で搬送して前記後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させる搬送制御手段とを備え、前記搬送制御手段は、前記搬出速度を予め記憶された低速用の速度値と、これよりも高速の増速用の速度値を含む複数の速度値から前記基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するものであり、また前記基板検出手段は、前記作業位置から前記待機位置に至る基板搬出経路において前記基板を検出する搬出基板検出センサを含み、前記制御手段は、前記搬出基板検出センサが前記基板を検出したタイミングにおいて前記基板要求信号有りが確認できない場合には、低速の搬出速度で基板を作業位置から搬出し、この基板が下流側へ搬送される過程で後工程装置からの基板要求信号が受信されているか否かを確認し、確認されたならば、前記搬出速度として増速用の速度値を選択することにより、当初低速で搬送が開始された基板をより高速の搬出速度で下流側へ搬送して後工程装置へ渡されるようにした
本発明の電子部品実装用装置における基板搬送方法は、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられ前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行し、前記電子部品実装用作業のための作業動作を行う作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ速度可変に搬送し、上流側の前工程装置から受取った前記基板を下流側の後工程装置へ渡す基板搬送機構と、前記基板搬送機構において、前記基板に対して前記作業動作が行われる作業位置および前記後工程装置へ渡される基板を待機させる待機位置を含む複数の停止位置にて前記基板を停止させる基板停止手段と、前記基板搬送機構において予め設定された複数の検出位置にて前記基板を検出する基板検出手段とを備えた電子部品実装用装置において、前記基板を上流側から下流側へ搬送する電子部品実装用装置における基板搬送方法であって、前記基板検出手段の検出結果および前記後工程装置からの基板要求信号に基づいて前記基板搬送機構および基板停止手段を搬送制御手段によって制御することにより、前記前工程装置から受け取った前記基板を搬入速度で前記作業位置まで搬送して停止させ、さらに作業後の前記基板を前記作業位置から搬出速度で搬送して前記後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させ、この基板搬送動作において、前記搬出速度を予め記憶された低速用の速度値と、これよりも高速の増速用の速度値を含む複数の速度値から前記基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するものであり、また前記基板検出手段は、前記作業位置から前記待機位置に至る基板搬出経路において前記基板を検出する搬出基板検出センサを含み、前記搬出基板検出センサが前記基板を検出したタイミングにおいて前記基板要求信号有りが確認できない場合には、低速の搬出速度で基板を作業位置から搬出し、この基板が下流側へ搬送される過程で後工程装置からの基板要求信号が受信されているか否かを確認し、確認されたならば、前記搬出速度として前記複数の速度値のうち予め指定された増速用の速度値を選択することにより、当初低速で搬送が開始された基板をより高速の搬出速度で下流側へ搬送して後工程装置へ渡されるようにした
本発明によれば、作業後の基板を作業位置から搬送して後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させる搬送制御手段が、後工程装置からの基板要求信号の有無に基づいて搬出速度を予め記憶された複数の速度値から動的に選択して設定する構成とすることにより、作業動作の状況に応じて基板搬送動作を適正に制御することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の側面図、図2は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の正面図、図3は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の平面図、図4は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロ
ック図、図5は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置における基板の搬送速度データの説明図、図6は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置における基板搬送処理を示すフロー図である。
まず図1、図2、図3を参照して、電子部品実装用装置としてのスクリーン印刷装置Mの構造を説明する。スクリーン印刷装置Mは、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられるものであり、基板に対して所定の電子部品実装用作業としての印刷作業を実行する機能を有している。図1において、スクリーン印刷装置は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷機構を配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テーブル2、X軸テーブル3およびθ軸テーブル4を段積みし、更にその上に第1のZ軸テーブル5、第2のZ軸テーブル6を組み合わせて構成されている。
第1のZ軸テーブル5の構成を説明する。θ軸テーブル4の上面に設けられた水平なベースプレート4aの上面側には、同様に水平なベースプレート5aが昇降ガイド機構(図示省略)によって昇降自在に保持されている。ベースプレート5aは、複数の送りねじ5cを搬送レール昇降モータ5bによってベルト5dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。ベースプレート5aには垂直フレーム5e、5fが立設されており、垂直フレーム5e、5fの上端部には基板搬送機構8を構成する2条の搬送コンベア8aが保持されている。
基板搬送機構8は基板10を基板搬送方向における上流側から下流側へ速度可変に搬送し、上流側の前工程装置から受取った基板10を下流側の後工程装置へ渡す機能を有している。すなわち基板搬送機構8はスクリーン印刷装置Mの全範囲を基板搬送方向(X方向−−図1において紙面垂直方向)に貫通する単一の連続した搬送コンベア8aを備えており、搬送コンベア8aには、コンベア駆動モータ8b(図3参照)によって駆動されるベルトコンベア機構(図示省略)が装備されている。印刷対象の基板10は、これらの基板搬送コンベアによって両端部を支持され、搬送コンベア8aに沿って上流側から下流側へ搬送される。ここで、垂直フレーム5e、5fのうち、一方の垂直フレーム5fはベースプレート5aの上面にY方向に配設されたガイドレール5gおよびスライダ5hより成るスライド機構によってY方向にスライド自在となっている。すなわち、2条の搬送コンベア8aのうち垂直フレーム5fに保持された搬送コンベア8aはY方向に可動となっており、基板搬送機構8の搬送幅を基板品種に応じて変更することができるようになっている。
第1のZ軸テーブル5を駆動することにより、搬送コンベア8aによって保持された状態の基板10を、搬送コンベア8aとともに後述するスクリーン印刷機構に対して昇降させることができる。図2、図3に示すように、搬送コンベア8aは上流側(図2、図3において左側)および下流側に延出し、上流側から搬入された基板10は基板搬送機構8によって搬送され、さらに基板位置決め部1によってスクリーン印刷機構による印刷位置[P1](図3)に位置決めされる。そしてスクリーン印刷機構によって印刷が行われた後の基板10は、基板搬送機構8によって下流側に搬出される。
第2のZ軸テーブル6の構成を説明する。搬送コンベア8aとベースプレート5aの中間には、水平なベースプレート6aが昇降ガイド機構(図示省略)に沿って昇降自在に配設されている。ベースプレート6aは、複数の送りねじ6cを下受部昇降モータ6bによってベルト6dを介して回転駆動する構成のZ軸昇降機構によって昇降する。ベースプレート6aの上面は、上面に基板10を保持する下受面が設けられた基板下受部7を装着するための下受装着面6eとなっており、下受装着面6eには基板下受部7が着脱自在に装着されている。基板下受部7は、スクリーン印刷機構による印刷位置に搬送された基板を下方から下受けして保持する。
第2のZ軸テーブル6を駆動することにより、基板下受部7は基板搬送機構8に保持された状態の基板10に対して昇降する。そして基板下受部7の下受面が基板10の下面に当接することにより、基板下受部7は基板10を下面側から支持する。基板搬送機構8の上面にはクランプ機構9が配設されている。クランプ機構9は、左右対向して配置された2つのクランプ部材9aを備えており、一方側のクランプ部材9aを駆動機構9bによって進退させることにより、基板10を両側からクランプして固定する(図3も参照)。
次に基板位置決め部1の上方に配設されたスクリーン印刷機構について説明する。このスクリーン印刷機構は、電子部品実装用作業のための作業動作を行う作業動作機構に該当する。図1,図2において、マスクホルダ(図示省略)によって保持されたマスク枠11にはマスクプレート12が展張されており、マスクプレート12には、基板10において印刷対象となる電極10aの形状・位置(図3参照)に対応して、パターン孔12aが設けられている。マスクプレート12上には、スキージ駆動機構13が配設されている。スキージ駆動機構13は、対向配置された1対のスキージヘッド16をそれぞれ昇降させる2つのスキージ昇降機構15を、水平なプレート14に配設した構成となっている。各スキージ昇降機構15の昇降軸15aに結合されたスキージヘッド16には、それぞれ板状のスキージ部材16aが保持されている。
スキージ昇降機構15を駆動することによりスキージヘッド16は昇降し、これによりスキージ部材16aがマスクプレート12の上面に当接する。プレート14の下面に固着されたナット19には、スキージ移動モータ17により回転駆動される送りねじ18が螺合しており、スキージ移動モータ17を駆動することにより、スキージヘッド16はプレート14とともにY方向に水平移動する。
図2に示すように、縦フレーム21上に配置されたブラケット22上にはガイドレール23がY方向に配設されており、ガイドレール23にスライド自在に嵌合したスライダ24は、プレート14の両端に結合されている。これにより、スキージ駆動機構13はY方向にスライド自在となっている。プレート14は、ナット19、送りねじ18および送りねじ18を回転駆動するスキージ移動用モータ17(図1参照)より成るスキージ移動手段によりY方向に水平移動する。
図2において縦フレーム21上にはガイドレール27がY方向に配設されており、ガイドレール27にスライド自在に嵌合したスライダ28は、ヘッドX軸テーブル26にブラケット26aを介して結合されている。これにより、ヘッドX軸テーブル26はY方向にスライド自在となっている。ヘッドX軸テーブル26は、ナット30、送りねじ29および送りねじ29を回転駆動するヘッド移動用モータ(図示省略)より成るヘッドY軸移動機構25により、Y方向に水平移動する。
図1、図2に示すように、ヘッドX軸テーブル26には、カメラヘッドユニット20が装着されている。カメラヘッドユニット20は、基板10を上方から撮像するための基板認識カメラ20aと、マスクプレート12を下面側から撮像するためのマスク認識カメラ20bとを備えており、ヘッドY軸移動機構25、ヘッドX軸テーブル26を駆動してカメラヘッドユニット20を移動させることにより、基板10の認識とマスクプレート12の認識とを同時に行うことができる。カメラヘッドユニット20による基板10やマスクプレート12の認識を行わないときには、図1に示すように、カメラヘッドユニット20は基板位置決め部1の上方から側方に退避した位置にある。
次に図3を参照して、スクリーン印刷装置Mにおける基板搬送の形態および基板10の搬送のために設けられた基板検出センサおよび基板搬送機構8において基板10を停止さ
せる基板停止機構について説明する。スクリーン印刷装置Mによって印刷作業の対象となる基板10は前工程装置から基板搬送機構8の搬送コンベア8aに渡され(矢印a)、搬送コンベア8aに沿ってスクリーン印刷機構による印刷位置に搬送され、ここで印刷作業が実行される。印刷後の基板10は搬送コンベア8aによってさらに下流側へ搬送され、後工程装置へ渡される。ここで、後工程装置との間での基板10の受け渡しは、後工程装置が基板10を受け取ることが可能な状態にあることを示す基板要求信号が出力されている場合においてのみ行われる。
カメラヘッドユニット20には基板停止用のストッパ機構31および基板検出用の基板検出センサS1が設けられている。ストッパ機構31は、下方に凸没自在に設けられたストッパ部材を備えており、カメラヘッドユニット20を移動させてストッパ機構31を基板停止位置の前縁に位置させた状態でストッパ部材を下方に突出させることにより、搬送コンベア8aによって搬送された基板10を機械的に印刷位置[P1]に停止させることができる。基板10の停止位置は、カメラヘッドユニット20の位置を調整することにより、設定可能となっている。ストッパ機構31によって基板10が停止した状態において、基板検出センサS1は印刷位置[P1]に基板10が存在することを検出する。
搬送コンベア8aにおいて印刷位置の下流側には、基板検出センサS2、S3およびストッパ機構32が設けられている。前述の基板要求信号が確認されていない場合には、ストッパ機構32を作動させる。これにより搬送コンベア8aを下流側へ搬送される基板10は後工程装置に渡されることなく、搬送コンベア8aの下流端に設定された待機位置[P2]て待機状態となる。基板検出センサS3はこの待機位置[P2]に基板10が存在することを検出する。また基板検出センサS2は、印刷作業後に印刷位置[P1]から待機位置[P2]へ搬送される途中の基板10を所定の搬出基板検出位置[P3]にて検出する。
すなわち、基板検出センサS2は、印刷位置[P1]から待機位置[P2]に至る基板搬出経路において基板10を検出する搬出基板検出センサとなっている。後述するように、基板検出センサS2は、印刷位置[P1]から低速で搬出が開始された基板10の搬出速度を増速することの可否を判断するタイミングを検出する目的で使用される。このため搬送コンベア8aにおける基板検出センサS2の位置(搬出基板検出位置[P3])は、印刷位置[P1]から待機位置[P2]に至る搬送距離や対象とする基板10の長さ寸法などを勘案して決定される。
上記構成において、ストッパ機構31、32は、基板搬送機構8において基板10に対して印刷動作(作業動作)が行われる印刷位置(作業位置)[P1]および後工程装置へ渡される基板10を待機させる待機位置[P2]を含む複数の停止位置にて基板10を停止させる基板停止手段となっている。なお基板停止手段としては、本実施の形態に示すように基板10をストッパ部材に当接させて停止させる機械式のストッパ方式に代えて、センサによって基板を検出した位置検出結果に基づいてコンベア駆動モータ8bの動作を制御することにより基板10を所定位置に停止させる構成であってもよい。
そして基板検出センサS1、S2、S3は、基板搬送機構8において予め設定された複数の検出位置(ここでは印刷位置[P1]、搬出基板検出位置[P3]および待機位置[P2])にて基板10をそれぞれ検出する基板検出手段となっている。なお、基板検出センサを配置する位置は上記例には限定されず、動作制御の必要に応じて位置を適宜増減してもよい。また、ここでは図3における左側を上流側として前工程装置、後工程装置を定義しているが、上流・下流の方向設定は任意であり、図3に示す矢印aと反対方向に基板を搬送するようにしてもよい。この場合には、基板検出センサS2、S3、ストッパ機構32の配列位置は図3に示す配置と左右対称な配置となる。
次にスクリーン印刷機構による印刷動作について説明する。まず基板搬送機構8によって基板10が印刷位置に搬入されると、第2のZ軸テーブル6を駆動して基板下受部7を上昇させ、基板10の下面を下受けする。そしてこの状態で基板位置決め部1を駆動して、基板10をマスクプレート12に対して位置合わせする。この後、第1のZ軸テーブル5を駆動して基板10を基板搬送機構8と共に上昇させてパターン孔12aが設けられたマスクプレート12の下面に当接させ、次いで基板10をクランプ機構9によってクランプする。これにより、基板10の水平位置が固定される。
そしてこの状態で、当該スキージング動作におけるスキージング方向に対応して、2つのスキージヘッド16のうちのいずれかを下降させ、スキージ部材16aをマスクプレート12に当接させる。次いでペーストであるクリーム半田が供給されたマスクプレート12上で、スキージ部材16aをスキージング方向(Y方向)に摺動させることにより、パターン孔12aを介して基板10にはクリーム半田が印刷される。
次に図4を参照して、制御系の構成を説明する。なお図4は、当該スクリーン印刷装置Mの有する制御機能のうち、基板搬送機能に関する構成要素のみを図示している。制御部40はスクリーン印刷装置Mの各部を制御するほか、内部機能として備えた搬送制御処理部40a(搬送制御手段)によって以下の制御処理を行う。まず搬送制御処理部40aは、基板検出手段の検出結果および後工程装置からの基板要求信号に基づいて基板搬送機構8および基板停止手段であるストッパ機構31,32を制御する。これにより、前工程装置から受け取った基板10を搬入速度で印刷位置[P1]まで搬送して停止させ、さらに作業後の基板10を印刷位置[P1]から搬出速度で搬送して後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させる。
これらの搬入速度、搬出速度は、予め基板搬送の種々の態様を想定して設定された複数の速度値を示す搬送速度データ41aとして、記憶部41に記憶されている。図5に示すように、搬送速度データ41aには前工程装置から受け取った基板10を印刷位置まで搬送する際の搬入速度V1および印刷後の基板10を印刷位置[P1]から後工程装置へ搬送する際の搬出速度V2を規定する速度値が予め設定されている。搬入速度V1には、基板搬送機構8によって実現可能な基板搬送の速度値、すなわち実際上の動作で使用される可能性のある最も低い速度から、コンベア駆動モータ8bなどの駆動機構によって許容される最高速度までの速度範囲を所定のピッチで区分して決定される複数の速度値V11、V12・・V1maxが規定されている。特に制約条件がない場合には、最高速を示すV1maxが搬入速度V1として選択される。
搬出速度V2には、通常の搬出速度、低速の搬出速度、増速用の搬出速度の3種類が規定されている。通常の搬出速度V2nは印刷後の基板10を直ちに後工程装置に渡すことができる場合に搬送制御処理部40aによって選択される速度である。ここでは作業後の基板10を極力速やかに搬出することができるよう、V1maxと同様の最高速度が速度値V2nとして設定される。もちろんこれよりも低速の速度値を採用してもよい。低速の搬出速度は、後工程装置からの基板要求信号が受信されておらず、印刷後の基板10を直ちに後工程装置に渡すことができない場合に搬送制御処理部40aによって選択される速度である。低速用の搬出速度の速度値としては、基板種類を問わず一律の速度値を設定してもよく、また基板品種に応じて複数の速度値V21,V22・・を準備しておくようにしてもよい。
増速用の搬出速度は、低速の搬出速度で基板10の搬出を開始した場合に、搬送途中で後工程装置からの基板要求信号が受信されて、搬送中の基板10をそのまま待機させることなく後工程装置に渡すことが可能となった場合において、搬出速度をより高速に変更す
るための速度値である。この速度値は、低速用の搬出速度の速度値V21,V22・・のそれぞれ対応して、これらの速度値よりも高速の速度値V21a,V22a・・がそれぞれ予め指定される。もちろん増速用の速度値として、一律に固定された速度値(例えば最高速の速度値)を予め指定するようにしてもよい。
このように、低速の搬出速度を選択可能とすることにより、基板10を待機位置にて待機させるための基板停止動作を、より安定して行うことが可能となる。これにより、通常の搬出速度で印刷位置[P1]から基板10を搬出する場合においては不可避であった基板停止時の基板10に対する衝撃が抑制される。この衝撃抑制の効果は、搬送対象として小型の個片基板を複数載置した基板キャリアを搬送コンベア8aによって搬送する場合に特に顕著となる。またこの効果とともに、低速の搬出速度を選択可能とすることにより、基板10を完全に停止させるための停止距離を短くすることができる。したがって基板搬送機構8の搬送長さ決定において過大な停止距離を見込む必要がなく、装置長さを極力短縮して装置占有面積を減少させることができる。
装置稼働時に搬送制御処理部40aが基板搬送機構8を制御して基板搬送動作を実行する際には、搬送制御処理部40aは搬送速度データ41aを参照して搬入速度V1、搬出速度V2を決定する。そして搬出速度V2を決定する際には、図6にて説明するように、搬送制御処理部40aは、搬送速度データ41aとして記憶部41に記憶された複数の速度値から、後工程装置からの基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して搬出速度V2を設定する。
機構駆動部42は、制御部40によって制御されて基板搬送機構8およびストッパ駆動機構43(ストッパ機構31,32)を駆動する。基板検出部44は、基板検出センサS1、S2、S3の検出信号に基づき、搬送コンベア8aの所定の位置において基板10の有無を検出する。したがって、基板検出部44および基板検出センサS1、S2、S3は、基板搬送機構8において予め設定された複数の検出位置にて基板10を検出する基板検出手段となっている。
基板要求信号出力部45は、当該装置において基板10の受け入れが可能な状態にある場合に、上流側の前工程装置に対して基板10の受け渡しを要求する基板要求信号を出力する。通信部46は電子部品実装ラインを構成する他装置との間で信号の授受を行う機能を有しており、ここでは基板要求信号出力部45から出力された基板要求信号を信号線47を介して前工程装置へ伝達する。
次にスクリーン印刷装置Mにおいて実行される基板搬送処理について、図6を参照して説明する。この基板搬送処理は、電子部品実装用装置としてのスクリーン印刷装置Mにおいて、基板10を上流側から下流側へ搬送するものであり、搬送制御処理部40aが記憶部41に記憶された搬送速度データ41aを用いて基板搬送機構8およびストッパ駆動機構43の動作を制御することにより実行される。
スクリーン印刷装置Mによって基板10を対象として印刷作業を実行する際には、まず前工程装置から印刷対象の基板10が搬入される。そしてスクリーン印刷装置Mにおいては、前工程装置から受け取った基板10を搬入速度V1で印刷位置まで搬送する(ST1)。搬入速度V1は、搬送速度データ41aに規定された速度値の中から予め選定して固定的に設定してもよく、また基板品種に応じてその都度変更するようにしてもよい。次いで印刷位置にて基板10に印刷作業を実行する(ST2)。この後、印刷作業が終了したならば(ST3)、後工程装置から受信された基板要求信号の有無を確認する(ST4)。
ここで、基板要求信号有りが確認された場合には、基板10を極力短時間で搬出することを想定して設定される通常の搬出速度V2(速度値V2n)で基板10を印刷位置から搬出し(ST5)、この基板10を後工程装置へ渡す(ST11)。これに対し、(ST4)にて基板要求信号有りが確認できない場合には、以下の処理が行われる。すなわち、まず搬送速度データ41aを参照して選択した低速の搬出速度V2で、印刷後の基板10を印刷位置から搬出する(ST6)。
そしてこの基板10が下流側へ搬送される過程で、搬出基板検出位置[P3]に基板10が到達すると、搬出基板検出センサである基板検出センサS2が基板10を検出してONとなったことが確認される。そしてこのタイミングにおいて、後工程装置からの基板要求信号が既に受信されているか否かを確認する(ST7)。ここで基板要求信号の受信が確認されたならば、搬送制御処理部40aは搬送速度データ41aを参照して、搬出速度V2として増速用の速度値を選択し(ST8)、この速度値を用いて基板搬送機構8を制御する。
これにより、搬出過程にある基板10は当初低速で搬送が開始された場合にあっても、より高速の搬出速度V2で下流側へ搬送され、後工程装置へ渡される(ST11)。これに対し、基板検出センサS2が基板10を検出したタイミングにおいて、基板要求信号が未受信の場合には、低速の搬出速度V2を維持したまま当該基板を下流側へ搬送し(ST9)、待機位置[P2]にて停止させて後工程装置からの基板要求信号を受信するまで待機させる(ST10)。そして基板要求信号を受信したならば、待機中の基板10を後工程装置へ渡す(ST11)。
すなわち、搬送制御処理部40aは、搬出基板検出センサである基板検出センサS2が基板10を検出したタイミングにおいて基板要求信号が受信されている場合には、搬出速度V2として、搬送速度データ41aとして記憶された複数の速度値のうち、予め指定された増速用の速度値を選択するようにしている。これにより、印刷作業後に下流側の後工程装置の状態が基板要求信号なしの状況、すなわち新たな基板10を受け入れ可能な状態にないため当該装置において低速の搬出速度V2で印刷位置[P1]から搬出されつつある状況においても、後工程装置の状態が基板受け入れが可能となったことを示す基板要求信号の受信が所定のタイミングにおいて確認された場合には、直ちに基板の搬出速度V2が増速され、基板10を速やかに後工程装置に渡すことができる。これにより、基板搬送動作におけるロスタイムを極力短縮して、作業効率を向上させることが可能となっている。
図6に示す基板搬送処理は、基板搬送機構8における基板検出手段による基板10の検出結果および後工程装置からの基板要求信号に基づいて、搬送制御処理部40aが基板搬送機構8および基板停止手段を制御することにより、前工程装置から受け取った基板10を搬入速度V1で作業位置まで搬送して停止させ、さらに作業後の基板10を作業位置から搬出速度V2で搬送して後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させる形態となっている。
そしてこの基板搬送動作において、搬出速度V2を予め記憶された複数の速度値から後工程装置からの基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するようにしている。さらに、基板検出手段は印刷位置[P1]から待機位置[P2]に至る基板搬出経路において基板10を検出する搬出基板検出センサとしての基板検出センサS2を含み、基板検出センサS2が基板10を検出したタイミングにおいて後工程装置からの基板要求信号が受信されている場合には、搬出速度として記憶部41に搬送速度データ41aとして記憶された複数の速度値のうち、予め指定された増速用の速度値を選択するようにしている。
このような基板搬送動作の制御を採用することにより、電子部品実装ラインに特性や作業負荷の異なる複数品種の基板が生産対象として投入される場合において、個々の装置で後工程装置への搬入待ちで待機状態となるロスタイムが発生しやすい状況にあっても、搬出速度V2を対象となる基板10に応じて適正に選定するとともに、当該装置や後工程装置における作業動作の状況に応じて、基板10の移動・停止などの基板搬送動作を適正且つフレキシブルに制御することが可能となっている。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2のスクリーン印刷装置の平面図である。本実施の形態2においては、スクリーン印刷装置M1は、実施の形態1では装置全長にわたって連続して設けられた単一の搬送コンベア8aに代えて、搬送経路に沿って3分割された前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83を設けた構成となっている。前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83はそれぞれコンベア駆動モータ81b、82b、83bによって個別に駆動され、これにより前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83においてそれぞれ異なる搬送速度で基板10を搬送することが可能となっている。これ以外の構成については、実施の形態1と同様である。
なおスクリーン印刷装置M1では、前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83において基板を停止させる基板停止手段として、実施の形態1のスクリーン印刷装置Mのようにストッパ機構31、32などの機械式のストッパ部材を用いた方式に代えて、センサによって基板10を検出し、その検出結果に基づいて前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83による搬送動作を制御することにより基板を所望位置に停止させる方式を用いている。
すなわち前コンベア81においては基板検出センサS11、S12、S13の3つの基板検出センサが設けられており、後コンベア83においては、基板検出センサS31、S32、S33の3つの基板検出センサが設けられている。基板検出センサS32は、実施の形態1における基板検出センサS2と同様の機能を有しており、印刷位置[P1]から待機位置[P2]に至る基板搬出経路に設定された搬出基板検出位置[P3]に位置している。なお中コンベア82においては、スクリーン印刷装置Mと同様に、カメラヘッドユニット20に付随する基板検出センサS1を設け、カメラヘッドユニット20を移動させることにより、基板検出センサS1を所望の基板検出位置に移動させるようにしている。
本実施の形態2に示すスクリーン印刷装置M1における基板搬送動作も実施の形態1に示す例と同様に、基板検出手段による基板10の検出結果および後工程装置からの基板要求信号に基づいて、搬送制御処理部40aが基板搬送機構8および基板停止手段を制御することにより行われる。すなわち、前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83における基板検出手段による基板10の検出結果および後工程装置からの基板要求信号に基づいて、搬送制御処理部40aが基板搬送機構8および基板停止手段を制御することにより、まず前工程装置から受け取った基板10を前コンベア81によって搬入速度V1で搬送し、中コンベア82に受け渡した後に印刷位置[P1]までこの基板10を搬送して停止させる。そして印刷位置[P1]にて印刷作業が実行された後の基板10は、印刷位置[P1]から中コンベア82によって搬送されて後コンベア83に受け渡され、さらに後コンベア83によって搬出速度V2で搬送されて後工程装置へ渡される。
この基板搬送動作においても実施の形態1と同様に、搬出速度V2を予め記憶された複数の速度値から後工程装置からの基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するようにしている。さらに、基板検出手段は印刷位置[P1]から待機位置[P2]に至る基板搬出経路に設定された搬出基板検出位置[P3]において基板10を検出する搬出基板検出センサとしての基板検出センサS32を含み、基板検出センサS32が基板10を
検出したタイミングにおいて後工程装置からの基板要求信号が受信されている場合には、搬出速度V2として記憶部41に搬送速度データ41aとして記憶された複数の速度値のうち予め指定された増速用の速度値を選択するようにしている。
このような構成により、本実施の形態2においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに本実施の形態2では、前コンベア81、中コンベア82、後コンベア83において異なる搬送速度で基板10を搬送することが可能であることから、後コンベア83によって基板10を搬出する際の搬出速度に制約されることなく、前コンベア81による基板の搬入速度を選択することができる。したがってより効率的な基板搬送動作が実現されるという利点がある。
なお本実施の形態1、2に示す例では、電子部品実装用装置の例として、作業動作機構として基板にクリーム半田などのペーストを印刷するスクリーン印刷機構を備えたスクリーン印刷装置を示したが、本発明はスクリーン印刷装置に限定されるものではなく、電子部品実装ラインに用いられ基板搬送機構によって搬送される基板を対象として所定の電子部品実装用作業を実行する形態の装置であれば、本発明の適用対象となる。例えば、作業動作機構として基板に電子部品を搭載する部品搭載機構を有する電子部品搭載装置や、作業動作機構として基板を撮像して半田印刷状態や部品搭載状態の検査を光学的に行う検査機構を有する検査装置等に対しても、本発明を適用することができる。
本発明の電子部品実装用装置および電子部品実装用装置における基板搬送方法は、作業動作の状況に応じて基板搬送動作を適正に制御することができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野に有用である。
本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の側面図 本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の正面図 本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の平面図 本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置における基板の搬送速度データの説明図 本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置における基板搬送処理を示すフロー図 本発明の実施の形態2のスクリーン印刷装置の平面図
符号の説明
8 基板搬送機構
8a 搬送コンベア
10 基板
31、32 ストッパ機構
81 前コンベア
82 中コンベア
83 後コンベア
M,M1 スクリーン印刷装置
S1,S2,S3 基板検出センサ
[P1] 印刷位置(作業位置)
[P2] 待機位置
[P3] 搬出基板検出位置

Claims (2)

  1. 基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられ前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行する電子部品実装用装置であって、
    前記電子部品実装用作業のための作業動作を行う作業動作機構と、
    前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ速度可変に搬送し、上流側の前工程装置から受取った前記基板を下流側の後工程装置へ渡す基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構において、前記基板に対して前記作業動作が行われる作業位置および前記後工程装置へ渡される基板を待機させる待機位置を含む複数の停止位置にて前記基板を停止させる基板停止手段と、
    前記基板搬送機構において予め設定された複数の検出位置にて前記基板を検出する基板検出手段と、
    前記基板検出手段の検出結果および前記後工程装置からの基板要求信号に基づいて前記基板搬送機構および基板停止手段を制御することにより、前記前工程装置から受け取った前記基板を搬入速度で前記作業位置まで搬送して停止させ、さらに作業後の前記基板を前記作業位置から搬出速度で搬送して前記後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させる搬送制御手段とを備え、
    前記搬送制御手段は、前記搬出速度を予め記憶された低速用の速度値と、これよりも高速の増速用の速度値を含む複数の速度値から前記基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するものであり、また前記基板検出手段は、前記作業位置から前記待機位置に至る基板搬出経路において前記基板を検出する搬出基板検出センサを含み、前記制御手段は、前記搬出基板検出センサが前記基板を検出したタイミングにおいて前記基板要求信号有りが確認できない場合には、低速の搬出速度で基板を作業位置から搬出し、この基板が下流側へ搬送される過程で後工程装置からの基板要求信号が受信されているか否かを確認し、確認されたならば、前記搬出速度として増速用の速度値を選択することにより、当初低速で搬送が開始された基板をより高速の搬出速度で下流側へ搬送して後工程装置へ渡されるようにしたことを特徴とする電子部品実装用装置。
  2. 基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインに用いられ前記基板に対して所定の電子部品実装用作業を実行し、前記電子部品実装用作業のための作業動作を行う作業動作機構と、前記基板を基板搬送方向における上流側から下流側へ速度可変に搬送し、上流側の前工程装置から受取った前記基板を下流側の後工程装置へ渡す基板搬送機構と、前記基板搬送機構において、前記基板に対して前記作業動作が行われる作業位置および前記後工程装置へ渡される基板を待機させる待機位置を含む複数の停止位置にて前記基板を停止させる基板停止手段と、前記基板搬送機構において予め設定された複数の検出位置にて前記基板を検出する基板検出手段とを備えた電子部品実装用装置において、前記基板を上流側から下流側へ搬送する電子部品実装用装置における基板搬送方法であって、
    前記基板検出手段の検出結果および前記後工程装置からの基板要求信号に基づいて前記基板搬送機構および基板停止手段を搬送制御手段によって制御することにより、前記前工程装置から受け取った前記基板を搬入速度で前記作業位置まで搬送して停止させ、さらに作業後の前記基板を前記作業位置から搬出速度で搬送して前記後工程装置へ渡す基板搬送動作を実行させ、
    この基板搬送動作において、前記搬出速度を予め記憶された低速用の速度値と、これよりも高速の増速用の速度値を含む複数の速度値から前記基板要求信号の有無に基づいて動的に選択して設定するものであり、
    また前記基板検出手段は、前記作業位置から前記待機位置に至る基板搬出経路において前記基板を検出する搬出基板検出センサを含み、前記搬出基板検出センサが前記基板を検出したタイミングにおいて前記基板要求信号有りが確認できない場合には、低速の搬出速度で基板を作業位置から搬出し、この基板が下流側へ搬送される過程で後工程装置からの基板要求信号が受信されているか否かを確認し、確認されたならば、前記搬出速度として前記複数の速度値のうち予め指定された増速用の速度値を選択することにより、当初低速で搬送が開始された基板をより高速の搬出速度で下流側へ搬送して後工程装置へ渡されるようにしたことを特徴とする電子部品実装用装置における基板搬送方法。
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