JP4893185B2 - フェノール樹脂組成物、プリプレグ及びフェノール樹脂積層体 - Google Patents
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Description
フェノール100質量部、37質量%ホルムアルデヒド溶液(ホルマリン)70質量部を触媒(トリエチルアミン2質量部)の存在下で、80℃で1時間反応させて、レゾール型フェノール樹脂を得た。また、メラミン100質量部、37質量%ホルムアルデヒド溶液100質量部を触媒(トリエチルアミン2質量部)の存在下で、80℃で1時間反応させてメラミン樹脂を得た。
〈リフロー膨れ評価〉
前記銅張りフェノール樹脂積層体をリフロー槽に入れ、150℃・2分間の予備加熱後、ピーク温度255℃又は260℃とし、230℃以上で40秒間維持するような、一般的な鉛フリーハンダのリフロー条件に供したときの、外観の膨れの有無を確認した。
〈耐マイグレーション性評価〉
前記銅張りフェノール樹脂積層体にスルーホール径0.5mm、穴間ピッチ1.5mm、穴数200個のスルーホールを設け、温度85℃、湿度90%の恒温恒湿室中で50Vの電圧を240時間印加した後の、スルーホール間の絶縁抵抗を計測した。
〈難燃性評価〉
UL−94試験方法に基づいて、試験し、判定した。
〈穴あけ加工性〉
穴あけ加工性は、得られた積層体にパンチング加工し、そのときのクラック及び層間剥離の発生の有無を目視観察した。
前記桐油変性フェノール樹脂100質量部に対して、トリ3,5−キシレニルホスフェート59質量部配合し、更に、分子中に反応基が2個ある当量150のノンハロゲン系エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業社製、品番「EP850」;官能基数2個)20質量部を添加した以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
坪量126g/m2のクラフト紙の代わりに、坪量120g/m2のクラフト紙を用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
坪量126g/m2のクラフト紙の代わりに、坪量110g/m2のクラフト紙を用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
実施例1と同様にして得られた桐油変性フェノール樹脂をメタノールで希釈し、固形分60質量%の二次含浸用のフェノール樹脂組成物ワニスを得た。このフェノール樹脂組成物ワニスを、実施例1と同様の一次含浸されたプリプレグ(A)に含浸し、155℃の乾燥機で200秒間加熱乾燥して、坪量248g/m2である二次含浸したプリプレグ(C)を得た。
リン酸エステルとして、トリ3,5−キシレニルホスフェートの代わりにトリクレジルホスフェートを用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
リン酸エステルとして、トリ3,5−キシレニルホスフェートの代わりにトリ2,6−キシレニルホスフェートを用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
リン酸エステルとして、トリ3,5−キシレニルホスフェートの代わりにクレジルジフェニルホスフェートを用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
リン酸エステルとして、トリ3,5−キシレニルホスフェートの代わりに芳香族縮合リン酸エステル(大八化学工業社製、CR733S)を用いた以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
リン酸エステルを用いなかった以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
トリ3,5−キシレニルホスフェートの配合量を表1に記載の量にした以外は実施例1と同様にして銅張りフェノール樹脂積層体を作製し、評価した。結果を表1に示す。
Claims (6)
- 桐油変性フェノール樹脂100質量部に対し、トリ3,5−キシレニルホスフェート25〜70質量部を含有することを特徴とするフェノール樹脂組成物。
- 前記桐油変性フェノール樹脂100質量部に対し、更に、分子中にエポキシ基及びエポキシ誘導体基からなる群から選ばれる反応基を2個以上有するノンハロゲンエポキシ樹脂2〜40質量部を含有する請求項1に記載のフェノール樹脂組成物。
- 請求項1又は請求項2に記載のフェノール樹脂組成物のワニスを基材に含浸させた後、乾燥させることにより得られることを特徴とするプリプレグ。
- 前記基材が坪量120g/m2以下のクラフト紙である請求項3に記載のプリプレグ。
- 請求項3又は請求項4のプリプレグを含有するプリプレグの積層体を加熱加圧成形して形成されることを特徴とするフェノール樹脂積層体。
- 前記プリプレグの積層体がプリプレグを少なくとも3枚積層して形成されるものであり、前記積層体の少なくとも1つの最外層に配置されるプリプレグが、リン酸エステルを含有しないフェノール樹脂組成物ワニスを基材に含浸させた後、乾燥させることにより形成されるプリプレグである請求項5に記載のフェノール樹脂積層体。
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