JP4892626B2 - プリンタ及びメッセージデータ管理プログラム - Google Patents
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Description
各商品の名称は、一般的には、店で売上を管理する商品種別毎に異なる。価格は、一般的な商品では、同じ商品種別であれば、同じであるが、個々にラベルが付される食品等の商品の場合には、同じ商品種別の商品であっても、各食品個々の内容物の質量の違いに伴って異なることもある。
商品には、例えば秋の期間のみに販売する季節物の商品や一度限り販売する商品等のように販売が終了すると無くなる商品もある。このような季節物の商品を含めて1つのメッセージデータは、複数の商品に割り付けられている。1つの商品に1つのメッセージデータが割り付けられていることが明確に判明していれば、この1つの商品が抹消したときに、当該商品に割り付けられている1つのメッセージデータを削除することが可能である。
図1はラベルプリンタ1の外観図を示す。ラベルプリンタ1は、商品名や価格等をラベルに印字する。
ラベルプリンタ1は、商品名及び単価等を有する商品データと、商品への添加物、産地又は保存方法等の商品に関するメッセージデータとをそれぞれ別ファイルで記憶する。また、メッセージデータを記憶するファイルは、各項目別に別ファイルとして記憶する。
ラベルプリンタ1は、商品データとメッセージデータとをラベルに印刷する場合、ラベルに印刷する商品データに対してメッセージデータを割り付け、商品データとメッセージデータとをラベルに印刷する。1つのメッセージデータは、複数の商品に共通して割り付けられることがある。例えばおにぎり1個の商品とおにぎり2個の商品とは、別々の商品である。各商品には、それぞれ例えば同一の添加物のメッセージデータが割り付けられる。
操作部3は、ラベルプリンタ1を操作するための各種操作キーを備える。表示部4は、タッチパネル式の液晶ディスプレイ(LCD)4aと、液晶ディスプレイ(LCD)4aの表示画面上に設けられたタッチパネル4bとを含む。表示部4は、ラベルプリンタ1の各処理内容に応じた各種情報、例えばラベルに印字するデータ等を液晶ディスプレイ4aに表示する。表示部4は、操作者によるタッチ操作を受け付けると、タッチパネル4bからタッチ位置に応じた信号を出力する。
図2はプリント制御回路10の構成図を示す。プリント制御回路10は、プリンタ本体2に内蔵されている。プリント制御回路10は、ラベルプリンタ1のラベル印字の動作を制御する。プリント制御回路10は、CPU11を内蔵する。CPU11には、バス12を介して表示部4のタッチパネル4aと、液晶ディスプレイ4bと、プリンタユニット5と、RAM13と、フラッシュメモリ(FLASH ROM)14と、メモリカード15とが接続されている。メモリカード15は、バス12に対して着脱可能である。
品番ファイル16は、例えば図3に示すように、品番、商品コード、商品名、単価等を含む。
この実施の形態における付加メッセージファイルであるメッセージファイル17は、例えば図4に示すような添加物ファイル17aと、補助メッセージファイル17bとを含む。
補助メッセージファイル17bは、図6に示すように、販売を促進するための補助のメッセージを含む。補助メッセージファイル17bは、例えば「お買得品」「奉仕品」「今月は休まず毎日夜8:00まで営業します」等の付加メッセージデータを含む。
削除部11−3は、ディスプレイ4bに表示されている未使用の添加物データ又は未使用の補助メッセージデータのうち削除する指示を受けた未使用の添加物データを添加物ファイル17aから削除する。削除部11−3は、ディスプレイ4bに表示されている未使用の補助メッセージデータのうち削除する指示を受けた未使用の補助メッセージデータを補助メッセージファイル17bから削除する。
ラベルプリンタ1は、操作者によって設定モードに設定される。設定モードに設定されている状態で、CPU11は、例えば図4に示すような添加物ファイル17aに含まれる添加物データの削除の指示が操作者によって入力されたか否かを判定する。添加物データの削除の指示が入力されると、CPU11は、フラッシュメモリ14に記憶されているメッセージ管理プログラムを実行する。
抽出部11−1は、メモリカード15に記憶されている添加物ファイル17aの添加物使用の欄17a−2の添加物フラグFを全て「F=0」に設定する(ACT2)。添加物フラグFを全て「F=0」に設定するのは、以下の処理で、各品番(No)の各商品データに添加物データが割り付けられているか否かの最新の状況を取得するためである。
抽出部11−1は、図3に示すように品番(No=1)の添加物番号の欄16−5に添加物番号「5」が設定記憶されているので、図5に示す添加物ファイル17a中の添加物番号「5」に対応する添加物フラグFを「F=1」に設定する(ACT6)。
抽出部11−1は、最終の品番(No=m)であるか否かを判断する(ACT7)。品番(No=1)は、最終の品番(No=m)でないので、抽出部11−1は、ACT2に戻る。
抽出部11−1は、品番(No=3)が最終の品番(No=m)でないので、抽出部11−1は、再び、ACT2に戻る。
この結果、添加物ファイル17a中の添加物使用の欄17a−2には、最新の状況の添加物フラグF(F=0又は1)が設定される。図5に示す添加物ファイル17aは、例えば添加物番号「6」「12」の添加物フラグFがF=0であり、添加物番号「6」「12」の添加物データが商品データに割り付けられていない。
抽出部11−1は、図5に示す添加物ファイル17aの添加物番号Noを「0」に設定する(ACT9)。
抽出部11−1は、添加物番号(No=0)の次の添加物番号(No=1)の添加物データを添加物ファイル17aから読み出す(ACT10)。
抽出部11−1は、添加物番号(No=1)が最終の添加物番号、例えば添加物番号(No=20)であるか否かを判断する(ACT15)。添加物番号(No=1)は最終の添加物番号(No=20)でないので、抽出部11−1は、再び、ACT10に戻る。
抽出部11−1は、添加物番号(No=6)に到達すると、添加物番号(No=6)の添加物データを添加物ファイル17aから読み出す(ACT10)。添加物番号(No=6)のフラグFは「0」であるので、抽出部11−1は、添加物番号(No=6)の添加物データが商品に割り付けられていないと判断する(ACT11)。
添加物番号(No=6)の添加物データは商品に割り付けられていないと判断されたので、表示部11−2は、添加物番号(No=6)の内容「調味料(アミノ酸等)、(その他小麦、大豆由来原材料を含む)」を読み出し、当該内容「調味料(アミノ酸等)、(その他小麦、大豆由来原材料を含む)」をその添加物番号(No=6)とともに液晶ディスプレイ4aに表示する(ACT13)。
商品に割り付けられていない添加物データの個数が予め設定された個数よりも少なければ、抽出部11−1は、添加物番号(No=6)が最終の添加物番号(No=20)であるか否かを判断する(ACT15)。添加物番号(No=6)は最終の添加物番号(No=20)でないので、抽出部11−1は、再び、ACT10に戻る。
添加物番号(No=12)のフラグFは「0」であるので、抽出部11−1は、添加物番号(No=12)の添加物データが商品に割り付けられていないと判断し、商品に割り付けられてない添加物データの個数に「1」を加算し、「2」とする(ACT12)。
表示部11−2は、添加物番号(No=12)の内容「小麦、大豆、豚、由来原材料を含む」をその添加物番号とともにディスプレイ4に表示する(ACT13)。
操作者は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上において、削除したい例えば添加物番号「6」の添加物データを選択する。添加物番号「6」の添加物データの選択は、添加物番号「6」の添加物データに対応する液晶ディスプレイ4aの表示画面上を操作者によりタッチする。削除部11−3は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上のタッチ位置から選択された添加物番号「6」の添加物データを認識する。
削除ボタン20がタッチされると、削除部11−3は、添加物番号「6」の添加物データを添加物ファイル17aからRAM13上で削除する。操作者が全削除ボタン21をタッチすると、削除部11−3は、全てとなる各添加物番号「6」「12」の添加物データをRAM13上の添加物ファイル17aから一括して削除する。
商品に割り付けられていない添加物データが削除された後、CPU11は、RAM13に記憶されている添加物ファイル17aをメモリカード15に上書きし、RAM13に記憶されている添加物ファイル17aをメモリカード15に上書きする。メモリカード15には、商品に割り付けられていない添加物データが削除された添加物ファイル17aが記憶される。
設定モードに設定されている状態で、CPU11は、例えば図6に示すような補助メッセージファイル17bに含まれる補助メッセージデータの削除の指示が操作者によって入力されたか否かを判定する。補助メッセージデータの削除の指示が入力されると、CPU11は、フラッシュメモリ14に記憶されているメッセージ管理プログラムを実行する。
抽出部11−1は、品番(No=1)の品番レコードから当該品番(No=1)の商品データに補助メッセージデータが割り付けられているか否かを判断する(ACT24)。具体的に抽出部11−1は、品番(No=1)の補助メッセージ番号の欄16−6には、図3に示すように添加物番号「3」が設定記憶されているので、抽出部11−1は、品番(No=1)の商品データに補助メッセージデータが割り付けられていると判断する。
抽出部11−1は、メモリカード15に記憶されている補助メッセージファイル17bを読み出て一時的にRAM13に記憶する(ACT25)。
抽出部11−1は、最終の品番(No=m)であるか否かを判断し(ACT27)、品番(No=1)は、最終の品番(No=m)でないので、抽出部11−1は、ACT22に戻る。
以下同様に、抽出部11−1は、ACT22からACT27を繰り返し、商品データに補助メッセージデータが割り付けられていれば、補助メッセージファイル17b中の補助メッセージ番号に対応する補助フラグGを「G=1」に設定することを繰り返す。
最終の品番(No=m)に到達すると、抽出部11−1は、ACT8に移る。抽出部11−1は、商品に割り付けられてない未使用の補助メッセージの個数を「0」に設定する(ACT28)。
抽出部11−1は、図6に示す添加物ファイル17bの補助メッセージ番号Noを「0」に設定する(ACT29)。
抽出部11−1は、次の補助メッセージ番号(No=1)の補助メッセージデータを補助メッセージファイル17bから読み出す(ACT30)。
抽出部11−1は、補助メッセージ番号(No=1)の補助フラグGが「0」であるか否か、すなわち補助メッセージ番号(No=1)の補助メッセージデータが商品に割り付けられているか否かを判断する(ACT31)。補助メッセージ番号(No=1)の補助フラグGは「0」であるので、抽出部11−1は、補助メッセージ番号(No=1)の補助メッセージデータが商品に割り付けられていないと判断する。
補助メッセージ番号(No=1)の補助メッセージデータは商品に割り付けられていないと判断されたので、表示部11−2は、補助メッセージ番号(No=1)に対応する補助メッセージデータの欄17b−3に設定記憶されている補助メッセージデータを液晶ディスプレイ4aに表示する(ACT33)。補助メッセージ番号(No=1)の補助メッセージデータの欄17b−3には、補助メッセージデータの設定記憶がないので、液晶ディスプレイ4aには、補助メッセージデータが表示されない。
商品に割り付けられていない補助メッセージデータの個数が予め設定された個数以下であれば、抽出部11−1は、補助メッセージ番号(No=1)が最終の補助メッセージ番号、例えば補助メッセージ番号(No=10)であるか否かを判断する(ACT35)。補助メッセージ番号(No=1)は最終の補助メッセージ番号(No=10)でないので、抽出部11−1は、再び、ACT30に戻る。
補助メッセージ番号(No=10)に到達すると、抽出部11−1は、補助メッセージ番号(No=10)の補助メッセージデータを補助メッセージファイル17bから読み出す(ACT30)。
抽出部11−1は、商品に割り付けられてない未使用の補助メッセージの個数に「1」を加算して「2」とする(ACT32)。
抽出部11−1は、商品に割り付けられていない補助メッセージデータの個数が予め設定された個数以下であるか否かを判断し(ACT34)、商品に割り付けられていない補助メッセージデータの個数が予め設定された個数以下であれば、ACT35に移る。
操作者は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上において、液晶ディスプレイ4aの表示画面上を操作者によりタッチし、削除したい例えば補助メッセージ番号「10」の補助メッセージデータを選択する。削除部11−3は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上のタッチ位置から選択された補助メッセージ番号「10」の補助メッセージデータを認識する。
操作者は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上において、液晶ディスプレイ4aの表示画面上を操作者によりタッチし、削除したい例えば補助メッセージ番号「10」の補助メッセージデータを選択する。削除部11−3は、液晶ディスプレイ4aの表示画面上のタッチ位置から選択された補助メッセージ番号「10」の補助メッセージデータを認識する。
削除部11−3は、操作者が削除ボタン20をタッチしたか否かを判断する。削除ボタン20がタッチされると、削除部11−3は、補助メッセージ番号「10」の補助メッセージデータを補助メッセージファイル17bから削除する。
添加物データは、食品等の多数の商品に割り付けられるので、メモリカード15やRAM13の各メモリ領域に占める割合が多くなる。このため、メモリカード15やRAM13における使用可能なメモリ領域を圧迫するようになる。商品に割り付けられていない添加物ファイル17aを削除することにより、メモリカード15やRAM13における使用可能なメモリ容量を大きくできる。
例えば、上記実施の形態では、付加メッセージデータとして添加物ファイル17aと補助メッセージファイル17bとをメモリカード15から抽出、表示し、削除することについて説明した。実施の形態は、これに限らない。付加メッセージデータは、例えば産地データ、保存温度のデータ、保存方法のデータ、商品のコマーシャルメッセージのデータ、商品を料理するときのレシピ、食品等の商品の栄養素やカロリー、タンパク質の成分であるアミノ酸に関するデータもある。実施の形態は、当該各データをメモリカード15から抽出してディスプレイ4bに表示し、これら付加メッセージデータのうち削除指示を受けたデータを削除するようにしてもよい。
Claims (6)
- 商品の名称を含む商品データを商品別に記憶する商品ファイルと、
前記商品データに割り付けられ、前記商品データと組み合わされるメッセージデータを記憶するメッセージファイルと、
前記商品データに割り付けられた前記メッセージデータを前記商品データに付加してラベルに印字する印字部と、
前記商品データの何れにも割り付けられていない前記メッセージデータを前記メッセージファイルから予め設定された個数以下で抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出した前記メッセージデータを表示する表示部と、
前記表示部により表示した前記メッセージデータの中から削除する前記メッセージデータを選択可能とし、前記選択された前記メッセージデータを前記メッセージファイルから削除する削除部と、
を具備することを特徴とするプリンタ。 - 前記メッセージファイルは、前記商品に含まれている添加物の情報を前記メッセージデータとして有する添加物ファイルと、前記商品の販売促進を補助する補助メッセージデータを前記メッセージデータとして有する補助メッセージファイルとを含むことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
- 前記メッセージファイルは、前記メッセージデータが前記商品データの少なくとも1つの何れかに割り付けられているか否かを表す判別情報を含み、
前記抽出部は、前記判別情報に基づいて前記メッセージファイルから前記商品データの何れにも割り付けられていない前記メッセージデータを前記予め設定された個数以下で抽出し、
前記表示部は、前記抽出部により抽出された前記メッセージデータを表示し、
前記削除部は、前記表示部により表示されている前記メッセージデータの中から削除する前記メッセージデータを選択可能とし、前記選択された前記メッセージデータを削除する、
ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 商品の名称を含む商品データを商品別に記憶する第1の記憶部と、
前記商品データに割り付けられるメッセージデータと前記メッセージデータが前記商品データの少なくとも1つの何れかに割り付けられているか否かを表す判別情報とから成るメッセージレコードを記憶する第2の記憶部と、
前記判別情報に基づいて、前記商品データの何れにも割り付けられていない前記メッセージデータを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された前記メッセージデータを前記予め設定された個数以下で表示する表示部と、
前記表示部により表示されている前記メッセージデータの中から削除する前記メッセージデータを選択可能とし、前記選択された前記メッセージデータを前記第2の記憶部から削除する削除部と、
を具備することを特徴とするプリンタ。 - 商品の名称を含む商品データを商品別に記憶する商品ファイルと、前記商品データに割り付けられ、前記商品データと組み合わされるメッセージデータを記憶するメッセージファイルと、前記メッセージデータを表示する表示部とを備え、前記商品データに割り付けられた前記メッセージデータを前記商品データに付加してラベルに印字するプリンタを制御するコンピュータに、
前記商品データの何れにも割り付けられていない前記メッセージデータを前記メッセージファイルから予め設定された個数以下で抽出させる抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された前記メッセージデータを前記表示部に表示させる表示機能と、
前記表示機能により表示された前記メッセージデータの中から削除する前記メッセージデータを選択可能とさせ、前記選択された前記メッセージデータを前記メッセージファイルから削除させる削除機能と、
を実現させるためのメッセージデータ管理プログラム。 - 商品の名称を含む商品データを商品別に記憶する第1の記憶部と、前記商品データに割り付けられるメッセージデータと前記メッセージデータが前記商品データの少なくとも1つの何れかに割り付けられているか否かを表す判別情報とから成るメッセージレコードを記憶する第2の記憶部と、前記メッセージデータを表示する表示部とを備え、前記商品データに割り付けられた前記メッセージデータを前記商品データに付加してラベルに印字するプリンタを制御するコンピュータに、
前記判別情報に基づいて、前記商品データの何れにも割り付けられていない前記メッセージデータを予め設定された個数以下で前記第2の記憶部から抽出させる抽出機能と、
前記抽出機能により抽出された前記メッセージデータを前記表示部に表示させる表示機能と、
前記表示機能により表示された前記メッセージデータの中から削除する前記メッセージデータを選択可能とさせ、前記選択された前記メッセージデータを前記第2の記憶部から削除させる削除機能と、
を実現させるためのメッセージデータ管理プログラム。
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