JP7141078B2 - 印刷装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また本発明は、上記特徴に加え、前記検索手段は前記商品情報の内の原材料欄を検索するものであり、前記印刷手段は、検索元となる原材料欄を印刷する第1のラベルと、検索結果に基づいてラベル長を可変する第2のラベルとを、それぞれ別々に分けて印刷することを特徴としている。
本発明によれば、商品情報の変更をスムーズ且つ間違いなく行うことができる。
これによって、一対の検索キーワードの間の文字列の抽出と編集とを、スムーズ且つ間違いなく行うことができる。
図1は本発明の一実施形態にかかる編集装置(具体的には印刷装置であり、以下「ラベル印刷装置」というが、計量値付機、商品データ処理装置でもある)1の斜視図である。このラベル印刷装置1は、計量値付けラベル印刷装置であり、例えば販売店のバックヤードに設置され、各種商品又は商品容器に貼付するラベル(印刷媒体)を発行する装置である。同図に示すように、ラベル印刷装置1は、基台部3の上面に、表示手段5とキー操作部7とを設置し、また基台部3の前面にラベル発行口11を設置し、さらに商品計量用のはかり部9をケーブル(無線でも良い)で接続して構成されている。
図4は、RAM27に記憶する商品毎の商品情報ファイル100の一例を示す図である。この商品情報ファイル100は、品名「○○○弁当」に関する商品情報ファイルであり、その品名、原材料、食品添加物、単価、加工日時、消費期限、保存温度、栄養成分表示、宣伝文等の各種商品情報を有している。またこの商品情報ファイル100には、下記する出力条件ファイル150(170,175)と関連付けるための検索出力の情報も設定可能としている。全商品の商品情報ファイル100は、ラベル印刷装置1の上位機種にあたる管理装置等によって適宜更新される。なおこの商品情報ファイル100の中には、アレルギー性物質に関する情報(下記する出力情報)は記憶されていない。
(1)商品情報中から取得した印刷情報(商品名や原材料や食品添加物等)の中から、アレルギー性物質を抽出する。具体的には、図10のラベル180(実際にはラベル180を印刷する基になるRAM27に記憶されている情報)において、検索範囲は原材料欄であり、また区切り文字(カンマ)で区切られた文字列を1単位の文字列として、出力条件ファイル150中のアレルギー性物質の文言を抽出する。この例の場合は、ラベル180のデータ中の原材料欄から順番に「002小麦、003そば、001卵」が抽出される。
(2)抽出した文字列を、前記出力条件ファイル150の番号順に並べ替え、「001卵、002小麦、003そば」とする。そして並べ替えた文字列を、それらの出力位置に印刷するが、その時、区切り文字は「スラッシュ」なので、各アレルギー性物質をスラッシュで区切って印刷する。なお、もし同一のアレルギー性物質が重複して検索された場合は、1つだけ印刷を行う。
(3)抽出したアレルギー性物質に紐付くイメージがある場合は、そのイメージを取得し、それらの出力位置に印刷する。
次に、前記ラベル印刷装置1を用いて他の形式でラベルを印刷する第2実施形態を前記第1実施形態とは別の見方で説明する。この例では、商品を「サラダ」とし、またアレルギー性物質からなる出力情報を、「特定商品情報」ということとし、この特定商品情報として「そば」だけがあるものとする。またこの例の場合、イメージや表は無いものとする。
次に、前記ラベル印刷装置1を用いて、他の方式によって編集し、ラベルを印刷する第3実施形態を説明する。例えば前記(s2)の抽出方法の場合、事前に決められた範囲の中から「脂質」を検索し、検索された「脂質」に続く「0.14g」を含む「脂質 0.14g」の文字列を抽出するように構成したが、この実施形態では、何れかの文字列を変更した際に、変更した文字列と同一の別の文字列も同様に変更・置換するように構成している。
次に、アレルギー表示の表示方法について説明する。アレルギー表示を行うには、商品表示法の規定に従う必要があり、図18にその一覧表を示すように、全27種のアレルギー対象商品の内、特定原材料と呼ばれる7品目についてはその表示が義務付けられている。
原材料名(入力時=データ未確定時):いくら、あわび、かに、カシューナッツ、オレンジ、小麦
原材料名(登録完成=データ確定時):かに、小麦、いくら、あわび、カシューナッツ、オレンジ
図19は、ラベル印刷装置1が発行するラベルが前記棚札ラベルである場合の例を示す図であり、同図(a)は表示手段5の画面に表示(出力)したラベル画像g17、同図(b)は棚札ラベルt1、同図(c)はフォーマット情報ファイルf1を示している。なお、同図(a)に示すラベル画像g17は、印字部40によって印刷(出力)するラベルでもあり、このラベルは商品に貼付される。
図20は、ラベル印刷装置1を用いてラベルを印刷する他の例を示す図であり、同図(a)は底面ラベルs1、同図(b)はラベル210を示している。底面ラベルs1は、一般に商品の底面に貼付されるラベルであり、主として原材料などが表示されている。ラベル210は商品の所望の位置(一般には表面)に貼付されるラベルであり、その商品に関する各種情報の内主要なものが表示された商品ラベルである。言い換えれば、ラベル210は、商品の表示すべき各種情報の内、原材料などの情報を省略して表示したラベルである。
I:(1) カロリー、(2) たんぱく質、(3) 脂質、(4) 炭水化物、(5) 食塩相当量、の全て項目を印刷すること。即ち例えば、5つの項目の内の2つだけ印刷、というような印刷はできない。
II:(1) →(2) →(3) →(4) →(5)、の順で印刷すること。
III:「栄養成分表示」のタイトルを付すこと。
IV:枠で囲んで強調印刷すること。
V:「100g当り」などの「単位」を印刷すること(他には、パック当り、個当りなどで印刷することも可能)。
図22は、印刷情報(商品情報)の内、栄養成分を設定する(紐付ける)ための画面g18を示す図である。同図に示す画面g18は、栄養成分設定画面であり、設定しなければならない上記5つの栄養項目成分(1)~(5)が、各番号1~5に対応して表示されている。各番号1~5にはそれぞれ名称とデータ1が表示されている。各データ1の下部には、置数欄a41が設けられ、数値を入力することができる。図22では、「カロリー」と「たんぱく質」と「脂質」の3種がすでに入力済みである状態を示している。
図22に示す画面g18において、「炭水化物」と「食塩相当量」の欄を空欄のまま、確定(=完了)ボタンa43が押下されると、「空欄=0」とみなして、自動的に「炭水化物」と「食塩相当量」の欄に数値「0」を置数する。図24は、このときの画面(栄養成分設定画面)g20を示す図である。
(1) 上記確定ボタンa43が押下されると、同時に数値「0」が入力(確定)され、この栄養を設定する画面から抜ける。このときは、引き続きラベル発行工程を行うことができる。
(2) 上記確定ボタンa43が押下されると、上記図23に示す画面g19と同様のポップアップ画面が生成・表示され、例えば、「炭水化物、食塩相当量が空欄だったので、「0」とします」のようなメッセージと、「はいボタン」及び「いいえボタン」が表示される。そして、「はいボタン」が押下された場合は、図24に示すような、「炭水化物」と「食塩相当量」の欄にそれぞれ数値「0」が置数された画面g20が表示される。この画面g20において、確定ボタンa44が押下されると、この栄養を設定する画面から抜ける。このときは、引き続きラベル発行工程を行うことができる。一方、「いいえボタン」が押下されると、図22に示す空欄のままの栄養成分設定画面g18となる。
上記各例では、ラベル印刷装置1を用いてラベルや棚札を印刷する場合について説明したが、印刷装置は、ラベル印刷装置に限定されず、他の各種印刷装置であっても良い。例えば、値付プリンター、POSレジスタ等であってもよい。値付プリンターは、デパートの地下などのショーケース上などでよく利用されており、顧客の要望で量り売りするための印刷装置であり、計量部を備え、測った量に応じた金額を算出しラベルやレシートを発行するものである。
POSレジスタで特定された顧客情報(会員カードの読取など)に基づいて、予め設定されたアレルギー性物質の情報をレシートr1に印刷して報知する。ここで予め設定されたアレルギー性物質とは、例えば、当該会員やその家族などにとってアレルギー反応を有するアレルギー性物質であって、予め登録した物質をいう。これによって、その会員にとって必要なアレルギー性物質に関する情報のみを表示することができる。
POSレジスタで登録された商品の内、アレルギー性物質を含む商品情報を、レシートr1の代わりに、またはそれと共に、POSレジスタの客用表示画面に表示(報知)するように構成しても良い。このように構成すれば、精算の際(その前または後)に、購入する商品についてアレルギー性物質の有無を顧客が確認できる。
POSレジスタで登録された商品の内、アレルギー性物質を含む商品情報を、客用表示画面に表示(報知)し、当該アレルギー性物質のレシートr1などへの出力の要否を、顧客もしくは店員に入力させるように構成しても良い。例えば、客用表示画面に、「アレルギー性物質を含む商品が登録されました。レシートに印刷しますか?」と、「はい」、「いいえ」の文字列を表示する。そして、「はい」ボタンをタッチなどして選択した場合は、前記図26(a)に示すような、レシートr1の位置E1または位置E2または位置E3などに、アレルギー性物質を印刷する。一方、「いいえ」ボタンをタッチなどして選択した場合は、前記図26(a)に示すようなレシートr1において、アレルギー性物質を含む商品情報を印刷しない。なおこの場合、レシートr1の末尾などに、「アレルギー情報は非印字」などの注意書きを行っても良い。
(付記1)
商品情報を記憶する記憶手段と、
前記商品情報の中から特定商品情報を検索する検索手段と、
前記検索手段で検索された特定商品情報を含む商品情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段で抽出された商品情報を印刷し、発行する発行手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
商品情報の中の特定商品情報が、ラベル等を印刷する際に複数箇所で必要であっても、この特定商品情報を検索手段を用いて検索することで求めることができる。このため特定商品情報を重複して記憶しておく必要がなくなるので、記憶手段への記憶情報量を削減することができる。
また特定商品情報を重複して設定、変更等する必要がなくなり、その設定、変更等の手間や間違いを防止することができる。
前記印刷して発行される印刷物のイメージを表示する表示手段を備え、
前記表示手段には、前記抽出手段が抽出した特定商品情報の抽出元と抽出先とを表示させることを特徴とする付記1に記載の印刷装置。
これによって、表示手段に、抽出された特定商品情報がどの抽出元から抽出(参照)され、どの抽出先に表示されたかを、容易に特定することが可能になる。
前記検索手段が前記特定商品情報を複数検索した場合、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする付記1又は2に記載の印刷装置。
これによって、特定商品情報が複数あることを確認でき、何れを抽出元にするか等の判断を容易に行うことができる。
前記検索手段が前記特定商品情報を複数検索した場合、前記表示手段は、前記複数の特定商品情報を選択可能に表示することを特徴とする付記2又は3に記載の印刷装置。
これによって、適切な参照元を特定することができる。
3 基台部 5 表示手段
5a 液晶表示器 5b タッチパネル
7 キー操作部 9 はかり部
9a ロードセル 11 ラベル発行口
20 制御部 21 CPU
22 ロードセル制御部 23 印字制御部
24 操作制御部 25 表示制御部
26 ROM 27 RAM
28 読取制御部 40 印字部
41 印字機構部 50 操作部
60 読取部 61 スキャナ
100 商品情報ファイル 150 出力条件ファイル
170 複数出力条件ファイル 175 双方向出力条件ファイル
180 ラベル 190 ラベル
250 フォーマット情報ファイル エリアA 商品名
エリアB 原材料 エリアC 食品添加物
エリアD 消費期限 エリアE 加工日時
エリアF 保存温度 エリアG 価格
エリアH アレルギー性物質 G1 画面
G11 区切り文字選択画面 G12 第1イメージ設定画面
G13 第2イメージ設定画面 G14 画面
a14 原材料を表示している位置 a24 アレルギー性物質の位置
a26 成分を分離して表示する部分 b14 ラベル発行ボタン
g11 区切り文字 g12 確定ボタン
g14 ラベル画像 g15 ラベル画像
g16 ラベル画像 h15 特定商品情報表示選択部
Claims (5)
- 出力条件に基づいて商品情報中のアレルギー情報を印刷する印刷装置であって、
前記出力条件は、検索キーワードと、出力態様とを有し、
前記商品情報中に前記検索キーワードが含まれているか否かを検索する検索手段と、
前記検索した検索キーワードにアレルギーに関する検索キーワードがあると判断した場合、アレルギー情報表示スペースに前記アレルギー情報を含むラベルを印刷し、前記検索した検索キーワードにアレルギーに関する検索キーワードが無いと判断した場合、アレルギー情報表示スペースを省略し、前記アレルギー情報を含むラベルよりも上下方向の長さが短いラベルを印刷する印刷手段と、
前記商品情報の内、栄養成分に関する情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力した栄養成分に関する情報が十分であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記入力した栄養成分に関する情報が不十分であると判定した場合、前記入力手段による入力操作を終了させない又は前記印刷手段によるラベルの印刷を実行させない制御手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記検索手段は前記商品情報の内の原材料欄を検索するものであり、
前記印刷手段は、検索元となる原材料欄を印刷する第1のラベルと、検索結果に基づいてラベル長を可変する第2のラベルとを、それぞれ別々に分けて印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記商品情報を変更する変更手段を備え、
前記検索手段は、前記変更手段により文字列が変更されることに応じて、当該文字列周辺の検索キーワードが、他に含まれているか否かを検索し、
前記検索キーワードが検索できた場合に、当該検索キーワード周辺の文字列を前記変更手段により変更された文字列へ編集することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。 - 前記検索手段は、一対の検索キーワードの間の文字列を抽出し、
前記出力条件は、前記抽出した文字列を、前記一対の検索キーワードと共に出力するか、或いは前記一対の検索キーワードを除いて出力するかの情報を、さらに有することを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか1項に記載の印刷装置。 - 出力条件に基づいて商品情報中のアレルギー情報を印刷する印刷装置を動作させるプログラムであって、
前記出力条件は、検索キーワードと、出力態様とを有し、
前記商品情報中に前記検索キーワードが含まれているか否かを検索する検索ステップと、
前記検索した検索キーワードにアレルギーに関する検索キーワードがあると判断した場合、アレルギー情報表示スペースに前記アレルギー情報を含むラベルを印刷し、前記検索した検索キーワードにアレルギーに関する検索キーワードが無いと判断した場合、アレルギー情報表示スペースを省略し、前記アレルギー情報を含むラベルよりも上下方向の長さが短いラベルを印刷する印刷ステップと、
前記商品情報の内、栄養成分に関する情報を入力する入力ステップと、
前記入力ステップによって入力した栄養成分に関する情報が十分であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップが前記入力した栄養成分に関する情報が不十分であると判定した場合、前記入力ステップによる入力操作を終了させない又は前記印刷ステップによるラベルの印刷を実行させない制御ステップと、
を有することを特徴とする印刷装置を動作させるプログラム。
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