JP2013248822A - ラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】子供や弱視者にもアレルギー物質が含まれているか否かを分かりやすくし、食品を包装容器から取り出したあとも、アレルギー物質に関する情報を確認しやすくしたラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法を提供すること。
【解決手段】アレルギー物質テーブルを準備し、印字データを印字した第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bを食品の包装容器の表面側および裏面側にそれぞれ貼り付けることに着目し、アレルギー物質テーブルを設けるとともに、アレルギー物質に関するアレルギー情報を印字データの一部として表示可能とし、食品の表面側に貼り付ける第1のラベル片10Aと、食品の裏面側に貼り付ける第2のラベル片10Bと、を準備し、第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bには、食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字可能であることを特徴とする。
【選択図】図6
【解決手段】アレルギー物質テーブルを準備し、印字データを印字した第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bを食品の包装容器の表面側および裏面側にそれぞれ貼り付けることに着目し、アレルギー物質テーブルを設けるとともに、アレルギー物質に関するアレルギー情報を印字データの一部として表示可能とし、食品の表面側に貼り付ける第1のラベル片10Aと、食品の裏面側に貼り付ける第2のラベル片10Bと、を準備し、第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bには、食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字可能であることを特徴とする。
【選択図】図6
Description
本発明はラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法にかかるもので、とくに購入者が購入しようとする食品についてアレルギー物質の有無を識別しやすいようにしたラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法に関するものである。
従来から、食品用のラベルに価格や原材料名その他の情報を印字するためのラベル印字装置には、食品の原材料が含むアレルギー物質を印字することにより、アレルギー物質に関する情報を表示して購入者の利便に供するようにしている(特許文献1)。
この特許文献1によれば、商品番号や添加物または原材料を商品ごとに記憶し、商品にアレルギー物質が含まれている場合に、そのアレルギー物質に関する情報を印字したラベルを発行するようにしているが、同情報を単純に印字表示するだけであるため、購入者が子供や弱視者である場合などでは、アレルギー物質について視認、ないしは目視による識別がしにくいという問題がある。
さらに、食品を購入し、たとえば自宅などでラベルが貼り付けられているその包装容器から食品を取り出したあとでは、購入した食品に含まれるアレルギー物質についての情報が分からなくなる可能性があるという問題がある。
また、食品の包装容器にバーコードや二次元コードなど光学的に読み取り可能なコードを印字してある場合には、レジにおいてこれらのコードを光学的に読み取る際に、包装容器の表面側のみにラベルが付されていると、包装容器を上下ひっくり返す必要があり、食品の種類あるいはその収容状態によっては、内部の食品の盛りつけが崩れてしまうという問題がある。
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、子供や弱視者にもアレルギー物質が含まれているか否かを分かりやすくしたラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法を提供することを課題とする。
また本発明は、食品を包装容器から取り出したあとも、アレルギー物質に関する情報を確認しやすくすることができるラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法を提供することを課題とする。
また本発明は、レジにおけるコードの光学的読み取り工程においても食品の盛りつけなどが崩れることがないようにしたラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、アレルギー物質を含むアレルギー物質テーブルを準備しておくとともに、印字データを第1のラベル片および第2のラベル片に必要に応じて印字すること、およびこれら第1のラベル片および第2のラベル片を食品の表面側および裏面側にそれぞれ貼り付けることに着目したもので、第一の発明は、食品に関する印字データをラベル片に印字するラベル印字装置であって、上記食品の原材料に含まれるアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを設けるとともに、上記印字データに含まれる上記原材料が、このアレルギー物質テーブルに記載されている上記アレルギー物質を含む場合には、上記アレルギー物質に関するアレルギー情報を上記印字データの一部として上記ラベル片に表示可能としており、上記ラベル片として、上記食品の表面側に貼り付ける第1のラベル片と、上記食品の裏面側に貼り付ける第2のラベル片と、を準備し、この第1のラベル片および第2のラベル片に上記印字データをそれぞれ印字可能とするとともに、この第1のラベル片およびこの第2のラベル片には、上記食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字可能であることを特徴とするラベル印字装置である。
第二の発明は、食品に関する印字データをラベル印字装置により印字するラベル片によるアレルギー物質表示方法であって、上記ラベル印字装置には、上記食品の原材料に含まれるアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを設け、上記ラベル片として、第1のラベル片および第2のラベル片を準備するとともに、上記印字データに含まれる上記原材料が、上記アレルギー物質テーブルに記載されている上記アレルギー物質を含む場合には、上記アレルギー物質に関するアレルギー情報を上記印字データの一部として上記第1のラベル片および上記第2のラベル片に表示し、さらに、上記第1のラベル片および上記第2のラベル片には、上記食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字し、上記第1のラベル片を上記食品の表面側に貼り付けるとともに、上記第2のラベル片を上記食品の裏面側に貼り付けることを特徴とするラベル片によるアレルギー物質表示方法である。
上記アレルギー物質テーブル中に記載されているアレルギー物質を、必ず表示しなければならない表示義務品目と、表示することが推奨されている表示推奨品目と、に分類するとともに、上記アレルギー物質テーブルにおいて、これらの表示義務品目および表示推奨品目について、それぞれのアレルギービットを設定することができる。
上記アレルギー物質テーブル中に記載されているアレルギー物質を、必ず表示しなければならない表示義務品目と、表示することが推奨されている表示推奨品目と、に分類した上で、上記ラベル片に表示することができる。
上記第1のラベル片には、少なくとも上記表示義務品目を印字するとともに、上記第2のラベル片には、上記表示義務品目および上記表示推奨品目を印字することができる。
上記アレルギー情報は、上記食品の購入者が目視により識別しやすい文字ないし図形によりこれを表示可能としていることができる。
上記第2のラベル片は、上記食品の包装容器の底部にこれを貼り付けるとともに、上記第1のラベル片は、上記食品を容れたこの包装容器の上部にこれを貼り付けることができる。
なお、上記包装容器の上部に上記第1のラベル片を貼り付ける構成としては、上記包装容器の蓋などその上部に上記第1のラベル片を直接貼り付ける構成や、上記包装容器を包む透明な包装材の上部に貼り付ける構成などがある。
なお、上記包装容器の上部に上記第1のラベル片を貼り付ける構成としては、上記包装容器の蓋などその上部に上記第1のラベル片を直接貼り付ける構成や、上記包装容器を包む透明な包装材の上部に貼り付ける構成などがある。
本発明によるラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法においては、アレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを準備し、バーコードその他の光学的に読み取り可能なコードを含む印字データの一部としてアレルギー情報を第1のラベル片および第2のラベル片に印字すること、およびこれら第1のラベル片および第2のラベル片を食品の包装容器の表面側および裏面側にそれぞれ貼り付けるようにしたので、食品の購入者が子供や弱視者などであっても、アレルギー物質の有無を容易に確認可能であるとともに、支払い処理におけるバーコードなどのコードを光学的に読み取る際に包装容器をひっくり返す必要がなく、内容物の崩れも防止可能である。
とくに第一の発明のラベル印字装置によれば、食品の原材料のアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを設けるとともに、印字データの一部としてアレルギー情報を、食品の表面側に貼り付ける第1のラベル片と、食品の裏面側に貼り付ける第2のラベル片と、にそれぞれ印字可能としたので、食品の購入者がアレルギー物質の有無を目視により容易に確認可能なラベル片を印字することができる。
とくに第二の発明のラベル片によるアレルギー物質表示方法によれば、食品の原材料のアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルをラベル印字装置に設けるとともに、アレルギー物質に関するアレルギー情報を印字データの一部として、第1のラベル片と、第2のラベル片と、にそれぞれ印字可能とし、この第1のラベル片およびこの第2のラベル片には、食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字し、第1のラベル片を食品の表面側に貼り付けるとともに、第2のラベル片を食品の裏面側に貼り付けるようにしたので、食品の購入者がアレルギー物質の有無を容易に確認可能であるとともに、支払い処理におけるバーコードなどのコードを光学的に読み取る際に包装容器をひっくり返す必要がなく、内容物の崩れも防止可能である。
本発明は、アレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを準備し、印字データの一部としてアレルギー情報を第1のラベル片および第2のラベル片に印字すること、およびこれら第1のラベル片および第2のラベル片を食品の包装容器の表面側および裏面側にそれぞれ貼り付けるようにしたので、食品の購入者がアレルギー物質の有無を容易に確認可能であるとともに、支払い処理におけるバーコードなどのコードを光学的に読み取る際に包装容器をひっくり返す必要がなく、内容物の崩れも防止可能なラベル印字装置およびラベル片によるアレルギー物質表示方法を実現した。
つぎに本発明の実施例によるラベル印字装置1およびラベル片10によるアレルギー物質表示方法を図1ないし図7にもとづき説明する。
図1は、ラベル印字装置1の概略側面図であって、ラベル印字装置1は、ラベル連続体2の供給部3と、検出部4と、印字部5と、操作部6と、表示部7と、制御部8と、を有する。
図1は、ラベル印字装置1の概略側面図であって、ラベル印字装置1は、ラベル連続体2の供給部3と、検出部4と、印字部5と、操作部6と、表示部7と、制御部8と、を有する。
ラベル連続体2は、帯状の台紙9と、台紙9に仮着した複数枚のラベル片10と、を有し、隣り合うラベル片10の間のギャップ、あるいは台紙9の裏面に所定ピッチであらかじめ印刷してある位置検出用マーク(図示せず)を検出部4により検出して、印字部5に対するラベル連続体2(ラベル片10)の相対的位置を検出可能としている。
なお、ラベル片10は、加熱により発色可能な感熱発色層を有する、いわゆるサーマル紙であって、印字部5において所定の印字データを印字して表示可能である。
なお、ラベル片10は、加熱により発色可能な感熱発色層を有する、いわゆるサーマル紙であって、印字部5において所定の印字データを印字して表示可能である。
検出部4は、位置検出用センサー11を有し、上記ギャップあるいは位置検出用マークを検出可能である。
印字部5は、サーマルヘッド12と、プラテンローラー13と、を有し、サーマルヘッド12およびプラテンローラー13の間にラベル連続体2を挟持し、ステッピングモーター14によりプラテンローラー13を回転駆動するとともに、サーマルヘッド12からの印字データの供給によりラベル片10への印字を可能とする。
ただし、図6にもとづいて後述するように、ラベル片10としては、第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bを準備するもので、印字部5においては、連続する二枚のラベル片10(第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10B)にわたって印字データを印字するものである。
なお、ラベル片10がサーマル紙ではない場合には、熱転写インキリボン(図示せず)を用いた熱転写印字方式による印字部5を構成することもできる。
ただし、図6にもとづいて後述するように、ラベル片10としては、第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10Bを準備するもので、印字部5においては、連続する二枚のラベル片10(第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10B)にわたって印字データを印字するものである。
なお、ラベル片10がサーマル紙ではない場合には、熱転写インキリボン(図示せず)を用いた熱転写印字方式による印字部5を構成することもできる。
操作部6は、食品に関する所定の印字データおよびコマンドなどをラベル印字装置1に入力可能な各種キーその他(図示せず)を有する。
表示部7は、任意のタイプのディスプレイを有し、操作部6により入力された印字データおよびコマンドなどを表示可能である。
なお、制御部8を介して外部のパソコン15などにラベル印字装置1を接続し、パソコン15からの印字データおよびコマンドなどを受信するように構成することもできる。
なお、制御部8を介して外部のパソコン15などにラベル印字装置1を接続し、パソコン15からの印字データおよびコマンドなどを受信するように構成することもできる。
制御部8は、上述の検出部4、印字部5、操作部6および表示部7を制御する。
図2は、ラベル印字装置1(制御部8)の概略回路図であって、制御部8は、CPU16と、ROM17と、RAM18と、インターフェース19と、モーター駆動部20と、ヘッド駆動部21と、センサー駆動部22と、操作駆動部23と、表示駆動部24と、を有する。
図2は、ラベル印字装置1(制御部8)の概略回路図であって、制御部8は、CPU16と、ROM17と、RAM18と、インターフェース19と、モーター駆動部20と、ヘッド駆動部21と、センサー駆動部22と、操作駆動部23と、表示駆動部24と、を有する。
CPU16は、制御ないし操作のためのプログラムを記憶したROM17およびデータ処理部を有するRAM18を用いて、インターフェース19、モーター駆動部20、ヘッド駆動部21、センサー駆動部22、操作駆動部23および表示駆動部24をそれぞれ制御駆動する。
図3は、食品の原材料が含むアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブル25の説明図であって、アレルギー物質テーブル25は、制御部8のROM17あるいはRAM18にこれを設けるもので、アレルギー物質欄26と、アレルギービット欄27と、を有する。
アレルギー物質テーブル25においては、食品衛生法に特定原材料等として規定されているアレルギー物質名をアレルギー物質欄26に記憶し、アレルギービット欄27には、これらのアレルギー物質のレベルをビット「1」あるいは「2」で識別する。
すなわち、食品衛生法では、卵(玉子、マヨネーズなど)、乳(牛乳、乳製品、チーズなど)、小麦(パン、うどんなど)、ソバ(日本蕎麦)、落花生(ピーナッツ)、エビ(海老フライ、海老天ぷらなど)、カニ(上海ガニ、松葉ガニなど)の7品目については、これを特定原材料(以下、「表示義務品目」と記載する)(すなわちアレルギー物質)として表示することが義務付けられている。
また、あわび、イカ、イクラ、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、ヤマイモ、りんご、バナナ、ゼラチンの18品目については、これを特定原材料等(以下、「表示推奨品目」と記載する)(すなわちアレルギー物質)として表示することが推奨されている。
上記アレルギー物質テーブル25のアレルギービット欄27では、上記表示義務品目のアレルギー物質に、たとえばビット「1」を設定し、表示推奨品目のアレルギー物質に、たとえばビット「2」を設定して、アレルギー物質を含まない一般的な原料から識別可能としている。
すなわち、食品衛生法では、卵(玉子、マヨネーズなど)、乳(牛乳、乳製品、チーズなど)、小麦(パン、うどんなど)、ソバ(日本蕎麦)、落花生(ピーナッツ)、エビ(海老フライ、海老天ぷらなど)、カニ(上海ガニ、松葉ガニなど)の7品目については、これを特定原材料(以下、「表示義務品目」と記載する)(すなわちアレルギー物質)として表示することが義務付けられている。
また、あわび、イカ、イクラ、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、ヤマイモ、りんご、バナナ、ゼラチンの18品目については、これを特定原材料等(以下、「表示推奨品目」と記載する)(すなわちアレルギー物質)として表示することが推奨されている。
上記アレルギー物質テーブル25のアレルギービット欄27では、上記表示義務品目のアレルギー物質に、たとえばビット「1」を設定し、表示推奨品目のアレルギー物質に、たとえばビット「2」を設定して、アレルギー物質を含まない一般的な原料から識別可能としている。
本発明によるラベル印字装置1おいては、上記表示義務品目については、特徴的な図柄あるいは特徴的な文字ないしは太文字や大きな文字によりこれを表示するとともに、上記表示推奨品目については、太文字や斜文字などでこれを表示することにより、子供や弱視者などの購入者に目視により識別しやすい表示を可能としている。
たとえば、図4は、上記特徴的な図柄あるいは特徴的な文字ないしは大きな文字の一例を示す説明図であって、図4(1)は、表示義務品目(7品目)についての特徴的な図柄の一例を示す説明図、図4(2)は、表示義務品目(たとえば「卵」)についてこれを特徴的な文字により表示した例の説明図、図4(3)は、表示義務品目(たとえば「エビ」)についてこれを特徴的な図柄により表示した例の説明図である。
たとえば、図4は、上記特徴的な図柄あるいは特徴的な文字ないしは大きな文字の一例を示す説明図であって、図4(1)は、表示義務品目(7品目)についての特徴的な図柄の一例を示す説明図、図4(2)は、表示義務品目(たとえば「卵」)についてこれを特徴的な文字により表示した例の説明図、図4(3)は、表示義務品目(たとえば「エビ」)についてこれを特徴的な図柄により表示した例の説明図である。
こうした構成のラベル印字装置1による食品用のラベル片10への印字について図5ないし図7にもとづき説明する。
図5は、ラベル印字装置1の印字動作のフローチャート図であって、ステップS1において、アレルギー物質テーブル25の内容を読み込む。
なお、印字データとしては、その食品の品名はもちろん、その原材料名や内容量、加工者その他必要な情報を操作部6および表示部7を用いて、あるいは外部のパソコン15などからラベル印字装置1にあらかじめ入力済みである。
図5は、ラベル印字装置1の印字動作のフローチャート図であって、ステップS1において、アレルギー物質テーブル25の内容を読み込む。
なお、印字データとしては、その食品の品名はもちろん、その原材料名や内容量、加工者その他必要な情報を操作部6および表示部7を用いて、あるいは外部のパソコン15などからラベル印字装置1にあらかじめ入力済みである。
ステップS2において、印字データとして入力されている原材料中に、アレルギー物質テーブル25に該当するアレルギー物質があるか否かを参照し、そのアレルギー物質のアレルギー物質テーブル25におけるアレルギービット欄27がビット「1」であれば、この食品がアレルギー物質の表示義務品目を含むものと判断して、つぎのステップS3において、前記7品目のうちのいずれかのアレルギー物質についてその印字データの一部として、たとえば図4のような特徴的な図柄あるいは文字のアレルギー情報をセットし、その他の印字データとともにステップS4において印字を実行する。
ステップS2において、アレルギー物質のビットが「1」ではない場合に、ステップS5において、ビットが「2」であるか否かを判断し、ビットが「2」であれば、この食品がアレルギー物質の表示推奨品目を含むものと判断して、つぎのステップS6において、前記18品目のうちのいずれかのアレルギー物質についてその印字データの一部として、図4のような特徴的な図柄あるいは文字とは別の太文字あるいは斜体文字などによるアレルギー情報をセットし、その他の印字データとともにステップS4において印字を実行する。
ステップS5においてビットが「2」ではない場合には、ステップS7において、この食品はアレルギー物質を含まないものとして、供給される印字データにもとづきステップS4において通常の印字を実行する。
ただし、本発明においては、アレルギー物質情報を含む印字データについて、二枚のラベル片10(第1のラベル片10Aおよび第2のラベル片10B)に分けてこれを印字する。
すなわち、図6は、ラベル印字装置1により印字済みのラベル片10の説明図であって、図6(1)は、印字データを第1のラベル片10Aに印字した例を示す説明図、図6(2)は、印字データを第2のラベル片10Bに印字した例を示す説明図である。
図7は、第1のラベル片10Aを食品Fの包装容器28の表面側(包装材35の上部)に貼り付けるとともに、第2のラベル片10Bを包装容器28の裏面側に貼り付けた状態を示す概略側面図である。
すなわち、図6は、ラベル印字装置1により印字済みのラベル片10の説明図であって、図6(1)は、印字データを第1のラベル片10Aに印字した例を示す説明図、図6(2)は、印字データを第2のラベル片10Bに印字した例を示す説明図である。
図7は、第1のラベル片10Aを食品Fの包装容器28の表面側(包装材35の上部)に貼り付けるとともに、第2のラベル片10Bを包装容器28の裏面側に貼り付けた状態を示す概略側面図である。
図6(1)に示すように、第1のラベル片10Aには、食品名表示欄29と、アレルギー物質表示欄30と、価格表示欄31と、食品を特定するための光学読み取り可能なバーコードその他のコードを表示するバーコード表示欄32と、製造年月日および消費期限表示欄33と、を備えているとともに、その他必要な欄を設けている。
アレルギー物質表示欄30には、「アレルギー物質」という表示とともに、図4で示したような特徴的な図柄あるいは文字により、アレルギー物質を表示する(図示の例では、太文字で表示している)。
アレルギー物質表示欄30には、「アレルギー物質」という表示とともに、図4で示したような特徴的な図柄あるいは文字により、アレルギー物質を表示する(図示の例では、太文字で表示している)。
図6(2)に示すように、第2のラベル片10Bは、上記食品名表示欄29と、原材料表示欄34と、上記バーコード表示欄32と、を備えているとともに、その他必要な欄を設けている。
ラベル片10には、アレルギー物質テーブル25中に記載されているアレルギー物質を、必ず表示しなければならない表示義務品目と、表示することが推奨されている表示推奨品目と、に分類した上で表示することができるが、第1のラベル片10Aには、少なくとも表示義務品目(望ましくは、表示推奨品目も含めて)を印字するとともに、第2のラベル片10Bには、表示義務品目および表示推奨品目を含むすべての原材料を印字する。
たとえば図6(1)に示した例では、第1のラベル片10Aにおけるアレルギー物質表示欄30に、表示義務品目の「卵」および「乳」さらには表示推奨品目の「大豆」を太文字で表示している。
ただし、図6(2)に示すように、第2のラベル片10Bでは、表示義務品目を太文字で、また表示推奨品目を斜文字でそれぞれ表示して区別可能とすることもできる。もちろん、表示義務品目および表示推奨品目について何の区別もせずに、それぞれ目視しやすいかつ特徴的な図柄ないし文字により印字表示することも可能である。
たとえば図6(1)に示した例では、第1のラベル片10Aにおけるアレルギー物質表示欄30に、表示義務品目の「卵」および「乳」さらには表示推奨品目の「大豆」を太文字で表示している。
ただし、図6(2)に示すように、第2のラベル片10Bでは、表示義務品目を太文字で、また表示推奨品目を斜文字でそれぞれ表示して区別可能とすることもできる。もちろん、表示義務品目および表示推奨品目について何の区別もせずに、それぞれ目視しやすいかつ特徴的な図柄ないし文字により印字表示することも可能である。
図7に示すように、食品Fを容れた包装容器28の底部に第2のラベル片10Bを貼り付けるとともに、包装容器28を包む透明な合成樹脂フィルムなどによる包装材35の上部に第1のラベル片10Aを貼り付けるものである。
かくして、この食品Fの購入者は、包装材35の上部に貼り付けられている第1のラベル片10Aのアレルギー物質表示欄30においてアレルギー物質の確認を行うことができ、とくに図4(1)に示すような特徴的な太文字(あるいは必要に応じて特徴的な図柄)を見ることにより、子供や弱視者などでも容易に確認することができる。
レジにおける精算処理においても、レジの作業者は、包装材35(包装容器28)の底部に貼り付けられている第2のラベル片10Bのバーコード表示欄32を食品F自体をひっくり返すことなく光学的に読み取ることができる。
さらに、購入者としては、この食品Fを購入後、包装材35とともに第1のラベル片10Aを引きはがしたとしても、包装容器28の底部に第2のラベル片10Bが残っているので、アレルギー物質について再度の確認をすることができる。
なお、図7に第1のラベル片10Aを仮想線で示したように、包装容器28の蓋などその上部に第1のラベル片10Aを直接貼り付ける構成とすれば、購入した食品Fを冷蔵庫などに保冷した場合であっても、包装容器28をひっくり返すことなく(すなわち、その底部の第2のラベル片10Bを見なくても)、第1のラベル片1Aによる表示によりアレルギー物質を確認することができる。
なお、図7に第1のラベル片10Aを仮想線で示したように、包装容器28の蓋などその上部に第1のラベル片10Aを直接貼り付ける構成とすれば、購入した食品Fを冷蔵庫などに保冷した場合であっても、包装容器28をひっくり返すことなく(すなわち、その底部の第2のラベル片10Bを見なくても)、第1のラベル片1Aによる表示によりアレルギー物質を確認することができる。
1 ラベル印字装置(実施例、図1)
2 ラベル連続体
3 供給部
4 検出部
5 印字部
6 操作部
7 表示部
8 制御部
9 台紙
10 ラベル片
10A 第1のラベル片(図6(1))
10B 第2のラベル片(図6(2))
11 位置検出用センサー
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラー
14 ステッピングモーター
15 パソコン
16 CPU
17 ROM
18 RAM
19 インターフェース
20 モーター駆動部
21 ヘッド駆動部
22 センサー駆動部
23 操作駆動部
24 表示駆動部
25 アレルギー物質テーブル(図3)
26 アレルギー物質欄
27 アレルギービット欄
28 包装容器(図7)
29 食品名表示欄(図6)
30 アレルギー物質表示欄
31 価格表示欄
32 バーコード表示欄
33 製造年月日および消費期限表示欄
34 原材料表示欄
35 包装材
F 食品(図7)
2 ラベル連続体
3 供給部
4 検出部
5 印字部
6 操作部
7 表示部
8 制御部
9 台紙
10 ラベル片
10A 第1のラベル片(図6(1))
10B 第2のラベル片(図6(2))
11 位置検出用センサー
12 サーマルヘッド
13 プラテンローラー
14 ステッピングモーター
15 パソコン
16 CPU
17 ROM
18 RAM
19 インターフェース
20 モーター駆動部
21 ヘッド駆動部
22 センサー駆動部
23 操作駆動部
24 表示駆動部
25 アレルギー物質テーブル(図3)
26 アレルギー物質欄
27 アレルギービット欄
28 包装容器(図7)
29 食品名表示欄(図6)
30 アレルギー物質表示欄
31 価格表示欄
32 バーコード表示欄
33 製造年月日および消費期限表示欄
34 原材料表示欄
35 包装材
F 食品(図7)
Claims (7)
- 食品に関する印字データをラベル片に印字するラベル印字装置であって、
前記食品の原材料に含まれるアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを設けるとともに、
前記印字データに含まれる前記原材料が、このアレルギー物質テーブルに記載されている前記アレルギー物質を含む場合には、前記アレルギー物質に関するアレルギー情報を前記印字データの一部として前記ラベル片に表示可能としており、
前記ラベル片として、前記食品の表面側に貼り付ける第1のラベル片と、前記食品の裏面側に貼り付ける第2のラベル片と、を準備し、
この第1のラベル片および第2のラベル片に前記印字データをそれぞれ印字可能とするとともに、
この第1のラベル片およびこの第2のラベル片には、前記食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字可能であることを特徴とするラベル印字装置。 - 前記アレルギー物質テーブル中に記載されているアレルギー物質を、必ず表示しなければならない表示義務品目と、表示することが推奨されている表示推奨品目と、に分類するとともに、
前記アレルギー物質テーブルにおいて、これらの表示義務品目および表示推奨品目について、それぞれのアレルギービットを設定することを特徴とする請求項1記載のラベル印字装置。 - 前記アレルギー物質テーブル中に記載されているアレルギー物質を、必ず表示しなければならない表示義務品目と、表示することが推奨されている表示推奨品目と、に分類した上で、前記ラベル片に表示することを特徴とする請求項1記載のラベル印字装置。
- 前記第1のラベル片には、少なくとも前記表示義務品目を印字するとともに、
前記第2のラベル片には、前記表示義務品目および前記表示推奨品目を印字することを特徴とする請求項2または3記載のラベル印字装置。 - 前記アレルギー情報は、前記食品の購入者が目視により識別しやすい文字ないし図形によりこれを表示可能としていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のラベル印字装置。
- 前記第2のラベル片は、前記食品の包装容器の底部にこれを貼り付けるとともに、前記第1のラベル片は、前記食品を容れたこの包装容器の上部にこれを貼り付けることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のラベル印字装置。
- 食品に関する印字データをラベル印字装置により印字するラベル片によるアレルギー物質表示方法であって、
前記ラベル印字装置には、前記食品の原材料に含まれるアレルギー物質に関するアレルギー物質テーブルを設け、
前記ラベル片として、第1のラベル片および第2のラベル片を準備するとともに、
前記印字データに含まれる前記原材料が、前記アレルギー物質テーブルに記載されている前記アレルギー物質を含む場合には、前記アレルギー物質に関するアレルギー情報を前記印字データの一部として前記第1のラベル片および前記第2のラベル片に表示し、
さらに、前記第1のラベル片および前記第2のラベル片には、前記食品を特定するための光学読み取り可能なコードをそれぞれ印字し、
前記第1のラベル片を前記食品の表面側に貼り付けるとともに、前記第2のラベル片を前記食品の裏面側に貼り付けることを特徴とするラベル片によるアレルギー物質表示方法。
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