JP4890491B2 - 電子装置の作製方法 - Google Patents

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本明細書で開示する発明は、基板上に薄膜トランジスタ(以下、TFTという)を用いてアクティブマトリクス回路を構成した液晶ディスプレー等の非発光型ディスプレーを有する電子装置に関する。特に本発明におけるアクティブマトリクス回路は、同じく同一基板上に形成されたTFTを用いた駆動回路(周辺回路)によって制御されることを特徴とする電子装置に関する。
近年、液晶ディスプレーが薄型・軽量であることを利用して、携帯型の各種電子装置(例えば、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサー、電子手帳)のディスプレーとして用いられるようになった。液晶ディスプレーの中でも、TFTを用いて、画素を1つ1つ制御する、いわゆるアクティブマトリクス型の液晶ディスプレーは表示特性に優れ、より多くの電子装置に用いられつつある。
アクティブマトリクス型の液晶ディスプレーにはいくつか種類がある。第1のものは、TFTでアクティブマトリクス回路のみを形成し、それを駆動するための回路を外付けの単結晶半導体集積回路チップによって構成する形式のものである。この場合には、ガラス基板の周囲に半導体チップや半導体パッケージをTAB法等の手段で接続する必要があり、装置は比較的大きくなった。また、アクティブマトリクス回路から延びている配線は、開口率を向上させるために細くなり、また、その配線の総数は1000本を越えるため、それらの接続において、技術的な問題があった。
また、この接続部分にかなりの面積が必要とされ、ガラス基板上の配線と外付けのチップの配線やTAB法の場合のテープとの熱膨張率のずれにより、合わせ精度がせいぜい60μmであり、画素ピッチがそれ以下の高精細ディスプレーには適用できなかった。そして、このことが装置の小型化の障害となった。この種のものでは、TFTとして、それほど高い特性が得られない代わりに、低温でも作製できる非晶質シリコンを用いたTFTが使用されている。
第2のものは、アクティブマトリクス回路ばかりでなく、その駆動のためのゲイト線ドライバ回路、ソース線ドライバー回路等の回路までも同一基板上に形成されたTFTを用いた薄膜集積回路によって構成するもの(以下、モノリシック型アクティブマトリクスディスプレーという)である。ゲイト線およびソース線ドライバー回路は、シフトレジスタやバッファ、あるいはデコーダー等の回路を有する。
この種のものでは、上述のような外付けの半導体チップを用いないので、装置は比較的小さくなった。また、多数の配線を接続する必要もないので、その面でも装置の小型化に有利であった。この種のものは、駆動回路(ドライバー回路)に、より特性の優れた結晶性シリコンのTFTが用いられる必要があった。このように装置の小型化を推進するには第2の方法(モノリシック型アクティブマトリクスディスプレー)が有利であった。
しかしながら、需要の拡がりとともに、さらなる小型化、軽量化、薄型化が要求されるようになった。パーソナルコンピュータを例にとれば、ディスプレー以外にも、中央演算処理回路(CPU)、メインメモリー、画像信号処理装置、画像メモリー等のさまざまな半導体チップが、液晶ディスプレー以外の主基板(メインボード)上に形成され、液晶ディスプレーとメインボードという少なくとも2枚の基板が必要である。
また、より機能の低い電子装置においても、装置全体の小型化は有効である。例えば、近年、カーナビゲーション・システムや電子手帳においては、ディスプレー以外に通信装置や記憶装置は必要不可欠であり、そのため、従来はディスプレーと本体の2つの部分からなっていた。より装置を小型、薄型、軽量のものとするには、ディスプレーと本体を一体とすることが必要である。
すなわち、1枚の基板上に様々な半導体回路を搭載した装置である。このような要求に応えるために、いくつかの技術が提案されている。例えば、特開平7−209672には、図3にそのブロック図を示すように、モノリシック型アクティブマトリクスディスプレーの基板5上に、CPUや各種メモリー等の半導体チップをワイヤボンディング法やFCOG(フリップ・チップ・オン・グラス)法によって取付ける技術が開示されている。
ここで、基板上のゲイト線およびソース線ドライバー回路と、アクティブマトリクス回路4(各画素は、スイッチングトランジスタ1、画素電極2、補助容量3を有する)がTFTによって形成される。場合によっては、信号処理回路(一般のビデオ信号をディスプレーで用いる信号に変換する回路)もTFTで構成してもよい。一方、CPU、メモリー、補正メモリー、入力ポートは半導体チップで構成される(図3)。
入力ポートとは、外部から入力された信号を読み取り、画像用信号に変換する回路である。補正メモリーは、アクティブマトリクスパネルの特性に合わせて入力信号等を補正するためのパネルに固有のメモリーのことである。特に、この補正メモリーは、各画素固有の情報を不揮発性メモリーとして有し、個別に補正するためのものである。すなわち、電気光学装置の画素に点欠陥のある場合には、その点の周囲の画素にそれに合わせて補正した信号を送り、点欠陥をカバーし、欠陥を目立たなくする。
または、画素が周囲の画素に比べて暗い場合には、その画素により大きな信号を送って、周囲の画素と同じ明るさとなるようにするものである。画素の欠陥情報はパネルごとに異なるので、補正メモリーに蓄積されている情報はパネルごとに異なる。CPUとメモリーは通常のコンピュータのものとその機能は同様で、特にメモリーは各画素に対応した画像メモリーをRAMとして持っている。この他にも必要に応じて、様々なチップを取り付けてもよい。
ワイヤボンディング法を採用する場合は、図4に示される断面形状となる。すなわち、回路21が形成されたガラス基板20上にチップ22が端子部を上向きにしてマウントされ、回路の端子電極21とチップの端子部23とを金属のボンディングワイヤ24によって接続する。そして、この部分を樹脂25によって封止することによって、外的衝撃から接続部を守る。端子接触性・密着性を安定に保つために、端子21の表面はアルミニウム等の金属であることが好ましい。
ワイヤボンディング法の場合には、このように端子接続部で樹脂が大きく盛り上がるため、厚くなるという欠点がある。一方、FCOG法は図6に示されるように、回路41が形成されたガラス基板40上にチップ42が端子部を下向きにしてマウントされ、回路の端子電極41とチップの端子部43とをバンプ(導電性突起物)44(図6(A))あるいは金属粒子46(図6(B))によって接続する。そして、この部分を樹脂45によって封止することによって、基板40上にチップを固定する。
FCOG法の場合には端子接続部の厚さは実質的にチップの厚さであるので、薄型化が可能である。また、FCOG法では、ガラス基板側の端子はアルミニウム以外の材料を採用することも可能で、例えば、透明導電性酸化物被膜(ITO等)も採用することができる。一般に、ガラス基板上に液晶ディスプレー用のアクティブマトリクス回路を形成する場合には、最上層の配線は透明導電性被膜を用いて構成されることが多いので、FCOG法はこの点で特に好ましい。
FCOG法によって作製される装置の外観は図5に示すようになる。基板30に対向して基板29が設けられ、その間には液晶が挟持されている。また、基板30には、アクティブマトリクス回路31と、それを駆動するための周辺駆動回路32、33、34がTFTを用いて構成されている。そして、これらの回路の形成された面に、メインメモリーチップ36、MPU(マイクロ演算回路)37、補正メモリー38を接着し、各チップを基板30上の回路と接続した。
基板30上には、図5の39(図6の41に相当)に示すようなITO(インディウム錫酸化物)の配線端子部(配線接続パッド)が、固定部分35に形成される。これに対し、図10に示すように、アクティブマトリクス基板上にCPUや各種メモリーをもTFTによって、周辺回路やマトリクス回路と同時に形成する方法(以下、完全モノリシック型ディスプレー、という)も提案されている(特開平7−135327、図10)。
これらの従来の技術に関しては、以下のような問題がある。まず、ガラス基板上にチップを付ける技術(上記のようなワイヤボンディング法やFCOG法を総称して、COG(チップ・オン・グラス)法と称する)では、チップの実装コストが大きい上、チップの厚さが無視できないという問題がある。
また、完全モノリシック型ディスプレーに関しても、CPUに必要とされるトランジスタの特性は、アクティブマトリクス回路のスイッチングトランジスタに要求される特性とは比較にならないほど高いものであり、また、素子のデザインルールも異なるので、同一基板上に同時に形成することは容易でない。また、別に半導体回路を形成するために、表示部分以外の面積が増加する。本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、新たな構造の非発光型ディスプレーを有する電子装置を提案するものである。
本発明は、従来の方法では顧みられることのなかった対向基板(対向電極を有する基板、図5の基板29に相当)に着目することにより、上記の問題を解決する。従来の対向基板には対向電極のみが設けられていた。これに対し、本発明においては、TFTを用いた半導体集積回路をも対向基板に設け、かつ、この半導体集積回路は、アクティブマトリクス回路の設けられた基板(TFT側基板、もしくはマトリクス基板という)のゲイト線ドライバー回路やソース線ドライバー回路(周辺回路領域)と可能な限り重なるように設けるものである。
対向基板に形成される半導体集積回路は、その面積の少なくとも70%がマトリクス基板の周辺回路領域と重なるように設計する。これは、半導体集積回路を2段に重ねたこととと同じであり、表示部分以外の面積を極力低減する上で効果がある。
例えば、図1に示すように、対向基板6にCPUやメモリー等の回路を形成する。一方、マトリクス基板5には、アクティブマトリクス回路とゲイト線およびソース線ドライバー回路を設け、必要に応じて、その他の回路(例えば、信号処理回路)も設ける。しかし、表示部分以外の面積を低減するという目的のためには、アクティブマトリクス回路とゲイト線およびソース線ドライバー回路のみを設けると効果が大きい。図1の電子装置の回路は、図3もしくは図10に示されるものと実質的に同じである(図1)。
上記の基板間の接続には、従来のように、各基板に設けられた端子を配線によって接続する方法でもよい。しかし、図2に示すように、基板間を導電性の突起様端子(インターコネクション、バンプ))7によって接続してもよい。図2は、本発明の1つを示す液晶ディスプレーを有する電子装置の断面の概略を示すものである。図2に関して、簡単に説明する。マトリクス基板5には周辺駆動回路の領域9とマトリクスの領域10が設けられる。
また、対向基板6には、対向電極11に加えて、TFTの半導体集積回路の領域8が設けられる。回路を保護し、絶縁性を高める目的には、半導体集積回路領域8を有機樹脂(例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アクリル、エポキシ等)もしくは、無機材料(酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素(オキシ・ナイトライド)等)の絶縁被膜12で被覆し、バンプを設ける部分のみに開孔を形成するとよい。
対向基板6に金(Au)等の導電性材料によって、バンプ7を設け、対向基板6とマトリクス基板5を重ねて、液晶14を注入し、また、バンプ7をマトリクス基板5の周辺駆動回路領域9に設けられた端子に圧着させる。最後に、封止剤13によって、液晶14が漏れないようにする。実際には基板間の厚さを一定に保持する目的でスペーサーも封入される。
一般に従来の方法では、封止剤は周辺駆動回路の内側に設けられることが多かったが、表示部分以外の面積を少なくするという目的には、図2(A)に示されるように、周辺駆動回路の外側(例えば、特開平8−220560)、あるいは、図2(B)に示されるように、周辺駆動回路の全部もしくは一部に重ねて(例えば、特開平4−324826)に封止剤を設けてもよい(図2)。
本発明においては、対向基板のTFTと、マトリクス基板のTFTの特性、作製工程、作製条件、構造、材料等を異なるものとすることによって、それぞれの半導体集積回路だけでは実施できない特性をも相互に補完でき、より大きな効果を得ることができる。詳細については実施例で説明するが、一般に対向基板の半導体集積回路はマトリクス基板の周辺駆動回路よりも高速動作の要求される回路とし、それに応じた特性、構造を有するTFTとするとよい。
従来の完全モノリシック型アクティブマトリクスディスプレー(図10)では、マトリクス基板上に同時にTFTを作製する必要から異なる特性の要求されるTFTを得ることが困難であったが、上記のごとく、対向基板とマトリクス基板で別々にTFTを作製できるので、TFTの特性を異なるものとできる。例えば、デザインルール、ドーピング量(ドーズ量)、プロセス最高温度、ゲイト絶縁膜の厚さ等を対向基板とマトリクス基板で変更することは有効である。
本発明においては、TFTの作製方法については特別な制約はなく、公知のSOI(シリコン・オン・インシュレータ)技術を用いればよい。例えば、特開平8−153677や同8−250745、J. P. Salemo他 (SID International Symposium, DIgest of Technical Papers, May 1992, pp63-66) 等に開示される他の基板に形成したTFTの半導体集積回路を剥離し、別の基板に転写する方法を用いてもよい。もちろん、特定の構造、作製方法のTFTと本発明を組み合わせることにより、相乗的な効果が得られる場合もあることは言うまでもない。以下には、その例を示す。
以上に示したごとく、対向基板にも、半導体集積回路を形成し、これをマトリクス基板の周辺回路等と重なるように配置することにより、表示部分の面積を向上させることができる。このようなディスプレーもしくはディスプレーを有する電子装置は小型化において有利であり、産業上の需要の見込めるものである。このように本発明は産業上、有益である。
なお、本明細書においては、TFTの作製工程もしくは構造については特に言及することはなかったが、これは、本発明が、特定の構造のTFTにおいてのみ効果を有するという発明でないからである。本発明は、様々な構造のTFTにおいて、効果を有し、特に、マトリクス基板と対向基板のTFTの構造、作製工程、サイズ等を互いに異なるものとすることにより、相互に補えるという利点があることは実施例の記述から明らかであろう。
〔実施例1〕
図7〜図9を用いて本実施例のディスプレーについて説明する。本ディスプレーは2枚の基板5および6よりなる。基板5は、いわゆるマトリクス基板であり、アクティブマトリクスと、それを駆動するためのゲイト線およびソース線ドライバー回路を有する。ここで、ゲイト線ドライバー回路は、シフトレジスタやバッファ等で構成され、また、ソース線ドライバー回路は、それらに加えてサンプル・ホールド回路を有する。
なお、上記のドライバー回路においては、シフトレジスタを同等な機能を有するカウンター及びデコーダで代用してもよい。また、本実施例ではソース線ドライバー回路は2系統のシフトレジスタ(シフトレジスタ1および2)で構成し、半周期の位相差で駆動する。
一方、基板6は、対向電極の他に信号処理回路を有し、入力されたビデオ信号を処理して、3系統のクロックパルスと4分割されたビデオ信号を出力する。クロックパルスは、3本のインターコネクション7aにより、また、ビデオ信号は4本のインターコネクション7bにより、マトリクス基板に送られる。
また、信号処理装置は、対向電極に電位を供給する。本電子装置では、本発明の基本的な思想を説明するには煩雑であり、かつ、不必要であるという理由により、いわゆるCPUに相当する回路は搭載されていないが、もちろんそのような回路を搭載することも可能である。ビデオ入力端子、電源端子はマトリクス基板5に設け、それらはインターコネクション7cにより対向基板6に送られる(図7)。
本実施例のディスプレーで、上記のようにビデオ信号を分割するのは、主としてソース線ドライバー回路の動作速度を低減し、その負担を減らすためである。例えば、画素数が5万のディスプレーでは、1秒間に30フレームの画像情報を処理するためには、ソース線ドライバー回路の処理速度は、5万(画素)×30(フレーム/秒)=1.5MHzであればよい。
これは公知の10μm程度のデザインルールのポリシリコンを用いたTFT(例えば、特公平5−9794、同2−61032等)においても処理可能である。しかしながら、画素数がより多くなると処理が追いつかなくなる。例えば、VGA仕様のディスプレーでは、画素数が、640(列)×480(行)×3(原色)=921600(画素)であり、ソース線ドライバー回路の処理速度は、28MHzにもなる。
これを解決する第1の方法は、シフトレジスタを複数系統設ける方法である。例えば、シフトレジスタを2系列、並列に設け、それぞれに位相を半周期ずらしたパルスを伝送させる。こうすることによりソース線ドライバー回路の処理速度を半分にできる。
第2の方法は、ビデオ信号を分割し、同時に複数の信号をソース線ドライバー回路から出力させて処理する方法である。例えば、ビデオ信号を4分割し、これを1つのシフトレジスタでサンプリングすることにより動作速度を1/4とできる。
本ディスプレーでは、ビデオ信号4分割、シフトレジスタ2系統であるので、動作速度は1/8に低減できる。これらの技術は公知の技術であるので、これ以上、詳細には説明しないが、上記の方法により、適切な信号を入力すれば、ソース線ドライバー回路の負担を十分に低減できる。とはいえ、ビデオ信号の処理回路をも内蔵する場合には、ソース線ドライバー回路に入力する信号を処理する回路において、上記の速度で処理する回路が絶対必要である。すなわち、信号処理回路は高速動作の要求される回路である。また、ソース線ドライバー回路は、それより低速動作の回路である。なお、一般にゲイト線ドライバー回路は、ソース線ドライバー回路よりも低速動作である。
本発明は、ディスプレーを構成する2枚の基板のうち対向基板に設けられる回路は、マトリクス基板のものより高速動作が要求されるものを設けることにより効果を発揮できる。本ディスプレーでは、対向基板の信号処理回路は、マトリクス基板よりも8倍高速で動作することが必要である。その対策の一つはデザインルールを変更することで、信号処理回路のデザインルールをマトリクス基板の0.35以下にすればよい。本ディスプレーでは、信号処理回路のデザインルールを2μm、マトリクス基板のデザインルールを8μmとする。
マトリクス基板の回路においては、アクティブマトリクスの拡がりと同程度の面積においてパターン形成する必要があり、2μmのデザインルールで回路を刻むことは困難である。しかしながら、対向基板の回路においては、そのような制約は少なく、ごく限られた面積において2μmのデザインルールの回路を形成することも容易である。
図8には、本ディスプレーの各回路の配置の概要を示す。マトリクス基板5(図8下)においては、中央部にアクティブマトリクス領域10と、その左と上に周辺回路領域9を設ける。ここにソース線ドライバー回路とゲイト線ドライバー回路が設けられる。また、基板5の左端には、外部と接続するための差込み型の端子15を設ける。また、そのために、マトリクス基板5は対向基板6よりもxだけ横長にする。
一方、対向基板6(図8上)には、マトリクス基板のアクティブマトリクス領域に対応する領域に対向電極11を設ける。また、その左上の部分で、マトリクス基板の周辺回路と重なるように半導体集積回路領域8を設ける。ここには信号処理回路が設けられる。このように半導体集積回路領域8は、アクティブマトリクス領域10に比べると限られた面積であるので、この部分だけにより小さなデザインルールで回路を形成することは困難でない。
本ディスプレーでは周辺回路領域9やアクティブマトリクス領域10の外側に封止領域13を設ける。また、インターコネクション7(図7の7a、7b、7cに相当)はアクティブマトリクス領域10の左上に形成する。ただし、周辺回路9や半導体集積回路8と重ならないように設ける。これは、インターコネクションの周囲では大きな圧力が加わるため、それによって回路が破壊されることを防止するためである。
本実施例では、TFTの作製には、公知の熱固相成長法によるポリシリコンを用いた技術を採用し、マトリクス基板5に形成するTFTの作製工程と、対向基板6に形成するTFTの作製工程は同じとする。図8のディスプレーにおいては、外部との接続端子(ビデオ端子、電源端子等)15を対向基板側に設けてもよい。図7の回路ブロック図から明らかなように、かくするとインターコネクション端子数を1つ減らせる。
また、インターコネクション7は封止領域13に設けてもよい。インターコネクションは機械的な接続であるので、不安定である。封止領域では、封止剤により固定されるのでより安定になる。外部との接続端子15を対向基板側に、また、インターコネクション7を封止領域に設けた例を図9に示す。
〔実施例2〕
図11には、本実施例のディスプレーの断面の模式図を示す。本ディスプレーの回路構成等は図7、図8に示されるものと同じであるが、本実施例では、TFTの作製工程をマトリクス基板と対向基板で異なるものとし、また、その他のパラメータもそれに応じて変更する。
図11を説明する。マトリクス基板5上には、Nチャネル型TFT53とPチャネル型TFT54を含む半導体回路が構成されており、また、対向基板6上には、Nチャネル型TFT51とPチャネル型TFT52を含む半導体回路が構成されている。両基板上の半導体回路は互いに対向しており、インターコネクション7によって電気的に接続されている。
インターコネクションは金のバンプであり、また、その端子部分には、インディウム錫酸化物被膜(ITO)等の導電性酸化物の被膜55、56を用いると安定してコンタクトが形成できる。本ディスプレーでは、マトリクス基板は、公知の低温ポリシリコンTFT技術を用いる。これは、基板として安価な無アルカリガラス基板を用い、最高プロセス温度を600℃程度とするものである。非晶質シリコンは、600℃程度の熱固相成長法により結晶化する。結晶化を促進するために、ニッケル等の結晶化を促進せしめる触媒材料を用いてもよい(例えば、特開平6−296020)。
しかし、通常の半導体プロセスで使用されているような熱酸化法によるゲイト絶縁膜の形成は不可能である。そのため、ゲイト絶縁膜は気相成長法によって堆積した被膜を用いる。気相成長法による絶縁膜は欠陥が多く、耐圧性を高めるために1000Å以上の厚さが必要である。本実施例では、1000Åとする。
一方、対向基板は、公知の高温ポリシリコンTFT技術を用いる。これは、基板として高価な石英基板を用い、最高プロセス温度を600℃以上、例えば1000℃とするものである。このため、非晶質シリコンの結晶化も熱酸化法によるゲイト絶縁膜の形成も可能である。熱酸化法により得られた酸化珪素膜は優れた電気特性を有する。本実施例では、その厚さは500Åとする。このように、ゲイト絶縁膜を薄膜化できるので、高速動作の可能なTFTが得られる。
また、デザインルールに関しては、マトリクス基板を8μm、対向基板を2μmとする。図からも明かなように、マトリクス基板のゲイト幅は対向基板のものより大きく、したがって、後者のデザインルールが前者よりも小さいことを示している。また、ゲイト絶縁膜の厚さに関しても、前者の方が後者より厚いことを示している(図11)。
なお、デザインルールを縮小するにしたがって、ドーピング濃度を高めることや電源電圧を低下させることが、スケーリング則より要求されることもある。この点に関しても、本発明においては、マトリクス基板と対向基板の半導体回路が独立に作製されるので、何ら障害とならない。本実施例においても、対向基板のドーズ量を、マトリクス基板のものより高めてもよい。また、対向基板の電源電圧を、マトリクス基板のものより低くしてもよい。
〔実施例3〕
図12〜図15を用いて本実施例のディスプレーの構造、作製工程等を説明する。本ディスプレーの回路構成等は実施例1と同等であり、図7、図8に示される。本ディスプレーはマトリクス基板側のTFT回路は低温ポリシリコン技術を用いて形成し、一方、対向基板のTFT回路は単結晶シリコンウェハー上に形成した半導体回路を剥離して、ガラス基板上に転写したものである。
本実施例では、マトリクス基板、対向基板とも無アルカリガラスを用いた。ガラス基板は石英基板に比較して低コストであるが、耐熱性が劣り、高特性のTFTを作製する上で大いなる困難がある。しかしながら、特開平8−153677や同8−250745、J. P. Salemo他 (SID International Symposium, DIgest of Technical Papers, May 1992, pp63-66) 等に開示されるごとき、特殊なSOI技術、すなわち、他の基板に形成したTFTの半導体集積回路を剥離し、別の基板に転写する方法においては、TFTが転写される基板に関する制約は著しく少なくなる。
本ディスプレーの対向基板の半導体回路近辺の断面は図12のようになる。図12(A)は、比較的、小さな倍率で見たものである。図の左側は、半導体集積回路の設けられた部分107(図2の8に相当)を、また、右側は、インターコネクション(図2の7に相当)の設けられる端子部分である。基板101上には導電性酸化物等の材料でできた電気配線104のパターンを形成し、さらに、金のような材料で突起物(バンプ)106を設ける。これは、対向基板101に半導体集積回路102を固定するためのものである。
一方、半導体集積回路102は、実質的にTFTと同程度の厚さのもので、これには、接続部分の表面に導電性酸化物のように、酸化によって接触抵抗の変動しない材料によって、電極105を設けておき、これをバンプ106に接触させる。そして、機械的に固定するために、半導体集積回路102と基板101の間には、樹脂103を封入する(図12(A))。
図12(A)のうち、点線で囲まれた接触部を拡大したのが、図12(B)である。符号は、図12(A)と同じ物を示す。さらに、図12(B)の点線で囲まれた部分を拡大したのが、図12(C)である。すなわち、半導体集積回路は、Nチャネル型TFT(112)とPチャネル型TFT(113)が、下地絶縁膜111、層間絶縁物114、あるいは、窒化珪素等のパッシベーション膜115で挟まれた構造となる(図12(B)、図12(C))。
通常、半導体集積回路を形成する際の下地膜111としては酸化珪素を用いるが、それだけでは、耐湿性等が劣るので、別途、パッシベーション膜をその上に設けなければならないが、本発明のディスプレーにおいては、図13に示すように、半導体回路102は、マトリクス基板と対向基板の隙間(液晶材料により異なるが、概ね数μm〜10数μm)に入る程度の厚さであることが要求される。通常は0.5〜5μmであり、その条件を満たす。
もし、図2(A)もしくは図2(B)に示すように、半導体集積回路部8の外側もしくはそれに重ねて、エポキシ樹脂等の封止剤13によって液晶封止(シール)処理をおこなえば、基板5と6の間には、液晶材料14を満たすので、外部から可動イオン等が侵入することが無く、特別にパッシベーション膜を設ける必要はない。
また、接触部分に関しては、バンプを用いる方法の他に、図12(D)に示すように、金の粒108のような導電性粒子を接着部分に拡散させ、これによって、電気的な接触を得るようにしてもよい。粒子の直径は、半導体集積回路102と基板101の間隔よりやや大きくするとよい(図12(D))。
図13は、図12に示されたTFT半導体集積回路を有する対向基板とマトリクス基板を重ねて、インターコネクション7によって接続した様子を示す。図の上側の基板101(図2の6に相当)が対向基板であり、これには、半導体集積回路102と、インターコネクション7を設ける端子部分104、対向電極11が設けられる。端子部分を透明導電膜(例えば、インディウム錫酸化物)によって形成すれば、画素電極11と端子部分104を同時に形成できる。
一方、マトリクス基板5には、周辺回路領域116とアクティブマトリクス領域10が設けられるが、これらのTFT回路は、実施例2に示された低温ポリシリコン技術によって形成される。また、インターコネクション7の端子部分117は、導電性酸化物等の材料により形成する。そして、端子部分104と117の間にインターコネクション7を形成する(図13)。
以下には、対向基板に半導体集積回路を形成し、図12に示されるような対向基板を得る工程を、図14および図15を用いて説明する。図14には、単結晶シリコンウェハー上に半導体集積回路を形成する工程の概略を示す。また、図15には、上記で得られた半導体集積回路を液晶ディスプレーの基板に転写・実装する工程の概略を示す。
まず、単結晶シリコンウェハー(厚さ0.3μm)121上に厚さ2000Å〜5μmの酸化珪素層122を設け、さらに結晶性のシリコン層を形成する。シリコン層の厚さは、必要とする半導体回路の特性を大きく左右するが、一般には、薄いほうが好ましかった。本実施例では400〜600Åとする。
ここに至るまでの工程としては、酸化珪素層122上にシリコン層を堆積して形成してもよいが、例えば、SIMOX(Separation by implanted oxygen) 基板を用いてもよい。SIMOX基板とは、単結晶シリコンウェハーにある加速度で酸素イオンを打ち込み、表面に単結晶シリコン層を残したまま、その下に酸化珪素層を形成したものである。SIMOX基板では、単結晶シリコン層を用いてTFTを形成できるので有利である。
また、堆積法により結晶性シリコンを得るには、非晶質シリコンにレーザー等の強光を照射する方法(レーザーアニール法)や、熱アニールによって固相成長させる方法(固相成長法)が用いられる。固相成長法を採用する場合にも、ストリップヒーターによって、加熱部分を移動させることにより、単結晶シリコンウェハーとの接触部分をシード(種結晶)として単結晶成長させる方法(シード成長法)を用いてもよい。
また、固相成長法を用いる際には、特開平6−244104に開示されるように、ニッケル等の触媒元素をシリコンに添加すると、結晶化温度を下げ、アニール時間を短縮できる。さらには、特開平6−318701のように、一度、固相成長法によって結晶化せしめたシリコンを、レーザーアニールしてもよい。いずれの方法を採用するかは、必要とされる半導体回路の特性や基板の耐熱性等によって決定すればよい。
このようにして形成したシリコン層をエッチングして、島状シリコン領域123、124を形成する。その後、プラズマCVD法もしくは熱CVD法によって、厚さ1200Åの酸化珪素のゲイト絶縁膜125を堆積し、さらに、950〜1050℃の酸化雰囲気中で加熱処理することにより絶縁膜とシリコン層との界面特性を改善する。
次に、厚さ5000Åの結晶性シリコンによって、ゲイト電極・配線126、127を形成する。ゲイト配線は、アルミニウムやタングステン、チタン等の金属や、あるいはそれらの珪化物でもよい。さらに、金属のゲイト電極を形成する場合には、特開平5−267667もしくは同6−338612に開示されるように、その上面もしくは側面を陽極酸化物で被覆してもよい。ゲイト電極をどのような材料で構成するかは、必要とされる半導体回路の特性や基板の耐熱性等によって決定すればよい(図14(A))。
その後、セルフアライン的に、イオンドーピング法等の手段によりN型およびP型の不純物を島状シリコン領域に導入し、N型領域128、P型領域129を形成する。そして、公知の手段で、層間絶縁物(厚さ5000Åの酸化珪素膜)130を堆積する。そして、これにコンタクトホールを開孔し、アルミニウム合金配線131〜133を形成する(図14(B))。
さらに、これらの上に、パッシベーション膜として、厚さ2000Åの窒化珪素膜134をプラズマCVD法によって堆積し、これに、出力端子の配線133に通じるコンタクトホールを開孔する。そして、スパッタ法によって、インディウム錫酸化物被膜(ITO、厚さ1000Å)の電極105を形成する。その後、直径約10μm、高さ約1μmの金のバンプ106をITO電極105の上に形成する。このようにして半導体集積回路が、単結晶シリコンウェハー上に得られる(図14(C))。
一方、対向基板101にも、厚さ1000ÅのITOによって電極104を形成する。図には示さないが、同時にITOにより、対向電極も形成する。本実施例では、対向基板としては、厚さ1.1mmのコーニング7059を用いる。他にコーニング1737、NHテクノグラスNA45、同35、日本電気硝子OA2等の無アルカリもしくは低アルカリガラスが用いられる。そして、この基板101に、半導体集積回路の形成された単結晶シリコンウェハー基板121を圧力を加えて接着する。このとき、電極104と電極105はバンプ106によって、電気的に接続される(図15(A))。
次に熱硬化性の有機樹脂を混合した接着剤103を単結晶シリコンウェハー基板121と対向基板101の隙間に注入する。なお、接着剤は、両基板を圧着する前に、いずれかの表面に塗布しておいてもよい。
そして、120℃の窒素雰囲気のオーブンて、15分間処理することにより、両基板101と121との電気的な接続と機械的な接着を完了した。なお、完全な接着の前に、電気的な接続が不十分であるか否かを、特開平7−14880に開示される方法によってテストした後、本接着する方法を採用してもよい(図15(B))。
次に、シリコンウェハー基板121を薄片化する。その工程は、機械的研磨、化学的機械的研磨によってもよいが、素子に対するダメージを低減するためには化学的エッチングが好ましい。例えば、フッ化ハロゲン(三フッ化塩素等)は珪素をエッチングするが、酸化珪素やITO等の酸化物はエッチングしないという選択性を有するので上記の目的に好ましい。
具体的には、シリコンウェハー基板121を10〜100μmの厚さまで研磨して薄片化し、次にこれをフッ化ハロゲン雰囲気中(例えば、三塩化フッ素(ClF3 )と窒素の混合ガスの気流中。三塩化フッ素と窒素の流量は、共に500sccm。反応圧力は1〜10Torr。温度は室温)に置くことによりシリコンウェハーをエッチングする(図15(C))。
フッ化ハロゲンによるエッチングは、光(紫外光もしくはレーザー光)が照射されている面ではより進行するという特徴を有するので、単結晶シリコンウェハー基板121の裏面(TFTが形成されていない面)に光を照射してもよい。同様な効果はイオンや電子線を照射しても得られる。さらに、経過すると剥離層は完全にエッチングされ、下地の酸化珪素層122の底面が露出する。フッ化ハロゲンよるエッチングでは、下地酸化珪素層の底面でエッチングが停止するので、該底面は極めて平坦である(図15(D))。
このようにして、対向基板101への半導体集積回路の形成が終了する。このような回路の転写技術は、大面積では困難なものであるが、限られた面積においては比較的、容易に実施できる。本発明では、対向基板の半導体集積回路の面積は、アクティブマトリクスの面積に比較するとはるかに小さく、小さなリスクで大きな特性を享受できる。
本発明の電子装置の構成の例を説明する図。 本発明の電子装置の断面構造の例を説明する図。 従来の電子装置の構成を説明する図。 従来の電子装置の構成を説明する図。 従来の電子装置の構成を説明する図。 従来の電子装置の構成を説明する図。 実施例のディスプレーの構成を説明する図。 実施例のディスプレーの構成を説明する図。 実施例のディスプレーの構成を説明する図。 従来の電子装置の構成を説明する図。 実施例のディスプレーの断面の様子を示す図。 実施例のディスプレーの対向基板の断面の様子を示す図。 実施例のディスプレーの断面の様子を示す図。 実施例のディスプレーの対向基板の半導体集積回路の作製工程断面を説明する図。 実施例のディスプレーの対向基板の半導体集積回路の実装工程断面を説明する図。
符号の説明
1 スイッチングトランジスタ
2 画素電極
3 補助容量
4 アクティブマトリクス領域
5 マトリクス基板
6 対向基板
7 バンプ
8 半導体集積回路領域
9 周辺駆動回路領域
10 アクティブマトリクス領域
11 対向電極
12 保護絶縁膜
13 封止剤
14 液晶材料
20、40 ガラス基板(マトリクス基板)
21、41 TFT回路配線端子
22、42 半導体チップ(ICチップ)
23、43 半導体チップ端子
24 ボンディングワイヤ
25、45 樹脂
29 対向基板
30 マトリクス基板
31 アクティブマトリクス回路領域
32〜34 周辺駆動回路領域
35 チップ接着領域
36 メインメモリー
37 MPU
38 補助メモリー
39 配線接続パッド
44 バンプ
46 金属粒子

Claims (4)

  1. 第1の基板上に、アクティブマトリクス回路と前記アクティブマトリクス回路に付随する第1の半導体集積回路とを形成し、
    第2の基板上に、対向電極と前記第1の半導体集積回路より高速動作が要求される第2の半導体集積回路とを形成し、
    第1の半導体集積回路と、前第2の半導体集積回路とを導電性材料によって電気的に接続し、
    前記導電性材料を、前記第1の基板および前記第2の基板を封止する封止材中に、前第2の半導体集積回路および前第1の半導体集積回路と重ならないように形成し、
    前記第1の基板上に形成された前記アクティブマトリクス回路と前記第2の基板上に形成された前記対向電極と、および前第1の半導体集積回路と前第2の半導体集積回路とのそれぞれが重なるように、前記第1の基板と前記第2の基板とを重ねて形成することを特徴とする電子装置の作製方法。
  2. 第1の基板上に、アクティブマトリクス回路と前記アクティブマトリクス回路に付随する第1の半導体集積回路とを形成し、
    第2の基板上に、対向電極と前記第1の半導体集積回路より高速動作が要求される第2の半導体集積回路とを形成し、
    第1の半導体集積回路と、前第2の半導体集積回路とを導電性材料によって電気的に接続し、
    前記導電性材料を、前記第1の基板および前記第2の基板を封止する封止材中に、前第2の半導体集積回路および前第1の半導体集積回路と重ならないように形成し、
    前記第1の基板上に形成された前記アクティブマトリクス回路と前記第2の基板上に形成された前記対向電極と、および前第1の半導体集積回路と前第2の半導体集積回路とのそれぞれが重なるように、前記第1の基板と前記第2の基板とを重ねて形成し、
    第2の半導体集積回路を、転写により形成することを特徴とする電子装置の作製方法。
  3. 請求項1または請求項2において、
    第2の半導体集積回路を、その面積の少なくとも70%が前第1の半導体集積回路と重ねて形成することを特徴とする電子装置の作製方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項において、
    前記第1の半導体集積回路は、ゲイト線ドライバー回路およびソース線ドライバー回路であり、前記第2の半導体集積回路は、信号処理回路であることを特徴とする電子装置の作製方法。
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