JPH07104246A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07104246A
JPH07104246A JP26835293A JP26835293A JPH07104246A JP H07104246 A JPH07104246 A JP H07104246A JP 26835293 A JP26835293 A JP 26835293A JP 26835293 A JP26835293 A JP 26835293A JP H07104246 A JPH07104246 A JP H07104246A
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JP
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potential
liquid crystal
signal
crystal display
voltage
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JP26835293A
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Akihiro Sato
明洋 佐藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、消費電力の少ないアクテイブマトリ
クス駆動方式の液晶表示装置を実現する。 【構成】信号電位が与えられる透明電極と対向する対向
電極を各ゲートラインごと独立に分離して設け、当該対
向電極に印加される電位を各ゲートラインごと独立に制
御できるようにする。これにより画面上におけるライン
の位置や信号電荷の極性反転時期によらず透明電極と対
向電極間に常に適切な電位を供給することができる。こ
の結果、信号電荷の極性反転時に生じるおそれがあつた
信号電位の変動分余分に設定しなければならなかつたシ
ステム電源電圧を低くすることができる。これにより消
費電力を従来に比して一段と小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図11〜14) 発明が解決しようとする課題(図13及び図14) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図4) 実施例(図1〜図10) (1)第1の実施例(図1〜図4) (2)第2の実施例(図5〜図8) (3)他の実施例(図9及び図10) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関し、特
にアクテイブマトリクス駆動方式によつて駆動される液
晶表示装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の液晶デイスプレイ装置
は、文字表示やグラフイツク表示、ビデオ表示の場合に
広く用いられている。この液晶デイスプレイ装置は各画
素ごとに設けられたスイツチング素子と信号蓄積素子と
によつて構成されており、スイツチング素子の種類に応
じて2種類に大別される。1つは2端子の非線形素子を
スイツチング素子とするものであり、1つは電界効果ト
ランジスタ等の3端子素子をスイツチング素子とするも
のである。
【0004】ここでスイツチング素子を電界効果トラン
ジスタとする液晶デイスプレイ装置の動作原理を図11
及び図12を用いて説明する。一般に液晶デイスプレイ
装置1は、図11に示すように、ガラス基板表面に薄膜
トランジスタが形成されたTFTガラス基板2とガラス
基板表面にカラーフイルタが形成されたCFガラス基板
とを液晶を挟んで対面させることにより形成されてい
る。
【0005】このうちTFTガラス基板2上には図12
に示すように走査電極駆動回路4及び信号電極駆動回路
5が形成されており、各画素に対応する液晶表示素子L
Cを駆動している。すなわち走査電極駆動回路4は各走
査線に対応する複数本のゲートライン6のうちの1本に
高電圧を与えてゲートライン6上に位置する全ての電界
効果トランジスタ7を一時導通状態にする。一方、信号
電極駆動回路5は垂直方向に伸びる信号ライン8を介し
て液晶表示素子LCと液晶表示素子LCに対して並列に
接続された蓄積コンデンサCS に画像信号を供給する。
【0006】そして液晶表示素子LCと蓄積コンデンサ
CS に供給された画像信号の電圧Vsig と対向共通電極
に印加される電圧VCOM との差電圧ΔV(=Vsig −V
COM)によつて液晶表示素子LCを励起させるようにな
されている。ここで蓄積コンデンサCS は供給された画
像信号によつて液晶表示素子LCを次のフイールドまで
励起状態に保持してコントラストを高めるようになされ
ている。
【0007】またCFガラス基板3上には表示画面大の
面積を有する対向電極9が用いられるのが一般的であ
る。このとき対向共通電極8に印加される電圧VCOM と
ゲート電圧VG 及び画像信号Vsig との関係を図示する
と、図13及び図14に示すようになる。図からも分か
るように液晶デイスプレイ装置1の駆動方法には、対向
共通電極8に常に一定の電圧を印加する方法と一定周期
ごとに電圧を反転させる方法の2通りある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが対向共通電極
に常に一定の電圧VCOM が印加される場合(すなわち蓄
積コンデンサCS の電極の一端に印加される電圧VCSが
一定(VCOM )、又は蓄積コンデンサCS の電極の一端
が前段のゲートライン6に接続されている場合)には、
図13に示すように、ゲート電圧VG として13.5〔V〕
以上必要となり、また水平駆動用の電源電圧HVDD も1
0.5〔V〕以上必要であつた。加えて極性反転用のビデ
オ信号ドライブ電源としても12〔V〕以上必要であつ
た。
【0009】同様に、対向共通電極に印加される電圧V
COM を一定周期ごとに反転させる場合(すなわち蓄積コ
ンデンサCS の一端に印加される電圧VCSが反転する場
合)にも、図14に示すように、ゲート電圧VG や電源
電圧HVDD がそれぞれ13.5〔V〕及び10.5〔V〕以上必
要とされる。このようにシステム電源系として10〔V〕
以上の電圧が必要とされ、従来の方式では低電圧駆動で
きない問題があつた。
【0010】対向共通電極9に印加される電圧VCOM を
1フイールド周期ごと反転する場合には、画面上部(す
なわちフイールドの先頭位置)に位置する画素と画面下
部(すなわちフイールドの終端位置)に位置する画素と
の間に印加される電圧の条件に差が生じ、画質に差が生
じる問題があつた。
【0011】すなわち画面上部の画素には1フイールド
期間の間同じ電圧が印加されるのに対し、画面下部に位
置する画素には画素電位が書き込まれた直後に電圧VCO
M の極性反転に連動して電圧が高電位から低電位に、又
は低電位から高電位に急変する。このため特に電圧VCO
M が高電位から低電位にシフトする場合には、ゲートソ
ース間電圧VGSが約−1〔V〕以上になつてリーク電流
が増加すると共に、輝点が生じる問題があつた。
【0012】これは1水平走査期間ごとに対向共通電極
に印加される電圧VCOM を切り換える場合にも同様であ
る。またこれらの場合には、各画素に印加される印加電
圧の差が大きいために、VCOM の1フイールド周期反転
時にはリバースチルトによつてドメイン(例えば本来黒
であるべき画素であるにも係わらず灰色になる現象)が
画面下部に、VCOMの1水平周期反転時には画面全体に
発生するおそれもあつた。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して低電圧駆動ができる低消費電力型の液
晶デイスプレイ装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、互いに直交する多数本の信号ライ
ンとゲートラインとの交点部分に画素選択用の薄膜トラ
ンジスタ7がそれぞれ配置され、当該薄膜トランジスタ
7のソース電極に透明電極(ITO)がそれぞれ接続さ
れてなる第1の透明基板11と、液晶層LCと、液晶層
LCを第1の透明基板11と共に両側から保持する第2
の透明基板12とを設け、第2の透明基板12は、ゲー
トラインの延長方向に沿つて透明電極と対向する位置に
配置された多数本の対向電極(ITO)を有し、当該多
数本の対向電極(ITO)それぞれに印加される電位V
COM(n)を独立に制御する。
【0015】
【作用】信号電位が与えられる透明電極(ITO)と対
向する対向電極(ITO)を各ゲートラインごと独立に
分離して設け、当該対向電極(ITO)に印加される電
位を各ゲートラインごと独立に制御できるようにする。
これにより画面上におけるゲートラインの位置や信号電
位の極性反転時期によらず透明電極と対向電極間に適切
な電位を供給することができる。この結果、画面上部や
下部のゲートラインに接続された画素電位が信号電位及
びVCOM の極性反転によつて変動するおそれをなくすこ
とができる。従つてこれら電位の変動分を補うために必
要であつた電圧分を駆動電圧から除くことができ、その
分、システム系の電源電圧を低くすることができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)第1の実施例 図1において10は全体として液晶デイスプレイ装置の
概略構成を示し、TFTガラス基板11にCFガラス基
板12を液晶層(図示せず)を対面させることにより形
成されている。この例の場合、TFTガラス基板11及
びCFガラス基板12はそれぞれ図2及び図3に示すよ
うに形成されている。
【0018】このTFTガラス基板11の場合、蓄積コ
ンデンサCS の一端はそれぞれ1ライン前のゲートライ
ン6に接続されている。これにより蓄積コンデンサCS
の一端には信号書き込みの直前を除く全期間に亘り常に
ほぼ0〔V〕の一定電圧が印加されるようになされてい
る。ここで蓄積コンデンサCS の一端に高電位が印加さ
れるのは画像信号Vsig の書き込み対象であるラインに
対して1ライン前のゲートライン6が選択されていると
きである。
【0019】走査電極駆動回路4には垂直駆動用の電源
VVSS 、VVDD 及びクロツクVCK1、VCK2 が供給され
ている。また走査電極駆動回路4には1ライン目のゲー
トライン6に印加される高電位のゲート電圧VG が各フ
イールド周期に一致するようにスタート信号VSTが供給
されている。
【0020】同様に信号電極駆動回路5には水平駆動用
の電源HVSS 、HVDD 及びクロツクHCK1 、HCK2 がそ
れぞれ供給されており、信号ラインに与えられる画像信
号Vsig の先頭が水平走査周期の開始時期に一致するよ
うにスタート信号HSTが供給されるようになされてい
る。また信号電極駆動回路5には3原色信号VsigR、V
sigG、VsigBが入力され、これら原色信号に応じた画像
信号Vsig が信号ラインに出力されるようになされてい
る。因に画像信号Vsig の極性はフイールド周期又は水
平周期ごとに反転される。
【0021】一方、CFガラス基板12にはゲートライ
ンと対向する位置にゲートラインと一対一に対向する対
向電極13が分離独立して形成されている。これら各対
向電極13は、垂直駆動用の電源VVSS 、VVDD の他、
クロツクVCOM,CK1 、VCOM,CK2 及びスタート信号VCO
M,STがそれぞれ与えられる対向電極駆動回路14によつ
てそれぞれ独立に駆動されるようになされている。すな
わち対向電極駆動回路14は電位反転信号VCOM,SWによ
つてPチヤネルTFTトランジスタ又はNチヤネルTF
Tトランジスタのいずれか一方を能動状態に制御し、高
電位VCOM,H 又は低電位VCOM,L の一方を対向電極電圧
VCOM として対向電極13に印加するようになされてい
る。
【0022】このとき対向電極13に印加される対向電
極電圧VCOM は、図4に示すように、1フイールド周期
で高電位(約6〔V〕)と低電位(約0〔V〕)が交互
に繰り返すようになされている。すなわち図4はCS が
前段ゲートと接続されている場合の画素信号Vsig と対
向電極VCOM の関係を示している。
【0023】対向電極電圧VCOM は負極性の画像信号V
sig を書き込む直前から高電位に立ち上がり、次の書き
込みの開始の直前までのほぼ1フイールドの期間に亘つ
てその電位を維持する。これに対して正極性の画像信号
Vsig を書き込み直前から低電位に立ち下がり、次の書
き込み開始の直前までのほぼ1フイールドの期間に亘つ
てその電位を維持するようになされている。
【0024】以上の構成において、各ゲートライン6に
接続された蓄積コンデンサCS への画像信号Vsig の書
き込み動作と、その際における各システム電源電圧の関
係を説明する。この液晶デイスプレイ装置10の場合、
各ゲートライン6に対向する対向共通電極13に印加さ
れる対向電圧VCOM をそれぞれ別々に印加することがで
き、画像信号Vsig の極性反転周期(この例の場合1フ
イールド)に関係なく各ゲートライン6への画像信号V
sig の書き込み開始から1フイールド期間の間同じ電圧
状態を維持することができる。
【0025】このため画面下部(すなわちフイールドの
終端)付近のゲートライン6であつても、従来のように
画像信号Vsig の書き込み直後に対向電圧VCOM が低電
位から高電位(又は高電位から低電位)に急変すること
もなく蓄積コンデンサCS に蓄積されている画素電位
(すなわちソース電位)が追従して変動することもな
い。この結果、フイールドの先頭やフイールドの終端付
近に位置するライン上の画素においても輝点が発生する
おそれを有効に回避することができ、画質を一段と向上
させることができる。
【0026】またこのように蓄積コンデンサCS に蓄積
されている画素電位(すなわちソース電位)が変動する
おそれがないことにより、対向電圧VCOM の電圧範囲も
ほぼ0〔V〕付近から6〔V〕程度と低い電圧範囲に設
定することができる。この結果、電界効果トランジスタ
を能動状態に制御するのに必要とされるゲート電圧VG
の電圧も8〔V〕程度に抑えることができ、また画像信
号Vsig の変動範囲も5〔V〕以内に抑えることがで
き、従来に比して低い電圧のシステム電源によつて液晶
デイスプレイ装置10を駆動することができる。
【0027】以上の構成によれば、走査線に対応する各
ゲートライン別に対向電極VCOM の電位を制御すること
し、その際、信号線電位の極性反転周期に係わらず対向
電極電位をフイールド周期で切り換えることにより、従
来に比して低いシステム電源電圧によつて動作する消費
電力の少ない液晶デイスプレイ装置10を容易に実現す
ることができる。
【0028】またこれにより画面上部や下部での不要輝
点の発生をなくすことができる。さらにリバースチルト
によるドメイン発生も有効に回避することができ、従来
に比して一段と画質を高めることができる。
【0029】(2)第2の実施例 この実施例では先の実施例で用いたTFTガラス基板1
1に代えてTFTガラス基板21をCFガラス基板12
と組み合わせた液晶デイスプレイ装置20について図5
を用いて説明する。またこの液晶デイスプレイ装置20
の断面構造を図6に示す。CFガラス基板12及びTF
Tガラス基板21は、それぞれガラス基板12A及び2
1A上に導電膜、絶縁膜及びポリシリコン膜が積層され
て形成されている。このうちガラス基板12Aの内側表
面にはブラツクマスク12Bによつて囲まれたカラーフ
イルタ12Cが積層され、さらにその面上にポリイミド
膜12Dで覆われた透明電極(ITO)12Eが形成さ
れている。
【0030】またガラス基板21Aの内側表面にはポリ
シリコン薄膜21B上にゲート絶縁膜21Cを挟んでゲ
ート電極21Dが形成された電界効果トランジスタ7
と、絶縁膜21Eを挟んでCS 電極21Fが形成された
蓄積トランジスタCS とがそれぞれ形成されている。こ
こで電界効果トランジスタ7のドレイン領域にはアルミ
ニウム電極21Gが形成され、またゲート電極21Dの
上部は層間絶縁膜21Hによつて覆われている。一方、
蓄積コンデンサCS の上部にも層間絶縁膜21Hで覆わ
れている。
【0031】これら素子の上部には層間絶縁膜21Iを
挟んで透明電極(ITO)21Jが積層され、この透明
電極(ITO)21Jの周囲を覆うようにシリコン窒化
膜21Kが積層されている。そしてこれらの表面はポリ
イミド膜21Lによつて保護されている。
【0032】この実施例の場合、このような断面構造を
有するTFTガラス基板21には蓄積コンデンサCS へ
の給電専用のCS ライン22が設けられており、このC
S ライン22に与えられる電位をCS ライン駆動回路2
3によつて駆動するようになされている。
【0033】ここでCS ライン駆動回路23は、CFガ
ラス基板11側に形成されている対向電極駆動回路13
と同期して動作し、蓄積コンデンサCS の一端に対向電
極13と同電位の電圧を印加することができるようにな
されている。すなわちnライン目を選択するゲート電圧
VG に高電位が与えられ、その際、信号ライン8に負極
性の画像信号Vsig が与えられる場合には、Pチヤネル
型のトランジスタを介して高電位の電圧VCOM,H をCS
ライン22に与えるのに対し、信号ライン8に正極性の
画像信号Vsig が与えられる場合には、Nチヤネル型の
トランジスタを介して低電位の電圧VCOM,L をCS ライ
ン22に与えるようになされている。
【0034】因にCS ライン22に印加される電位は、
CS ライン駆動回路23に入力されるフイールドリバー
スパルスVFRP によつて切り換えられる。また各CS ラ
イン22に対する電位の印加はクロツクVCOM,CK1 、V
COM,CK2及びスタート信号VCOM,STによつて切り換えら
れる。
【0035】以上の構成において、nライン目のゲート
ラインが選択された場合における画像信号Vsig と他の
制御パルス(すなわちゲートパルスVG(n)、対向電極電
位VCOM(n)、CS 電位VCS)との電位関係を図7を用い
て説明する。図7はCS がVCOM と接続されている場合
の画素信号Vsig と対向電極VCOM の関係を示す図であ
る。
【0036】この例の場合にも、各ゲートライン6に対
向する対向共通電極13に印加される対向電圧VCOM は
それぞれ別々に制御することができ、画像信号Vsig の
極性反転周期(この例の場合1フイールド)に関係なく
各ゲートライン6への画像信号Vsig の書き込み開始か
ら1フイールド期間の間同じ電圧状態を維持することが
できる。
【0037】従つて負極性の画像信号Vsig が与えられ
る場合には、ゲートラインの位置によらず、ゲートライ
ン6に書き込み用のゲート電圧VG が与えられる直前か
ら1フイールドの間に亘つて対向電極13及びCS ライ
ン22に逆極性(すなわち高電位)の対向電圧VCOM,H
及びVCS,Hが与えられることになる。 このようにゲー
ト電圧VG が立ち下がつて画素の書き込みが終了した後
も液晶には対向電極に対して負の電位を印加し続けるこ
とができ、次の書き込みが開始されるまでの間、電位関
係を安定に保つことができる。
【0038】正極性の画像信号Vsig を書き込む場合も
同様の電位関係が成り立ち、対向電極13及びCS ライ
ン22に逆極性(すなわち低電位)の対向電圧VCOM,L
及びVCS,Lが与えられる。これによりゲート電圧VG が
立ち下がつて画素の書き込みが終了した後も液晶には対
向電極に対して正の電位を印加し続けることができ、次
の書き込みが開始されるまでの間、電位関係を安定に保
つことができる。このときの様子を各ゲートラインごと
に表すと図8に示すようになる。
【0039】この結果、画面下部(すなわちフイールド
の終端)付近のゲートライン6であつても、従来のよう
に画像信号Vsig の書き込み直後に対向電圧VCOM が低
電位から高電位(又は高電位から低電位)に急変するこ
ともなく蓄積コンデンサCSに蓄積されている画素電位
(すなわちソース電位)が追従して変動することもな
い。
【0040】以上の構成によれば、走査線に対応する各
ゲートライン別に対向電極VCOM の電位を制御すること
し、その際、信号線電位の極性反転周期に係わらず対向
電極電位をフイールド周期で切り換えることにより、従
来に比して低いシステム電源電圧によつて動作する消費
電力の少ない液晶デイスプレイ装置20を容易に実現す
ることができる。
【0041】またこれにより画面上部や下部での不要輝
点の発生をなくすことができる。さらにリバースチルト
によるドメイン発生も有効に回避することができ、従来
に比して一段と画質を高めることができる。
【0042】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、図8(K)に示すよう
に、画像信号Vsig の信号電位の極性を1フイールド周
期ごと反転させる場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、図9に示すように、1水平走査周期(1H)
ごとに極性を反転させる場合にも広く適用し得る。因に
このとき各ゲートラインに印加される対向電圧VCOM 、
ゲート電圧VG 及び画像信号Vsig を図示すると図10
に示すようになる。
【0043】このときnライン目のゲートラインとn+
1ライン目のゲートラインとでは画像信号Vsig の極性
は反転することになるが、この場合にも画素への書き込
みが開始されてから1フイールド期間が経過するまでの
間同じ電位が印加されることになる。この結果、上述の
実施例の場合と同様、消費電力の小さい液晶デイスプレ
イ装置を実現することができる。
【0044】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、信号電位
が与えられる透明電極と対向する対向電極を各ゲートラ
インごと独立に分離して設け、当該対向電極に印加され
る電位を各ゲートラインごと独立に制御できるようにす
る。これにより画面上におけるゲートラインの位置や信
号電位の極性反転時期によらず透明電極と対向電極間に
適切な電位を供給することができ、信号電位の極性反転
による電位の変動分をみこして大きめに設定しなければ
ならなかつたシステム電源電圧を低くすることができ
る。この結果、従来に比して一段と消費電力の少ない液
晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶デイスプレイ装置の概略構成
を示す略線的斜視図である。
【図2】TFTガラス基板を示す接続図である。
【図3】CFガラス基板を示す接続図である。
【図4】各駆動信号の電位関係の説明に供する信号波形
図である。
【図5】TFTガラス基板を示す接続図である。
【図6】液晶デイスプレイ装置の断面構造を示す断面図
である。
【図7】各駆動信号の電位関係の説明に供する信号波形
図である。
【図8】各ラインごとに印加される駆動信号の位相関係
を示す信号波形図である。
【図9】各駆動信号の電位関係の説明に供する信号波形
図である。
【図10】各駆動信号の電位関係の説明に供する信号波
形図である。
【図11】従来の液晶デイスプレイ装置を示す略線的斜
視図である。
【図12】TFTガラス基板を示す接続図である。
【図13】対向電圧を一定とする場合における駆動信号
を示す信号波形図である。
【図14】対向電圧の極性を所定周期ごとに反転させる
場合における駆動信号を示す信号波形図である。
【符号の説明】
1、10、20……液晶デイスプレイ装置、2、11、
21……TFTガラス基板、3、12……CFガラス基
板、4……走査電極駆動回路、5……信号電極駆動回
路、9、13……対向電極、14……対向電極駆動回
路、23……CS ライン駆動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに直交する多数本の信号ラインとゲー
    トラインとの交点部分に画素選択用の薄膜トランジスタ
    がそれぞれ配置され、当該薄膜トランジスタのソース電
    極に透明電極がそれぞれ接続されてなる第1の透明基板
    と、 液晶層と、 上記液晶層を上記第1の透明基板と共に両側から保持す
    る第2の透明基板とを具え、 上記第2の透明基板は、 上記ゲートラインの延長方向に沿つて上記透明電極と対
    向する位置に配置された多数本の対向電極を有し、 当該多数本の対向電極それぞれに印加される電位を独立
    に制御することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記第2の透明基板は、上記ゲートライン
    に接続された透明電極と対をなす対向電極それぞれに対
    し、上記第1の透明基板上に形成された上記信号ライン
    に印加される信号電位の極性反転周期にかかわらず、信
    号電位の書き込み開始より一定期間の間同電位を印加し
    続ける対向電圧発生手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記第1の透明基板は、上記薄膜トランジ
    スタと上記透明電極との接続中点に一端が接続された電
    荷蓄積手段のうち同一ゲートライン上に並んだ電荷蓄積
    手段の他端に対し、上記信号ラインに印加される信号電
    位の極性反転周期にかかわらず、信号電位の書き込み開
    始より一定期間の間同電位を印加し続ける電圧発生手段
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の液晶表示装置。
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