以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」と言う。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成について>
まず、本実施形態に係る情報処理システムが有する機能を実現するために必要な更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成について、図1及び図2を用いて説明する。
<<更新情報出力装置>>
図1は、本発明の実施形態1に係る更新情報出力装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、表示部15、入力部16、及び印刷部17とから構成されている。
制御部(CPU:Central Processing Unit)11は、以下に説明する主記憶部12、補助記憶部13、及びネットワークI/F14など、本実施形態に係る更新情報出力装置100が有する各装置の制御を行う。また、制御部11は、主記憶部12や補助記憶部13に記憶されたプログラムを実行する装置で、例えば、ネットワークI/F14を介して受信したデータを演算・加工した上で、印刷部(プロッタ部)17や補助記憶部13に出力する(例えば、ネットワークI/F14を介して受信した画像データを画像形成媒体に印刷するなど)。
主記憶部(ROM:Read Only Memory、RAM:Random Access Memory)12は、制御部11が実行するプログラムや関連するデータを記憶(一時的に保持する場合も含む)する装置である。ROMには、制御部11が実行するプログラムや関連するデータが記憶されており、記憶されたプログラムや関連するデータは、制御部11により、必要に応じてRAM上へ展開(ロード)され、展開(ロード)されたプログラムや関連するデータは、制御部11により、演算・加工される。
補助記憶部(HD:Hard Disk)13は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどを関連するデータとともに記憶する装置である。また、補助記憶部13には、本実施形態に係る更新情報出力装置100が管理する各種情報(例えば、収集する更新情報の情報格納先を示す収集対象情報など。)が格納され、データベース(DB:database)やファイルシステム(FS:File System)などにより管理される。
ネットワークI/F14は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器(例えば、オンラインブックマークサービス、Webサイト、又は情報DBなどの各管理サーバや情報登録装置など。)と本実施形態に係る更新情報出力装置100とのインタフェースである。
表示部(パネル表示)15及び入力部(操作部)16は、キースイッチ(ハードキーとGUI(Graphical User Interface)のソフトウェアキーを含む。)とタッチパネル機能を備えたLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)とから構成される操作パネルで、本実施形態に係る更新情報出力装置100が有する機能を利用する際のユーザインタフェース(UI:User Interface)として機能する装置である。
印刷部(プロッタ部)17は、CMYKからなる画像データを受け取ると、レーザービームを用いた電子写真プロセス(露光、潜像、現像及び転写のプロセス)を用いて、転写紙、すなわち画像形成媒体(例えば、印刷用紙など。)に受け取った画像データを出力(印刷)する装置である。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主記憶部12のROMや補助記憶部13などの記憶装置に格納されたプログラム(例えば、更新情報出力装置100の情報処理プログラムなど。)を、主記憶部12のRAM上に展開(ロード)し、展開(ロード)したプログラムを制御部11で実行し、各装置を制御することで、以降に説明する本実施形態に係る更新情報出力装置100が有する機能を実現している。
<<情報登録装置>>
図2は、本発明の実施形態1に係る情報登録装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報登録装置200は、図2に示すように、スキャナ部(画像読み取り部)18以外は、図1と同一のハードウェアによって構成された装置である。よって、以下に行う本実施形態に係る情報登録装置200のハードウェア構成についての説明では、本実施形態に係る更新情報出力装置100と異なるスキャナ部(画像読み取り部)18についての説明を行い、同一のハードウェアについては説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る情報登録装置200は、本実施形態に係る更新情報出力装置100と同一の制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、ネットワークI/F14、表示部15、入力部16、及び印刷部17、及びスキャナ部20の他、スキャナ部18を有している。
スキャナ部(原稿読み取り部)18は、CCD(Charge Coupled Devices)光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとこれらを駆動する駆動回路を備え、原稿読み取り面(コンタクトガラス上)にセットされた印刷用紙などの画像形成媒体をスキャンすることでRGB各8ビットのデジタル画像データを生成(画像形成媒体から情報を読み取り電子化)する装置である。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、主記憶部12や補助記憶部13などの記憶装置に格納されたプログラム(例えば、情報登録装置200の情報処理プログラムなど。)を実行し、各装置を制御することで、以降に説明する本実施形態に係る情報登録装置200が有する機能を実現している。
<情報処理システムのシステム構成及び機能構成について>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成について、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザがWebサイトや情報データベース(以下、「情報DB」と言う。)などの情報公開元から収集した更新情報を画像形成媒体に出力する更新情報出力装置100、ユーザが必要な公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する情報登録装置200とが、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLANやWANなどのネットワーク90を介して接続され構成される。
また、更新情報出力装置100と情報登録装置200は、ネットワーク90を介して、Webサイトや情報DBといった公開情報を管理するサーバ3001及び3002(以下、「Webサイト3001」、「情報DB3002」と言う。)、オンラインブックマークサービスを提供するサーバ400(以下、「オンラインブックマークサービス400」と言う。)などに接続されている。
これによって、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100によるWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元からの更新情報の収集や、情報登録装置200によるオンラインブックマークサービス400への情報登録などの各機能を、各装置間においてネットワーク90を介したデータ通信を行うことにより実現している。
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について、システムの構成要素である更新情報出力装置100及び情報登録装置200の順に説明を行う。
<<更新情報出力装置の機能構成について>>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報を収集し、収集した更新情報を画像形成媒体に出力する。
ここで言う「画像形成媒体」とは、媒体上に出力されたものが、「人が読むこと」ができ、「人が加筆すること」ができ、更に「加筆したものを画像読み取り装置などで読み取ること」のできる媒体を示している。よって、本実施形態では、例えば、紙、電子ペーパー、リライタブルペーパーなどを、更新情報を出力する媒体として利用することができる。以降の本実施形態における説明では、画像形成媒体として「紙」を利用した場合について説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主な機能部として、入力部101、表示部102、更新情報出力部103、更新情報収集部104、更新情報収集条件管理部105、更新情報収集条件記憶部106、及び通信部107とから構成される。
入力部101及び表示部102は、ユーザからの本実施形態に係るシステムが有する機能の実行指示(例えば、更新情報収集の実行を指示するなど。)の受け付けや、ユーザに対して本実施形態に係るシステムから機能実行の指示要求(例えば、更新情報を収集する条件の設定を要求するなど。)などを行うユーザインタフェースである。人力部101及び表示部102は、図1に示した表示部(パネル表示)15及び入力部(操作部)16によって行う機能である。
更新情報出力部103は、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を基に、紙面上での出力する更新情報の並び順を変更した出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。また、更新情報出力部103は、更新情報を紙に出力する際、更新情報を識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域などを、出力する更新情報に付加する。更新情報出力部103は、出力データの生成を図1に示した制御部11によって行い、また、紙への出力を図1に示した印刷部(プロッタ部)17によって行う機能である。
更新情報収集部104は、指定された更新情報の情報格納先を示すRSS配信URL(Uniform Resource Locator)に、通信部107を介してアクセスし、Webサイト3001や情報DB3002から更新情報を収集する(収集手段)。RSS配信URLは、入力部101からユーザによって直接指定しても良いし、予め登録しておいたRSS配信URLを基に指定しても良い。また、RSS配信URLは複数あっても良い。更新情報収集部104は、図1に示した制御部11によって行う機能である。
更新情報収集条件管理部105は、更新情報収集部104によってWebサイト3001や情報DB3002から収集する対象となる更新情報の情報格納先を示す収集対象情報、すなわち、Webサイト3001や情報DB3002が公開する情報のRSS配信URLなどの情報を更新情報収集条件として管理する。収集対象情報は、入力部101からユーザによって編集(新規登録や変更)することができる。更新情報収集条件管理部105は、図1に示した制御部11によって行う機能である。
更新情報収集条件記憶部106は、更新情報収集条件である収集対象情報を記憶する。更新情報収集条件記憶部106は、図1に示した補助記憶部13によって行う機能である。
通信部107は、更新情報収集部104によるWebサイト3001や情報DB3002からの更新情報の収集や、更新情報出力部103の更新情報を紙に出力する際に用いる、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を情報登録装置200から取得/参照するなど、ネットワーク90を介して接続される周辺装置とのデータ通信を行う機能である。通信部107は、図1に示したネットワークI/F14によって行う機能である。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、上記の機能部によって、「登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報の並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの処理を指示するためのマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する」という機能を実現している。
<<情報登録装置の機能構成について>>
本実施形態に係る情報登録装置200は、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報の中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をユーザがマーキングすることによって情報を選択した後に、マーキングされた紙を画像として読み取り、読み取った画像を解析することで登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出し、抽出した公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態に係る情報登録装置200は、主な機能部として、入力部201、表示部202、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、情報登録部205、履歴管理部206、履歴記憶部207、通信部208、及びユーザ情報管理部209とから構成される。
入力部201及び表示部202は、ユーザからの本実施形態に係るシステムが有する機能の実行指示(例えば、情報登録の実行を指示するなど。)の受け付けや、ユーザに対して本実施形態に係るシステムから機能実行の指示要求(例えば、登録するオンラインブックマークサービス400を指定する設定を要求するなど。)などを行うユーザインタフェースである。人力部201及び表示部202は、図2に示した表示部(パネル表示)15及び入力部(操作部)16によって行う機能である。
画像読み取り部203は、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報の中から、ユーザが、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングした紙を、画像情報として読み取る。画像読み取り部203は、図2に示したスキャナ部(画像読み取り部)18によって行う機能である。
登録対象情報抽出部204は、画像読み取り部203により読み取られた画像を解析することで、更新情報を識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)や、ユーザによってマーキングされ、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)などを抽出し、抽出された識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)を基に、情報登録処理を指示された更新情報の識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。登録対象情報抽出部204は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)に従って、登録対象となる公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。本実施形態では、オンラインブックマークサービス400として、「del.icio.us(http://del.icio.us/)」や「はてなブックマーク(http://b.hatena.ne.jp/)」といった、情報登録方法が公開された外部のサービスを利用している。
履歴管理部206は、情報登録部205により公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録するときの公開情報の情報公開元を登録履歴として記録(更新)する(登録履歴情報記録手段)ことで、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を管理する。また、履歴管理部206は、更新情報出力装置100からのデータ参照要求の指示に従って、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報のデータ操作を行う。履歴管理部206は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
履歴記憶部207は、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を記憶する。履歴記憶部207は、図2に示した補助記憶部13によって行う機能である。
通信部208は、情報登録部205によるオンラインブックマークサービス400への公開情報の情報格納先の登録や、更新情報出力装置100からの登録履歴情報であるブックマーク履歴情報のデータ操作など、ネットワーク90を介して接続される周辺装置とのデータ通信を行う機能である。通信部208は、図2に示したネットワークI/F14によって行う機能である。
ユーザ情報管理部209は、本実施形態に係る情報処理システムを利用するユーザに関する情報(例えば、ユーザを識別するユーザ名とパスワードなど。)を、図2に示した補助記憶部13に格納して管理する。ユーザ情報管理部209は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、上記の機能部によって、「ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、登録対象情報(登録対象である公開情報の情報格納先)をオンラインブックマークサービス400に登録する」という機能を実現している。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下の手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報を収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を基に、紙面上での出力する更新情報の並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報の中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報を選択することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報の識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された登録対象である公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した(手順1)〜(手順5)により、「ユーザが、収集した情報の中から必要な情報を簡便にオンラインブックマークサービス400へ登録できる」システムを実現している。
次に、これまで説明を行ってきた本実施形態に係る情報処理システム1の具体的な処理手順について以下に説明する。
<更新情報出力装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主に、更新情報収集部104及び更新情報出力部103の処理手順によって機能を実現している。
更新情報収集部104は、RSS配信サービスから配信される情報(以下、「RSS配信情報」と言う。)を取得することでWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報を収集する。RSS配信では、更新情報をRSSあるいはAtom(Webサイト3001や情報DB3002で公開されている情報の見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXML(Extensible Markup Language)ベースのフォーマット)といった決められたXML形式の情報として配信するもので、決められたRSS配信URLにアクセスすることで取得することができる。
図4及び図5は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における表示部102に表示された表示画面20及び30(その1及びその2)の一例を示す図である。また、図6は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における収集対象情報リスト41のデータ構造の一例を示す図である。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報を収集するために必要な収集する更新情報の情報格納先を示すRSS配信URLのリスト、すなわち、更新情報収集条件である収集対象情報リスト41を生成する。
本実施形態では、更新情報収集条件記憶部106において説明を行ったように、予め図6に示すような更新情報収集条件である収集対象情報リスト41が、補助記憶部13に記憶されている。図6では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」(例えば、図中の「AAA News Site」など文字列データ。)と、更新情報の情報格納先、すなわち更新情報の配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)とから構成される収集対象情報41aをリスト化した収集対象情報リスト41の例を示している。
更新情報出力装置100は、表示部102において図4に示すような表示画面20を表示する。表示部102は、タッチパネル機能を有しており、本実施形態に係るシステムが有するユーザインタフェースである。
表示画面20の[登録サイトの更新情報をすべて出力]ボタン20aが、表示部102を介してユーザから選択された場合は、更新情報収集条件管理部105を介して更新情報収集条件記憶部106から、記憶されている全ての更新情報収集条件である収集対象情報41aを収集し、主記憶部12のRAM上に収集対象情報リスト41を生成する。
また、表示画面20の[RSS配信URLを指定]ボタン20bが、表示部102を介してユーザから選択された場合は、図5に示すような表示画面30(更新情報収集条件指定ダイアログ)を表示する。
ユーザによって、表示画面30の「RSS配信URL追加」のテキストボックス30aにURL(格納先)が入力され、その右側にある[出力]ボタン30bが選択された場合は、「RSS配信URL追加」のテキストボックス30aに入力されたURLをRSS配信URLとした更新情報収集条件である収集対象情報41aを生成し、生成した収集対象情報41aを要素とする収集対象情報リス41を生成する。
また、ユーザによって、[追加]ボタン30bが選択された場合は、「RSS配信URL追加」のテキストボックス30aに入力されたURL(格納先)をRSS配信URLとした更新情報収集条件である収集対象情報41aを生成し、更新情報収集条件管理部105を通じて更新情報収集条件記憶部106に記憶された収集対象情報リスト41に追加する(新規登録する)。
また、ユーザによって、表示画面30の「登録RSS配信URLリスト」30cに表示されている収集対象情報41aが1つ以上選択され、その下側にある[出力]ボタン30dを選択された場合は、更新情報収集条件記憶部106から、選択された全ての収集対象情報41aを収集し、主記憶部12のRAM上に収集対象情報リスト41を生成する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報収集処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、収集対象情報リスト41(更新情報収集条件リスト)の各収集対象情報41a(各更新情報収集条件)を基に、更新情報の収集を行う更新情報収集処理手順について説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、更新情報収集部104により、更新情報収集条件記憶部106に記憶された収集対象情報41aを基に、主記憶部12のRAM上に生成された収集対象情報リスト41(更新情報収集条件リスト)を取得する(S101)。
次に、更新情報出力装置100は、更新情報収集部104により、収集対象情報リスト41(更新情報収集条件リスト)から更新情報収集条件である収集対象情報41aを1つ読み込む。
更新情報出力装置100は、更新情報収集部104により、更新情報収集条件である収集対象情報41a(RSS配信URL)を基に、通信部107を介してWebサイト3001や情報DB3002へ更新情報の取得を要求し、更新情報を収集する。このとき、本実施形態では、通信プロトコルにHTTP(HyperText Transfer Protocol)を利用する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るRSS配信情報50のデータ構造の一例を示す図である。また、図9は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報リスト71のデータ構造の一例を示す図である。
図8では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)に関する情報50aと、その情報公開元(情報発信元)が公開する情報の更新に関する情報50bとが含まれるRSS配信情報50の例を示している。また、図9では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」(例えば、図中の「AAA News Site」など文字列データ。)と、更新情報の情報格納先、すなわち更新情報の配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)と、更新された公開情報の見出しを示す「タイトル」(例えば、図中の「A社が最新機種を発表」などの文字列データ。)と、更新された公開情報の情報格納先を示す「公開情報URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/n1.html」などの文字列データ。)と、更新された公開情報の本文を示す「本文」(例えば、図中の「9月25日A社は最新機種となるモデルXXXを発表した…」などの文字列データ。)とから構成される更新情報71aをリスト化した更新情報リスト71の例を示している。
図7に戻り、更新情報出力装置100は、更新情報収集部104により、取得されたRSS配信情報50(図8に示すRDFデータ)を解析し、図9に示すような更新情報リスト71(「ソース名」、「RSS配信URL」、「タイトル」、「公開情報URL」、及び「本文」の各項目)を、主記憶部12のRAM上に生成する(S103)。
図8のRSS配信情報50を解析した場合を例にして説明すると、生成される更新情報リスト71の「ソース名」は、"<channel>"要素内の"<title>"要素である"AAA News Site"、「RSS配信URL」は、"<channel>"要素の"rdf:about"属性である"http://www.aaa.com/info/rss.rdf"、「タイトル」は、"<item>"要素内の"<title>"要素である"A社が最新機種を発表"、「公開情報URL」は、"<item>"要素の"rdf:about"属性である"http://www.aaa.com/n1.html"、「本文」は、"<item>"要素内の"<description>"要素である"9月25日A社は最新機種となるモデルXXXを発表した…"となる。
図7に戻り、更新情報出力装置100は、更新情報収集部104により、収集対象情報リスト41(更新情報収集条件リスト)に未処理の更新情報収集条件である収集対象情報41aがある場合(S102がNOの場合)、未処理の収集対象情報41aを読み込み、リストに含まれる収集対象情報41aが全て処理済みとなるまで処理手順を繰り返す。
また、収集対象情報リスト41(更新情報収集条件リスト)に未処理の収集対象情報41aがない場合(S102がYESの場合)処理を終了する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、更新情報リスト71を基に更新情報71aを紙に出力する更新情報出力処理手順について以下に説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、取得されたRSS配信情報50を解析し、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を取得する(S201)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報を基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aをソートする(並び替える)(S202)。
更新情報71aのソート(並び替え)についての詳細な処理手順を、図11〜14を用いて以下に説明する。
図11は、本発明の第1の実施形態に係るブックマーク履歴情報リスト42のデータ構造の一例を示す図である。また、図12は、本発明の第1の実施形態に係るユーザ情報リスト43のデータ構造の一例を示す図である。
図11では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」(例えば、図中の「AAA News Site」など文字列データ。)と、更新情報70aの情報格納先、すなわち更新情報70aの配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)と、公開情報の情報格納先をブックマーク情報として登録した日時を示す「ブックマーク日時」(例えば、図中の「2006/11/14 13:27:22」などの文字列データ。)と、公開情報の情報格納先をブックマーク情報として登録したユーザを示す「ブックマークユーザ」(例えば、図中の「user1」などの文字列データ。)とから構成されるブックマーク履歴情報42aをリスト化したブックマーク履歴情報リスト42の例が示されている。また、図12では、ユーザを識別するための「ユーザ名」と、ユーザ認証(本人確認)用の「パスワード」とから構成されるユーザ情報43aをリスト化したユーザ情報リスト43の例が示されている。
図13は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報ソート(並び替え)処理手順の一例を示すフローチャートである。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、図11に示すようなブックマーク履歴情報リスト42を、ネットワーク90を介して参照し、公開情報の情報公開元の登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)する(S2021)。
例えば、本実施形態に係る情報処理システム1を利用しているユーザを、システムへのログイン時に入力されたユーザ情報42aを基に、図12に示したユーザ情報リスト43から特定し、特定されたユーザの「ユーザ名」を基にブックマーク履歴情報リスト42の「ブックマークユーザ」を参照し、特定ユーザにおける公開情報の情報公開元の登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)する。また、ユーザを特定せず、ブックマーク履歴情報42全てから公開情報の情報公開元の登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)しても良い。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、算出(集計)された登録回数(ブックマーク回数)を基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aを、登録回数(ブックマーク回数)が多い順、すなわち登録頻度の高い順に並び替える(S2022)。
図10に戻り、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、ソートされた更新情報リスト71から更新情報71aを1つ読み込む。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aの「タイトル」(例えば、図8では、"A社が最新機種を発表"などの文字列データ。)と「公開情報URL」(例えば、図8では、"http://www.aaa.com/n1.html"などの文字列データ。)とを基に、更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)を生成する。本実施形態では、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」の文字列データからQR(Quick Response)コードを生成する(S204)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aと更新情報71aを識別する識別コード(QRコード)に加えて、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域などを含む出力レイアウトで出力データ(ラスタイメージ)を生成する(S205)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがある場合(S203がNOの場合)、未処理の更新情報71aを読み込み、リストに含まれる更新情報71aが全て処理済みとなるまで処理手順を繰り返す。
また、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがない場合(S203がYESの場合)、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する(S206)。
図14及び15は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力部103により出力された紙の印刷結果80(その1及びその2)の一例を示す図である。
本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された更新情報リスト71は、図14及び図15に示すような印刷結果80で紙に出力される。
図14の印刷結果80の例では、主に、更新情報71aを出力する領域80aと、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」から生成された識別コード(QRコード)を出力する領域80bと、更新情報71aが対応する公開情報の情報格納先の登録を指示するマーキング領域を出力する領域80cとから構成される出力レイアウトが、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に配置され、紙に印刷された例が示されている。
また、更新情報71aを出力する領域80aには、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」、更新された公開情報の見出しを示す「タイトル」、更新された公開情報の本文を示す「本文」の情報が出力される。更に、閲覧性を考慮して、更新情報71aを出力する領域80aは、他の情報と区別するための枠に囲まれている。
図15の印刷結果80の例では、紙面上になるべく多くの更新情報71aを出力するため、更新情報71aを2段組の出力レイアウトで出力した例を示している。
図16は、本発明の第1の実施形態に係るユーザによってマーキングされた紙面の一例を示す図である。
図16に示すように、ユーザは、本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された紙面上の情報登録を指示するマーキング領域80cを、ペンなどを用いてマーキング(図中のMC1及びMC2。)することにより、オンラインブックマークサービス400に登録する公開情報が更新されたときの情報である更新情報71aを選択することができる。
図16では、紙面上のマーキング領域80cが「レ」(チェックMC1)や「■」(塗りつぶしMC2)などでマーキングされた例が示されている。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更することにより、ユーザが過去に登録した情報の登録回数の頻度に応じて、ユーザによる登録頻度の高い情報、すなわちユーザにとって必要性のある情報が出力順序の上位となるような出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する。よって、更新情報出力装置100は、必要な情報が選択しやすいユーザインタフェースを、ユーザに提供することができる。
<情報登録装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る情報登録装置200は、主に、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、及び情報登録部205の処理手順によって機能を実現している。
図17は、本発明の第1の実施形態に係る情報登録装置200における表示部202に表示された表示画面60の一例を示す図である。また、図18は、本発明の第1の実施形態に係る情報登録装置200における情報登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、表示部202において図17に示すような表示画面60を表示し、ユーザからの指示を待つ(S301)。表示部202は、タッチパネル機能を有しており、本実施形態に係るシステムが有するユーザインタフェースである。
情報登録装置200は、ユーザによって、表示画面60の[マークした情報を登録]ボタン60aが選択された場合(S302がYESの場合)、画像読み取り処理手順が開始され、紙から読み取った画像データを、主記憶部12のRAM上を介して登録対象情報抽出部204に渡す(S303)。
主記憶部12のRAM上を介して画像データが渡された登録対象情報抽出部204では、画像読み取り部203により読み取られた画像データを解析し、ユーザによってマーキングされた更新情報71aが対応する登録対象となる公開情報の情報格納先(以下、「登録対象情報」と言う。)を抽出する(S304)。
登録対象情報の抽出についての詳細な処理手順を、図19及び図20を用いて以下に説明する。
図19は、本発明の第1の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図20は、本発明の第1の実施形態に係る更新情報領域位置情報リスト44のデータ構造の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、受け取った画像データを解析し、更新情報71aを囲う枠(例えば、図14に示す更新情報71aを出力する領域80aを囲う矩形枠など。)の領域認識を行うことで、更新情報71aの領域80aの抽出を行う(S3041)。領域認識では、抽出された更新情報71aの領域80aを識別する識別コード「更新情報領域ID」と、出力レイアウトを基にした紙面上の2次元空間における更新情報71aの領域80aの座標位置を示す「座標位置(左上及び右下の対角座標)」とから構成される更新情報領域位置情報44aをリスト化した、図20に示すような更新情報領域位置情報リスト44を、主記憶部12のRAM上に生成する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がある場合(S3042がYESの場合)、更新情報領域IDを基に、該当する未処理の更新情報71aの領域80aの画像を1つ読み込む。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行う(S3043)。このとき、情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行い、マーキング領域80cがマーキングされているか否かの認識を行う。本実施形態では、マーキング領域80cに何らかの書き込み(例えば、図16に示した「レ(チェックMC1)」や「■(塗りつぶしMC2)」など。)があればマーキングされたものとして判断する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S3044がNOの場合)、S3042の処理手順に戻る。
また、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされている(書き込みがある)と判断した場合(S3044がYESの場合)、領域内の更新情報71aを識別する識別コード(QRコード)の領域80bを抽出し、抽出された識別コード(QRコード)のデコードを行い、登録対象情報を抽出する(S3045)。このとき、抽出された情報を基に、主記憶部12のRAM上に登録対象情報リストを生成する。
図21は、本発明の第1の実施形態に係る登録対象情報リスト72のデータ構造の一例を示す図である。
図21では、識別コード(QRコード)から抽出された更新情報71aの「タイトル」及び「公開情報URL」から構成される登録対象情報72aをリスト化した登録対象情報リスト72の例が示されている。
図19に戻り、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された登録対象情報72aを基に、登録対象情報リスト72を更新し、S3042の処理手順に戻る。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がない場合(S3042がNOの場合)、生成した登録対象情報リスト72を、主記憶部12のRAM上を介して情報登録部205に渡し、処理を終了する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して受け取った登録対象情報リスト72を基に、登録対象情報72aである公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する(S305)。
本実施形態では、登録するオンラインブックマークサービス400として、ネットワーク90を介してブックマーク登録できるAPI(Application Program Interface)を公開している(情報登録方法を公開している)外部のサービスを利用する。例えば、「del.icio.us」というオンラインブックマークサービス400を利用して情報を登録する場合は、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=URL&description=DESCRIPTION」という形式のURLにアクセスすることでブックマークとして情報を登録することができる。このとき、URL内の「URL」には、登録対象情報の情報格納先を示すURLを指定し、「DESCRIPTION」には、登録対象情報に関するコメントを指定する。
登録対象情報の登録についての詳細な処理手順を、図22を用いて以下に説明する。
図22は、本発明の第1の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して登録対象情報リスト72を受け取り(S3051)、受け取った登録対象情報リスト72に未処理の情報がある場合(S3052がYESの場合)、登録対象情報リスト72から未処理の登録対象情報72aを1つ読み込む。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報72aからブックマーク登録用URLを生成し、生成されたURLをオンラインブックマークサービス400に登録し(S3053)、S3052の処理手順に戻る。例えば、読み込んだ登録対象情報72aが、図21に示した「タイトル」"A社が最新機種を発表"及び「公開情報URL」"http://www.aaa.com/n1.html"で、「del.icio.us」というオンラインブックマークサービス400へ情報を登録する場合、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=http://www.aaa.com/n1.html&description=A社が最新機種を発表」というブックマーク登録用URLを生成する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報リスト72に未処理の情報がない場合(S3052がNOの場合)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報とを抽出し、抽出された情報登録処理を指示する情報に従って、抽出された登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。よって、ユーザが、収集した情報を簡便にオンラインブックマークサービスへ登録できる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cを含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域80cをマーキングすることで、登録対象となる公開情報を選択することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(QRコード)と本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(図16に示すMC1又はMC2)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報の識別コード(QRコード)をデコードし、登録対象情報72aを抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記(手順1)〜(手順5)によって、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力するとともに、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報とを抽出し、抽出された情報登録処理を指示する情報に従って、抽出された登録対象情報72a(公開情報の情報格納先)をオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
よって、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザが、収集した情報の中から必要な情報を簡便にオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、登録対象である公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する基本的な方法について説明を行った。
本実施形態では、登録対象となる公開情報の情報公開元を、ユーザ毎のタスク(例えば、プロジェクト、イベント(会議)、Todoなど。)の情報(以下、「タスク情報」と言う。)と関連付けて登録することを特徴としている。
このように、登録する公開情報の情報公開元とタスク情報とを関連付けることによって、本実施形態に係る情報処理システムは、タスクに有用な情報を効率よく管理し、ユーザが必要な情報としてオンラインブックマークサービスに登録した情報の中からタスクに関連する情報の検索・参照が可能となり、タスク遂行時に有用な情報へ簡便にアクセスできる。
<更新情報出力装置、情報登録装置、及び情報管理装置のハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理システムが有する機能を実現するために必要な更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、同一の図面及び符号を用いる。
また、情報管理装置については、制御部(CPU)、主記憶部(ROM,RAM)、補助記憶部(HD)、ネットワークI/F(NIC:Network Interface Card)、入力装置I/F、及び出力装置I/Fとから構成される一般的な情報処理装置(図示せず)である。
<情報処理システムのシステム構成及び機能構成について>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成について、図23を用いて説明する。
図23は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
図23に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザがWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から収集した更新情報71aを画像形成媒体に出力する更新情報出力装置100、ユーザが必要な公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する情報登録装置200とが、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLANやWANなどのネットワーク90を介して接続され構成される。
また、更新情報出力装置100と情報登録装置200は、ネットワーク90を介して、Webサイト3001や情報DB3002、オンラインブックマークサービス400の他、タスクに関する情報を管理するタスク情報管理装置500などに接続されている。
これによって、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100によるWebサイト3001や情報DB3002からの更新情報71aの収集や、情報登録装置200によるオンラインブックマークサービス400へのタスクに関連付けた情報登録などの各機能を、各装置間においてネットワーク90を介したデータ通信を行うことにより実現している。
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について、システムの構成要素であった更新情報出力装置100、情報登録装置200、タスク情報管理装置500の順に説明を行う。
<<更新情報出力装置の機能構成について>>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集し、収集した更新情報71aを画像形成媒体に出力する。
ここで言う「画像形成媒体」とは、媒体上に出力されたものが、「人が読むこと」ができ、「人が加筆すること」ができ、更に「加筆したものを画像読み取り装置などで読み取ること」のできる媒体を示している。よって、本実施形態では、例えば、紙、電子ペーパー、リライタブルペーパーなどを、更新情報を出力する媒体として利用することができる。以降の本実施形態における説明では、画像形成媒体として「紙」を利用した場合について説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主な機能部として、入力部101、表示部102、更新情報出力部103、更新情報収集部104、更新情報収集条件管理部105、更新情報収集条件記憶部106、及び通信部107とから構成される。
本実施形態に係る更新情報出力装置100の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(更新情報出力部103)のみを以下に説明し、同じ点については、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
更新情報出力部103は、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400にタスクに関連付けて登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報を基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。また、更新情報出力部103は、更新情報71aを紙に出力する際、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域などを、出力する更新情報71aに付加する。このとき、更新情報71aとタスクとの関連付けを指示するマーキング領域、及び関連付けの対象となるタスク情報を付加する。更新情報出力部103は、出力データの生成を図1に示した制御部11によって行い、また、紙への出力を図1に示した印刷部(プロッタ部)17によって行う機能である。
図24は、本発明の第2の実施形態に係るタスク情報リスト45のデータ構造の一例を示す図である。
図24では、タスクを識別する「タスクID」と、タスクの種別を示す「タイプ」と、タスクの名前を示す「タイトル(タスク名)」と、タスクの開始日時及び終了日時を示す「開始日時」及び「終了日時」と、タスクを遂行する場所及び参加者(メンバー)を示す「場所」及び「メンバー」とから構成されるタスク情報45aをリスト化し、情報登録装置200の補助記憶部13に記憶されたタスク情報リスト45の例が示されている。
更新情報出力部103では、更新情報71aを紙に出力する際、例えば、図24に示したタスク情報45aのうち、タスクの名前を示す「タイトル(タスク名)」を、更新情報71aに付加する。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、「登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報を基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80及び関連付けるタスクを指示するためのマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する」という機能を実現している。
<<情報登録装置の機能構成について>>
本実施形態に係る情報登録装置200は、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域80cをユーザがマーキングすることによって情報を選択した後に、マーキングされた紙を画像として読み取り、読み取った画像を解析することで登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出し、抽出した公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態に係る情報登録装置200は、主な機能部として、入力部201、表示部202、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、情報登録部205、履歴管理部206、履歴記憶部207、通信部208、及びユーザ情報管理部209とから構成される。
本実施形態に係る情報登録装置200の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(登録対象情報抽出部204、情報登録部205、履歴管理部206、及び履歴記憶部207)のみを以下に説明し、同じ点については、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
登録対象情報抽出部204は、画像読み取り部203により読み取られた画像を解析することで、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)、ユーザによってマーキングされ、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)、及び関連付けるタスクを指示する情報(マークや数字)などを抽出し、抽出された識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。登録対象情報抽出部204は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)に従って、抽出された登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。このとき、情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された関連付けるタスクを指示する情報(マークや数字)を基に、関連付けを指示されたタスク情報45aを付加した登録対象情報72aを登録する。情報登録部205は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
履歴管理部206は、情報登録部205により登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に、タスクに関連付けて登録するときの登録履歴を記録(更新)する(登録履歴情報記録手段)ことで、オンラインブックマークサービス400に登録された登録対象情報72aの履歴を示す登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報を管理する。
図25は、本発明の第2の実施形態に係るタスク関連付けブックマーク履歴情報リスト46のデータ構造の一例を示す図である。
図26では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」(例えば、図中の「AAA News Site」など文字列データ。)と、更新情報70aの情報格納先、すなわち更新情報70aの配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)と、公開情報の情報格納先をブックマーク情報として登録した日時を示す「ブックマーク日時」(例えば、図中の「2006/11/14 13:27:22」などの文字列データ。)と、公開情報の情報格納先をブックマーク情報として登録したユーザを示す「ブックマークユーザ」(例えば、図中の「user1」などの文字列データ。)と、関連付けられたタスクを識別する「関連タスクIDリスト」(例えば、図中の「task1,task4」などのカンマで区切られた文字列データ。)から構成されるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aをリスト化したタスク関連付けブックマーク履歴情報リスト46の例が示されている。
また、履歴管理部206は、更新情報出力装置100からのデータ参照要求の指示に従って、登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aのデータ操作を行う。履歴管理部206は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
履歴記憶部207は、登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを記憶する。履歴記憶部207は、図2に示した補助記憶部13によって行う機能である。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、「ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び関連付けるタスクを指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、関連付けるタスクを指示する情報(マークや数字)を基にタスク情報45aを付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する」という機能を実現している。
<<タスク情報管理装置の機能構成について>>
本実施形態に係るタスク情報管理装置500は、図24に示すようなタスク情報45aを管理する。
本実施形態に係るタスク情報管理装置500は、主な機能部として、タスク情報管理部501、タスク情報記憶部502、及び通信部503とから構成される。
タスク情報管理部501は、図24に示すようなタスク情報45aを管理する。タスク情報管理部501は、制御部(CPU)によって行う機能である。
タスク情報記憶部502は、タスク情報45aをリスト化したタスク情報リスト45を記憶する。タスク情報記憶部502は、補助記憶部(不揮発性の記憶装置)によって行う機能である。
通信部503は、更新情報出力装置100や情報登録装置200へのタスク情報45aの送信など、ネットワーク90を介して接続される周辺装置とのデータ通信を行う機能である。通信部503は、ネットワークI/Fによって行う機能である。
このように、本実施形態に係るタスク情報管理装置500は、「タスク情報45aを管理する」という機能を実現している。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した更新情報出力装置100、情報登録装置200、及びタスク情報管理装置500が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域や関連付けるタスクを指示するマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報の情報公開元と関連付けるタスクを選択することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された関連付けるタスクを指示する情報(マークや数字)を基に、関連付けを指示されたタスク情報45aを付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した(手順1)〜(手順5)により、「ユーザが、収集した情報の中から必要な情報を、タスクに関連付けて簡便にオンラインブックマークサービス400へ登録できる」システムを実現している。
次に、これまで説明を行ってきた本実施形態に係る情報処理システム1の具体的な処理手順について以下に説明する。
<更新情報出力装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主に、更新情報収集部104及び更新情報出力部103の処理手順によって機能を実現している。
更新情報収集部104は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
図26は、本発明の第2の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力処理手順の一例を示すフローチャートである。
更新情報収集部104によって主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を基に更新情報71aを紙に出力する更新情報出力処理手順について以下に説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、取得されたRSS配信情報50を解析し、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を取得する(S401)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400にタスクに関連付けて登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aをソートする(並び替える)(S402)。
更新情報71aのソート(並び替え)についての詳細な処理手順を、図27を用いて以下に説明する。
図27は、本発明の第2の実施形態に係るタスク関連付け頻度情報リスト47のデータ構造の一例を示す図である。
図27では、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」(例えば、図中の「AAA News Site」など文字列データ。)と、更新情報70aの情報格納先、すなわち更新情報70aの配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)と、情報登録装置200の履歴管理部206が管理するタスク関連付けブックマーク履歴情報46aから過去のタスク関連付け回数を算出(集計)し、関連付け回数の多い順、すなわち関連付けられた頻度の高い上位3つのタスクを示す「第1位〜第3位タスク」(例えば、task1、task3、task2など。)から構成されるタスク関連付け頻度情報47aをリスト化し、主記憶部12のRAM上に生成したタスク関連付け頻度情報リスト47の例が示されている。
更新情報出力装置100は、以下に説明する更新情報ソート(並び替え)処理手順によって更新情報71aをソートする。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、図25に示すようなタスク関連付けブックマーク履歴情報リスト46を、ネットワーク90を介して参照し、公開情報の情報公開元の関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)する。
例えば、本実施形態に係る情報処理システム1を利用しているユーザを、システムへのログイン時に入力されたユーザ情報42aを基にユーザ情報リスト43から特定し、特定されたユーザの「ユーザ名」を基にブックマーク履歴情報リスト42の「ブックマークユーザ」を参照し、「関連タスクIDリスト」を基に、特定ユーザにおける公開情報の情報公開元の関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)する。
図25のタスク関連付けブックマーク履歴情報リスト46を例に、ユーザ"user1"における公開情報の情報公開元の関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)すると、公開情報の情報公開元を示す「ソース名」"AAA News Site"には、関連タスクIDリスト"task1,task4"からタスクID"1"及びタスクID"4"を基に特定されるタスクが1回ずつ関連付けられている。また、「ソース名」"Tech Information"には、関連タスクIDリスト"task4"からタスクID"4"を基に特定されるタスクが1回関連付けられている。
また、ユーザを特定せず、タスク関連付けブックマーク履歴情報46全てから公開情報の情報公開元の関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を算出(集計)しても良い。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、算出(集計)された関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aを、関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)が多い順、すなわち登録頻度の高い順に並び替える。
図26に戻り、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により算出(集計)された公開情報の情報公開元の関連付けタスク別登録回数(ブックマーク回数)を基に、関連付け回数の多い順、すなわち関連付けられた頻度の高い上位3つのタスクを特定し、公開情報の情報公開元を示す「ソース名」と、更新情報70aの情報格納先、すなわち更新情報70aの配信元を示す「RSS配信URL」(例えば、図中の「http://www.aaa.com/info/rss.rdf」などの文字列データ。)から、図27に示すようなタスク関連付け頻度情報リスト47を、主記憶部12のRAM上に生成する(S403)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、ソートされた更新情報リスト71から更新情報71aを1つ読み込む。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aの「タイトル」(例えば、図8では、"A社が最新機種を発表"などの文字列データ。)と「公開情報URL」(例えば、図8では、"http://www.aaa.com/n1.html"などの文字列データ。)とを基に、更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)を生成する。本実施形態では、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」の文字列データからQR(Quick Response)コードを生成する(S405)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aと更新情報71aを識別する識別コード(QRコード)に加えて、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域や関連付けるタスクを指示するマーキング領域などを含む出力レイアウトで出力データ(ラスタイメージ)を生成する(S406)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがある場合(S404がNOの場合)、未処理の更新情報71aを読み込み、リストに含まれる更新情報71aが全て処理済みとなるまで処理手順を繰り返す。
また、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがない場合(S404がYESの場合)、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する(S407)。
更新情報出力装置100は、更に、タスク情報管理装置500が管理するタスク情報45aを取得し、取得されたタスク情報45aを基に生成した出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する(S408)。
図28は、本発明の第2の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力部103により出力された紙の印刷結果80(その1)の一例を示す図である。また、図29は、本発明の第2の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力部103により出力された紙の印刷結果81(タスク情報一覧)の一例を示す図である。また、図30は、本発明の第2の実施形態に係る更新情報出力装置100における更新情報出力部103により出力された紙の印刷結果80(その2)の一例を示す図である。
本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された更新情報リスト71は、図28に示すような印刷結果80で紙に出力される。
図28の印刷結果80の例では、主に、更新情報71aを出力する領域80aと、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」から生成された識別コード(QRコード)を出力する領域80bと、更新情報71aが対応する公開情報の情報格納先の登録を指示するマーキング領域を出力する領域80cと、関連付けるタスクを指示するマーキング領域80e及び80dとから構成される出力レイアウトが、登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に配置され、紙に印刷された例が示されている。
また、更新情報71aを出力する領域80aには、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」、更新された公開情報の見出しを示す「タイトル」、更新された公開情報の本文を示す「本文」の情報が出力される。更に、閲覧性を考慮して、更新情報71aを出力する領域80aは、他の情報と区別するための枠に囲まれている。
図29の印刷結果81の例では、紙面上に、タスク情報管理装置500が管理するタスク情報45aを一覧で出力した例が示されている。
図28の印刷結果80は、図25に示したタスク関連付けブックマーク履歴情報46aが情報登録装置200に蓄積され、タスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基にタスク関連付け頻度情報47aが生成可能な場合に、更新情報出力部103により紙に出力された結果である。そのため、図28の印刷結果80には、図29に示すタスク情報一覧を参照し、タスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dの他、関連付けるタスクの候補を示すタスク情報45a(タスク関連付け頻度情報47aの関連タスクIDリストに示すタスクの「タイトル」の文字列データ)が付加された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eが出力されている。
また、関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eに、関連付けるタスクの候補を示すタスク情報45a(タスク関連付け頻度情報47aの関連タスクIDリストに示すタスクの「タイトル」の文字列データ)を付加した際に、更新情報出力部103により、マーキング領域80eとタスク関連付け頻度情報47aの各関連タスクIDとが対応付けられている。
これによって、本実施形態に係る情報処理システム1は、紙面上でのタスクに関連付けて情報を登録する処理を指示するためのマーキング領域80e及び80dに、登録対象情報72aに関連付ける候補となるタスク情報45aを付加することにより、ユーザが関連するタスクと出力する更新情報71aとを対応付けた出力レイアウトで出力データを生成することができる。
よって、ユーザは、図29に示すタスク一覧を参照することなく、関連付けるタスクの候補を示すタスク情報45a(タスク関連付け頻度情報47aの関連タスクIDリストに示すタスクの情報)を参考に、関連付けるタスクを選択することができる。更に、図29に示すタスク一覧を参照し、新たに関連付けるタスクも選択することができる。
図30の印刷結果80は、図28の印刷結果80で示した、関連付けるタスクの候補を示すタスク情報45a(タスク関連付け頻度情報47aの関連タスクIDリストに示すタスクの情報)が付加された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eが出力されていない例が示されている。
図30の印刷結果80は、図25に示したタスク関連付けブックマーク履歴情報46aが情報登録装置200に蓄積されておらず、タスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基にタスク関連付け頻度情報47aが生成不可能な場合に、更新情報出力部103により紙に出力された結果である。よって、ユーザは、図29に示すタスク一覧を参照し、関連付けるタスクを選択指示し、図25に示すタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを情報登録装置200に蓄積する。
図31及び図32は、本発明の第2の実施形態に係るユーザによってマーキングされた紙面(その1及びその2)の一例を示す図である。
図31に示すように、ユーザは、本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された紙面上の情報登録を指示するマーキング領域80cと、関連付けるタスクの候補を示すタスク情報45a(タスク関連付け頻度情報47aの関連タスクIDリストに示すタスクの情報)が付加された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eとを、ペンなどを用いてマーキングすることにより、オンラインブックマークサービス400にタスクに関連付けて登録する公開情報が更新されたときの情報である更新情報71aを選択することができる。
図31では、紙面上のマーキング領域80c及び80eが「レ」(チェックME1)などでマーキングされた例が示されている。
また、図32に示すように、ユーザは、本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された紙面上の情報登録を指示するマーキング領域80cと、図29に示したタスク一覧を参照し、タスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dとを、ペンなどを用いてマーキングすることにより、オンラインブックマークサービス400にタスクに関連付けて登録する公開情報が更新されたときの情報である更新情報71aを選択することができる。
図32では、紙面上のマーキング領域80cが「レ」(チェック)でマーキングされ、更に、紙面上のマーキング領域80dに、関連付けるタスクID「1、7」が加筆された例が示されている。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更することにより、ユーザが過去にタスクに関連付けて登録した情報の関連付けタスク別登録回数の頻度に応じて、ユーザによる登録頻度の高い情報、すなわちユーザにとって必要性のある情報が出力順序の上位となるような出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する。よって、更新情報出力装置100は、必要な情報が選択しやすいユーザインタフェースを、ユーザに提供することができる。
<情報登録装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る情報登録装置200は、主に、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、及び情報登録部205の処理手順によって機能を実現している。
画像読み取り部203は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
また、本実施形態に係る情報登録装置200における情報登録処理手順は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略し、異なる点である、登録対象情報の抽出についての詳細な処理手順を、図33、34、及び35を用いて以下に説明する。
図33は、本発明の第2の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、受け取った画像データを解析し、更新情報71aを囲う枠(例えば、図28に示す更新情報71aを出力する領域80aを囲う矩形枠など。)の領域認識を行うことで、更新情報71aの領域80aの抽出を行う(S501)。領域認識では、抽出された更新情報71aの領域80aを識別する識別コード「更新情報領域ID」と、出力レイアウトを基にした紙面上の2次元空間における更新情報71aの領域80aの座標位置を示す「座標位置(左上及び右下の対角座標)」とから構成される更新情報領域位置情報44aをリスト化した、図20に示すような更新情報領域位置情報リスト44を、主記憶部12のRAM上に生成する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がある場合(S502がYESの場合)、更新情報領域IDを基に、該当する未処理の更新情報71aの領域80aの画像を1つ読み込む。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行う(S503)。このとき、情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行い、マーキング領域80cがマーキングされているか否かの認識を行う。本実施形態では、マーキング領域80cに何らかの書き込み(例えば、図31に示した「レ(チェック)」があればマーキングされたものとして判断する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S504がNOの場合)、S502の処理手順に戻る。
また、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされている(書き込みがある)と判断した場合(S504がYESの場合)、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる関連付けるタスクを指示するマーキング領域80e及び/又は80dの抽出を行う(S505)。
関連タスク情報の抽出についての詳細な処理手順を、図34及び図35を用いて以下に説明する。
図34は、本発明の第2の実施形態に係る情報登録装置200における関連タスク情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる関連付けるタスクを指示するマーキング領域80e及び/又は80dの抽出を行う(S5051)。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eがマーキングされていない(書き込みがない)及び/又はタスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dにタスクIDが加筆されていないと判断した場合(S5052がNOの場合)、後述するS506の処理手順に移行する。
また、抽出された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eがマーキングされている(書き込みがある)及び/又はタスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dにタスクIDが加筆されていると判断した場合(S5052がYESの場合)、関連付けるタスクを指示する情報を抽出する(S5053)。
例えば、情報登録装置200は、関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eから関連付けるタスク情報45aを特定する場合、登録対象情報抽出部204により、抽出された関連付けるタスクを指示するマーキング領域80eがマーキングされている(書き込みがある)か否かを判断し、更新情報出力装置100の更新情報出力部103において、出力データを生成する際、マーキング領域80eに対応づけられた、図25に示すタスク関連付け頻度情報46aの各関連タスクIDを抽出する。
また、例えば、情報登録装置200は、タスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dから関連付けるタスク情報45aを特定する場合、登録対象情報抽出部204により、抽出されたタスクID(図29では、1〜8の数値。)によって関連付けるタスクを指示するマーキング領域80dにタスクIDが加筆されていると判断し、マーキング領域80dの画像に対してOCR(Optical Character Reader)処理を行い、タスクIDを抽出する。
図33に戻り、更に、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、領域内の更新情報71aを識別する識別コード(例えば、図31に示す領域80bに出力されたQRコード。)の領域80bを抽出し、抽出された識別コード(QRコード)のデコードを行い、登録対象情報72aを抽出する(S506)。このとき、抽出された情報を基に、主記憶部12のRAM上に登録対象情報リストを生成する。
図35は、本発明の第2の実施形態に係る登録対象情報リスト72のデータ構造の一例を示す図である。
図35では、識別コード(QRコード)から抽出された更新情報71aの「タイトル」及び「公開情報URL」と、特定された関連タスクID及び/又は抽出されたタスクIDを、カンマ区切りの文字列データとしてリスト化した「関連タスクIDリスト」とから構成される登録対象情報72aをリスト化した登録対象情報リスト72の例が示されている。
図34に戻り、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された登録対象情報72aを基に、登録対象情報リスト72を更新し、S502の処理手順に戻る。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がない場合(S502がNOの場合)、生成した登録対象情報リスト72を、主記憶部12のRAM上を介して情報登録部205に渡し、処理を終了する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して受け取った登録対象情報リスト72を基に、登録対象情報72aである公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同じように、登録するオンラインブックマークサービス400として、ネットワーク90を介してブックマーク登録できるAPI(Application Program Interface)を公開している(情報登録方法を公開している)外部のサービスを利用する。
登録対象情報の登録についての詳細な処理手順を、図36を用いて以下に説明する。
図36は、本発明の第2の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報登録処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して登録対象情報リスト72を受け取り(S601)、受け取った登録対象情報リスト72に未処理の情報がある場合(S602がYESの場合)、登録対象情報リスト72から未処理の登録対象情報72aを1つ読み込む。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報72aの「関連タスクIDリスト」を基に、タスク情報管理装置500のタスク情報管理部501が管理するタスク情報リスト45を参照し、該当するタスク情報45aを取得する(S603)。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報72aからブックマーク登録用URLを生成し、生成されたURLをオンラインブックマークサービス400に登録し(S604)、S602の処理手順に戻る。
本実施形態が利用する外部のオンラインブックマークサービス400「del.icio.us」では、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=URL&description=DESCRIPTION&tags=TAG1 TAG2 TAG3」という形式のURLにアクセスすることでブックマークとして登録する情報に対してタグ情報を付与することができる。タグ情報は、「tags」パラメータとして指定でき、空白文字で区切ることで複数のタグ情報を指定することもできる。
情報登録装置200は、情報登録部205により、S603の処理手順によって特定した関連付けるタスク情報45aをタグ情報として登録対象情報72aに付加し登録する。
例えば、読み込んだ登録対象情報72aが、図35に示した「タイトル」"A社が最新機種を発表"及び「公開情報URL」"http://www.aaa.com/n1.html"、「関連タスクIDリスト」"1、7"で、「del.icio.us」というオンラインブックマークサービス400へ情報を登録する場合、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=http://www.aaa.com/n1.html&description=A社が最新機種を発表&tags=1:Aプロジェクト 7:報告資料作成」というブックマーク登録用URLを生成する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報リスト72に未処理の情報がない場合(S602がNOの場合)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び関連付けるタスクを指示する情報とを抽出し、抽出された情報登録処理を指示する情報に従って、抽出された登録対象情報72aをタスクに関連付けてオンラインブックマークサービス400に登録する。よって、ユーザが、収集した情報をタスクに関連付けて簡便にオンラインブックマークサービスへ登録する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100、情報登録装置200、及びタスク情報管理装置500が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域や関連付けるタスクを指示するマーキング領域を含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報の情報公開元と関連付けるタスクを選択することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された関連付けるタスクを指示する情報(マークや数字)を基に、関連付けを指示されたタスク情報45aを付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記(手順1)〜(手順5)によって、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるタスク関連付けブックマーク履歴情報46aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更することにより、ユーザが過去にタスクに関連付けて登録した情報の関連付けタスク別登録回数の頻度に応じて、ユーザによる登録頻度の高い情報、すなわちユーザにとって必要性のある情報が出力順序の上位となるような出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力するとともに、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び関連付けるタスクを指示する情報とを抽出し、抽出された情報登録処理を指示する情報に従って、抽出された登録対象情報72aをタスクに関連付けてオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
よって、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザが、収集した情報の中から必要な情報をタスクに関連付けて簡便にオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、登録対象である公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する基本的な方法について説明を行った。
本実施形態では、登録対象となる公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する際に、登録後、第三者に公開する情報公開範囲、すなわち登録した情報を第三者と共有する範囲を指定して登録することを特徴としている。
このように、登録する公開情報の情報公開範囲を指定することによって、本実施形態に係る情報処理システムは、登録した情報の公開範囲(情報共有範囲)を制限することができる。
<更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理システムが有する機能を実現するために必要な更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、同一の図面及び符号を用いる。
<情報処理システムのシステム構成及び機能構成について>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、同一の図面及び符号を用いる。
では、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について、システムの構成要素であった更新情報出力装置100及び情報登録装置200の順に説明を行う。
<<更新情報出力装置の機能構成について>>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集し、収集した更新情報71aを画像形成媒体に出力する。
ここで言う「画像形成媒体」とは、媒体上に出力されたものが、「人が読むこと」ができ、「人が加筆すること」ができ、更に「加筆したものを画像読み取り装置などで読み取ること」のできる媒体を示している。よって、本実施形態では、例えば、紙、電子ペーパー、リライタブルペーパーなどを、更新情報を出力する媒体として利用することができる。以降の本実施形態における説明では、画像形成媒体として「紙」を利用した場合について説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主な機能部として、入力部101、表示部102、更新情報出力部103、更新情報収集部104、更新情報収集条件管理部105、更新情報収集条件記憶部106、及び通信部107とから構成される。
本実施形態に係る更新情報出力装置100の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(更新情報出力部103)のみを以下に説明し、同じ点については、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
更新情報出力部103は、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。また、更新情報出力部103は、更新情報71aを紙に出力する際、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)や本実施形態に係るシステムへの情報公開範囲を指示するマーキング領域などを、出力する更新情報71aに付加する。更新情報出力部103は、出力データの生成を図1に示した制御部11によって行い、また、紙への出力を図1に示した印刷部(プロッタ部)17によって行う機能である。
図37は、本発明の第3の実施形態に係るユーザによってマーキングされた紙面の一例を示す図である。
本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された更新情報リスト71は、図37に示すような印刷結果80で紙に出力される。
図37の印刷結果80の例では、主に、更新情報71aを出力する領域80aと、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」から生成された識別コード(QRコード)を出力する領域80bと、更新情報71aが対応する公開情報の情報格納先の登録を指示するマーキング領域を出力する領域80cと、登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fとから構成される出力レイアウトが、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に配置され、紙に印刷された例が示されている。
また、更新情報71aを出力する領域80aには、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」、更新された公開情報の見出しを示す「タイトル」、更新された公開情報の本文を示す「本文」の情報が出力される。更に、閲覧性を考慮して、更新情報71aを出力する領域80aは、他の情報と区別するための枠に囲まれている。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、紙面上での登録後の情報公開範囲を指示するためのマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成することができる。よって、ユーザが、登録する情報を選択するときに、オンラインブックマークサービス400において、登録後の情報を第三者に公開する(情報を共有する)か否かを選択することができる。
また、図37に示すように、ユーザは、本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された紙面上の情報登録を指示するマーキング領域80cと、登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fとを、ペンなどを用いてマーキングすることにより、オンラインブックマークサービス400に登録後の情報を公開する(情報を共有する)か否かが設定された、登録する公開情報が更新されたときの情報である更新情報71aを選択することができる。
図37では、紙面上のマーキング領域80c及び80fが「レ」(チェックMF1)などでマーキングされた例が示されている。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、「登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録後の情報公開範囲を指示するためのマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する」という機能を実現している。
<<情報登録装置の機能構成について>>
本実施形態に係る情報登録装置200は、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域80cをユーザがマーキングすることによって情報を選択した後に、マーキングされた紙を画像として読み取り、読み取った画像を解析することで登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出し、抽出した公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態に係る情報登録装置200は、主な機能部として、入力部201、表示部202、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、情報登録部205、履歴管理部206、履歴記憶部207、通信部208、及びユーザ情報管理部209とから構成される。
本実施形態に係る情報登録装置200の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(登録対象情報抽出部204及び情報登録部205)のみを以下に説明し、同じ点については、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
登録対象情報抽出部204は、画像読み取り部203により読み取られた画像を解析することで、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)、ユーザによってマーキングされ、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)、及び登録後の情報公開範囲を指示する情報(マーク)などを抽出し、抽出された識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。登録対象情報抽出部204は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)に従って、抽出された登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。このとき、情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された登録後の情報公開範囲を指示する情報(マーク)を基に、情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を付加した登録対象情報72aを登録する。情報登録部205は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、「ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録後の情報公開範囲を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、情報公開範囲を指示する情報(マーク)を基に情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する」という機能を実現している。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報と情報公開範囲を選択指示することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された登録後の情報公開範囲を指示する情報を付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した(手順1)〜(手順5)により、「ユーザが、収集した情報の中から必要な情報に対して、登録後の情報公開範囲を設定し、簡便にオンラインブックマークサービス400へ登録できる」システムを実現している。
次に、これまで説明を行ってきた本実施形態に係る情報処理システム1の具体的な処理手順について以下に説明する。
<更新情報出力装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主に、更新情報収集部104及び更新情報出力部103の処理手順によって機能を実現している。
更新情報収集部104は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
では、本実施形態に係る更新情報出力装置100の更新情報収集部104によって主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を基に更新情報71aを紙に出力する更新情報出力処理手順(図示せず)について以下に説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、取得されたRSS配信情報50を解析し、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を取得する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aをソートする(並び替える)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により算出(集計)された公開情報の情報公開元の登録回数(ブックマーク回数)を基に、登録回数の多い順、すなわち登録頻度の高い順に更新情報71aをソートし、図9に示すような更新情報リスト71を、主記憶部12のRAM上に生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、ソートされた更新情報リスト71から更新情報71aを1つ読み込む。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aの「タイトル」(例えば、図8では、"A社が最新機種を発表"などの文字列データ。)と「公開情報URL」(例えば、図8では、"http://www.aaa.com/n1.html"などの文字列データ。)とを基に、更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)を生成する。本実施形態では、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」の文字列データからQR(Quick Response)コードを生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aと更新情報71aを識別する識別コード(QRコード)に加えて、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fなどを含む出力レイアウトで出力データ(ラスタイメージ)を生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがある場合、未処理の更新情報71aを読み込み、リストに含まれる更新情報71aが全て処理済みとなるまで処理手順を繰り返す。
また、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがない場合、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録後の情報公開範囲を指示するためのマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する。よって、更新情報出力装置100は、必要な情報とその情報の公開範囲が選択しやすいユーザインタフェースを、ユーザに提供することができる。
<情報登録装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る情報登録装置200は、主に、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、及び情報登録部205の処理手順によって機能を実現している。
画像読み取り部203は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
また、本実施形態に係る情報登録装置200における情報登録処理手順は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略し、異なる点である、登録対象情報の抽出についての詳細な処理手順を、図38及び図39を用いて以下に説明する。
図38は、本発明の第3の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、受け取った画像データを解析し、更新情報71aを囲う枠(例えば、図37に示す更新情報71aを出力する領域80aを囲う矩形枠など。)の領域認識を行うことで、更新情報71aの領域80aの抽出を行う(S701)。領域認識では、抽出された更新情報71aの領域80aを識別する識別コード「更新情報領域ID」と、出力レイアウトを基にした紙面上の2次元空間における更新情報71aの領域80aの座標位置を示す「座標位置(左上及び右下の対角座標)」とから構成される更新情報領域位置情報44aをリスト化した、図20に示すような更新情報領域位置情報リスト44を、主記憶部12のRAM上に生成する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がある場合(S702がYESの場合)、更新情報領域IDを基に、該当する未処理の更新情報71aの領域80aの画像を1つ読み込む。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行う(S703)。このとき、情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行い、マーキング領域80cがマーキングされているか否かの認識を行う。本実施形態では、マーキング領域80cに何らかの書き込み(例えば、図37に示した「レ(チェック)」があればマーキングされたものとして判断する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S704がNOの場合)、S702の処理手順に戻る。
また、抽出された情報登録を指示するマーキング領域80cがマーキングされている(書き込みがある)と判断した場合(S704がYESの場合)、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fの抽出を行う(S705)。
情報公開範囲情報の抽出についての詳細な処理手順を、図39を用いて以下に説明する。
図39は、本発明の第2の実施形態に係る情報登録装置200における情報公開範囲情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fの抽出を行う(S7051)。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報公開範囲を指示するマーキング領域80fがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S7052がNOの場合)、後述するS706の処理手順に移行する。
また、抽出された情報公開範囲を指示するマーキング領域80fがマーキングされている(書き込みがある)と判断した場合(S7052がYESの場合)、情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を抽出する(S7053)。
図38に戻り、更に、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、領域内の更新情報71aを識別する識別コード(例えば、図37に示す領域80bに出力されたQRコード。)の領域80bを抽出し、抽出された識別コード(QRコード)のデコードを行い、登録対象情報72aを抽出する(S706)。このとき、抽出された情報を基に、主記憶部12のRAM上に登録対象情報リストを生成する。
図40は、本発明の第3の実施形態に係る登録対象情報リスト72のデータ構造の一例を示す図である。
図40では、識別コード(QRコード)から抽出された更新情報71aの「タイトル」及び「公開情報URL」と、登録する情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報である「非公開」とから構成される登録対象情報72aをリスト化した登録対象情報リスト72の例が示されている。
図38に戻り、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された登録対象情報72aを基に、登録対象情報リスト72を更新し、S702の処理手順に戻る。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がない場合(S702がNOの場合)、生成した登録対象情報リスト72を、主記憶部12のRAM上を介して情報登録部205に渡し、処理を終了する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して受け取った登録対象情報リスト72を基に、登録対象情報72aである公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同じように、登録するオンラインブックマークサービス400として、ネットワーク90を介してブックマーク登録できるAPI(Application Program Interface)を公開している(情報登録方法を公開している)外部のサービスを利用する。
登録対象情報の登録についての詳細な処理手順を以下に説明する。
本実施形態に係る情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して登録対象情報リスト72を受け取り、受け取った登録対象情報リスト72に未処理の情報がある場合、登録対象情報リスト72から未処理の登録対象情報72aを1つ読み込む。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報72aからブックマーク登録用URLを生成し、生成されたURLをオンラインブックマークサービス400に登録し、次に未処理の登録対象情報72aを読み込む処理手順に戻る。
本実施形態が利用する外部のオンラインブックマークサービス400「del.icio.us」では、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=URL&description=DESCRIPTION&shared=no」という形式のURLにアクセスすることでブックマークとして登録する情報に対して登録後の情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を付与することができる。非公開指定情報は、「shared」パラメータとして指定できる。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録後の情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を非公開指定情報として登録対象情報72aに付加し登録する。
例えば、読み込んだ登録対象情報72aが、図40に示した「タイトル」"A社が最新機種を発表"及び「公開情報URL」"http://www.aaa.com/n1.html"、「非公開」"true"(非公開とする)で、「del.icio.us」というオンラインブックマークサービス400へ情報を登録する場合、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=http://www.aaa.com/n1.html&description=A社が最新機種を発表& shared=no」というブックマーク登録用URLを生成する。また、「タイトル」"コラム:Web2.0時代の開発プロセス"及び「公開情報URL」"http://www.aaa.com/n2.html"、「非公開」"false"(公開とする)で、「del.icio.us」というオンラインブックマークサービス400へ情報を登録する場合、「https://api.del.icio.us/v1/posts/add?url=http://www.aaa.com/n1.html&description=コラム:Web2.0時代の開発プロセス& shared=no」というブックマーク登録用URLを生成する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報リスト72に未処理の情報がない場合、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録後の情報公開範囲を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、情報公開範囲を指示する情報(マーク)を基に情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。よって、ユーザが、収集した情報に対して、登録後の情報公開範囲(情報共有範囲)を設定し、簡便にオンラインブックマークサービスへ登録する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第3の実施形態によれば、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録後の情報公開範囲を指示するマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報と情報公開範囲を選択指示することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、抽出された登録後の情報公開範囲を指示する情報を付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記(手順1)〜(手順5)によって、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録後の情報公開範囲を指示するためのマーキング領域80fを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力するとともに、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録後の情報公開範囲を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、情報公開範囲を指示する情報(マーク)を基に情報を公開する(情報を共有する)か否かを指示する情報を付加した登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
よって、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザが、収集した情報の中から必要な情報に対して、登録後の情報公開範囲(情報共有範囲)を設定し、簡便にオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
[第4の実施形態]
第1の実施形態では、登録対象である公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する基本的な方法について説明を行った。
本実施形態では、登録対象となる公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービスに登録する際に、公開情報を画像形成媒体に出力することを特徴としている。
このように、登録する公開情報の出力を指定することによって、本実施形態に係る情報処理システムは、登録した情報を画像形成媒体に記録することができる。
<更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成について>
本実施形態に係る情報処理システムが有する機能を実現するために必要な更新情報出力装置及び情報登録装置のハードウェア構成については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、同一の図面及び符号を用いる。
<情報処理システムのシステム構成及び機能構成について>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成については、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略し、同一の図面及び符号を用いる。
では、本実施形態に係る情報処理システム1の機能構成について、システムの構成要素であった更新情報出力装置100及び情報登録装置200の順に説明を行う。
<<更新情報出力装置の機能構成について>>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集し、収集した更新情報71aを画像形成媒体に出力する。
ここで言う「画像形成媒体」とは、媒体上に出力されたものが、「人が読むこと」ができ、「人が加筆すること」ができ、更に「加筆したものを画像読み取り装置などで読み取ること」のできる媒体を示している。よって、本実施形態では、例えば、紙、電子ペーパー、リライタブルペーパーなどを、更新情報を出力する媒体として利用することができる。以降の本実施形態における説明では、画像形成媒体として「紙」を利用した場合について説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主な機能部として、入力部101、表示部102、更新情報出力部103、更新情報収集部104、更新情報収集条件管理部105、更新情報収集条件記憶部106、及び通信部107とから構成される。
本実施形態に係る更新情報出力装置100の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(更新情報出力部103)のみを、図41を用いて以下に説明し、同じ点については、同一の符号を用いて説明を省略する。
図41は、本発明の第4の実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
更新情報出力部103は、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。また、更新情報出力部103は、更新情報71aを紙に出力する際、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)や本実施形態に係るシステムへの情報の出力を指示するマーキング領域などを、出力する更新情報71aに付加する。更新情報出力部103は、出力データの生成を図1に示した制御部11によって行い、また、紙への出力を図1に示した印刷部(プロッタ部)17によって行う機能である。
図42は、本発明の第4の実施形態に係るユーザによってマーキングされた紙面の一例を示す図である。
本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された更新情報リスト71は、図42に示すような印刷結果80で紙に出力される。
図42の印刷結果80の例では、主に、更新情報71aを出力する領域80aと、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」から生成された識別コード(QRコード)を出力する領域80bと、更新情報71aが対応する公開情報の情報格納先の登録を指示するマーキング領域を出力する領域80cと、登録時の情報出力を指示するマーキング領域80gとから構成される出力レイアウトが、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に配置され、紙に印刷された例が示されている。
また、更新情報71aを出力する領域80aには、Webサイト3001や情報DB3002などの情報公開元(情報発信元)の名前である「ソース名」、更新された公開情報の見出しを示す「タイトル」、更新された公開情報の本文を示す「本文」の情報が出力される。更に、閲覧性を考慮して、更新情報71aを出力する領域80aは、他の情報と区別するための枠に囲まれている。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、紙面上での登録後の情報公開範囲を指示するためのマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成することができる。よって、ユーザが、登録する情報を選択するときに、オンラインブックマークサービス400において、登録時の情報出力を行うか否かを選択することができる。
また、図42に示すように、ユーザは、本実施形態に係る更新情報出力装置100によって出力された紙面上の情報登録を指示するマーキング領域80cと、登録時の情報出力を指示するマーキング領域80gとを、ペンなどを用いてマーキングすることにより、オンラインブックマークサービス400に登録する公開情報が更新されたときの情報である更新情報71aを選択し、登録時の情報出力を本実施形態に係るシステムに指示することができる。
図42では、紙面上のマーキング領域80c及び80gが「レ」(チェックMG1)などでマーキングされた例が示されている。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、「登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録時の情報出力を指示するためのマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する」という機能を実現している。
<<情報登録装置の機能構成について>>
本実施形態に係る情報登録装置200は、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域80cをユーザがマーキングすることによって情報を選択した後に、マーキングされた紙を画像として読み取り、読み取った画像を解析することで登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出し、抽出した公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録し、登録時に公開情報を紙に出力する。
本実施形態に係る情報登録装置200は、主な機能部として、入力部201、表示部202、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、情報登録部205、履歴管理部206、履歴記憶部207、通信部208、ユーザ情報管理部209、及び情報出力部210とから構成される。
本実施形態に係る情報登録装置200の機能構成は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、異なる点(登録対象情報抽出部204及び情報出力部210)のみを図41を用いて以下に説明し、同じ点については、同一の符号を用いて説明を省略する。
登録対象情報抽出部204は、画像読み取り部203により読み取られた画像を解析することで、更新情報71aを識別する識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)、ユーザによってマーキングされ、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)、及び登録時の情報出力を指示する情報(マーク)などを抽出し、抽出された識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。登録対象情報抽出部204は、図2に示した制御部11によって行う機能である。
情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)に従って、抽出された登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録する。このとき、情報登録部205は、登録対象情報抽出部204により抽出された登録時の情報出力を指示する情報(マーク)を基に、登録する公開情報を紙に出力する。
情報出力部210は、登録対象情報抽出部204により抽出された、本実施形態に係るシステムへの情報出力処理を指示する情報(マーク)に従って、登録する公開情報を紙に出力する。情報出力部210は、図2に示した印刷部(プロッタ部)17によって行う機能である。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、「ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録時の情報出力を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録し、情報出力を指示する情報(マーク)を基に情報を紙に出力する」という機能を実現している。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録時の情報出力を指示するマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報と公開情報の出力を選択指示することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録し、情報出力部210において、抽出された登録時の情報出力を指示する情報に従って、登録する公開情報を紙に出力する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記に説明した(手順1)〜(手順5)により、「ユーザが、収集した情報の中から必要な情報に対して、登録後の情報公開範囲を設定し、簡便にオンラインブックマークサービス400へ登録できる」システムを実現している。
次に、これまで説明を行ってきた本実施形態に係る情報処理システム1の具体的な処理手順について以下に説明する。
<更新情報出力装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、主に、更新情報収集部104及び更新情報出力部103の処理手順によって機能を実現している。
更新情報収集部104は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
では、本実施形態に係る更新情報出力装置100の更新情報収集部104によって主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を基に更新情報71aを紙に出力する更新情報出力処理手順(図示せず)について以下に説明する。
本実施形態に係る更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、取得されたRSS配信情報50を解析し、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報リスト71を取得する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、更新情報リスト71を構成する更新情報71aをソートする(並び替える)。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により算出(集計)された公開情報の情報公開元の登録回数(ブックマーク回数)を基に、登録回数の多い順、すなわち登録頻度の高い順に更新情報71aをソートし、図9に示すような更新情報リスト71を、主記憶部12のRAM上に生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、ソートされた更新情報リスト71から更新情報71aを1つ読み込む。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aの「タイトル」(例えば、図8では、"A社が最新機種を発表"などの文字列データ。)と「公開情報URL」(例えば、図8では、"http://www.aaa.com/n1.html"などの文字列データ。)とを基に、更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)を生成する。本実施形態では、更新情報71aの「タイトル」と「公開情報URL」の文字列データからQR(Quick Response)コードを生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報71aと更新情報71aを識別する識別コード(QRコード)に加えて、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録時の情報出力を指示するマーキング領域80gなどを含む出力レイアウトで出力データ(ラスタイメージ)を生成する。
更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがある場合、未処理の更新情報71aを読み込み、リストに含まれる更新情報71aが全て処理済みとなるまで処理手順を繰り返す。
また、更新情報リスト71に未処理の更新情報71aがない場合、更新情報出力装置100は、更新情報出力部103により、生成された出力データ(ラスタイメージ)を紙に出力する。
このように、本実施形態に係る更新情報出力装置100は、登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録時の情報出力を指示するためのマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力する。よって、更新情報出力装置100は、必要な情報とその情報の出力指示が選択しやすいユーザインタフェースを、ユーザに提供することができる。
<情報登録装置の基本処理手順について>
本実施形態に係る情報登録装置200は、主に、画像読み取り部203、登録対象情報抽出部204、情報登録部205、及び情報出力部210の処理手順によって機能を実現している。
画像読み取り部203は、第1の実施形態と同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略する。
また、本実施形態に係る情報登録装置200における情報登録処理手順は、第1の実施形態とほぼ同じであるため、同一の図面及び符号を用いて説明を省略し、異なる点である、登録対象情報の抽出についての詳細な処理手順を、図43を用いて以下に説明する。
図43は、本発明の第4の実施形態に係る情報登録装置200における登録対象情報抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、受け取った画像データを解析し、更新情報71aを囲う枠(例えば、図42に示す更新情報71aを出力する領域80aを囲う矩形枠など。)の領域認識を行うことで、更新情報71aの領域80aの抽出を行う(S801)。領域認識では、抽出された更新情報71aの領域80aを識別する識別コード「更新情報領域ID」と、出力レイアウトを基にした紙面上の2次元空間における更新情報71aの領域80aの座標位置を示す「座標位置(左上及び右下の対角座標)」とから構成される更新情報領域位置情報44aをリスト化した、図20に示すような更新情報領域位置情報リスト44を、主記憶部12のRAM上に生成する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がある場合(S802がYESの場合)、更新情報領域IDを基に、該当する未処理の更新情報71aの領域80aの画像を1つ読み込む。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる情報出力を指示するマーキング領域80gの抽出を行う(S803)。このとき、情報出力を指示するマーキング領域80gの抽出を行い、マーキング領域80gがマーキングされているか否かの認識を行う。本実施形態では、マーキング領域80gに何らかの書き込み(例えば、図42に示した「レ(チェック)」)があればマーキングされたものとして判断する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報出力を指示するマーキング領域80gがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S804がNOの場合)、後述するS807の処理手順に移行する。
また、抽出された情報出力を指示するマーキング領域80gがマーキングされている(書き込みがある)と判断した場合(S804がYESの場合)、出力する公開情報を抽出し(S805)、情報出力部210により、抽出された公開情報を紙に出力する(S806)。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、読み込んだ更新情報71aの領域80aの画像に対して、領域内に含まれる情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行う(S807)。このとき、情報登録を指示するマーキング領域80cの抽出を行い、マーキング領域80cがマーキングされているか否かの認識を行う。本実施形態では、マーキング領域80cに何らかの書き込み(例えば、図42に示した「レ(チェック)」)があればマーキングされたものとして判断する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された情報出力を指示するマーキング領域80cがマーキングされていない(書き込みがない)と判断した場合(S808がNOの場合)、S802の処理手順に戻る。
また、情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、領域内の更新情報71aを識別する識別コード(例えば、図42に示す領域80bに出力されたQRコード。)の領域80bを抽出し、抽出された識別コード(QRコード)のデコードを行い、登録対象情報72aを抽出する(S809)。このとき、抽出された情報を基に、主記憶部12のRAM上に登録対象情報リストを生成する。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、抽出された登録対象情報72aを基に、登録対象情報リスト72を更新し、S802の処理手順に戻る。
情報登録装置200は、登録対象情報抽出部204により、主記憶部12のRAM上に生成された更新情報領域位置情報リスト44に未処理の領域がない場合(S802がNOの場合)、生成した登録対象情報リスト72を、主記憶部12のRAM上を介して情報登録部205に渡し、処理を終了する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、主記憶部12のRAM上を介して受け取った登録対象情報リスト72を基に、登録対象情報72aである公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同じように、登録するオンラインブックマークサービス400として、ネットワーク90を介してブックマーク登録できるAPI(Application Program Interface)を公開している(情報登録方法を公開している)外部のサービスを利用する。
情報登録装置200は、情報登録部205により、登録対象情報リスト72に未処理の情報がない場合、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る情報登録装置200は、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録時の情報出力を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録し、情報出力を指示する情報(マーク)を基に情報を紙に出力する。よって、ユーザが、収集した情報に対して、登録時の情報出力を設定指示し、簡便にオンラインブックマークサービスへ登録する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第4の実施形態によれば、本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各機能部を、以下に手順に従って実行する。
(手順1)更新情報の収集
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報収集部104において、RSS配信サービスによりWebサイト3001や情報DB3002などの情報公開元から更新情報71aを収集する(収集手段)。
(手順2)更新情報の出力
本実施形態に係る情報処理システム1は、更新情報出力装置100が有する更新情報出力部103において、情報登録装置200の履歴管理部206が管理する登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するマーキング領域80cや登録時の情報出力を指示するマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成し(生成手段)、生成された出力データを紙に出力する。これによって、ユーザは、更新情報出力装置100により紙面上に一覧となって出力された複数の更新情報71aの中から、更新情報毎に付加されたマーキング領域をマーキングすることで、登録対象となる公開情報と公開情報の出力を選択指示することができる。
(手順3)画像の読み取り
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する画像読み取り部203において、ユーザによってマーキングされた紙を画像として読み取る。
(手順4)登録対象情報の抽出
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する登録対象情報抽出部204において、読み取られた画像を解析することで、識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)と抽出された本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報(マーク)とを基に、情報登録処理を指示された更新情報71aの識別コード(例えば、バーコードや2次元コードなど。)をデコードし、登録対象となる公開情報の情報格納先を抽出する(抽出手段)。
(手順5)登録対象情報の登録
本実施形態に係る情報処理システム1は、情報登録装置200が有する情報登録部205において、登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録し、情報出力部210において、抽出された登録時の情報出力を指示する情報に従って、登録する公開情報を紙に出力する。
このように、本実施形態に係る情報処理システム1は、上記(手順1)〜(手順5)によって、公開情報の情報格納先をオンラインブックマークサービス400に登録したときの公開情報の情報公開元が登録履歴として記録された登録履歴情報であるブックマーク履歴情報42aを基に、紙面上での出力する更新情報71aの並び順を変更した、本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示するためのマーキング領域80c及び登録時の情報出力を指示するためのマーキング領域80gを含む出力レイアウトで出力データを生成し、生成された出力データを紙に出力するとともに、ユーザによって紙面上でマーキングされ、オンラインブックマークサービス400に登録する対象として選択された情報や本実施形態に係るシステムへの情報登録処理を指示する情報及び登録時の情報出力を指示する情報を抽出し、情報登録処理を指示する情報に従って、登録対象情報72aをオンラインブックマークサービス400に登録し、情報出力を指示する情報(マーク)を基に情報を紙に出力することができる。
よって、本実施形態に係る情報処理システム1は、ユーザが、収集した情報の中から必要な情報に対して、登録時の情報出力を設定し、簡便にオンラインブックマークサービス400に登録することができる。
第1から第4の実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、本発明の第1から第4の実施形態に係る情報処理システム1が有する機能は、各実施形態において説明した更新情報出力装置100及び情報登録装置200が有する各処理手順を、それぞれの動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムをコンピュータで実行することで実現することができる。よって、本発明の第1から第4の実施形態に係る情報処理システム1が有する機能を実行するプログラム(情報処理プログラム)は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納することができる。
また、本発明の第1から第4の実施形態では、係る更新情報出力装置100及び情報登録装置200のハードウェア構成を、印刷部(プロッタ部)17及びスキャナ部(画像読み取り部)18を備えた構成として説明を行ったが、本発明は、この構成に限定されるものではない。例えば、更新情報出力装置100及び情報登録装置200を、一般的な情報処理装置とし、情報処理装置が有する外部装置I/FにUSBなどのケーブルを介してプリンタやスキャナを接続するといった構成でも良い。
また、本発明の第2の実施形態では、当該システムを利用するユーザ毎に対応付けるタスクのデータ処理(タスク対応付けブックマーク履歴情報リスト46の参照やタスク関連付け頻度情報リスト47の生成など)を行う例を挙げて説明を行ったが、本発明は、この内容に限定されるものではない。例えば、ユーザを含む複数のユーザがメンバーとなっているプロジェクト単位でデータ処理を行っても良い。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。