JP4888849B2 - 連続作動モード設定機構、この連続作動モード設定機構を備えたエアゾール式製品および、連続作動モード設定方法 - Google Patents
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Description
・「作動モード」の語を、操作ボタンに対する利用者の噴射操作といわば1対1の対応関係にたつ内容物噴射状態(エアゾール容器のバルブが開いて容器内部と外部空間とが連通した状態)を示す意で用い、
・「連続作動モード」の語を、利用者の噴射操作終了後もその操作ボタンがそれまでの操作位置に自己保持されたままとなって、ガス,内容物などが続けて噴射される連続噴射状態を示す意で用い、
・「静止モード」の語を、エアゾール容器のバルブが閉じて容器内部と外部空間とが連通していない状態を示す意で用い、
・「カバー体」の語を、エアゾール容器本体(マウンティングキャップなど)に取り付けられて、エアゾール容器の作動モードにおいても取り外されることのないタイプのカバー部材を示す意で用いる。
(1)ステム(例えば後述のステム3)と係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタン(例えば後述の操作ボタン4,7)と、容器側(例えば後述のマウンティングキャップ2)に取り付けられて操作用開口域(例えば後述の開口域5c,6c,8b)を備えたカバー体(例えば後述のカバー体5,6,8)との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モード(ガス抜きモード,内容物連続噴射モード)に設定されるようにした連続作動モード設定機構において、
前記操作ボタンは、
前記ステムとの係合時とは上下逆でその天面部分(例えば後述の操作面4c,7c)が前記操作用開口域の内方のステム側となる状態で、前記カバー体に係止される被係止部(例えば後述の一対の被ガイド部4d,可動片部7d)を備え、
前記カバー体は、
前記操作ボタンの被係止部に対応した係止部(例えば後述の一対の係止片部5g,突状部6h,係止片部8g)と、
当該被係止部と嵌合する態様で当該係止部の上方部分に形成されて、当該カバー体の前記操作用開口域にその上方から入れられた前記上下逆の当該操作ボタンをいったん仮止めし、かつ、その後の連続作動モード設定操作で当該カバー体および前記容器側の全体が上下反転させられたときにも、当該操作ボタンを当該カバー体への仮止め状態のままに設定する保持部(例えば後述の一対の垂下状部5f,上側凹状部6g,垂下状部8f)と、を備え、
前記保持作用は、
前記操作ボタンの前記仮止め状態から前記ステムの側への移動に基づく、静止モードおよび通常の作動モードと同じ上下関係で容器側に取り付けられた前記カバー体の係止部と、前記天面部分が前記ステムに当接してこれを押した状態の当該操作ボタンの被係止部と、の間の係合作用とする。
(2)上記(1)において、
前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるときその被係止部は前記カバー体のガイド部分(例えば後述の一対のスリット5e,溝状部6f,スリット8e)に案内され、
前記カバー体の係止部は前記ガイド部分の一部に形成された、ものとする。
(3)上記(1),(2)において、
前記カバー体の係止部および前記操作ボタンの被係止部の中の一方の構成要素は、
前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるとき、前記係止部および前記被係止部の中の他方の構成要素との押圧作用に基づいていったん自弾性に抗しながら変形し、この押圧作用段階が終ることにより自弾性で元の状態に復帰して当該他方の構成要素との係合状態である連続作動モード位置に移行する。
(4)上記(3)において、
前記一方の構成要素は、
前記操作ボタンの被係止部として作用する可動片部(例えば後述の可動片部7d)であり、
前記可動片部は、
前記カバー体が容器側に取り付けられた状態で、前記操作用開口域の前記操作ボタンが前記ステムから上方に取り外されるときには、前記係止部の内面部分および前記保持部の内面部分に順次当接して自弾性に抗しながら内側に変形し、
かつ、前記ステムから上方に取り外した前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるときには、前記保持部の内面部分および前記係止部の内面部分に順次当接して自弾性に抗しながら内側に変形する。
(5)ステムと係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタンと、容器側に取り付けられて操作用開口域を備えたカバー体との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モードに設定されるようにした連続作動モード設定方法において、
前記カバー体および前記操作ボタンを、それぞれ前記容器側および前記ステムから取り外して別々にし、
その後、
前記カバー体を前記容器側に再び取り付け、
前記操作ボタンを前記ステムとの係合時とは上下逆にした状態で前記操作用開口域に押し込むことにより、当該操作ボタンを前記カバー体に嵌合態様で仮止めし、
その後、
前記カバー体および前記容器側の全体を上下反転させてから前記操作ボタンの正立状態下端側を地面や作業台などの部分に押し付けて、このとき前記ステムの方に移動する当該操作ボタンの被係止部を前記カバー体の係止部に保持することにより、当該ステムが当該操作ボタンの天面部分で押圧されて作動モード対応位置に移動した連続作動モードを設定する。
(6)ステムと係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタンと、容器側に取り付けられて操作用開口域を備えたカバー体との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モードに設定されるようにした連続作動モード設定方法において、
前記カバー体を前記容器側に取り付けたまま、前記操作用開口域に配されている前記操作ボタンを前記ステムから取り外し、
その後、
前記操作ボタンを前記ステムとの係合時とは上下逆にした状態で前記操作用開口域に押し込み、当該操作ボタンの被係止部を前記カバー体の係止部に保持することにより、前記ステムが当該操作ボタンの天面部分で押圧されて作動モード対応位置に移動した連続作動モードを設定する。
図1は、カバー体をマウンティングキャップのアンダーカット部分に嵌合させた状態の通常の静止モード(その1:操作ボタンの後面側)を示し、
図2は、図1のカバー体および操作ボタンを容器本体側(マウンティングキャップおよびステム)から取り外して別々にした段階を示し、
図3は、図2のカバー体をマウンティングキャップに再嵌合させて、操作ボタンを倒立・非反転状態に設定した段階(操作ボタンの側面側)を示し、
図4は、図3の操作ボタンをカバー体に仮止めした段階(操作ボタンの後面側)を示し、
図5は、図4の仮止め状態のエアゾール式製品を上下逆にして平らな地面などに押し付けたガス抜きモード(操作ボタンの後面側)を示し、
図6は、図5のガス抜きモードにおけるガスの噴射方向(操作ボタンの側面側)を示し、
図7は、図2のカバー体をマウンティングキャップに再嵌合させて、操作ボタンを倒立・反転状態に設定した段階(操作ボタンの側面側)を示し、
図8は、図7の設定段階に続く仮止め状態のエアゾール式製品(図示省略)を上下逆にして平らな地面などに押し付けたガス抜きモード(操作ボタンの前面側)を示し、
図9は、図8のガス抜きモードにおけるガスの噴射方向(操作ボタンの側面側)を示し、
図10は、カバー体をマウンティングキャップのアンダーカット部分に嵌合させた状態の通常の静止モード(その2:操作ボタンの後面側)を示し、
図11は、図10の操作ボタンをステムから取り外す途中の段階(操作ボタンの後面側)を示し、
図12は、図10の操作ボタンをステムから取り外す途中の段階(操作ボタンの側面側)を示し、
図13は、図12の取り外し後の操作ボタンを倒立・非反転状態にしてカバー体に仮止めした段階(操作ボタンの後面側)を示し、
図14は、図13の仮止め状態のエアゾール式製品を上下逆にして平らな地面などに押し付けたガス抜きモード(操作ボタンの後面側)を示し、
図15は、図14のガス抜きモードにおけるガスの噴射方向(操作ボタンの側面側)を示している。
1は後述の内容物および噴射用ガスを収納したエアゾール式製品の容器本体,
2は容器本体1の開口端部側に取り付けられたマウンティングキャップ,
3は周知のバルブ機構(図示省略)の構成要素であるステム,
をそれぞれ示している。
4はステム3に取り付けられて押圧操作により上下動するタイプの操作ボタン,
4aは内容物や噴射用ガスの通路部分,
4bは当該通路部分に続く噴射孔,
4cは後方への下り傾斜となっている窪み状のスロープ面であって利用者が押圧する操作面,
4dは周面部分に形成された一対の凸状の被ガイド部,
5はマウンティングキャップ2の外端環状部分などに嵌合して操作ボタン4を保護するカバー体(図1〜図6で使用),
5aはカバー体天面,
5bは正立状態の操作ボタン4の噴射孔4bに対応した前側の開口部,
5cは正立状態の操作ボタン4の操作面4cに対応した上側の開口域,
5dは操作ボタン4を取り囲む態様の内側筒状部,
5eは当該内側筒状部の下端から上端まで縦方向に形成されて操作ボタン4が通常の正立状態,ガス抜きモード用の倒立・非反転状態のいずれの場合にもその被ガイド部4dを案内する一対のスリット,
5fは当該スリットの上端側部分にカバー体天面5aから続く態様で形成されて倒立状態の操作ボタン4の被ガイド部4dを仮止めする一対の垂下状部,
5gは当該垂下状部に続く下方に形成されて倒立状態の操作ボタン4の被ガイド部4dをガス抜きモード位置に係合して保持する一対の係止片部,
5hは当該係止片部の構成要素であって下方にいくほど内側となるテーパ面,
5jは当該係止片部の構成要素であって当該テーパ面の下端から略水平に延びる形の係止面,
6はマウンティングキャップ2の外端環状部分などに嵌合して操作ボタン4を保護するカバー体(図7〜図9で使用),
6aはカバー体天面,
6bは正立状態の操作ボタン4の噴射孔4bの側に対応した前方の開口部,
6cは正立状態の操作ボタン4の操作面4cの側に対応した上側の開口域,
6dは操作ボタン4を取り囲む態様の内側筒状部,
6eは当該内側筒状部の下端から所定部分(図7参照)まで縦方向に形成されて正立状態の操作ボタン4の被ガイド部4dを案内する一対のスリット,
6fは当該内側筒状部の上端から所定部分(図7参照)まで縦方向に形成されて、倒立・反転状態の操作ボタン4の被ガイド部4dに対する仮止め機能やガス抜きモード保持機能を備えた溝状部,
6gは当該溝状部の上端側の構成要素であって被ガイド部4dをその外周面との当接状態で案内する上側凹状部,
6hは当該溝状部の当該上側凹状部に続く構成要素であって、仮止め操作時における被ガイド部4dの受け部分や、ガス抜きモードにおける被ガイド部4dの係止部分として作用する突状部,
6jは当該溝状部の当該突状部に続く構成要素であってガス抜きモードの被ガイド部4d(の外周面)の係合保持部分として作用する下側凹状部,
をそれぞれ示している。
7はステム3に取り付けられて押圧操作により上下動するタイプの操作ボタン,
7aは内容物や噴射用ガスの通路部分,
7bは当該通路部分に続く噴射孔,
7cは後方への下り傾斜となっている窪み状のスロープ面であって利用者が押圧する操作面,
7dは周面部分に形成された被係止用の一対の可動片部,
7eは当該可動片部の外面側に形成されて後述のスリット8eに案内される凸状部,
7fは当該凸状部の上側(正立状態)の構成要素であって当該操作ボタンをステム3から取り外すときや連続作動モードに設定するとき(図11,図13参照)の各初期段階において後述の垂下状部8fに案内されるテーパ面,
7gは当該凸状部の下側(正立状態)の構成要素であってガス抜きモードにおける後述の係止端面8hに保持される略水平の被係止面、
8はマウンティングキャップ2の外端環状部分などに嵌合して操作ボタン7を保護するカバー体,
8aはカバー体天面,
8bは正立状態の操作ボタン7の前方から上方,後方までの全体にわたる形の(境界部材なしの)単一の開口域,
8cはマウンティングキャップ2の上端部分と略同じ高さに設定された後側上面部,
8dは操作ボタン7の各側面部分(可動片部7dが形成された面部分)を囲む形の一対の内側壁状部,
8eは当該内側壁状部の下端から上端まで縦方向に形成されて操作ボタン7が通常の正立状態およびガス抜きモード設定用の倒立状態のいずれの場合にもその可動片部7d(凸状部7e)を案内する一対のスリット,
8fは当該スリットの上端側部分にカバー体天面8aから続く態様で形成されて倒立状態の操作ボタン7の可動片部7dを仮止めする一対の垂下状部,
8gは当該垂下状部の下方連続部分であって倒立状態の操作ボタン7の可動片部7dをガス抜きモード位置に設定する一対の係止片部,
8hは当該係止片部の下端であってガス抜きモードの可動片部7dの被係止面7gを保持する係止端面,
をそれぞれ示している。
・図4のエアゾール式製品の全体を上下逆にしてから、
・その下端部分となる操作ボタン4(の正立状態における下端側)を例えば地面や作業台などの平面部分に押し付けて、
・操作ボタン4を、その一対の被ガイド部4dがカバー体5の一対の係止片部5gに係合保持される位置まで移動させた、
状態である。
(11)スリット6eは、カバー体6の上端まで形成されていず、静止モード位置と作動モード位置との間で移動する正立状態の操作ボタン4の被ガイド部4dのみをガイドする、
(12)倒立状態の操作ボタン4に対するガス抜きモード設定用の仮止め機能および係合機能を備えた新たな溝状部6f(上側凹状部6g,突状部6h,下側凹状部6j)をカバー体6に形成した、
ことである。
・その下端部分となる操作ボタン4(の正立状態における下端側)を例えば地面や作業台などの平面部分に押し付けて、
・操作ボタン4を、その一対の被ガイド部4dがカバー体6の一対の突状部6hおよび下側凹状部6jに係合保持される位置まで移動させてガス抜きモードを設定する。
(21)操作ボタン4およびカバー体5,6をそれぞれマウンティングキャップ2およびステム3から取り外す。なお、上述のように操作ボタン4がカバー体5,6に仮保持されるタイプの場合には操作ボタン(の下部)を下方に引っ張ってカバー体から分離する(図2参照)。
(22)カバー体5,6を通常の正立状態でマウンティングキャップ2に再嵌合させる(図3,図7参照)。
(23)倒立・非反転状態の操作ボタン4(図3参照)または倒立・反転状態の操作ボタン4(図7参照)をカバー体5,6の開口域5c,6cに入れて仮止めする(図4参照)。すなわち、操作ボタン4の一対の被ガイド部4dをそれぞれカバー体5の垂下状部5fまたはカバー体6の上側凹状部6gに弱く嵌合させる。
(24)この仮止め状態のエアゾール式製品を、操作ボタン,カバー体側が下になるようにしてから地面や作業台などの平面部分に押し付け、操作ボタン4の一対の被ガイド部4dをそれぞれカバー体5の係止片部5g(係止面5j)やカバー体6の突状部6hに係合させる(図5,図8参照)。
(31)操作ボタン7を上方に移動させてステム2から取り外すときおよび倒立状態の操作ボタン7をステム側に入れていくときのいずれの場合にも、カバー体8の係止片部8gおよび垂下片部8gに倣いながら自らの弾性に抗する形で内側へ変形する可動片部7d,凸状部7eを、操作ボタン7に形成し、
(32)利用者が操作ボタン7を上方に移動させる際にこれを把持しやすくするため、静止モードにおける操作ボタン7の前方から上方,後方までにわたる連続した単一の空間域8bを形成し、また、カバー体8の後側上面部8cをいわば高さ「略0」にした、
ことなどである。
・図13のエアゾール式製品の全体を上下逆にしてから、
・その下端部分となる操作ボタン7(の正立状態における下端側)を例えば地面や作業台などの平面部分に押し付けて、
・操作ボタン7を、その一対の可動片部7d(凸状部7e)がカバー体8の一対の係止片部8g(係止端面8h)に係合保持される位置まで移動させた、
状態である。
(41)操作ボタン7をステム3から取り外す(図11,図12参照)。
(42)倒立・非反転状態の操作ボタン7をカバー体8の内側壁状部8dの間に入れて仮止めする(図13参照)。すなわち、操作ボタン7の一対の凸状部7eをそれぞれカバー体8垂下状部8fに弱く嵌合させる。
(43)この仮止め状態のエアゾール式製品を、操作ボタン,カバー体側が下になるようにしてから地面や作業台などの平面部分に押し付け、操作ボタン7の一対の被係止面7gをそれぞれカバー体8の係止端面8hに係合させる(図14参照)。
(51)図5,図6,図8,図9のガス抜きモードにおいてカバー体5,6の上端縁部が載置対象の平面部分に当接しない態様を用いる、
(52)図14,図15のガス抜きモードにおいてカバー体8の上端縁部が載置対象の平面部分に当接する態様を用いる、
(53)操作ボタン4,7の操作面4c,7cを図示のようなスロープ状ではなく、水平面状としてそこにガス通過用の溝部や孔部を設ける、
(54)操作ボタン4の被ガイド部4dと、カバー体5のスリット5e,垂下状部5f,係止片部5gやカバー体6のスリット6e,溝状部6fと、の相対的な形状関係(凹凸関係など)を逆に設定する、
(55)図10〜図15のガス抜きモード設定機構の凸状部7eおよび係止端面8hに代えて、図7および図8の凸状部4d,上側凹状部6g,突状部6h,下側凹状部6jと同様の係止手段を用いる、
(56)図14,図15のガス抜きモードを操作ボタンの倒立・反転状態で設定する、
ようにしてもよい。
2:マウンティングキャップ
3:ステム
4:操作ボタン(図1〜図9で使用)
4a:通路部分
4b:噴射孔
4c:操作面
4d:一対の凸状の被ガイド部
5:カバー体(図1〜図6で使用)
5a:カバー体天面
5b:前側の開口部
5c:上側の開口域,
5d:内側筒状部
5e:一対のスリット
5f:一対の垂下状部
5g:一対の係止片部
5h:テーパ面
5j:係止面
6:カバー体(図7〜図9で使用)
6a:カバー体天面
6b:前方の開口部
6c:上側の開口域
6d:内側筒状部
6e:一対のスリット
6f:溝状部
6g:上側凹状部
6h:突状部
6j:下側凹状部
7:操作ボタン(図10〜図15で使用)
7a:通路部分
7b:噴射孔
7c:操作面
7d:一対の可動片部
7e:一対の凸状部
7f:テーパ面
7g:略水平の被係止面
8:カバー体(図10〜図15で使用)
8a:カバー体天面
8b:単一の開口域
8c:後側上面部
8d:一対の内側壁状部
8e:一対のスリット
8f:一対の垂下状部
8g:一対の係止片部
8h:係止端面
Claims (7)
- ステムと係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタンと、容器側に取り付けられて操作用開口域を備えたカバー体との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モードに設定されるようにした連続作動モード設定機構において、
前記操作ボタンは、
前記ステムとの係合時とは上下逆でその天面部分が前記操作用開口域の内方のステム側となる状態で、前記カバー体に係止される被係止部を備え、
前記カバー体は、
前記操作ボタンの被係止部に対応した係止部と、
当該被係止部と嵌合する態様で当該係止部の上方部分に形成されて、当該カバー体の前記操作用開口域にその上方から入れられた前記上下逆の当該操作ボタンをいったん仮止めし、かつ、その後の連続作動モード設定操作で当該カバー体および前記容器側の全体が上下反転させられたときにも、当該操作ボタンを当該カバー体への仮止め状態のままに設定する保持部と、を備え、
前記保持作用は、
前記操作ボタンの前記仮止め状態から前記ステムの側への移動に基づく、静止モードおよび通常の作動モードと同じ上下関係で容器側に取り付けられた前記カバー体の係止部と、前記天面部分が前記ステムに当接してこれを押した状態の当該操作ボタンの被係止部と、の間の係合作用である、
ことを特徴とする連続作動モード設定機構。 - 前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるときその被係止部は前記カバー体のガイド部分に案内され、
前記カバー体の係止部は前記ガイド部分の一部に形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の連続作動モード設定機構。 - 前記カバー体の係止部および前記操作ボタンの被係止部の中の一方の構成要素は、
前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるとき、前記係止部および前記被係止部の中の他方の構成要素との押圧作用に基づいていったん自弾性に抗しながら変形し、この押圧作用段階が終ることにより自弾性で元の状態に復帰して当該他方の構成要素との係合状態である連続作動モード位置に移行する、
ことを特徴とする請求項1または2記載の連続作動モード設定機構。 - 前記一方の構成要素は、
前記操作ボタンの被係止部として作用する可動片部であり、
前記可動片部は、
前記カバー体が容器側に取り付けられた状態で、前記操作用開口域の前記操作ボタンが前記ステムから上方に取り外されるときには、前記係止部の内面部分および前記保持部の内面部分に順次当接して自弾性に抗しながら内側に変形し、
かつ、前記ステムから上方に取り外した前記操作ボタンが連続作動モードに設定されるときには、前記保持部の内面部分および前記係止部の内面部分に順次当接して自弾性に抗しながら内側に変形する、
ことを特徴とする請求項3記載の連続作動モード設定機構。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の連続作動モード設定機構を備え、かつ、噴射用ガスおよび内容物を収容した、
ことを特徴とするエアゾール式製品。 - ステムと係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタンと、容器側に取り付けられて操作用開口域を備えたカバー体との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モードに設定されるようにした連続作動モード設定方法において、
前記カバー体および前記操作ボタンを、それぞれ前記容器側および前記ステムから取り外して別々にし、
その後、
前記カバー体を前記容器側に再び取り付け、
前記操作ボタンを前記ステムとの係合時とは上下逆にした状態で前記操作用開口域に押し込むことにより、当該操作ボタンを前記カバー体に嵌合態様で仮止めし、
その後、
前記カバー体および前記容器側の全体を上下反転させてから前記操作ボタンの正立状態下端側を地面や作業台などの部分に押し付けて、このとき前記ステムの方に移動する当該操作ボタンの被係止部を前記カバー体の係止部に保持することにより、当該ステムが当該操作ボタンの天面部分で押圧されて作動モード対応位置に移動した連続作動モードを設定する、
ことを特徴とするエアゾール式製品の連続作動モード設定方法。 - ステムと係合してエアゾール式製品を静止モードから通常の作動モードに設定するための操作ボタンと、容器側に取り付けられて操作用開口域を備えたカバー体との間の保持作用により、当該操作ボタンがその連続作動モードに設定されるようにした連続作動モード設定方法において、
前記カバー体を前記容器側に取り付けたまま、前記操作用開口域に配されている前記操作ボタンを前記ステムから取り外し、
その後、
前記操作ボタンを前記ステムとの係合時とは上下逆にした状態で前記操作用開口域に押し込み、当該操作ボタンの被係止部を前記カバー体の係止部に保持することにより、前記ステムが当該操作ボタンの天面部分で押圧されて作動モード対応位置に移動した連続作動モードを設定する、
ことを特徴とするエアゾール式製品の連続作動モード設定方法。
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