JP6710446B2 - カバー体相対回動式の内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品およびエアゾール式製品 - Google Patents

カバー体相対回動式の内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品およびエアゾール式製品 Download PDF

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Description

本発明は、内容物の放出操作部および放出口を備えた放出作動体(以下、必要に応じて「放出作動体」という。)とそのカバー体との周方向回動操作により、この放出操作部がカバー体で覆われた放出操作不可の非操作モードと、露出する放出操作可の操作モードとを選択的に設定しえる内容物放出機構に関する。
特に非操作モードでは放出操作部をカバー体の一部で覆い、この状態からカバー体を周時計方向または周反時計方向に180度ほど相対回動させることにより、操作モードが設定される内容物放出機構に関する。
カバー体は、非操作モードおよび操作モードのとき放出作動体に係止されて回動できない状態であり、周方向回動操作の際には先ずカバー体の上動操作によりこの係止状態が解除される。
すなわち、カバー体は、放出作動体との係止状態を解除した後の周方向回動操作により非操作モードおよび操作モードの一方から他方への回動位置にシフトし、その後のカバー体下動操作により放出作動体へ係止される。これによりカバー体の非操作モードと操作モードとの間のシフト動作が終了する。
なお、これら周方向回動操作および上下動操作はともにカバー体と放出作動体との相対的な移動であり、カバー体および放出作動体のどちらを移動させるか、また双方を移動させるかなどは勿論任意である。
本明細書では左右,横,前後などの位置関係について、概略、後述の押し操作部3eの側を「前」、それとは反対側を「後」とし、この前後方向と直交する水平方向を「左右」,「横」という。例えば、図4の左側が「前」で、右側が「後」となり、図3の左右側が「左右」,「横」となる。
本件出願人は、本発明の放出作動体およびカバー体などに相当する各構成要素を備えたカバー体相対回動式の内容物放出機構を提案している(特許文献1参照)。
この内容物放出機構の場合、内容物放出作動用のボタン部材がカバー体にいわば駆動されて内容物放出状態に移行するものであり、内容物放出操作不可の非操作モードではカバー体が容器本体上面に係止される。そのためカバー体は下動できず、カバー体と連動するボタン部材も内容物放出位置へ下動しえない。
また、ボタン部材は、非操作モードまたは操作モードの設定にかかわらず、常にカバー体内部に収容されてカバー体との連動状態であってこれが外部空間域に露出することはない。
この非操作モードのとき、カバー体および容器本体それぞれの外周面はいわば面一状態に設定され、操作ボタンの内容物放出口はカバー体で覆われている。
そして、この外周面の面一状態のカバー体を容器本体に対して90度回動させると、操作ボタンの内容物放出口がカバー体の開口部と対向し、かつ、操作ボタンを駆動するカバー体が容器本体に対して内容物放出位置へと下動しえる形に設定される。
このカバー体が下動する際、操作ボタンも下方に連動して内容物放出機構の弁作用部を開状態に設定するので、容器本体内容物が操作ボタンの内容物放出口およびカバー体の対向開口部を経て外部空間域に放出される。
特開2012−224347号公報
提案済みの内容物放出機構の場合、カバー体および容器本体の外周面が面一のとき容器本体上面に係止されたカバー体中の操作ボタンは移動しえず、カバー体を90度回動させると、カバー体およびこれに駆動される操作ボタンそれぞれの下方シフトが可となる。
すなわち、利用者は、カバー体と容器本体との外周面部分が面一状態であるかどうかといった外観上明確な差異により、カバー体の押下げという内容物放出操作の可否を認識できるといった利便性を備えている。
本発明では、このような有意性を持つカバー体相対回動式の内容物放出機構についての視点を変え、内容物の放出操作部そのものがカバー体で覆われているかどうかといった直截的な相違により非操作モードと操作モードの認識の簡単化を図ることを目的とする。
また、略左右対象のカバー体および放出作動体を用い、このカバー体などの180度回転前後の状態を非操作モードおよび操作モードのそれぞれに設定して、これら各モードにおける内容物放出機構の外観全体の同一化,グッドデザイン化を図ることを目的とする。
また、カバー体の保護対象である放出作動体の下側に放出操作部を、上側に放出口をそれぞれ設定して、下部への操作で固定上部からの内容物放出といった特定タイプの内容物放出機構の具体化を図ることを目的とする。
本発明は、以上の課題を次のカバー体相対回動式の内容物放出機構を用いることにより解決する。
(1)放出対象内容物の収容部(例えば後述の内袋状部3k)および放出操作部(例えば後述の押し操作部3e)ならびに外部空間域への放出通路部(例えば後述の流入孔部2b,流出側凹状部2a)および放出口(例えば後述のノズル2c)を備えた内容物放出用の放出作動体(例えば後述の放出作動体1)と、この放出作動体を保護するカバー体(例えば後述のカバー体4)との相対的な周方向回動操作により、前記放出操作部および前記放出口が前記カバー体で覆われた内容物放出操作不可の非操作モードと、それぞれが露出する内容物放出操作可の操作モードとにシフト設定されるカバー体相対回動式の内容物放出機構であって、
前記カバー体は、
前記非操作モードのとき前記放出操作部および前記放出口を覆い、かつ前記操作モードのときは前記放出操作部を前記外部空間域に露出させる面部分(例えば後述のエプロン状部4eなど)と、
前記操作モードのとき前記放出口と対向した状態で前記外部空間域と連通する内容物放出用開口部(例えば後述の放出開口部4f)と、を備え、
前記放出作動体および前記カバー体は、
その一方に回動阻止用の係止部(例えば後述の外開口凹状部3g)を有し、かつ、その他方に前記係止部に対する被係止部(例えば後述の内向き凸状部4d)を有し、
前記周方向回動操作前の上下離間方向への第一移動操作により、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除され、
また、前記周方向回動操作後の前記第一移動操作とは逆方向への第二移動操作により、前記係止部と前記被係止部とが係止状態に設定される、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記周方向回動操作は、
180度の回動操作であり、
前記放出作動体および前記カバー体は、
その全体外観形状が、前記非操作モードと前記操作モードとで同様の形状に設定される、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1),(2)において、
前記放出作動体は、
前記放出通路部および前記放出口を備えた円筒状部(例えば後述の内容物放出部2の円筒状部)を有し、
前記カバー体は、
前記第一移動操作,前記周方向回動操作および前記第二移動操作の際に前記円筒状部の外周面に案内される、
構成態様のものを用いる。
)上記(1)〜()において、
前記放出作動体は、
前記放出口を上側面に、前記放出操作部を下側面に上下の離間態様で有する、
構成態様のものを用いる。
本発明は、このような構成からなるカバー体相対回動式の内容物放出機構ならびにこの内容物放出機構を備えたポンプ式製品およびエアゾール式製品を対象とする。
本発明は以上の課題解決手段をとることにより、
(11)内容物の放出操作部そのものがカバー体で覆われているかどうかといった直截的な相違により非操作モードと操作モードの認識の簡単化を図ることができ、
(12)非操作モードおよび操作モードそれぞれにおける内容物放出機構の外観全体の同一化,グッドデザイン化を図ることができ、
(13)下部への操作で固定上部からの内容物放出といった特定タイプの内容物放出機構の具体化を図ることができる。
放出作動体(内容物放出部2と容器本体3との螺合一体物)の斜視状態を示す説明図である。 内容物放出操作不可の非操作モードの斜視状態を示す説明図である。 内容物放出操作不可の非操作モードの正面視状態(一部断面)を示す説明図である。 内容物放出操作不可の非操作モードの側面視状態(一部断面)を示す説明図である。 非操作モードから内容物放出操作可の操作モードへの移行ステップ1(カバー体持ち上げ)の斜視状態を示す説明図である。 非操作モードから内容物放出操作可の操作モードへの移行ステップ2(カバー体90度回動)の斜視状態を示す説明図である。 図6の移行ステップ2(カバー体90度回動)の正面視状態を示す説明図である。 非操作モードから内容物放出操作可の操作モードへの移行ステップ3(カバー体180度回動)の斜視状態を示す説明図である。 非操作モードから内容物放出操作可の操作モードへの移行ステップ4(カバー体押し下げ)の斜視状態を示す説明図である。 操作モードの側面視断面状態を示す説明図である。
図1乃至図10を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
上述したように本発明はポンプ式製品およびエアゾール式製品を対象としているが、以下の記載では、単なる説明の便宜上ポンプ式製品の場合を前提とする。
図示の内容物放出機構は、後述の内容物放出部2および容器本体3からなる放出作動体1と、これに上下動,回動可能な形で取り付けられたカバー体4とに大別される。
利用者は、このカバー体4を上下動・回動することにより、押し操作部3eの内容物放出操作を阻止する非操作モード(図2,図3,図4参照)と、その内容物放出操作を可とする操作モード(図9,図10参照)とを選択的に設定しえる。
なお、以下のアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば流出側凹状部2a)は原則として、この参照番号数字部分の構成要素(例えば内容物放出部2)の一部または関連部分であることを示している。
図1乃至図10において、
1は後述の内容物放出部2と容器本体3とが螺合した一体物であって、その内部に内容物の放出通路部や収容空間域を備えた内容物放出用の放出作動体,
2は放出作動体1の上側部分を構成する円筒状の内容物放出部,
2aは内容物放出部2の上端側前部分に形成された内容物放出通路部としての流出側凹状部,
2bは流出側凹状部2aへの流入部であって後述の半球状弁部材2dとの間で逆止弁作用を呈する内容物放出通路部としての流入孔部,
2cは流出側凹状部2aに配設された外部空間域への放出口としてのノズル,
2dはノズル2cの内側の流出側凹状部2aに配設されて流入孔部2bとの間で逆止弁作用を呈する半球状弁部材,
2eは内容物放出部2の外周面上端部分の周方向に隣同士が離間する態様で形成されて、後述のカバー体4の上方への抜けを阻止する計四個の外向き凸円弧状部,
2fは内容物放出部2の後方部分に形成された外気連通孔部およびこれに続く縦通路部からなる外気流入部,
2gは外気流入部2fの直下流側に続く下開口の環凹状部,
2hは環凹状部2gに取り付けられて外気流入部2fとの間で逆止弁作用を呈する環状弾性弁部材,
をそれぞれ示している。
また、
3は放出作動体1の下側部分を構成する内容物収容側であって、その上端側外周面が内容物放出部2の内周面と螺合した内外二重状態の上開口鞘状の容器本体(図10参照),
3aは容器本体3の外側部分を構成して内容物放出操作機能を持つ外容器本体,
3bは外容器本体3aの上側小径部分であって内容物放出部2が螺合作用により取り付けられる円筒状部,
3cは円筒状部3bの周面部分に形成されて環状弾性弁部材2hが開状態のときに外気流入部2fと連通しえる外気流入内側孔部,
3dは外容器本体3aの下側部分であって、概略その正面視形状が半円板状(図3,図7参照)で、かつ、上からみた平面視が円弧状の四隅を持つ長方形状で、全体として横長上方広がりの前後方向薄型の中空半円柱状部,
3eは中空半円柱状部3dの前周面部分に形成されたダイヤフラム状で内容物放出操作用の押し操作部,
3fは中空半円柱状部3dの上面左右両端(横方向両端)にそれぞれこの両端側の二隅の角をとる態様で上向きに形成されて、後述のカバー体4を、非操作モードおよびこれとは180度回動した状態の操作モードそれぞれの位置に係止する一対の方形凸状部,
3gは方形凸状部3f全体の左右両端側面のそれぞれに形成されたカバー体係止用で回動阻止用係止部としての外開口凹状部,
3hは方形凸状部3fが形成されていない単一水平面状の容器本体上面,
3jはこの容器本体上面3hと円筒状部3bの下端部分との間に連続形成された下広がりの環状テーパ面,
3kは容器本体3の内側部分を構成して内容物収容機能を持ち、その上端鍔状部が内容物放出部2の環凹状部2gに環状弾性弁部材2hを介して取り付けられる軟性で変形可能な内容物収容部としての内袋状部,
3mは外容器本体3aと内袋状部3kとの間に設定される外気収容空間域,
をそれぞれ示している。
また、
4は利用者の操作に基づいて内容物放出部2の円筒状外周面に案内されながら回動,上下動することにより、ノズル2cおよび押し操作部3eが露出しない放出操作不可の非操作モードとそれぞれが露出した放出操作可の操作モードとを選択的に設定するカバー体,
4aは中空半円柱状部3dを上下逆にした概略的外観の横長形状からなるドーム状部,
4bはドーム状部4aの天井面中央部分に垂下状態で形成されて、内容物放出部2の外向き凸円弧状部2eに案内される円筒状垂下部,
4cは円筒状垂下部4bの内周面下端部分の周方向に隣同士が離間し、内容物放出部2の外周面に倣う態様で形成されて、外向き凸円弧状部2eとの係止作用によりカバー体4の上方への抜けを阻止する計四個の内向き凸円弧状部,
4dはカバー体4の左右両下端の内周面部分に形成されて、容器本体3の方形凸状部3fの外開口凹状部3gとの係止作用により非操作モードまたは操作モードを設定する回動阻止用被係止部としての内向き凸状部,
4eはカバー体4の前面に形成されて、非操作モードにおける押し操作部3eなどを覆ってそれの内容物放出操作(押し操作)などを阻止するための、放出操作部,放出口に対する面部分としてのエプロン状部,
4fは非操作モードのカバー体4の後面に形成されて、操作モードにおけるノズル2cとの対向状態に設定される放出開口部,
4gは放出開口部4fの直下で、操作モードにおける押し操作部3eの直上部分に形成されて、操作モードにおけるこの押し操作部の上端部分を露出させるための上向き円弧状縁部分,
をそれぞれ示している。
また、
Aは押し操作部3eへの内容物放出押し操作にともない内容物放出部2の流入孔部2bから半球状弁部材2dを介してノズル2cへと流出する内容物の流れ(図10参照),
Bは押し操作部3eへの内容物放出押し操作の解除にともない外気流入部2fから環状弾性弁部材2hおよび外気流入内側孔部3cを介して外気収容空間域3mへと流入する外気の流れ(図10参照),
をそれぞれ示している。
ここで、内容物放出部2,外容器本体3aおよびカバー体4は例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ポリアセタール,ナイロン,ポリブチレンテレフタレートなどからなるプラスチック製のものである。また、アルミ蒸着やバリア性樹脂フィルム加工などの各種表面処理をしたプラスチック製のものも用いる。内袋状部3kはゴム製,プラスチック製のものである。
図示の内容物放出機構の組立て手順は例えば、
(21)内容物放出部2の流出側凹状部2aにノズル2cおよび半球状弁部材2dを取り付け、内容物放出部2の環凹状部2gに、環状弾性弁部材2hを取り付ける、
(22)容器本体3の内側に設けた内袋状部3kに、放出対象の内容物を収納し、
(23)上記(21)で組み立てた内容物放出部2を、容器本体3の円筒状部3bに螺合し、
(24)上記(23)で組み立てた放出作動体1に、カバー体4を、その円筒状垂下部4bの内側に内容物放出部2が組み込まれるかたちで係合し、
(25)カバー体4の内側に方形凸状部3fを差し込み、外開口凹状部3gに内向き凸状部4dを係止させ、放出作動体1にカバー体4を固定する、
といった手順となる。
図示の内容物放出機構の基本的特徴は、
(31)カバー体4が、その下動位置で外容器本体3a(方形凸状部3f)の外開口凹状部3gに係止された非操作モード(図2〜図4)のとき、ノズル2cおよび押し操作部3eがそれぞれカバー体4で覆われてこの押し操作部の内容物放出操作を不可とし、
(32)カバー体4が、非操作モードとは180度反転した後の下動位置で同じく外開口凹状部3gに係止される操作モード(図9,図10)のとき、ノズル2cおよび押し操作部3eがそれぞれ外部空間域に露出して内容物放出の操作,作動を可とし、
(33)非操作モードと操作モードとの間のシフトに際しては、カバー体4を持ち上げてその内向き凸状部4dと外開口凹状部3gとの係止状態を解除した上で180度回動させ(図5〜図8参照)、その後、カバー体4を再度外開口凹状部3gに係止するまで下動させる、
ことなどである。
すなわち、外容器本体3aに対するカバー体4の回動位置関係を180度反転させることにより、内容物放出操作用の押し操作部3eが外部空間域に露出する操作モードと、カバー体4で覆われて露出しない非操作モードとを選択的に設定している。
また、上動したカバー体4は、この操作モードまたは非操作モードの設定回動位置にて下方へシフトされることにより、外容器本体3aの方形凸状部3fの(内容物放出部2の外周面と対向しない)外向き側面部分に係止されて、回動阻止状態となる。
図2〜図4の非操作モードおよび図9,図10の操作モードにおいて、カバー体4の下端面部分(エプロン状部4eおよび上向き円弧状縁部分4gを除く)は外容器本体3aの容器本体上面3hに略当接保持される。
カバー体4の180度反転時のいわば回動中心部および上下方向移動時の案内作用部は内容物放出部2の円筒状外周面である。
図1は、カバー体4が取り付けられていない放出作動体1(内容物放出部2+容器本体3)の斜視状態を示している。
この放出作動体1の容器本体側の押し操作部3eを内側に押すと、容器本体3の内袋状部3kが内方にいわば縮んでその中の内容物が流れAによりノズル2cから外部空間域に放出される(図10参照)。この放出作動自体は周知である。
この放出作動体1にカバー体4を図2の位置関係で配設することにより、利用者が押し操作部3eを内側に押せない状態の非操作モードを設定している。
図2〜図4の非操作モードでは、
(41)容器本体3の押し操作部3eがカバー体4のエプロン状部4eで覆われ、
(42)ノズル2cがエプロン状部4eの直上のカバー体前面部分で覆われ、
(43)カバー体4の内向き凸状部4dが外容器本体3aの外開口凹状部3gに係止されている(図3参照)。
すなわちこの非操作モードのとき、利用者は、エプロン状部4eで覆われた押し操作部3eに触れてそれを押すことができない。
利用者がこの非操作モードのカバー体4を回動しようとしても、方形凸状部3fに保持された形のカバー体4は移動しえない。
図2〜図4の非操作モードから図8〜図10の操作モードに移行するには、
(51)カバー体4を最上位置に、すなわちその内向き凸円弧状部4cが内容物放出部2の外向き凸円弧状部2eに当たってエプロン状部4eの下端部分が容器本体上面3hと略同じで少し上の高さとなるまで、移動させ(図5参照)、
(52)この上動したカバー体4を図示反時計方向に180度回動させ(図6〜図8参照)、
(53)この180度回動後のカバー体4を下方に移動させて、その左右両端側の下内縁部分が方形凸状部3fに係合した状態、すなわち内向き凸状部4dを外容器本体3aの外開口凹状部3gに係止させた状態に設定すればよい(図9参照)。
なお、上記(52)においてカバー体4を180度回動させるとき、図7で示すように、エプロン状部4eはその下端部分が環状テーパ面3jのいわば下縁部分に倣いながら容器本体上面3hを通過していく(図7参照)。
図9および図10の操作モードから図2〜図4の非操作モードに復帰させる場合も、上述の(51)〜(53)と同じ手順の作業をおこなえばよい。
図3などの各図から明らかなように、概略、放出作動体1およびカバー体4は左右方向の対称形状(それぞれの左右中間部分を通る図3の紙面上下方向の垂直面を中心とした対称形状)である。
そのため、カバー体4は、180度回動した状態の非操作モードおよび操作モードのいずれにおいても方形凸状部3fと係合しえる。
また、非操作モードと操作モードとの間のシフト動作におけるカバー体の回動操作方向は図6の反時計方向やその逆の時計方向のいずれでもよい。
図9の操作モードに設定されて露出状態の押し操作部3eを利用者が内側に押圧すると、外気収容空間域のエアを介する形で内袋状部3kがいわば縮み、その容積減少にともなう内部圧力増加により逆止弁の半球状弁部材2dが開く。
その結果、内袋状部3kの収容内容物が、図10の流れAで示すように流入孔部2bを介してノズル2cから外部空間域へ流出する。
図9および図10の操作モードにおける内容物放出動作は下操作部で上放出部の位置関係にたっている。この内容物流出に際し、ノズル2cは勿論上下方向に移動しない。
押し操作部3eがその押圧操作終了にともない自弾性力で初期状態に復帰するとき、外気収容空間域3mはその容積が増加して圧力低下状態になるので、逆止弁の環状弾性弁部材2hが開いて図10の流れBで示すように外気が外気収容空間域3mに流入する。
この外気流入にともない、内袋状部3kは、押し操作部3eの押圧操作終了時と略同じ容積状態に保持される。
なお、押し操作部3eの押圧操作終了後の定常状態では勿論、半球状弁部材2dおよび環状弾性弁部材2hがそれぞれ閉状態に設定される。
このように図示の内容物放出機構によれば、非操作モードおよび操作モードの一方のカバー体4を、いったん外容器本体3aから上方に移動させて180度の回動状態にした後、下方に移動させるといった簡単な操作,シンプルな機構で他方のモードに設定しえる。そして180度の回動方向は、時計方向,反時計方向のいずれでもよい。
また、放出作動体1およびカバー体4それぞれの上述したような外観形状の対称性にともない、非操作モードおよび操作モードの内容物放出機構全体もシンメトリー,シンプルな外観を呈している。
また、このような内容物放出機構全体のシンメトリー,シンプルな外観を呈しつつも、押し操作部3eがカバー体4で覆われているかどうかといった違いにより利用者は図2〜図4の非操作モードと図9,図10の操作モードとを簡単・確実に認識しえる。
本発明の内容物放出機構は、勿論図示のものに限定されるのではなく、容器本体側に任意の内容物放出操作部を設け、これの内容物放出操作に応動する各種の弁作用部を設けて容器本体内容物がカバー体の一部を経て外部空間域に放出される形のものでもよい。
本発明が適用されるポンプ式製品,エアゾール式製品としては、芳香剤,洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,食品,液滴状のもの(ビタミンなど),医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナー,消臭剤,洗濯のり,ウレタンフォーム,消火器,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
容器本体に収納する内容物としては、液状,クリーム状,ゲル状など種々の形態のものを用いることができ、内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロースおよびこれらの混合物などを用いる。
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ピレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
エアゾール式製品における内容物噴射用ガスとしては、炭酸ガス,窒素ガス,圧縮空気,酸素ガス,希ガス,これらの混合ガスなどの圧縮ガスや、液化石油ガス,ジメチルエーテル,フロロカーボンなどの液化ガスを用いる。
1:放出作動体(内容物放出部2+容器本体3)
2:内容物放出部
2a:流出側凹状部
2b:流入孔部
2c:ノズル
2d:半球状弁部材(逆止弁)
2e:外向き凸円弧状部
2f:外気流入部
2g:下開口の環凹状部
2h:環状弾性弁部材(逆止弁)
3:上開口鞘状の容器本体
3a:外容器本体
3b:円筒状部
3c:外気流入内側孔部
3d:前後方向薄型の中空半円柱状部
3e:押し操作部
3f:一対の方形凸状部
3g:外開口凹状部
3h:水平面状の容器本体上面
3j:下広がりの環状テーパ面
3k:内袋状部
3m:外気収容空間域
4:カバー体
4a:ドーム状部
4b:円筒状垂下部
4c:内向き凸円弧状部
4d:内向き凸状部
4e:エプロン状部
4f:放出開口部
4g:上向き円弧状縁部分
A:外部空間域への放出内容物の流れ(図10参照)
B:外気収容空間域に流入する外気の流れ(図10参照)

Claims (6)

  1. 放出対象内容物の収容部および放出操作部ならびに外部空間域への放出通路部および放出口を備えた内容物放出用の放出作動体と、この放出作動体を保護するカバー体との相対的な周方向回動操作により、前記放出操作部および前記放出口が前記カバー体で覆われた内容物放出操作不可の非操作モードと、それぞれが露出する内容物放出操作可の操作モードとにシフト設定されるカバー体相対回動式の内容物放出機構であって、
    前記カバー体は、
    前記非操作モードのとき前記放出操作部および前記放出口を覆い、かつ前記操作モードのときは前記放出操作部を前記外部空間域に露出させる面部分と、
    前記操作モードのとき前記放出口と対向した状態で前記外部空間域と連通する内容物放出用開口部と、を備え、
    前記放出作動体および前記カバー体は、
    その一方に回動阻止用の係止部を有し、かつ、その他方に前記係止部に対する被係止部を有し、
    前記周方向回動操作前の上下離間方向への第一移動操作により、前記係止部と前記被係止部との係止状態が解除され、
    また、前記周方向回動操作後の前記第一移動操作とは逆方向への第二移動操作により、前記係止部と前記被係止部とが係止状態に設定される、
    ことを特徴とするカバー体相対回動式の内容物放出機構。
  2. 前記周方向回動操作は、
    180度の回動操作であり、
    前記放出作動体および前記カバー体は、
    その全体外観形状が、前記非操作モードと前記操作モードとで同様の形状に設定される、
    ことを特徴とする請求項1記載のカバー体相対回動式の内容物放出機構。
  3. 前記放出作動体は、
    前記放出通路部および前記放出口を備えた円筒状部を有し、
    前記カバー体は、
    前記第一移動操作,前記周方向回動操作および前記第二移動操作の際に前記円筒状部の外周面に案内される、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカバー体相対回動式の内容物放出機構。
  4. 前記放出作動体は、
    前記放出口を上側面に、前記放出操作部を下側面に上下の離間態様で有している、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のカバー体相対回動式の内容物放出機構。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のカバー体相対回動式の内容物放出機構を備え、かつ、前記収容部に前記放出対象内容物を収容した、
    ことを特徴とするポンプ式製品。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のカバー体相対回動式の内容物放出機構を備え、かつ、前記収容部に噴射用ガスおよび前記放出対象内容物を収容した、
    ことを特徴とするエアゾール式製品。
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