JP4887695B2 - インクジェット記録用インク - Google Patents

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Description

本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクに関する。
インクジェット記録は、微細なノズルからインクを小滴として吐出し、文字や図形を被記録体表面に記録する方法である。インクジェット記録方式としては電歪素子を用いて電気信号を機械信号に変換し、ノズルヘッド部分に貯えたインクを断続的に吐出して被記録体表面に文字や記号を記録する方法、ノズルヘッド部分に貯えたインクを吐出部分に極近い一部を急速に加熱して泡を発生させ、その泡による体積膨張で断続的に吐出して、被記録体表面に文字や記号を記録する方法などが実用化されている。このようなインクジェット記録に用いられるインクは被記録体である紙への印字において、にじみがないこと、乾燥性がよいこと、様々な被記録体表面に均一に印字できること、カラー印字等の多色系の印字において隣り合った色が混じり合わないことなどの特性が要求されている。
従来のインクにおいて、特に顔料を用いたインクの多くは主に浸透性を抑えることで、紙表面に対するインクのぬれを抑え、紙表面近くにインク滴をとどめることで印字品質を確保する検討がなされ、実用化されている。しかしながら、紙に対するぬれを抑えるインクでは紙種の違いによるにじみの差が大きく、特に様々な紙の成分が混じっている再生紙では、その各成分に対するインクのぬれ特性の差に起因するにじみが発生する。また、このようなインクでは印字の乾燥に時間がかかり、カラー印字等の多色系の印字において隣り合った色が混色してしまうという課題を有し、更に、色材として顔料を用いたインクでは顔料が紙等の表面に残る為、耐擦性が悪くなるという課題もある。
このような課題を解決する為、インクの紙への浸透性を向上させることが試みられており、ジエチレングリコールモノブチルエーテルの添加(特許文献1参照)、アセチレングリコール系の界面活性剤であるサーフィノール465(日信化学製)の添加(特許文献2参照)、あるいはジエチレングリコールモノブチルエーテルとサーフィノール465の両方を添加する(特許文献3参照)ことなどが検討されている。あるいはジエチレングリコールのエーテル類をインクに用いることなどが検討されている(特許文献4参照)。
また、顔料を用いたインクジェット記録用インクでは、顔料の分散安定性を確保しながらインクの浸透性を向上することが一般に難しく浸透剤の選択の幅が狭い為、従来グリコールエーテルと顔料との組み合わせは、顔料にトリエチレングリコールモノメチルエーテルを用いた例(特許文献5参照)やエチレングリコール、ジエチレングリコールあるいはトリエチレングリコールのエーテル類を用いた例(特許文献6参照)などもある。
米国特許第5156675号明細書 米国特許第5183502号明細書 米国特許第5196056号明細書 米国特許第2083372号明細書 特開昭56−147861号公報 特開平9−111165号公報
しかしながら、従来の水性インクは印字品質が不十分であり、PPC用紙等の普通紙に印刷するとにじみが多く、色濃度や発色性も不十分だった。また、従来の分散体は不安定であり、界面活性剤やグリコールエーテル等の親水部と疎水部を有する物質が存在すると、顔料からの分散樹脂等の吸脱着が起こりやすくなり、その水性インクの保存安定性が劣るという課題があった。通常の水性インクは紙に対するにじみを低減させるため、界面活性剤やグリコールエーテル等の親水部と疎水部を有する物質が必要である。これらの物質を用いないインクでは紙に対する浸透性が不十分となり、均一な印字を行なうためには紙種が制限され、印字画像の低下を引き起こしやすくなるという課題があった。
さらに、従来の分散体に本発明で用いるような添加剤(アセチレングリコール、アセチレンアルコールおよびシリコン系の界面活性剤、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルまたは1,2−アルキレングリコールまたはこれらの混合物)を用いると長期の保存安定性が得られず、インクの再溶解性が悪いためインクが乾燥してインクジェットヘッドのノズルの先等で詰まり易くなるという課題を有していた。また、インクジェット記録用顔料インクの場合は一般的に光沢紙を用いたときその表面に残るため光沢が低いものであった。
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、その目的とするところは、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクを提供するところにある。
本発明のインクジェット用インクは、水と、少なくとも屈折率が1.58以上で、酸価が50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下で、重量平均分子量が20000以上120000以下であるポリマーを用いて分散された顔料とを含むことを特徴とする。
本発明は耐光性に優れ、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れることなどの特性が要求されていることに鑑み、鋭意検討した結果によるものである。
本発明のインクジェット記録用インクは水と、少なくとも屈折率が1.58以上で、50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーを用いて分散された顔料とを含むことを特徴とする。ポリマーの屈折率が1.58以上であることで光沢紙での光沢性や、反射光が元の色と異なるフリップフロップ現象が低減する。また、ポリマーの酸価は50mgKOH/g未満では分散安定性が得られない。120mgKOH/gを超えるとPPC用紙等の普通紙での発色性が低下する。さらに、ポリマーの重量平均分子量20000未満ではおよび120000を超えると分散安定性が得られない。
本発明において、前述の屈折率が1.58以上のポリマーが少なくとも複数の芳香環を有する(メタ)アクリレートおよび/または含硫黄(メタ)アクリレートを用いて作成されることが好ましい。
本発明においてはさらに、1、2−アルキレングリコールを用いることが好ましい。その1,2−アルキレングリコールが1,2−ヘキサンジオールおよび/または1,2−ペンタンジオールであることが好ましい。これらの添加により印字の乾燥性が向上し、連続して印刷しても前の印字部分が次の媒体の裏面に転写されることがなくなるため、高速印字が可能となる。また、本発明になるインクジェット記録用インクの印字速度を高速化してもにじまないようにするためや印字安定性を向上させるために、インクの表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲にする。そのために少なくともアルキレングリコールモノアルキルエーテルを添加してなることも好ましい。そのアルキレングリコールモノアルキルエーテルが繰り返し単位10以下のアルキレングリコールであって、且つ炭素数4〜10のアルキルエーテルであることが好ましい。その例としてはアルキレングリコールモノアルキルエーテルがジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエ−テルおよび/または(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルであることが好ましい。
本発明においては、アセチレングリコール系界面活性剤および/またはアセチレンアルコール系界面活性剤を用いることが好ましい。これらの界面活性剤を用いることで普通紙上のにじみが特に低減され、専用紙上でのドット径を最適な幅に広げることが可能となる。
そのアセチレングリコール系界面活性剤および/またはアセチレンアルコール系界面活性剤の添加量が0.1%以上5%以下であることが好ましい。
また、本発明においては、少なくとも前述のアセチレングリコール系界面活性剤および/またはアセチレンアルコール系界面活性剤と、1,2−アルキレングリコールとを含むことがより好ましい。そしてさらに、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテルおよび/または(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルを含むことが好ましい。
また、前述のアセチレングリコール系界面活性剤および/またはアセチレンアルコール系界面活性剤の添加量が0.01%〜0.5%であり、1,2−アルキレングリコールの添加量が1%以上であることがさらに好ましい。そしてさらにジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテルおよび/または(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルの添加量が1.0%以上が好ましい。
このようにして、上記インクジェット記録用インクを作成することによって、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェットインクとすることができる。
本発明に用いることができる顔料としては黒色インク用として、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられるがインクジェット用としては比較的密度が低く水中で沈降しにくいカーボンブラックが好ましい。
更にカラーインク用としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83(ジスアゾイエローHR)、93、94、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、138、153、180、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、202、206、209、219、C.I.ピグメントバイオレット19、23、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36等が使用できる。
このように、色剤としては種々の顔料を用いることができるが、より好ましくは顔料をポリマーを用いて分散させた場合や、高分子微粒子を用いた場合などポリマーとの共存の場合である。
また、本発明に用いることのできる顔料は分散機を用いて分散させるが、その場合分散機としては市販の種々の分散機を用いることができるが、好ましくは非メディア分散がよい。その具体例としては、湿式ジェットミル(ジーナス社)、ナノマーザー(ナノマーザー社)、ホモジナイザー(ゴーリン社)、アルティマイザー(スギノマシン社)およびマイクロフルイダイザー(マイクロフルイディクス社)などが挙げられる。
本発明のインクジェット記録用インクに用いる場合、顔料としての添加量は、0.5〜30%が好ましいが、さらに1.0〜15%が好ましい。これ以下の添加量では、印字濃度が確保できなくなり、またこれ以上の添加量では、インクの粘度増加や粘度特性に構造粘性が生じ、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性が悪くなる傾向になる。
また、本発明のインクジェット記録用インクのビヒクル成分としては、界面活性剤、有機溶剤および保湿剤などを用いる。表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲がインクジェトで印字するドット径を最適な幅に広げるという観点から少なくとも界面活性剤を添加してなることが好ましい。
さらに、本発明におけるインクジェット用顔料インクとしては、その放置安定性の確保、インクジェットヘッドからの安定吐出のため、目詰まり改善のためあるいはインクの劣化防止のためなどの目的で保湿剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート等種々の添加剤を添加することもできる。
(実施例)
以下、本発明の具体的な実施の形態について説明する。実施例としては最も好ましいポリマーを用いて分散された顔料を用いた例を示すが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(高屈折アクリレートA1およびA2、高屈折メタクリレートM1およびM2の作成)
高屈折アクリレートA1およびA2として多芳香環のアクリレートを作成する。高屈折アクリレートA1はトリチルアルコールとアクリル酸を酸性にて既知の方法によりエステル化して、それを蒸留精製して作成する。高屈折アクリレートA2はトリチルアルコールにアルカリ触媒下エチレンオキシドを1モル付加し、蒸留精製した後にアクリル酸と酸性にて既知の方法によりエステル化して、それを蒸留精製して作成する。アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いることでメタクリレートも同様に作成できる。A1と同様にして作成したメタクリレートをM1、A2と同様にして作成したメタクリレートをM2とする。
(高屈折アクリレートA3およびA4、高屈折メタクリレートM3およびM4の作成)
高屈折アクリレート3として含硫黄アクリレートを作成する。高屈折アクリレート3はトリメチルメルカプタンとアクリル酸を酸性にて既知の方法によりエステル化して、それを蒸留精製して作成する。高屈折アクリレート4はトリメチルメルカプタンにアルカリ触媒下エチレンオキシドを1モル付加し、蒸留精製した後にアクリル酸と酸性にて既知の方法によりエステル化して、それを蒸留精製して作成する。アクリル酸の代わりにメタクリル酸を用いることでメタクリレートも同様に作成できる。A3と同様にして作成したメタクリレートをM3、A4と同様にして作成したメタクリレートをM4とする。
(顔料分散体1の製造)
顔料分散体1はカーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用いた。攪拌機、温度計、還流管および滴下ロートをそなえた反応容器を窒素置換した後、上記高屈折率アクリレートA1を25部、上記高屈折率メタクリレートM1を25部、ベンジルアクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱し、別に用意した上記高屈折率アクリレートA2を50部、上記高屈折率アクリレートM1を50部、上記高屈折率アクリレートM2を50部、アクリル酸15部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部および過硫酸ナトリウム1部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40%濃度の分散ポリマー溶液を作成した。上記ポリマーの屈折率は1.62、酸価は65、重量平均分子量は32000であった。ポリマーの屈折率はアッベの屈折計3Tによって測定した。酸価は0.1mol/LのKOHによる滴定によって求めた。重量平均分子量は分散ポリマーの一部を取り、株式会社日立製作所製L7100システムのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、溶媒をTHFとして測定したときのスチレン換算分子量として測定した。
また、上記分散ポリマー溶液40部とカーボンブラックであるモナーク880粉体(キャボット社製)30部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100部、メチルエチルケトン30部を混合した。その後超高圧ホモジナイザー(株式会社スギノマシン製アルティマイザーHJP−25005)を用いて200MPaで15パスして分散した。その後、別の容器に移してイオン交換水を300部添加して、さらに1時間攪拌した。そして、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH9に調整した。その後、0.3μmのメンブレンフィルターでろ過しイオン交換水で調整して顔料濃度が15%である顔料分散体1とした。
(顔料分散体2の製造)
まず、顔料分散体2はピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いて顔料分散体1と同様に作成した。
(顔料分散体3の製造)
まず、顔料分散体3はピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いて顔料分散体1と同様に作成した。
(顔料分散体4の製造)
まず、顔料分散体3はピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いて顔料分散体1と同様に作成した。
(インクジェット記録用インクの調製1)
以下、インクジェット記録用インクに好適な組成の例を表2に示す。本発明になるインクジェット記録用インクの調整は、上記の方法で作成した分散体1を用い、表2に示すビヒクル成分と混合することによって作成した。尚、表2中の残量の水の中にはインクの腐食防止のためトップサイド240(パーマケムアジア社製)を0.05%、インクジェットヘッド部材の腐食防止のためベンゾトリアゾールを0.02%、インク系中の金属イオンの影響を低減するためにEDTA(エチレンジアミン四酢酸)・2Na塩を0.04%それぞれイオン交換水に添加したものを用いた。
(比較例1)
比較例1は、実施例1において4種の高屈折率モノマーを相対的に減らし、ブチルアクリレートの量を相対的に増やしてポリマーの屈折率を低下させ、酸価を変えないようにして合成したポリマーを用いて分散液を作成した。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体5、シアンインク用にピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いたものを分散体6、マゼンタインク用にピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体7、イエローインク用にピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体8とする。インクの作成は実施例1と同様に行なった。比較例1の組成の例を表3に示す。
(比較例2)
比較例2は、実施例1においてアクリル酸の量を変えて、酸価を変えたポリマーを用いて分散液を作成した。しかし、酸価が200を超えるものは分散可能であるが、50未満の40および30のポリマーは作成してもいずれも分散体にならなかった。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体9、シアンインク用にピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いたものを分散体10、マゼンタインク用にピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体11、イエローインク用にピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体12とする。インクの作成は実施例1と同様に行なった。比較例2の組成の例を表4に示す。
(比較例3)
比較例3は、実施例1において重合開始剤である過硫酸ナトリウムと反応温度および反応時間の量を変えて、分子量を変えたポリマーを用いて分散液を作成した。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体13、シアンインク用にピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いたものを分散体14、マゼンタインク用にピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体15、イエローインク用にピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体16とする。インクの作成は実施例1と同様に行なった。比較例3の組成の例を表5に示す。
(分散安定性の評価1)
顔料の粒子径の異なる分散体用いて作成したインクジェット用顔料インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)および沈降率(%)を表1に示す。分散安定性は各水性インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)として示す。粘度変化はドイツ国アントンパール製AMVnにより角度60°において測定して、1−(30日後の値)/(初期の値)の100分率(%)として示す。
(普通紙ODと光沢紙光沢度の評価1)
普通紙としては米国Xerox社製Xerox4024紙を用い、光沢紙としてはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙を用いた。プリンターはセイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンターEM930Cを用い、普通紙はフォト720dpiで光沢紙はフォト1440dpiの印刷モードで印刷した試料を用いて評価した。ODの測定は米国GRETAG社製GRETAG MACBETH SPECTROSCAN SPM−50を用いて行なった。光沢度の測定は入射角60度における記録面の鏡面光沢度を堀場製作所株式会社製グロスチェッカIG−320にて測定を行い、各記録紙ごとに5回の平均をとった値とした。メディアはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙で、プリンターはセイコーエプソン株式会社製EM930Cを用いてフォト720dpiで印刷した。結果を表1に示す。
(吐出安定性の測定1)
インクジェットプリンターとしてセイコーエプソン株式会社製PX−V600を用いて、35℃35%雰囲気で富士ゼロックス社製XeroxP紙A4判にマイクロソフトワードで文字サイズ11の標準、MSPゴシックで4000字/ページの割合で100ページ印刷して評価した。全く印字乱れがないものをAA、1箇所印字乱れがあるものをA、2〜3箇所印字乱れがあるものをB、4〜5箇所印字乱れがあるものをC、6箇所以上印字乱れがあるものをDとして結果を表1に示す。
Figure 0004887695
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(顔料分散体17の製造)
顔料分散体1はカーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用いた。攪拌機、温度計、還流管および滴下ロートをそなえた反応容器を窒素置換した後、上記高屈折率アクリレートA3を25部、上記高屈折率メタクリレートM3を25部、フェニルチオシアネート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱し、別に用意した上記高屈折率アクリレートA4を50部、上記高屈折率アクリレートM3を50部、上記高屈折率アクリレートM4を50部、アクリル酸13部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部および過硫酸ナトリウム1部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40%濃度の分散ポリマー溶液を作成した。上記ポリマーの屈折率は1.65、酸価は65、重量平均分子量は33000であった。ポリマーの屈折率はアッベの屈折計3Tによって測定した。酸価は0.1mol/LのKOHによる滴定によって求めた。重量平均分子量は分散ポリマーの一部を取り、株式会社日立製作所製L7100システムのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、溶媒をTHFとして測定したときのスチレン換算分子量として測定した。
また、上記分散ポリマー溶液40部とカーボンブラックであるモナーク880粉体(キャボット社製)30部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100部、メチルエチルケトン30部を混合した。その後超高圧ホモジナイザー(株式会社スギノマシン製アルティマイザーHJP−25005)を用いて200MPaで15パスして分散した。その後、別の容器に移してイオン交換水を300部添加して、さらに1時間攪拌した。そして、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH9に調整した。その後、0.3μmのメンブレンフィルターでろ過しイオン交換水で調整して顔料濃度が15%である顔料分散体5とした。
(顔料分散体18の製造)
まず、分散体18はピグメントブルー15:4(銅フタロシアニン顔料:クラリアント製)を用いて分散体17と同様に作成した。
(顔料分散体19の製造)
まず、分散体19はピグメントレッド122(ジメチルキナクリドン顔料:クラリアント製)を用いて分散体17と同様に作成した。
(顔料分散体20の製造)
まず、分散体20はピグメントイエロー180(ジケトピロロピロール顔料:クラリアント製)を用いて分散体17と同様に作成した。
(インクジェットインクの調製2)
以下、インクジェット記録用インクに好適な組成の例を表8に示す。インクジェット記録用インクの調製は実施例1と同様に行なった。
(比較例4)
比較例4は、実施例2において4種の高屈折率モノマーを相対的に減らし、ブチルアクリレートの量を相対的に増やしてポリマーの屈折率を低下させ、酸価を変えないようにして合成したポリマーを用いて分散液を作成した。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体21、シアンインク用にピグメントブルー15:4(銅フタロシアニン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体22、マゼンタインク用にピグメントレッド122(ジメチルキナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体23、イエローインク用にピグメントイエロー180(ジケトピロロピロール顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体24とする。インクの作成は実施例2と同様に行なった。比較例4の組成の例を表8に示す。
(比較例5)
比較例5は、実施例2においてアクリル酸の量を変えて、酸価を変えたポリマーを用いて分散液を作成した。しかし、酸価が200を超えるものは分散可能であるが、50未満の40および30のポリマーは作成してもいずれも分散体にならなかった。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体25、シアンインク用にピグメントブルー15:4(銅フタロシアニン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体26、マゼンタインク用にピグメントレッド122(ジメチルキナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体27、イエローインク用にピグメントイエロー180(ジケトピロロピロール顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体28とする。インクの作成は実施例2と同様に行なった。比較例5の組成の例を表9に示す。
(比較例6)
比較例6は、実施例2において重合開始剤である過硫酸ナトリウムと反応温度および反応時間の量を変えて、分子量を変えたポリマーを用いて分散液を作成した。ブラックインク用にモナーク880粉体(キャボット社製)を用いたものを分散体29、シアンインク用にピグメントブルー15:4(銅フタロシアニン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体30、マゼンタインク用にピグメントレッド122(ジメチルキナクリドン顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体31、イエローインク用にピグメントイエロー180(ジケトピロロピロール顔料:クラリアント製)を用いたものを分散体32とする。インクの作成は実施例1と同様に行なった。比較例6の組成の例を表10に示す。
(分散安定性の評価2)
分散安定性の評価は実施例1と同様に行なった。結果を表6に示す。
(普通紙ODと光沢紙光沢度の評価2)
普通紙ODと光沢紙光沢度の評価は実施例1と同様に行なった。結果を表6に示す。
(吐出安定性の測定2)
吐出安定性の測定は実施例1と同様に行なった。結果を表6に示す。
Figure 0004887695
Figure 0004887695
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Claims (3)

  1. 水と、少なくとも屈折率が1.58以上で、酸価が50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下で、重量平均分子量が20000以上120000以下であるポリマーを用いて分散された顔料とを含み、
    前記ポリマーが、少なくとも複数の芳香環を有する(メタ)アクリレートおよび/または含硫黄(メタ)アクリレートを用いて作製されることを特徴とするインクジェット記録用インク。
  2. 1,2−アルキレングリコールを含むことを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録用インク。
  3. アセチレングリコール系界面活性剤および/またはアセチレンアルコール系界面活性剤を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録用インク。
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