JP4886977B2 - 建築床面用シート敷設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の入り口等に防塵用粘着シートを設置するのに用いられる建築床面用シート敷設装置に関する。
従来、半導体関連工場や、化学薬品工場等、外部からのチリやホコリの侵入が問題となる空間の入り口に、防塵用粘着シートを設置して履き物に付着したチリやホコリを除去することが行われてきている。
このような防塵用粘着シートは、例えば、複数枚の粘着フィルムを積層してなり、粘着材層にチリやホコリを吸着させて取り除くとともに、防塵能力を維持できるようにすべく吸着力が低下した粘着フィルムを順次剥がすことが可能に設置することが考えられている。(例えば、特許文献1を参照。)
特開平10−151103号公報
しかしながら、フォークリフト及び運搬車両が通過する出入口に防塵用粘着シートを上述した構成により設置すると、このような防塵用粘着シートが破損することがある。この際、防塵用粘着シートは表面に露出したものだけでなく、その直下の数枚も同時に破損することが多く、すなわち未使用の粘着シートを破損により取り除くという無駄が生じる。
また、外部からのチリやホコリの侵入が問題となる空間の入り口付近だけでなく、入り口につながる通路一帯にこのような防塵用粘着シートを設置し、より効果的に防塵を行う要望が存在するが、特許文献1記載の構成を採用すると、粘着シートを複数枚積層させた粘着性シート束をこのような通路一帯に敷き詰める必要があり、コストがかさんでしまうのでこのような要望に対応することが困難である。
本発明は、このような課題を解決し、フォークリフト及び運搬車両が通過する出入口、及びこの出入口につながる通路一帯に防塵用粘着シートを設置可能にすべく構成するものである。
すなわち本発明に係る建築床面用シート敷設装置は、基材の一方の面に隣接する第1粘着材層と、基材の他方の面に隣接し粘着強度が前記第1粘着材層を下回る第2粘着材層とを有し、前記第1粘着材層及び第2粘着材層のうち少なくとも一方に隣接させて剥離部を設けている防塵用粘着シートの敷設に用いられるものであって、前記防塵用粘着シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部から繰り出された防塵用粘着シートのいずれかの面を建築床面に向けて押圧するシート押圧部と、前記防塵用粘着シートから剥離した前記剥離部を巻き取る剥離部巻き取り部と、建築床面から剥離した前記防塵用粘着シートを巻き取り撤去するシート撤去部と、建築床面上を走行可能にこれらシート保持部、シート押圧部、剥離部巻き取り部、及びシート撤去部を収納するハウジングを有しこれらを支持する走行支持部とを具備し、前記シート撤去部が、建築床面から剥離したシートを巻き取るための巻き取り芯材を保持する保持部と、建築床面に敷設した状態のシートに当接するとともにこのシートと当接した状態を保ちつつこのシートを建築床面から剥離させた状態で前記保持部に向けて案内する部材を有する案内部とを具備し、前記ハウジングが、シート撤去部の案内部のシートに当接する前記部材とシート押圧部との間の前記シートに被覆されていない建築床面を上方から被覆するとともに、前記第2粘着剤層を建築床面に接着させ前記第1粘着材層を外部に露出させた状態で防塵用粘着シートを敷設する態様と、前記第1粘着剤層を建築床面に接着させ前記第2粘着材層を外部に露出させた状態で防塵用粘着シートを敷設する態様とを選択可能であることを特徴とする。
このようなものであれば、前記シート保持部から繰り出されたシートを前記シート押圧部により押圧して該シートを建築床面に圧着するとともに、前記シートから剥離した前記剥離部を剥離部巻き取り部により巻き取り、さらに前記走行支持部がこれらシート保持部、シート押圧部、及び剥離部巻き取り部を支持しているので、建築床面上を走行させつつこのようなシートを粘着材層を表出させた状態で床面に直接貼り付けて敷設できるようになり、従って敷設作業を容易に行うことができる。そして、1枚のシートを直接床面に貼り付ける態様を採用しているので、複数枚のシートを重合させて敷設する態様と異なり、このようなシートが破損する場合に他のシートがともに破損することがなく、フォークリフト及び運搬車両が通過する出入口につながる通路一帯にこのようなシートを敷設する態様のランニングコストを低減できる。なお、「建築床面上を走行可能」とは、建築床面上に前記シートを敷設した状態において、該シート上を走行可能であることを含む概念である。
さらに、前記第2粘着剤層を建築床面に接着させ前記第1粘着材層を外部に露出させた状態でシートを敷設する態様と、前記第1粘着剤層を建築床面に接着させ前記第2粘着材層を外部に露出させた状態でシートを敷設する態様とを選択可能であるので、それぞれの面に粘着力の異なる粘着材層を形成したシートを形成する際に、要求する吸着性能や床面の材質等に応じてより適切な粘着力を有する粘着材層を形成した面を建築床面に圧着するようにできる。
さらに、建築床面から剥離した前記シートを巻き取り撤去するシート撤去部を具備するので、多くのチリやホコリ等を吸着して吸着力が弱くなり不要になったシートの除去と新しいシートの敷設とを同時に行える。従って、このようなシートの交換に要する時間を短縮でき、この点からもコストの削減を図ることができる。さらに、撤去した前記シートを巻き取った状態で廃棄できるので、不要になったシートの廃棄を容易に行うようにできる。
前記シート押圧部の高さ位置を変更可能に構成しているものであれば、敷設する前記シートの厚さ寸法に対応させて該シート押圧部の高さ位置を変更することにより、厚さ寸法の異なるシートに対応することができる。
前記走行支持部が、前記シート押圧部から離間した位置において、前記シートを建築床面に向けて押圧するとともに前記シート上を転動する走行ローラを具備するものであれば、前記走行ローラにより前記シートを押圧してより確実にシートを建築床面に接着できるとともに、走行ローラが車輪としての役割を果たすので、シート敷設装置の走行を安定させることができる。
本発明に係る建築床面用シート敷設装置は、基材の両面に粘着材層を形成し、一方の粘着材層に隣接させて剥離部を設け、シート保持部から繰り出された1枚のシートのいずれかの面をシート押圧部により建築床面に向けて押圧して建築床面に直接圧着しつつ、前記シートから剥離した前記剥離部を剥離部巻き取り部により巻き取るとともに、走行支持部によりこれらシート保持部、シート押圧部、及び剥離部巻き取り部を建築床面上ないし建築床面上に敷設した前記シート上を走行可能に支持しているので、フォークリフト及び運搬車両が通過する出入口、及びこの出入口につながる通路一帯に防塵用粘着シートを容易にかつ低いコストで設置できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る建築床面用シート敷設装置(以下単に敷設装置と記す)10は、以下に述べるような防塵用粘着シート1を建築床面F上に敷設する際に用いられる。
この防塵用粘着シート1は、図1に概略的に示すように、巻き出し芯材C1に巻き取った状態で供給され、工場の出入口及びこの出入口につながる通路一帯の建築床面Fに敷設されるものである。なお、建築床面Fは、本実施形態ではコンクリート床構造体の表面である。
具体的には、断面形状を図2に示すように、オレフィン系樹脂により形成されるシート状の基材2と、前記基材2の一方の面に隣接する第1粘着材層3と、前記基材2の他方の面に隣接する第2粘着材層4と、前記第1粘着材層3の前記基材2と反対側に隣接する剥離部5とを備えた4層構造をなしている。そして、使用の際には、使用状態における断面形状を図3に示すように、前記第2粘着材層4を建築床面Fに接着し、前記剥離部5を取り外して前記第1粘着材層3を外部に露出させ、この第1粘着材層3に履き物や運搬機械のタイヤ等に付着したチリやホコリを吸着させる。
さらに詳述すると、前記基材2は、予め無延伸状態のオレフィン系シートの両面にアクリル系粘着材を付着しやすくすべくコロナ放電加工を施して形成している。この基材2の厚さ寸法は、前記通路をフォークリフトが通過した際に破損しない程度の強度を確保しつつコストの低下を図るべく、40〜100μmの範囲で予め定めた値、例えば60μmに設定している。
前記第1粘着材層3は、履物や運搬機械のタイヤ等に付着したチリやホコリを吸着するのに十分でかつ歩行の妨げにならない程度の粘着強度を有し、アクリル系粘着剤を前記基材2の一方の面に均一に塗布して形成している。
一方、前記第2粘着材層4は、この防塵用粘着シート1を建築床面Fに貼付する際に気泡が前記第2の粘着材層4と建築床面Fとの間に閉じこめられる不具合の発生を防ぐとともに、建築床面Fに一旦接着し、第1粘着材層3にチリやホコリ等が付着し除塵能力が十分得られなくなった際に建築床面Fから剥離する態様に対応すべく、図4に示すように、アクリル系粘着剤を前記基材2の他方の面に縞状に塗付して形成している。すなわち、前記図4の斜線を付した部分にアクリル系粘着剤を塗付しているとともに、前記図4の斜線を付していない部分にはアクリル系粘着剤を塗付せずに通気溝4mを形成している。また、この第2粘着材層4の粘着強度は、本実施形態では前記第1粘着材層3を下回るようにしている。
また、前記剥離部5は、予め延伸加工を施したオレフィン系シートにより形成していて、使用の材にはこの剥離部5を前記第1粘着材層3から剥離し、前記第1粘着材層3を露出させて履物や運搬機械のタイヤ等に付着したチリやホコリを吸着する機能を発揮させるようにしている。
そして、この防塵用粘着シート1は、上述したように巻き出し芯材C1に巻き回されたシートロールRの形状で供給するようにしているとともに、後述する巻き取り芯材C2に巻き取って撤去するようにしている。
しかして本実施形態では、上述したように、この防塵用粘着シート1の敷設を前記敷設装置10を用いて行うようにしているとともに、一旦建築床面Fに敷設した防塵用粘着シート1の撤去も、前記敷設装置10を用いて行うようにしている。
この敷設装置10は、新たな防塵用粘着シート1を繰り出し供給するシート敷設部101と、除塵能力が十分得られなくなった防塵用粘着シート1を撤去するシート撤去部102と、建築床面F上を走行可能にこれらシート敷設部101及びシート撤去部102を支持する走行支持部103と、前記走行支持部103に設けられ走行力の供給を受け付ける操作部104とを有する。
前記シート敷設部101は、前記シートロールRを保持する、すなわち前記防塵用粘着シート1を保持するシート保持部たるシートロール保持部1011と、前記シートロール保持部1011から繰り出される防塵用粘着シート1を建築床面Fに向けて案内する案内部1012と、案内部1012により導かれた前記防塵用粘着シート1を建築床面Fに圧着するシート押圧部1013と、前記防塵用粘着シート1から剥離した前記剥離部5を巻き取る剥離部巻き取り部1014とを具備する。
具体的には、前記シートロール保持部1011は、ハウジング103の幅方向両端に設けられ、前記巻き出し芯材C1の幅方向両端部を保持することにより、防塵用粘着シート1をシートロールRごと保持する。
前記案内部1012は、例えばゴム状の転動輪を利用して形成していて、前記シートロール保持部1011から繰り出された前記防塵用粘着シート1を前記シート押圧部1013に向けて案内する。
前記シート押圧部1013は、本実施形態ではゴム状のロールであり、その両端部をハウジング103に支持させて形成しているとともに、このシート押圧部1013を含む敷設装置10全体の重量の一部を防塵用粘着シート1に掛けてこの防塵用粘着シート1を建築床面Fに圧着する。また、本実施形態では、図示しない高さ位置変更機構に接続されていて、この高さ位置変更機構を介して、防塵用粘着シート1の厚さ寸法に応じた前記シート押圧部1013の高さ位置の調整、及び防塵用粘着シート1の建築床面Fへの押圧力の調整を行うことができるように構成している。
前記剥離部巻き取り部1014は、本実施形態では図示しないモータに接続されていて、このモータから動力の供給を受けて前記剥離部5を剥離部巻き取り芯C3に巻き取る。また、前記剥離部巻き取り芯C3には、剥離部5の端部を保持する剥離端保持部(図示略)を設け、前記シートロール保持部1011に前記シートロールを保持させた際に、剥離部5の端部を前記剥離端保持部に保持させるようにしている。
一方、前記シート撤去部102は、建築床面Fから剥離した防塵用粘着シート1を巻き取り芯材C2に巻き取るよう構成している。具体的には、前記巻き取り芯材C2を保持する保持部1021と、建築床面Fから剥離した防塵用粘着シート1を前記巻き出し芯材C2に向けて案内する案内部1022とを具備する。前記保持部1021は、本実施形態では図示しないモータに接続されていて、このモータから動力の供給を受けて防塵用粘着シート1を巻き取り芯材C2に巻き取る機能を有する。
また、前記走行支持部103は、前記シート敷設部101及び前記シート撤去部102を収納するハウジング1031と、前記ハウジング1031の両側縁の前後両端部に設けられ、該ハウジング1031を下方から建築床面F上を走行可能に支持する走行車輪1032とを有する。
そして、前記操作部104は、本実施形態では前記ハウジング1031の後上端部に取り付けられるハンドル状の部材であり、シートの敷設ないし撤去を行う者がこの操作部104を把持してシート敷設装置10を前方に押すことによりこの操作部104に操作力が入力されるようにしている。
本実施形態において、防塵用粘着シート1の敷設は、該防塵用粘着シート1を前記シートロール保持部1011に保持させ、剥離部5の端部を予め前記剥離端保持部に保持させた後、敷設装置10を走行させ、シート押圧部1013により該防塵用粘着シート1を建築床面Fに向けて押圧しつつ行うようにしている。その際、敷設装置10は、前記モータから前記剥離部巻き取り部1014に動力を供給し、剥離部5を剥離部巻き取り芯C3に巻き取る動作を同時に行う。
一方、防塵用粘着シート1の撤去は、建築床面Fから剥離しておいた防塵用粘着シート1の端部を巻き取り芯材C2に保持させた後、敷設装置10を走行させ、前記モータから前記保持部1021に動力を供給し、防塵用粘着シート1を巻き取り芯材C2に巻き取る機能を発揮させる。このシート撤去部102による防塵用粘着シート1の撤去作業は、敷設装置10を走行させつつ、前記シート敷設部101による防塵用粘着シート1の敷設作業と同時に行うことができる。
本実施形態に係るシート敷設装置10は、以上に述べたように、防塵用粘着シート1をシートロールRごと保持するシートロール保持部1011と、前記シートロール保持部1011から繰り出され供給された防塵用粘着シート1の第2の粘着材層4側の面を建築床面Fに向けて押圧するシート押圧部1013と、前記防塵用粘着シート1から剥離した前記剥離部5を巻き取る剥離部巻き取り部1014とを具備するので、このような防塵用粘着シート1をシート押圧部1013により床面Fに直接貼り付けて敷設できる。しかも、前記防塵用粘着シート1から剥離した前記剥離部5を剥離部巻き取り部1014により巻き取るようにしているとともに、建築床面F上を走行可能にこれらシートロール保持部1011、シート押圧部1013、及び剥離部巻き取り部1014を含む前記シート敷設部101を前記走行支持部103に支持させているので、第1の粘着材層4を表出させた状態で建築床面F上を走行させつつ防塵用粘着シート1を敷設でき、敷設作業を容易に行うことができる。そして、1枚の防塵用粘着シート1を直接建築床面Fに貼り付ける態様を採用しているので、このような防塵用粘着シート1が破損する場合に他のシートがともに破損することがなく、フォークリフト及び運搬車両が通過する出入口につながる通路一帯にこのような防塵用粘着シート1を敷設する態様のランニングコストを低減できる。
加えて、建築床面Fから剥離した前記防塵用粘着シート1を巻き取るシート巻き取り部1022を有するシート撤去部102を具備するので、多くのチリやホコリ等を吸着して十分な除塵能力を発揮できなくなった防塵用粘着シート1の除去と新しい防塵用粘着シート1の敷設とを同時に行える。すなわち、このような防塵用粘着シート1の交換に要する時間を短縮でき、この点からもコストの削減を図ることができる。さらに、撤去した防塵用粘着シート1を巻き取り芯材C2に巻き取った状態で廃棄できるので、不要になった防塵用粘着シート1の廃棄を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る構成では、より粘着強度が高い第1粘着材層3側を建築床面Fに接着させて建築床面Fから剥離しにくくし、より粘着強度が低い第2粘着材層4側を外部に露出させて防塵用粘着シート上をよりスムーズに歩行できるようにする態様を選択可能である
このような態様を実現する場合、前記図5の想像線に示すように、上述した敷設装置10のシート敷設部101に、シートロール1を逆向きに配置し、剥離部5を予め第1粘着材層から剥ぎ取り前記剥離部巻き取り部1014に剥離部5を巻き取るようにしてから防塵用粘着シート1を敷設するようにするとよい。また、この態様においては、第1の粘着材層3も接着剤を格子状に塗工して形成すれば、防塵用粘着シート1を剥がしやすくできるとともに気泡がこの防塵用粘着シート1と建築床面Fとの間に閉じこめられる不具合の発生を防ぐことができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。例えば、基材の両面に粘着材層をそれぞれ有し、両粘着材層に隣接させて剥離部をそれぞれ設けているシートの敷設に本発明に係るシート敷設装置を用いてもよい。この場合、該シート敷設装置に剥離部巻き取り部を2つ設け、例えば、一方の剥離部を予め剥ぎ取り一方の剥離部巻き取り部に巻き取るようにするとともに、他方の剥離部を上述した実施形態のように粘着材層に隣接させた状態のまま建築床面に圧着しそれから該剥離部を他方の剥離部巻き取り部に巻き取る態様を採用するとよい。
また、外部から防塵用粘着シートを切断する命令の入力を受け付けるシート切断操作部と、前記シート切断操作部に対する入力を受けて防塵用粘着シートを切断するシート切断部とを設けてもよい。このようなシート切断操作部及びシート切断部としては、例えば、図示しないスイッチにシート切断操作部を接続するとともに、シート切断部を、前記スイッチへの信号の入力を受けて防塵用粘着シートに移動する刃を利用して構成する態様が考えられる。このように構成すれば、所望の領域に防塵用粘着シートを敷設し終わった後、前記シート切断操作部に対して入力を行うと、前記シート切断部が作動して防塵用粘着シートが切断されるので、敷設作業の終了後に防塵用粘着シートを切断する作業に要する手間を節減できる。
さらに、上述した実施形態では、前記ハウジング1031内の後端部近傍にシート押圧部1012を設けているとともに、ハウジング1031を下方から支持する走行車輪1032を後端部の両側縁にそれぞれ設けて走行支持部103を形成しているが、図6に示すように、前記ハウジング1031内の前後方向中央寄りにシート押圧部1012を配置するとともに、前記走行車輪1032に代えて巾寸法略一杯に設けた走行ローラ1033を前記ハウジング1031内の後端部に設けて走行支持部103を形成してもよい。このような構成を採用すると、前記シート押圧部1012に加え、前記走行ローラ1033によっても前記防塵用粘着シート1を建築床面Fに押圧するので、より確実に防塵用粘着シート1を建築床面Fに接着できる。
そして、シートをシートロールの形状で供給する替わりに、予め切断されたシートを複数枚重合させてシート保持部に保持し、該シート保持部から1枚ずつシートを供給する態様を採用してもよい。
加えて、前記シート押圧部の高さ位置を変更するシート押圧部高さ変更機構を、該シート押圧部を下方に付勢する付勢手段、例えばコイルバネ等を用いて形成してもよい。このようなものであれば、建築床面用シート敷設装置自体の重量に加えて、前記付勢手段がシート押圧部に与える作用をも利用してシートを建築床面に押圧でき、シートの敷設をより確実に行うことができるようになる。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
本発明の一実施形態に係る防塵用粘着シートを示す概略図。 同実施形態に係る防塵用粘着シートを示す断面図。 同実施形態に係る防塵用粘着シートの敷設状態を示す断面図。 同実施形態に係る防塵用粘着シートの第2の粘着材層の塗工態様を示す図。 同実施形態に係る建築床面用シート敷設装置を示す概略図。 本発明の他の実施形態に係る建築床面用シート敷設装置を示す概略図。
符号の説明
1…防塵用粘着シート
2…基材
3…第1粘着材層
4…第2粘着材層
5…剥離部
10…敷設装置(建築床面用シート敷設装置)
1011…シートロール保持部
1013…シート押圧部
1014…剥離部巻き取り部
102…シート撤去部
103…走行支持部
1033…走行ローラ
F…建築床面

Claims (3)

  1. 基材の一方の面に隣接する第1粘着材層と、基材の他方の面に隣接し粘着強度が前記第1粘着材層を下回る第2粘着材層とを有し、前記第1粘着材層及び第2粘着材層のうち少なくとも一方に隣接させて剥離部を設けている防塵用粘着シートの敷設に用いられるものであって、前記防塵用粘着シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部から繰り出された防塵用粘着シートのいずれかの面を建築床面に向けて押圧するシート押圧部と、前記防塵用粘着シートから剥離した前記剥離部を巻き取る剥離部巻き取り部と、建築床面から剥離した前記防塵用粘着シートを巻き取り撤去するシート撤去部と、建築床面上を走行可能にこれらシート保持部、シート押圧部、剥離部巻き取り部、及びシート撤去部を収納するハウジングを有しこれらを支持する走行支持部とを具備し、
    前記シート撤去部が、建築床面から剥離したシートを巻き取るための巻き取り芯材を保持する保持部と、建築床面に敷設した状態のシートに当接するとともにこのシートと当接した状態を保ちつつこのシートを建築床面から剥離させた状態で前記保持部に向けて案内する部材を有する案内部とを具備し、
    前記ハウジングが、シート撤去部の案内部のシートに当接する前記部材とシート押圧部との間の前記シートに被覆されていない建築床面を上方から被覆するとともに、
    前記第2粘着剤層を建築床面に接着させ前記第1粘着材層を外部に露出させた状態で防塵用粘着シートを敷設する態様と、前記第1粘着剤層を建築床面に接着させ前記第2粘着材層を外部に露出させた状態で防塵用粘着シートを敷設する態様とを選択可能であることを特徴とする建築床面用シート敷設装置。
  2. 前記シート押圧部の高さ位置を変更可能に構成していることを特徴とする請求項1記載の建築床面用シート敷設装置。
  3. 前記走行支持部が、前記シート押圧部から離間した位置において、前記防塵用粘着シートを建築床面に向けて押圧するとともに前記防塵用粘着シート上を転動する走行ローラを具備することを特徴とする請求項1又は2記載の建築床面用シート敷設装置。
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