JP4886364B2 - 昇圧電源回路及びその制御方法、ドライバic - Google Patents

昇圧電源回路及びその制御方法、ドライバic Download PDF

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Description

本発明は、昇圧電源回路及びその制御方法、ドライバICに関し、特にスタンバイモードを有する昇圧電源回路及びその制御方法、ドライバICに関する。
半導体集積回路技術においては、低電源電圧化や低消費電力化が進められている。LCD(Liquid Crystal Display)等を駆動するためのドライバICにおいても、電源電圧の低電圧化が行われている。一方、LCD等を駆動するために必要な電圧は画素材料によってそれぞれ決まっており、更に、表示品位の向上を図るために高輝度出力の可能な高電圧が要求されることが多い。このため、ドライバICは昇圧回路を内蔵しており、LCDを駆動する電圧は昇圧回路から供給される。
このようにLCD(Liquid Crystal Display)ドライバICを初めとして、外部から電源の供給を受け、昇圧回路により内部電圧を生成するICは多く存在する。昇圧回路により生成された出力電圧は、通常、平滑用コンデンサを接続して出力の安定化を図っている。
このような昇圧回路が内蔵されたドライバICは、低消費電力化を図るために、表示を行う必要のない期間中、この昇圧回路の動作を停止させている。このように、LCDに駆動電圧を供給せずに、低消費電力状態に保持した状態をスタンバイモードという。このドライバICにおいて、外部電源が入力されたまま昇圧回路の動作を停止するとき、すなわちスタンバイモードとなるとき、平滑用コンデンサに充電されていた電荷の放電を行っている。
平滑用コンデンサに充電されていた電荷を放電する方法としては、特許文献1に示されるような平滑用コンデンサに蓄積されている電荷を単純にグランドに放電するものや、特許文献2及び3に示されるような昇圧回路の入力電源である外部電源に接続して外部電源から放電するもの等が挙げられる。
図17及び図18に、特許文献1に記載の昇圧電源回路の構成と略同等の構成を有する昇圧電源回路10の回路図を示す。図17は通常の動作モードにおける昇圧電源回路10の構成を示しており、図18はスタンバイモードにおける昇圧電源回路10の構成を示している。図17に示すように、昇圧電源回路10は、昇圧回路11、制御回路12等を有している。昇圧回路11の入力側には、外部電源VCCの平滑化を行う第1の平滑用コンデンサC1が設けられている。また、昇圧回路11の出力側には、昇圧電圧Voutの平滑化を行う第2の平滑用コンデンサC2が設けられている。そして、第2の平滑用コンデンサC2は、第1のスイッチ素子SW1を介して抵抗R1に接続されている。抵抗R1は、電流制限用の抵抗である。
また、昇圧電源回路10は、制御回路12を有している。制御回路12は、スタンバイモードと動作モードとを切替えるSTBYB信号を出力する。STBYB信号が"H"のとき昇圧電源回路10は動作モードとなり、図17に示すように第1のスイッチ素子SW1はオフ状態となる。このとき、昇圧回路11は通常の昇圧動作を行う。一方、STBYB信号が"L"のとき昇圧電源回路10はスタンバイモードとなり、図18に示すように第1のスイッチ素子SW1はオン状態となる。このとき、昇圧回路11は昇圧動作を停止する。
図19に、この昇圧電源回路10の動作出力波形を示す。動作モードにおいては、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態であり、第2の平滑用コンデンサC2は昇圧電位Voutの電圧を安定化する容量として機能する。一方、スタンバイモードにおいては、昇圧回路11は昇圧動作を停止し、第1のスイッチ素子SW1をオン状態として第2の平滑用コンデンサC2の電荷をグランドへ放電する。
このように、特許文献1に記載の昇圧電源回路10においては、スタンバイモードのときに、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を全てグランドへ放電する。確かに、LCDパネルにDC電位を印加し続けることは、パネルの寿命の上でも問題となり、グランドまで放電することは有効である。しかしながら、昇圧電源回路10をドライバIC内部の電源等の用途に利用する場合には、第2の平滑用コンデンサC2の電荷をグランドまで放電すると、スタンバイモードから動作モードへ移行した場合に多くの電荷を供給しなければならず、消費電力が増大してしまう。
これを解決するために、特許文献2及び3に記載の昇圧電源回路20が提案されている。図20及び図21に、特許文献2及び3に記載の昇圧電源回路の構成と略同等の構成を有する昇圧電源回路20の回路図を示す。図20は、電源立ち上げのとき及びスタンバイモードにおける昇圧電源回路20の構成を示している。また、図21は、通常の動作モードにおける昇圧電源回路20の構成を示している。図20に示すように、昇圧電源回路20は、昇圧回路21、制御回路22等を有している。昇圧回路21の入力側には、外部電源VCCの平滑化を行う第1の平滑用コンデンサC1が設けられている。また、昇圧回路21の出力側には、昇圧電圧Voutの平滑化を行う第2の平滑用コンデンサC2が設けられている。昇圧回路21と第2の平滑用コンデンサC2との間には、第1のスイッチ素子SW1が設けられている。また、第1の平滑用コンデンサC1と第2の平滑用コンデンサC2とは、第2のスイッチ素子SW2を介して接続されている。
また、昇圧電源回路20は、制御回路22を有している。制御回路22は、スタンバイモードと動作モードとを切替えるSTBYB信号を出力する。STBYB信号が"L"のとき、昇圧電源回路20はスタンバイモードとなる。このとき、図20に示すように、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態、第2のスイッチ素子SW2はオン状態をなり、昇圧回路21は昇圧動作を停止する。一方、STBYB信号が"H"のとき、昇圧電源回路20は動作モードとなる。このとき、図21に示すように、第1のスイッチ素子SW1はオン状態、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態となり、昇圧回路21は昇圧動作を行う。
図22にこの昇圧電源回路20の動作出力波形を示す。動作モード(STBYB="H")の時には第1のスイッチ素子SW1はオン状態、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態であり、第2の平滑用コンデンサC2は昇圧電圧Voutの電圧を安定化する容量として機能する。一方、スタンバイモード(STBYB="L")の時には昇圧回路21は昇圧動作を停止し、第1のスイッチ素子SW1をオフ状態、第2のスイッチ素子SW2をオン状態として第2の平滑用コンデンサC2の電荷を外部電源VCCへ放電する。
このように、特許文献2及び3に記載の昇圧電源回路20では、第2の平滑用コンデンサC2から入力端子に接続する外部電源VCCへの経路を設け、スタンバイモードでは第2の平滑用コンデンサC2の電荷を外部電源VCCへ放電する。このため、スタンバイモードにおいて、第2の平滑用コンデンサC2には外部電源VCCの電位まで電荷が充電されている。したがって、再びスタンバイモードから動作モードへ移行した場合に、昇圧回路21は、外部電源VCCの電位から出力電位Voutまで昇圧すればよい。このため、電荷の無駄な移動を最小限にすることができ、また昇圧完了までの時間も短縮することが可能となる。
しかしながら、外部電源VCCが、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を放電するのに十分な能力がない場合には、図22に示すように、外部電源VCCの電位が持ち上がってしまう。このため、外部電源VCCや昇圧回路21の入力部分に規定以上の電圧が印加され、破壊される可能性がある。
特開平5−55737号公報 特開平6−225546号公報 特開平7−44134号公報
このように、電荷の無駄な移動を最小限にして消費電力を抑制し、昇圧回路の入力の電源の吸い込み能力が小さい場合でも昇圧回路の入力部の耐圧を超える高電圧が印加されることを防止した、信頼性の高い昇圧電源回路の開発が望まれている。
本発明に係る昇圧電源回路の一態様は、動作モードとスタンバイモードとを有する昇圧電源回路であって、外部電源から入力される入力電圧を昇圧して出力する昇圧回路と、前記昇圧回路の出力側に接続され、前記昇圧回路により昇圧された出力電圧を平滑化する第1の平滑用コンデンサと、動作モードからスタンバイモードへの切替時に、前記第2の平滑用コンデンサから他の電源への放電先と放電量を制御する制御回路とを備えるものである。このような構成を有することによって、電荷の無駄な移動を最小限にすることができる。また、電荷を移動させすぎないので、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となり、消費電力を抑制することができる。さらに、昇圧回路等の入力部に高電圧が印加されることを防止できるため、信頼性の高い昇圧電源回路を提供することができる。
本発明に係る昇圧回路の制御方法の一態様は、動作モードとスタンバイモードとを有する昇圧電源回路の制御方法であって、前記動作モードのとき、外部電源から入力電圧を昇圧回路に入力し、前記入力電圧に基づいて昇圧された出力電圧を平滑用コンデンサにより平滑化して出力し、前記動作モードから前記スタンバイモードに切り替わるとき、前記平滑化コンデンサの電荷の移動先と移動量とを制御する。これにより、電荷の無駄な移動を最小限にすることができる。また、電荷を移動させすぎないので、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となり、消費電力を抑制することができる。さらに、昇圧回路等の入力部に高電圧が印加されることを防止できるため、信頼性の高い昇圧電源回路を提供することができる。
本発明によれば、電荷の無駄な移動を最小限とすることで消費電力を抑制し、昇圧回路の入力電源の吸い込み能力が小さい場合でも、昇圧回路等の入力部の耐電圧を越えるような高電圧が印加されることを防止して、信頼性の高い昇圧電源回路を提供することができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る昇圧電源回路100について図1及び図2を参照して説明する。本発明に係る昇圧電源回路100は、通常の昇圧動作を行う動作モードと、低消費電力状態となるスタンバイモードとを有する。図1及び図2は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の構成を示す図である。図1は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示している。また、図2は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチ素子の状態を示している。図1及び図2に示すように、昇圧電源回路100は、昇圧回路101、制御回路102、外部電源VCC等を有している。
昇圧回路101は、外部電源VCCから入力される入力電圧を所望の電圧値の出力電圧Voutに昇圧する。昇圧回路101の入力側には、入力電圧の平滑化を行う第1の平滑用コンデンサC1が設けられている。第1の平滑用コンデンサC1の一方の電極と、昇圧回路101の入力側との接点をA点とする。また、第1の平滑用コンデンサC1の他方の電極は、接地電位に接続されている。
また、昇圧回路101の出力側には、第1のスイッチ素子SW1を介して、第2の平滑用コンデンサC2が設けられている。第2の平滑用コンデンサC2は、出力電圧Voutの平滑化を行う。第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極と、昇圧回路101の出力側との接点をB点とする。また、第2の平滑用コンデンサC2の他方の電極は、接地電位に接続されている。さらに、第1の平滑用コンデンサC1と第2の平滑用コンデンサC2とは、第2のスイッチ素子SW2を介して接続されている。そして、第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極は、第3のスイッチ素子SW3及び電流制限用抵抗素子R1を介して、接地電位に接続されている。
制御回路102は、STBYB信号(スタンバイモード制御信号)及びDISC信号(ディスチャージ制御信号)を出力する。STBYB信号は、上述した動作モードとスタンバイモードとを切替える信号である。昇圧電源回路100は、STBYB信号が"H"のときに動作モードとなり、"L"のときにスタンバイモードとなる。また、DISC信号は、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている電荷をグランドへ放電するために、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御する信号である。
ここで、図3を参照して、上述の昇圧電源回路100の制御方法について説明する。図3は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作出力波形を示す図である。図3に示すように、電源OFFの状態から電源ONの状態として、外部電源VCCから入力電圧を供給すると、A点の電位は入力電圧のVCC電位となる。このとき、STBYB信号は"L"であるため、昇圧電源回路100はスタンバイモードとなっている。電源ON直後のスタンバイモードにおいては、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態、第2のスイッチ素子SW2はオン状態、第3のスイッチ素子SW3はオフ状態である。また、スタンバイモードにおいては、昇圧回路101は昇圧動作を行わず、入力電圧をそのまま出力するため、B点の電位は昇圧回路101の入力側のA点の電位と等しくVCC電位となる。
そして、STBYB信号が"H"となる第1のタイミングで、昇圧電源回路100は動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がる第1のタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオフ状態からオン状態に切り替わり、一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第3のスイッチ素子SW3は、オフ状態のままである。従って、動作モードにおいては、図1に示すように、第1のスイッチ素子SW1はオン状態、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3はオフ状態の構成となる。このとき、昇圧回路101は、入力電圧を所望の出力電圧Voutに昇圧する。そして、昇圧回路101により昇圧された出力電圧Voutは、第1のスイッチ素子SW1を介して内部回路へ出力される。これにより、図3に示すように、B点の電位は昇圧された出力電圧Voutの昇圧電位になる。このとき、第2の平滑用コンデンサC2は、出力電位Voutの電圧を安定化する容量として機能する。
その後、STBYB信号が"L"となる第2のタイミングで、昇圧電源回路100は、動作モードからスタンバイモードへと切り替わる。スタンバイモードにおいては、まず、STBYB信号が立ち下がる第2のタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第2のタイミングで、DISC信号が立ち上がる。このDISC信号の立ち上がるタイミングで第3のスイッチ素子SW3がオフ状態からオン状態に切り替わる。このとき、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態のままである。これにより、第2の平滑用コンデンサに蓄積されていた電荷をグランドに放電することができる。すなわち、DISC信号が"H"のときに、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている電荷をグランドへ放電する。従って、スタンバイモードにおいて、第2の平滑用コンデンサC2の放電を行っている場合には、図2に示すように、昇圧電源回路100に設けられている第1のスイッチ素子SW1及び第2のスイッチ素子SW2はオフ状態となっており、第3のスイッチ素子SW3はオン状態となっている。
そして、第2の平滑用コンデンサC2の電荷が移動して、第2の平滑用コンデンサC2の電位が入力電圧のVCC電位よりも低くなったとき、DISC信号の立ち下がる第3のタイミングで、第2のスイッチ素子SW2をオフ状態からオン状態へと切り替え、第3のスイッチ素子SW3をオン状態からオフ状態へと切替える。これにより、第2の平滑用コンデンサC2をVCC電位まで再充電する。
DISC信号の"H"の期間は、第2の平滑用コンデンサC2の容量、第3のスイッチ素子SW3及び電流制限用抵抗素子R1の抵抗値から、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位よりも低くなるまでの放電時間を考慮して決定することができる。すなわち、DISC信号は、スタンバイモードとなってから、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を放電して、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電荷よりも低くなるまでアクティブとなるように設計する。なお、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位と等しくなるように放電を行うことが好ましい。これにより、第2の平滑用コンデンサC2に再充電するために必要な電力を、抑制することができる。
このように、DISC信号により、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御することによって、スタンバイモードに切り替わるときに、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている電荷を全て放出しない。このため、スタンバイモードから動作モードへ移行したときに第2の平滑用コンデンサC2に供給する電荷を少なくすることができ、消費電力を抑制することができる。
また、第2の平滑用コンデンサC2を再充電し、その電位をVCC電位としている。このため、従来のように第2の平滑用コンデンサC2に残留していた電荷により、A点の電位が上昇してしまうことがない。これにより、外部電源VCCや、昇圧回路101の入力部分に規定外の電圧が印加されることもない。このため、昇圧電源回路100の信頼性を向上させることができる。
その後、STBYB信号が"H"となるタイミングで、昇圧電源回路100は再びスタンバイモードから動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がるタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオフ状態からオン状態に切り替わり、一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第3のスイッチ素子SW3は、オフ状態のままである。このとき、上述したように、スタンバイモード中に、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位となるように再充電されている。このため、スタンバイモードから動作モードの移行した際に、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る昇圧電源回路100について図4〜図6を参照して説明する。図4〜6は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の構成を示す図である。図4は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示している。また、図5は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードからスタンバイモードに変化した直後(A点の電位がB点の電位よりも低いとき)のスイッチ素子の状態を示している。図6は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードからスタンバイモードに変化して所定の期間経過後(A点の電位がB点の電位よりも高いとき)のスイッチ素子の状態を示している。本実施の形態において実施の形態1と異なる点は、制御回路からDISC信号を供給せず、代わりにA点とB点の電位を比較するコンパレータを設けた点である。図4〜図6において、図1を同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図4〜図6に示すように、本実施の形態にかかる昇圧電源回路100は、昇圧回路101、制御回路102、コンパレータ103等を有している。本実施の形態に係る昇圧電源回路100の構成は、実施の形態1において説明したものと略同一である。具体的には、昇圧回路101の入力側には、第1の平滑用コンデンサC1が設けられており、第1の平滑用コンデンサC1の他方の電極は、接地電位に接続されている。また、昇圧回路101の出力側には、第1のスイッチ素子SW1を介して、第2の平滑用コンデンサC2が設けられており、第2の平滑用コンデンサC2の他方の電極は、接地電位に接続されている。さらに、第1の平滑用コンデンサC1と第2の平滑用コンデンサC2とは、第2のスイッチ素子SW2を介して接続されている。そして、第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極は、第3のスイッチ素子SW3及び電流制限用抵抗素子R1を介して、接地電位に接続されている。なお、第1の平滑用コンデンサC1の一方の電極と、昇圧回路101の入力側との接点をA点とする。第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極と、昇圧回路101の出力側との接点をB点とする。
本実施の形態において用いられる制御回路102は、STBYB信号を出力する。上述したように、STBYB信号は、上述した動作モードとスタンバイモードとを切替える信号である。昇圧電源回路100は、STBYB信号が"H"のときに動作モードとなり、"L"のときにスタンバイモードとなる。
コンパレータ103は、A点及びB点の電位を常時モニタしている。また、コンパレータ103は、スタンバイモードにおいて、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている電荷をグランドへ放電するか、あるいは、第2の平滑用コンデンサC2を第1の平滑用コンデンサC1と接続するために、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御する。すなわち、実施の形態1においては、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御回路102から入力されるDISC信号により制御していたが、実施の形態2においては、コンパレータ103が直接A点とB点の電位をモニタし、各スイッチ素子の制御を行う。本実施の形態においては、コンパレータ103の+入力端子にA点が接続され、−入力端子にB点が接続されている。従って、コンパレータ103は、A点の電位がB点の電位よりも高い場合には"H"レベルの信号を、B点の電位がA点の電位よりも高い場合には、"L"レベルの信号を出力する。
ここで、図7を参照して、実施の形態2にかかる昇圧電源回路100の制御方法について説明する。図7は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作出力波形を示す図である。図7に示すように、電源OFFの状態から電源ONの状態として、外部電源VCCから入力電圧を供給すると、A点の電位は入力電圧のVCC電位となる。このとき、STBYB信号は"L"であるため、昇圧電源回路100はスタンバイモードとなっている。電源ON直後のスタンバイモードにおいては、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態、第2のスイッチ素子SW2はオン状態、第3のスイッチ素子SW3はオフ状態である。また、スタンバイモードにおいては、昇圧回路101は昇圧動作を行わず、入力電圧をそのまま出力するため、B点の電位は昇圧回路101の入力側のA点の電位と等しくVCC電位となる。
そして、STBYB信号が"H"となる第1のタイミングで、昇圧電源回路100は動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がる第1のタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオフ状態からオン状態に切り替わり、一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第3のスイッチ素子SW3は、オフ状態のままである。従って、動作モードにおいては、図4に示すように、第1のスイッチ素子SW1はオン状態、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3はオフ状態の構成となる。このとき、昇圧回路101は、入力電圧を所望の出力電圧Voutに昇圧する。そして、昇圧回路101により昇圧された出力電圧Voutは、第1のスイッチ素子SW1を介して内部回路へ出力される。これにより、図7に示すように、B点の電位は昇圧された出力電圧Voutの昇圧電位になる。このとき、第2の平滑用コンデンサC2は、出力電位Voutの電圧を安定化する容量として機能する。
その後、STBYB信号が"L"となる第2のタイミングで、昇圧電源回路100は、動作モードからスタンバイモードへと切り替わる。スタンバイモードにおいては、まず、STBYB信号が立ち下がる第2のタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオン状態からオフ状態に切り替わる。そして、コンパレータ103は、スタンバイモード(STBYB信号="L")のときにのみ動作し、上述のようにA点とB点の電位を比較する。そして、A点の電位がB点の電位よりも低い場合、コンパレータ103は、"L"の信号を出力する。コンパレータ103からの出力が"L"のとき、図5に示すように、第2のスイッチ素子SW2をオフ状態とし、第3のスイッチ素子SW3をオン状態とする。これにより、第2の平滑用コンデンサに蓄積されていた電荷をグランドに放電することができる。
逆に、A点の電位がB点の電位よりも高い場合、コンパレータ103は"H"の信号を出力する。コンパレータ103からの出力が"H"のとき、図6に示すように、第2のスイッチ素子SW2をオン状態とし、第3のスイッチ素子をオフ状態とする。これにより、第2の平滑用コンデンサC2は外部電源VCCに接続され、VCC電位が充電される。
このように、コンパレータ103により、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御することによって、スタンバイモードに切り替わるときに、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている電荷を全て放出しない。このため、スタンバイモードから動作モードへ移行したときに第2の平滑用コンデンサC2に供給する電荷を少なくすることができ、消費電力を抑制することができる。また、第2の平滑用コンデンサC2の電位を常にVCC電位とすることができるため、第2の平滑用コンデンサC2に残留していた電荷により、A点の電位が上昇してしまうことがない。これにより、外部電源VCCや、昇圧回路101の入力部分に規定外の電圧が印加されることもない。このため、昇圧電源回路100の信頼性を向上させることができる。さらに、スタンバイモード中においても、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位となるように充電されている。このため、スタンバイモードから動作モードの移行した際に、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となる。
また、実施の形態1と比較すると、コンパレータ103により直接A点とB点の電位をモニタして、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3を制御することができるため、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を放電しすぎることがない。また、第2の平滑用コンデンサC2がVCC電位となるまでの放電時間を考慮して設計する必要もなくなるため、昇圧電源回路100の設計が容易となる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る昇圧電源回路100について、図8及び図9を参照して説明する。図8及び図9は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の構成を示す図である。図8は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示している。また、図9は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチ素子の状態を示している。本実施の形態に係る昇圧電源回路100は、他のコンデンサを用いて、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を相殺させ、放電したのと同等の効果を得るものである。本実施の形態は、昇圧回路101として、特に正極電圧と負極電圧の両方を生成するような多出力の昇圧回路を用いた場合に特に有効である。図8及び図9において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施の形態にかかる昇圧電源回路100は、昇圧回路101、制御回路102等を有している。本実施の形態において用いられる昇圧回路101は、外部電源VCCから入力される入力電圧を所望の正極の出力電圧(正極出力)Vout+昇圧し、また、負極の出力電圧(負極出力)Vout−に降圧する。昇圧回路101の入力側には、入力電圧の平滑化を行う第1の平滑用コンデンサC1が設けられている。第1の平滑用コンデンサC1の一方の電極と、昇圧回路101の入力側との接点をA点とする。また、第1の平滑用コンデンサC1の他方の電極は、接地電位に接続されている。
また、昇圧回路101の正極出力Vout+の出力側には、第1のスイッチ素子SW1を介して、第2の平滑用コンデンサC2が設けられている。第2の平滑用コンデンサC2は、正極出力Vout+の平滑化を行う。第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極と、昇圧回路101の出力側との接点をB点とする。また、第2の平滑用コンデンサC2の他方の電極は、接地電位に接続されている。さらに、第1の平滑用コンデンサC1と第2の平滑用コンデンサC2とは、第2のスイッチ素子SW2を介して接続されている。
また、昇圧回路101の負極出力Vout−の出力側には、第3のスイッチ素子SW3を介して、第3の平滑用コンデンサC3が設けられている。第3の平滑用コンデンサC3は、負極出力Vout−の平滑化を行う。第3の平滑用コンデンサC3の一方の電極と、昇圧回路101の出力側との接点をC点とする。また、第3の平滑用コンデンサC3の他方の電極は、接地電位に接続されている。そして、第2の平滑用コンデンサC2と第3の平滑用コンデンサC3とは、第4のスイッチ素子SW4を介して接続されている。すなわち、正極出力Vout+と負極出力Vout−とは第4のスイッチ素子SW4を介して接続されている。
制御回路102は、STBYB信号(スタンバイモード制御信号)及びPREC信号(プリチャージ制御信号)を出力する。STBYB信号は、上述した動作モードとスタンバイモードとを切替える信号である。昇圧電源回路100は、STBYB信号が"H"のときに動作モードとなり、"L"のときにスタンバイモードとなる。また、PREC信号は、第2の平滑用コンデンサC2をVCC電位まで充電するため、第2のスイッチ素子SW2を制御する信号である。
ここで、図10を参照して、実施の形態3にかかる昇圧電源回路100の制御方法について説明する。図10は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作出力波形を示す図である。図10に示すように、電源OFFの状態から電源ONの状態として、外部電源VCCから入力電圧を供給すると、A点の電位は入力電圧のVCC電位となる。このとき、STBYB信号は"L"であるため、昇圧電源回路100はスタンバイモードとなっている。電源ON直後のスタンバイモードにおいては、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態、第2のスイッチ素子SW2はオン状態、第3のスイッチ素子SW3はオフ状態、第4のスイッチ素子SW4はオフ状態である。また、本実施の形態に係る昇圧電源回路100においては、スタンバイモード中昇圧回路101は昇圧動作を行わず、正極出力Vout+からは入力電圧をそのまま出力する。このため、B点の電位は昇圧回路101の入力側のA点の電位と等しくVCC電位となる。一方、昇圧回路101の負極出力Vout−からは、接地電位を出力する。従って、C点の電位は接地電位となる。
そして、STBYB信号が"H"となる第1のタイミングで、昇圧電源回路100は動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がる第1のタイミングで第1のスイッチ素子SW1及び第3のスイッチ素子SW3がオフ状態からオン状態に切り替わる。一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第4のスイッチ素子SW4は、オフ状態のままである。従って、動作モードにおいては、図8に示すように、第1のスイッチ素子SW1及び第3のスイッチ素子SW3はオン状態、第2のスイッチ素子SW2及び第4のスイッチ素子SW4はオフ状態の構成となる。
このとき、昇圧回路101は、外部電源VCCから入力電圧を所望の正極出力Vout+に昇圧する。そして、正極出力Vout+から出力された正極の出力電圧は、第1のスイッチ素子SW1を介して内部回路に出力される。これにより、図10に示すように、B点の電位は昇圧された正極出力Vout+の昇圧電位になる。このとき、第2の平滑用コンデンサC2は、正極出力Vout+の電圧を安定化する容量として機能する。
また、昇圧回路101は、外部電源VCCから入力される入力電圧を所望の負極出力Vout−に降圧する。そして、負極出力Vout−から出力された負極の出力電圧は、第3のスイッチ素子SW3を介して内部回路に出力される。これにより、図10に示すように、C点の電位は降圧された負極出力Vout−の降圧電位になる。このとき、第3の平滑用コンデンサC3は、負極出力Vout−の電圧を安定化する容量として機能する。
その後、STBYB信号が"L"となる第2のタイミングで、昇圧電源回路100は、動作モードからスタンバイモードへと切り替わる。スタンバイモードにおいては、まず、STBYB信号が立ち下がる第2のタイミングで第1のスイッチ素子SW1及び第3のスイッチ素子SW3がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態のままであり、第4のスイッチ素子SW4はオフ状態からオン状態へと切り替わる。これにより、スタンバイモードにおいては、まず図9に示すように、第1のスイッチ素子SW1、第2のスイッチ素子SW2及び第3のスイッチ素子SW3はオフ状態、第4のスイッチ素子SW4はオン状態の構成となる。これにより、正極電圧が蓄積された第2の平滑用コンデンサC2と負極電圧が蓄積された第3の平滑用コンデンサC3とを第4のスイッチ素子SW4によりショートさせる。これにより、第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3に蓄積されている電荷が相殺され、放電したときと同等の効果を得ることができる。
電荷を相殺した後の第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3の電位は、正極出力Vout+及び負極出力Vout−、第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3の容量によって一意に決定される。例えば、正極出力Vout+の電位をV[V],負極出力Vout−の電位を−V[V]、第2の平滑用コンデンサC2の容量をC[F]、第3の平滑用コンデンサC3の容量をC[F]とすると、第4のスイッチ素子SW4をオン状態として正極出力Vout+と負極出力Vout−とをショートさせた後のB点及びC点の電位Vo[V]は、以下の式により表される。
Vo=(C・V−C・V)/(C+C)[V]
上記の式により、正極出力Vout+の電位と負極出力Vout−の電位が正負対称かつC=Cである場合には、電位Voは、0[V]となる。
その後、PREC信号が"H"となると、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態からオン状態へと切り替わり、第4のスイッチ素子SW4はオン状態からオフ状態へと切り替わる。このとき、第1のスイッチ素子SW1及び第3のスイッチ素子SW3は、オフ状態のままである。これにより、第2の平滑用コンデンサC2は、第2のスイッチ素子SW2を介して、第1の平滑用コンデンサC1に接続される。これにより、第2の平滑用コンデンサC2はVCC電位まで再充電される。なお、第3の平滑用コンデンサC3は、動作モードにおいては、負極出力Vout−に接続され負極の電圧が供給されるため、正極の電位であるVCC電位に充電する利点はない。このため、第3の平滑用コンデンサC3は、VCC電位に接続しない。
このように、第4のスイッチ素子SW4により、第2の平滑用コンデンサC2と第3の平滑用コンデンサC3とをショートさせる。これにより、スタンバイモードに切り替わるときに、第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3に残留していた電荷により、A点の電位が上昇してしまうことがない。また、外部電源VCCや、昇圧回路101の入力部分に規定外の電圧が印加されることもない。このため、昇圧電源回路100の信頼性を向上させることができる。
その後、STBYB信号が"H"となるタイミングで、昇圧電源回路100は再びスタンバイモードから動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がるタイミングで第1のスイッチ素子SW1及び第3のスイッチ素子SW3がオフ状態からオン状態に切り替わり、一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第4のスイッチ素子SW4は、オフ状態のままである。このとき、上述したように、スタンバイモード中に、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位となるように再充電されている。このため、スタンバイモードから動作モードの移行した際に、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となる。
また、図10において、電源OFFの直前は、B点の電位を破線で示すように第2の平滑用コンデンサC2をVCC電位まで再充電する必要はない。このため、あらかじめ電源をOFFすることが分かっているのであれば、第2の平滑用コンデンサC2を再充電しないように制御してもよい。
上述したように、正極出力Vout+と負極出力Vout−とをショートするたかだか1つのスイッチ素子を設けて制御することにより、簡単な回路構成で第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3の電荷を放電した場合と同等の効果を得ることができる。従って、多出力昇圧回路を有する既存の昇圧電源回路にスイッチ素子を1つと制御回路を設けるだけなので、回路規模の増大を防止することができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る昇圧電源回路100について、図11及び図12を参照して説明する。図11及び図12は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の構成を示す図である。図11は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示している。また、図12は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチの状態を示している。本実施の形態に係る昇圧電源回路100は、昇圧回路101に設けられている昇圧用コンデンサC4を用いて、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を放電するものである。
図11及び図12に示すように、本実施の形態に係る昇圧電源回路100は、昇圧回路101、制御回路102等を有している。また、昇圧回路101は、昇圧用コンデンサC4を有している。なお、昇圧用コンデンサ101は、複数の昇圧用コンデンサを有している場合もある。動作モードにおいては、昇圧回路101は、外部から入力されるCLK信号に応じて昇圧動作を行い、外部電源VCCから入力された入力電圧から所望の出力電圧Voutを出力する。昇圧回路101の入力側には、入力電圧の平滑化を行う第1の平滑用コンデンサC1が設けられている。第1の平滑用コンデンサC1の一方の電極と、昇圧回路101の入力側との接点をA点とする。また、第1の平滑用コンデンサC1の他方の電極は、接地電位に接続されている。
また、昇圧回路101の出力側には、第1のスイッチ素子SW1を介して、第2の平滑用コンデンサC2が設けられている。第2の平滑用コンデンサC2は、出力電圧Voutの平滑化を行う。第2の平滑用コンデンサC2の一方の電極と、昇圧回路101の出力側との接点をB点とする。また、第2の平滑用コンデンサC2の他方の電極は、接地電位に接続されている。さらに、第1の平滑用コンデンサC1と第2の平滑用コンデンサC2とは、第2のスイッチ素子SW2を介して接続されている。
また、昇圧回路101内の昇圧用コンデンサC4の一方の電極は、第3のスイッチ素子SW3を介して接地電位に接続されている。一方、昇圧用コンデンサC4の他方の電極は、第4のスイッチ素子SW4を介して昇圧回路101の出力側に、B点よりも下流側に接続されている。
制御回路102は、STBYB信号(スタンバイモード制御信号)を出力する。STBYB信号は、上述した動作モードとスタンバイモードとを切替える信号である。昇圧電源回路100は、STBYB信号が"H"のときに動作モードとなり、"L"のときにスタンバイモードとなる。
ここで、図13〜図15を参照して、実施の形態4にかかる昇圧電源回路100の制御方法について説明する。図13は、本実施の形態に係る昇圧電源回路100の動作出力波形を示す図である。また、図14は、図11及び図12に示す昇圧用コンデンサC4の電位波形を示す図である。図14において、昇圧用コンデンサC4の+電極の電位波形を実線で示し、−電極の電位波形を一点破線で示している。図15は、スタンバイモードにおける昇圧電源回路100の一部の等価回路である。ここでは、昇圧回路101が2倍昇圧を行う場合について説明する。
図13に示すように、電源OFFの状態から電源ONの状態として、外部電源VCCから入力電圧を供給すると、A点の電位は入力電圧のVCC電位となる。このとき、STBYB信号は"L"であるため、昇圧電源回路100はスタンバイモードとなっている。電源入力直後のスタンバイモードにおいては、第1のスイッチ素子SW1はオフ状態、第2のスイッチ素子SW2はオン状態、第3のスイッチ素子SW3はオフ状態、第4のスイッチ素子SW4はオフ状態である。また、本実施の形態に係る昇圧電源回路100においては、スタンバイモード中昇圧回路101は昇圧動作を行わず、出力電圧Voutからは入力電圧がそのまま出力される。このため、B点の電位は昇圧回路101の入力側のA点の電位と等しくVCC電位となる。
そして、STBYB信号が"H"となる第1のタイミングで、昇圧電源回路100は動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がる第1のタイミングで第1のスイッチ素子SW1は、オフ状態からオン状態に切り替わる。一方、第2のスイッチ素子SW2がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4は、オフ状態のままである。従って、動作モードにおいては、図11に示すように、第1のスイッチ素子SW1はオン状態、第2のスイッチ素子SW2、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4はオフ状態の構成となる。
このとき、昇圧回路101は、昇圧用コンデンサC4を用いて、外部電源VCCから入力される入力電圧を所望の出力電圧Voutに昇圧する。図14に示すように、まず、昇圧用コンデンサC4の+電極にはVCC電位が供給され、−電極には接地電位が供給される。外部から入力されるCLK信号が立ち上がると、−電極にはVCC電位が供給される。このとき、昇圧用コンデンサC4の両電極の電位差はVCC電位のままであるため、昇圧用コンデンサC4の+電極には2倍のVCC電位となる。そして、昇圧回路101内に設けられているスイッチ素子(不図示)がオン状態となり、この昇圧された2倍のVCC電位である出力電圧Voutが昇圧回路101から出力される。この出力電圧Voutは、第1のスイッチ素子SW1を介して内部回路に出力される。また、第2の平滑用コンデンサC2にも2倍のVCC電位(昇圧電位)が供給される。その後、CLK信号が立ち下がると、昇圧用コンデンサC4の−電極には接地電位が供給される。このため、昇圧用コンデンサC4の+電極は、VCC電位となる。このとき、昇圧回路101内に設けられているスイッチ素子(不図示)がオフ状態となるため、昇圧回路101から電圧は出力されず、第2の平滑用コンデンサC2に蓄積されている昇圧電位が内部回路に出力される。このため、動作モードにおいては、図13に示すように、B点の電位は昇圧回路101により昇圧された昇圧電位になる。このとき、第2の平滑用コンデンサC2は、出力電圧Voutの電圧を安定化する容量として機能する。
その後、STBYB信号が"L"となる第2のタイミングで、昇圧電源回路100は、動作モードからスタンバイモードへと切り替わる。スタンバイモードにおいては、まず、STBYB信号が立ち下がる第2のタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオン状態からオフ状態へと切り替わる。また、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4はオフ状態からオン状態へと切り替わる。一方、第2のスイッチ素子SW2は、オフ状態のままである。これにより、スタンバイモードにおいては、図12に示すように、第1のスイッチ素子SW1及び第2のスイッチ素子SW2はオフ状態、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4はオン状態の構成となる。
第3のスイッチ素子SW3がオン状態となることにより、昇圧用コンデンサC4の+電極が接地電位に接続される。昇圧用コンデンサC4の両電極の電位差はVCCのまま変化しないため、昇圧用コンデンサC4の−電極は−VCC電位となる。そして、第4のスイッチ素子SW4がオン状態となることにより、−VCC電位の昇圧用コンデンサC4の−電極と2VCC電位である第2の平滑用コンデンサC2の電極とが接続される。すなわち、図15に示すように、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートさせる。これにより、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とにそれぞれ蓄積された電荷が相殺され、放電したときと同等の効果を得ることができる。
電荷を相殺した後の第2の平滑用コンデンサC2及び昇圧用コンデンサC4の電位は、出力電圧Voutの昇圧電位及び昇圧用コンデンサC4にかかる電位、第2の平滑用コンデンサC2及び昇圧用コンデンサC4の容量によって一意に決定される。例えば、昇圧回路101を2倍昇圧とした本実施の形態の場合、出力電圧Voutの電位をV[V]とすると、昇圧用コンデンサC4の両端の電位はV/2[V]となる。また、第2の平滑用コンデンサC2の容量をC[F]、昇圧用コンデンサC4の容量をC[F]とすると、動作モードにおける各コンデンサの充電量は、下記のように表される。
第2の平滑用コンデンサC2:Q2=C×V
昇圧用コンデンサC4:Q4=C×V/2
スタンバイモードにおいては、これがショートされて相殺されるため、第2の平滑用コンデンサC2及び昇圧用コンデンサC4にはそれぞれ、
Q2−Q4=(2×C−C)×V/2
の電荷が残留することになる。
また、図15に示すように、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とは、並列容量となり、その合成容量はC+Cとなる。従って、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子をオン状態として、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートさせた後のB点の電位Vo[V]は、以下の式により表される。
Vo=(Q2−Q4)/(C+C
=(2C−C)V/2(C+C)[V]
このように、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートさせる。これにより、スタンバイモードに切り替わるときに、第2の平滑用コンデンサC2に残留していた電荷により、A点の電位が上昇してしまうことがない。また、外部電源VCCや、昇圧回路101の入力部分に規定外の電圧が印加されることもない。このため、昇圧電源回路100の信頼性を向上させることができる。
その後、STBYB信号が"H"となるタイミングで、昇圧電源回路100は再びスタンバイモードから動作モードに切り替わる。動作モードにおいては、STBYB信号が立ち上がるタイミングで第1のスイッチ素子SW1がオフ状態からオン状態に切り替わる。そして、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4がオン状態からオフ状態に切り替わる。また、第2のスイッチ素子SW2はオフ状態のままである。このとき、上述したように、スタンバイモード中に、第2の平滑用コンデンサC2の電位が略VCC電位となるように充電された状態となっている。このため、スタンバイモードから動作モードの移行した際に、昇圧完了までの時間を短縮することが可能となる。なお、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートさせることにより、第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位まで充電された状態となるように、各コンデンサの容量、電位を決定することができる。
上述したように、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートする2つのスイッチ素子を設けて制御することにより、簡単な回路構成で第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3の電荷を放電した場合と同等の効果を得ることができる。従って、既存の昇圧電源回路にスイッチ素子を2つ設けるだけなので、回路規模の増大を防止することができる。なお、本実施の形態においては、実施の形態3において説明したように、昇圧回路101が多出力昇圧回路の場合に限定されず、どのような昇圧回路101であっても適用することができる。
なお、本実施の形態においては、スタンバイモードにおいて第2の平滑用コンデンサC2の電位がVCC電位となるように、昇圧用コンデンサC4に蓄積される電荷を規定した場合について説明したが、これに限定されない。例えば、実施の形態3において説明したように、PREC信号を新たに加えて、各スイッチ素子SW1〜SW4を制御し、第2の平滑用コンデンサにC2をVCC電位まで再充電する方式をとってもよい。具体的には、第2の平滑用コンデンサC2と昇圧用コンデンサC4とをショートした後に、第3のスイッチ素子SW3及び第4のスイッチ素子SW4をオフ状態、第2のスイッチ素子SW2をオン状態とすることができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係るドライバICについて、図16を参照して説明する。図16は、本実施の形態に係るドライバIC200の構成を示す図である。本実施の形態にかかるドライバIC200は、上述した実施の形態1〜4の昇圧電源回路100を適宜適用したドライバICである。ここでは、図16に示すように、実施の形態3及び実施の形態4に係る2つの昇圧回路100を内蔵した、1チップの電源内蔵LCDドライバICを例として説明する。
図16に示すように、本実施の形態に係るドライバIC200は、レギュレータ201、内部レギュレータ202、2つ昇圧電源回路100を有している。ドライバIC200は、液晶表示装置のゲート線の駆動回路を内蔵している。ドライバIC200に内蔵される2つの昇圧電源回路100のうちの一方は、液晶表示装置のゲート線に供給する電源として正極電圧VGH、負極電圧VGLを生成する実施の形態3において説明したものである。また、2つの昇圧電源回路100のうちの他方は、内部レギュレータ202用の電源VDD2を生成する実施の形態4において説明したものである。なお、図16において、実施の形態3に係る昇圧電源回路100内には、昇圧用コンデンサC5及びC6を図示している。昇圧用コンデンサC5及びC6は、昇圧回路101内に設けられており、昇圧動作を行うものである。
VCCは外部電源で、VDD2は実施の形態4に係る昇圧電源回路100により生成された内部レギュレータ202用の電源である。また、正極電圧VGH及び負極電圧VGLは、実施の形態3に係る昇圧電源回路100により生成されたゲート線用の電源である。この電源は、LCDパネルに印加される電源となるため、スタンバイモードにおいて電荷を相殺するときに、第2の平滑用コンデンサC2及び第3の平滑用コンデンサC3の電位が接地電位まで落ちるように、各平滑用コンデンサの容量を設計する必要がある。なお、内部レギュレータ202用の電源VDD2を生成する昇圧電源回路としては、実施の形態1あるいは実施の形態2に係る昇圧電源回路を適用することも可能である。
このようにして構成されたドライバICは、上述したようにスタンバイモードのときに昇圧回路からの出力電圧の平滑用コンデンサの電荷を放電する際に、全ての電荷を放電せず、ある一定の電荷を保持する。このため、再び動作モードになったときの昇圧回路の立ち上がり時間を短縮することができる。また、外部電源の電位が持ち上がることがなく、素子を破壊する可能性がない。
以上説明したように、本発明によれば、スタンバイモードのときに昇圧回路101の出力側の第2の平滑用コンデンサC2の電荷を放電する際に、全ての電荷を放電せず、ある一定の電荷を第2の平滑用コンデンサC2が保持するようにする。これにより、再び動作モードになったときの昇圧回路の立ち上がり時間を短縮することができる。また、第2の平滑用コンデンサC2の電荷を無駄に放電させることがなく効率的である。さらに、外部電源の電位が持ち上がることがなく、素子を破壊するおそれを低減することができる。また、簡単な構成により簡便な制御で上記の構成を実現することができる。
実施の形態1に係る昇圧電源回路の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態1に係る昇圧電源回路の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチの状態を示す図である。 実施の形態1に係る昇圧電源回路の動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る昇圧電源回路の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態2に係る昇圧電源回路の動作モードからスタンバイモードに変化した直後(A点の電位がB点の電位よりも低いとき)のスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態2に係る昇圧電源回路の動作モードからスタンバイモードに変化して所定の期間経過後(A点の電位がB点の電位よりも高いとき)のスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態2に係る昇圧電源回路の動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る昇圧電源回路の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態3に係る昇圧電源回路の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態3に係る昇圧電源回路の動作を説明するための図である。 実施の形態4に係る昇圧電源回路の動作モードにおけるスイッチ素子の状態を示す図である。 実施の形態4に係る昇圧電源回路の動作モードからスタンバイモードに変化した直後のスイッチの状態を示す図である。 実施の形態4に係る昇圧電源回路の動作を説明するための図である。 実施の形態4に係る昇圧用コンデンサの電位を示す図である。 実施の形態4に係る昇圧電源回路のスタンバイモードにおける等価回路図である。 実施の形態5に係るドライバICの構成を示す図である。 従来の昇圧電源回路の構成を示す図である。 従来の昇圧電源回路の構成を示す図である。 従来の昇圧電源回路の動作出力波形を示す図である。 従来の昇圧電源回路の構成を示す図である。 従来の昇圧電源回路の構成を示す図である。 従来の昇圧電源回路の動作出力波形を示す図である。
符号の説明
100 昇圧電源回路
101 昇圧回路
102 制御回路
103 コンパレータ
200 ドライバIC
201 レギュレータ
202 内部レギュレータ
C1、C2、C3 平滑用コンデンサ
C4、C5、C6 昇圧用コンデンサ、
C21、C31 昇圧用コンデンサ
SW1、SW2、SW3、SW4 スイッチ素子
R1 電流制御用抵抗素子

Claims (13)

  1. 動作モードと、スタンバイモードとを有する昇圧電源回路であって、
    外部電源から入力される入力電圧を昇圧して出力する昇圧回路と、
    前記昇圧回路の出力側に接続され、前記昇圧回路により昇圧された出力電圧を平滑化する第1の平滑用コンデンサと、
    前記動作モードから前記スタンバイモードへの切替時に、前記第1の平滑用コンデンサの電荷の移動先と移動量とを制御する制御回路と
    前記昇圧回路の入力部の電位と、前記第1の平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極の電位とを比較して比較信号を出力するコンパレータと、
    を備え、
    前記制御回路は、前記コンパレータから出力された前記比較信号に基づいて、前記第1の平滑用コンデンサの電荷の移動先と移動量とを制御する昇圧電源回路。
  2. 前記昇圧回路からの出力電圧を後段の回路に出力する第1のスイッチ素子と、
    前記外部電源と前記第1の平滑用コンデンサとを接続する第2のスイッチ素子と、
    前記第1の平滑用コンデンサを抵抗素子を介して接地電位に接続する第3のスイッチ素子とをさらに有し、
    前記制御回路は、
    前記動作モードから前記スタンバイモードに切り替わる第1のタイミングで、前記第1のスイッチ素子をオフ状態、前記第2のスイッチ素子をオフ状態、前記第3のスイッチ素子をオン状態とし、
    前記第1のタイミングから所定の期間経過した第2のタイミングで、前記第2のスイッチ素子をオン状態、前記第3のスイッチ素子をオフ状態とする請求項1に記載の昇圧電源回路。
  3. 前記第3のスイッチ素子は、前記第1の平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極を前記接地電位に接続する請求項2に記載の昇圧電源回路。
  4. 前記コンパレータは、
    前記昇圧回路の入力部の電位が前記第1の平滑用コンデンサの電位よりも高い場合には、前記第1の平滑用コンデンサの電荷を前記外部電源に接続し、
    前記昇圧回路の入力部の電位が前記第1の平滑用コンデンサの電位よりも低い場合には、前記第1の平滑用コンデンサを接地電位に接続する請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇圧電源回路。
  5. 動作モードと、スタンバイモードとを有する昇圧電源回路であって、
    外部電源から入力される入力電圧を昇圧して出力する、正極電圧出力と負極電圧出力とを有する昇圧回路と、
    前記正極電圧出力に接続され、前記昇圧回路により昇圧された出力電圧を平滑化する第1の平滑用コンデンサと、
    前記負極電圧出力に接続された第2の平滑用コンデンサと、
    前記第1の平滑用コンデンサと前記第2の平滑用コンデンサとを接続する第4のスイッチ素子と、
    前記動作モードから前記スタンバイモードへの切替時に、前記第1の平滑用コンデンサの電荷の移動先と移動量とを制御する制御回路とを備える昇圧電源回路。
  6. 前記第4のスイッチ素子は、前記動作モードから前記スタンバイモードへと切り替わる第1のタイミングでオン状態となり、所定の期間経過後にオフ状態になると同時に、前記第1の平滑用コンデンサは前記外部電源に接続される請求項に記載の昇圧電源回路。
  7. 動作モードと、スタンバイモードとを有する昇圧電源回路であって、
    外部電源から入力される入力電圧を昇圧して出力する、昇圧用コンデンサを有する昇圧回路と、
    前記昇圧回路の出力側に接続され、前記昇圧回路により昇圧された出力電圧を平滑化する第1の平滑用コンデンサと、
    前記動作モードから前記スタンバイモードへの切替時に、前記第1の平滑用コンデンサの電荷の移動先と移動量とを制御する制御回路とを備え、
    前記第1の平滑用コンデンサと前記昇圧用コンデンサとを接続することにより、前記第1の平滑用コンデンサの電荷を移動させる昇圧電源回路。
  8. 前記動作モードから前記スタンバイモードに切り替わる第1のタイミングで、前記第1の平滑用コンデンサと前記昇圧用コンデンサとを接続する請求項7に記載の昇圧電源回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の昇圧電源回路を1つ以上有するドライバIC。
  10. 動作モードとスタンバイモードとを有する昇圧電源回路の制御方法であって、
    前記動作モードのとき、
    外部電源から入力電圧を昇圧回路に入力し、
    前記入力電圧に基づいて昇圧された出力電圧を平滑用コンデンサにより平滑化して出力し、
    前記動作モードから前記スタンバイモードに切り替わる第1のタイミングで前記平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極を所定の放電手段に結合し
    前記第1のタイミングから所定の期間経過した第2のタイミングで前記電極を前記外部電源に結合する制御方法。
  11. 前記平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極を、前記第1のタイミ
    ングで接地電位に結合する請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極を、前記第1のタイミ
    ングで、前記平滑用コンデンサの電極の電位と逆電位に結合する請求項10に記載の制御方法。
  13. 前記スタンバイモードにおいて
    前記昇圧回路の入力部の電位と前記平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極の電位とを比較し、
    比較結果に基づいて、前記平滑用コンデンサの前記昇圧回路の出力側に接続された電極を、前記所定の放電手段または前記外部電源のいずれか一つに選択的に結合させる請求項10に記載の制御方法。
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