JP4885158B2 - 露光描画装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子回路基板、液晶素子用ガラス基板、PDP用ガラス素子基板等、平面基材の表面にパターンを形成する露光描画装置に関する。
電子回路基板(又はプリント回路基板)は、携帯電話、各種モバイルおよびパーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載される。これら電子機器に搭載する基材のパターンは、その線幅、接続用ランド径、及びビア径等が非常に微細に構成される傾向であり、しかも多品種少量、短期間での生産を要求されている。これらの要求に応えて露光工程では露光装置の波長を短くするとともに光量を増加する等の対策をしている。しかし、従来技術である露光装置では、コンタクト方式又は投影露光方式でもあってもマスクが必要であり、マスクの準備、管理及び維持の面で要求に応えにくくなってきている。
そこで、パターンを構成するデータを、CADデータから直接の露光光の信号にして、電子回路基板を描画する露光描画装置の要求が高まっている。特許文献1、特許文献2又は特許文献3で開示される露光描画装置は、CADデータに基づいてDMD(Digital Micro-mirror Device)素子の反射ミラーを動かし、直接被露光体に露光光で直接描画することでフォトマスクを不要にしている。
特開2006−113413 特開2006−343684 特開2006−337475
しかし、従来の露光描画装置は、光線が被露媒体に照射する光線に405nmレーザ光を使用するために、被露媒体のパターン形成に係る反応速度が遅く、回路形成の生産性を妨げていた。また、大型基板である被露光体全面にパターンを形成するには、多数の空間光変調素子を搭載することになり、これらに強いレーザ光を照射することは、コストの観点から問題があった。
本発明の目的は、少数の光源で多数の空間光変調素子であるDMD素子を搭載して、高い稼働率を確保するとともに、その光源の光量を確認できる露光描画装置を提供する。
第1の観点の露光描画装置は、紫外線を含む光を照射する光源と、光源を第1光束と第2光束とに分岐するための第1開口窓及び第2開口窓、並びに光量検出用の検出窓が設けられているアパーチャー部材と、第1開口窓と第2開口窓とを通過した第1光束と第2光束とをそれぞれ反射する第1及び第2光学素子と、第1及び第2光学素子との近傍に配置され、検出窓を通過した光源からの光量を検出する第1光量センサと、を備える。
この構成の露光描画装置は、アパーチャー部材の検出窓の下流に第1光量センサを備えているため、分岐する前の光源の光量を検出することができる。その一方で、第1及び第2光学素子との近傍に第1光量センサを配置することでスペースを有効に活用することができる。また、これにより適切な露光光ILによる描画を行うことができる。
第2の観点の露光描画装置は、第1光学素子で反射された第1光束を、供給される第1画像データにより空間変調する第1空間光変調部と、第2光学素子で反射された第2光束を、供給される第2画像データにより空間変調する第2空間光変調部と、第1光量センサで検出された光量に応じて、第1又は第2空間光変調部の空間変調を制御する空間変調制御部と、を備える。
被露光体に照射する光量は所定の強さで照射されなければならない。第2の観点の露光描画装置は、第1光量センサからの検出された光量が強い場合など、制御部は第1又は第2空間光変調部により第1光束又は第2光束が被露光体方向に向く時間(露光時間)を短くするなどの制御を行うことができる。
第3の観点の露光描画装置は、被露光体を保持し、速度可変が可能な被露光体ステージを備え、制御部は、第1光量センサで検出された光量に応じて被露光体ステージの移動速度を可変する。
この構成により、第3の観点の露光描画装置は、第1光量センサからの検出された光量が強い場合など、制御部は被露光体ステージの移動速度を早くすることができる。
第4の観点の露光描画装置は、光源に電力を供給する電力供給源を備え、制御部は、第1光量センサで検出された光量に応じて電力供給源の電力供給を調整する。
この構成により、第4の観点の露光描画装置は、第1光量センサからの検出された光量が強い場合など、制御部は電力供給源の電力供給を小さくすることができる。これにより適切な露光光ILによる描画を行うことができる。
第5の観点の露光描画装置の第1及び第2光学素子は、検出窓を通過した光束を通過させる透過部を有している。
第1及び第2光学素子が透過部を有しているため、第1光量センサを第1及び第2光学素子との下側に配置することができ、スペースを有効に活用することができる。
第6の観点の露光描画装置は光源が高圧水銀ランプであり、前記第1光量センサが検出された光量が、予め設定された所定の値に到達した後、露光描画装置の入力手段が操作できる。
高圧水銀ランプは電源投入から立ち上がりまでに定常状態になるまで時間がかかる。それまでに入力手段で露光条件などを設定しても、高圧水銀ランプが寿命で所定の光量まで達しない場合には、ランプの交換などをしなければならない。そして再度、入力手段で露光条件を設定しなければならない。従って、高圧水銀ランプが所定の光量に達した状況で、初めて入力手段で露光条件などを設定できるようにする。
第7の観点の露光描画装置は、紫外線を含む光を照射する第1及び第2光源と、この第1及び第2光源に電力を供給する第1及び第2電力供給源と、第1光源を第1光束と第2光束とに分岐するための第1開口窓及び第2開口窓、並びに光量検出用の第1検出窓が設けられている第1アパーチャー部材と、第2光源を第3光束と第4光束とに分岐するための第3開口窓及び第4開口窓、並びに光量検出用の第2検出窓が設けられている第2アパーチャー部材と、第1検出窓から第1光源の光量を測定する第1光量センサと、第2検出窓から第2光源の光量を測定する第2光量センサと、第1光量センサと第2光量センサからの光量が所定範囲内に入るように、第1及び第2電力供給源を制御する電力制御部と、第1開口窓及び第2開口窓を透過した第1及び第2光束を供給される第1及び第2画像データにより空間変調する第1及び第2空間光変調部と、第3開口窓及び第4開口窓を透過した第3及び第4光束を供給される第3及び第4画像データにより空間変調する第3及び第4空間光変調部と、第1光量センサと第2光量センサからの光量の差に基づいて、第1ないし第4空間光変調部の空間変調を制御する制御部と、を有する。
この構成により、第7の観点の露光描画装置は2つ光源を有している。そこで、電力制御部が、第1光量センサと第2光量センサからの光量が所定範囲内に入るように、第1及び第2電力供給源を制御する。しかし、第1光量センサと第2光量センサとには光量の差異があるため、制御部が光量の差に基づいて第1ないし第4空間光変調部の空間変調を制御する。これにより、第1ないし第4空間光変調部による適切な描画を行うことができる。
第8の観点の露光描画装置は、第1光源及び第2光源の経時的な光量変化を記憶する記憶装置を有し、第1光量センサと第2光量センサの経時の出力状況と、記憶装置に記憶された経時的な光量変化とを比較することによって、第1及び第2光源から第1及び第2アパーチャー部材までの光路の状態を把握する。つまり、第8の観点の露光描画装置は、第1光源及び第2光源の経時的な光量変化を記憶している。このため、1光量センサと第2光量センサの経時の出力状況を確認し、あまりにも大きくずれていた場合には異常であると判断することができる。つまり、第1及び第2光源から第1及び第2アパーチャー部材までの光路の状態を把握することができる。
第9の観点の露光描画装置は、第1空間光変調部ないし第4空間光変調部からの第1光束ないし第4光束を、前記被露光体に導くため、隣り合って配置された第1投影光学系ないし第4投影光学系を有し、この第1投影光学系ないし第4投影光学系が一直線に配置している。
従って、この露光描画装置は、製造しやすくまたメンテナンスしやすい構造となっている。
本発明に係る露光描画装置は、光源からの光束をアパーチャー部材で複数の光束に分岐する。その際に、光源の光量を検出して、光源への電源供給、空間変調素子の動作などを適切に制御する。また、露光描画装置が二以上の光源を有する場合に、それぞれの光源の光量を調整するとともに、光源の経時変化に対応することができ、各光路の稼動状態及び異常検出ができる。
<露光描画装置の全体構成>
図1は、露光描画装置100を示す概略斜視図である。露光描画装置100は、大別して、第1照明光学系30と、第2照明光学系37と、空間光変調部41と、投影光学系60と、被露光体テーブル90とを有している。本実施形態では、大きな面積の被露光体CBを露光することができるように、2系統の第1照明光学系30−1及び第2照明光学系30−2を備えている。露光描画装置100の第1照明光学系30−1及び第2照明光学系30−2は、第1高圧水銀ランプ10−1及び第2高圧水銀ランプ10−2(図2参照)を有している。
図2は、第1照明光学系30−1及び第2照明光学系30−2を示した概念図である。以下、第1照明光学系30−1及び第2照明光学系30−2は、2系統とも同じ構造であるので1系統の照明光学系30−1を説明する。
第1高圧水銀ランプ10−1は、楕円ミラー11−1の第1焦点位置に配置される。楕円ミラー11−1は、高圧水銀ランプ10から照射されるUV光を効果的に第2焦点位置の方向に反射する。高圧水銀ランプの他、キセノンランプ、又はフラッシュランプを用いてもよい。
第1照明光学系30−1に配置された第1高圧水銀ランプ10−1は、その光出力を所定レベルに安定させるために、露光描画装置100の電源制御部19(図8を参照)により電源が投入されてから切断されるまで、常時所定レベルの照明光を出射する。このため、被露光体CBを露光しない期間は露光光ILが遮光されるように、楕円ミラー11−1の第2焦点位置にはシャッタ13−1が配置されている。シャッタ13−1を楕円ミラー11−1の第2焦点位置に配置する理由は、高圧水銀ランプ10から射出された露光光ILが集束されているためシャッタ13−1の少ない移動量で露光光ILを遮光することができるからである。
第1照明光学系30−1は、コリメートレンズ31−1及びフライアイレンズ32−1などを含み、露光光ILを均一な光強度の光束に成形する。楕円ミラー11−1の第2焦点位置に形成された光源像からの発散光は、まずコリメートレンズ31−1によってほぼ平行光束になり、波長選択フィルタ15−1に入射する。
この波長選択フィルタ15−1は、例えば光量調整用のNDフィルタ、350nm以下と450nm以上との波長をカットするg線h線i線用の透過フィルタ、350nm以下と380nm以上との波長をカットするi線用の透過フィルタ、さらに390nm以下と420nm以上との波長をカットするh線用の透過フィルタ、420nm以下と450nm以上との波長をカットするg線用の透過フィルタ等の複数のフィルタを搭載する。このフィルタ選択は披露光体に塗布されるフォトレジストの種類に応じて決められる。波長が選択された露光光ILは、フライアイレンズ32−1に入射し、光束範囲において照射強度が均一化される。
波長が選択された露光光ILは、フライアイレンズ32−1に入射し、光束範囲において照射強度が均一化される。均一化された露光光ILは、4つの開口窓21と光量検出用の検出窓29とを備えるアパーチャー部材20−1に向かう。露光光ILは、アパーチャー部材20−1に対して直交にZ方向から入射し、4つの光束に分割される。全反射ミラー又は全反射プリズムなどの反射光学素子22−1によって、水平方向に反射される。
図1に戻り、アパーチャー部材20−1、アパーチャー部材20−2、反射光学素子22−1及び反射光学素子22−2によって8つに分岐された露光光ILは、全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8によってY方向に反射される。全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8で反射された露光光ILは、第2照明光学系37−1ないし第2照明光学系37−8に入射する。
第2照明光学系37−1ないし第2照明光学系37−8に入射した露光光ILは、適切な光量及び光束形状に成形されて、空間光変調素子である1列に並んだ8つのDMD素子41−1ないしDMD素子41−8に照射される。DMD素子41−1ないしDMD素子41−8は、供給される画像データにより露光光ILを空間変調する。DMD素子41−1ないしDMD素子41−8で変調された光束は、投影光学系60−1ないし投影光学系60−8を経由して所定の倍率にしてから被露光体CBに照射される。
この投影光学系60は、被露光体CBにおいて8系統の各光路の照明領域を均一にするために、8系統の各光路で微妙に倍率を調整する。また、被露光体CBの大きさに応じて倍率を調整することもできる。露光描画装置100は、合計8本の投影光学系60を備えており、その8本の投影光学系60をX方向に1列に配置する。
露光描画装置100は、投影光学系60のZ方向下側に、第1照明光学系30、第2照明光学系37及び投影光学系60などを支える筐体95を備える。筐体95上には一対のガイドレールが配置され、それらガイドレール上には被露光体テーブル90が搭載される。この被露光体テーブル90は、図示されない駆動機構、例えばボールネジ等をステッピングモータ等のモータにより駆動させられる。これにより被露光体テーブル90は、一対のガイドレールに沿ってそれらの長手方向であるY方向に、投影光学系60に対して相対移動する。被露光体テーブル90上には被露光体CBとしてフォトレジストが塗布された基板が設置され、この被露光体CBは、被露光体テーブル90上で真空吸着によって固定される。また、大きな披露光体に対しては、合計8系統の投影光学系だけではX方向のすべての領域を露光できない場合がある。従って、被露光体テーブル90はX方向にも移動できるように構成されている。
<第2照明光学系:アパーチャー部材20からDMD素子41まで>
アパーチャー部材20−1及びアパーチャー部材20−2は、金属又はセラミックスなどの低蓄熱性で且つ熱膨張係数の小さい素材で形成される。露光光ILの一部がアパーチャー部材20−1及びアパーチャー部材20−2に照射されるため、熱が蓄積しやすいからである。また、熱膨張によりアパーチャー部材20−1及びアパーチャー部材20−2の大きさが変形しないようにアバーチャー部材に放熱部材を設けても良い。
アパーチャー部材20は、DMD素子の数に対応する開口窓21を有している。例えばDMD素子の光反射面は縦14mmで横12mmの矩形の大きさである。このためDMD素子41の光反射面に照射される露光光ILは、光反射面に合わせた矩形である必要があり、DMD素子の数に合わせる必要がある。
図3は、第2照明光学系37、DMD素子41及び投影光学系60を示した斜視図である。また、図4は、Y方向から見た反射光学素子22−1及び反射光学素子22−2、並びに全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8を示した図である。
アパーチャー部材20−1及びアパーチャー部材20−2を通過したZ方向の光束は、平面鏡又は入射光を表面で反射するプリズムなどの反射光学素子22−1及び反射光学素子22−2で、X方向に反射される。つまり、アパーチャー部材20−1で4つに分岐した露光光ILは、反射光学素子22−1で反射され、光路IL1、光路IL2、光路IL3及び光路IL4にX方向に分岐される。同様にアパーチャー部材20−2で4つに分岐した露光光ILは、反射光学素子22−2で反射され、光路IL5、光路IL6、光路IL7及び光路IL8にX方向に分岐される。分岐された光路IL1ないし光路IL8は、全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8で、Y方向に反射させられ、DMD素子41−1ないしDMD素子41−8に向かう。図4に示すように、反射光学素子22−1及び反射光学素子22−2の中央部には、孔部又は遮蔽物のない透過部22Aが設けられる。
全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8で反射された光束は、レンズなどの光学素子及び絞り調整部から構成される第2照明光学系37−1ないし第2照明光学系37−8を経由してDMD素子に導かれる。図3に示すように、分岐された光路IL1、光路IL4、光路IL5及び光路IL8は、それぞれのDMD素子41に至るまでの距離が等しく、分岐された光路IL2、光路IL3、光路IL6及び光路IL7は、それぞれのDMD素子41に至るまでの距離が等しい。しかし、光路IL1、光路IL4、光路IL5及び光路IL8は、光路IL2、光路IL3、光路IL6及び光路IL7と光路長が異なる。DMD素子41−1ないしDMD素子41−8で反射された露光光ILは、投影光学系60−1ないし投影光学系60−8を経由して、被露光体CBに均一な形状で照射する必要がある。つまり、DMD素子41から被露光体CBに至る光路長さは一定にしないと、形成する最終のパターンの解像度、その他の品質が露光光ILを照射する光路ごとに変化してしまうことになる。そこで、全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8からDMD素子41−1ないしDMD素子41−8に至る光路IL1ないし光路IL8は、均一の焦点距離になるような光線に矯正してDMD素子41へ投入する。もちろん、図3とは異なり、全反射ミラー23からDMD素子41に至るすべての光路長が異なる場合にはそれぞれに調整する必要がある。
<光量センサ>
図4に示すように、本実施例の露光描画装置100は、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2との光量を検出するため第1光量センサSS11及び第2光量センサSS12を有している。
第1光量センサSS11及び第2光量センサSS12は、アパーチャー部材20−1及びアパーチャー部材20−2の検出窓29の下に配置する。高圧水銀ランプ10の光量を検出するとともにできるだけDMD素子41に近い箇所に配置することで、第1照明光学系30−1及び第1照明系30−2を構成する光学素子などの減衰の影響を受けないようにしている。
具体的には、アパーチャー部材20のZ方向の下側には反射光学素子22が配置される。反射光学素子22は、Z方向からの露光光ILをX方向に全反射させる。つまり、反射光学素子22の反射面はX−Y平面に対して45度傾いている。また、反射光学素子22の反射面は開口窓21の大きさに合わせても良いし、隣り合う開口窓21と共用の反射面であってもよい。その反射光学素子22は、検出窓29の下方に透過部22Aが形成されている。第1光量センサSS11及び第2光量センサSS12はその透過部22A下方の空洞に配置される。検出窓29及び透過部22Aの外形は、円形でも矩形でも良い。
<DMD素子>
図5(a)は、1つのDMD素子41の斜視図を示し、(b)は、マイクロミラーMの動作を示した図である。
本実施例の露光描画装置100は、8個のDMD素子41を有しており、その1つのDMD素子41の光反射面は、例えば1024×1280のマトリクス状に配列された1310720個のマイクロミラーMから構成される。DMD素子41は、X方向に沿って1024個、Y方向に沿って1280個のマイクロミラーMが配列され、例えばX方向に約12mmY方向に約14mmの光反射面を有する。個々のマイクロミラーMのサイズは、例えば11.5μm角である。
このDMD素子41は、例えばウェハ42上にアルミスパッタリングで作り込まれた、反射率の高い矩形マイクロミラーMを静電気作用により動作させるデバイスである。図5(b)に示すように、それぞれのマイクロミラーMは、対角線を中心に回転傾斜することができ、安定した2つの姿勢に位置決めできる。任意のマイクロミラーM(m,n)(1≦m≦1024,1≦n≦1280)が被露光体CB方向に位置決めされると、そこに入射した露光光ILは投影光学系60に向かって反射される。マイクロミラーM(m,n)が投影光学系60の外側方向に位置決めされると、スポット光は光吸収板(不図示)に向かって反射されて投影光学系60から逸らされる。
<描画露光の動作>
図6及び図7を参照して、露光描画装置100における描画処理について説明する。
図6(a)は被露光体テーブル90に載置された被露光体CBの描画処理の経時変化を示す図であり、図6(b)及び(c)は、スティチングを説明する図である。また、図7は、描画処理のフローチャートである。
破線で囲まれた長方形の領域SP1ないし領域SP8は、8本の投影光学系60−1ないし投影光学系60−8によってX−Y平面上に照射される露光領域である。X方向に並んだ1列の露光領域SP1ないし露光領域SP8は、被露光体テーブル90がY方向に移動することで、DMD素子41−1ないしDMD素子41−8で空間変調させられたパターンが被露光体CBに露光される。被露光体CBには、フォトレジストもしくはドライフィルムが塗布されている。露光された露光済み領域EXは、被露光体テーブル90がY方向に移動することによって被露光体CBの一方の端部CB−EBまで延びていく。
露光領域SP1ないし露光領域SP8が被露光体CBの端部に到達すると、シャッタ13−1及ぶシャッタ13−2(図2参照)が露光光ILを一時遮る。そして、被露光体テーブル90がX方向に移動して、被露光体CBの未だ露光されていない領域まで移動すると、シャッタ13−1及ぶシャッタ13−2が開き、再び露光領域SP1ないし露光領域SP8が被露光体CBに照射される。そして、被露光体テーブル90がY方向に移動することによって、露光済み領域EXは被露光体CBの端部CB−EAまで延びていく。このように一往復又は数往復することによって、一枚の披露光体CB、例えば電子回路基板に、回路が描画される。
図7のフローチャートで詳細に説明する。
ステップR11において、第1高圧水銀ランプ10−1及び第2高圧水銀ランプ10−2の光量を第1光量センサSS11及び第2光量センサSS12で確認する。電源制御部19は、第1高圧水銀ランプ10−1及び第2高圧水銀ランプ10−2の光量をほぼ均等に制御する。第1高圧水銀ランプ10−1及び第2高圧水銀ランプ10−2の光量をほぼ均等になった後、シャッタ13が露光光ILを遮蔽する。
ステップR12において、被露光体CBのX方向Y方向サイズ及び塗布されているフォトレジストの感度条件などが入力される。
ステップR13において、8本の投影光学系60−1ないしの投影光学系60−8の倍率調整を行う。例えば被露光体CBのX方向の幅が640mmとする。この場合、露光領域SP1のX方向の幅が40mmになるように投影光学系60の倍率を設定すると、1列に並んだ露光領域SP1ないし露光領域SP8は320mmになる。従って、被露光体テーブル90が一往復するとX方向の幅640mmの露光が完了する。なお、この計算例では後述するスティチング領域は考慮していない。実際には、スティチング領域を設けて露光領域SP1のX方向の幅が40mm以上になるように投影光学系60の倍率が設定される。なお、倍率を等倍にしてほぼDMD素子41の幅に相当する12mmまたは14mmに設定しても良い。
ステップR14では、被露光体CBに塗布されているフォトレジスト、高圧水銀ランプ10の光量、及び投影光学系60の倍率などに基づいて、被露光体テーブル90のY方向の移動速度が計算される。
ステップR15において、被露光体テーブル90に被露光体CBが真空吸着される。
ステップR16において、シャッタ13が開放し、露光体CBの露光描画が開始される。
ステップR17において、被露光体テーブル90がY方向に移動する。
ステップR18において、露光領域SP1ないし露光領域SP8が被露光体CBの端部に到達すると、シャッタ13が露光光ILを遮蔽する。この状態で、被露光体CBの半分が露光済み領域EXとなる。
ステップR19において、被露光体テーブル90がX方向に移動する。
ステップR20において、シャッタ13が開放し、露光体CBの露光描画が行われる。
ステップR21において、被露光体テーブル90が−Y方向に移動する。
ステップR22において、再び、露光領域SP1ないし露光領域SP8が被露光体CBの端部に到達すると、シャッタ13が露光光ILを遮蔽する。この状態で、被露光体CBの全面が露光済み領域EXとなる。
ステップR23において、被露光体CBが真空吸着から開放され、被露光体テーブル90から被露光体CBが取り出される。
<スティチング>
次に、スティチングについて説明する。
隣り合う露光領域SPの境目は、光量ムラ及び位置ずれにより、継ぎ目が目立ってしまう。このため、継ぎ目が目立たないように、スティチングが行われる。図6(b)は、図6(a)の露光領域SP6及び露光領域SP7を拡大し、露光領域SP6及びSP7分離した図である。露光領域SP6及び露光領域SP7は、全露光領域EX1と半露光領域EX2とが形成される。
DMD素子41−6のマイクロミラーMは、全露光領域EX1は、回路パターンに従ってすべての露光光ILが被露光体CBに向かうように、回転する。一方、半露光領域EX2は、2度露光されて回路パターンが形成されるように、約半分の露光光ILのみがマイクロミラーMによって被露光体CBに向かうようになっている。DMD素子41−7のマイクロミラーMも、同様な駆動する。このため、隣り合う露光領域SP6及び露光領域SP7の半露光領域EX2が重なると、図6(c)に描かれるように、全露光領域EX1となる。なお、図6(a)において、往路の露光領域SP1の半露光領域EX2と復路の露光領域SP8の半露光領域EX2とが重なるようになっている。
上述したスティチング処理を行うため、図3で示したように、隣り合う8つのDMD素子41−1ないしDMD素子41−8及び投影光学系60−1ないし投影光学系60−8を1列に配置することができる。1列に配置したDMD素子41及び投影光学系60は、製造しやすくまたメンテナンスも容易にできる。
<光量調整>
図8は、露光描画装置100の露光量調整を示すブロック図である。説明の簡略化のため、8系統の第2照明光学系37から投影光学系60まで構成のうち、第2照明光学系37−1から投影光学系60−1、第2照明光学系37−2から投影光学系60−2、第2照明光学系37−5から投影光学系60−5、第2照明光学系37−6から投影光学系60−6のブロックを描いてある。
制御部80は、第1電源制御部19−1及び第2電源制御部19−2を接続し、DMD駆動回路83を接続し、そして、被露光体ステージ駆動回路84を接続している。また、制御部80は、記憶回路82を有しており、記憶回路82には、図9に示すような、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2の光量のしきい値th及び露光に必要な光量範囲prなどを記憶している。
図9は、高圧水銀ランプ10の使用時間の経時変化を伴った照度特性pdを示したグラフである。このグラフは、縦軸が照射維持率、横軸が使用時間に規定されている。高圧水銀ランプ10の照度特性pdは、新品の照射光量を100パーセントとして、使用時間が増えるに連れて徐々に照度が落ちてくる。しきい値thの照度になると、露光描画装置100の機能を発揮することができなくなる。また、本実施例では、第1高圧水銀ランプ10−1及び第2高圧水銀ランプ10−2を使用するので、ランプ間のバラツキが生じるので、記憶回路82は光量範囲prを記憶している。
第1電源制御部19−1及び第2電源制御部19−2は、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2とへ供給する電力調整を行う。DMD駆動回路83は、制御部80からの供給される回路パターンの情報に基づいて、DMD素子41の1024×1280のマトリクス状に配列されたマイクロミラーMを駆動する。DMD駆動回路83はマイクロミラーMが所定方向に向いている時間間隔も制御する。被露光体ステージ駆動回路84は、被露光体テーブル90を所定の移動速度で駆動する。
第1光量センサSS11と第2光量センサSS12とが、アパーチャー部材20の検出窓29の下流に備えられている。第1光量センサSS11と第2光量センサSS12とは、1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2との光量を別々に検出するとともに、8系統に分岐する前の高圧水銀ランプ10の光量を検出することができる。この光量センサSS11及びSS12の結果は、制御部80に送られる。
図10は、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2の光量調整のフローチャートである。
図10のステップS11及びS21において、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2とへ供給する電力調整を行われ、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2とが点灯する。高圧水銀ランプ10は、一般に光量が安定するまでに約10数分かかり、徐々に光量が上がっていく。
ステップS12及びステップS22において、制御部80は、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2との光量がしきい値thに達したかを判断する。
光量がしきい値thを超えていないようであれば、ステップS31に進む。ステップS31では、露光描画装置100の稼動を許可させない。これにより誤操作を防止する。稼動許可とは、例えばキーボードによる露光設定又は描画設定の許可、操作ボタンによる被露光体テーブル90の原点出しの許可などである。つまり、露光描画装置100が電源ONすると高圧水銀ランプ10が点灯するが、高圧水銀ランプ10の光量がしきい値thを超えなければ、入力手段(電源ボタンを除く)のキーボード又は操作ボタンによる露光設定などが行えない。
高圧水銀ランプ10の光量がしきい値thを超えていれば、ステップS13及びステップS23に進む。
ステップS13及びステップS23では、制御部80が高圧水銀ランプ10の光量が所定範囲pr内に入っているか否かを判断する。第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2とのそれぞれの光量が大きくずれていると、アパーチャー部材20で分岐された8系統の光束の光量を調整することが困難となる。このため、第1高圧水銀ランプ10−1の光量と第2高圧水銀ランプ10−2の光量とが均等になるようにする。
高圧水銀ランプ10の光量が所定範囲pr内に入っていないと、ステップS14及びステップS24に進み、所定範囲pr内に入っているとステップS32に進む。
ステップS14及びステップS24において、第1高圧水銀ランプ10−1と第2高圧水銀ランプ10−2の光量を調整するため、第1電源制御部19−1及び第2電源制御部19−2は、電力供給の調整を行う。
一方、ステップS32では、制御部80は、第1光量センサSS11及び第2光量センサSS12で検出された光量、並びにフォトレジスト感度などに基づいて、必要な露光時間を計算する。
ステップS33では、制御部80の指令に基づいて、DMD駆動回路83がマイクロミラーMを駆動する。光量センサSS11からの検出された光量が強い場合など、DMD駆動回路83はマイクロミラーMが被露光体に向く時間(露光時間)を短くする。特に、被露光体テーブル90を最大速度で移動させても過露光になる場合などには有効である。また、第1高圧水銀ランプ10−1の光量と第2高圧水銀ランプ10−2の光量とが均等になるように第1電源制御部19−1及び第2電源制御部19−2で電力供給の調整を行っても完全に均等にならない場合がある。このような微妙な差をマイクロミラーMによる露光時間調整で補うこともできる。
ステップS34では、制御部80の指令に基づいて、被露光体ステージ駆動回路84が被露光体テーブル90を移動する。光量センサSS11からの検出された光量が強い場合など、被露光体ステージ駆動回路84は被露光体テーブル90の移動速度を早くする。
上記実施例では、投影光学系60が固定して披露光体テーブル90が移動する態様を説明したが、投影光学系60側が移動して披露光体テーブル90が移動するようにしてもよい。
また、実施例では、高圧水銀ランプ10は2つであったが、3以上で構成してもよい。さらに、アパーチャー部材20は、1つの光束を4つの光束に分岐したが、2つ以上に分岐するアパーチャー部材であれば、分岐数に制限はない。
本発明の露光描画装置100を示す概略斜視図である。 第1照明光学系30−1及び30−2を示した概念図である。 第2照明光学系37、DMD素子41及び投影光学系60を示した斜視図である。 Y方向から見た反射光学素子22−1及び22−2、並びに全反射ミラー23−1ないし全反射ミラー23−8を示した図である。 (a)は、1つのDMD素子41の斜視図を示し、(b)は、マイクロミラーMの動作を示した図である。 (a)は被露光体テーブル90に載置された被露光体CBの描画処理の経時変化を示す図であり、(b)及び(c)は、スティチングを説明する図である。 描画処理のフローチャートである。 露光描画装置100の露光量調整を示すブロック図である。 経時変化を伴った高圧水銀ランプの照度特性pdのグラフである。 高圧水銀ランプ10の光量調整のフローチャートである。
符号の説明
10; 高圧水銀ランプ, 11; 楕円ミラー, 19; 電源制御部
20; アパーチャー部材, 21: 開口窓, 29; 検出窓
22; 反射光学素子, 22H; 透過領域
23; 全反射ミラー
30; 第1照明光学系, 37; 第2照明光学系
41; DMD素子, 60; 投影光学系,
80; 制御部, 83; DMD駆動回路, 84; 被露光体ステージ駆動回路
90; 被露光体テーブル
CB; 被露光体
IL; 露光光
SS11,SS12; 光量センサ
SP; 露光領域

Claims (9)

  1. 被露光体にパターンを描画する露光描画装置において、
    紫外線を含む光を照射する光源と、
    前記光源を第1光束と第2光束とに分岐するための第1開口窓及び第2開口窓、並びに光量検出用の検出窓が設けられているアパーチャー部材と、
    前記第1開口窓と第2開口窓とを通過した前記第1光束と第2光束とをそれぞれ反射する第1及び第2光学素子と、
    前記第1光学素子と第2光学素子との間の近傍に配置され、前記検出窓を通過した光源からの光量を検出する第1光量センサと、
    を備えることを特徴とする露光描画装置。
  2. 前記第1光学素子で反射された第1光束を、供給される第1画像データにより空間変調する第1空間光変調部と、
    前記第2光学素子で反射された第2光束を、供給される第2画像データにより空間変調する第2空間光変調部と、
    前記第1光量センサで検出された光量に応じて、前記第1又は第2空間光変調部の空間変調を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の露光描画装置。
  3. 前記被露光体を保持し、移動速度の可変が可能な被露光体ステージを備え、
    前記制御部は、前記第1光量センサで検出された光量に応じて、前記被露光体ステージの移動速度を可変することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光描画装置。
  4. 前記光源に電力を供給する電力供給源を備え、
    前記制御部は、前記第1光量センサで検出された光量に応じて、前記電力供給源の電力供給を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の露光描画装置。
  5. 前記第1及び第2光学素子は、前記検出窓を通過した光束を通過させる透過部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光描画装置。
  6. 前記光源は高圧水銀ランプであり、前記第1光量センサが検出された光量が、予め設定された所定の値に到達した後、前記露光描画装置の入力手段が操作できることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の露光描画装置。
  7. 被露光体にパターンを描画する露光描画装置において、
    紫外線を含む光を照射する第1及び第2光源と、
    この第1及び第2光源に電力を供給する第1及び第2電力供給源と、
    前記第1光源を第1光束と第2光束とに分岐するための第1開口窓及び第2開口窓、並びに光量検出用の第1検出窓が設けられている第1アパーチャー部材と、
    前記第2光源を第3光束と第4光束とに分岐するための第3開口窓及び第4開口窓、並びに光量検出用の第2検出窓が設けられている第2アパーチャー部材と、
    前記第1検出窓から前記第1光源の光量を測定する第1光量センサと、
    前記第2検出窓から前記第2光源の光量を測定する第2光量センサと、
    前記第1光量センサと第2光量センサからの光量が所定範囲内に入るように、前記第1及び第2電力供給源を制御する電力制御部と、
    前記第1開口窓及び第2開口窓を透過した第1及び第2光束を、供給される第1及び第2画像データにより空間変調する第1及び第2空間光変調部と、
    前記第3開口窓及び第4開口窓を透過した第3及び第4光束を、供給される第3及び第4画像データにより空間変調する第3及び第4空間光変調部と、
    前記第1光量センサと第2光量センサからの光量の差に基づいて、前記第1ないし第4空間光変調部の空間変調を制御する制御部と
    を有することを特徴とする露光描画装置。
  8. 前記第1光源及び第2光源の経時的な光量変化を記憶する記憶装置を有し、
    前記第1光量センサと前記第2光量センサの経時の出力状況と、前記記憶装置に記憶された経時的な光量変化とを比較することによって、前記第1及び第2光源から前記第1及び第2アパーチャー部材までの光路の状態を把握することを特徴とする請求項7に記載の露光描画装置。
  9. 前記第1空間光変調部ないし第4空間光変調部からの第1光束ないし第4光束を、前記被露光体に導くため、隣り合って配置された第1投影光学系ないし第4投影光学系を有し、
    この第1投影光学系ないし第4投影光学系が一直線に配置していることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の露光描画装置。
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