JP2014149392A - パターン形成装置及びパターン形成方法 - Google Patents

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進 岩井
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慎也 工藤
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Abstract

【課題】光源にランプを用いて高い照度の光ビームを得ながら、ランプの出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量を確保する。
【解決手段】光ビーム発生装置から光ビームを発生し、移動ステージによりチャック10を移動しながら、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基材1を走査して、基材1にパターンを描画する。光ビーム発生装置の光源として、高圧ガスをバルブ内に封入したランプ13を用い、照度検出装置(照度計55)により、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの照度を検出し、照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置20から基材1へ照射される光ビームの光量を一定にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、特定の波長の光によって重合や硬化等の化学反応を起こす感光性樹脂が塗布された基材へ光ビームを照射し、光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画するパターン形成装置及びパターン形成方法に関する。
なお、本発明において、基材は、その表面又は内部にパターンが形成されるものであって、板状のもの(通常「基板」と呼ばれるもの)やフィルム状のものを含む。また、感光性樹脂には、フォトレジスト等の紫外線硬化樹脂、スクリーン印刷等の製版材に使用される樹脂、ホログラフィーの記録媒体用の樹脂、ラピッドプロトタイピングに使用される樹脂等が含まれる。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基材やカラーフィルタ基材、プラズマディスプレイパネル用基材、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基材等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基材上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、従来、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基材上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基材との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基材へ転写するプロキシミティ方式とがあった。
近年、フォトレジストが塗布された基材へ光ビームを照射し、光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、様々な種類の基材に対応することができる。
光ビームによるパターンの描画は、光ビーム照射装置へ供給された光ビームを、DMD(Digital Micromirror Device)等の空間的光変調器により変調して行われる。従来、光ビームの光源には、レーザーダイオード等の複数の半導体発光素子が用いられ、複数の半導体発光素子から発生した光ビームを光ファイバー等で集めて、光ビーム照射装置へ供給していた。
半導体発光素子は、水銀ランプ等の様な高圧ガスをバルブ内に封入したランプに比べると寿命が長いものの、長時間使用するとその出力が低下する。光ビーム照射装置へ供給される光ビームの強度が低下すると、パターンの描画が十分に行えなくなり、不良が発生する。特許文献1には、光源から供給される光ビームの強度の変化を抑制して、描画品質を安定させる技術が開示されている。
特開2011−138058号公報
例えば、基材の表面の性質を撥水性から親水性へ変化させる場合等の様に、基材の表面改質に用いられる感光性樹脂は、フォトリソグラフィー技術で用いられるフォトレジストに比べて、必要な光量が大きい。この様に大きな光量が必要な感光性樹脂にパターンを描画する場合、光ビームの光源として、従来の半導体発光素子に比べより照度の高いランプを使用する必要がある。水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入したランプは、半導体発光素子に比べて寿命が短く、また定格電流での出力が点灯時間の経過に伴って緩やかに低下する。
特許文献1に記載された技術では、検出した光ビームの強度に応じて、光源の出力を調整することにより、光源から供給される光ビームの強度の変化を抑制していた。しかしながら、光源にランプを用いる場合、点灯開始当初は定格電流をランプへ供給し、出力の低下に伴って定格電流より大きな電流をランプへ供給すると、半導体発光素子に比べて短いランプの寿命がさらに著しく低下する。一方、点灯開始当初は定格電流より小さい電流をランプへ供給し、出力の低下に伴ってランプへ供給する電流の大きさを定格電流に近づけると、十分な照度が得られないという問題が発生する。
本発明の課題は、光源にランプを用いて高い照度の光ビームを得ながら、ランプの出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量を確保することである。
本発明のパターン形成装置は、感光性樹脂が塗布された基材を支持するチャックと、チャックを搭載して移動する移動ステージと、光ビームを発生する光ビーム発生装置と、光ビーム発生装置から発生した光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置とを備え、移動ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画するパターン形成装置であって、光ビーム発生装置は、光源として、高圧ガスをバルブ内に封入したランプを有し、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出する照度検出装置と、照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にする移動ステージ制御手段とを備えたものである。
また、本発明のパターン形成方法は、感光性樹脂が塗布された基材をチャックで支持し、移動ステージにチャックを搭載し、光ビーム発生装置から光ビームを発生し、光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置により、光ビーム発生装置から発生した光ビームを変調して照射し、移動ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画するパターン形成方法であって、光ビーム発生装置の光源として、高圧ガスをバルブ内に封入したランプを用い、照度検出装置により、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出し、照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にするものである。
光ビーム発生装置の光源にランプを用いて、高い照度の光ビームが得られる。そして、照度検出装置により、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出し、照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にするので、ランプの出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量が確保される。
さらに、本発明のパターン形成装置は、光ビーム発生装置が、高圧ガスをバルブ内に封入したランプへ定格電流を供給する電源供給回路を有するものである。また、本発明のパターン形成方法は、光ビーム発生装置の高圧ガスをバルブ内に封入したランプへ定格電流を供給して、ランプを点灯するものである。ランプの寿命を低下させない範囲で、高い照度の光ビームが得られる。
さらに、本発明のパターン形成装置は、移動ステージの移動量を検出する移動量検出手段と、移動量検出手段により検出した移動ステージの移動量に基づき、移動ステージの移動に同期して、光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給する描画制御手段とを備えたものである。また、本発明のパターン形成方法は、移動ステージの移動量を検出し、検出した移動ステージの移動量に基づき、移動ステージの移動に同期して、光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給するものである。移動ステージの移動速度が変化しても、移動ステージの移動に同期してパターンの描画が行われ、描画精度が低下しない。
本発明によれば、光ビーム発生装置の光源にランプを用いて、高い照度の光ビームを得ることができる。そして、照度検出装置により、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出し、照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にすることにより、ランプの出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量を確保することができる。
さらに、光ビーム発生装置の高圧ガスをバルブ内に封入したランプへ定格電流を供給して、ランプを点灯することにより、ランプの寿命を低下させない範囲で、高い照度の光ビームを得ることができる。
さらに、移動ステージの移動量を検出し、検出した移動ステージの移動量に基づき、移動ステージの移動に同期して、光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給することにより、移動ステージの移動速度が変化しても、移動ステージの移動に同期してパターンの描画を行うことができるので、描画精度の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の側面図である。 本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の正面図である。 光ビーム発生装置及び光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 移動ステージの側面図である。 移動ステージの正面図である。 DMDのミラー部の一例を示す図である。 レーザー測長系の動作を説明する図である。 描画制御部の概略構成を示す図である。 チャックの上面図である。 チャックの背面図である。 移動ステージの制御系を示す図である。 光ビームによる基材の走査を説明する図である。 光ビームによる基材の走査を説明する図である。
図1は、本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態によるパターン形成装置の正面図である。パターン形成装置は、ベース3、Xガイド4、移動ステージ、チャック10、ゲート11、光ビーム発生装置、光ビーム照射装置20、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、エンコーダ信号分配器35、レーザー測長系、レーザー測長系制御装置40、照度計55、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図1では、移動ステージのリニアモータ、及び光ビーム発生装置が省略されている。また、図2及び図3では、移動ステージのリニアモータ、光ビーム発生装置、エンコーダ信号分配器35、レーザー測長系のレーザー光源41、レーザー測長系制御装置40、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70が省略されている。パターン形成装置は、これらの他に、基材1をチャック10へ搬入し、また基材1をチャック10から搬出する基材搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1及び図2において、チャック10は、基材1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基材搬送ロボットにより基材1がチャック10へ搬入され、また図示しない基材搬送ロボットにより基材1がチャック10から搬出される。チャック10は、基材1の裏面を真空吸着して支持する。基材1の表面には、感光性樹脂が塗布されている。
基材1にパターンの描画を行う描画位置の上空に、ベース3をまたいでゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、本実施の形態は、4つの光ビーム照射装置20を用いたパターン形成装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、本発明は1つ又は2つ以上の光ビーム照射装置を用いたパターン形成装置に適用される。
図4は、光ビーム発生装置及び光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム発生装置は、ランプハウス12、ランプ13、楕円面鏡14、ミラー15、アキシコンレンズ16、及び電源供給回路17を含んで構成されている。ランプ13、楕円面鏡14、ミラー15、及びアキシコンレンズ16は、ランプハウス12内に収納されている。光ビーム発生装置は、これらの他に、ランンプ13から発生した光を遮断するためのシャッター、波長選択用のフィルタ、照度調整用のフィルタ等を備えている。
ランプ13には、水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入したランプが使用されている。電源供給回路17は、ランプ13へ定格電流を供給して、ランプ13を点灯する。ランプ13へ定格電流を供給することにより、ランプ13の寿命を低下させない範囲で、高い照度の光が得られる。ランプ13から発生した光は、楕円面鏡14により集光され、ミラー15で反射されて、アキシコンレンズ16へ照射される。
アキシコンレンズ(Axicon lens)は、円錐レンズ(conical lens)とも呼ばれ、一方が円錐面、他方が平面の形状で、平面側へ入射して円錐面側から射出された光は、円環状に広がる。そのため、アキシコンレンズは、一般に断面がドーナツ形の円環状ビームの形成に利用されている。ランプ13から発生して楕円面鏡14により集光された光は円環状に分布しており、アキシコンレンズ16の円錐面側へ入射する。アキシコンレンズ16は、楕円面鏡14により集光された円環状の光を、平行な光ビームに変換して平面側から射出する。光ビーム発生装置の光源にランプ13を用いて、高い照度の光ビームが得られる。
光ビーム照射装置20は、フライアイレンズ21、ミラー22、コンデンサレンズ群23、プリズム24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ビーム発生装置から発生した光ビームは、フライアイレンズ21へ入射し、フライアイレンズ21により、照射面における強度分布の均一化が行われる。なお、フライアイレンズ21の代わりにロッドレンズ等を用いてもよい。フライアイレンズ21から射出された光は、ミラー22で反射され、コンデンサレンズ群23により集光されて、プリズム24へ入射する。プリズム24は、断面が三角形の2つのプリズムを組み合わせて構成され、光ビームを所定の角度でDMD25へ照射する。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを直交する二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、再びプリズム24を通って投影レンズ26へ入射し、投影レンズ26を含むヘッド部20aから照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給された描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図2及び図3において、チャック10は、移動ステージに搭載されている。図5は、移動ステージの側面図である。また、図6は、移動ステージの正面図である。移動ステージは、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、Z−チルト機構9、及びリニアモータを含んで構成されている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動する。図6において、Xステージ5を駆動するリニアモータ61は、磁石を内蔵した固定子61aとコイルを内蔵した可動子61bとから成る。可動子61bは、Xステージ5の底面に設けられた可動子取り付けベース63に取り付けられている。2つの固定子61aは、ベース3の表面に形成された溝内に設けられた固定子取り付けベース62に取り付けられて、可動子61bの上下に可動子61bを挟んで配置されている。可動子61bのコイルには、図1のステージ駆動回路60から駆動電流が供給される。
Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動する。図5において、Yステージ7を駆動するリニアモータ65は、磁石を内蔵した固定子65aとコイルを内蔵した可動子65bとから成る。可動子65bは、Yステージ7の底面に設けられた可動子取り付けベース67に取り付けられている。2つの固定子65aは、Xステージ5の上面に形成された溝内に設けられた固定子取り付けベース66に取り付けられて、可動子65bの上下に可動子65bを挟んで配置されている。可動子65bのコイルには、図1のステージ駆動回路60から駆動電流が供給される。
θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。θステージ8には、ボールねじ及びモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、駆動機構は、図1のステージ駆動回路60により駆動される。Z−チルト機構9は、θステージ8に搭載され、チャック10の裏面を3点で支持して、チャック10をZ方向へ移動及びチルトする。
θステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基材1は、直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に回転される。Xステージ5のX方向への移動により、チャック10は、受け渡し位置と描画位置との間を移動される。描画位置において、Xステージ5のX方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームが、基材1をX方向へ走査する。また、Yステージ7のY方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームによる基材1の走査領域が、Y方向へ移動される。図1において、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、θステージ8のθ方向へ回転、Xステージ5のX方向への移動、及びYステージ7のY方向への移動を行う。
図7は、DMDのミラー部の一例を示す図である。光ビーム照射装置20のDMD25は、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基材1の走査方向(X方向)に対して、所定の角度θだけ傾いて配置されている。DMD25を、走査方向に対して傾けて配置すると、直交する二方向に配列された複数のミラー25aのいずれかが、隣接するミラー25a間の隙間に対応する箇所をカバーするので、パターンの描画を隙間無く行うことができる。
なお、本実施の形態では、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基材1の走査領域を変更しているが、光ビーム照射装置20を移動することにより、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基材1の走査領域を変更してもよい。
図1及び図2において、ベース3には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31には、Xステージ5のX方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。また、Xステージ5には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33には、Yステージ7のY方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。
図1及び図3において、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出して、パルス信号をエンコーダ信号分配器35へ出力する。また、図1及び図2において、Yステージ7の一側面には、リニアスケール33に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出して、パルス信号をエンコーダ信号分配器35へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ信号分配器35を介して、エンコーダ32,34のパルス信号を入力する。そして、主制御装置70は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出する。
また、ステージ駆動回路60は、エンコーダ信号分配器35を介して、エンコーダ32,34のパルス信号を入力する。そして、ステージ駆動回路60は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出し、Xステージ5及びYステージ7をフィードバック制御する。
図8は、レーザー測長系の動作を説明する図である。なお、図8においては、図1に示したゲート11、及び光ビーム照射装置20が省略されている。レーザー測長系は、レーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。Y方向へ伸びるバーミラー43は、図5及び図6に示す様に、アーム51によりYステージ7のY方向へ伸びる一側面に取り付けられている。また、X方向へ伸びるバーミラー45は、図5及び図6に示す様に、アーム52によりYステージ7のX方向へ伸びる一側面に取り付けられている。本実施の形態では、Y方向へ伸びるバーミラー43が、アーム51により、移動ステージに搭載されたチャック10の高さに取り付けられている。
図8において、レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉を測定する。本実施の形態では、Y方向へ伸びるバーミラー43が、アーム51により、移動ステージに搭載されたチャック10の高さに取り付けられているので、レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉をチャック10の高さで測定する。この測定は、Y方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計42の測定結果から、移動ステージのX方向の位置を検出する。
一方、レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計44の測定結果から、移動ステージのY方向の位置を検出する。
図4において、主制御装置70は、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画制御部を有する。図9は、描画制御部の概略構成を示す図である。描画制御部71は、メモリ72,76、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、座標決定部75、及び描画データ作成部77を含んで構成されている。なお、図9では、エンコーダ32,34と主制御装置70との間に設けられたエンコーダ信号分配器35が省略されている。
メモリ76には、設計値マップが格納されている。設計値マップには、描画データがXY座標で示されている。描画データ作成部77は、メモリ76に格納された設計値マップの描画データから、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを作成する。メモリ72は、描画データ作成部77が作成した描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶する。また、メモリ72は、後述する光ビームの照度を検出するための検査用の描画データを格納している。
バンド幅設定部73は、メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
レーザー測長系制御装置40は、描画位置におけるパターンの描画を開始する前の移動ステージのXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長系制御装置40が検出した移動ステージのXY方向の位置から、パターンの描画を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1において、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基材1の走査を行う際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動させる。基材1の走査領域を移動する際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図9において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量を検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を決定する。メモリ72は、座標決定部75が決定したXY座標をアドレスとして入力し、入力したXY座標のアドレスに記憶された描画データを、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ出力する。
図10はチャックの上面図、図11はチャックの背面図である。図10及び図11に示す様に、チャック10の側面には、照度計55が取り付けられている。本実施の形態では、チャック10に取り付けられた照度計55を用い、定期的に、各光ビーム照射装置20から照射された光ビームの照度を測定する。
図1において、主制御装置70は、各光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照度を測定する際、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5をX方向へ移動させ、Yステージ7をY方向へ移動させて、チャック10に取り付けられた照度計55を、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動する。このとき、主制御装置70は、レーザー測長系制御装置40が検出した移動ステージのXY方向の位置、及びエンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして検出したXステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、照度計55を、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aの真下に位置させる。
図10及び図11は、照度計55を1つの光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動した状態を示している。なお、図10においては、図1に示したゲート11及び光ビーム照射装置20が省略され、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。
図9において、主制御装置70の描画制御部71は、ヘッド部20aが照度計55の上空に位置する光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27に対して、メモリ72に格納された検査用の描画データを供給する。この検査用の描画データは、例えば、図4のDMD25の各ミラーを同じ角度に傾けて、各ミラーで反射された光ビームがすべて、ヘッド部20aの投影レンズ26へ入射される様にするものである。その場合、光ビーム発生装置から供給された光ビームは、DMD25により変調されることなく、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される。図11において、照度計55は、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームを受光して、受光した光ビームの照度に応じた検出信号を出力する。
主制御装置70は、他の光ビーム照射装置20についても、同様にして、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7をY方向へ移動させて、チャック10に取り付けられた照度計55を、光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動する。そして、主制御装置70は、ヘッド部20aが照度計55の上空に位置する光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27に対して、メモリ72に格納された検査用の描画データを順番に供給する。照度計55は、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームを受光して、受光した光ビームの照度に応じた検出信号を出力する。
図12は、移動ステージの制御系を示す図である。照度計55の検出信号は、主制御装置70へ入力される。主制御装置70は、照度計55により検出した光ビームの照度の変化に応じ、ステージ駆動回路60を制御して、移動ステージのXステージ5の移動速度を変更する。光ビームの照度をQ、Xステージ5の移動速度をVxとすると、基材1へ照射される光ビームの単位面積当たりの光量Pは、
P=Q/Vx
となる。主制御装置70は、光ビームの照度Qの変化に応じ、光ビーム照射装置20から基材1へ照射される光ビームの光量Pが一定となる様に、Xステージ5の移動速度Vxを、
Vx=Q/P
と決定する。ステージ駆動回路60は、主制御装置70が決定したXステージ5の移動速度Vxに応じた大きさの駆動電流を、Xステージ5を駆動するリニアモータ61の可動子61bのコイルへ供給する。
照度計55により、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの照度を検出し、照度計55により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージのXステージ5の移動速度を変更して、光ビーム照射装置20から基材1へ照射される光ビームの光量を一定にするので、ランプ13の出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量が確保される。
このとき、図9において、描画制御部71の中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、描画制御部71は、中心点座標決定部74が検出したXステージ5の移動量に基づき、Xステージ5の移動に同期して、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する。Xステージ5の移動速度が変化しても、Xステージ5の移動に同期してパターンの描画が行われ、描画精度が低下しない。
なお、以上説明した実施の形態では、照度計55を用いて、光ビームの照度を検出していたが、光ビームの照度を検出する他の照度検出装置を用いてもよい。また、照度検出装置を取り付ける場所は、チャック10に限るものではない。
図13及び図14は、光ビームによる基材の走査を説明する図である。図13及び図14は、4つの光ビーム照射装置20からの4本の光ビームにより、基材1のX方向の走査を4回行って、基材1全体を走査する例を示している。図13及び図14においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基材1を矢印で示す方向へ走査する。
図13(a)は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図13(a)に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基材1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図13(b)は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図13(b)に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基材1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図14(a)は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図14(a)に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基材1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図14(b)は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図14(b)に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基材1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基材1の走査を並行して行うことにより、基材1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。
なお、図13及び図14では、基材1のX方向の走査を4回行って、基材1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基材1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基材1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、光ビーム発生装置の光源にランプ13を用いて、高い照度の光ビームを得ることができる。そして、照度計55により、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの照度を検出し、照度計55により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージのXステージ5の移動速度を変更して、光ビーム照射装置20から基材1へ照射される光ビームの光量を一定にすることにより、ランプ13の出力が点灯時間の経過に伴って低下しても、パターンの描画に必要な光量を確保することができる。
さらに、光ビーム発生装置の高圧ガスをバルブ内に封入したランプ13へ定格電流を供給して、ランプ13を点灯することにより、ランプ13の寿命を低下させない範囲で、高い照度の光ビームを得ることができる。
さらに、移動ステージのXステージ5の移動量を検出し、検出したXステージ5の移動量に基づき、Xステージ5の移動に同期して、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給することにより、Xステージ5の移動速度が変化しても、Xステージ5の移動に同期してパターンの描画を行うことができるので、描画精度の低下を防止することができる。
本発明は、印刷技術によりフレキシブル基板等に表示回路、電子回路、電子部品等を作成するプリンタブルエレクトロニクス分野において、基材(基板、フィルム等)に印刷用の版(マスク)をパターニングする際に適用することができる。また、本発明は、パッケージ基材を含むプリント配線基材分野又は半導体分野において、高精細な永久パターン(保護膜、層間絶縁膜、ソルダーレジストパターン等)を形成する際にも適用することができる。これらの技術分野の製品として、例えば、電子ペーパー、電子看板、プリンタブルTFT等がある。
本発明は、特定の波長の光によって重合や硬化等の化学反応を起こす感光性樹脂を用いた基材の表面改質にも適用することができる。また、本発明は、半導体のSi貫通電極(through−silicon via,TSV)のチップ間のリペア配線等のパターンの形成にも適用することができる。
さらに、本発明は、印刷の版を作成する装置、輪転機の版作成装置、リソグラフやプリポート等のステンシル印刷装置又は孔版印刷装置等にも適用できる。また、本発明は、スクリーン印刷等の製版装置、半導体装置のリペア装置、パッケージ基材を含むプリント配線基材製造装置、フラットパネルディスプレイやプリント基材等の微細な電極パターンや露光用マスクのパターン作成装置にも適用することができる。
基材には、ウエハ、プリント基材、フラットパネルディスプレイ、マスク、レチクル等や、雑誌、新聞、本等の複写に用いられる板型が含まれ、さらに、それらをフィルム状にしたものも含まれる。
1 基材
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
9 Z−チルト機構
10 チャック
11 ゲート
12 ランプハウス
13 ランプ
14 楕円面鏡
15 ミラー
16 アキシコンレンズ
17 電源供給回路
20 光ビーム照射装置
20a ヘッド部
21 フライアイレンズ
22 ミラー
23 コンデンサレンズ群
24 プリズム
25 DMD(Digital Micromirror Device)
26 投影レンズ
27 DMD駆動回路
31,33 リニアスケール
32,34 エンコーダ
35 エンコーダ信号分配器
40 レーザー測長系制御装置
41 レーザー光源
42,44 レーザー干渉計
43,45 バーミラー
51,52 アーム
55 照度計
60 ステージ駆動回路
61 リニアモータ
61a,65a 固定子
61b,65b 可動子
62,66 固定子取り付けベース
63,67 可動子取り付けベース
70 主制御装置
71 描画制御部
72,76 メモリ
73 バンド幅設定部
74 中心点座標決定部
75 座標決定部
77 描画データ作成部

Claims (6)

  1. 感光性樹脂が塗布された基材を支持するチャックと、
    前記チャックを搭載して移動する移動ステージと、
    光ビームを発生する光ビーム発生装置と、
    前記光ビーム発生装置から発生した光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置とを備え、
    前記移動ステージにより前記チャックを移動しながら、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画するパターン形成装置であって、
    前記光ビーム発生装置は、光源として、高圧ガスをバルブ内に封入したランプを有し、
    前記光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出する照度検出装置と、
    前記照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、前記移動ステージの移動速度を変更して、前記光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にする移動ステージ制御手段とを備えたことを特徴とするパターン形成装置。
  2. 前記光ビーム発生装置は、高圧ガスをバルブ内に封入したランプへ定格電流を供給する電源供給回路を有することを特徴とする請求項1に記載のパターン形成装置。
  3. 前記移動ステージの移動量を検出する移動量検出手段と、
    前記移動量検出手段により検出した前記移動ステージの移動量に基づき、前記移動ステージの移動に同期して、前記光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給する描画制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパターン形成装置。
  4. 感光性樹脂が塗布された基材をチャックで支持し、
    移動ステージにチャックを搭載し、
    光ビーム発生装置から光ビームを発生し、
    光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置により、光ビーム発生装置から発生した光ビームを変調して照射し、
    移動ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基材を走査して、基材にパターンを描画するパターン形成方法であって、
    光ビーム発生装置の光源として、高圧ガスをバルブ内に封入したランプを用い、
    照度検出装置により、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照度を検出し、
    照度検出装置により検出した光ビームの照度の変化に応じ、移動ステージの移動速度を変更して、光ビーム照射装置から基材へ照射される光ビームの光量を一定にすることを特徴とするパターン形成方法。
  5. 光ビーム発生装置の高圧ガスをバルブ内に封入したランプへ定格電流を供給して、ランプを点灯することを特徴とする請求項4に記載のパターン形成方法。
  6. 移動ステージの移動量を検出し、
    検出した移動ステージの移動量に基づき、移動ステージの移動に同期して、光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のパターン形成方法。
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