JP2011237596A - 露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の半導体発光素子から発生した露光光により基板を露光する際、半導体発光素子の寿命を延ばし、また消費電力を抑えながら、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行う。
【解決手段】基板の露光が行われないとき、光源制御装置50は、光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子82を消灯させる。基板の露光が行われる間、光源制御装置50は、光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子82を点灯させる。そして、光源80の複数の半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を検出し、光源制御装置50は、検出された光量の変化を補う様に、光源80の複数の半導体発光素子82へ供給する駆動電流を増減させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、露光光を発生する光源に複数の半導体発光素子を用いた露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に、基板を支持するチャックと露光光の照射装置とを相対的に移動し、照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
従来、プロキシミティ露光装置の露光光を発生する光源には、水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ等の様に、高圧ガスをバルブ内に封入したランプが使用されていた。これらのランプは寿命が短く、所定の使用時間が過ぎるとランプを交換しなければならない。例えば、ランプの寿命が750時間の場合、連続して点灯すると、約1ヶ月に1回の交換が必要となる。ランプの交換時は、露光処理が中断されるため、生産性が低下する。
一方、特許文献1には、プロジェクション方式の露光装置において、露光光の光源として、発光ダイオード等の固体光源素子を用いる技術が開示されている。発光ダイオード等の半導体発光素子は、寿命が数千時間とランプに比べて長く、露光処理が中断されることが少ないので、生産性の向上が期待される。
近年、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、様々な種類の表示用パネル基板に対応することができる。この様な露光装置として、例えば、特許文献2、特許文献3、及び特許文献4に記載のものがある。
特開2006−332077号公報 特開2003−332221号公報 特開2005−353927号公報 特開2007−219011号公報
水銀ランプ等の高圧ガスをバルブ内に封入したランプは、点灯を開始してから照度が安定するまでに数時間を要する。そのため、従来のプロキシミティ露光装置では、装置の稼動中にランプを常に点灯し、基板の搬入及び搬出、基板の移動等のために基板の露光が行われないとき、露光光をシャッターで遮断していた。従って、ランプの寿命が早く尽き、また無駄な消費電力が掛かるという問題があった。
これに対し、露光光を発生する光源に複数の半導体発光素子を用いる場合、半導体発光素子は、点灯を開始すると直ちに所望の光量が得られるので、基板の搬入及び搬出、基板の移動等のために基板の露光が行われないときは、消灯することにより、半導体発光素子の寿命を延ばし、また消費電力を抑えることが可能となる。しかしながら、半導体発光素子は、温度変化に伴って光量が変化し、点灯を開始してから時間が過ぎるに従って温度が上昇すると、点灯開始時よりも光量が減少する。そのため、複数の半導体発光素子から発生した露光光により基板を露光する際、半導体発光素子の点灯/消灯を繰り返すと、露光光の強度が一定にならず、パターンの露光が均一に行われないという問題がある。
本発明の課題は、複数の半導体発光素子から発生した露光光により基板を露光する際、半導体発光素子の寿命を延ばし、また消費電力を抑えながら、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行うことである。また、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明の露光装置は、基板を支持するチャックと、複数の半導体発光素子を有する光源と、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置と、チャックと照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、移動手段によりチャックと照射装置とを相対的に移動し、照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光装置であって、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給する制御手段と、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出する検出手段とを備え、制御手段が、基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、検出手段により検出した光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させるものである。
また、本発明の露光方法は、基板をチャックで支持し、複数の半導体発光素子を有する光源から露光光を発生し、チャックと、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置とを、相対的に移動し、照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光方法であって、基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出し、検出した光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させるものである。
基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させるので、基板の露光が行われないときも半導体発光素子を点灯させる場合に比べて、半導体発光素子の寿命が延び、また消費電力が抑えられる。そして、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出し、検出した光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させるので、半導体発光素子の点灯/消灯を繰り返しても、露光光の強度の変化が抑制され、パターンの露光が均一に行われる。
さらに、本発明の露光装置は、検出手段が、照度センサーを含み、照度センサーにより光源から発生した露光光の照度を検出して、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出するものである。また、本発明の露光方法は、光源から発生した露光光の照度を照度センサーで検出して、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出するものである。照度センサーを用いて、半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化が容易に検出される。
あるいは、本発明の露光装置は、基板を支持するチャックと、複数の半導体発光素子を有する光源と、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置と、チャックと照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、移動手段によりチャックと照射装置とを相対的に移動し、照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光装置であって、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給する制御手段と、光源の複数の半導体発光素子の温度を検出する温度センサーを有し、温度センサーにより検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を求める検出手段とを備え、制御手段が、基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、検出手段により求めた光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させるものである。
また、本発明の露光方法は、基板をチャックで支持し、複数の半導体発光素子を有する光源から露光光を発生し、チャックと、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置とを、相対的に移動し、照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光方法であって、基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度を検出し、検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を求め、求めた光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させるものである。検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化が容易に求められる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかの露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うものである。上記の露光装置又は露光方法を用いることにより、露光光の強度の変化が抑制され、パターンの露光が均一に行われるので、高品質な表示用パネル基板が製造される。
本発明の露光装置及び露光方法によれば、基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させることにより、半導体発光素子の寿命を延ばし、また消費電力を抑えることができる。そして、基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出又は求め、光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させることにより、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行うことができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、光源から発生した露光光の照度を照度センサーで検出して、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出することにより、照度センサーを用いて、半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を容易に検出することができる。
あるいは、本発明の露光装置及び露光方法によれば、光源の複数の半導体発光素子の温度を検出し、検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を求めることにより、検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を容易に求めることができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の側面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置のレーザー光源の概略構成を示す図である。 光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 レーザー測長系の動作を説明する図である。 描画制御部の概略構成を示す図である。 半導体発光素子の駆動電流と光量との関係の一例を示す図である。 駆動電流を一定にした場合の半導体発光素子の温度及び光量の一例を示す図である。 半導体発光素子の光量の温度変化特性の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光方法における半導体発光素子の駆動電流、温度及び光量の一例を示す図である。 本発明の他の実施の形態による露光装置のレーザー光源の概略構成を示す図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態による露光装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。本実施の形態は、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置の例を示している。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック10、ゲート11、光ビーム照射装置20、レーザー光源ユニット21、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、レーザー測長系、レーザー測長系制御装置40、光源制御装置50、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図2及び図3では、レーザー光源ユニット21、レーザー測長系のレーザー光源41、レーザー測長系制御装置40、光源制御装置50、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70が省略されている。露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1及び図2において、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10へ搬入され、また図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10から搬出される。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、フォトレジストが塗布されている。
基板1の露光を行う露光位置の上空に、ベース3をまたいでゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、本実施の形態は、8つの光ビーム照射装置20を用いた露光装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、本発明は1つ又は2つ以上の光ビーム照射装置を用いた露光装置に適用される。
図1において、レーザー光源ユニット21は、各光ビーム照射装置20へ光ビームを供給する複数のレーザー光源を含んで構成されている。図4は、本発明の一実施の形態による露光装置のレーザー光源の概略構成を示す図である。レーザー光源80は、ベース基板81、半導体発光素子82、レンズ83、冷却部材84、及び冷却水管85を含んで構成されている。ベース基板81の表面には、複数の半導体発光素子82が搭載されている。各半導体発光素子82は、発光ダイオードやレーザーダイオード等から成り、露光光を形成する紫外光の光ビームを発生する。ベース基板81は、光源制御装置50の制御により、各半導体発光素子82を駆動する。光源制御装置50は、主制御装置70の指示により、各半導体発光素子82を駆動する駆動電流を、ベース基板81へ供給する。
各半導体発光素子82に対応して、レンズ83が設けられており、各レンズ83は、各半導体発光素子82から発生した光ビームを集光して、光ファイバー22内へ導入する。ベース基板81の裏面には、冷却部材84が取り付けられている。冷却部材84は、内部に冷却水が流れる冷却水通路を有し、冷却水管85から供給される冷却水により、各半導体発光素子82を冷却する。なお、冷却部材84はこれに限らず、放熱板及び冷却ファンを含む空冷式としてもよい。
図5は、光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム照射装置20は、光ファイバー22、レンズ23、ミラー24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ファイバー22は、レーザー光源ユニット21の各レーザー光源80で生成された紫外光の光ビームを、光ビーム照射装置20内へ導入する。光ファイバー22から射出された光ビームは、レンズ23及びミラー24を介して、DMD25へ照射される。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、投影レンズ26を含むヘッド部20aから照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給された描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図2及び図3において、チャック10は、θステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。Xステージ5、Yステージ7、及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、各駆動機構は、図1のステージ駆動回路60により駆動される。
θステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1は、直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に回転される。Xステージ5のX方向への移動により、チャック10は、受け渡し位置と露光位置との間を移動される。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームが、基板1をX方向へ走査する。また、Yステージ7のY方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームによる基板1の走査領域が、Y方向へ移動される。図1において、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、θステージ8のθ方向へ回転、Xステージ5のX方向への移動、及びYステージ7のY方向への移動を行う。
なお、本実施の形態では、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査を行っているが、光ビーム照射装置20を移動することにより、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査を行ってもよい。また、本実施の形態では、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査領域を変更しているが、光ビーム照射装置20を移動することにより、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査領域を変更してもよい。
図1及び図2において、ベース3には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31には、Xステージ5のX方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。また、Xステージ5には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33には、Yステージ7のY方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。
図1及び図3において、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。また、図1及び図2において、Yステージ7の一側面には、リニアスケール33に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出する。
図6は、レーザー測長系の動作を説明する図である。なお、図6においては、図1に示したゲート11、光ビーム照射装置20、レーザー光源ユニット21、及び光源制御装置50が省略されている。レーザー測長系は、公知のレーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。バーミラー43は、チャック10のY方向へ伸びる一側面に取り付けられている。また、バーミラー45は、チャック10のX方向へ伸びる一側面に取り付けられている。
レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉を測定する。この測定は、Y方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計42の測定結果から、チャック10のX方向の位置及び回転を検出する。
一方、レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計44の測定結果から、チャック10のY方向の位置を検出する。
図5において、主制御装置70は、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画制御部を有する。図7は、描画制御部の概略構成を示す図である。描画制御部71は、メモリ72、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、及び座標決定部75を含んで構成されている。メモリ72は、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶している。
バンド幅設定部73は、メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
レーザー測長系制御装置40は、露光位置における基板1の露光を開始する前のチャック10のXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置から、基板1の露光を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1において、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1の走査を行う際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動させる。基板1の走査領域を移動する際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図7において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量を検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を決定する。メモリ72は、座標決定部75が決定したXY座標をアドレスとして入力し、入力したXY座標のアドレスに記憶された描画データを、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ出力する。
以下、本発明の一実施の形態による露光方法について説明する。図4において、光源制御装置50は、基板1の搬入及び搬出を行う際、光ビームによる基板1の走査を行う際に基板1が光ビーム照射装置20の下を通過する前及び通過した後、あるいは基板1の走査領域を変更する際等の様に、基板1の露光が行われないとき、主制御装置70の指示により、各半導体発光素子82の駆動電流をベース基板81へ供給しないで、各半導体発光素子82を消灯させる。基板1の露光が行われないとき、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子82を消灯させるので、基板1の露光が行われないときも半導体発光素子82を点灯させる場合に比べて、半導体発光素子82の寿命が延び、また消費電力が抑えられる。
そして、光源制御装置50は、基板1の露光が行われる間、主制御装置70の指示により、各半導体発光素子82の駆動電流をベース基板81へ供給して、各半導体発光素子82を点灯させる。図8は、半導体発光素子の駆動電流と光量との関係の一例を示す図である。図8の縦軸は、駆動電流が500mAであるときの半導体発光素子82の光量を1とした相対光量を示している。図8に示す様に、半導体発光素子82の光量は、駆動電流に応じてほぼ直線的に増加する。
図9は、駆動電流を一定にした場合の半導体発光素子の温度及び光量の一例を示す図である。図9は、光ビームによる基板1の走査を行う際、基板1が光ビーム照射装置20の下を通過する5秒の間だけ、各半導体発光素子82へ駆動電流を供給する例を示している。この例では、図9(a)に示す様に、駆動電流の大きさを500mAと一定にした場合、図9(b)に示す様に、点灯開始時は23℃であった半導体発光素子82の温度が、点灯を開始してから5秒後には43℃に上昇している。
図10は、半導体発光素子の光量の温度変化特性の一例を示す図である。図10の縦軸は、温度が23℃であるときの半導体発光素子82の光量を1とした相対光量を、対数関数で示している。図10に示す様に、半導体発光素子82の光量の対数は、半導体発光素子82の温度に応じてほぼ直線的に減少する。従って、図9の例では、図9(c)に示す様に、温度が23℃のときに1であった半導体発光素子82の相対光量が、温度が43℃のときには0.92に減少している。
この様に、半導体発光素子82は、温度変化に伴って光量が変化し、点灯を開始してから時間が過ぎるに従って温度が上昇すると、点灯開始時よりも光量が減少する。そのため、複数の半導体発光素子82から発生した露光光により基板1を露光する際、半導体発光素子82の点灯/消灯を繰り返すと、露光光の強度が一定にならず、パターンの露光が均一に行われない。
本実施の形態では、基板1の露光が行われる間、レーザー光源80の各半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を検出し、検出した光量の変化を補う様に、レーザー光源80の各半導体発光素子82へ供給する駆動電流を増減させる。図5において、DMD25へ光ビームを照射するミラー24の裏側近傍には、照度センサー51が配置されている。ミラー24には、光ビームの一部を通過させる小さな開口が設けられている。照度センサー51は、ミラー24の開口を通過した光ビームを受光して、露光光の照度を検出する。この照度センサー51の検出結果は、レーザー光源ユニット21のレーザー光源80の各半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を示している。照度センサー51を用いて、半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化が容易に検出される。
照度センサー51の検出結果は、光源制御装置50へ入力される。光源制御装置50は、照度センサー51の検出結果に基づき、各半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を補う様に、ベース基板81へ供給する各半導体発光素子82の駆動電流を増減させる。図11は、本発明の一実施の形態による露光方法における半導体発光素子の駆動電流、温度及び光量の一例を示す図である。図11は、図9と同様に、光ビームによる基板1の走査を行う際、基板1が光ビーム照射装置20の下を通過する5秒の間だけ、各半導体発光素子82へ駆動電流を供給する例を示している。
この例では、図11(a)に示す様に、点灯開始時に500mAである駆動電流が、点灯開始から5秒後に520mAとなる様に、駆動電流を連続的に増加させる。半導体発光素子82の温度は、図11(a)に示す様に、点灯開始時の23℃から、5秒後に43+α℃に上昇する。そして、半導体発光素子82の光量は、図11(c)に示す様に、点灯中、常に一定の1となる。
基板1の露光が行われる間、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子82を点灯させ、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を検出し、検出した光量の変化を補う様に、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ供給する駆動電流を増減させるので、半導体発光素子82の点灯/消灯を繰り返しても、露光光の強度の変化が抑制され、パターンの露光が均一に行われる。
図12は、本発明の他の実施の形態による露光装置のレーザー光源の概略構成を示す図である。本実施の形態は、レーザー光源80から発生した露光光の照度を照度センサーで検出する代わりに、半導体発光素子82の温度を温度センサーで検出して、半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を求めるものである。レーザー光源80は、ベース基板81、半導体発光素子82、レンズ83、冷却部材84、冷却水管85、温度センサー52、及び光量変化検出部53を含んで構成されている。ベース基板81、半導体発光素子82、レンズ83、冷却部材84、及び冷却水管85の構成及び動作は、図4に示したレーザー光源80のものと同様である。
ベース基板81の表面には、温度センサー52が搭載されている。温度センサー52は、ベース基板81を介して、半導体発光素子82の温度を検出する。温度センサー52の検出結果は、光量変化検出部53へ入力される。光量変化検出部53は、予め測定した半導体発光素子82の光量の温度変化特性(例えば、図10に示した温度変化特性)を記憶しており、温度センサー52により検出した半導体発光素子82の温度と、予め測定した半導体発光素子82の光量の温度変化特性とから、各半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を求める。温度センサーにより検出した半導体発光素子82の温度と、予め測定した半導体発光素子82の光量の温度変化特性とから、半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化が容易に求められる。
図13〜図16は、光ビームによる基板の走査を説明する図である。図13〜図16は、8つの光ビーム照射装置20からの8本の光ビームにより、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示している。図13〜図16においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1を矢印で示す方向へ走査する。
図13は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図13に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図14は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図14に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図15は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図15に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図16は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図16に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基板1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基板1の走査を並行して行うことにより、基板1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。そして、各光ビーム照射装置20から照射される光ビームの強度を均一にして、描画品質を安定させることができる。
なお、図13〜図16では、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基板1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基板1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、基板1の露光が行われないとき、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子82を消灯させることにより、半導体発光素子82の寿命を延ばし、また消費電力を抑えることができる。そして、基板1の露光が行われる間、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子82を点灯させ、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を検出又は求め、光量の変化を補う様に、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82へ供給する駆動電流を増減させることにより、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行うことができる。
さらに、レーザー光源80から発生した露光光の照度を照度センサー51で検出して、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を検出することにより、照度センサー51を用いて、半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を容易に検出することができる。
あるいは、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82の温度を温度センサー52で検出して、検出した半導体発光素子82の温度と、予め測定した半導体発光素子82の光量の温度変化特性とから、レーザー光源80の複数の半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を求めることにより、温度センサー52により検出した半導体発光素子82の温度と、予め測定した半導体発光素子82の光量の温度変化特性とから、半導体発光素子82の温度変化に伴う光量の変化を容易に求めることができる。
なお、本発明は、光ビームにより基板にパターンを直接描画する露光装置に限らず、半導体発光素子の温度が点灯/消灯の繰り返しによって露光領域毎に変化する露光装置、例えば、基板をXY方向へステップ移動させて、基板の一面を複数のショットに分けて露光するプロキシミティ露光装置にも適用することができる。
本発明の露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うことにより、露光光の強度の変化を抑制して、パターンの露光を均一に行うことができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図17は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等によりフォトレジストを塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、露光装置を用いて、フォトレジスト膜にパターンを形成する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図18は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図17に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図18に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明の露光装置又は露光方法を適用することができる。
1 基板
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
10 チャック
11 ゲート
20 光ビーム照射装置
20a ヘッド部
21 レーザー光源ユニット
22 光ファイバー
23 レンズ
24 ミラー
25 DMD(Digital Micromirror Device)
26 投影レンズ
27 DMD駆動回路
31,33 リニアスケール
32,34 エンコーダ
40 レーザー測長系制御装置
41 レーザー光源
42,44 レーザー干渉計
43,45 バーミラー
50 光源制御装置
51 照度センサー
52 温度センサー
53 光量変化検出部
60 ステージ駆動回路
70 主制御装置
71 描画制御部
72 メモリ
73 バンド幅設定部
74 中心点座標決定部
75 座標決定部
80 レーザー光源
81 ベース基板
82 半導体発光素子
83 レンズ
84 冷却部材
85 冷却水管

Claims (10)

  1. 基板を支持するチャックと、
    複数の半導体発光素子を有する光源と、
    前記光源から発生した露光光を前記チャックに支持された基板へ照射する照射装置と、
    前記チャックと前記照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、
    前記移動手段により前記チャックと前記照射装置とを相対的に移動し、前記照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光装置であって、
    前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給する制御手段と、
    前記光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出する検出手段とを備え、
    前記制御手段は、基板の露光が行われないとき、前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、前記検出手段により検出した光量の変化を補う様に、前記光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させることを特徴とする露光装置。
  2. 前記検出手段は、照度センサーを含み、該照度センサーにより前記光源から発生した露光光の照度を検出して、前記光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 基板を支持するチャックと、
    複数の半導体発光素子を有する光源と、
    前記光源から発生した露光光を前記チャックに支持された基板へ照射する照射装置と、
    前記チャックと前記照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、
    前記移動手段により前記チャックと前記照射装置とを相対的に移動し、前記照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光装置であって、
    前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給する制御手段と、
    前記光源の複数の半導体発光素子の温度を検出する温度センサーを有し、該温度センサーにより検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、前記光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を求める検出手段とを備え、
    前記制御手段は、基板の露光が行われないとき、前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、基板の露光が行われる間、前記光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、前記検出手段により求めた光量の変化を補う様に、前記光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させることを特徴とする露光装置。
  4. 基板をチャックで支持し、
    複数の半導体発光素子を有する光源から露光光を発生し、
    チャックと、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置とを、相対的に移動し、
    照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光方法であって、
    基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、
    基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出し、検出した光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させることを特徴とする露光方法。
  5. 光源から発生した露光光の照度を照度センサーで検出して、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を検出することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  6. 基板をチャックで支持し、
    複数の半導体発光素子を有する光源から露光光を発生し、
    チャックと、光源から発生した露光光をチャックに支持された基板へ照射する照射装置とを、相対的に移動し、
    照射装置から照射された露光光により基板を露光する露光方法であって、
    基板の露光が行われないとき、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給しないで、各半導体発光素子を消灯させ、
    基板の露光が行われる間、光源の複数の半導体発光素子へ駆動電流を供給して、各半導体発光素子を点灯させ、光源の複数の半導体発光素子の温度を検出し、検出した半導体発光素子の温度と、予め測定した半導体発光素子の光量の温度変化特性とから、光源の複数の半導体発光素子の温度変化に伴う光量の変化を求め、求めた光量の変化を補う様に、光源の複数の半導体発光素子へ供給する駆動電流を増減させることを特徴とする露光方法。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  8. 請求項3に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  9. 請求項4又は請求項5に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  10. 請求項6に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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