JP4522142B2 - 露光装置、露光方法、及び基板製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法、及び基板製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示用パネルの基板の製造において、プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光装置及び露光方法、並びにそれらを用いた基板製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術によりガラス基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、レンズ又は鏡を用いてフォトマスク(以下、「マスク」と称す)のパターンをガラス基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクとガラス基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを転写するプロキシミティ方式とがある。プロキシミティ方式は、プロジェクション方式に比べてパターン解像性能は劣るが、照射光学系の構成が簡単で、かつ処理能力が高く量産用に適している。
近年、表示用パネルの各種基板の製造では、大型化及びサイズの多様化に対応するため、比較的大きなガラス基板を用意し、表示用パネルのサイズに応じて、1枚のガラス基板から1枚又は複数枚の表示用パネルの基板を製造している。この場合、プロキシミティ方式では、ガラス基板の一面を一括して露光しようとすると、ガラス基板と同じ大きさのマスクが必要となり、高価なマスクのコストがさらに増大する。そこで、ガラス基板より比較的小さなマスクを用い、ステージによりガラス基板をXY方向にステップ移動させながら、ガラス基板の一面を複数のショットに分けて露光する方式が主流となっている。以下、この方式を、プロキシミティXYステップ方式と呼ぶ。
従来、プロキシミティXYステップ方式では、ステージのガイド部近傍に設けたリニアスケールを用い、ガラス基板に刻んだ測定用パターンの移動量を測定してガラス基板の位置を検出することにより、露光時のガラス基板の位置決めを行っていた。なお、リニアスケールを用いた位置決め装置として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
特開平6−320367号公報 特開平8−86892号公報
ガラス基板を移動するステージは、XY方向の移動機構の他に、マスクとガラス基板とのギャップ合わせを行うZ−チルト機構や、ガラス基板を保持するチャック等を搭載する。このため、従来のリニアスケールを用いた測定では、リニアスケールをガラス基板の近傍に配置することができず、十分な測定精度が得られなかった。また、ガラス基板の熱膨張により測定用パターンの位置が変化するため、ガラス基板の位置の検出結果に誤差が発生するという問題があった。
また、プロキシミティXYステップ方式では、露光時はマスクとガラス基板との間隔を約200μm程度まで接近させ、ステップ移動時はマスクとガラス基板との間隔を離して両者の接触を防止するという動作を繰り返す。通常、マスクを保持するマスクホルダが取り付けられる土台はステージの土台と共通であり、ガラス基板のステップ移動による振動や重心の移動によって、マスクホルダの位置が微小に変化する。さらに、タクトタイムを短縮しようとしてマスクとガラス基板との間隔を比較的短時間で変化させると、マスクとガラス基板との間の空気の粘性により圧力変化が生じ、マスクが変形する。そして、変形したマスクが元に戻る際、マスクホルダに対してマスクの位置が微小に変化する。また、マスクを交換したときも、マスクホルダに対するマスクの位置が変わる。これらの原因により、たとえガラス基板の位置を高精度に測定して露光時のガラス基板の位置決めを行っても、マスクとガラス基板との相対位置が変化するため、焼き付け位置がずれるという問題があった。
本発明の課題は、プロキシミティXYステップ方式の露光において、焼き付け精度を向上することである。また、本発明の課題は、パターンの位置ずれが小さく高品質な基板を製造することである。
本発明の露光装置は、プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光装置であって、基板を保持するチャックと、フォトマスクを保持するマスクホルダと、チャックを搭載し、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行うステージと、ステージを駆動するステージ駆動回路と、ステージ駆動回路を制御する制御装置と、レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有するレーザー測長系を含み、チャックの位置をマスクホルダの位置とは独立して検出する第1の位置検出手段と、マスクホルダの位置をチャックの位置とは独立して検出する第2の位置検出手段と、第1の位置検出手段と別にチャックの位置を検出する第3の位置検出手段とを備え、制御装置が、第1の位置検出手段の検出結果に基づき、チャックの位置の座標をマスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、第2の位置検出手段の検出結果に基づき、マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標をチャックの位置の座標とは別に管理し、ステージにより露光時の基板の位置決めを行う際、第1の位置検出手段の検出結果が目標座標と等しくなるようにステージ駆動回路を制御し、かつ第2の位置検出手段の検出結果に応じてステージ駆動回路の制御を補正し、第3の位置検出手段が、チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャックの位置をマスクホルダの位置とは独立して検出し、第1の位置検出手段が、チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、第3の位置検出手段により検出されたチャックの位置からレーザー測長系の基準点を得るものである。
また、本発明の露光方法は、プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光方法であって、ステージに搭載したチャックで基板を保持し、フォトマスクをマスクホルダで保持し、チャックをステージにより移動して、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行い、レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有するレーザー測長系を用いて、チャックの位置をマスクホルダの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、チャックの位置の座標をマスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、マスクホルダの位置をチャックの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標をチャックの位置の座標とは別に管理し、露光時の基板の位置決めを行う際、基板を保持するチャックの位置とフォトマスクを保持するマスクホルダの位置とを別々に検出して、チャックの位置が目標座標と等しくなるようにチャックを移動し、かつマスクホルダの位置に応じてチャックの移動量を補正し、チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャックの位置をレーザー測長系と別に設けた検出手段でマスクホルダの位置とは独立して検出して、レーザー測長系の基準点を得るものである。
チャックの位置のみならずマスクホルダの位置も検出して、チャックの位置が目標座標と等しくなるようにチャックを移動するとき、マスクホルダの位置に応じてチャックの移動量を補正するため、基板のステップ移動による振動や重心の移動でマスクホルダの位置が変化しても、マスクと基板との相対位置が一定に保たれる。
位置検出手段として、レーザー光を発生する光源と、チャック又はマスクホルダに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを備えたレーザー測長系を用いると、位置検出手段をチャック又はマスクホルダの近傍に配置しなくても、チャックの位置又はマスクホルダの位置を精度良く検出することができる。また、基板の位置を直接検出する場合に比べ、熱膨張による検出誤差が少ない。但し、チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置に移動された場合、レーザー測長系の基準点が分からなくなるので、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャックの位置を別の検出手段、例えばレーザー変位計で検出して、レーザー測長系の基準点を得る。
さらに、本発明の露光装置は、マスクホルダに対するマスクの位置の変化を検出する変位検出手段を備え、制御装置が、変位検出手段の検出結果に応じてステージ駆動回路の制御をさらに補正するものである。また、本発明の露光方法は、マスクホルダに対するマスクの位置の変化を検出し、マスクホルダに対するマスクの位置の変化に応じてチャックの移動量をさらに補正するものである。マスクホルダに対するマスクの位置の変化に応じてチャックの移動量をさらに補正するため、マスクと基板との間隔を短時間で変化させてマスクホルダに対するマスクの位置が変化しても、マスクと基板との相対位置が一定に保たれる。
さらに、本発明の露光装置は、マスクに設けた位置決め用パターンとチャックに設けた位置決め用パターンとを光学的に検出する光学的検出手段を備え、制御装置が、マスクホルダに保持されるマスクを交換したとき、光学的検出手段の検出結果からマスクとチャックとのずれ量を検出して、チャックの位置の座標系を修正するものである。また、本発明の露光方法は、マスクホルダに保持されるマスクを交換したとき、マスクに設けた位置決め用パターンとチャックに設けた位置決め用パターンとを光学的に検出し、マスクとチャックとのずれ量を検出して、チャックの位置の座標系を修正するものである。マスクを交換したとき、マスクとチャックとのずれ量を検出して、チャックの位置の座標系を修正するため、マスクの交換でマスクホルダに対するマスクの位置が変わっても、チャックの位置の座標系がマスクの位置の座標系と一致する。位置決め用パターンの検出によるマスクとチャックとのずれ量の検出は、時間を要するためマスクを交換したときだけ行う。これにより、タクトタイムの増加が抑制される。
本発明の基板製造方法は、上記のいずれかの露光装置又は露光方法を用いて、基板上にパターンを形成するものである。
本発明の露光装置及び露光方法によれば、チャックの位置をマスクホルダの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、チャックの位置の座標をマスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、マスクホルダの位置をチャックの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標をチャックの位置の座標とは別に管理し、露光時の基板の位置決めを行う際、基板を保持するチャックの位置とフォトマスクを保持するマスクホルダの位置とを別々に検出して、チャックの位置が目標座標と等しくなるようにチャックを移動し、かつマスクホルダの位置に応じてチャックの移動量を補正することにより、基板のステップ移動による振動や重心の移動でマスクホルダの位置が変化しても、マスクと基板との相対位置を一定に保つことができ、焼き付け精度を向上することができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、位置検出手段としてレーザー測長系を用いることにより、位置検出手段をチャック又はマスクホルダの近傍に配置しなくても、チャックの位置又はマスクホルダの位置を精度良く検出することができる。また、基板の位置を直接検出する場合に比べ、熱膨張による検出誤差を少なくすることができる。そして、チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、チャックの位置を別の検出手段で検出することにより、レーザー測長系の基準点を得ることができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、マスクホルダに対するマスクの位置の変化を検出し、マスクホルダに対するマスクの位置の変化に応じてチャックの移動量をさらに補正することにより、マスクと基板との間隔を短時間で変化させてマスクホルダに対するマスクの位置が変化しても、マスクと基板との相対位置を一定に保つことができ、焼き付け精度を向上することができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、マスクを交換したとき、マスクとチャックとのずれ量を検出して、チャックの位置の座標系を修正することにより、マスクの交換でマスクホルダに対するマスクの位置が変わっても、チャックの位置の座標系をマスクの位置の座標系と一致させることができ、焼き付け精度を維持することができる。これは、マスクを交換したときだけ行うことにより、タクトタイムの増加を抑制することができる。
本発明の基板製造方法によれば、焼き付け精度を向上することができるので、パターンの位置ずれが小さく高品質な基板を製造することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態による露光装置のY方向の一部断面側面図であり、図3は本発明の一実施の形態による露光装置のX方向の一部断面側面図である。
露光装置は、チャック10、マウント11、ステージベース12、ガイド13,15、Yステージ14、Xステージ16、θステージ17、Z−チルト機構18、マスクホルダ20、マスクベーススタンド21、マスクベース22、レーザー測長系制御装置30、レーザー測長系、レーザー変位計制御装置40、レーザー変位計41、光学式変位計制御装置50、光学式変位計51,52、カメラ制御装置60、カメラ61,62、主制御装置70、及びステージ駆動回路80を含んで構成されている。
なお、露光装置は上記の構成要素以外に照射光学系を含むが、図1〜図3では照射光学系を省略している。また、図1では、チャック10に保持された基板1と、マスクベーススタンド21及びマスクベース22とを省略し、マスクホルダ20及びマスクホルダ20に保持されたマスク2を破線で示している。一方、図2及び図3では、レーザー測長系のレーザー光源31、レーザー測長系制御装置30、レーザー変位計制御装置40、光学式変位計制御装置50、カメラ制御装置60、主制御装置70、及びステージ駆動回路80を省略している。
図2及び図3において、マウント11に搭載されたステージベース12は、露光装置の土台となるもので、ステージベース12の上にはYステージ14が搭載され、さらにその上にXステージ16、θステージ17、Z−チルト機構18、及びチャック10が搭載されている。図1において、Yステージ14は、ステージベース12に設けられたガイド13に沿ってY方向に移動する。Xステージ16は、Yステージ14に設けられたガイド15に沿ってX方向に移動し、θステージ17はθ方向へ回転する。図2及び図3において、Z−チルト機構18は、Z方向へ移動及びチルトする。チャック10は、基板1を真空吸着して保持する。
Xステージ16のX方向への移動及びYステージ14のY方向への移動によって、基板1のXY方向へのステップ移動が行われる。そして、Xステージ16のX方向への移動、Yステージ14のY方向への移動、及びθステージ17のθ方向への回転によって、露光時の基板1の位置決めが行われる。また、Z−チルト機構18のZ方向のチルトによって、基板1がマスク2と水平にされ、Z−チルト機構18のZ方向への移動によって、マスク2と基板1とのギャップ合わせが行われる。ステージ駆動回路80は、主制御装置70の制御により、Yステージ14、Xステージ16、θステージ17、及びZ−チルト機構18を駆動する。
図2及び図3において、ステージベース12の上空にはマスクベース22が設置され、マスクベース22にはマスクホルダ20が取り付けられている。マスクベース22は、マスクベーススタンド21によりステージベース12に固定されている。マスクホルダ20は、マスク2の周辺部を真空吸着して保持する。マスクホルダ20に保持されたマスク2の上空には、図示しない照射光学系が配置されており、露光時、照射光学系からの露光光がマスク2を透過して基板1へ照射されることにより、マスク2のパターンが基板1の表面に転写され、基板1上にパターンが形成される。
まず、本実施の形態の露光装置の基本的な位置決め動作について説明する。図1において、レーザー測長系は、公知のレーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源31、3軸干渉計32、バーミラー33,34,36,38、及び1軸干渉計35,37を含んで構成されている。バーミラー33はチャック10のX方向の一側面に取り付けられており、バーミラー36はチャック10のY方向の一側面に取り付けられている。また、バーミラー34はマスクホルダ20のX方向の一側面に取り付けられており、バーミラー38はマスクホルダ20のY方向の一側面に取り付けられている。
3軸干渉計32は、レーザー光源31からのレーザー光をバーミラー33へ照射し、バーミラー33により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源31からのレーザー光とバーミラー33により反射されたレーザー光との干渉を測定する。この測定は、X方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置30は、主制御装置70の制御により、3軸干渉計32の測定結果から、チャック10のY方向の位置及び回転を検出する。
一方、1軸干渉計35は、レーザー光源31からのレーザー光をバーミラー36へ照射し、バーミラー36により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源31からのレーザー光とバーミラー36により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置30は、主制御装置70の制御により、1軸干渉計35の測定結果から、チャック10のX方向の位置を検出する。
また、3軸干渉計32は、レーザー光源31からのレーザー光をバーミラー34へ照射し、バーミラー34により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源31からのレーザー光とバーミラー34により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置30は、主制御装置70の制御により、3軸干渉計32の測定結果から、マスクホルダ20のY方向の位置を検出する。
一方、1軸干渉計37は、レーザー光源31からのレーザー光をバーミラー38へ照射し、バーミラー38により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源31からのレーザー光とバーミラー38により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置30は、主制御装置70の制御により、1軸干渉計37の測定結果から、マスクホルダ20のX方向の位置を検出する。
なお、3軸干渉計32の代わりに1軸干渉計を3つ用いて、チャック10のY方向の位置及び回転と、マスクホルダ20のY方向の位置とを別々に検出してもよい。
主制御装置70は、CPU71、メモリ72、入出力回路73,74,75,76、及びバス77を含んで構成されている。メモリ72には、基板1の位置決めを行う際のチャック10の位置の目標座標が記憶されている。露光時の基板1の位置決めを行う際、CPU71は、レーザー測長系制御装置30の検出結果を、入出力回路73及びバス77を介して入力し、メモリ72に記憶する。そして、CPU71は、チャック10の位置が目標座標と等しくなるように、ステージ駆動回路80を制御してチャック10を移動させる。このとき、CPU71は、マスクホルダ20の位置に応じて、チャック10の位置の目標座標を補正し、またはステージ駆動回路80へ出力する制御信号を補正することにより、ステージ駆動回路80の制御を補正して、チャック10の移動量を補正する。
本実施の形態によれば、マスクホルダ20の位置を検出して、マスクホルダ20の位置に応じてチャック10の移動量を補正することにより、基板1のステップ移動による振動や重心の移動でマスクホルダ20の位置が変化しても、マスク2と基板1との相対位置を一定に保つことができ、焼き付け精度を向上することができる。
本実施の形態のレーザー測長系は、レーザー光の干渉を利用することにより、基準点に対するチャック10の位置の変化を検出して、チャック10の位置を検出するものである。本実施の形態において、基板1を搬送するとき、基板搬送装置はロボットハンド等の先端に取り付けられたハンドリングアームを用いてチャック10との基板1の受け渡しを行う。このとき、チャック10は、ハンドリングアームが移動できるように、Z−チルト機構18により下降され、レーザー測長系からのレーザー光が届かなくなる。このように、チャック10がレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、チャック10が再びレーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻っても、レーザー測長系の基準点が分からなくなる。
そこで、本実施の形態では、レーザー測長系とは別の検出手段としてレーザー変位計41を設け、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャク10の位置をレーザー変位計41で検出して、レーザー測長系の基準点を得る。図4は、レーザー変位計でチャックの位置を検出している状態を示す一部断面側面図である。図4は、チャック10が、Yステージ14により図面左側へ移動され、Z−チルト機構18により下降されて基板1が搭載された後、Z−チルト機構18により再び上昇された状態を示している。レーザー変位計41は、レーザー光をバーミラー33へ照射し、バーミラー33により反射されたレーザー光を検出する。
図1において、レーザー変位系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー変位計41の検出果から、チャック10の位置及び回転を検出する。CPU71は、レーザー変位系制御装置40の検出結果を、入出力回路74及びバス77を介して入力し、メモリ72に記憶する。そして、CPU71は、メモリ72に記憶されたレーザー変位系制御装置40の検出結果を、バス77及び入出力回路73を介して、レーザー測長系制御装置30へ出力する。これにより、レーザー測長系制御装置30は、レーザー測長系の基準点を得る。
本実施の形態によれば、位置検出手段としてレーザー測長系を用いることにより、位置検出手段をチャック10又はマスクホルダ20の近傍に配置しなくても、チャック10の位置又はマスクホルダの20位置を精度良く検出することができる。また、基板1の位置を直接検出する場合に比べ、熱膨張による検出誤差を少なくすることができる。そして、チャック10がレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、チャック10が再びレーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻っても、レーザー測長系の基準点が不明となるが、チャック10の位置をレーザー変位計41で検出することにより、レーザー測長系の基準点を得ることができる。
次に、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化を考慮した位置決め動作について説明する。図1〜図3において、マスクホルダ20には、マスク2のX方向の一側面の近傍に光学式変位計51が設けられ、マスク2のY方向の一側面の近傍に光学式変位計52が設けられている。光学式変位計51は、X方向に2箇所設けられており、マスク2のY方向の位置の変化及び回転を検出する。光学式変位計52は、Y方向に1箇所設けられており、マスク2のX方向の位置の変化を検出する。
図1において、光学式変位計制御装置50は、主制御装置70の制御により、光学式変位計51,52の検出果から、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化を検出する。CPU71は、光学式変位計制御装置50の検出結果を、入出力回路75及びバス77を介して入力し、メモリ72に記憶する。そして、CPU71は、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化に応じて、チャック10の位置の目標座標をさらに補正し、またはステージ駆動回路80へ出力する制御信号をさらに補正することにより、ステージ駆動回路80の制御をさらに補正して、チャック10の移動量をさらに補正する。
なお、光学式変位計51の代わりに、静電容量の変化により変位を検出するセンサを用いて、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化を検出してもよい。また、後述するカメラ61,62を用いて、マスク2に設けた位置決め用パターンを検出することにより、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化を検出してもよい。
本実施の形態によれば、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化を検出し、マスクホルダ20に対するマスク2の位置の変化に応じてチャック10の移動量をさらに補正することにより、マスク2と基板1との間隔を短時間で変化させてマスクホルダ20に対するマスク2の位置が変化しても、マスク2と基板1との相対位置を一定に保つことができ、焼き付け精度を向上することができる。
次に、マスクホルダ20に保持されるマスク2を交換したときのチャック10の位置の座標系の修正について説明する。図1において、チャック10の側面に取り付けられたバーミラー33,36の上面には、位置決め用パターン3が設けられている。一方、マスク2には、位置決め用パターン4が設けられている。マスク2を交換したとき、まず主制御装置70のCPU71は、ステージ駆動回路80を制御して、チャック10をX方向の基準位置及びY方向の基準位置へ移動させる。チャック10がX方向の基準位置にあるとき、マスク2とチャック10とのずれがなければ、X方向の位置決め用パターン4の中心位置は、X方向の位置決め用パターン3の中心位置と重なる。同様に、チャック10がY方向の基準位置にあるとき、マスク2とチャック10とのずれがなければ、Y方向の位置決め用パターン4の中心位置は、Y方向の位置決め用パターン3の中心位置と重なる。
マスクホルダ20にはカメラ61,62が取り付けられている。カメラ61,62は、チャック10がX方向の基準位置又はY方向の基準位置にあるとき、位置決め用パターン3,4の画像を光学的に検出し、検出した画像の画像信号を出力する。図5は、カメラで検出した位置決め用パターンの画像の一例を示す図である。
図1において、カメラ制御装置60は、主制御装置70の制御により、カメラ61,62の画像信号をディジタル信号に変換して処理し、位置決め用パターン3の中心3Cの位置及び位置決め用パターン4の中心4Cの位置を検出する。CPU71は、カメラ制御装置60の検出結果を、入出力回路76及びバス77を介して入力し、メモリ72に記憶する。そして、CPU71は、メモリ72に記憶されたカメラ制御装置60の検出結果から、基準位置におけるマスク2とチャック10とのずれ量を検出して、チャック10の位置の座標の原点及び傾きがマスク2の位置の座標の原点及び傾きと一致するように、チャック10の位置の座標系を修正する。
本実施の形態によれば、マスク2を交換したとき、マスク2とチャック10とのずれ量を検出して、チャック10の位置の座標系を修正することにより、マスク2の交換でマスクホルダ20に対するマスク2の位置が変わっても、チャック10の位置の座標系をマスク2の位置の座標系と一致させることができ、焼き付け精度を維持することができる。位置決め用パターン3,4の検出によるマスク2とチャック10とのずれ量の検出は、チャック10の基準位置への移動及びディジタル信号の処理に時間を要するため、マスク2を交換したときだけ行う。これにより、タクトタイムの増加を抑制することができる。
本発明の露光方法及び露光装置を用いて基板上にパターンを形成することにより、パターンの位置ずれが小さく高品質な基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置のY方向の一部断面側面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置のX方向の一部断面側面図である。 レーザー変位計でチャックの位置を検出している状態を示す一部断面側面図である。 カメラで検出した位置決め用パターンの画像の一例を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 マスク
3,4 位置決め用パターン
10 チャック
11 マウント
12 ステージベース
13,15 ガイド
14 Yステージ
16 Xステージ
17 θステージ
18 Z−チルト機構
20 マスクホルダ
21 マスクベーススタンド
22 マスクベース
30 レーザー測長系制御装置
31 レーザー光源
32 3軸干渉計
33,34,36,38 バーミラー
35,37 1軸干渉計
40 レーザー変位計制御装置
41 レーザー変位計
50 光学式変位計制御装置
51,52 光学式変位計
60 カメラ制御装置
61,62 カメラ
70 主制御装置
71 CPU
72 メモリ
73,74,75,76 入出力回路
77 バス
80 ステージ駆動回路

Claims (12)

  1. プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光装置であって、
    基板を保持するチャックと、
    フォトマスクを保持するマスクホルダと、
    前記チャックを搭載し、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行うステージと、
    前記ステージを駆動するステージ駆動回路と、
    前記ステージ駆動回路を制御する制御装置と、
    レーザー光を発生する光源と、前記チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有するレーザー測長系を含み、前記チャックの位置を前記マスクホルダの位置とは独立して検出する第1の位置検出手段と、
    前記マスクホルダの位置を前記チャックの位置とは独立して検出する第2の位置検出手段と
    前記第1の位置検出手段と別に前記チャックの位置を検出する第3の位置検出手段とを備え、
    前記制御装置は、前記第1の位置検出手段の検出結果に基づき、前記チャックの位置の座標を前記マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、前記第2の位置検出手段の検出結果に基づき、前記マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標を前記チャックの位置の座標とは別に管理し、前記ステージにより露光時の基板の位置決めを行う際、前記第1の位置検出手段の検出結果が目標座標と等しくなるように前記ステージ駆動回路を制御し、かつ前記第2の位置検出手段の検出結果に応じて前記ステージ駆動回路の制御を補正し、
    前記第3の位置検出手段は、前記チャックが前記レーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、前記レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻った前記チャックの位置を前記マスクホルダの位置とは独立して検出し、
    前記第1の位置検出手段は、前記チャックが前記レーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、前記第3の位置検出手段により検出された前記チャックの位置から前記レーザー測長系の基準点を得ることを特徴とする露光装置。
  2. 前記マスクホルダに対するフォトマスクの位置の変化を検出する変位検出手段を備え、
    前記制御装置は、前記変位検出手段の検出結果に応じて前記ステージ駆動回路の制御をさらに補正することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. フォトマスクに設けた位置決め用パターンと前記チャックに設けた位置決め用パターンとを光学的に検出する光学的検出手段を備え、
    前記制御装置は、前記マスクホルダに保持されるフォトマスクを交換したとき、前記光学的検出手段の検出結果からフォトマスクと前記チャックとのずれ量を検出して、前記チャックの位置の座標系を修正することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光方法であって、
    ステージに搭載したチャックで基板を保持し、
    フォトマスクをマスクホルダで保持し、
    チャックをステージにより移動して、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行い、
    レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有するレーザー測長系を用いて、チャックの位置をマスクホルダの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、チャックの位置の座標をマスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、
    マスクホルダの位置をチャックの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標をチャックの位置の座標とは別に管理し、
    露光時の基板の位置決めを行う際、基板を保持するチャックの位置とフォトマスクを保持するマスクホルダの位置とを別々に検出して、
    チャックの位置が目標座標と等しくなるようにチャックを移動し、かつマスクホルダの位置に応じてチャックの移動量を補正し、
    チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャックの位置をレーザー測長系と別に設けた検出手段でマスクホルダの位置とは独立して検出して、レーザー測長系の基準点を得ることを特徴とする露光方法。
  5. 前記マスクホルダに対するフォトマスクの位置の変化を検出し、前記マスクホルダに対するフォトマスクの位置の変化に応じて前記チャックの移動量をさらに補正することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  6. 前記マスクホルダに保持されるフォトマスクを交換したとき、フォトマスクに設けた位置決め用パターンと前記チャックに設けた位置決め用パターンとを光学的に検出し、フォトマスクと前記チャックとのずれ量を検出して、前記チャックの位置の座標系を修正することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の露光装置を用いて、基板上にパターンを形成することを特徴とする基板製造方法。
  8. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の露光方法を用いて、基板上にパターンを形成することを特徴とする基板製造方法。
  9. プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光装置であって、
    基板を保持するチャックと、
    フォトマスクを保持するマスクホルダと、
    前記チャックを搭載し、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行うステージと、
    前記ステージを駆動するステージ駆動回路と、
    レーザー光を発生する光源と、前記チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有し、前記チャックの位置及び回転を前記マスクホルダの位置とは独立して検出するレーザー測長系と、
    前記マスクホルダの位置を前記チャックの位置及び回転とは独立して検出する検出手段と、
    前記レーザー測長系の検出結果に基づき、前記チャックの位置の座標を前記マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、前記検出手段の検出結果に基づき、前記マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標を前記チャックの位置の座標とは別に管理し、前記ステージにより露光時の基板の位置決めを行う際、前記レーザー測長系の検出結果が目標座標と等しくなるように前記ステージ駆動回路を制御し、かつ前記検出手段の検出結果に応じて前記ステージ駆動回路の制御を補正する制御装置と、
    前記レーザー測長系と別に前記チャックの位置及び回転を検出する複数のレーザー変位計とを備え、
    前記複数のレーザー変位計は、前記チャックが前記レーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、前記レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻った前記チャックの位置及び回転を前記マスクホルダの位置とは独立して検出し、
    前記レーザー測長系は、前記チャックが前記レーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、前記レーザー変位計により検出された前記チャックの位置及び回転から基準点を得ることを特徴とする露光装置。
  10. 請求項9に記載の露光装置を用いて、基板上にパターンを形成することを特徴とする基板製造方法。
  11. プロキシミティ方式を用い、フォトマスクより大きな表示用パネルの基板をXY方向へステップ移動して、基板の一面を複数のショットに分けて露光する露光方法であって、
    ステージに搭載したチャックで基板を保持し、
    フォトマスクをマスクホルダで保持し、
    チャックをステージにより移動して、基板のXY方向へのステップ移動及び位置決めを行い、
    レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられた反射手段と、光源からのレーザー光と反射手段により反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを有するレーザー測長系を用いて、チャックの位置及び回転をマスクホルダの位置とは独立して検出し、検出結果に基づき、チャックの位置の座標をマスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標とは別に管理し、かつ、
    マスクホルダの位置をチャックの位置及び回転とは独立して検出し、検出結果に基づき、マスクホルダに保持されたフォトマスクの位置の座標をチャックの位置の座標とは別に管理し、
    露光時の基板の位置決めを行う際、基板を保持するチャックの位置及び回転とフォトマスクを保持するマスクホルダの位置とを別々に検出して、
    検出したチャックの位置及び回転が目標座標と等しくなるようにステージの駆動を制御し、かつマスクホルダの位置に応じてステージ駆動回路の制御を補正して、露光時の基板の位置決めを行い、
    チャックがレーザー測長系からのレーザー光が届かない位置へ移動された場合、レーザー測長系からのレーザー光が届く位置へ戻ったチャックの位置及び回転を複数のレーザー変位計で検出して、レーザー測長系の基準点を得ることを特徴とする露光方法。
  12. 請求項11に記載の露光方法を用いて、基板上にパターンを形成することを特徴とする基板製造方法。
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