JP4881137B2 - 流量制御弁及び冷凍サイクル - Google Patents

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本発明は、流量制御弁に係り、特に、流量制御が必要とされないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことが要求される、例えば空気調和機等の冷凍サイクルに組み込まれて使用され、冷媒として二酸化炭素(ガス)を用いるのに好適な流量制御弁及び該流量制御弁を用いた冷凍サイクルに関する。
空気調和機等に組み込まれて使用される流量制御弁の従来例を図5に示す。図示の流量制御弁10’は、下部大径部25aと上部小径部25bを有し、前記下部大径部25aの下端部に弁体24が一体に設けられた弁軸25と、前記弁体24が接離する弁座22が設けられるとともに、この弁座22に形成された弁口22aを介して冷媒が導入される弁室21を有する弁本体20と、この弁本体20にその下端部が密封接合されたキャン40と、このキャン40の内周に所定の間隙αをあけて配在されたロータ30と、このロータ30を回転駆動すべく前記キャン40に外嵌されたステータ50と、前記ロータ30と前記弁体24との間に配在され、前記ロータ30の回転を利用して前記弁体24を前記弁座22に接離させる駆動機構とを備え、前記弁座22に対する弁体24のリフト量を変化させることにより冷媒の通過流量を制御するようになっている。
前記ステータ50は、ヨーク51、ボビン52、ステータコイル53,53、及び樹脂モールドカバー56等で構成され、前記ロータ30やステータ50等でステッピングモータが構成される。
前記駆動機構は、弁本体20にその下端部26aが圧入固定されるとともに、弁軸25(の下部大径部25a)が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の外周に形成された固定ねじ部(雄ねじ部)28と、前記弁軸25及びガイドブッシュ26の外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダ32の内周に形成されて前記固定ねじ部28に螺合せしめられた移動ねじ部(雌ねじ部)38とからなるねじ送り機構で構成されている。
また、前記ガイドブッシュ26の上部小径部26bが弁軸ホルダ32の上部に内挿されるとともに、弁軸ホルダ32の天井部32a中央に弁軸25の上部小径部25bが挿通せしめられている。弁軸25の上部小径部25bの上端部にはプッシュナット33が圧入固定されている。
また、前記弁軸25は、該弁軸25の上部小径部25bに外挿され、かつ、弁軸ホルダ32の天井部32aと弁軸25における下部大径部25aの上端段丘面との間に縮装された圧縮コイルばね34によって、常時下方(閉弁方向)に付勢されている。弁軸ホルダ32の天井部32a上には、コイルばねからなる復帰ばね35が設けられている。
弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されるとともに、支持リング36に弁軸ホルダ32の上部突部がかしめ固定され、これにより、ロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32が一体的に連結されている。
ガイドブッシュ26には、前記ロータ30が所定の閉弁位置まで回転下降せしめられた際、それ以上の回転下降を阻止するための回転下降ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着され、弁軸ホルダ32には前記ストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されている。
なお、前記圧縮コイルばね34は、弁体24が弁座22に着座する閉弁状態において所要のシール圧を得るため、及び、弁体24が弁座22に衝接した際の衝撃を緩和するために配備されている。
このような構成とされた流量制御弁10’にあっては、ステータコイル53,53に第1の態様で通電励磁パルスを供給することにより、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が一方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、例えば弁軸ホルダ32が下方に移動して弁体24が弁座22に押し付けられて弁口22aが閉じられる。
弁口22aが閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に衝接しておらず、弁体24が弁口22aを閉じたままロータ30及び弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。この場合、弁軸25(弁体24)は下降しないが、弁軸ホルダ32は下降するため、圧縮コイルばね34が所定量圧縮せしめられ、その結果、弁体34が弁座22に強く押し付けられるとともに、弁軸ホルダ32の回転下降により、上ストッパ体37が下ストッパ体27に衝接し、その後ステータコイル53,53に対するパルス供給が続行されても弁軸ホルダ32の回転下降は強制的に停止される。
一方、ステータコイル53,53に第2の態様で通電励磁パルスを供給すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が前記と逆方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、今度は弁軸ホルダ32が上方に移動する。この場合、弁軸ホルダ32の回転上昇開始時点(パルス供給開始時点)では、圧縮コイルばね34が前記のように所定量圧縮せしめられているので、圧縮コイルばね34が前記所定量分伸長するまでは、前記弁体24が弁座22からは離れず閉弁状態(リフト量=0)のままである。そして、圧縮コイルばね34が前記所定量分伸長した後、弁軸ホルダ32がさらに回転上昇せしめられると、前記弁体24が弁座22から離れて弁口22aが開かれ、冷媒が弁口22aを通過する。この場合、ロータ30の回転量により弁口22aの実効開口面積、すなわち冷媒の通過流量を調整することができ、ロータ30の回転量は供給パルス数により制御されるため、冷媒通過流量を高精度に制御することができる(詳細は、下記特許文献1等を参照)。
特開2001−50415号公報
前記のような従来の流量制御弁10’においては、次のような解決すべき課題があった。
すなわち、前記構成のままでは、ロータ30が最下降位置(所定の閉弁位置)にあってその回転も停止せしめられている状態(上ストッパ体37が下ストッパ体27に当接係止されている状態)においては、冷媒を流すことができないが、前記のように、流量制御が必要とされないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことが要求される場合がある。例えば冷媒として二酸化炭素(ガス)が用いられる給湯システムの冷凍サイクル等では、特開平10−274352号公報に記載のように、弁体にノッチを設けたり、あるいは弁座にノッチを設けたりしている。
また、弁体24は、閉弁時(弁座22に着座時)には圧縮コイルばね34の付勢力により弁座22に強く押し付けられて静止状態にあるので、この状態でロータ30及び弁軸ホルダ32が回転せしめられると、弁軸ホルダ32の回転に伴って前記圧縮コイルばね34にも回転力が加えられる。そのため、ロータ30及び弁軸ホルダ32が上昇し、弁軸ホルダ32がプッシュナット33と接触して開弁しようする瞬間においては、弁軸ホルダ32とプッシュナット33の間、固定ねじ部28と移動ねじ部38との間、及び、圧縮コイルばね34とその上端を受けるばね受けとなっているワッシャ39との間に大きな摩擦抵抗が発生する。したがって、この摩擦抵抗、つまり、弁体24が弁座22から離れる時(開弁する時)に弁体24と弁軸ホルダ32との間で発生する摩擦抵抗を小さくすることで、弁開閉動作に必要とされる駆動力を小さくすることができる。言い換えれば、前記摩擦抵抗を低減できれば、ステッピングモータとして出力トルクの小さなもの、すなわち、小型で価格の安いものを使用することができる。
さらに、従来の流量制御弁10’では、閉弁状態から開弁するまで(流量制御可能時点まで)に時間がかかり、応答性が悪かった。詳しくは、縦軸に流量、横軸に回転量(供給パルス数)がとられた図6において仮想線(二点鎖線)で示される如くに、閉弁時、すなわち、弁軸ホルダ32の回転上昇開始時点(=パルス供給開始時点:流量及び回転量が共に0)では、圧縮コイルばね34が前記のように所定量圧縮せしめられているので、圧縮コイルばね34が前記所定量分伸長してその付勢力が弱くなるまで、つまり、回転量(供給パルス数)がPaとなるまでは、前記弁体24が弁座22からは離れず(リフト量=0)閉弁状態のままであり、回転量(供給パルス数)がPa以上となってから開弁し始めて流量制御可能となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、流量制御が必要とされないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことができるとともに、弁開閉動作に必要とされる駆動力を小さく抑えることができてステッピングモータを含む流量制御弁全体の小型化を図ることができ、さらに、応答性等も向上できて素早く流量制御を行うことのできる流量制御弁を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る流量制御弁は、基本的には、下端部に弁体が設けられた弁軸と、前記弁体が接離する弁座が設けられるとともに、前記弁座に形成された弁口を介して流体が導入される弁室を有する弁本体と、前記弁口に連結された流体導入口と、前記弁室の一側方に連結された流体導出口と、前記弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周に所定の間隙をあけて配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータと前記弁体との間に配在され、前記ロータの回転を利用して前記弁体を前記弁座に接離させる駆動機構とを備える。
そして、前記弁軸に、前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばねが配備されるとともに、該圧縮コイルばねは前記弁口を挟んだ流体入口側と前記弁室側との圧力差によって前記弁体が前記圧縮コイルばねの付勢力に抗して前記弁座からリフトせしめられるのを許容するように形成され、前記弁口を挟んだ流体導入口側と弁室側との圧力差によって前記弁体をプレリフトして少量の流体を流すために、該弁体のリフト量が所定量以上になるのを阻止するためのプレリフト用ストッパ手段が備えられ、前記ロータの回転による流量制御は、プレリフト状態から成されることを特徴としている。
前記駆動機構は、好ましくは、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの外周に形成された固定ねじ部と、前記ロータに一体に連結されて前記弁軸及びガイドブッシュの外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダの内周に形成された移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成される。
前記弁軸は、好ましくは、上から順に、前記弁軸ホルダの天井部に形成された挿通穴に通される上部小径部、該上部小径部より大径の上部大径部、該上部大径部より大径の下部大径部を有しており、前記圧縮コイルばねは、前記上部大径部に外挿されるとともに、実質的に前記弁軸ホルダの天井部と前記下部大径部の上端段丘面との間に介装される。
好ましい態様では、前記圧縮コイルばねの上端と前記弁軸ホルダの天井部との間にばね受けワッシャが介装される。
他の好ましい態様では、前記弁体が前記弁座に着座している閉弁状態では、前記天井部もしくは前記ばね受けワッシャと前記上部大径部の上端段丘面との間に所定の間隙が形成されるようになっており、前記天井部の挿通穴周縁部もしくは前記ばね受けワッシャと前記上部大径部の上端段丘面とで前記プレリフト用ストッパ手段が構成される。
上記とは別の好ましい態様では、前記弁軸は、前記ロータに一体回転可能に連結された上部軸体と該上部軸体の下端部に連結固定された天井部及び底部を有する有底円筒状の弁体ホルダとを備え、前記弁体は、前記弁座に着座する弁部、該弁部に連なる胴部、前記弁体ホルダの底部に形成された挿通穴に通される、前記胴部より小径の上部小径部を有し、前記弁体ホルダ内に、前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する前記圧縮コイルばねが配備される。
この場合、前記駆動機構は、好ましくは、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの内周に形成された固定ねじ部と、前記弁軸の上部軸体の外周に形成された移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成される。
好ましい態様では、前記弁体が前記弁座に着座している閉弁状態では、前記弁体ホルダの底部と前記弁体の胴部の上端との間に所定の間隙が形成されるようになっており、前記底部の挿通穴周縁部と前記胴部の上端段丘面とで前記プレリフト用ストッパ手段が構成される。
別の好ましい態様では、前記駆動機構に、前記ロータが所定の閉弁位置まで回転下降せしめられた際、それ以上の回転下降を阻止するための回転下降ストッパ手段が設けられる。
また、本発明に係る冷凍サイクルは、圧縮機と、該圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器で凝縮した冷媒の通過流量を制御する流量制御弁と、該流量制御弁で流量制御された冷媒を蒸発させる蒸発器と、を配管で接続してなる冷媒サイクルであって、前記流量制御弁が本願の発明に係る流量制御弁で構成されると共に、前記流量制御弁の弁室側が低圧側、前記流量制御弁の弁座側が高圧側となるように前記流量制御弁に配管を接続したことを特徴としている。
本発明に係る流量制御弁では、ロータが最下降位置(所定の閉弁位置)にあって回転下降ストッパ手段によりその回転下降も停止せしめられている状態においても、弁口を挟んだ流体入口側と弁室側との圧力差によって弁体が圧縮コイルばねの付勢力に抗して弁座からリフト(プレリフト)せしめられるとともに、このプレリフト時において、そのリフト量が所定量以上になるのを阻止するためのプレリフト用ストッパ手段が備えられているので、ロータが最下降位置(所定の閉弁位置)にあるときにも少量の冷媒を流すことができるとともに、前記プレリフト状態からロータを回転させれば、このロータ及び弁軸ホルダの回転上昇に伴って弁体のリフト量が増大するので、弁口を通過する冷媒流量を制御することができる。
したがって、本発明の流量制御弁は、流量制御を行わないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことが必要とされる、例えば冷媒として二酸化炭素(ガス)が用いられる給湯システムの冷凍サイクル等にも使用することができる。また、常に冷媒を流しておくことができるので、配管系が異常に高圧になることを防止できる等の利点も得られる。
また、流量制御を行わないときでも弁体は弁座から離れているので、流量制御を行うべくロータ及び弁軸ホルダを回転させる際、このときの摩擦抵抗はねじ送り機構(固定ねじ部と移動ねじ部との間)で発生するものだけとなり、従来より摩擦抵抗を格段に低減できる。そのため、弁開閉動作に必要とされる駆動力を小さく抑えることができてステッピングモータを含む流量制御弁全体の小型化を図ることができる。
加えて、流量制御を行わないときでも弁体は弁座から離れていることから、かかる状態でパルス供給を行ってロータ及び弁軸ホルダを回転させれば、直ちに弁体のリフト量が変化する(従来例のように圧縮コイルばね34が所定量伸長するのを待つ必要はない)ので、素早く流量を制御することができ、従来例のものより応答性が格段に向上する。
また、プレリフト量を調節することで、弁閉時における冷媒流量を容易に所望の値に設定できるとともに、弁閉時の冷媒流量を従来よりも大きくとることが可能である。また、プレリフトする際の圧力差は圧縮コイルばねの付勢力を変更することにより自由に設定可能である。
以下、本発明の流量制御弁の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る流量制御弁の第1実施形態の縦断面図である。なお、図1においては、前述した図3に示される従来例の流量制御弁10’の各部に対応する部分には同一の符号が付されている。
図1に示される流量制御弁10は、空気調和機等の冷凍サイクルに組み込まれるものである。この冷凍サイクルは、圧縮機101と、圧縮機101により圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器102と、該凝縮器102で凝縮した冷媒の通過流量を制御する流量制御弁10と、該流量制御弁10で流量制御された冷媒を蒸発させる蒸発器103とを配管で接続したものである。なお、必要に応じてレシーバや、その他の機器が接続されることもある。
流量制御弁10は、上から順に、上部小径部25c、該上部小径部25cより大径の上部大径部25b、該上部大径部25bより大径の下部大径部25aを有し、この下部大径部25aの下端部に弁体24が一体に設けられた弁軸25と、前記弁体24が接離する弁座22が設けられるとともに、この弁座22に形成された弁口22aを介して冷媒が導入される弁室21を有する弁本体20とを備え、前記弁口22aの下方には、冷媒導入口となる導管(配管)62が連結固定され、前記弁室21の一側方には、冷媒導出口となる導管(配管)61が連結固定されている。したがって、本実施形態の流量制御弁10において、冷媒の流れは、図1の仮想線矢印で示されているように、図5に示される従来例のものとは逆に、導管62(冷媒導入口)→弁口22a→弁室21→導管61(冷媒導出口)となり、前記弁座22に対する弁体24のリフト量を変化させることにより冷媒の通過流量を制御するようになっている。なお、弁口22aの口径は従来例のものより大きくされており、冷媒通過流量の増大(大容量化)に対応できるようになっている。
前記弁本体20の鍔状部材23(に形成された段差部)には、皿状の天井部40aを有する下方開口の円筒状のキャン40の下端部が突き合わせ溶接により密封接合されている。
前記キャン40の内周には、所定の間隙αをあけてロータ30が配在され、該ロータ30を回転駆動すべく前記キャン40の円筒状部分40aの外周には、ヨーク51、ボビン52、ステータコイル53,53、及び樹脂モールドカバー56等からなるステータ50が外嵌されている。ここでは、前記ロータ30やステータ50によりステッピングモータが構成されている。
そして、前記ロータ30と弁軸25との間には、ロータ30の回転を利用して前記弁体24を前記弁座22に接離させる駆動機構が設けられている。この駆動機構は、弁本体20にその下端部26aが圧入固定されるとともに、弁軸25が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の中間部外周に形成された固定ねじ部28と、前記弁軸25及びガイドブッシュ26の外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダ32の下部内周に形成されて前記固定ねじ部28に螺合せしめられた移動ねじ部38とからなるねじ送り機構で構成されている。
また、前記ガイドブッシュ26の上部小径部26bが弁軸ホルダ32の上部に内挿されるとともに、弁軸ホルダ32の天井部32a中央に形成された挿通穴32cには弁軸25の上部小径部25cが通されている。この上部小径部25cの上部には、プッシュナット33が圧入固定されている。なお、ガイドブッシュ26の下部大径部26aの側面には弁室21とキャン40内の均圧を図る均圧孔32aが形成されている。
弁軸ホルダ32の天井部32a上には、コイルばねからなる復帰ばね35が設けられている。復帰ばね35は、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38との螺合が外れたときに、キャン40の天井部40aに当接して固定ねじ部28と移動ねじ部38との螺合を復帰させるように働く。
弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されており、支持リング36に弁軸ホルダ32の上部突部がかしめ固定され、これにより、ロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32が一体的に連結されている。
ガイドブッシュ26には、回転下降ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着され、弁軸ホルダ32にはストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されている。
そして、本実施形態では、前記弁軸25に、弁体24を弁座22に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばね34が配備されるとともに、前記弁口22aを挟んだ流体入口側(導管62側)と前記弁室21側との圧力差によって前記弁体24が前記圧縮コイルばね34の付勢力に抗して前記弁座22からリフト(プレリフト)せしめられるようにされ、このプレリフト時におけるリフト量が所定量以上になるのを阻止するためのプレリフト用ストッパ手段が備えられている。
詳細には、前記圧縮コイルばね34は、弁軸25の上部大径部25bに外挿されて、前記弁軸ホルダ32の天井部32aの下側に配在されたばね受けワッシャ39と前記弁軸25の下部大径部25aの上端段丘面25との間に縮装されており、図2(A)に示される如くに、弁体24が弁座22に着座している閉弁状態では、前記ばね受けワッシャ39(の下面)と上部大径部25bの上端段丘面25dとの間に所定の間隙Δaが形成されるとともに、弁軸ホルダ32の天井部32a上面と前記プッシュナット33の下端面との間に間隙Δbが形成されるようになっている。
また、ここでは、前記ばね受けワッシャ39(の内周端縁部)と前記弁軸25の上部大径部25bの上端段丘面25dとが前記プレリフト用ストッパ手段を構成している。
かかる構成のもとで、図2(A)に示される如くの閉弁状態(ロータ30が最下降位置にあって回転下降ストッパ手段を構成する下ストッパ体27と上ストッパ体37によりその回転下降も停止せしめられている状態)から、導管62(冷媒導入口)に冷媒を流し込むと、図2(B)に示される如くに、前記弁口22aを挟んだ冷媒入口側(導管62側)と前記弁室21側との間に圧力差が生じ、この圧力差によって前記弁体24が前記圧縮コイルばね34の付勢力に抗して前記弁座22からリフト(プレリフト)せしめられるとともに、前記弁軸25の上部大径部25bの上端段丘面25dが前記ばね受けワッシャ39(の内周端縁部)に衝接して係止される。したがって、このプレリフト時においては、弁体24のリフト量が前記間隙Δa分以上となるのは阻止されるが、弁体24が弁座22から離れて開弁するので、少量の冷媒が、導管62(冷媒導入口)→弁口22a→弁室21→導管61(冷媒導出口)へと流れる。なお、このときには、弁軸ホルダ32の天井部32a上面と前記プッシュナット33の下端面との間に間隙Δa+Δbが形成される。
そして、図2(B)に示される如くのプレリフト状態から、ステータコイル53,53に所定の態様で通電励磁パルスを供給すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が一方向に回転せしめられ、図2(C)に示される如くに、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、弁軸ホルダ32が回転上昇し、それに伴い、弁軸25及び弁体24も引き上げられて、そのリフト量が増大せしめられる。この場合、弁体のリフト量(=弁口22aの実効開口面積=冷媒の通過流量)は、ロータ30の回転量、すなわち、供給パルス数に応じたものとなるため、冷媒通過流量を高精度に制御することができる。
このように、本実施形態の流量制御弁10では、ロータ30が最下降位置(所定の閉弁位置)にあってその回転下降も停止せしめられている状態においても、弁口22aを挟んだ冷媒入口(導管62)側と弁室21側との圧力差によって弁体24が圧縮コイルばね34の付勢力に抗して弁座22からリフト(プレリフト)せしめられるとともに、このプレリフト時において、そのリフト量が所定量以上になるのを阻止するようにされるので、ロータ30が最下降位置(所定の閉弁位置)にあるときにも図6においてQaで示される少量の冷媒を流すことができるとともに、前記プレリフト状態からロータ30を回転させれば、このロータ30及び弁軸ホルダ32の回転上昇に伴って弁体24のリフト量が増大するので、弁口22aを通過する冷媒流量を制御することができる。
したがって、本実施形態の流量制御弁10は、流量制御を行わないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことが必要とされる、例えば冷媒として二酸化炭素(ガス)が用いられる給湯システムの冷凍サイクル等にも使用することができる。また、常に冷媒を流しておくことができるので、配管系が異常に高圧になることを防止できる等の利点も得られる。
また、流量制御を行わないときでも弁体24は弁座22から離れているので、流量制御を行うべくロータ30及び弁軸ホルダ32を回転させる際、このときの摩擦抵抗はねじ送り機構(固定ねじ部28と移動ねじ部38との間)で発生するものだけとなり、従来より摩擦抵抗が格段に低減できる。そのため、弁開閉動作に必要とされる駆動力を小さく抑えることができてステッピングモータを含む流量制御弁全体の小型化を図ることができる。
加えて、流量制御を行わないときでも弁体24は弁座22から離れていることから、かかる状態でパルス供給を行ってロータ30及び弁軸ホルダ32を回転させれば、図6において実線で示される如くに、ロータ30の回転開始後直ちに弁体24のリフト量が変化する(従来例のように圧縮コイルばね34が所定量伸長するまで、つまり、回転量(供給パルス数)がPaとなるまで待つ必要はない)ので、素早く流量を制御することができ、従来例のものより応答性が格段に向上する。
図3は、本発明に係る流量制御弁の第2実施形態の縦断面図である。図3に示される第2実施形態の流量制御弁11において、前述した図1に示される第1実施形態の流量制御弁10の各部に対応する部分には同一の符号を付して、それらの重複説明を省略し、以下においては、第1実施形態との相違点を重点的に説明する。
本実施形態の流量制御弁11において、弁軸70は、ロータ30及び弁軸ホルダ32にナット部材33’を介して一体回転可能に連結された上部軸体71と該上部軸体71の下端部に連結固定された天井部72a及び底部76を有する有底円筒状の弁体ホルダ72とを備え、この弁体ホルダ72の底部76に弁体24が係止されている。
詳細には、図4(A)に示される如くに、前記弁体24は、下から順に、前記弁座22に着座する段付き円錐台状の弁部24a、該弁部24aに連なる短円柱状の胴部24b、前記弁体ホルダ72の底部76に形成された挿通穴76aに通される、前記胴部24bより小径の上部小径部24c、該上部小径部24cより小径で、円筒状部75a及び鍔状ばね受け部75bからなるばね受けナット部材75が圧入固定された上方突出部24dからなっている。
また、前記弁体ホルダ72内の天井部72a側にばね受けボール73が配在され、このばね受けボール73と前記ばね受けナット部材75の鍔状ばね受け部75bとの間に、前記弁体24を弁座22に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばね74が縮装されている。
また、ロータ30の回転を利用して弁体24を弁座22に接離させる駆動機構は、弁本体20にその下端部が固定されるとともに、前記弁体ホルダ72が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の上部内周に形成された固定ねじ部68と、前記弁軸70の上部軸体71の外周に形成された移動ねじ部78とからなるねじ送り機構で構成されている。
また、ここでは、図4(A)に示される如くに、弁体24が弁座22に着座している閉弁状態では、前記弁体ホルダ72の底部76と弁体24の胴部24bの上端段丘面24eとの間に所定の間隙Δcが形成されるとともに、前記弁体ホルダ72の底部76の上面と前記ばね受けナット部材75の下端面との間に間隙Δdが形成され、前記底部76の挿通穴76a周縁部と前記胴部24bの上端段丘面24eとで前記プレリフト用ストッパ手段が構成される。
かかる構成のもとで、図4(A)に示される如くの閉弁状態(ロータ30が最下降位置にあって回転下降ストッパ手段を構成する下ストッパ体27と上ストッパ体37によりその回転下降も停止せしめられている状態)から、導管62(冷媒導入口)に冷媒を流し込むと、図4(B)に示される如くに、前記弁口22aを挟んだ冷媒入口側(導管62側)と前記弁室21側との間に圧力差が生じ、この圧力差によって前記弁体24が前記圧縮コイルばね74の付勢力に抗して前記弁座22からリフト(プレリフト)せしめられるとともに、前記弁体24の胴部24bの上端段丘面24eが前記底部76の挿通穴76a周縁部に衝接して係止される。したがって、このプレリフト時においては、弁体24のリフト量が前記間隙Δc分以上となるのは阻止されるが、弁体24が弁座22から離れて開弁するので、少量の冷媒が、導管62(冷媒導入口)→弁口22a→弁室21→導管61(冷媒導出口)へと流れる。なお、このときには、底部76の上面と前記ばね受けナット部材75の下端面との間に間隙Δc+Δdが形成される。
そして、図4(B)に示される如くのプレリフト状態から、ステータコイル53,53に所定の態様で通電励磁パルスを供給すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30、弁軸ホルダ32、及び弁軸70が一方向に回転せしめられ、図4(C)に示される如くに、ガイドブッシュ26の固定ねじ部68と弁軸70の上部軸体71に形成された移動ねじ部78とのねじ送りにより、弁軸70が回転上昇し、それに伴い、弁体24も引き上げられて、そのリフト量が増大せしめられる。この場合、弁体のリフト量(=弁口22aの実効開口面積=冷媒の通過流量)は、ロータ30の回転量、すなわち、供給パルス数に応じたものとなるため、冷媒通過流量を高精度に制御することができる。
このように、本実施形態の流量制御弁11においても、第1実施形態と同様に、ロータ30が最下降位置(所定の閉弁位置)にあってその回転下降も停止せしめられている状態においても、弁口22aを挟んだ冷媒入口(導管62)側と弁室21側との圧力差によって弁体24が圧縮コイルばね34の付勢力に抗して弁座22からリフト(プレリフト)せしめられるとともに、このプレリフト時において、そのリフト量が所定量以上になるのを阻止するようにされるので、ロータ30が最下降位置(所定の閉弁位置)にあるときにも少量の冷媒を流すことができるとともに、前記プレリフト状態からロータ30を回転させれば、このロータ30、弁軸ホルダ32、及び弁軸70の回転上昇に伴って弁体24のリフト量が増大するので、弁口22aを通過する冷媒流量を制御することができる。
したがって、本実施形態の流量制御弁11も、流量制御を行わないときでも少量の冷媒を一方向に流しておくことが必要とされる、例えば冷媒として二酸化炭素(ガス)が用いられる給湯システムの冷凍サイクル等にも使用することができる。また、常に冷媒を流しておくことができるので、配管系が異常に高圧になることを防止できる等の利点も得られる。
また、流量制御を行わないときでも弁体24は弁座22から離れているので、流量制御を行うべくロータ30、弁軸ホルダ32、及び弁軸70を回転させる際、このときの摩擦抵抗はねじ送り機構(固定ねじ部68と移動ねじ部78との間)で発生するものだけとなり、従来より摩擦抵抗を格段に低減できる。そのため、弁開閉動作に必要とされる駆動力を小さく抑えることができてステッピングモータを含む流量制御弁全体の小型化を図ることができる。
加えて、流量制御を行わないときでも弁体24は弁座22から離れていることから、かかる状態でパルス供給を行ってロータ30、弁軸ホルダ32、及び弁軸70を回転させれば、図6において実線で示される如くに、ロータ30の回転開始後直ちに弁体24のリフト量が変化する(従来例のように圧縮コイルばね34が所定量伸長するまで、つまり、回転量(供給パルス数)がPaとなるまで待つ必要はない)ので、素早く流量を制御することができ、従来例のものより応答性が格段に向上する。
本発明に係る流量制御弁の第1実施形態を示す縦断面図。 図1に示される流量制御弁の動作説明に供される要部拡大断面図。 本発明に係る流量制御弁の第2実施形態を示す縦断面図。 図3に示される流量制御弁の動作説明に供される要部拡大断面図。 従来の流量制御弁の一例を示す縦断面図。 本発明の流量制御弁と従来の流量制御弁の流量制御特性の説明に供されるグラフ。
符号の説明
10、11 流量制御弁
20 弁本体
21 弁室
22 弁座
22a 弁口
24 弁体
25、70 弁軸
25a 下部大径部
25b 上部大部部
25c 上部小径部
25d 上端段丘面
26 ガイドブッシュ
27 下ストッパ
28 固定ねじ部(雄ねじ部)
30 ロータ
32 弁軸ホルダ
33 プッシュナット
34、74 圧縮コイルバネ
37 上ストッパ体
38 移動ねじ部(雌ねじ部)
39 ワッシャ
40 キャン
50 ステータ
72 弁体ホルダ

Claims (10)

  1. 下端部に弁体が設けられた弁軸と、前記弁体が接離する弁座が設けられるとともに、前記弁座に形成された弁口を介して流体が導入される弁室を有する弁本体と、前記弁口に連結された流体導入口と、前記弁室の一側方に連結された流体導出口と、前記弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周に所定の間隙をあけて配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータと前記弁体との間に配在され、前記ロータの回転を利用して前記弁体を前記弁座に接離させる駆動機構と、を備えた流量制御弁であって、
    前記弁軸に、前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばねが配備されるとともに、該圧縮コイルばねは、前記弁口を挟んだ流体入口側と前記弁室側との圧力差によって前記弁体が前記圧縮コイルばねの付勢力に抗して前記弁座からリフトせしめられるのを許容するように形成され、
    前記弁口を挟んだ流体導入口側と弁室側との圧力差によって前記弁体をプレリフトして少量の流体を流すために、該弁体のリフト量が所定量以上になるのを阻止するためのプレリフト用ストッパ手段が備えられ
    前記ロータの回転による流量制御は、プレリフト状態から成されることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記駆動機構は、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの外周に形成された固定ねじ部と、前記ロータに一体に連結されて前記弁軸及びガイドブッシュの外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダの内周に形成された移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 前記弁軸は、上から順に、前記弁軸ホルダの天井部に形成された挿通穴に通される上部小径部、該上部小径部より大径の上部大径部、該上部大径部より大径の下部大径部を有しており、前記圧縮コイルばねは、前記上部大径部に外挿されるとともに、実質的に前記弁軸ホルダの天井部と前記下部大径部の上端段丘面との間に介装されていることを特徴とする請求項2に記載の流量制御弁。
  4. 前記圧縮コイルばねの上端と前記弁軸ホルダの天井部との間にばね受けワッシャが介装されていることを特徴とする請求項3に記載の流量制御弁。
  5. 前記弁体が前記弁座に着座している閉弁状態では、前記天井部もしくは前記ばね受けワッシャと前記上部大径部の上端段丘面との間に所定の間隙が形成されるようになっており、前記天井部の挿通穴周縁部もしくは前記ばね受けワッシャと前記上部大径部の上端段丘面とが前記プレリフト用ストッパ手段を構成していることを特徴とする請求項3又は4に記載の流量制御弁。
  6. 前記弁軸は、前記ロータに一体回転可能に連結された上部軸体と該上部軸体の下端部に連結固定された天井部及び底部を有する有底円筒状の弁体ホルダとを備え、前記弁体は、前記弁座に着座する弁部、該弁部に連なる胴部、前記弁体ホルダの底部に形成された挿通穴に通される、前記胴部より小径の上部小径部を有し、前記弁体ホルダ内に、前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する前記圧縮コイルばねが配備されていることを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  7. 前記駆動機構は、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの内周に形成された固定ねじ部と、前記弁軸の上部軸体の外周に形成された移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成されていることを特徴とする請求項6に記載の流量制御弁。
  8. 前記弁体が前記弁座に着座している閉弁状態では、前記弁体ホルダの底部と前記弁体の胴部の上端との間に所定の間隙が形成されるようになっており、前記底部の挿通穴周縁部と前記胴部の上端段丘面とが前記プレリフト用ストッパ手段を構成していることを特徴とする請求項6又は7に記載の流量制御弁。
  9. 前記駆動機構に、前記ロータが所定の閉弁位置まで回転下降せしめられた際、それ以上の回転下降を阻止するための回転下降ストッパ手段が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の流量制御弁。
  10. 圧縮機と、該圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器で凝縮した冷媒の通過流量を制御する流量制御弁と、該流量制御弁で流量制御された冷媒を蒸発させる蒸発器と、を配管で接続してなる冷媒サイクルであって、
    前記流量制御弁が請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の流量制御弁で構成されると共に、前記流量制御弁の弁室側が低圧側、前記流量制御弁の弁座側が高圧側となるように前記流量制御弁に配管を接続したことを特徴とする冷凍サイクル。
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