JP2008121711A - 流量制御弁 - Google Patents

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英樹 外園
Tomoari Ouchi
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Abstract

【課題】ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことなく、より大きなサイズの緩衝用圧縮コイルばねを組み込む流量制御弁を提供する。
【解決手段】弁軸25の下端部に設けられた弁体24と、弁体24が接離する弁座22が設けられるとともに、流体が導入導出される弁室21を有する弁本体20と、キャン40と、ロータ30と、ステータ50と、ロータ30と弁軸25との間に配在され、ロータ30の回転を利用して弁体24を弁座22に接離させる駆動機構とを備え、弁室21内に、弁軸25に外挿されて弁体24を弁座22に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばね34の一部ないし全部が配在されてなる。弁軸25の下端付近に、圧縮コイルばね34の下端を受け止める下側ばね受け部25cが設けられるとともに、弁軸25の上部側に、圧縮コイルばね34の上端を受け止める上側ばね受け部材としてのワッシャ43及び細長カラー42が外挿される。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される流量制御弁に係り、特に、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことなく、コンパクトな構成のもとで大容量化等に対応できるようにされた流量制御弁に関する。
この種の流量制御弁の従来例を図3に示す。図示の流量制御弁10’は、下部大径部25aと上部小径部25bからなる弁軸25の下端部に設けられた弁体24と、流体入出口となる冷媒導入管61及び冷媒導出管62が連結されるとともに、前記弁体24が接離する弁座22(弁口22a)が設けられた弁室21を有する弁本体20とを備え、前記弁座22に対する弁体24のリフト量を制御することにより冷媒等の流体の通過流量を調整するようになっている。前記弁本体20の鍔状部材23(に形成された段差部)には、半球状の天井部40aを有する下方開口の円筒状のキャン40の下端部が突き合わせ溶接により密封接合されている。
前記キャン40の内周には、所定の間隙αをあけてロータ30が配在され、該ロータ30を回転駆動すべく前記キャン40の円筒状部分40aの外周には、ヨーク51、ボビン52、ステータコイル53,53、及び樹脂モールドカバー56等からなるステータ50が外嵌されている。
そして、ロータ30と弁軸25との間には、ロータ30の回転を利用して前記弁体24を前記弁座22に接離させる駆動機構が設けられている。この駆動機構は、弁本体20にその下端部26aが圧入固定されるとともに、弁軸25(の下部大径部25a)が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の外周に形成された固定ねじ部28と、前記弁軸25及びガイドブッシュ26の外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダ32の内周に形成されて前記固定ねじ部28に螺合せしめられた移動ねじ部38とからなるねじ送り機構で構成されている。
また、前記ガイドブッシュ26の上部小径部26bが弁軸ホルダ32の上部に内挿されるとともに、弁軸ホルダ32の天井部32a中央に弁軸25の上部小径部25bが挿通せしめられている。弁軸25の上部小径部25bの上端部は、弁軸ホルダ32の天井部32a上面に乗せられたナット33に圧入固定されている。
また、前記弁軸25は、該弁軸25の上部小径部25bに外挿され、かつ、弁軸ホルダ32の天井部32aと弁軸25における下部大径部25aの上端段丘面との間に縮装された緩衝用の圧縮コイルばね34’によって、常時下方(閉弁方向)に付勢されている。弁軸ホルダ32の天井部32a上には、コイルばねからなる復帰ばね35が設けられている。
弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されるとともに、支持リング36に弁軸ホルダ32の上部突部がかしめ固定され、これにより、ロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32が一体的に連結されている。
ガイドブッシュ26には、ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着され、弁軸ホルダ32にはストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されている。
このような構成とされた流量制御弁10’にあっては、ステータコイル53,53を第1の態様で通電励磁することにより、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が一方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、例えば弁軸ホルダ32が下方に移動して弁体24が弁座22に押し付けられて弁口22aが閉じられる。
弁口22aが閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に当接しておらず、弁体24が弁口22aを閉じたままロータ30及び弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。このときは、弁軸25に対して弁軸ホルダ32が下降するため、緩衝用の圧縮コイルばね34’が圧縮せしめられることにより弁軸ホルダ32の下降力は吸収される。その後、ロータ30がさらに回転して弁軸ホルダ32が下降すると、上ストッパ体37が下ストッパ体27に衝接し、ステータコイル53,53に対する通電が続行されても弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止される。
一方、ステータコイル53,53を第2の態様で通電励磁すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が前記と逆方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、今度は弁軸ホルダ32が上方に移動して弁体24が弁座22から離れて弁口22aが開かれ、冷媒が弁口22aを通過する。この場合、ロータ30の回転量により弁口22aの実効開口面積、すなわち冷媒の通過流量を調整することができ、ロータ30の回転量はパルス数により制御されるため、冷媒通過流量を高精度に調整することができる(詳細は、下記特許文献1等を参照)。
特開2001−50415号公報
前記のように弁体24を弁座22に押し付けるように付勢する緩衝用の圧縮コイルばね34’を備えた流量制御弁10’においては、次のような解決すべき課題があった。
すなわち、冷媒として高圧の二酸化炭素(ガス)を用いる場合等において、ロータ30やステータ50等からなるステッピングモータを含む流量制御弁全体のサイズを、これまでのものと同程度にコンパクトに保ったままで大容量化等に対応させるためには、圧縮コイルばね34’のサイズをより大きなものに変更する必要があるが、圧縮コイルばね34’のサイズを大きくすると、当該流量制御弁10’の構造上、ガイドブッシュ26及びその外周に形成された固定ねじ部28と弁軸ホルダ32及びその内周に形成された移動ねじ部38も大きくする必要がある。
ところが、固定ねじ部28や移動ねじ部38を大きくすると、それらの間の摩擦抵抗が増大し、弁開閉動作に大きな駆動力が必要となり、ステッピングモータとして出力トルクの大きなもの、すなわち、大型で価格の高いものを使用しなければならず、また、消費電力も大きくなるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことなく、より大きなサイズの緩衝用圧縮コイルばねを組み込むことができるようにされ、もって、コンパクトな構成のもとで大容量化等に対応できるようにされた流量制御弁を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る流量制御弁は、基本的には、弁軸の下端部に設けられた弁体と、該弁体が接離する弁座が設けられるとともに、流体が導入導出される弁室を有する弁本体と、該弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周に所定の間隙をあけて配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータと前記弁軸との間に配在され、前記ロータの回転を利用して前記弁体を前記弁座に接離させる駆動機構とを備える。
そして、前記弁室内に、前記弁軸に外挿されて前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばねの一部ないし全部が配在されていることを特徴としている。
前記弁軸は、好ましくは、上部小径部と下部大径部を有し、前記圧縮コイルばねの内径が前記下部大径部の外径より大きくされる。
前記駆動機構は、好ましくは、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が移動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの外周に形成された固定ねじ部と、前記弁軸及びガイドブッシュの外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダの内周に形成されて前記固定ねじ部に螺合せしめられる移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成される。
好ましい態様では、前記弁軸の下端付近に、前記圧縮コイルばねの下端を受け止める下側ばね受け部が設けられるとともに、前記弁軸の上部側に、前記圧縮コイルばねの上端を受け止める上側ばね受け部材が外挿される。
なお、下側ばね受け部は、弁軸とは別体の部材(例えば止め輪)を溶接や圧入等で弁軸に固定することにより形成してもよい。また、上側ばね受け部材は、ガイドブッシュと一体的に形成してもよい。
この場合、好ましい態様では、前記ガイドブッシュの下部に前記弁室に連なる拡張室が形成され、該拡張室に、前記圧縮コイルばねの上端部及び前記上側ばね受け部材の一部が挿入される。
より具体的な好ましい態様では、前記上側ばね受け部材は、前記弁軸に外挿されたばね受けワッシャ及び細長カラーからなり、前記細長カラーの上端は、前記弁軸ホルダの天井部に受け止め係止される。
この場合、好ましい態様では、前記ばね受けワッシャ、細長カラー、及び該カラーと前記弁軸ホルダの天井部との間に配在されたカラー受けワッシャのうちの少なくとも一つは、摩擦抵抗低減化及び/又は耐摩耗性の向上を図るべく、めっき等の表面処理が施される。
本発明に係る流量制御弁では、弁室内に、緩衝用の圧縮コイルばねの一部ないし全部が配在されるので、圧縮コイルばねのサイズをより大きなものに変更することが可能となる。ここで、従来のように、圧縮コイルばねを弁軸ホルダの天井部と弁軸における下部大径部の上端段丘面との間に配在する場合、圧縮コイルばねを大きなものに変更するには、その構造上、ガイドブッシュ及びその外周に形成された固定ねじ部と弁軸ホルダ及びその内周に形成された移動ねじ部も大きくする必要があり、結果的に固定ねじ部と移動ねじ部との間の摩擦抵抗が増大し、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことになるが、上記のように、弁室内に圧縮コイルばねの一部ないし全部を配在することにより、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことなく、より大きなサイズの圧縮コイルばねを組み込むことができ、そのため、コンパクトな構成のもとで大容量化等に対応可能となる。
以下、本発明の流量制御弁の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る流量制御弁の一実施形態の縦断面図である。なお、図1においては、前述した図3に示される従来例の流量制御弁10’の各部に対応する部分には同一の符号が付されている。
図1に示される流量制御弁10は、下部大径部25aと上部小径部25bからなる弁軸25の下端部に設けられた弁体24と、流体入出口となる冷媒導入管61及び冷媒導出管62が連結されるとともに、前記弁体24が接離する弁座22(弁口22a)が設けられた弁室21を有する弁本体20とを備え、前記弁座22に対する弁体24のリフト量を制御することにより冷媒等の流体の通過流量を調整するようになっている。前記弁本体20の鍔状部材23(に形成された段差部)には、皿状の天井部40aを有する下方開口の円筒状のキャン40の下端部が突き合わせ溶接により密封接合されている。
前記キャン40の内周には、所定の間隙αをあけてロータ30が配在され、該ロータ30を回転駆動すべく前記キャン40の円筒状部分40aの外周には、ヨーク51、ボビン52、ステータコイル53,53、及び樹脂モールドカバー56等からなるステータ50が外嵌されている。ここでは、前記ロータ30やステータ50によりステッピングモータが構成されている。
そして、前記ロータ30と弁軸25との間には、ロータ30の回転を利用して前記弁体24を前記弁座22に接離させる駆動機構が設けられている。この駆動機構は、弁本体20にその下端部26aが圧入固定されるとともに、弁軸25が移動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の中間部外周に形成された固定ねじ部28と、前記弁軸25及びガイドブッシュ26の外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダ32の下部内周に形成されて前記固定ねじ部28に螺合せしめられた移動ねじ部38とからなるねじ送り機構で構成されている。
また、前記ガイドブッシュ26の上部小径部26bが弁軸ホルダ32の上部に内挿されるとともに、弁軸ホルダ32の天井部32a中央に弁軸25の上部小径部25bが挿通せしめられている。弁軸25の上部小径部25bの上端部は、弁軸ホルダ32の天井部32a上面に乗せられたナット33に圧入固定されている。なお、ガイドブッシュ26の側面には弁室21とキャン40内の均圧を図る均圧孔26cが形成されている。
弁軸ホルダ32の天井部32a上には、コイルばねからなる復帰ばね35が設けられている。復帰ばね35は、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38との螺合が外れたときに、キャン40の内面に当接して固定ねじ部28と移動ねじ部38との螺合を復帰させるように働く。
弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リング36を介して結合されており、支持リング36に弁軸ホルダ32の上部突部がかしめ固定され、これにより、ロータ30、支持リング36及び弁軸ホルダ32が一体的に連結されている。
ガイドブッシュ26には、ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着され、弁軸ホルダ32にはストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されている。
そして、本実施形態では、前記弁室21内に、前記弁軸25の下部大径部25aに外挿されて前記弁体24を前記弁座22に押し付ける方向に付勢する緩衝用の圧縮コイルばね34(の一部ないし全部)が配在されている。
詳細には、前記ガイドブッシュ26の下部大径部26aに前記弁室21に連なる拡張室29が形成されるとともに、前記弁軸25は、従来のものより長い上部小径部25bとこの上部小径部25bの下側に連設された下部大径部25aを有するものとされ、また、前記圧縮コイルばね34の内径が前記下部大径部25aの外径より大きくされており、この圧縮コイルばね34の下端を受け止めるべく、前記弁軸25の下部大径部25aの下端付近に大径の下側ばね受け部25cが設けられるとともに、前記弁軸25の上部小径部25bに、前記圧縮コイルばね34の上端を受け止めるべく、上側ばね受け部材としてのばね受けワッシャ43及び細長カラー42が外挿されている。なお、前記拡張室29に、前記圧縮コイルばね34の上端部並びに前記ワッシャ43及び細長カラー42の下部が挿入されている。
そして、前記細長カラー42の上端は、前記弁軸ホルダ32の天井部32aに、カラー受けワッシャ39を介して受け止め係止されている。
なお、前記ばね受けワッシャ43、細長カラー42、及び該カラー42と前記弁軸ホルダ32の天井部32aとの間に配在されたカラー受けワッシャ39には、摩擦抵抗低減化及び/又は耐摩耗性の向上を図るべく、必要に応じて、めっき等の表面処理が施されている。
かかる構成の流量制御弁10にあっては、例えば、図2に示される開弁状態から、ステータコイル53,53を第1の態様で通電励磁すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が一方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、例えば弁軸ホルダ32が下方に移動して弁体24が弁座22に押し付けられて弁口22aは閉じられる。
弁口22aが閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に当接しておらず、弁体24が弁口22aを閉じたままロータ30及び弁軸ホルダ32はさらに回転下降する。このときは、弁軸25に対して弁軸ホルダ32が下降するため、緩衝用の圧縮コイルばね34が圧縮せしめられることにより弁軸ホルダ32の下降力は吸収される。その後、ロータ30がさらに回転して弁軸ホルダ32が下降すると、上ストッパ体37が下ストッパ体27に衝接し、ステータコイル53,53に対する通電が続行されても弁軸ホルダ32の下降は強制的に停止され、図1に示される如くの閉弁状態となる。
一方、この閉弁状態から、ステータコイル53,53を第2の態様で通電励磁すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁軸ホルダ32が前記と逆方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁軸ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、今度は弁軸ホルダ32が上方に移動して弁軸25の下端の弁体24が弁座22から離れて弁口22aが開かれ(図2に示される如くの開弁状態となる)、冷媒が弁口22aを通過する。この場合、ロータ30の回転量により弁口22aの実効開口面積、すなわち冷媒の通過流量を調整することができ、ロータ30の回転量はパルス数により制御されるため、冷媒通過流量を高精度に調整することができる。
以上の如くの構成とされた本実施形態の流量制御弁10においては、弁室21内に、緩衝用の圧縮コイルばね34の一部ないし全部が配在されるので、圧縮コイルばね34のサイズをより大きなものに変更して組み込むことが可能となる。ここで、従来のように、圧縮コイルばね34’を弁軸ホルダ32の天井部32aと弁軸25における下部大径部25aの上端段丘面との間に配在する場合、圧縮コイルばね34’を大きなものに変更するには、その構造上、ガイドブッシュ26及びその外周に形成された固定ねじ部28と弁軸ホルダ32及びその内周に形成された移動ねじ部38も大きくする必要があり、結果的に固定ねじ部28と移動ねじ部38との間の摩擦抵抗が増大し、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことになるが、上記のように、弁室21内に圧縮コイルばね34の一部ないし全部を配在することにより、ステッピングモータを含む流量制御弁全体の大型化を招くことなく、より大きなサイズの圧縮コイルばねを組み込むことができ、そのため、コンパクトな構成のもとで大容量化等に対応可能となる。
本発明に係る流量制御弁の一実施形態の閉弁状態を示す縦断面図。 本発明に係る流量制御弁の一実施形態の開弁状態を示す縦断面図。 従来の流量制御弁の一例を示す縦断面図。
符号の説明
10 流量制御弁
20 弁本体
21 弁室
22 弁座
23 鍔状部材
24 弁体
25 弁軸
25a 下部大径部
25b 上部小径部
26 ガイドブッシュ
27 下ストッパ
28 固定ねじ部(雄ねじ部)
29 拡張室
30 ロータ
32 弁軸ホルダ
33 プッシュナット
34 圧縮コイルバネ
35 復帰ばね
36 支持リング
37 上ストッパ体
38 移動ねじ部(雌ねじ部)
39 ワッシャ
40 キャン
42 細長カラー
43 ばね受けワッシャ
50 ステータ

Claims (7)

  1. 弁軸の下端部に設けられた弁体と、該弁体が接離する弁座が設けられるとともに、流体が導入導出される弁室を有する弁本体と、該弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周に所定の間隙をあけて配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータと前記弁軸との間に配在され、前記ロータの回転を利用して前記弁体を前記弁座に接離させる駆動機構とを備えた流量制御弁であって、
    前記弁室内に、前記弁軸に外挿されて前記弁体を前記弁座に押し付ける方向に付勢する圧縮コイルばねの一部ないし全部が配在されていることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記弁軸は、上部小径部と下部大径部を有し、前記圧縮コイルばねの内径が前記下部大径部の外径より大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の流量制御弁。
  3. 前記駆動機構は、前記弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁軸が移動自在に内挿された筒状のガイドブッシュの外周に形成された固定ねじ部と、前記弁軸及びガイドブッシュの外周に配在された下方開口の筒状の弁軸ホルダの内周に形成されて前記固定ねじ部に螺合せしめられる移動ねじ部とからなるねじ送り機構で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の流量制御弁。
  4. 前記弁軸の下端付近に、前記圧縮コイルばねの下端を受け止める下側ばね受け部が設けられるとともに、前記弁軸の上部側に、前記圧縮コイルばねの上端を受け止める上側ばね受け部材が外挿されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の流量制御弁。
  5. 前記ガイドブッシュの下部に前記弁室に連なる拡張室が形成され、該拡張室に、前記圧縮コイルばねの上端部及び前記上側ばね受け部材の一部が挿入されていることを特徴とする請求項4に記載の流量制御弁。
  6. 前記上側ばね受け部材は、前記弁軸に外挿されたばね受けワッシャ及び細長カラーからなり、前記細長カラーの上端は、前記弁軸ホルダの天井部に受け止め係止されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の流量制御弁。
  7. 前記ばね受けワッシャ、細長カラー、及び該カラーと前記弁軸ホルダの天井部との間に配在されたカラー受けワッシャのうちの少なくとも一つは、摩擦抵抗低減化及び/又は耐摩耗性の向上を図るべく、めっき等の表面処理が施されていることを特徴とする請求項6に記載の流量制御弁。
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