JP5424919B2 - 電動弁 - Google Patents

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本発明は、空気調和機、冷凍機等に組み込まれて使用される電動弁に係り、特に、ロータの回転を利用してねじ送りにより弁棒(弁体)を弁座から接離させるタイプの電動弁に関する。
この種の電動弁の従来例を図4に示す。図示の電動弁1’は、下端部に弁体24が一体に設けられた弁棒25と、前記弁体24が接離する弁座22が設けられるとともに、この弁座22に形成された弁口22aを介して冷媒が導入される弁室21を有する弁本体20と、この弁本体20にその下端部が密封接合されたキャン40と、このキャン40の内周に所定の間隙αをあけて配在されたロータ30と、このロータ30を回転駆動すべく前記キャン40に外嵌されたステータ50と、前記ロータ30と前記弁体24との間に配在され、前記ロータ30の回転を利用して前記弁体24を前記弁座22に接離させるねじ送り機構とを備え、前記弁座22に対する弁体24のリフト量を変化させることにより流量を制御するようになっている。
前記弁本体20の一側部及び下端部には、それぞれ導管46、47が連結固定されている。
前記ステータ50は、ヨーク51、ボビン52、ステータコイル53、及び樹脂モールドカバー56等で構成され、前記ロータ30やステータ50等でステッピングモータが構成される。
前記ロータ30には、支持リング36が一体的に結合されるとともに、この支持リング36に、前記弁棒25及びガイドブッシュ26の外周に配在された下方開口で筒状の弁棒ホルダ32の上部突部がかしめ固定され、これにより、ロータ30、支持リング36及び弁棒ホルダ32が一体的に連結されている。
前記ねじ送り機構は、弁本体20に設けられた嵌合穴29にその下端部26aが圧入固定されるとともに、弁棒25(の下部大径部25a)が摺動自在に内挿された筒状のガイドブッシュ26の外周に形成された固定ねじ部(雄ねじ部)28と、前記弁棒ホルダ32の内周に形成されて前記固定ねじ部28に螺合せしめられた移動ねじ部(雌ねじ部)38とから構成されている。
また、前記ガイドブッシュ26の上部小径部26bが弁棒ホルダ32の上部に内挿されるとともに、弁棒ホルダ32の天井部32aの中央(に形成された通し穴)に弁棒25の上部小径部25bが挿通せしめられている。弁棒25の上部小径部25bの上端部にはプッシュナット33が圧入固定されている。
また、前記弁棒25は、該弁棒25の上部小径部25bに外挿され、かつ、弁棒ホルダ32の天井部32aと弁棒25における下部大径部25aの上端段丘面との間に縮装された閉弁ばね34によって、常時下方(閉弁方向)に付勢されている。
弁棒ホルダ32の天井部32a上でプッシュナット33の外周には、コイルばねからなる復帰ばね35が設けられている。この復帰ばね35は、実質的に全開状態となった後もロータ30と共に弁棒ホルダ32がさらに回転しながら上昇せしめられた際、キャン40の天井部40aの内面に圧接して弁棒ホルダ32を下方に付勢するようになっており、これにより、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁棒ホルダ32の移動ねじ部38との螺合が外れた(所謂ねじ抜けした)場合に、ロータ30を逆回転(下降)させることで、再び固定ねじ部28と移動ねじ部38との螺合を復帰させるように働く。
ガイドブッシュ26には、前記ロータ30が所定の閉弁位置まで回転下降せしめられた際、それ以上の回転下降を阻止するための回転下降ストッパ機構の一方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着され、弁棒ホルダ32には前記ストッパ機構の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が固着されている。
なお、前記閉弁ばね34は、弁体24が弁座22に着座する閉弁状態において所要のシール圧を得るため(弁洩れ防止)、及び、弁体24が弁座22に衝接した際の衝撃を緩和するために配備されている。
このような構成とされた電動弁1’にあっては、ステータコイル53,53に第1の態様で通電励磁パルスを供給することにより、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁棒ホルダ32が一方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁棒ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、例えば弁棒ホルダ32が下方に移動(下降)して弁体24が弁座22に押し付けられて弁口22aが閉じられる(全閉状態)。
弁口22aが閉じられた時点では、上ストッパ体37は未だ下ストッパ体27に衝接しておらず、弁体24が弁口22aを閉じたままロータ30及び弁棒ホルダ32はさらに回転下降する。この場合、弁棒25(弁体24)は下降しないが、弁棒ホルダ32は下降するため、閉弁ばね34が所定量圧縮せしめられ、その結果、弁体34が弁座22に強く押し付けられるとともに、弁棒ホルダ32の回転下降により、上ストッパ体37が下ストッパ体27に衝接し、その後ステータコイル53,53に対するパルス供給が続行されても弁棒ホルダ32の回転下降は強制的に停止される。
一方、ステータコイル53,53に第2の態様で通電励磁パルスを供給すると、弁本体20に固定されたガイドブッシュ26に対し、ロータ30及び弁棒ホルダ32が前記と逆方向に回転せしめられ、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁棒ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、今度は弁棒ホルダ32が上方に移動(上昇)する。この場合、弁棒ホルダ32の回転上昇開始時点(パルス供給開始時点)では、閉弁ばね34が前記のように所定量圧縮せしめられているので、閉弁ばね34が前記所定量分伸長するまでは、前記弁体24が弁座22からは離れず閉弁状態(リフト量=0)のままである。そして、閉弁ばね34が前記所定量分伸長した後、弁棒ホルダ32がさらに回転上昇せしめられると、前記弁体24が弁座22から離れて弁口22aが開かれ、冷媒が弁口22aを通過する。この場合、ロータ30の回転量により弁体24のリフト量、すなわち冷媒の通過流量を調整することができ、ロータ30の回転量は供給パルス数により制御されるため、冷媒通過流量を高精度に制御することができる(詳細は、下記特許文献1等を参照)。
また、電動弁として、下記特許文献2に見られるように、雄ねじ部が設けられた弁棒(シャフト)と、雌ねじ部が設けられた弁体と、該弁体を、その回転は阻止するが軸線方向に対しては往復動可能にガイドするガイド部を有する弁本体とを備え、弁棒の上端部がキャンの頂部に設けられた支持部により支持され、弁棒の下端部が弁本体に固定された軸受部材により支持され、前記弁体部分を、上下動のみ許容して回転はさせないように構成したもの等も知られている。
特開2008−169910号公報 特開2000−346225号公報
上記した電動弁1’では、ガイドブッシュ26の固定ねじ部28と弁棒ホルダ32の移動ねじ部38とのねじ送りにより、ロータ30、弁棒ホルダ32、及び上ストッパ体37は、一体的に回転しながら上下動(昇降)するようになっており、弁棒ホルダ32の下降規制は、弁棒ホルダ32と一体の上ストッパ体37が回転しながら下降(螺旋運動)してその前端面が下ストッパ体27の後端面上部に衝接する(回転方向に沿って接当する)ことよりなされる。この場合、上ストッパ体37は1回転で1ピッチずつ下降するため、しばしば、上ストッパ体37の底面が下ストッパ体27の上面に接触して噛み込み、それ以上回転下降できなくなって(弁棒25がロックして)しまう等の作動不良が発生することがあった。このような作動不良が発生すると、流量を適切に調節できなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、比較的簡素な構成でありながら、噛み込み・ロック等の作動不良を生じ難くでき、低コストで信頼性の高い電動弁を提供することにある。
前記の目的を達成すべく、本発明に係る電動弁は、基本的には、下端部に弁体が設けられた弁棒と、前記弁体が接離する弁座が設けられた弁本体と、該弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁棒が内挿された筒状のガイド部材と、前記弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周側に配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータの回転を利用して前記弁棒を上下動させるねじ送り機構とを備え、前記ロータは、前記ガイド部材に回転自在に支持されるが上下動は阻止され、前記ロータに固定ストッパが設けられるとともに、前記弁棒に移動ストッパが設けられ、前記弁棒及び移動ストッパは、前記ロータ及び固定ストッパと一体的に回転するとともに、前記ねじ送り機構により上下方向にねじ送りされ、該ねじ送りにより前記弁棒が所定位置まで移動せしめられたとき、前記移動ストッパが前記固定ストッパに接当係止されるように構成されていることを特徴としている。
前記ねじ送り機構は、好ましくは、前記ガイド部材の内周に形成された雌ねじ部と、前記弁棒の外周に形成された雄ねじ部とで構成される。
好ましい態様では、前記弁棒は、前記雄ねじ部が設けられた中央ねじ部とこの中央ねじ部の下側に連設された天井付き円筒部とを備え、該天井付き円筒部の下部に、前記弁体が摺動自在に嵌挿されるとともに、該弁体と前記円筒部の天井部との間に、前記弁体を常時下方に付勢する閉弁ばねが縮装される。
他の好ましい態様では、前記弁棒における中央ねじ部の上側に、断面非円形の嵌挿軸部が設けられ、前記固定ストッパに、前記嵌挿軸部が上下方向に摺動自在に嵌挿される平面視非円形の挿通穴が形成される。
他の好ましい態様では、前記中央ねじ部と前記嵌挿軸部との間に形成される段丘面が、前記弁棒の上昇限界位置を定める上限用移動ストッパとされ、前記嵌挿軸部の上側には、前記弁棒の下降限界位置を定める下限用移動ストッパが設けられる。
本発明に係る電動弁の好ましい態様では、ロータ、固定ストッパ、弁棒、上限用移動ストッパ、及び下限用移動ストッパが一体回転するようにされていて、固定ストッパに対して上限用移動ストッパ及び下限用移動ストッパは相対回転せず、固定ストッパに対して上限用移動ストッパ及び下限用移動ストッパがその上下方向から接当して弁棒の動き(回転しながらの上下動)を止める構成となっているので、従来例のようにストッパを回転方向から衝接させる場合に比して、比較的簡素な構成でありながら、噛み込み・ロック等の作動不良を生じ難くでき、その結果、低コストで信頼性の高い電動弁を提供することが可能となる。
本発明に係る電動弁の一実施形態の全閉状態を示す縦断面図。 本発明に係る電動弁の一実施形態の全開状態を示す縦断面図。 図1に示される電動弁の弁棒の上半部周りを示す拡大分解斜視図。 従来の電動弁の一例を示す縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1、図2は、本発明に係る電動弁の一実施形態の全閉状態及び全開状態を示す縦断面図である。この図1、図2に示される電動弁1において、前述した図4に示される従来例の電動弁1’の各部に対応する部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
図示の電動弁1は、下端部に弁体15が摺動自在に設けられた弁棒10と、弁室21及び弁座22が設けられた弁本体20と、この弁本体20にその下端部が密封接合されたキャン40と、弁本体20にその下端部が圧入固定されたガイドブッシュ60と、キャン40の内周に所定の間隙αをあけて配在されたロータ30と、このロータ30を回転駆動すべく前記キャン40に外嵌されたステータ50(図示省略)と、前記ロータ30の回転を利用して前記弁体15を前記弁座22に接離させるねじ送り機構11(雄ねじ部11Aと雌ねじ部11B)とを備え、前記弁座22に対する弁体15のリフト量を変化させることにより流量を制御するようになっている。
前記ガイドブッシュ60は、弁棒10(の天井付き円筒部10d)が摺動自在に内挿された円筒状ガイド部61と前記ねじ送り機構11を構成する雌ねじ部11Bが設けられた雌ねじ形成部62とからなり、雌ねじ形成部62は、前記円筒状ガイド部61と同外径の大径部62aと小径部62bとからなり、小径部62bの上端部がかしめ部63(後述)となっている。
前記ロータ30は、外周円筒部30Aと内周円筒部30Bとそれらを連結する複数本の連結部30Cとからなり、内周円筒部30Bは、薄肉上部30dと該薄肉上部30dより内径が小なる厚肉下部30eとからなっている。この厚肉下部30eは、ガイドブッシュ60の大径部62a上(段丘面62c上)に乗せられるとともに、小径部62bに回転自在に緩く外嵌されている。加えて、ガイドブッシュ60に対するロータ30の回転を許容するがその上下動(昇降)は阻止すべく、小径部62bの上端部に、厚肉下部30eの上側内端面部30fに被さるように、係止用かしめ部63が形成されている。
また、内周円筒部30Bの上端段丘部には、厚肉段付き円板状の蓋状固定ストッパ17が内嵌されて溶接等で固定されている。
一方、前記弁棒10は、前記ガイドブッシュ60の雌ねじ部11Bに螺合する雄ねじ部11Aが設けられた中央ねじ部10cとこの中央ねじ部10cの下側に連設された天井付き円筒部10dとを備え、天井付き円筒部10dの下部には、鍔状部15a付きの弁体15が摺動自在に嵌挿された抜け止め用カラー16が溶接等により内嵌固定され、弁体15の鍔状部15aと天井付き円筒部10dの天井部との間には、弁体15を常時下方(閉弁方向)に付勢する閉弁ばね14が縮装されている。
また、弁棒10における中央ねじ部10cの上側には、図1、図2に加えて図3の分解斜視図を参照すればよくわかるように、断面非円形(平行面取りしたレーストラック形)の嵌挿軸部10bが設けられ、前記蓋状固定ストッパ17の中央部には、この嵌挿軸部10bが上下方向に摺動自在に嵌挿される平面視レーストラック形の挿通穴17aが形成されている。
ここでは、前記中央ねじ部10cと嵌挿軸部10bとの間の段差部分(段丘面)が、弁棒10の上昇限界位置を定める上限用移動ストッパ12とされ、また、前記嵌挿軸部10bの上端面には、弁棒10の下降限界位置を定める下限用移動ストッパ13が外嵌されて溶接等で固定される固定用小径部10aが突設されている。
前記嵌挿軸部10bが蓋状固定ストッパ17の挿通穴17aに嵌挿されることにより、ロータ30、蓋状固定ストッパ17、弁棒10(上限用移動ストッパ12)、及び下限用移動ストッパ13が一体回転するとともに、ロータ30は、ガイドブッシュ60の段丘面62cと係止用かしめ部63とによりその上下動(昇降)が阻止されるが、弁棒10は、ねじ送り機構11(雄ねじ部11Aと雌ねじ部11B)により上下方向にねじ送り(昇降)せしめられる。この場合、弁棒10は、図1に示される如くに、下限用移動ストッパ13が蓋状固定ストッパ17上面に接当係止された位置が下降限界位置であり、図2に示される如くに、上限用移動ストッパ(段丘面)12が蓋状固定ストッパ17下面に接当係止された位置が上昇限界位置となる。
このような構成とされた本実施形態の電動弁1では、ロータ30が一方向に回転せしめられると、弁棒10がそれと一体に回転するとともに、弁棒10がねじ送り機構11(雄ねじ部11Aと雌ねじ部11B)により、上下動が阻止されているロータ30及び蓋状固定ストッパ17に対して下降し、弁体15が弁座22に押し付けられて弁口22aが閉じられる(全閉状態)。
弁口22aが閉じられた時点では、下限用移動ストッパ13は未だ蓋状固定ストッパ17に接当しておらず、弁体15が弁口22aを閉じたまま弁棒10はさらに回転下降する。この場合、弁棒10が下降するため、閉弁ばね14が所定量圧縮せしめられ、その結果、弁体15が弁座22に強く押し付けられるとともに、弁棒10の回転下降により、やがて下限用移動ストッパ13が蓋状固定ストッパ17に接当してそれ以上の下降は阻止され、弁棒10の回転下降は強制的に停止される(図1に示される状態)。
一方、ロータ30が前記と逆方向に回転せしめられると、弁棒10がそれと一体に回転するとともに、弁棒10がねじ送り機構11(雄ねじ部11Aと雌ねじ部11B)により、上下動が阻止されているロータ30及び蓋状固定ストッパ17に対して上昇する。この場合、弁棒10の回転上昇開始時点では、閉弁ばね14が前記のように所定量圧縮せしめられているので、閉弁ばね14が前記所定量分伸長するまでは、前記弁体15が弁座22からは離れず閉弁状態(リフト量=0)のままである。そして、閉弁ばね14が前記所定量分伸長した後、弁棒10がさらに回転上昇せしめられると、前記弁体15が弁座22から離れて弁口22aが開かれる。
弁棒10が回転上昇して弁体15のリフト量が所定量を超えると全開状態となり、このときは、上限用移動ストッパ(段丘面)12が蓋状固定ストッパ17下面に接当してそれ以上の上昇は阻止され、弁棒10の回転上昇は強制的に停止される(図2に示される状態)。
このように本実施形態の電動弁1では、ロータ30、蓋状固定ストッパ17、弁棒10(上限用移動ストッパ12)、及び下限用移動ストッパ13が一体回転するようにされていて、蓋状固定ストッパ17に対して上限用移動ストッパ12及び下限用移動ストッパ13は相対回転せず、蓋状固定ストッパ17に対して上限用移動ストッパ12及び下限用移動ストッパ13がその上下方向から接当して弁棒10の動きを止める構成となっているので、比較的簡素な構成でありながら、従来例のようにストッパを回転方向から衝接させる場合に比して、噛み込み・ロック等の作動不良を生じ難くでき、その結果、低コストで信頼性の高い電動弁を提供することが可能となる。
なお、電動弁1の各部、例えば、ロータ30、固定ストッパ17、移動ストッパ12、13、嵌挿軸部10b等の形状・構成は、上記した実施形態のものに限られる訳ではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
1 電動弁
10 弁棒
11 ねじ送り機構
11A 雄ねじ部
11B 雌ねじ部
12 上限用移動ストッパ
13 下限用移動ストッパ
14 閉弁ばね
15 弁体
17 蓋状固定ストッパ
20 弁本体
21 弁室
22 弁座
22a 弁口
30 ロータ
40 キャン
50 ステータ
60 ガイドブッシュ
63 係止用かしめ部

Claims (5)

  1. 下端部に弁体が設けられた弁棒と、前記弁体が接離する弁座が設けられた弁本体と、該弁本体にその下端部が固定されるとともに、前記弁棒が内挿された筒状のガイド部材と、前記弁本体にその下端部が密封接合されたキャンと、該キャンの内周側に配在されたロータと、該ロータを回転駆動すべく前記キャンに外嵌されたステータと、前記ロータの回転を利用して前記弁棒を上下動させるねじ送り機構とを備えた電動弁であって、
    前記ロータは、前記ガイド部材に回転自在に支持されるが上下動は阻止され、前記ロータに固定ストッパが設けられるとともに、前記弁棒に移動ストッパが設けられ、前記弁棒及び移動ストッパは、前記ロータ及び固定ストッパと一体的に回転するとともに、前記ねじ送り機構により上下方向にねじ送りされ、該ねじ送りにより前記弁棒が所定位置まで移動せしめられたとき、前記移動ストッパが前記固定ストッパに接当係止されるように構成されていることを特徴とする電動弁。
  2. 前記ねじ送り機構は、前記ガイド部材の内周に形成された雌ねじ部と、前記弁棒の外周に形成された雄ねじ部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
  3. 前記弁棒は、前記雄ねじ部が設けられた中央ねじ部とこの中央ねじ部の下側に連設された天井付き円筒部とを備え、該天井付き円筒部の下部に、前記弁体が摺動自在に嵌挿されるとともに、該弁体と前記円筒部の天井部との間に、前記弁体を常時下方に付勢する閉弁ばねが縮装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動弁。
  4. 前記弁棒における中央ねじ部の上側に、断面非円形の嵌挿軸部が設けられ、前記固定ストッパに、前記嵌挿軸部が上下方向に摺動自在に嵌挿される平面視非円形の挿通穴が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
  5. 前記中央ねじ部と前記嵌挿軸部との間に形成される段丘面が、前記弁棒の上昇限界位置を定める上限用移動ストッパとされ、前記嵌挿軸部の上側には、前記弁棒の下降限界位置を定める下限用移動ストッパが設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電動弁。
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