JP3739956B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ステップモータで弁体を開閉駆動するようにした電動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍サイクル中の膨張弁その他各種の弁において、弁体をステップモータで開閉駆動するようにした電動弁が用いられている。
【0003】
そのような電動弁においては、一般に、ステップモータの回転子に連結された螺動子の先端軸線部に弁体が取り付けられていて、螺動子をステップモータで回転させることにより、螺動子の先端に取り付けられた弁体が回転しながら軸線方向に進退して弁開度が制御されるようになっている。
【0004】
ただし、そのような電動弁においては、弁が全閉になったときにさらに加わるステップモータの回転力によって、螺動子の雄ネジ部が相手方の雌ネジ部に食い込んでしまい、次に弁を開こうとするときに再起動できなくなってしまう場合がある。
【0005】
そこで、従来は、ステップモータの回転子から軸線と平行方向に突設された一対のロッドに係合して回転する雌ネジ板を、固定部分に設けられた雄ネジ棒に螺合させて、弁体を動作させる回転子の回転に伴って雌ネジ板が回転しながら軸線方向に移動し、雄ネジ棒の端部に形成された鍔に雌ネジ板が当接することによりそれ以上の移動が規制されるようにしていた(特開昭61−99782号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような従来の電動弁も、最後の停止状態においては雌ネジ板のネジ部と雄ネジ棒のネジ部とが食い込もうとする状態になる構造であることに変わりがないので、そのネジのリードを非常に大きな特殊なものにする必要があり、また機構が大型化してしまう等の問題があった。
【0007】
そこで本発明は、弁が全閉状態になったときに構造的にネジ部等の食い込みが発生せず、全閉状態から確実に再起動することができてしかも小型化することができる電動弁を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の電動弁は、固定子コイルへの通電によって回転駆動される回転子に、先端軸線部に弁体が取り付けられた螺動子を一体的に回転するように連結すると共に、上記螺動子のネジよりピッチの大きな雌ネジを上記回転子の軸線位置に螺設し、回転が規制された状態で上記雌ネジと螺合して配置されて上記回転子の回転により軸線方向に進退される雄ネジ体を設け、上記回転子の回転によって上記雄ネジ体が進退したときに、上記回転子と共に回転して上記雄ネジ体の周りを回動する回動ストッパが上記雄ネジ体に設けられた固定ストッパに当接するようにしたことを特徴とする。
【0009】
なお、上記固定ストッパが、上記雄ネジ体のネジ山をその端部において上記雄ネジ体の中心方向に向かって切り落とした形状のネジ山端面によって形成されていてもよい。
【0010】
或いは、上記固定ストッパが、上記回転子との螺合部以外の部分において上記雄ネジ体から側方に突出形成されていてもよい。
また、上記回動ストッパが上記回転子に一体に形成されていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、例えばカーエアコン用の冷凍サイクル中に用いられる膨張弁に本発明を適用した例を示しており、図示されていない蒸発器に送り込まれる冷媒が通る冷媒通路1が本体ブロック2にL字状に形成されて、その冷媒通路1の中間部分に、細く絞られた弁座3が形成されている。
【0012】
弁座3に上流側から対向して配置された円錐状の弁体4は、螺動子5の先端軸線位置に小さな圧縮コイルスプリング6で前方に向けて付勢されて取り付けられており、軸線方向に退避可能である。7は、圧縮コイルスプリング6で押される弁体4の鍔部を当接させて位置決めをする回動ストッパである。
【0013】
螺動子5の外周面にはピッチの小さな雄ネジ8が形成されていて、本体ブロック2に一体的に圧入固定された雌ネジ筒9の内周面に形成された雌ネジと螺合している。なお、雌ネジ筒9を本体ブロック2と一体部品にしてもよい。
【0014】
したがって、螺動子5を回転させると、螺動子5の先端に取り付けられた弁体4は螺動子5と共に螺動(回転しながら軸線方向に移動)し、弁座3との間の隙間の大きさ(弁開度)が変化する。
【0015】
10はステップモータであり、ドーナツ状に形成された固定子コイル11に通電することにより、その内側の隔壁筒12内に配置された回転子13が回転駆動される。13aは、固定子コイル11に対向して回転子13の外周部に取り付けられた永久磁石である。
【0016】
回転子13の半部(弁体4寄りの部分)の軸線位置には、螺動子5の基部が一体的に結合されており、回転子13と螺動子5とは回転方向にも軸線方向にも一体となって動作する。
【0017】
回転子13の残りの半部の軸線位置には、外端部側から雌ネジ14が螺設されている。この雌ネジ14は、螺動子5と雌ネジ筒9との螺合部のネジ部に比べて大きなピッチで同方向に螺設されている。
【0018】
15は、回転子13に形成された雌ネジ14と螺合する雄ネジ部を有する雄ネジ体であり、図2に単体で示されるように、棒状体の一端部側に形成された雄ネジ15aのネジ山が、両端部において雄ネジ体15の中心方向に向かって切り落とされた形状に形成されている。
【0019】
15b,15cが、そのネジ山端面であり、回転子13の回転によって雄ネジ体15が軸線方向に進退したときに、回転子13に設けられた回動ストッパ21,22が当接する固定ストッパになっている。
【0020】
雄ネジ体15の軸線位置には角孔16が穿設されており、そこに、図1に示されるように、隔壁筒12に対して連結固定された固定角軸17が進退自在に差し込まれている。
【0021】
したがって、回転子13に形成された雌ネジ14と螺合して固定角軸17によって回転が規制された雄ネジ体15は、回転子13が回転するのに伴って軸線方向に移動させられる。
【0022】
回転子13の雌ネジ14の両端のネジ山部分付近には、雄ネジ体15のネジ山端面によって形成された固定ストッパ15b,15cと当接する回動ストッパ21,22が設けられている。
【0023】
この実施の形態においては、回転子13の奥側位置に設けられた第1の回動ストッパ21は回転子13に溶接等によって一体的に固着され、回転子13の端部側の位置に設けられた第2の回動ストッパ22は、固定位置を軸線周りに調整可能に回転子13にネジ止め固定されている。
【0024】
このように構成された実施の形態の電動弁は、固定子コイル11に通電をして、弁体4が弁座3からいっぱいに退避するように回転子13を回転させると、図1に示されるように、第1の回動ストッパ21が雄ネジ体15の第1のネジ山端面15bに当接して停止し、全開状態になる。
【0025】
このとき、第1の回動ストッパ21は雄ネジ体15の第1の固定ストッパ15bに対してほぼ垂直方向に当接するので、停止時におけるストッパやネジ類の食い込み現象は全く発生せず、閉弁時には円滑に再起動する。
【0026】
固定子コイル11に極性を逆に通電をして、弁体4が弁座3に接近するように回転子13を回転させると、図3に示されるように、回転子13が弁座3に接近する方向に移動すると同時に雄ネジ体15が逆方向に移動する。
【0027】
そして、弁体4が弁座3に当接した直後のタイミングで、第2の回動ストッパ22が雄ネジ体15の第2の固定ストッパ15cに当接した状態になることにより、回転子13と螺動子5が共に移動を規制されて停止する。
【0028】
このとき、第2の回動ストッパ22は雄ネジ体15の第2の固定ストッパ15cに対してほぼ垂直方向に当接するので、停止時におけるストッパやネジ類の食い込み現象は全く発生せず、開弁時には円滑に再起動する。
【0029】
図4は、本発明の第2の実施の形態の電動弁を示しており、図5にも示されるように、固定ストッパ123を、雄ネジ体15の回転子13と螺合していない突端部分から側方に突出形成し、回動ストッパ120を「コ」の字形に形成したものであり、その他の部分は前述の第1の実施の形態と同じである。
【0030】
固定ストッパ123は雄ネジ体15と一体に形成されており、回動ストッパ120は、「コ」字状の両端部分が回転子13の外縁側から内方に向かって突出する状態に回転子13に固着されていて、その両端突出部分が第1と第2の回動ストッパ121,122になっている。
【0031】
このように構成しても、回転子13が回転駆動されると、図4及び図6に示されるように雄ネジ体15が軸線方向に移動して、移動範囲の両端において第1の回動ストッパ121又は第2の回動ストッパ122が固定ストッパ123に対して当接するので、停止時におけるストッパやネジ類の食い込み現象が発生せず、円滑に再起動することができる。
【0032】
そして、ストッパの当接面積を大きくとることができるので、ストッパの耐久性にも優れ、さらに、回動ストッパ120を回転子13と一体形成すれば部品点数が少なく済んで、製造コストを低減することもできる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、回転子の回転によって雄ネジ体が進退したときに、回転子と共に回転して雄ネジ体の周りを回動する回動ストッパが雄ネジ体に設けられた固定ストッパに当接するようにしたことにより、ストッパやネジ類の食い込み現象が発生することなく停止させることができるので、全閉時においても全開時においても次には円滑に再起動させることができ、しかも構造が極めて簡単で電動弁を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電動弁の全開時の縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の雄ネジ体の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の電動弁の全閉時の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の電動弁の全開時の縦断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のストッパ部分の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の電動弁の全閉時の縦断面図である。
【符号の説明】
3 弁座
4 弁体
5 螺動子
8 雄ネジ
10 ステップモータ
11 固定子コイル
13 回転子
14 雌ネジ
15 雄ネジ体
15b 第1の固定ストッパ
15c 第2の固定ストッパ
16 角孔
17 固定角軸
21 第1の回動ストッパ
22 第2の回動ストッパ
120 回動ストッパ
121 第1の回動ストッパ
122 第2の回動ストッパ
123 固定ストッパ

Claims (4)

  1. 固定子コイルへの通電によって回転駆動される回転子に、先端軸線部に弁体が取り付けられて外周面には電動弁の不動部に形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部が形成された螺動子を一体的に回転するように連結して、上記螺動子が上記回転子の回転に伴って螺動して軸線方向に移動することにより、上記弁体と弁座との間の隙間の大きさである弁開度が制御されるように構成された電動弁において、
    上記螺動子の雄ネジ部よりピッチの大きな雌ネジを上記回転子の軸線位置に螺設すると共に、回転が規制された状態で上記雌ネジと螺合して上記回転子の回転により軸線方向に進退される雄ネジ体を設け、上記回転子の回転によって上記雄ネジ体が進退したときに、上記回転子と共に回転して上記雄ネジ体の周りを回動する回動ストッパが上記雄ネジ体に設けられた固定ストッパに当接するようにしたことを特徴とする電動弁。
  2. 上記固定ストッパが、上記雄ネジ体のネジ山をその端部において上記雄ネジ体の中心方向に向かって切り落とした形状のネジ山端面によって形成されている請求項1記載の電動弁。
  3. 上記固定ストッパが、上記回転子との螺合部以外の部分において上記雄ネジ体から側方に突出形成されている請求項1記載の電動弁。
  4. 上記回動ストッパが上記回転子に一体に形成されている請求項1、2又は3記載の電動弁。
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