JPH0640541U - モータ駆動弁 - Google Patents

モータ駆動弁

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JPH0640541U
JPH0640541U JP7621992U JP7621992U JPH0640541U JP H0640541 U JPH0640541 U JP H0640541U JP 7621992 U JP7621992 U JP 7621992U JP 7621992 U JP7621992 U JP 7621992U JP H0640541 U JPH0640541 U JP H0640541U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
valve
rotary shaft
male screw
axial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP7621992U
Other languages
English (en)
Inventor
康二 羽生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0640541U publication Critical patent/JPH0640541U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転軸を軸方向に進めるための螺合部にネジ山
の食い込みが発生せず、しかも漏れのない全閉状態を得
ることができるモータ駆動弁を提供することを目的とす
る。 【構成】固定された部材25と螺合する回転軸23をモ
ータ20で回転駆動して軸方向に進めることによって、
上記回転軸23の先端側に配置された弁体13を弁座1
2に押し付けるようにしたモータ駆動弁において、上記
回転軸23の上記固定された部材25との螺合部分26
aとモータ20で駆動される部分との間を分離してその
間を弾力性のある部材27を介して連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、モータの回転によって開閉駆動されるモータ駆動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来のモータ駆動弁を示しており、フレーム91と螺合部96で螺合す る回転軸92を、モータ93で回転駆動して軸方向に進退させることによって、 回転軸92の先端に配置された弁体94と弁座95との間の間隔を変化させるよ うにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のモータ駆動弁は、フレーム91と螺合する回転軸 の螺合部96にモータ93の回転力が直接的に加わるので、モータ93の回転に よって弁体94が弁座95に押し付けられて回転軸92がそれ以上軸方向に進ま なくなった直後に、慣性等によってモータ93の回転力が螺合部96にさらに加 わって、ねじ山どうしが強く食い込み、次にモータ93を逆転させても回転軸9 2が回転せず、弁が開かなくなってしまうことがあった。
【0004】 そこで従来は、弁体94が弁座95に着座する直前に回転軸92の回転を止め るためのストッパを設けたものなどもあるが、そのようにすると弁を完全に閉じ ることができなくなるので、いわゆる全閉時の漏れが発生する不都合がある。
【0005】 そこで本考案は、回転軸を軸方向に進めるための螺合部にネジ山の食い込みが 発生せず、しかも漏れのない全閉状態を得ることができるモータ駆動弁を提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のモータ駆動弁は、固定された部材と螺合 する回転軸をモータで回転駆動して軸方向に進めることによって、上記回転軸の 先端側に配置された弁体を弁座に押し付けるようにしたモータ駆動弁において、 上記回転軸の上記固定された部材との螺合部分とモータで駆動される部分との間 を分離してその間を弾力性のある部材を介して連結したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
モータの回転によって弁体が弁座に押し付けられて回転軸がそれ以上軸方向に 進まなくなったときに、慣性等によってモータがさらに回転を続けると、モータ によって駆動される部分と螺合部分との間を連結する弾力性のある部材が弾性変 形をして、そこでモータの回転力が吸収される。その結果、螺合部分には大きな 回転力は加わらず、ねじ山の食い込みが発生しない。
【0008】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図1は、本考案の第1の実施例のモータ駆動弁10を示しており、モータ駆動 弁10のベースブロック11が、例えば給湯管1の途中に接続されている。
【0009】 ベースブロック11の中央には、上流側から下流側に向かって漸次径が大きく なるテーパ状の弁座12が設けられていて、その弁座12に、球状の弁体13が 当接するように設けられている。14はシール用のOリングである。
【0010】 弁体13は傘状に形成された弁支え15の先端に溶接されており、その弁支え 15は、圧縮コイルバネ16によって、弁体13が弁座12から引き離される方 向に常時付勢されている。
【0011】 ベースブロック11の上面側には、正逆両方向に回転可能なパルスモータ20 の取り付け座21が、ねじ止め固定されている。20aはパルスモータ20の駆 動コイル。20bは、外周部にマグネット20cが固着されて回転駆動されるロ ータ、22はシール用のOリングである。
【0012】 ロータ20bの中心軸部には、ロータ20bと一体となって回転するように回 転軸23が圧入されている。 またロータ20bは、取り付け座21のシリンダ部21a内において軸方向に も移動自在に配置されており、ロータ20bが軸方向に移動すれば回転軸23も それと一緒に軸方向に移動する。
【0013】 ベースブロック11と取り付け座21との間には、中心部分に雌ねじ25aが 螺設された雌ねじ盤25が挟み込まれて固定されている。 また、その雌ねじ25aと螺合する雄ねじ26aが形成された雄ねじ環26が 、雌ねじ盤25とロータ20bとの間に回転自在に配置されていて、回転軸23 が、雄ねじ環26内を通過して、その先端が弁支え15に弁体13と反対側から 当接している。
【0014】 この雄ねじ環26は、本来は回転軸23の一部として形成され、雄ねじ26a が回転軸23と一体となって回転するものであるが、本考案においては、このよ うに雄ねじ環26を回転軸23から分離して独立して形成している。
【0015】 そして、図2及び図3に分解図示されるように、ロータ20bと雄ねじ環26 との間にはコイルバネ27が介装されており、ロータ20b側と雄ねじ環26側 の双方に圧入されたピン28…によって、ロータ20b及び雄ねじ環26の双方 に対して、コイルバネ27が自由に回転できないように係止されている。
【0016】 29は、回転軸23と雄ねじ環26とが軸方向にずれないように、回転軸23 に嵌め込んで取り付けられるEリングである。 次に上記実施例の動作について説明する。
【0017】 パルスモータ20を回転させると、それによって回転軸23が回転駆動され、 コイルバネ27を介して雄ねじ環26が回転する。 すると、雄ねじ環26が軸方向に進退するので、それと共に回転軸23及びロ ータ20bが軸方向に進退し、弁支え15を介して弁体13が弁座12に対して 移動して、弁体13と弁座12の間の流路面積(弁開度)が変化する。このよう にして、パルスモータ20の回転によって弁開度を変化させて、任意の状態で静 止させることができる。
【0018】 弁を全閉状態にする際には、弁体13が弁座12に押し付けられる方向にパル スモータ20を回転させる。 そして、弁体13が弁座12に押し付けられて弁が全閉状態になると、弁体1 3や回転軸23などは、それ以上軸方向に移動することができなくなる。
【0019】 そこでモータ20の慣性などによって回転軸23がさらに回転をすると、雄ね じ環26の雄ねじ26aと雌ねじ盤25の雌ねじ25aとの螺合部において、回 転に対する抵抗が急増するので、その抵抗力によってコイルバネ27が弾性変形 する。その結果、回転軸23は回転するが雄ねじ環26は回転せず、モータ20 の回転力がコイルバネ27で吸収される。
【0020】 したがって、雄ねじ26aと雌ねじ25aの螺合部には、コイルバネ27の弾 性力のみが加わって、大きな回転力がかからないので、螺合部でのねじ山の食い 込みが発生しない。
【0021】 図4及び図5は、本考案の第2の実施例のモータ駆動弁の、内部の部分を取り 出して示している。 ここでは、ロータ20bと雄ねじ環26とに回転方向のストッパ31,32を 双方から突設し、図4に示されるコイルバネ27の自然状態から、図5に示され るように、ストッパ31,32どうしを当接させて回転方向に初期テンションを 与えた状態で組み込むようにしたものである。図4及び図5に示されていない部 分については、前述の第1の実施例と同じである。
【0022】 このように構成することによって、ロータ20bと雄ねじ環26に対して、コ イルバネ27を回転方向に全く遊びなく係合させることができるので、弁の開度 をより正確に制御することができる。
【0023】 なお、上述の第1及び第2の実施例においてはコイルバネ27を用いたが、本 考案はそれに限定されるものではなく、コイルバネ27に代えて、板ばねその他 、弾力性のある種々の部材を用いることができる。
【0024】 また、第1及び第2の実施例においては、コイルバネ27をロータ20bと雄 ねじ環26との間に介装したが、図6に示される第3の実施例のように、モータ 20の回転軸23を短く形成して、それとは別体の雄ねじ棒126の先端を弁体 13に当接させ、回転軸23と雄ねじ棒126との間に介装したコイルバネ12 7の両端を、回転軸23と雄ねじ棒126とに各々固着するようにしてもよい。 その他、本考案は種々の実施態様をとることができる。
【0025】
【考案の効果】
本考案のモータ駆動弁によれば、弁体が弁座に押し付けられた状態でさらに弁 体を弁座に押し付ける方向にモータが回転すると、その回転力は弾性力のある部 材の弾性変形によって吸収され、回転軸の螺合部分には大きな回転力が加わらな いので、螺合部分のねじ山の食い込みが発生することなく、完全な全閉状態を得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の縦断面図である。
【図2】第1の実施例の部分分解断面図である。
【図3】第1の実施例の部分分解斜視図である。
【図4】第2の実施例の部分正面図である。
【図5】第2の実施例の部分正面図である。
【図6】第3の実施例の縦断面図である。
【図7】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
12 弁座 13 弁体 20 モータ 23 回転軸 25 雌ねじ盤(固定された部材) 25a 雌ねじ 26 雄ねじ環 26a 雄ねじ 27 コイルバネ(弾力性のある部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定された部材と螺合する回転軸をモータ
    で回転駆動して軸方向に進めることによって、上記回転
    軸の先端側に配置された弁体を弁座に押し付けるように
    したモータ駆動弁において、 上記回転軸の上記固定された部材との螺合部分とモータ
    で駆動される部分との間を分離してその間を弾力性のあ
    る部材を介して連結したことを特徴とするモータ駆動
    弁。
JP7621992U 1992-11-05 1992-11-05 モータ駆動弁 Pending JPH0640541U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7621992U JPH0640541U (ja) 1992-11-05 1992-11-05 モータ駆動弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7621992U JPH0640541U (ja) 1992-11-05 1992-11-05 モータ駆動弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0640541U true JPH0640541U (ja) 1994-05-31

Family

ID=13599074

Family Applications (1)

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JP7621992U Pending JPH0640541U (ja) 1992-11-05 1992-11-05 モータ駆動弁

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JP (1) JPH0640541U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062952A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2012062953A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2016200198A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 株式会社不二工機 電動弁及びそれを用いた熱交換器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062952A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Fuji Koki Corp 電動弁
JP2012062953A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Fuji Koki Corp 電動弁
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