JP4880604B2 - 酵素エステル交換反応によるミコフェノール酸モフェチルの調製方法 - Google Patents

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Description

ミコフェノール酸モフェチル(MMF;登録番号128794−94−5)、すなわち、ミコフェノール酸(MPA;登録番号24280−93−1)とN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン(登録番号622−40−2)とのエステルは、腎移植を受けた患者の治療に現在使用されている免疫抑制薬である。
Figure 0004880604
経口投与後、MMFはMPAについて加水分解され、これはイノシン一リン酸脱水素酵素の強力な阻害剤なので、実際の免疫抑制剤になる(例えば、非特許文献1参照)。
MMFは、特許文献1に初めて記載された(1987年:この特許は、特許文献2に相当する)。この特許では、MMFの調製は、MPAをN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンでエステル化する従来の方法によって説明されている。これらの方法は、MPAの塩化アシルを用いて、または例えばジシクロヘキシルカルボジイミドなどの縮合剤を使用することによって、MPAとN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンの間の縮合を実現する。しかし、これらの合成法には、分子上にカルボキシル基の他にフェノール性ヒドロキシルおよびラクトン官能基が同時に存在するために、所望の生成物とは別に、一連の副次的なMPA重縮合生成物を生じるという欠点がある。
この問題を克服するために、MMFを調製する代替方法が最近開発されている。いくつかの方法は、生体触媒法を使用して、酵素触媒作用によってMPAとN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンを反応させるMMFの調製について報告している(例えば、特許文献3および特許文献4参照)。最近市販品として容易に入手することができる多くの加水分解酵素、例えば、リパーゼ、エステラーゼ、プロテアーゼなどが、有機溶媒中で実験条件(水分量、pH、温度、界面活性剤および水補足剤の存在)を正確に制御して使用すると、非天然基質の加水分解を行うだけでなく、エステルの合成を触媒することができることが知られている(例えば、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4参照)。
しかし、これらの酵素法も完全に満足できるものではない。というのは、エステル化反応中に生成され、反応媒体に含まれる水の存在は、反応の進行レベルにかなり影響を及ぼすものであり、一方、反応媒体での界面活性剤の使用は、粗反応生成物からMMFを精製する後続操作を複雑にする恐れがあるからである。さらに、使用する有機溶媒のタイプは、反応速度および酵素の触媒効率に強い影響を及ぼす可能性があり、したがって、いくつかのケースでは、重要な工業的製造においてその適用に許容されうる反応の進行レベルを得るために反応時間が長くなる。
米国特許第4,753,935号明細書 欧州特許第028713号明細書 国際公開第00/34503号パンフレット(2000年) 国際公開第03/042393号パンフレット(2003年) B.J.Bornes, A.E.Eakin, R.A.Izydore and I.H.Hall Biochemical Pharmacology, 62, (2001), p.91-100 Klibanov A.M. CHEMTECH, 1986, 16, 354 Schopineau J., McCafferty F.D., Therisod M., Klibanov A.M. Biotechnol. and Bioeng. 1988, 31, 208 Therisod M., Klibanov A.M. Journal of Chemical American Society, 1987, 109, 3977 E.Santaniello, P.Ferraboschi and P.Grisenti. Enzyme Microb. Technol. 1993, vol 15, p.367-382
したがって、酵素を使用することによって、界面活性剤を加えず、pH条件および反応媒体中の水の存在を正確に制御することなく操作してMMFの調製を行うことができる適切な実験条件を見つけることが不可能であるかどうか確認することに決定した。リパーゼによって触媒される酵素エステル交換反応の有機化学における多数の応用例が文献に記載されているので、この手法がMMFの調製にもうまく適用されるかどうか確認することに決定した(例えば、非特許文献5参照)。これを行うために、単純なアルコールとのMPAエステル化反応と、続くN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンとのエステル交換反応のどちらも行う最も適切な加水分解酵素を特定する必要がある。本発明者らは、驚くべきことに、MPAと様々な脂肪族アルコールとの酵素エステル化に関する様々な反応条件を研究し、酵素触媒として様々なリパーゼ(トリアシルグリセロール・リパーゼ(EC3.1.1.3))を使用することによって、カンジダ・アンタークチカ(Candida antarctica)リパーゼ(CAL B、Novozym435)が触媒する、MPAと低分子量脂肪族アルコール、例えばエタノールやメタノールなどとのエステル化が、30〜40時間で対応するエチルまたはメチルエステルを定量的に生じることを確認した。唯一の反応溶媒と同じ脂肪族アルコール(すなわち、メタノールまたはエタノール)を使用するこの方法は、反応環境中で生じる水の形成に大きな影響を受けず、界面活性剤の使用を必要としない。
さらに、反応溶媒としてイソプロパノール、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,2−トリクロロエタノール、n−プロパノールおよびn−ブタノールを使用してみたが、本発明者らが使用した実験条件下のCAL Bは、メタノールおよびエタノールの使用と同じように、対応するMPAエステルを得ることができた。
さらにCAL Bが触媒する、テトラヒドロフラン(THF)中でのこれらのMPAエステルとN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンとの後続のエステル交換反応は、界面活性剤を使用することなく、かつ無水環境で行うことなく、定量的にMMFを生じることができることが明らかとなった(化2)。
Figure 0004880604
同じ実験条件下で、シュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)リパーゼ(PCL)やカンジダ・ルゴサ(Candida rugosa)リパーゼ(CRL)などその他のリパーゼは、対応するメチルまたはエチルエステルを生じることができず、あるいはN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンとのエステル交換反応を触媒できないことが明らかになったことから、MPAとCAL Bの間の特異性は一層驚くべきものであることに留意されたい。
文献で周知の、非天然基質に対するエステル化およびエステル交換反応を触媒することができるこれらのリパーゼは、本発明者らが使用した実験条件下では明らかにMPAをその活性部位に受容させることができない。
このMPAエステル化反応は、酵素としてCAL Bを、溶媒として適切なアルコール、好ましくはC1〜C4アルキルアルコールまたはそのハロゲン化誘導体を使用する典型的な方法で行われる。使用する酵素の好ましい量は、MPA1mmol当たり20〜60mg、好ましくは53mgである。MPAの濃度は、0.05〜0.2モル濃度(M)、好ましくは0.1Mである。反応は、撹拌しながら15〜45℃、好ましくは30℃の温度で30〜40時間の間行われる。この反応は、酵素をろ過で除去し、ろ液を減圧下で濃縮することによって終了される。
MPAエステルとN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンとのエステル交換反応は、酵素としてCAL B、および非プロトン性極性有機溶媒、好ましくはlogPが0.5未満のもの、さらに好ましくはTHFまたは1,4−ジオキサンを使用する典型的な方法で行われる。
使用する酵素の好ましい量は、基質1mmol当たり50〜150mg、好ましくは107mgである。基質の濃度は、0.1〜0.3M、好ましくは0.25Mである。MPAエステルとN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンのモル比は、0.2〜0.4、好ましくは0.3である。反応は、撹拌しながら15〜45℃、好ましくは25〜30℃の温度で24〜36時間の間行われ、次いで、酵素をろ過で除去し、ろ液を減圧下で濃縮することによって終了される。あるいは、MPAエステル化反応、および後続のN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンとのエステル交換反応を、「新鮮な」酵素の使用に比べて見たところ酵素活性がいずれも低下していない同じ酵素を再使用して行うことができる。
さらに、前述の実験条件下でのCAL Bを、エステル化反応とエステル交換反応のどちらにおいても触媒活性がたいして低下することなくより多くの使用サイクルで使用することができる。
ミコフェノール酸エチルエステル(2)の調製
MPA1.01g(3.15mmol)を無水エタノール37.5ml中に30℃の温度で撹拌しながら溶解させ、次いで、170mgのCAL Bを添加する。反応混合物を、激しく撹拌しながら30℃の温度で40時間維持し、次いで反応を終了させる。酵素をろ過で除去し、ろ液を減圧下で濃縮して、オイル状残渣を得る。このオイル状残渣をジクロロメタン(20ml)に溶解し、得られた有機溶液を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(15ml)、次いで水の順で洗浄する。次いで、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、ミコフェノール酸エチルエステル(2)(1.042g、2.99mmol、収率95%)を得、これをさらに精製することなく次の合成ステップで直接使用する。
元素分析:C19246として理論値:C=65.50、H=6.94、O=27.55;実測値:C=65.42、H=6.90、O=27.44
質量スペクトル(分析フラグメント):349(m+1)、348(分子イオン)、303(m−45)
1H-NMR (500 MHz) CDCl3: 1.16 (t, 3H, CH 3-CH2-), 1.76 (s, 3H, CH3-C=), 2.15(s, 3H, CH3-Ar), 2.26 (m, 2H, CH2-C=), 2.35 (m, 2H, CH2CO), 3.35 (d, 2H, CH2Ar), 3.75 (s, 3H, OCH3), 4.04 (q, 2H, CH3-CH 2O), 5.16 (s, 2H, ArCH2O), 5.20 (t, 1H, CH=)。
また、以下のMPAエステルも類似した方法で調製した:メチルエステル、2,2,2−トリフルオロエチルエステル、2,2,2−トリフルオロエチルエステル、プロピルエステル、i−プロピルエステル、n−ブチルエステル。
メチルエステル(1)
元素分析:C18226として理論値:C=64.66、H=6.63、O=28.71;実測値:C=64.59、H=6.54、O=28.65
質量スペクトル(分析フラグメント):335(m+1)、334(分子イオン)、303(m−31)
n−プロピルエステル(3)
元素分析:C20266として理論値:C=66.28、H=7.23、O=26.49;実測値:C=66.18、H=7.15、O=26.37
質量スペクトル(分析フラグメント):363(m+1)、362(分子イオン)、319(m−43)
イソプロピルエステル(4)
元素分析:C20266として理論値:C=66.28、H=7.23、O=26.49;実測値:C=66.20、H=7.17、O=26.40
質量スペクトル(分析フラグメント):363(m+1)、362(分子イオン)、319(m−43)
2,2,2−トリフルオロエチルエステル(5)
元素分析:C192136として理論値:C=56.72、H=5.26、F=14.17、O=23.86;実測値:C=56.63、H=5.18、F=14.11、O=23.80
質量スペクトル(分析フラグメント):403(m+1)、402(分子イオン)、303(m−99)
2,2,2−トリクロロエチルエステル(6)
元素分析:C1921Cl36として理論値:C=50.52、H=4.69、Cl=23.54、O=21.25;実測値:C=50.43、H=4.65、Cl=23.45、O=21.14
質量スペクトル(分析フラグメント):458(m+6)、456(m+4)、454(m+2)、452(分子イオン)、303(m−149)
n−ブチルエステル(7)
元素分析:C21286として理論値:C=67.00、H=7.50、O=25.50;実測値:C=66.92、H=7.42、O=25.40
質量スペクトル(分析フラグメント):377(m+1)、376(分子イオン)、303(m−73)
ミコフェノール酸エチルエステルのエステル交換反応によるMMFの調製
ミコフェノール酸エチルエステル195mg(0.56mmol)を無水THF(2ml)中に25〜30℃の温度で撹拌しながら溶解する。次いで、CAL B60mgおよびN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン0.23ml(249mg、1.9mmol)を添加する。反応混合物を、激しく撹拌しながら25〜30℃の温度で35時間維持する。この期間の後、反応を終了させる。酵素をろ過で除去し、ろ液を減圧下で濃縮して、オイル状残渣を得る。このオイル状残渣をジクロロメタン(20ml)に溶解し、得られた有機溶液を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(15ml)、次いで水の順で洗浄する。次いで、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、MMF206mg(0.45mmol、収率82%)を得る。分析目的用に、この生成物を、シリカゲル(p/p=1/100)でのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン/メタノール=96/4(体積/体積)で溶出させて精製し、精製されたMMF(143mg)を回収する。
1H-NMR (500 MHz) CDCl3: 1.80 (s, 3H, CH3-C=), 2.18(s, 3H, CH3-Ar), 2.20-2.45 (m, 4H, CH2-NおよびCH2-C=), 2.48 (m, 4H, 2 CH2-N), 2.60 (m, 2H, CH2CO), 3.40 (d, 2H, CH2Ar), 3.78(m, 4H, CH2O), 3.80 (s, 3H, OCH3), 4.20 (t, 2H, CH2O), 5.15-5.30 (m, 3H, CH2OおよびCH=)。
また、以下のMPAエステルからもエステル交換反応を行うことによって、類似した方法でMMFを調製した:メチルエステル、2,2,2−トリフルオロエチルエステル、2,2,2−トリクロロエチルエステル、n−プロピルエステル、i−プロピルエステル、n−ブチルエステル。

Claims (14)

  1. ミコフェノール酸モフェチル(MMF)の調製方法であって、
    ミコフェノール酸(MPA)と低分子量脂肪族アルコールとのエステルは、カンジダ・アンタークチカ・リパーゼの存在下においてN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンでエステル交換され、
    前記低分子量脂肪族アルコールは、C1〜C4アルキルアルコールまたはそのハロゲン化誘導体であり、
    前記エステル交換反応は、非プロトン性極性有機溶媒中で行われることを特徴とする調製方法。
  2. 前記C1〜C4アルキルアルコールまたはそのハロゲン化誘導体は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,2−トリクロロエタノール、n−プロパノール、またはn−ブタノールから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、logPが0.5未満であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記非プロトン性極性有機溶媒は、THFおよびジオキサンから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記エステル交換反応は、いずれの界面活性剤もなしで行われることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記リパーゼの量は、基質1mmol当たり50〜150mgであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記基質の濃度は、0.1〜0.3Mであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記MPAエステルと前記N−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンのモル比は、0.2〜0.4であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記エステル交換反応は、撹拌下で15〜45℃の温度で行われることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記MPAエステル化反応は、カンジダ・アンタークチカ・リパーゼの存在下で、溶媒として対応するアルコールを使用して行われることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記リパーゼの量は、MPA1mmol当たり20〜60mgであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記MPAの濃度は、0.05〜0.2Mであることを特徴とする請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記エステル化反応は、撹拌下で15〜45℃の温度で行われることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記エステル化反応は、界面活性剤なしで行われることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
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