JP4879693B2 - Mocvd装置およびmocvd法 - Google Patents

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本発明は、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置およびMOCVD法に関する。
従来から、発光ダイオードおよび半導体レーザの製造においては、トリメチルガリウム(TMG)またはトリメチルアルミニウム(TMA)などの有機金属ガスと、アンモニア(NH3)、ホスフィン(PH3)またはアルシン(AsH3)などの水素化合物ガスと、を成膜に寄与する原料ガスとして成長室に導入して化合物半導体結晶を成長させるMOCVD法が用いられている。
MOCVD法は、上記の原料ガスを不活性ガスとともに成長室内に導入して加熱し、所定の基板上で気相反応させることにより、その基板上に化合物半導体結晶を成長させる方法である。MOCVD法を用いた化合物半導体結晶の製造においては、成長する化合物半導体結晶の品質を向上させながら、コストを抑えて、歩留まりと生産能力とをどのように最大限確保するかということが常に高く要求されている。
図12に、MOCVD法に用いられる従来の縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の一例の模式的な構成を示す。このMOCVD装置においては、ガス供給源22から反応炉21の内部の成長室に原料ガスおよび不活性ガスを導入するためのガス配管23が接続されており、反応炉21の内部の成長室の上部には成長室に原料ガスおよび不活性ガスを導入するための複数のガス導入孔を有するシャワーヘッド30がガス導入部として設置されている。また、反応炉21の成長室の下部の中央部にはアクチュエータ(図示せず)によって回転自在の回転軸31が設置され、回転軸31の先端にはシャワーヘッド30と対向するようにしてサセプタ28が取り付けられており、サセプタ28の下部にはサセプタ28を加熱するためのヒータ29が取り付けられている。また、反応炉21の下部には反応炉21の内部の成長室内のガスを外部に排気するためのガス排気部24が設置されており、ガス排気部24は、パージライン25を介して、排気されたガスを無害化するための排ガス処理装置26に接続されている。
上記のような構成の縦型シャワーヘッド型MOCVD装置において、化合物半導体結晶の成長の際には、サセプタ28に基板27が設置され、その後、回転軸31の回転によりサセプタ28が回転させられる。そして、ヒータ29の加熱によりサセプタ28を介して基板27が所定の温度に加熱され、シャワーヘッド30に形成されている複数のガス導入孔から反応炉21の内部の成長室に原料ガスおよび不活性ガスが導入される。このような縦型シャワーヘッド型MOCVD装置は、シャワーヘッド30を用いることによって、反応炉21内の基板27の表面に均一に原料ガスを導入することができ、基板27の表面上方を流れる原料ガスの流速のばらつきを低減することができるために、高品質な化合物半導体結晶を均一な厚さに成長させることができるという特徴を有している。
たとえば、特開2004−193173号公報(特許文献1)には、従来の縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の一例が開示されている。ここでは、基板が載置されるステージと対向するようにして設置されたシャワーヘッドに原料ガス用のノズルと不活性ガス用のノズルとを設け、原料ガスをステージの中央に向けて導入すると同時に、不活性ガスを原料ガスに押し付けるように導入することによって、基板の表面上方への原料ガスの拡散を抑制し、原料ガスの利用効率を向上させて、製造コストを低減できるとされている。
また、特開平5−152208号公報(特許文献2)には、従来の縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の他の一例が開示されている。ここでは、シャワーヘッドから複数種類の原料ガスをそれぞれ別個に導入し、複数種類の原料ガスのそれぞれの流路に中間室を設けることによって、化合物半導体結晶を均一な厚さに成長させることができるとされている。
しかしながら、特許文献1および特許文献2に開示されているMOCVD装置においては、基板を加熱するヒータの上部にシャワーヘッドが設置されていることによって、シャワーヘッドの面内に原料ガスの気相反応による反応生成物が付着しやすくなり、付着した反応生成物によってガス導入孔が塞がれ、それぞれのガス導入孔から導入されるガスの量が大きくばらついてしまうという問題があった。また、シャワーヘッドに付着した反応生成物が化合物半導体結晶の成長時に剥がれて基板上に落下し、化合物半導体結晶の品質に悪影響を及ぼすため、頻繁にシャワーヘッドのクリーンニングを行なう必要があり、化合物半導体結晶の生産性が著しく低下するという問題があった。
そこで、特開平6−101048号公報(特許文献3)には、中央からモノシラン(SiH4)などのSiを含むソースガスを導入し、両端から酸素ガスを導入し、ソースガスと酸素ガスとの間から不活性ガスを導入することができる矩形状のインジェクタをガス導入部として備えた気相成長装置が開示されている。この気相成長装置によれば、インジェクタから噴出されたソースガスおよび酸素ガスは基板の表面近傍に到達するまで不活性ガスによってその接触が防止されるため、ソースガスと酸素ガスとの反応による反応生成物がインジェクタのガス導入孔に付着するのを防止することができるとされている。
特開2004−193173号公報 特開平5−152208号公報 特開平6−101048号公報
しかしながら、特許文献3に開示されている気相成長装置においては、各種ガスの流路が細長くなっているため、インジェクタのガス導入孔の近傍において各種ガスの流速が低下し、不活性ガスによるソースガスと酸素ガスとの隔離効果の低下やソースガスの回り込みによるインジェクタのガス導入孔への反応生成物の付着の問題があった。また、インジェクタのガス導入孔から基板の表面近傍に到達するまでの間のソースガスと酸素ガスとの反応を防止するためには、不活性ガスの導入量をソースガスと酸素ガスのいずれの導入量よりも多くする必要があるため、基板の表面近傍におけるソースガスと酸素ガスの濃度がいずれも低く、化合物半導体結晶の成長速度が著しく減少するという問題もあった。さらに、インジェクタから導入される各種ガスは基板の表面の中央部から外側にかけて噴出されるため、基板の表面の中央部にはソースガスしか存在しないことから、基板の表面の中央部の領域には化合物半導体結晶が成長しないという問題もあった。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、ガス導入部への反応生成物の付着を抑制することができるとともに、基板の表面における原料ガスの気相反応の均一性を向上することができるMOCVD装置およびその装置を用いたMOCVD法を提供することにある。
本発明は、成長室と、少なくともIII族元素を含むIII族系ガスとV族元素を含むV族系ガスと不活性ガスとを成長室に導入するためのガス導入部と、を備え、ガス導入部は、III族系ガスを導入するためのIII族系ガス導入孔と、V族系ガスを導入するためのV族系ガス導入孔と、不活性ガスを導入するための不活性ガス導入孔と、を有し、不活性ガス導入孔は、III族系ガス導入孔とV族系ガス導入孔との間に配置されており、不活性ガス導入孔から導入される不活性ガスの導入量をIII族系ガス導入孔から導入されるIII族系ガスの導入量およびV族系ガス導入孔から導入されるV族系ガスの導入量の少なくとも一方よりも少なくするための制御部を備え、不活性ガス導入孔は、不活性ガスの導入量を独立に制御することが可能な第1の不活性ガス導入孔と第2の不活性ガス導入孔とを有している、MOCVD装置である。
ここで、本発明のMOCVD装置においては、不活性ガス導入孔の開口部の面積が、III族系ガス導入孔の開口部の面積およびV族系ガス導入孔の開口部の面積のいずれよりも大きいことが好ましい。
また、本発明は、上記のいずれかに記載のMOCVD装置を用いたMOCVD法であって、不活性ガス導入孔から導入される不活性ガスの導入量をIII族系ガス導入孔から導入されるIII族系ガスの導入量およびV族系ガス導入孔から導入されるV族系ガスの導入量の少なくとも一方よりも少なくするとともに、III族系ガスおよびV族系ガスの少なくとも一方の導入量の変化に応じて不活性ガスの導入量を変化させながら化合物半導体結晶を成長させるMOCVD法である。
また、本発明のMOCVD法においては、III族系ガスおよびV族系ガスがそれぞれ成長室に導入される前に不活性ガスが成長室に導入されることが好ましい。
また、本発明のMOCVD法においては、III族系ガスおよびV族系ガスの成長室への導入がそれぞれ停止した後に不活性ガスの成長室への導入が停止されることが好ましい。
本発明によれば、ガス導入部への反応生成物の付着を抑制することができるとともに、基板の表面における原料ガスの気相反応の均一性を向上することができるMOCVD装置およびその装置を用いたMOCVD法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
図1に、本発明のMOCVD装置の一例である縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の模式的な構成の一例を示す。このMOCVD装置は、中空部である成長室14を有する反応炉1と、成長室14の上部の内壁面である上面14aに設置されたガス導入部としてのシャワーヘッド10と、成長室14の下部の内壁面である下面14bに設置された回転軸11と、成長室14の下面14bに回転軸11を取り囲むようにして設置された被覆板15と、回転軸11の一端に備え付けられた支持台16と、支持台16上に設置されたヒータ9と、ヒータ9上に設置されたサセプタ8と、を含んでいる。ここで、シャワーヘッド10はサセプタ8と向かい合うようにして設置されている。また、回転軸11はアクチュエータ(図示せず)などによって回転自在とされており、回転軸11の回転によりサセプタ8の上面(シャワーヘッド10側の表面)が成長室14の下面14bと平行な状態を保ちながら回転する。
また、このMOCVD装置は、III族元素を含むIII族系ガスの供給源となるIII族系ガス供給源2aと、III族系ガス供給源2aから供給されたIII族系ガスをシャワーヘッド10に導入するためのIII族系ガス配管4aと、III族系ガス供給源2aから供給されるIII族系ガスのシャワーヘッド10への導入量を調節することができるIII族系ガス導入量調節部としてのマスフローコントローラ3aと、を有している。ここで、III族系ガス供給源2aは、III族系ガス配管4aによって、マスフローコントローラ3aを介して、シャワーヘッド10に接続されている。
なお、本発明において、III族元素としては、たとえば、Ga(ガリウム)、Al(アルミニウム)またはIn(インジウム)などがあり、III族元素を含むIII族系ガスとしては、たとえば、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチルアルミニウム(TMA)またはトリメチルインジウム(TMI)などの有機金属ガスの1種類以上を用いることができる。
また、このMOCVD装置は、V族元素を含むV族系ガスの供給源となるV族系ガス供給源2bと、V族系ガス供給源2bから供給されたV族系ガスをシャワーヘッド10に導入するためのV族系ガス配管4bと、V族系ガス供給源2bから供給されるV族系ガスのシャワーヘッド10への導入量を調節することができるV族系ガス導入量調節部としてのマスフローコントローラ3bと、を有している。ここで、V族系ガス供給源2bは、V族系ガス配管4bによって、マスフローコントローラ3bを介して、シャワーヘッド10に接続されている。
なお、本発明において、V族元素としては、たとえば、N(窒素)、P(リン)またはAs(ヒ素)などがあり、V族元素を含むV族系ガスとしては、たとえば、アンモニア(NH3)、ホスフィン(PH3)またはアルシン(AsH3)などの水素化合物ガスの1種類以上を用いることができる。
また、このMOCVD装置は、不活性ガスの供給源となる不活性ガス供給源2cと、不活性ガス供給源2cから供給された不活性ガスをシャワーヘッド10に導入するための中空の不活性ガス配管4cと、不活性ガス供給源2cから供給される不活性ガスのシャワーヘッド10への導入量を調節することができる不活性ガス導入量調節部としてのマスフローコントローラ3cと、を有している。ここで、不活性ガス供給源2cは、不活性ガス配管4cによって、マスフローコントローラ3cを介して、シャワーヘッド10に接続されている。
また、本発明において、不活性ガスとしては、たとえば、アルゴン等の希ガスの1種類以上、窒素、またはアルゴン等の希ガスの1種類以上と窒素との混合ガスなどを用いることができる。
また、このMOCVD装置は、不活性ガス供給源2cからシャワーヘッド10に導入される不活性ガスの導入量がIII族系ガスの導入量およびV族系ガスの導入量の少なくとも一方よりも少なくなるように、マスフローコントローラ3a、3b、3cを制御することができる制御部13を備えている。
また、このMOCVD装置は、成長室14の内部のガスを外部に排気するためのガス排気部12と、ガス排気部12に接続されたパージライン5と、パージライン5に接続された排ガス処理装置6と、を有している。これにより、成長室14の内部に導入されたガスはガス排気部12によって成長室14の外部に排気され、排気されたガスはパージライン5を通って排ガス処理装置6に導入され、排ガス処理装置6において無害化される。
図2に、図1に示すMOCVD装置に用いられるシャワーヘッドの一例の模式的な平面図を示す。ここで、シャワーヘッド10には、III族系ガスを導入するためのIII族系ガス導入孔17、V族系ガスを導入するためのV族系ガス導入孔18、および不活性ガスを導入するための不活性ガス導入孔19がそれぞれ複数形成されている。そして、シャワーヘッド10の面内(サセプタ8に向かい合っている表面内)において、III族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18とが交互に配列されており、III族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18との間に不活性ガス導入孔19が配置されている。図2に示す例においては、III族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18の配列方向は、図2の紙面の上下方向および左右方向となっている。また、図2に示す構成のシャワーヘッド10における、III族系ガス導入孔17の開口部(III族系ガス導入孔17のサセプタ8側の端部の開口部)の面積、V族系ガス導入孔18の開口部(V族系ガス導入孔18のサセプタ8側の端部の開口部)の面積、および不活性ガス導入孔19の開口部(不活性ガス導入孔19のサセプタ8側の端部の開口部)の面積はそれぞれ同一となっている。
図1に示す構成の本発明のMOCVD装置を用いてIII−V族化合物半導体結晶をMOCVD法により成長させる際には、まず、サセプタ8上に下地となる基板7が設置される。その後、回転軸11の回転により、サセプタ8の上面に設置された基板7の表面が成長室14の下面14bと平行な状態を保ちながら回転し、ヒータ9の加熱により、サセプタ8を介して基板7が所定の温度に加熱される。そして、シャワーヘッド10に形成されているIII族系ガス導入孔17からIII族系ガスが、V族系ガス導入孔18からV族系ガスが、不活性ガス導入孔19から不活性ガスが、それぞれ成長室14の内部に、基板7の表面に対して垂直方向に導入され、基板7の表面上にIII−V族化合物半導体結晶が成長することになる。なお、ここでは、不活性ガスの導入量がIII族系ガスの導入量およびV族系ガスの導入量よりも少なくなるように制御部13によってマスフローコントローラ3a、3b、3cが制御され、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスがそれぞれ成長室14の内部に導入されることになる。
図3に、本発明のMOCVD法において、図2に示すシャワーヘッドからIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスの成長室への導入の一例を図解する模式図を示す。ここで、本発明のMOCVD法においては、各々の不活性ガス導入孔19から導入される不活性ガス43の導入量を各々の不活性ガス導入孔19に隣接するIII族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガス41の各々の導入量および各々の不活性ガス導入孔19に隣接するV族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガス42の各々の導入量のいずれよりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶が成長させられる。このように、不活性ガス43の導入量を不活性ガス43に隣接するIII族系ガス41およびV族系ガス42のそれぞれの導入量よりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることによって、不活性ガス43はシャワーヘッド10の面内近傍に滞留しやすくなる。そして、シャワーヘッド10の面内近傍に滞留している不活性ガス43によって、III族系ガス41のV族系ガス導入孔18への回り込みが抑制されるとともにV族系ガス42のIII族系ガス導入孔17への回り込みが抑制され、III族系ガス41とV族系ガス42との接触を抑えることができることから、シャワーヘッド10への反応生成物の付着を抑制することができる。
また、上記のように、不活性ガス43の導入量を不活性ガス43に隣接するIII族系ガス41およびV族系ガス42のそれぞれの導入量よりも少なくすることによって、シャワーヘッド10の面内近傍から基板7の表面にガスが到達するまでの過程において、不活性ガス43の流速がIII族系ガス41の流速およびV族系ガス42の流速に追いつかなくなる。そして、シャワーヘッド10の面内近傍から基板7の表面に近づくにしたがって不活性ガス43によるIII族系ガス41とV族系ガス42との隔離効果が低減してIII族系ガス41とV族系ガス42とが接触しやすくなり、ヒータ9による基板7の加熱と相俟ってIII族系ガス41とV族系ガス42との気相反応が基板7の表面近傍において進行する。また、III族系ガス41およびV族系ガス42はシャワーヘッド10に交互に配列されたIII族系ガス導入孔17およびV族系ガス導入孔18からそれぞれ導入されていることから、基板7の表面上方におけるIII族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18の分布の偏りを低減することができる。したがって、本発明のMOCVD装置を用いた場合には、従来の特許文献3に記載の装置を用いた場合と比べて、基板7の表面におけるIII族系ガス41とV族系ガス42との気相反応の均一性を向上することができる。
このように、本発明においては、シャワーヘッド10の面内に交互に配列されたIII族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18との間に不活性ガス導入孔19が配置されたMOCVD装置を用い、III族系ガスとV族系ガスとの間から不活性ガスを導入し、不活性ガスの導入量をそれに隣接するIII族系ガスおよびV族系ガスのそれぞれの導入量よりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることによって、シャワーヘッド10の面内近傍におけるIII族系ガスとV族系ガスとの接触を抑えるとともに、基板7の表面近傍において均一にIII族系ガスとV族系ガスとの気相反応を進行させることができる。したがって、本発明のMOCVD装置を用いた場合には、III族系ガスとV族系ガスとの反応生成物のシャワーヘッド10への付着を抑制することができるとともに、基板7の表面におけるIII族系ガスとV族系ガスとの気相反応の均一性を向上することができるのである。
図4に、本発明に用いられるシャワーヘッドの他の一例の模式的な平面図を示す。このシャワーヘッド10においては、不活性ガス導入孔19の開口部の面積が、III族系ガス導入孔17の開口部の面積およびV族系ガス導入孔18の開口部の面積のそれぞれよりも大きいことを特徴としている。
このように、III族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18との間に位置する不活性ガス導入孔19の開口部の面積をその不活性ガス導入孔19に隣接するIII族系ガス導入孔17の開口部の面積およびV族系ガス導入孔18の開口部の面積のそれぞれよりも大きくすることによって、たとえば図5の模式図に示すように、シャワーヘッド10の面内近傍において、不活性ガス43はIII族系ガス41およびV族系ガス42よりも横方向(図5の紙面の左右方向)に広がって導入されやすくなり、不活性ガス43がIII族系ガス41とV族系ガス42との間の領域に回り込みやすくなる。これにより、不活性ガス43によるシャワーヘッド10の面内近傍におけるIII族系ガス41とV族系ガス42との隔離効果をより一層高めることができるため、III族系ガス41とV族系ガス42との反応生成物のシャワーヘッド10への付着をさらに抑制することができる。
図6に、本発明に用いられるシャワーヘッドのさらに他の一例の模式的な平面図を示す。このシャワーヘッド10においては、III族系ガス導入孔17とV族系ガス導入孔18との間に位置する不活性ガス導入孔19は互いに隣接する第1の不活性ガス導入孔19aと第2の不活性ガス導入孔19bとから構成されており、第1の不活性ガス導入孔19aから導入される不活性ガス(第1の不活性ガス)の導入量と第2の不活性ガス導入孔19bから導入される不活性ガス(第2の不活性ガス)の導入量とをそれぞれ独立に制御することが可能な点に特徴がある。
このような構成とすることによって、III族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガスの導入量の変化に応じてIII族系ガス導入孔17に隣接する第1の不活性ガス導入孔19aから導入される第1の不活性ガスの導入量を変化させることができるとともに、V族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガスの導入量の変化に応じてV族系ガス導入孔18に隣接する第2の不活性ガス導入孔19bから導入される第2の不活性ガスの導入量を変化させながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることができる。
たとえば図7の模式図に示すように、III族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガス41の導入量が減少した場合には第1の不活性ガス導入孔19aから導入される第1の不活性ガス43aの導入量を減少させ、V族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガス42の導入量が増加した場合には第2の不活性ガス導入孔19bから導入される第2の不活性ガス43bの導入量を増加させながら、III−V族化合物半導体結晶を成長させることができる。
このように、図6に示す構成のシャワーヘッド10を用いたMOCVD法においては、III族系ガス41の導入量およびV族系ガス42の導入量のそれぞれの変化に応じて、III族系ガス41側の第1の不活性ガス43aの導入量およびV族系ガス42側の第2の不活性ガス43bの導入量をそれぞれ柔軟に変化させながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることができる。これにより、シャワーヘッド10の面内近傍におけるガスの乱れを抑制することができるだけでなく、III族系ガス41とV族系ガス42との隔離効果をより一層高めることができるため、III族系ガス41とV族系ガス42との反応生成物のシャワーヘッド10への付着をさらに抑制することができる。
なお、図6に示す構成のシャワーヘッド10を用いたMOCVD法においては、III族系ガス導入孔17に隣接する各々の第1の不活性ガス導入孔19aから導入される各々の第1の不活性ガスの導入量をそのIII族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガスの導入量よりも少なくするとともに、V族系ガス導入孔18に隣接する各々の第2の不活性ガス導入孔19bから導入される各々の第2の不活性ガスの導入量をそのV族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガスの導入量よりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることによって、シャワーヘッド10への反応生成物の付着を抑制するとともに基板7の表面における気相反応の均一性が向上するという本発明の効果が得られる。
図8に、図2に示す構成のシャワーヘッドを有する図1に示す構成のMOCVD装置を用いて本発明のMOCVD法によりIII−V族化合物半導体結晶を成長させるときの時間の経過に対するガス導入量の変化の一例を示す。ここで、図8の横軸は時間を示しており、時間T0においてIII−V族化合物半導体結晶の成長が開始され、図8の横軸の右方向に進むにしたがってIII−V族化合物半導体結晶の成長が進行していく。また、図8の縦軸はIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスのそれぞれのガス導入量(SCCM:standard cc/min)を示している。
また、表1に、図8に示される時間T0〜T10のそれぞれの時点におけるIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスのそれぞれのガス導入量(SCCM)の具体的な値を示す。
Figure 0004879693
一般的に、成長させるIII−V族化合物半導体結晶の組成を変える等の目的でIII族系ガスおよびV族系ガスの導入量を変更しながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させた場合には、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスの割合が変化することによって、III−V族化合物半導体結晶の品質等に悪影響を与えることが懸念される。しかしながら、たとえば図8に示すように、III族系ガスおよびV族系ガスの少なくとも一方の導入量の変化に応じて不活性ガスの導入量を変化させながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることによって、シャワーヘッドの面内近傍におけるガスの乱れを抑えるとともにIII族系ガスとV族系ガスとの接触による気相反応の発生領域を大きく変動しないようにすることができる。このように、III族系ガスおよびV族系ガスの少なくとも一方の導入量の変化に伴って不活性ガスの導入量が変化するように図1に示す制御部13により制御することによって、III族系ガスとV族系ガスとの気相反応に悪影響を与えることなく、シャワーヘッドへの反応生成物の付着を抑制することができる。
なお、不活性ガスの導入量は、たとえば、III族系ガスおよびV族系ガスの導入量に対する不活性ガスの導入量の比率が随時ある一定の比率になるように制御されてもよく、また、段階的に不活性ガスの導入量を一定の値に設定しておき、III族系ガスおよびV族系ガスの導入量の変化に応じて不活性ガスの導入量を切り替えるものであってもよい。
なお、図8に示す例においては、各々の不活性ガス導入孔19から導入される不活性ガス43の導入量が、各々の不活性ガス導入孔19に隣接するIII族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガス41の各々の導入量および各々の不活性ガス導入孔19に隣接するV族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガス42の各々の導入量のいずれよりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させている。
図9に、図6に示す構成のシャワーヘッドを有するMOCVD装置を用いて本発明のMOCVD法によりIII−V族化合物半導体結晶を成長させるときの時間の経過に対するガス導入量の変化の一例を示す。ここで、図9の横軸は時間を示しており、時間T0においてIII−V族化合物半導体結晶の成長が開始され、図9の横軸の右方向に進むにしたがってIII−V族化合物半導体結晶の成長が進行していく。また、図9の縦軸はIII族系ガス、V族系ガス、第1の不活性ガスおよび第2の不活性ガスのそれぞれのガス導入量(SCCM:standard cc/min)を示している。
また、表2に、図9に示される時間T0〜T10のそれぞれの時点におけるIII族系ガス、V族系ガス、第1の不活性ガスおよび第2の不活性ガスのそれぞれのガス導入量(SCCM)の具体的な値を示す。
Figure 0004879693
ここでは、III族系ガスの導入量およびV族系ガスの導入量のそれぞれの変化に応じて、III族系ガス側の第1の不活性ガスの導入量およびV族系ガス側の第2の不活性ガスの導入量をそれぞれ変化させながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させている。これにより、シャワーヘッド10の面内近傍におけるガスの乱れを抑制することができるだけでなく、III族系ガスとV族系ガスとの隔離効果をより一層高めることができるため、III族系ガスとV族系ガスとの反応生成物のシャワーヘッド10への付着をさらに抑制することができる。
なお、図9に示す例においては、III族系ガス導入孔17に隣接する各々の第1の不活性ガス導入孔19aから導入される各々の第1の不活性ガスの導入量がそのIII族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガスの導入量よりも少なくされるとともに、V族系ガス導入孔18に隣接する各々の第2の不活性ガス導入孔19bから導入される各々の第2の不活性ガスの導入量がそのV族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガスの導入量よりも少なくされてIII−V族化合物半導体結晶が成長させられている。
図10(a)〜(c)に、本発明のMOCVD法において、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスを導入するタイミングの好ましい一例を図解する模式図を示す。まず、図10(a)に示すように、III族系ガスおよびV族系ガスの導入前に、シャワーヘッド10の不活性ガス導入孔19から不活性ガス43が成長室に導入される。これにより、シャワーヘッド10の面内近傍に不活性ガス43が安定した状態で滞留することになる。
次に、図10(b)に示すように、シャワーヘッド10のIII族系ガス導入孔17からIII族系ガス41を導入するとともに、V族系ガス導入孔18からV族系ガス42を導入する。III族系ガス41およびV族系ガス42の導入前に予め不活性ガス43を導入していない場合には、III族系ガス41およびV族系ガス42の導入開始直後に不活性ガス43によるIII族系ガス41とV族系ガス42との隔離効果が十分に働かず、シャワーヘッド10の面内にIII族系ガス41とV族系ガス42との反応生成物が付着することがあるが、III族系ガス41およびV族系ガス42の導入前に不活性ガス43を予め導入しておくことによって、不活性ガス43によるIII族系ガス41とV族系ガス42との隔離効果が十分に働くために、シャワーヘッド10への反応生成物の付着の発生を抑制することができる。
その後は、図10(c)に示すように、シャワーヘッド10の面内近傍におけるIII族系ガス41とV族系ガス42との接触が抑制された状態で、III族系ガス41とV族系ガス42との気相反応によって、基板7の表面上にIII−V族化合物半導体結晶が成長することになる。
このように、III族系ガス41およびV族系ガス42の導入前に予め不活性ガス43を導入してシャワーヘッド10の面内近傍に不活性ガス43を滞留させておいてから、III族系ガス41およびV族系ガス42を導入することによって、III族系ガス41およびV族系ガス42の導入開始直後からIII−V族化合物半導体結晶の成長終了時までシャワーヘッドの面内におけるIII族系ガス41とV族系ガス42との反応生成物の付着を効果的に抑制することができる。
図11(a)〜(d)に、本発明のMOCVD法において、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスを停止するタイミングの好ましい他の一例を図解する模式図を示す。まず、図11(a)に示すように、シャワーヘッド10のIII族系ガス導入孔17からIII族系ガス41を、V族系ガス導入孔18からV族系ガス42を、さらに不活性ガス導入孔19から不活性ガス43をそれぞれ成長室に導入することによって基板7の表面上にIII−V族化合物半導体結晶(図示せず)を成長させる。
次に、図11(b)に示すように、不活性ガス43の導入量はそのままにして、III族系ガス41の導入量およびV族系ガス42の導入量をそれぞれ低減していく。このとき、基板7の表面近傍には、III−V族化合物半導体結晶の成長に用いられなかった残留ガス44が滞留している。
続いて、図11(c)に示すように、不活性ガス43の導入量はそのままにして、III族系ガス41およびV族系ガス42の成長室への導入を停止する。このとき、図11(b)に示した段階と比較して、基板7の表面近傍に滞留していた残留ガス44のシャワーヘッド10側への拡散が進行している。
その後、図11(d)に示すように、残留ガス44のシャワーヘッド10側への拡散がさらに進行したとしても、シャワーヘッド10の面内近傍に滞留している不活性ガス43によって、シャワーヘッド10と残留ガス44との接触が抑制されるため、残留ガス44の気相反応による反応生成物がシャワーヘッド10に付着するのを抑制することができる。そして、成長室の内部から残留ガス44が完全に排気された後に、不活性ガス43の導入が停止される。
このように、III族系ガス41およびV族系ガス42の成長室への導入をそれぞれ停止し、成長室の内部から残留ガスを完全に排気した後に不活性ガス43の成長室への導入を停止することによって、III−V族化合物半導体結晶の成長に用いられなかった残留ガス44の気相反応による反応生成物がシャワーヘッド10に付着するのを効果的に抑制することができる。
また、図10(a)〜(c)に示すIII族系ガス41、V族系ガス42および不活性ガス43の導入タイミングと図11(a)〜(d)に示すIII族系ガス41、V族系ガス42および不活性ガス43の停止タイミングとを組み合わせることによって、III−V族化合物半導体結晶の成長に用いられなかった残留ガス44の気相反応による反応生成物がシャワーヘッド10に付着するのをさらに効果的に抑制することができる。すなわち、III族系ガス41およびV族系ガス42の導入前に予め不活性ガス43を導入してシャワーヘッドの面内近傍に不活性ガスを滞留させておいてからIII族系ガス41およびV族系ガス42を導入してIII−V族化合物半導体結晶を成長させ、III−V族化合物半導体結晶の成長後はまずIII族系ガス41およびV族系ガス42の成長室への導入をそれぞれ停止し、その後、成長室の内部から残留ガスが完全に排気された後に、不活性ガス43の成長室への導入を停止することが好ましい。
なお、図10(a)〜(c)および図11(a)〜(d)に示されるいずれの例においても、各々の不活性ガス導入孔19から導入される不活性ガス43の導入量が、各々の不活性ガス導入孔19に隣接するIII族系ガス導入孔17から導入されるIII族系ガス41の各々の導入量および各々の不活性ガス導入孔19に隣接するV族系ガス導入孔18から導入されるV族系ガス42の各々の導入量のいずれよりも少なくしながらIII−V族化合物半導体結晶を成長させることは言うまでもない。
なお、上記においては、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスを導入する場合について説明したが、本発明においては、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスとともにドーパント源となるガスなどを成長室に導入してもよい。
また、上記においては、III族系ガス導入孔、V族系ガス導入孔および不活性ガス導入孔がそれぞれ円形である場合について説明したが、本発明においては、III族系ガス導入孔、V族系ガス導入孔および不活性ガス導入孔の形状は特に限定されず、たとえば、矩形または楕円形などの形状にすることができる。また、本発明においては、III族系ガス導入孔、V族系ガス導入孔および不活性ガス導入孔の形状はそれぞれ同一であってもよく、その少なくとも一部が異なっていてもよい。
また、上記においては、基板を1枚設置した場合について説明したが、本発明においては、基板は1枚だけでなく複数枚設置してもよい。
また、本発明においては、MOCVD装置を構成する反応炉、シャワーヘッドおよびその他の部材の形状が図1に示す形状に限定されないことは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、ガス導入部への反応生成物の付着を抑制することができるとともに、基板の表面における原料ガスの気相反応の均一性を向上することができるMOCVD装置およびその装置を用いたMOCVD法を提供することができる。
本発明のMOCVD装置の一例である縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の模式的な構成の一例を示す図である。 図1に示すMOCVD装置に用いられるシャワーヘッドの一例の模式的な平面図である。 本発明のMOCVD法において、図2に示すシャワーヘッドからIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスの成長室への導入の一例を図解する模式図である。 本発明に用いられるシャワーヘッドの他の一例の模式的な平面図である。 本発明のMOCVD法において、図4に示すシャワーヘッドからIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスの成長室への導入の一例を図解する模式図である。 本発明に用いられるシャワーヘッドのさらに他の一例の模式的な平面図である。 本発明のMOCVD法において、図6に示すシャワーヘッドからIII族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスの成長室への導入の一例を図解する模式図である。 図2に示す構成のシャワーヘッドを有する図1に示す構成のMOCVD装置を用いて本発明のMOCVD法によりIII−V族化合物半導体結晶を成長させるときの時間の経過に対するガス導入量の変化の一例を示す図である。 図6に示す構成のシャワーヘッドを有するMOCVD装置を用いて本発明のMOCVD法によりIII−V族化合物半導体結晶を成長させるときの時間の経過に対するガス導入量の変化の一例を示す図である。 本発明のMOCVD法において、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスを導入するタイミングの好ましい一例を図解する模式図である。 本発明のMOCVD法において、III族系ガス、V族系ガスおよび不活性ガスを停止するタイミングの好ましい他の一例を図解する模式図である。 MOCVD法に用いられる従来の縦型シャワーヘッド型MOCVD装置の一例の模式的な構成を示す図である。
符号の説明
1,21 反応炉、2a III族系ガス供給源、2b V族系ガス供給源、2c 不活性ガス供給源、3a,3b,3c マスフローコントローラ、4a III族系ガス配管、4b V族系ガス配管、4c 不活性ガス配管、5,25 パージライン、6,26 排ガス処理装置、7,27 基板、8,28 サセプタ、9,29 ヒータ、10,30 シャワーヘッド、11,31 回転軸、12,24 ガス排気部、13 制御部、14 成長室、14a 上面、14b 下面、15 被覆板、16 支持台、17 III族系ガス導入孔、18 V族系ガス導入孔、19 不活性ガス導入孔、19a 第1の不活性ガス導入孔、19b 第2の不活性ガス導入孔、22 ガス供給源、23 ガス配管、41 III族系ガス、42 V族系ガス、43 不活性ガス、43a 第1の不活性ガス、43b 第2の不活性ガス、44 残留ガス。

Claims (5)

  1. 成長室と、少なくともIII族元素を含むIII族系ガスとV族元素を含むV族系ガスと不活性ガスとを前記成長室に導入するためのガス導入部と、を備え、
    前記ガス導入部は、III族系ガスを導入するためのIII族系ガス導入孔と、V族系ガスを導入するためのV族系ガス導入孔と、不活性ガスを導入するための不活性ガス導入孔と、を有し、
    前記不活性ガス導入孔は、前記III族系ガス導入孔と前記V族系ガス導入孔との間に配置されており、
    前記不活性ガス導入孔から導入される不活性ガスの導入量を前記III族系ガス導入孔から導入されるIII族系ガスの導入量および前記V族系ガス導入孔から導入されるV族系ガスの導入量の少なくとも一方よりも少なくするための制御部を備え
    前記不活性ガス導入孔は、不活性ガスの導入量を独立に制御することが可能な第1の不活性ガス導入孔と第2の不活性ガス導入孔とを有している、MOCVD装置。
  2. 前記不活性ガス導入孔の開口部の面積が、前記III族系ガス導入孔の開口部の面積および前記V族系ガス導入孔の開口部の面積のいずれよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載のMOCVD装置。
  3. 請求項1または2に記載のMOCVD装置を用いたMOCVD法であって、前記不活性ガス導入孔から導入される不活性ガスの導入量を前記III族系ガス導入孔から導入されるIII族系ガスの導入量および前記V族系ガス導入孔から導入されるV族系ガスの導入量の少なくとも一方よりも少なくするとともに、III族系ガスおよびV族系ガスの少なくとも一方の導入量の変化に応じて不活性ガスの導入量を変化させながら化合物半導体結晶を成長させることを特徴とする、MOCVD法。
  4. III族系ガスおよびV族系ガスがそれぞれ前記成長室に導入される前に不活性ガスが前記成長室に導入されることを特徴とする、請求項に記載のMOCVD法。
  5. III族系ガスおよびV族系ガスの前記成長室への導入がそれぞれ停止した後に不活性ガスの前記成長室への導入が停止されることを特徴とする、請求項3または4に記載のMOCVD法。
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