JP4878852B2 - 防滴型ケーブル接続箱 - Google Patents

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本発明は、光ファイバケーブルの接続部に用いられる防滴型ケーブル接続箱に関する。
図9は、従来の光ファイバケーブル用の防滴型ケーブル接続箱101の一例を示す側面図である。この防滴型ケーブル接続箱101の内部には、光ファイバケーブル110の接続部が収容される。この防滴型ケーブル接続箱101は、図9に示すように、前面(同図中の右方)に開口部102aを持つ接続箱本体102と前記開口部102aを閉ざす蓋体103とを備えている。接続箱本体102は、この接続箱本体102の背面に固定したL字形の吊り下げ金具104を介して、メッセンジャワイヤ105に取り付けられている。吊り下げ金具104は、L字形に形成され、上部においてクランプ板106と共働してメッセンジャワイヤ105を挟み、この吊り下げ金具104に対してボルト107によりクランプ板106が締め付けられることにより、メッセンジャワイヤ105に固定されている。
接続箱本体102の開口部102aの周囲には、ゴム、あるいは、エラストマからなるガスケット108が配置され、蓋体103をボルト109で接続箱本体102に固定する際に、ガスケット108を押し潰すように強くボルト締めすることで、防滴(防水)作用が得られるようになっている。
また、特許文献1には、接続箱本体に対し、ガスケットが取付けられた蓋体をヒンジにより結合して、接続箱本体の内部を封止するとともに、接続箱本体の上部壁を傾斜させることにより、防滴(防水)効果を高めた防滴型ケーブル接続箱が記載されている。
さらに、特許文献2には、接続箱本体内に防水エリアを有する防滴型ケーブル接続箱(分岐ケーブル接続部用クロージャ)が記載されている。
特開2001−57734公報 特開2004−054148公報
前述の従来の防滴型ケーブル接続箱の構造は、主ケーブルの分岐接続用に用いられ、ドロップケーブル、ジャンパケーブルのような細径光ファイバケーブルを多数本に収納するには不適当であった。
また、加入者宅にドロップケーブルを引き落とす際に接続箱を開閉して、ドロップケーブルと接続箱内のスプリッタ分岐心線との接続を行うが、ドロップケーブルは細径であるので、各ドロップケーブルから伝わってくる水滴を遮断するには各ドロップケーブル毎の防水性能が高く、しかもドロップケーブル収納作業が簡便容易な接続箱が求められていた。
本発明は上記従来の技術における欠点を解消するためになされたものであり、ドロップケーブル、ジャンパケーブルのような細径光ファイバケーブルを多数本に収納するに適しており、また、各ドロップケーブル毎の防水性能が高く各ドロップケーブルから伝わってくる水滴を遮断することができ、しかも、ドロップケーブル収納作業が簡便容易となされた防滴型ケーブル接続箱を提供することを目的とする。
本発明に係る防滴型ケーブル接続箱は、以下の構成のいずれか一を有する。
〔構成
前面側が開放された接続箱本体と接続箱本体の前面側を開閉可能に覆う蓋体とを備えた防滴型ケーブル接続箱であって、接続箱本体は、両側部の重力方向部分に、少なくとも一のケーブルがこの接続箱本体の外方側からこの接続箱本体内に導入されるケーブル導入部を有し、蓋体が接続箱本体に対して閉蓋されたとき、各ケーブル導入部近傍には、蓋体及び接続箱本体が共働して、接続箱本体の内方部に対して隔絶された防水スペースが構成され、防水スペースは、接続箱本体のケーブル導入部となる両側部の重力方向部分と、接続箱本体内においてこの接続箱本体の側部より下縁部に亘って形成されたケーブル保持板と、接続箱本体の下縁部の両側部分と、これらに対応する蓋体の両側部の重力方向部分と、蓋体においてこの蓋体の側部より下縁部に亘って形成された隔壁と、蓋体の下縁部の両側部分とにより構成され、ケーブル導入部には、少なくとも一のケーブルを把持するための複数のケーブル把持片からなるケーブル把持部が形成されているとともに、ケーブル保持板には、ケーブルが挿入されるための少なくとも一の凹部が形成されていることを特徴とするものである。
本構成を有することにより、防水スペースが水切り構造となり、ケーブルを伝わる水滴が防水スペースにおいて遮断される。また、本構成を有することにより、複数のケーブル把持片からなるケーブル把持部が、ケーブルを伝わる水滴による浸水の勢いを止める。ケーブル把持部を通過した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペースにおいて遮断される。
〔構成
構成を有する防滴型ケーブル接続箱において、ケーブル把持部が複数形成されている場合には、下側のケーブル把持部よりも上側のケーブル把持部がケーブルを把持する長さが短くなっており、少なくとも最も上側のケーブル把持部においては、このケーブル把持部の内側に、このケーブル把持部の内側端を閉塞する可撓性材料からなるシャッタ板が設けられていることを特徴とするものである。
本構成を有することにより、可撓性材料からなるシャッタ板が、ケーブルを伝わる水滴による浸水の勢いを止める。ケーブル把持部を通過した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペースにおいて遮断される。
〔構成
構成、または、構成を有する防滴型ケーブル接続箱において、接続箱本体には、ケーブル導入部の外方側となる位置に、複数のケーブル押さえフィンが設けられており、これらケーブル押さえフィンは、先端側が鈎状に形成されており、ケーブル把持部により把持されているケーブルを挟持するとともに、鈎状の先端側部分によって該ケーブルを保持することを特徴とするものである。
本構成を有することにより、ケーブル押さえフィンが、ケーブルを挟持するとともに鈎状の先端側部分によって該ケーブルを保持するので、ケーブルが抜け落ちることがない。
〔構成
構成乃至構成のいずれか一を有する防滴型ケーブル接続箱において、防水スペースは、略三角形状に構成されていることを特徴とするものである。
本構成を有することにより、防滴型ケーブル接続箱内において防水スペースを空間効率よく構成することができる。
〔構成〕を有する本発明に係る防滴型ケーブル接続箱においては、蓋体が接続箱本体に対して閉蓋されたときに蓋体及び接続箱本体が共働して接続箱本体の内方部に対して隔絶された略三角形状の防水スペースを構成するので、この防水スペースが水切り構造となり、ケーブルを伝わる水滴が防水スペースにおいて遮断される。したがって、本発明に係る防滴型ケーブル接続箱においては、従来の防滴型ケーブル接続箱のように別体の防水パッキングを使用する必要がないので、安価な一体成形構造により、良好な防滴(防水)効果を得ることができる。また、複数のケーブル把持片からなるケーブル把持部が、ケーブルを伝わる水滴による浸水の勢いを止め、また、ケーブル把持部を通過した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペースにおいて遮断される。
〔構成〕を有する本発明に係る防滴型ケーブル接続箱においては、可撓性材料からなるシャッタ板が、ケーブルを伝わる水滴による浸水の勢いを止め、また、ケーブル把持部を通過した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペースにおいて遮断される。
〔構成〕を有する本発明に係る防滴型ケーブル接続箱においては、ケーブル押さえフィンが、ケーブルを挟持するとともに鈎状の先端側部分によって該ケーブルを保持するので、ケーブルが抜け落ちることがない。
〔構成〕を有する本発明に係る防滴型ケーブル接続箱においては、防水スペースは、略三角形状に構成されているので、防滴型ケーブル接続箱内において防水スペースを空間効率よく構成することができる。
すなわち、本発明は、ドロップケーブル、ジャンパケーブルのような細径光ファイバケーブルを多数本に収納するに適しており、また、各ドロップケーブル毎の防水性能が高く各ドロップケーブルから伝わってくる水滴を遮断することができ、しかも、ドロップケーブル収納作業が簡便容易となされた防滴型ケーブル接続箱を提供することができるものである。
なお、本発明に係る防滴型ケーブル接続箱は、現在、市場投入されている光ファイバケーブルや、すべての光配線部品に対して適用可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態の防滴型ケーブル接続箱の構成を一部を破断して示す斜視図である。以下、本発明では図1にて紙面方向を作業面側あるいは前面側、同図紙面裏側を背面側、同図紙面上下方向を上側およぴ下側、同図左右方向を両側という場合がある。
この防滴型ケーブル接続箱は、図1に示すように、前面側が開放された接続箱本体1と、この接続箱本体1の前面側を開閉可能に覆う蓋体2とを備えた防滴型ケーブル接続箱である。接続箱本体1は、この接続箱本体1の背面に固定した図示しないL字形の吊り下げ金具などにより、例えば、架空に張られたメッセンジャワイヤなどに取り付けられる。
蓋体2は、接続箱本体1の下部のヒンジ3を介して、図1中の矢印Aで示すように、上下方向に開閉可能に取り付けられている。この蓋体2は、接続箱本体1の前面側に面する蓋面部2aと、この蓋面部2aの外周に沿って形成され接続箱本体1の両側部、上縁部及び下縁部面を覆う周壁部2bとを備えている。
図2は、前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の構成を示す斜視図である。
接続箱本体1の開口された前面側の縁近傍の外周には、図2に示すように、この外周面から突出されたリブ1aが形成されている。また、接続箱本体1は、両側部の架線に吊り下げられた状態での重力方向(下方)部分に、少なくとも一の光ファイバケーブル(以下、「ケーブル」という場合がある。)201がこの接続箱本体の外方側からこの接続箱本体1内に導入されるケーブル導入部1b,1bを有している。接続箱本体1内に導入された光ファイバケーブル201は、この接続箱本体1内において、他のケーブル201に対して接続され、あるいは、分岐される。
また、本体底部の上にはプラスチック製の光ファイバ収納ケース3a(以下、収納ケースという)が複数個積層されている。
各収納ケースは中空で薄板状をなしており、その上部の蓋は開閉可能で、収納ケース内から光ファイバを取り出したり、収納ケース内に光ファイバ配置するなどの配線作業ができるようになっている。
各収納ケース端部はヒンジ結合されており、各収納ケース毎に単独で上下に回転することができるとともに、各収納ケースは作業がしやすいように、上下方向に次第にずらすように積層されている(図1)。
最下段の収納ケースはスプリッタが収納されるスプリッタの収納ケースであり、スプリッタから複数本分岐した単心光ファイバが上段の各収納ケースに収められている。
以上の構成により、作業対象とする収納ケースの光ファイバに、外部から導入される光ファィバと接続するには、まず、対象となる収納ケースの上側の収納ケースを全て回転させて倒した後に、蓋を開けて目的の光ファイバを取り出す。そして、融着、コネクタ接続等により収納されている光ファイバと外部から導入される他の光ファイバと接続する。その後、接続余長とともに再度収納ケースに収めて蓋をすることにより分岐接続作業が完了する。
この防滴型ケーブル接続箱において、蓋体2が接続箱本体1に対して閉蓋されたとき、図1に示すように、各ケーブル導入部1b,1bの近傍には、蓋体2及び接続箱本体1が共働して、接続箱本体1の内方部に対して隔絶された防水スペース4,4が構成される。この防水スペース4,4は、水切り構造となり、各ケーブル導入部1b,1bから接続箱本体1内に導入されるケーブルを伝わる水滴が、各防水スペース4,4において遮断される。この防水スペース4,4の形状は、空間効率の観点から、好ましくは、略三角形状である。ここで共働とは、蓋体2を閉じたときに、蓋体2に形成されている隔壁6の先端とケーブル保持板5の先端との位置が一致することにより区画されたスペースを形成するという意味である。
図3は、前記防滴型ケーブル接続箱の構成(蓋体を開蓋した状態の正面側)を示す斜視図である。
図4は、前記防滴型ケーブル接続箱の構成(蓋体を開蓋した状態の背面側)を示す斜視図である。
防水スペース4,4は、図1、図3及び図4に示すように、接続箱本体1のケーブル導入部1b,1bとなる両側部の重力方向(下方)部分と、接続箱本体1内においてこの接続箱本体1の側部より下縁部に亘って形成されたケーブル保持板5,5と、接続箱本体1の下縁部の両側部分1c,1cと、これらに対応する蓋体2の両側部の重力方向(下方)部分と、蓋体2においてこの蓋体2の側部より下縁部に亘って形成された隔壁6,6と、蓋体2の下縁部の両側部分とにより構成されている。ケーブル保持板5,5には、ケーブル201が挿入されるための少なくとも一の凹部7が形成されている。
ここで対象となる光ファイバケーブルは、例えば加入者に引き落とされる小断面のドロップケーブルである。ドロップケーブルの断面形状は概ね角形であり、2本のテンションメンバの間に光ファイバを配列した構造のものが採用されている。
このような断面形状の光ファイバケーブルを収納するために保持板5に形成された凹部7の断面もケーブル外径に沿った角形とされている。
図5は、前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(防水スペース)の構成を示す斜視図である。
この防滴型ケーブル接続箱において、ケーブル201は、図5に示すように、各ケーブル導入部1b,1bより、各防水スペース4,4及びケーブル保持板5,5の凹部7を経て、接続箱本体1内に導入される。
図6は、前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(ケーブル把持片)の構成を示す斜視図である。
ケーブル導入部1b,1bには、図5及び図6に示すように、少なくとも一のケーブル201を把持するための複数のケーブル把持片8からなるケーブル把持部9が形成されている。2つのケーブル把持片8,8の間がケーブル把持部9となる。すなわち、ケーブル把持片8は仕切板であり、ケーブル201は、2つのケーブル把持片8,8によって挟まれることにより、ケーブル把持部9において把持される。このケーブル把持部9は、ケーブル201の太さに略等しい幅に形成されている。また、各ケーブル把持片8,8は、接続箱本体1の側部より、ケーブル保持板5の凹部7に向けて、やや湾曲した形状として形成されている。
この防滴型ケーブル接続箱においては、複数のケーブル把持片8からなるケーブル把持部9により、ケーブル201を伝わって接続箱本体1の外方より接続箱本体1内に進入しようとする水滴による浸水の勢いが止められる。また、ケーブル把持部9を通過した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペース4,4において遮断され、さらに接続箱本体1内に進入することがない。
さらに、この防滴型ケーブル接続箱においては、各ケーブル把持片8,8がやや湾曲した形状として形成されていおり、また、ケーブル保持板5,5が傾斜して形成されているため、各ケーブル201が下側から上側(接続箱本体1の中心部側)に向けて湾曲され、各ケーブル201をつたわる水滴は下方に落下することによって、この防滴型ケーブル接続箱の外方側に排出される。
図7は、前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(シャッタ板)の構成を示す斜視図である。
そして、この防滴型ケーブル接続箱においては、図6及び図7に示すように、ケーブル把持部9が複数形成されている場合において、下側のケーブル把持部9よりも、上側のケーブル把持部9ほど、ケーブル201を把持する長さが短くなっている。すなわち、ケーブル把持片8の長さが、上側ほど短くなされている。上側のケーブル把持部9ほどケーブル201を把持する長さが短くなっているのは、ケーブル保持板5,5が傾斜して形成されているためである。すなわち、ケーブル把持部9とケーブル保持板5,5との間隔が狭くなることを防止して、これらケーブル把持部9及びケーブル保持板5,5間でケーブル201が急峻に曲げられることを防止するためである。
そして、少なくとも最も上側のケーブル把持部9においては、このケーブル把持部9の内側に、このケーブル把持部9の内側端を閉塞するシャッタ板10が設けられている。この実施の形態においては、シャッタ板10は、最も上側のケーブル把持部9及び上から2番目のケーブル把持部9の2箇所に設けられている。このシャッタ板10は、ゴム等の可撓性材料からなり、対応するケーブル把持部9においてケーブル201が把持される場合には、このケーブル201に押されて変形し、ケーブル201の周囲を囲むようになっている。あるいは、シャッタ板10は、比較的硬質な樹脂を用いる場合には変形せずに倒れて、板の先端でケーブル20を押し付けているだけであってもよい。
この防滴型ケーブル接続箱においては、シャッタ板10により、ケーブル201を伝わって接続箱本体1の外方より接続箱本体1内に進入しようとする水滴による浸水の勢いが止められる。特に上側のケーブル201を伝わって接続箱本体1内に進入する水滴が多くても、上側のケーブル把持部9ほどケーブル201を把持する長さが短くなっているが、シャッタ板10を設けることによって、防水性を確保されるようになっている。また、シャッタ板10を越えて進入した水滴があった場合にも、この水滴は、防水スペース4,4において遮断され、さらに接続箱本体1内に進入することがない。
図8は、前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(ケーブル押さえフィン)の構成を示す斜視図である。
さらに、この防滴型ケーブル接続箱においては、図7及び図8に示すように、接続箱本体1には、ケーブル導入部1b,1bの外方側となる位置に、複数のケーブル押さえフィン11が設けられている。これらケーブル押さえフィン11は、先端側が鈎状の形状に形成されている。これらケーブル押さえフィン11は、ケーブル押さえフィン11同士の間がそれぞれケーブル把持部9に対応して連通する位置となるように形成されている。すなわち、これらケーブル押さえフィン11は、ケーブル把持部9によって把持されているケーブル201を挟持するとともに、鈎状の先端側部分によって、該ケーブル201が外れないように保持する。
この防滴型ケーブル接続箱においては、これらケーブル押さえフィン11が設けられていることにより、ケーブル201は、これらケーブル押さえフィン11に挟持されるとともに、鈎状の先端側部分によって保持され、図8中に矢印Bで示す接続箱本体1の前方側に抜け落ちることが防止されている。
なお、この防滴型ケーブル接続箱において、光ファイバケーブルの接続作業等の際には、蓋体2を開けるが、ヒンジ3が接続箱本体1の下部にあるので、蓋体2を開いた状態に保持するためのストッパ等を必要としない。したがって、部品点数が少なく済み、製造コストも安くなる。
作業終了後、蓋体2を閉じるときには、蓋体2をヒンジ3を中心として上方に回動させた後、接続箱本体1の奥方に押し込むと、蓋体2の上部に形成された爪が接続箱本体1に係止され、蓋体2が開かないにようにロックされる。このように、蓋体2を閉じる際には、単に蓋体2を押し込めばよい。
本発明の一実施形態の防滴型ケーブル接続箱の構成を一部を破断して示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の構成を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の構成(蓋体を開蓋した状態の正面側)を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の構成(蓋体を開蓋した状態の背面側)を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(防水スペース)の構成を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(ケーブル把持片)の構成を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(シャッタ板)の構成を示す斜視図である。 前記防滴型ケーブル接続箱の接続箱本体の要部(ケーブル押さえフィン)の構成を示す斜視図である。 従来の防滴型ケーブル接続箱の一部切り欠き側面図である。
符号の説明
1 接続箱本体
1b ケーブル導入部
2 蓋体
3 ヒンジ部
4 防水スペース
5 ケーブル保持板
6 隔壁
7 凹部
8 ケーブル把持片
9 ケーブル把持部
10 シャッタ板
11 ケーブル押さえフィン

Claims (4)

  1. 前面側が開放された接続箱本体と、前記接続箱本体の前面側を開閉可能に覆う蓋体とを備えた防滴型ケーブル接続箱であって、
    接続箱本体は、両側部の重力方向部分に、少なくとも一のケーブルがこの接続箱本体の外方側からこの接続箱本体内に導入されるケーブル導入部を有し、
    前記蓋体が前記接続箱本体に対して閉蓋されたとき、前記各ケーブル導入部近傍には、前記蓋体及び前記接続箱本体が共働して、前記接続箱本体の内方部に対して隔絶された防水スペースが構成され、
    前記防水スペースは、前記接続箱本体のケーブル導入部となる両側部の重力方向部分と、前記接続箱本体内においてこの接続箱本体の側部より下縁部に亘って形成されたケーブル保持板と、前記接続箱本体の下縁部の両側部分と、これらに対応する前記蓋体の両側部の重力方向部分と、前記蓋体においてこの蓋体の側部より下縁部に亘って形成された隔壁と、前記蓋体の下縁部の両側部分とにより構成され、
    前記ケーブル導入部には、少なくとも一のケーブルを把持するための複数のケーブル把持片からなるケーブル把持部が形成されているとともに、前記ケーブル保持板には、ケーブルが挿入されるための少なくとも一の凹部が形成されている
    ことを特徴とする防滴型ケーブル接続箱。
  2. 前記ケーブル把持部が複数形成されている場合には、下側のケーブル把持部よりも上側のケーブル把持部がケーブルを把持する長さが短くなっており、少なくとも最も上側のケーブル把持部においては、このケーブル把持部の内側に、このケーブル把持部の内側端を閉塞する可撓性材料からなるシャッタ板が設けられている
    ことを特徴とする請求項記載の防滴型ケーブル接続箱。
  3. 前記接続箱本体には、前記ケーブル導入部の外方側となる位置に、複数のケーブル押さえフィンが設けられており、これらケーブル押さえフィンは、先端側が鈎状に形成されており、前記ケーブル把持部により把持されているケーブルを挟持するとともに、鈎状の先端側部分によって該ケーブルを保持する
    ことを特徴とする請求項、または、請求項記載の防滴型ケーブル接続箱。
  4. 前記防水スペースは、略三角形状に構成されている
    ことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか一に記載の防滴型ケーブル接続箱。
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