JP4125804B2 - ジョイントボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願は電気配線工事における結線束の絶縁カバーに用いるジョイントボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のアウトレットボックス、プールボックス、ジョイントボックス等と称されているものは、結線数の多少にかかわらず、図6に表れているように複数の電線ケーブル10における夫々の外装を剥離して、外装を剥離してなる絶縁電線14を露出させ、さらに外装を剥離してなる夫々の絶縁電線14の先端部分の絶縁被膜を除去して裸線を露出させ、それらの裸線相互を所定の通りコネクタ15で結線し、結線後は、上記複数の電線を図6に表れているように束ねて結線束Aを作り、その結線束Aを握り、むりやり折り曲げ、狭いボックス(図示省略)内に押し込め、更にその上に蓋をねじ込み密閉するなど、何れのボックスにおいても絶縁電線14及びその電線ケーブルの外装を剥離した外装剥離絶縁電線を折り曲げ、圧迫し、或いは損傷することがあるなど、導電効果を弱めるとともに、折り曲げるために多数の結線束が収納できず、ボックス自体の取り付け作業に手間取るなど多くの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本願は、スリーブ又はコネクタなどで結線後、その結線束を折り曲げること無く、ほぼ真っ直のまま収納し、結線束下部の電線ケーブル部分とボックスを結束して結線束を安定的に保護しても、そのボックスは造営材に結び付けることができるようにしたジョイントボックスを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明のジョイントボックスは、
内側に、複数の電線における各結線部分(15)と、外装剥離絶縁電線部分(14)と、電線ケーブルの外装部分(10)の一部分とを束ねてなる結線束(A)を真っ直ぐな状態のまま収納できるような長さの空間を備える細長い形状のジョイントボックス(1-A)は、絶縁性のある材料で形成してあり、
そのジョイントボックス(1-A)の一端には上記結線束(A)を挿入する為の口開部(2)が備えられており、 他端は塞がれているジョイントボックス(1-A)であって、
上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)における口開部(2)の近くで上記結線束(A)における複数電線の電線ケーブルの外装部分(10)を位置させる場所においては、上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)の表面側と、裏面側に夫々2つの結束長孔(6)を、並設状態で、かつ、ジョイントボックス(1-A)の長手方向に対して結束長孔(6)の長手方向が夫々横方向に長くなる状態で備えさせ、
上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)には、それの口開部(2)から内部に向けて、上記複数の電線における各結線部分(15)と、外装剥離絶縁電線部分(14)と、電線ケーブルの外装部分(10)の一部分とを束ねてなる結線束(A)を真っ直ぐな状態にした形態で挿入してあり、かつ、
その結線束(A)が挿入されているジョイントボックス(1-A)は、造営材としての上下方向に長い吊りボルト(13)に対して、上記細長い形状のジョイントボックス内部の上記真っ直ぐな状態の結線束(A)が、上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材が、上記吊りボルト(13)と上記結線束(A)との中間に位置する状態で、上記吊りボルト(13)に上下方向を揃えた状態で並設状に添え付けしてあり、
さらに、ループ状に構成される結束バンド(11)は、ジョイントボックス(1-A)の表面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、ボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)の一方の側の外周を通し、さらに、 ボックス(1-A)の裏面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記部材及び吊りボルト(13)の外周を通し、さらにボックス(1-A)の裏面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)におけるの他の側の外周を通し、さらに、ジョイントボックス(1-A)の表面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらに、ボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材の外周を通して、結束バンド(11)の内側に位置する上記4つの部材を取り囲む状態に配置され、
かつ、上記の吊りボルト(13)と、上記裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材と、電線ケーブルの外装部分(10)と、表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材との4つの部材は一括して結束されており、
その一括結束状態においては、
裏面側にあっては電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、吊りボルト(13)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材が挟着状態で介在しており、
表面側にあっては電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、結束バンド(11)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材が挟着状態で介在しているようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】
ジョイントボックスの成型は、複数の電線ケーブル外装を規定の長さ切除し、その先端を分岐接続後、やや真っ直のままの結線束を収納できる長さのボックスに成型する。ジョイントボックスの口開部から少し入った位置の前後両面には共通する結束長孔を並設し、挿入した結線束下部の電線ケーブルと共に、結束長孔に通した結束バンド等の結束部材で結んで固定し、ボックスの上部及び左右に吊り孔を並設した吊り手の何れかと造営材(吊りボルト等)を結び付けて固定するものである。
【0006】
さらに、ジョイントボックスが細長く二分割し開閉可能に成した分割ボックスの場合は、左右何れか一方の半ボックスに限り結束長孔を設け、ボックスを開いた状態で結線束を添わせて結束し、他方の半ボックスを閉じ止めてカバーする。或いは、一方の半ボックスには何も設けず、他方の半ボックスの口開部から少し入った位置に複数の止めピンを設け、結線束を収納後閉じると、その止めピンが電線ケーブル外装に形成した屈曲部に阻止され結線束は抜け止まる。
【0007】
ジョイントボックスは、主として自消性、絶縁性、耐電圧等電気的性能に優れ、使用後の結線状態を目視可能にするため透明性を有し、更に、収納した結線束下部の電線ケーブル外装部分とボックスとを一括して結束し得るために必要な柔軟性等を有する樹脂材を用いて成型する。全体形状は、図6、図7から明らかなように細長い長方形をなし、上部及び左右側部には造営材に止め付ける吊り手に吊り孔を並設し、複数の電線端末を接続した結線束を殆ど真っ直のままで差し入れ又は添わせ、結束長孔に結束バンド等の結束部材を通し一括して結束し、結線後の結線束には何らの圧力、衝撃を与えず電気的安定を著しく向上させるとともに、絶縁カバー作業を簡易化する。
【0008】
図8に示す分割ボックスにおいては、左右の半ボックスを開いたままで結線束を添わせ結束し、一方又は両方の半ボックスに止めピンを設け、結線束を一方の半ボックスに添わせた後閉じ止めるものであり、左右の半ボックスが殆ど変形することなく、一組の掛け具と止め具が正常な形状を保って掛かり、容易に開放しない程度の硬質材を用いて成型し、肉厚薄く形成した連結部の作用により開閉を繰返し、作業性を向上させ、再使用を可能としたものである。
【0009】
本願の実施例を示す図1〜図8について説明する。矢印Aは結線束であり、複数の電線を分岐結線した束である。1-Aは一体ボックスであり、ほぼ四角形の穴を成型した長方形の透明ジョイントボックス本体である。2は口開部であり、結線束Aを差し入れる口である。3は吊り手であり、一体ボックス1-A及び図8の分割ボックスの上側部及び左右両側部などに設け、造営材13に結び付け又は掛け止める。4は吊り孔であり、吊り手3に複数成型し、この二つの孔に結束部材11を通し安定的に造営材13と共に結束し、又は吊り止める。5は口開縁部であり、口開部2の縁部の肉厚を太く成型し、軟質による口開部2の形状変形を防ぎ、結線束Aを差し入れ易くするとともに、保管中または運搬中の圧力などによる変形を防ぐ。6は結束長孔であり、口開部2の少し奥部の表面部9及び吊り手側面8に共通して並設したもので、図3、図6によく表れているように、横に長く形成したことにより、収納した結線束Aに結束部材11の当接を避けて通すことが可能となり、作業性を良くしたものである。7は長孔縁部であり、結束長孔6の周囲の縁を厚く成型して孔の強度を増し変形を防ぐ。8はボックスにおける吊り手側の面であり、造営材13に吊り手3を結び付け又は掛け止めた場合の抗張力に耐へるとともに、造営材13との接触による絶縁効果を高めるため他の側面より肉厚く成型したものである。9は表面側であり、吊り手側の面8より少し薄く成型し、正面より目視した場合、内包する結線状態が鮮明に目視可能にしてある。
次に図3、図6によく表れているように、ループ状に構成される結束バンド等(11)は、ジョイントボックス(1-A)の表面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、ボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)の一方の側の外周を通し、さらに、ボックス(1-A)の裏面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記部材及び吊りボルト(13)の外周を通し、さらにボックス(1-A)の裏面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)におけるの他の側の外周を通し、さらに、ジョイントボックス(1-A)の表面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらに、ボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材の外周を通して、結束バンド等(11)の内側に位置する上記4つの部材を取り囲む状態に配置して上記4つの部材を一括して結束させる。
【0010】
10は周知の電線ケーブル外装であり、複数の電線を束ねてなる結線束Aの下方に位置する。11は結束バンドである。12は屈曲部であり、結束長孔6の奥部に位置する電線ケーブル外装10の1線以上を少し折り曲げ屈曲部分を形成し、結束部材がこの部分に阻止されて越えられず、結果的に結線束Aが抜け止まり定着する。13は造営材であり、図3、図6に図示のものは通称吊りボルトと言い、様々な形状の物が使用されており、図示のものは上下方向に長く備えられている吊りボルトである。吊り孔4に通した結束部材でこれらの造営材13と共に結束止着し、又は吊り止める配線位置の物体である。14は周知のように、図3に示される電線10の先端部分15を図6のように結線する為に、先ず電線10の外装部分のみを剥離し、その内側に残る絶縁被覆で覆われた電線部分(周知のように外装剥離絶縁電線として知られている)を示す。即ち、14は、先端の結線部分15に用いられる裸線と、電線ケーブル10の外装部分との間に存在する絶縁被覆でもって覆われた電線であって、電線ケーブルの外装部分のみが切断除去された絶縁被覆で覆われた電線部分である。これは結線束Aの一部分である。15は複数の電線を結線したコネクタであり、分岐結線する端子で、リングスリーブを用いる場合もある。
【0011】
図8は分割ボツクスを示し、右半ボックス1−B及び左半ボックス1−Cに分割成型し、自在に屈曲する肉厚薄の連結部16を基軸に開閉を自在にする。
右半ボックス1−Bは、開閉可能に縦に二分割した右側の半ボックス。左半ボックスは、右半ボックス1−Bと一組みをなす左側の半ボックスである。
【0012】
16は連結部であり、右半ボックス1−Bと左半ボックス1−Cとを一体成型して連結したもので、この部分は肉厚薄く成型することにより硬質材を用いても容易に開閉の繰返しを可能とし、右半ボックス1−B及び左半ボックス1−Cの二つを一対とし開閉自在の一個の透明ジョイントボックスを成す。17は掛け具であり、他方の止め具18と一組みの閉じ止め装置をなし、右半ボックス1−Bと左半ボックス1−Cが正常な形状を保って閉じ、自動的に先端が掛かり抜け止まり得る強度の硬質樹脂材を用いる。一旦閉じ止めた後に開放する場合は、止め具18の付け根当たりを少し力強く押し圧し引き離す操作で外れ開放する。この装置を一定の間隔に複数設けておけば、完全に閉じた状態を保つ。19は止めピンであり、何れか片方又は左右半ボックスの口開部2の少し奥部に当たる位置に複数設け、結線束Aを添わせ閉じると、屈曲部12の前部に位置し、結線束Aは何んら手を加えずしてその屈曲部12に阻止され抜け止まるものである。
【0013】
ジョイントボックスを用いる場合、分岐結線後の結線部分15を含む結線束Aをボックスに収納を目的に曲げることなく、ほぼ真っ直に結線したままの状態で口開部2から差し入れ得るように、一体ボックス1-A自体の形状をほぼ長方形に成型し、他の物体に接触しても支障のない電線ケーブル外装10の部分を口開部2の少し奥の位置で共に結束部材により結束し、ほぼ、くの字をなす屈曲部12に、結束した結束部材が阻止され結線束Aを抜け止め、結線部分及び剥離された電線14は全く損傷すること無く、多数の分岐結線による結線束Aが収納可能であり、結線後触れる必要なく、したがって導電機能を劣化させること無く、電気的安全性が著しく永続的に保たれるなど多くの特徴を有する。
【0014】
ジョイントボックスは、造営材13に対して縦横など任意の方向に向けて設置可能に上部及び左右に吊り手3を設け、結束部材で造営材13に結び付け又は吊り孔4に造営財13を掛けるだけで総ての設置作業が完了するなど作業性が著しく向上する。
また、ジョイントボックス1-Aの材質は絶縁性、耐電圧、自消性に優れ、透明であり外部から結線状態が目視点検ができ、柔軟性を有するため電線ケーブル外装10を結束した場合、結束する両面をはじめ全体が結線束Aに良く馴染み損傷する懸念がなくなった。口開縁部5を肉厚太く成型して耐圧力を増し、柔軟性による変形を阻止するとともに、吊り手3を設けた吊り手側面8を肉厚に成型して抗張力を補強する。
結束長孔6は、横に長く成型し、結束バンド11が結線束Aに当接しないよう離れた位置から差し込み可能となり非常に結束し易くなった。
【0015】
分割ボックスは、結線束Aを結束する場合、開いたままで結束バンド11を右半ボックス1−Bの結束長孔6に限り通せば直接結束できるので結束し易く、結線部分の補修及び分岐または増設する場合は左半ボックス1−Cを開放すれば、結束部材を切除解体することなく作業可能であり、さらに結束長孔6を設ける代わりに、何れか一方の半ボックス又は結束長孔6の代わりに左右両方の半ボックスに止めピン19を複数設ければ、結線束Aを添わせた後閉じるだけで屈曲部12が止めピン19に阻止され結束操作無用で固定でき、作業性が著しく向上する。
【0016】
分割された半ボックスの材質は、絶縁性、耐電圧、自消性、透明性に優れ、連結部18を肉厚薄く成型し屈曲可能な程度の硬質樹脂を用いることにより全体を堅固になし、二分割しても左右両半ボツクスが変形することなく安定し、一組みの掛け具17止め具18が確実に施錠し、開く場合は止め具18の付け根当たりを少しし強く押し圧すれば開錠し、いわゆる開閉自在であるなど作業性に優れている。
【0017】
図1〜図8に示されるジョイントボックスは、電気配線工事において、分岐結線してなる結線部分及びその電線の結線束を曲げること無く、ほぼ真っ直のままで収納し得る内径と長さの一体ボックスに成型し、その上部又は側部には造営材に結び付け又は掛け止め得る吊り手を設け、口開部の少し奥部には、差し入れた結線束下部の電線ケーブル外装をボックスと共に結束し得るよう、前後側面に共通する結束長孔を並設し、ボックスの材質は、収納した結線束下部の電線ケーブル外装と共に結束部材で結束し得る程度の柔軟性を有し、口開縁部は肉厚太くなし柔軟性による口開部の変形を防止する。
【0018】
また図8のジョイントボックスは、ボックスを開閉可能に一体成型又は個別成型などにより左右二つの半ボックスに分割成型し、その何れか一方の半ボックス下方に結束長孔を並設し、開いた状態で結線束下部の電線ケーブル外装と共に結束した後、他方の半ボックスを閉じ、一対の掛け具と止め具が組み合い抜け止まるに足る硬質樹脂材を用いて成型し、又は開いた状態の何れか一方の半ボックス又は両方の半ボックスの口開部の少し奥部に複数の止めピンを設け、結線束下部の電線ケーブル外装の屈曲部が止めピンに阻止され結線束が抜け止まる。
【0019】
【発明の効果】
複数箇所から、複数の電線相互を結線する為に一箇所に向けて集められた複数の電線(例えば図6に集められている集合させた電線10の束)が、結線場所(造営材13のある場所)において図6のように集められて結線束(A)が作られた場合においても、上記のように上記集合させた電線10の結線束(A)の集合方向を大きく曲げなくてよいばかりか、これらの先に形成される結線部分15も、結線束Aも電線ケーブルの外装部分の一部分も全て曲げなくてよいから、従来発生していた、電線折り曲げに伴う折損事故、導電効果の低減等の諸問題点が解決できる効果がある。
【0020】
その上本願発明にあっては、電気配線工事において分岐結線した結線束を絶縁保護する場合、ジョイントボックス1-Aは、口開部2から内部に向けて、上記結線束Aを直線状態にした形態で挿入した後は、ループ状に構成される結束バンド等(11)は、ジョイントボックス(1-A)の表面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、ボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)の一方の側の外周を通し、さらに、 ボックス(1-A)の裏面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記部材及び吊りボルト(13)の外周を通し、さらにボックス(1-A)の裏面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)におけるの他の側の外周を通し、さらに、ジョイントボックス(1-A)の表面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらに、ボックス(1-A)における表
面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材の外周を通す。即ち、
結束バンド(11)は、結束バンド(11)の内側に位置する上記4つの部材(上記の吊りボルト(13)と、上記裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材と、電線ケーブルの外装部分(10)と、表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材)を取り囲む状態に配置して、上記4つの部材を一括して引き締めれば、上記「吊りボルト(13)」を含む4つの部材を極めて迅速に一括して結束できる効果があり、上記「吊りボルト(13)」に対する、ボックス(1-A)と電線ケーブルの外装部分(10)との2部材の装着作業を「結束バンド(11)」だけで、作業効率高くすることのできる効果がある。
【0021】
さらに本願発明にあっては、吊りボルト13に対して、結線束Aにおける電線ケーブルの外装部分(10)を締付固定した場合においても、裏面側にあっては電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、吊りボルト(13)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材が介在しており、上記の吊りボルト13が鉄筋などの導電材であっても、絶縁的に安心できる効果があり、
その上、表面側にあっては、電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、結束バンド等(11)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材を介在させるものであるから、結束バンド(11)の締め付けがきつくても、電線ケーブルの外装部分(10)を痛め付ける度合いは少なく、電線ケーブルの外装部分(10)を安全に保護する効果がある。
【0022】
その上本願発明にあっては、細長い形状のジョイントボックス(1-A)の表面側と、裏面側に対して、夫々2つの結束長孔(6)を、ジョイントボックス(1-A)の長手方向に対して夫々横方向に長くなる状態で並設させたことにより、ボックス(1-A)に結線束Aを収納した後、結束バンド(11)を通す場合、ジョイントボックス(1-A)の表面から結束バンド(11)の挿通作業を行なうことが出来る作業上の効果があると共に、
挿通作業の過程においては、複数電線の電線ケーブルの外装部分(10)の存在位置を避けた両側部分、即ち、電線ケーブルの外装部分(10)に対する当接を避けて通すことが可能となり、結束バンド(11)を通す為の作業性が極めて向上し、その上、引き締め作業においては、上記4つの部材を一括して引き締めて、定着させる効果もある。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】一体ボックス1-Aの正面図。
【図2】一体ボックス1-Aの一部断面を示す右側面図。
【図3】一体ボックス1-Aに結線束Aを収納し結束した状態を示す一部A−A断面図。
【図4】一体ボックス1-Aの一部平面図。
【図5】一体ボックス1-Aの一部底面図。
【図6】一体ボックス1-Aを縦に使用した状態を示す正面図。
【図7】一体ボックス1-Aを横に使用した状態を示す正面図。
【図8】分割ボックスDを開放した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
矢印A 、結線束A、1-A 一体ボックス、1−B 右半ボックス、1−C 左半ボックス、2 口開部、3 吊り手、4 吊り孔、5 口開縁部、6 結束長孔、7 長孔縁部、8 吊り手側面、9 表側面、10 電線ケーブル外装、11 結束バンド、12 屈曲部、13 造営材、14 外装剥離絶縁電線、15 コネクタ、16 連結部、17 掛け具、18 止め具、19 止めピン、
Claims (1)
- 内側に、複数の電線における各結線部分(15)と、外装剥離絶縁電線部分(14)と、電線ケーブルの外装部分(10)の一部分とを束ねてなる結線束(A)を真っ直ぐな状態のまま収納できるような長さの空間を備える細長い形状のジョイントボックス(1-A)は、絶縁性のある材料で形成してあり、
そのジョイントボックス(1-A)の一端には上記結線束(A)を挿入する為の口開部(2)が備えられており、 他端は塞がれているジョイントボックス(1-A)であって、
上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)における口開部(2)の近くで上記結線束(A)における複数電線の電線ケーブルの外装部分(10)を位置させる場所においては、上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)の表面側と、裏面側に夫々2つの結束長孔(6)を、並設状態で、かつ、ジョイントボックス(1-A)の長手方向に対して結束長孔(6)の長手方向が夫々横方向に長くなる状態で備えさせ、
上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)には、それの口開部(2)から内部に向けて、上記複数の電線における各結線部分(15)と、外装剥離絶縁電線部分(14)と、電線ケーブルの外装部分(10)の一部分とを束ねてなる結線束(A)を真っ直ぐな状態にした形態で挿入してあり、かつ、
その結線束(A)が挿入されているジョイントボックス(1-A)は、造営材としての上下方向に長い吊りボルト(13)に対して、上記細長い形状のジョイントボックス内部の上記真っ直ぐな状態の結線束(A)が、上記細長い形状のジョイントボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材が、上記吊りボルト(13)と上記結線束(A)との中間に位置する状態で、上記吊りボルト(13)に上下方向を揃えた状態で並設状に添え付けしてあり、
さらに、ループ状に構成される結束バンド(11)は、ジョイントボックス(1-A)の表面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、ボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)の一方の側の外周を通し、さらに、 ボックス(1-A)の裏面側における一方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記部材及び吊りボルト(13)の外周を通し、さらにボックス(1-A)の裏面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらにボックス(1-A)内の電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)におけるの他の側の外周を通し、さらに、ジョイントボックス(1-A)の表面側における他方の結束長孔(6)を貫通させ、さらに、ボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材の外周を通して、結束バンド(11)の内側に位置する上記4つの部材を取り囲む状態に配置され、
かつ、上記の吊りボルト(13)と、上記裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材と、電線ケーブルの外装部分(10)と、表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の部材との4つの部材は一括して結束されており、
その一括結束状態においては、
裏面側にあっては電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、吊りボルト(13)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における裏面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材が挟着状態で介在しており、
表面側にあっては電線ケーブルの外装部分(10)からなる結線束(A)と、結束バンド(11)との間に、上記細長い形状のボックス(1-A)における表面側の2つの結束長孔(6、6)の間の上記絶縁性のある材料で形成してある部材が挟着状態で介在しているようにしたことを特徴とするジョイントボックス。
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JP13423597A JP4125804B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | ジョイントボックス |
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