JP4878727B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体集積回路に係り、詳しくは、途中の工程まで異なる設計の半導体集積回路で共通に形成され、その後工程の配線工程を変えることによって各種論理回路が構成されるマスタースライス方式の半導体集積回路に関する。
従来において、半導体チップ上に論理ゲート、フリップフロップ等の基本レベルの機能を有する複数のセルを作り込んだマスタースライスを予め形成しておき、その後に利用者(カストマー)により必要とする所望の論理回路を実現するための配線パターンを決定するようにしたマスタースライス方式の半導体集積回路が知られている。
図8は、上述のようなマスタースライス方式の半導体集積回路の一例のチップ構造の概略構成を示す平面図である。同半導体集積回路(第1の従来技術)100は、図8に示すように、半導体チップ101上に例えばフリップフロップから成る複数のセル102が配置されて、半導体チップ101上にはそれぞれのセル102に対してクロック信号を分配するためのクロックツリー合成(Clock Tree Synthesis:CTS、以下単にクロックツリーと称する)が配置されている。クロックツリーのツリー構造は、PLL(Phase Locked Loop)回路103等のクロック発生回路で発生されて半導体チップ101に供給されたクロック信号を、半導体チップ102の中央の複数の第1のクロックバッファ(選択駆動素子)104からクロック配線105を通じて外側の複数の第2のクロックバッファ106に分配し、さらに必要に応じて複数の第2のクロックバッファ106から複数の第3のクロックバッファ(図示せず)を通じて、最終的に複数のセル102にそれぞれクロック信号を分配するように構成されている。
他の例のマスタースライス方式の半導体集積回路として、特許文献1に開示されたものが知られている。同半導体集積回路(第2の従来技術)は、出力が現在の入力のみでは定まらず入力の過去の履歴に依存する順序回路(Sequential Circuit)セルと、出力が現在の入力のみに依存して定められる組合せ回路(Combinational Circuit)セルとが半導体チップ上の内部コア領域内に配置され、内部コア領域は複数の領域に分割されて各分割領域に多相クロック信号を選択的に分配可能にすべく、複数の第1の選択駆動素子、複数の第2の選択駆動素子、複数の第3の選択駆動素子を用いた等負荷・等配線長のクロックツリー構造が形成されている。そして、第1〜第3の選択駆動素子は、複数の入力の中から何れか1つのクロック信号を選択して所望の分割領域に分配する。
図9は、特許文献1に開示されている半導体集積回路200に形成されているクロックツリー構造の回路構成の一部を示す回路図である。多相クロック信号CLK_A〜CLK_Hは、外部から第1の選択駆動素子としての例えばマルチプレクサMC101〜MC104に共通に分配され、マルチプレクサMC101〜MC104の各出力は第2の選択駆動素子としての例えばマルチプレクサMC201に共通に分配される。また、マルチプレクサMC201、MC202の各出力は第3の選択駆動素子としての例えばマルチプレクサMC301、MC302に共通に分配され、マルチプレクサMC203、MC204の各出力は第3の選択駆動素子としての例えばマルチプレクサMC303、MC304に共通に分配される。
ここで、第1のマルチプレクサMC101〜MC104には外部から3つの制御信号S0、S1、S2が与えられ、第2のマルチプレクサMC201〜MC204には外部から2つの制御信号S0、S1が与えられ、第3のマルチプレクサMC301〜MC304には外部から1つの制御信号S0がそれぞれ与えられることにより、各マルチプレクサMC101〜MC104、各マルチプレクサMC201〜MC204、各マルチプレクサMC301〜MC304はそれぞれセレクタとして動作して、複数の入力の中から何れか1つのクロック信号を選択して出力するように構成されている。また、各セレクタに与えられる制御信号は、各々独立に制御され、各々異なる信号値をとれるように構成されている。
例えば、第1のマルチプレクサMC101〜MC104は外部から3つの制御信号S0、S1、S2として「000」が与えられたときは、クロック信号CLK_Aを選択して出力し、外部から3つの制御信号S0、S1、S2として「001」が与えられたときは、クロック信号CLK_Bを選択して出力し、外部から3つの制御信号S0、S1、S2として「010」が与えられたときは、クロック信号CLK_Cを選択して出力する。また、第2のマルチプレクサMC201〜MC204は外部から2つの制御信号S0、S1として「00」が与えられたときは、1番目の入力(例えばMC201の場合、MC101の出力)を選択して出力し、外部から2つの制御信号S0、S1として「01」が与えられたときは、2番目の入力(例えばMC201の場合、MC102の出力)を選択して出力し、外部から2つの制御信号S0、S1として「10」が与えられたときは、3番目の入力(例えばMC201の場合、MC103の出力)を選択して出力する。また、第3のマルチプレクサMC301〜MC304は外部から1つの制御信号S0として「0」が与えられたときは、1番目の入力(例えばMC301の場合、MC201の出力)を選択して出力し、外部から1つの制御信号S0として「1」が与えられたときは、2番目の入力(例えばMC301の場合、MC202の出力)を選択して出力する。
そして、上述のように第1のマルチプレクサMC101〜MC104乃至第3のマルチプレクサMC301〜MC304により最終的に選択されたクロック信号は、何れかの分割領域に分配される。例えば、分割領域1、2にはクロック信号CLK_A又はCLK_Bが、分割領域3、4にはクロック信号CLK_C又はCLK_Dが選択的に分配する。これらのクロック信号CLK_A〜CLK_Dは、各分割領域1〜4内に配置されている順序回路セルに分配される。
特開2003−152082号公報
ところで、上述したような従来の半導体集積回路では、半導体チップの外部からクロック信号を入力する入力端子から出力端子(各セルの入力端子)までクロックツリーを用いてもなお、多相クロック信号が半導体チップの全体に分配されているので、各セル間のクロック遅延及びクロックスキューが大きくなるとともに、消費電力が増加する、という問題がある。
まず、第1の従来技術である図8に示したマスタースライス方式の半導体集積回路100では、半導体チップ101上の入力端子から出力端子までクロックツリーを用いたといっても、半導体チップ101の全体にわたってクロック信号が分配されるので、チップ面積が大きくなるほどクロック配線105が長くなるとともに、挿入されるクロックバッファの数も多くなるため消費電力も増加する。また、クロックバッファ段数が多くなるとクロックバッファを構成するトランジスタの特性ばらつきによる影響を受けやすくなるので、クロックツリースキューも大きくなる。
次に、第2の従来技術である図9に示したクロックツリー構造を有するマスタースライス方式の半導体集積回路200では、クロックツリーを構成している第1のマルチプレクサMC101〜MC104、第2のマルチプレクサMC201〜MC204、第3のマルチプレクサMC301〜MC304をそれぞれセレクタとして動作させて、複数の入力の中から何れか1つのクロック信号を選択して出力するように構成しているが、第1の従来技術と略同様な理由で、クロック遅延及びクロックスキューが大きくなるとともに、消費電力が増加するという問題が存在している。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、クロック遅延及びクロックスキューを小さくするとともに、消費電力を低減することができるようにした半導体集積回路を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、マスタースライス方式の半導体集積回路に係り、複数のローカル領域に区分された内部コア領域と、メインクロックツリーを備え、上記内部コア領域の全体に共通のメインクロック信号をクロックツリー状に分配するメインクロック信号分配回路とを備え、各ローカル領域には、ローカルクロックツリーを備え、当該領域内に共通のローカルクロック信号をクロックツリー状に分配するローカルクロック分配回路がさらに設けられていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体集積回路に係り、下部配線からなる固定層と、該固定層上に形成された上部配線からなるカスタマイズ層とを備え、上記メインクロックツリー及びローカルクロックツリーの各配線は、上記固定層に予め形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項記載の半導体集積回路に係り、順序回路セルと組合せ回路とが半導体チップ上の上記内部コア領域内に配置され、該内部コア領域は上記複数のローカル領域に分割されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項記載の半導体集積回路に係り、上記メインクロック信号分配回路と上記ローカルクロック信号分配回路とは、クロックツリー構造の各信号分岐点ごとに、上記メインクロック信号又は上記ローカルクロック信号であるクロック信号を駆動するクロックバッファを有し、上記クロックツリー構造の信号分岐点において上記クロックバッファを介して上記クロック信号を分配することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項記載の半導体集積回路に係り、上記ローカルクロック信号分配回路の上記クロックバッファの出力と上記メインクロック信号分配回路の上記クロックバッファの出力とを入力し、与えられる制御信号により、いずれか一つのクロック信号を上記ローカル領域に出力するクロックセレクタを有することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項4記載の半導体集積回路に係り、上記メインクロック信号分配回路又は上記ローカルクロック信号分配回路に接続した複数の上記クロックバッファの出力同士を短絡することを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載の半導体集積回路に係り、上記クロックバッファの出力同士をメッシュ状パターン配線により短絡することを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項5記載の半導体集積回路に係り、下部配線からなる固定層と、該固定層上に形成された上部配線からなるカスタマイズ層とを備え、上記クロックセレクタに与える制御信号の配線は、上記カスタマイズ層を利用して形成されたものであることを特徴としている。
この発明の半導体集積回路によれば、順序回路セルと組合せ回路とが半導体チップ上の内部コア領域内に配置され、内部コア領域は複数のローカル領域に分割されて各ローカル領域にローカルクロック信号を分配するローカルクロック信号分配回路と、半導体チップ全体にメインクロック信号を分配するメインクロック信号分配回路とを電気的に独立して有しているので、クロック遅延及びクロックスキューを小さくするとともに、消費電力を低減することができる。
この例のマスタースライス方式の半導体集積回路は、順序回路と組合せ回路とが半導体チップ上の内部コア領域内に配置され、内部コア領域は複数のローカル領域に区分されている。半導体チップのメインクロック信号は、半導体チップの中央のメインクロックルートバッファ(始端)に供給されて、メインクロックルートバッファからクロック配線を通じて第1の選択駆動素子としての複数のクロックバッファに共通に分配され、クロックバッファの各出力はクロック配線を通じて第2の選択駆動素子としての複数のクロックバッファに共通に分配されて、最終的に選択されたメインクロック信号は、何れかのローカル領域にクロックツリー状に分配される。半導体チップのローカルクロック信号は、半導体チップ上のローカル領域内中央のローカルクロックルートバッファ(始端)に供給されて、そのローカル領域内でローカルなクロックツリー状に分配される。なお、クロックバッファは例えば直列接続した2つのインバータから成るものである。
図1及び図2は、この発明の実施例であるマスタースライス方式の半導体集積回路のチップ構造の概略構成を示す平面図、図3は同半導体集積回路における各クロック信号の分配回路の最終段クロックバッファ以降の回路構成を示す回路図、図4は同半導体集積回路のクロックセレクタに制御信号を与える方法を示す図、図5は同半導体集積回路のクロックセレクタに制御信号を与えるための配線を形成するマスタースライスの概略構成を示す図、また、図6は同半導体集積回路の順序回路セルの一構成例を示す回路図及び順序回路セルの回路記号を示す図、図7は同半導体集積回路の順序回路セルのクロック入力部の動作を説明する図である。
なお、以下に図面を参照して、この例のマスタースライス方式の半導体集積回路を説明するにあたり、半導体チップ全体に対して分配するクロック信号CLK_A、CLK_Bをメインクロック信号、チップサイズよりもそれぞれ小さなサイズに半導体チップを複数に区分して形成したローカル領域に分配するクロック信号CLK_C、CLK_Dをローカルクロック信号と称するものとする。これらのクロック信号は、周波数や位相の異なるものとすることができる。
この例のマスタースライス方式の半導体集積回路1は、図1に示すように、順序回路と組合せ回路とが半導体チップ2上の内部コア領域内に配置され、内部コア領域は複数のローカル領域3に分割されている。
半導体チップ2の外部のPLL回路等のクロック発生回路で発生された実線で示されるメインクロック信号CLK_A、CLK_B(図中、実線は1本であるが、他の1本は省略されている。)は、半導体チップ2の中央のメインクロックルートバッファ(始端)4から始まるクロックツリーに供給されて、このメインクロック信号CLK_A、CLK_Bは、メインクロックルートバッファ4から2本に分岐したクロック配線5を通じて第1の選択駆動素子としての複数の第1のクロックバッファ6に共通に分配され、各クロックバッファ6の出力は各々2本に分岐したクロック配線5を通じて第2の選択駆動素子としての複数の第2のクロックバッファ7に共通に分配されて、最終的に選択されたメインクロック信号は、複数のローカル領域3にツリー状に分配されて、これらのローカル領域3内に配置されている順序回路セルに分配される。第1の選択駆動素子としての複数のクロックバッファ6、第2の選択駆動素子としての複数のクロックバッファ7等はクロックツリーを構成している。なお、記号▲はクロックバッファを示している。
半導体チップ2の外部のPLL回路等のクロック発生回路で発生された点線で示されるローカルクロック信号CLK_C、CLK_D(図中、点線は1本であるが、他の1本は省略されている)は、半導体チップ2上のローカル領域3内中央のローカルクロックルートバッファ(始端)8から始まるローカルなクロックツリーに供給されて、このローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dは、何れかのローカル領域3にツリー状に分配されて、このローカル領域3内に配置されている順序回路セルに分配される。
上述のメインクロック信号CLK_A、CLK_Bとローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dの分配回路は、それぞれ独立に存在しているので、それぞれ異なるクロック信号を与えることができる。また、各クロック信号の分配回路をクロックツリーと組合わせることにより、1個のクロック信号を複数のローカル領域3に分配することができる。このように、各クロック信号CLK_A、CLK_B、CLK_C、CLK_Dの分配回路を電気的に独立して設けることにより、ローカル領域3に分配するローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dはメインクロック信号のクロックツリーを通じることなく、ローカルクロックルートバッファ8を介してローカル領域3内のローカルなクロックツリーに分配することができるので、回路規模に合わせたクロック分配を行うことにより、クロック遅延及びクロックスキューを小さくすることができる。また、ローカル領域3に所望のローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dを直接に分配することができるので、消費電力を低減することができる。
また、この例のマスタースライス方式の半導体集積回路1は、図2に示すように、半導体チップ2全体に対してメインクロック信号CLK_A、CLK_Bを分配する分配回路の最終段クロックバッファ9の出力同士を、半導体チップ2全体にメッシュ状パターン配線(クロックメッシュ)10を形成することにより短絡させられている。このような構成により、各分配回路にプロセスのバラツキによる影響をなくすことができるので、特にクロックスキューを小さくすることができる。
図3は、この例のマスタースライス方式の半導体集積回路1における各クロック信号の分配回路の最終段クロックバッファ9以降の回路構成を示す回路図である。メインクロック信号CLK_A、CLK_B及びローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dの分配回路にそれぞれ接続された最終段クロックバッファ9A〜9Dの出力は、クロックセレクタ11A、11Bに共通に接続される。そして、各クロックセレクタ11A、11Bにより選択されたいずれか一つのクロック信号は、各クロックセレクタ11A、11Bの出力に接続されたリーフ配線12を通じてローカル領域3内の順序回路セル13に分配される。
各クロックセレクタ11A、11Bには、図4に示すように、外部から2つの制御信号S0、S1が与えられて、各制御信号S0、S1の内容に応じて複数の入力されるクロック信号CLK_A〜CLK_Dの中から何れか1つのクロック信号を選択して出力するように構成されている。
例えば、各クロックセレクタ11A、11Bは、外部から2つの制御信号S0、S1として「00」が与えられたときは、メインクロック信号CLK_Aを選択して出力し、外部から2つの制御信号S0、S1として「01」が与えられたときは、メインクロック信号CLK_Bを選択して出力し、外部から2つの制御信号S0、S1として「10」が与えられたときは、ローカルクロック信号CLK_Cを選択して出力し、外部から2つの制御信号S0、S1として「11」が与えられたときは、ローカルクロック信号CLK_Dを選択して出力する。なお、どのクロック信号を選択して出力するかは、半導体集積回路の仕様により決定される。
各制御信号の「0」、「1」の設定は、半導体チップ2上に順序回路セル及び組合せ回路セルを形成した後の、後述するような配線工程時(カストマーによるパターニング時)に行われる。「1」を設定する制御信号については電源に接続するように配線パターニングを形成し、「0」を設定する制御信号については接地に接続するように配線パターニングを形成すればよい。
ここで、各クロックセレクタ11A、11Bに制御信号S0、S1を与えるための配線は、予め形成されたカスタマイズ層を有するマスタースライスを用いて、このカスタマイズ層においてカストマーの要求により所望のパターニングを行うことにより、簡単に形成することができる。このためのマスタースライス14としては、図5に示すように、例えば第1層M1、第2層M2、第3層M3から成る下部配線を異なる設計の半導体集積回路で共通に用いられる共用マスクを用いて形成されるクロックツリー配線、基本ブロック内配線、テスト回路配線、電源配線等を予め埋め込んだ固定層を有する。さらに、この固定層上に第4層M4、第5層M5から成る上部配線を異なる設計の半導体集積回路で各々個別に用いられる個別マスクを用いて形成されるカスタマイズ層を有する5層の配線構造を備えたものを用いることができる。すなわち、このようなマスタースライスの上部配線である第4層M4、第5層M5から成る2層のカスタマイズ層を利用することにより、カストマーの要求により所望のパターニングを行うことにより、上述したような制御信号を与えるための配線を簡単に形成することができる。
各クロックセレクタ11A、11Bの出力には、それぞれ20〜30個の順序回路セル13が接続されて、選択されたクロック信号が分配される。ここで、各クロックセレクタ11A、11Bの出力に接続される各順序回路セル13は、選択されたクロック信号の分配の要否を切り換え可能に構成されている。クロック信号の分配を要に切り換えた場合はクロック信号が分配されることで順序回路セル13は動作し、一方クロック信号の分配を否に切り換えた場合はクロック信号の代わりに固定電位が供給されることで順序回路セル13は動作しなくなる。どの順序回路セル13を動作させるかは、カストマーの要求である半導体集積回路の仕様により決定される。
次に、図6を参照して、動作させない順序回路セル13の処理について説明する。図6(a)は順序回路セル13の一構成例を示す回路図、図6(b)は図6(a)の順序回路セル13の回路記号を示す図である。図6に示す順序回路セル13としては、D型フリップフロップを用いる例で示し、インバータINV1〜INV8と、トランスミッションゲートTG1〜TG4とから構成されている。
半導体チップ2上に順序回路セル及び組合せ回路を形成する段階では、各順序回路セル13のクロック入力部の初段ゲート(インバータINV2)の出力端子と、その後段ゲート(インバータINV3)の入力端子との間を未配線(図6(a)の破線部)としておく。動作させる順序回路セル13については、配線工程で、クロック入力部の初段ゲートINV2の出力端子と後段ゲートINV3の入力端子間をつなぐ配線パターンを形成する。一方、動作させない順序回路セル13については、クロック入力部の初段ゲートINV2の出力端子と後段ゲートINV3の入力端子間を未配線のままとし、後段ゲートINV3の入力端子CBを電源又は接地につなぐ配線パターンを配線工程時に形成する。
このような構成により、動作させる順序回路セル13のクロック入力部では、図7(a)に示すように、クロック信号CLKに応じて後段ゲートINV3の入力端子CB及び出力端子Cの電位が変化する。一方、動作させない順序回路セル13のクロック入力部では、図7(b)に示すように、後段ゲートINV3の入力端子CB及び出力端子Cの電位が不変となり、クロック信号CLKに応じたスイッチング動作は行われない。
このように、各クロックセレクタ11A、11Bの出力に接続される各順序回路セル13に対するクロック信号の分配の要否を切り換え可能に構成することで、動作させない順序回路セル13のクロック入力部の初段ゲートの出力端子と後段ゲートの入力端子間を未配線とすることにより、余剰の順序回路セル13では、インバータINV3、トランスミッションTG1〜TG4が非負荷トランジスタとなるので、特に消費電力を低減することができる。
次にマスタースライス方式の半導体集積回路のレイアウト方法について説明する。このレイアウト方法の手順は以下のようにして行う。
まず、図1に示すように、順序回路と組合せ回路とを半導体チップ2上の内部コア領域内に配置する。次に、内部コア領域を用いられるクロック信号の種類に応じて、チップサイズより小さなサイズの複数のローカル領域3に区分する。次に、半導体チップ2全体にメインクロック信号CLK_A、CLK_Bを、複数の第1のクロックバッファ6(第1の選択駆動素子)及び複数の第2のクロックバッファ7(第2の選択駆動素子)を含むクロックツリー構造を通じて分配するメインクロック信号分配回路を配置する。次に、複数のローカル領域3に各領域内でローカルに用いられるローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dを各領域内のクロックツリー構造を用いて分配するローカルクロック信号分配回路を、メインクロック信号分配回路と電気的に独立して配置する。
このようなマスタースライス方式の半導体集積回路のレイアウト方法によれば、クロック遅延及びクロックスキューを小さくするとともに、消費電力を低減することができる半導体集積回路を容易に製造することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、実施例ではメインクロック信号としては2相のメインクロック信号CLK_A、CLK_Bを用い、ローカルクロック信号としては2相のローカルクロック信号CLK_C、CLK_Dを用いる例で説明したが、これらの例に限らずそれぞれのクロック信号の相数は任意に設定することができる。また、クロックを供給すべき順序回路が1種類のクロックのみしか供給されない場合に、最終段クロックバッファの出力に接続するクロックセレクタは、用いられる必要はない。
この発明の実施例であるマスタースライス方式の半導体集積回路のチップ構造の概略構成を示す平面図である。 同半導体集積回路のチップ構造の概略構成を示す平面図である。 同半導体集積回路における各クロック信号の分配回路の最終段クロックバッファ以降の回路構成を示す回路図である。 同半導体集積回路のクロックセレクタに制御信号を与える方法を示す図である。 同半導体集積回路のクロックセレクタに制御信号を与えるための配線を形成するマスタースライスの概略構成を示す図である。 同半導体集積回路の順序回路セルの一構成例を示す回路図及び順序回路セルの回路記号を示す図である。 同半導体集積回路の順序回路セルのクロック入力部の動作を説明する図である。 第1の従来技術であるマスタースライス方式の半導体集積回路のチップ構造の概略構成を示す平面図である。 第2の従来技術であるマスタースライス方式の半導体集積回路のクロックツリー構造の回路構成の一部を示す回路図である。
符号の説明
1 半導体集積回路
2 半導体チップ
3 ローカル領域
4 メインクロックルートバッファ(始端)
5 クロック配線
6 第1のクロックバッファ(第1の選択駆動素子)
7 第2のクロックバッファ(第2の選択駆動素子)
8 ローカルクロックルートバッファ
9、9A〜9D 最終段クロックバッファ
10 メッシュ状パターン配線(クロックメッシュ)
11A、11B クロックセレクタ
12 リーフ配線
13 順序回路セル
14 マスタースライス

Claims (8)

  1. マスタースライス方式の半導体集積回路であって、
    複数のローカル領域に区分された内部コア領域と、
    メインクロックツリーを備え、前記内部コア領域の全体に共通のメインクロック信号をクロックツリー状に分配するメインクロック信号分配回路とを備え、
    各ローカル領域には、ローカルクロックツリーを備え、当該領域内に共通のローカルクロック信号をクロックツリー状に分配するローカルクロック分配回路がさらに設けられていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 下部配線からなる固定層と、該固定層上に形成された上部配線からなるカスタマイズ層とを備え、
    前記メインクロックツリー及びローカルクロックツリーの各配線は、前記固定層に予め形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 順序回路セルと組合せ回路とが半導体チップ上の前記内部コア領域内に配置され、該内部コア領域は前記複数のローカル領域に分割されていることを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  4. 前記メインクロック信号分配回路と前記ローカルクロック信号分配回路とは、クロックツリー構造の各信号分岐点ごとに、前記メインクロック信号又は前記ローカルクロック信号であるクロック信号を駆動するクロックバッファを有し、前記クロックツリー構造の信号分岐点において前記クロックバッファを介して前記クロック信号を分配することを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  5. 前記ローカルクロック信号分配回路の前記クロックバッファの出力と前記メインクロック信号分配回路の前記クロックバッファの出力とを入力し、与えられる制御信号により、いずれか一つのクロック信号を前記ローカル領域に出力するクロックセレクタを有することを特徴とする請求項記載の半導体集積回路。
  6. 前記メインクロック信号分配回路又は前記ローカルクロック信号分配回路に接続した複数の前記クロックバッファの出力同士を短絡することを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  7. 前記クロックバッファの出力同士をメッシュ状パターン配線により短絡することを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 下部配線からなる固定層と、該固定層上に形成された上部配線からなるカスタマイズ層とを備え、
    前記クロックセレクタに与える制御信号の配線は、前記カスタマイズ層を利用して形成されたものであることを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
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