JP4877446B2 - 塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造 - Google Patents

塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造 Download PDF

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Description

本発明は、塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造に関し、特に、一方の部材に設けられた締結用歯の歯溝に他方の部材の材料を塑性流動させて双方の部材を締結させる塑性流動締結方法及び該塑性流動締結方法に用いられる塑性流動締結構造に関する。
従来から、一方の部材に設けられた締結用歯の歯溝に他方の部材の材料を塑性流動させて双方の部材を締結させることが行われている。例えば、特許文献1には、フォワードドラムの内壁部の内周面内の空間部にドラムクラッチハブを嵌入させ、この状態でフォワードドラムの内壁部を加圧させることによりフォワードドラムの内壁部が塑性流動によりドラムクラッチハブの外周面に形成された結合用溝部内に流入されて、当該フォワードドラムとドラムクラッチハブとを結合させる鋳造部品の結合方法が記載されている。ところで、自動車用ハイブリッドシステムのジェネレータに用いられるロータには、シャフト部材とフランジ部材とを塑性流動締結により一体化させて製造されたものがある。図10に示されるように、このようなロータ1では、シャフト部材2の鍔部3の周縁に当該シャフト部材2の軸直角平面による断面が略鋸刃状の締結用歯5が形成されており、該シャフト部材2をフランジ部材4の中空部に位置決めさせ、当該フランジ部材4を縮径成形させることによりシャフト部材2の締結用歯5の歯溝にフランジ部材4の材料を塑性流動させてシャフト部材2とフランジ部材3とを締結させている。
上記ロータ1では、伝達される軸トルクを高めるため、図10に示されるように、シャフト部材2の鍔部3の各締結用歯5に当該シャフト部材2の軸平面と略平行な受圧面5aが形成されており、該受圧面5aは、ロータ1の軸線回り(以下、単に軸線回りと称す)の図10における時計回り方向と反時計回り方向との双方向の軸トルクを効率的に受圧させるため、軸線回りの角度位相が90度毎にその向きが変えられている。しかしながら、このような締結用歯5を有するシャフト部材2とフランジ部材4とを塑性流動締結させた場合、フランジ部材4の材料が、締結用歯5の受圧面5aを対向させて配置させた図10に示される軸線回りの角度位相が90度の部位と270度の部位とに向けて塑性流動される。これにより、各部位の残留応力(圧縮応力)がフランジ部材4の他の部位と比較して大きくなることで、シャフト部材2の鍔部3に作用する応力のうち、図10における角度位相が90度の部位と270度の部位とに作用される半径方向の応力が大きくなり、中空のシャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形される。
そして、ハイブリッドシステムのジェネレータに用いられるロータ1は、ベアリングにより回転可能に支持されるためベアリングが嵌着される軸部分に極めて高い精度(特に真円度)が要求されるが、シャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形されるうえ、シャフト部材2とフランジ部材4とを締結させた後に工具を接近させることができないことからベアリングが嵌着される軸部分を仕上げ加工することもできないため、該軸部分の所要精度(1/1000mmオーダ)を満たすことが極めて困難で、高品質の製品(ロータ1)を提供することができなかった。
特開平3−198929号公報(第2頁右下欄1行目〜第3頁左下欄6行目、第4図)
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、材料の断面の変形が抑制されて製品精度が確保される塑性流動締結方法を提供することにある。また、第2の目的は、材料の断面の変形が抑制されて製品精度が確保される塑性流動締結構造を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、前記第1部材の前記鍔部の周縁に設けられると共に前記各締結用歯の断面積よりも大きい断面積を有する応力調整用歯を、前記受圧面の向きが前記角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置されていることにより生じる残留応力の偏倚を打ち消すよう配置することにより、前記第2部材に作用させる残留応力を調節ることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記応力調整用歯により、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に残留応力を作用させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1部材と前記第2部材とを締結させた後、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることを特徴とする。
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項4に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、前記第1部材と前記第2部材とを締結させた後、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることを特徴とする。
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項5に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、前記第1部材の前記鍔部に作用される応力に応じて前記鍔部を第1部材の半径方向へ塑性変形させることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項6に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、前記第1部材の前記鍔部の周縁に、前記各締結用歯の断面積よりも大きい断面積を有し、前記第2部材に作用させる残留応力を調節させる応力調整用歯が設けられることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記応力調整用歯は、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に相対させて配置されると共に軸直角平面による歯断面の面積が前記締結用歯よりも大きく形成されることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の発明において、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が設けられることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項9に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が設けられることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項10に記載の発明は、第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、前記第1部材の前記鍔部に、該鍔部に作用される応力に応じて前記鍔部を前記第1部材の半径方向へ塑性変形させる応力吸収部が形成されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、応力調整用歯は、第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に相対させて配置されると共に軸直角平面による歯断面の面積が締結用歯よりも大きく形成されることを特徴とする。
従って、請求項1に記載の発明では、応力調整用歯が設けられたことにより、第2部材の残留応力が均一化されて第1部材の鍔部に作用される応力が均一化される。
請求項2に記載の発明では、第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に残留応力を作用させることにより、第2部材の残留応力が均一化されて第1部材の鍔部に作用される応力が均一化される。
請求項3及び4に記載の発明では、第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることにより、該第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位に作用される残留応力が調節されて第2部材の残留応力が均一化される。
請求項5に記載の発明では、鍔部を第1部材の半径方向へ塑性変形させることにより、第1部材に作用される応力の偏倚が吸収されて当該第1部材の応力が均一化される。
請求項6に記載の発明では、応力調整用歯が設けられたことにより、第2部材の残留応力が均一化されて第1部材の鍔部に作用される応力が均一化される。
請求項7に記載の発明では、第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に残留応力が作用されて第2部材の残留応力が均一化される。
請求項8及び9に記載の発明では、第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることにより、第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位に作用される残留応力が調節されて第2部材の残留応力が均一化される。
請求項10に記載の発明では、応力吸収部を第1部材の半径方向へ塑性変形させることにより、第1部材に作用される応力の偏倚が吸収されて当該第1部材の応力が均一化される。
請求項11に記載の発明では、鍔部の環状溝が形成された部位を第1部材の半径方向へ塑性変形させることにより、第1部材に作用される応力の偏倚が吸収されて当該第1部材の応力が均一化される。
材料の断面の変形が抑制されて製品精度が確保される塑性流動締結方法を提供することができる。また、材料の断面の変形が抑制されて製品精度が確保される塑性流動締結構造を提供することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態では、シャフト部材2(第1部材)とフランジ部材4(第2部材)とを塑性流動締結により一体化させて、図1に示されるハイブリッドシステムのジェネレータに用いられるロータ1が形成される際の塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造を説明する。上記フランジ部材4は、材料(材質SPH440)がプレス成形されて略円筒状に形成され、図3及び図6に示されるように、一端に外フランジ4aが形成されると共に該外フランジ4aのフランジ面からロータ1の軸線方向(図4及び図6における紙面視上下方向、以下、単に軸線方向と称す)へ所定位置の部位には上記シャフト部材2を位置決めさせるための段差4bが形成されている。また、図4及び図5に示されるように、上記シャフト部材2は、中空軸部6と該中空軸部6の外周面6aの所定位置に形成された鍔部3とを含んで構成され、該中空軸部6の鍔部3の両側には、高精度(特に真円度)に仕上げられたベアリング嵌着部7が形成されている。
また、図5に示されるように、シャフト部材2の鍔部3の周縁には、歯形が略鋸刃状に形成された締結用歯5が、当該鍔部3の周方向に沿って所定ピッチで設けられている。各締結用歯5の両側には、シャフト部材2の軸平面と略平行に設けられシャフト部材2とフランジ部材4との締結部8(図1及び図2参照)に作用される軸トルクを効率的に受圧させるための受圧面5aと該受圧面5aに対して所定角度をなす斜面5bとが形成されている。そして、上記シャフト部材2は、図2及び図5における角度位相が0度〜90度の範囲の歯列T1、及び角度位相が180度〜270度の範囲の歯列T3に配設された各締結用歯5が、各受圧面5aを図2及び図5の紙面視におけるシャフト部材2(ロータ1)の軸線回りの反時計回り方向へ向けて配設され、また、図2及び図5における角度位相が90度〜180度の範囲の歯列T2、及び角度位相が270度〜0度の範囲の歯列T4に配設された各締結用歯5が、各受圧面5aを図2及び図5の紙面視におけるシャフト部材2(ロータ1)の軸線回りの時計回り方向へ向けて配設されている。
また、図2及び図5に示されるように、シャフト部材2の鍔部3の周縁には、歯列T4と歯列T1との間の図2及び図5における角度位相が0度の位置に応力調整用歯9が設けられると共に歯列T2と歯列T3との間の図2及び図5における角度位相が180度の位置に応力調整用歯10が設けられている。そして、各応力調整用歯9,10は、締結用歯5と歯の高さが略等しく軸直角平面による断面の面積が各締結用歯5と比較して大きい略長方形に形成されている。なお、上記シャフト部材2は、材料(材質SCr420)が熱間鍛造成形されて一次成形品が形成され、該一次成形品の鍔部3が冷間鍛造成形されて当該鍔部3の周縁に締結用歯5及び応力調整用歯9,10が形成される。また、シャフト部材2は、鍔部3の周縁が冷間鍛造成形された後、ベアリング嵌着部7等が機械加工等により高精度に仕上げられる。さらに、シャフト部材2は、仕上げ加工された後、浸炭処理されて表面硬さがHv720〜850に調整される。
そして、図6に示されるように、本塑性流動締結構造は、上記シャフト部材2の鍔部3が上記フランジ部材4の中空部に嵌合されることにより、鍔部3がフランジ部材4の段差4bに係止されてシャフト部材2がフランジ部材4に対して位置決めされる。また、本塑性流動締結構造は、シャフト部材2がフランジ部材4に対して位置決めされた状態でフランジ部材4が縮径成形されることにより、フランジ部材4の材料がシャフト部材2の鍔部3の周縁に設けられた各締結用歯5間の歯溝に塑性流動されて、図1及び図2に示されるように、シャフト部材2とフランジ部材4とが締結される構造になっている。
以下、第1の実施の形態の作用を説明する。上記シャフト部材2と上記フランジ部材4とを塑性流動締結させるに際し、まず、図6に示されるように、シャフト部材2をフランジ部材4の中空部に嵌合させ、シャフト部材2の鍔部3をフランジ部材4の段差4bで係止させてシャフト部材2をフランジ部材4に対して位置決めさせる。この状態で、フランジ部材4を縮径成形させてフランジ部材4の材料をシャフト部材2の鍔部3の周縁に形成された各締結用歯5の歯溝に塑性流動させることにより、シャフト部材2とフランジ部材4とを締結させる。この時、本塑性流動締結構造では、各締結用歯5が、受圧面5aと斜面5bとが配された略鋸刃状に形成され、且つ、歯列T1,T2の各締結用歯5が、受圧面5aを鍔部3の周方向の角度位相が90度の位置に向けられて配設されると共に、歯列T3,T4の各締結用歯5が、受圧面5aを周方向の角度位相が270度の位置に向けられて配設されていることから、図2に示されるように、フランジ部材4の材料が、図2における角度位相が90度の部位と270度の部位とに向けて塑性流動される。
これにより、フランジ部材4に作用される残留応力が、図2における角度位相が90度の部位と270度の部位とに偏倚されるが、本塑性流動締結構造は、シャフト部材2の鍔部3の周縁の図2及び図5における角度位相が0度の位置と180度の位置とに設けられた応力調整用歯9,10により、フランジ部材4の角度位相が0度の部位と180度の部位とに作用される残留応力(圧縮応力)が増大されて調節されていることで、フランジ部材4に作用させる残留応力が均一化される。
第1の実施の形態では以下の効果を奏する。
本塑性流動締結構造は、シャフト部材2(第1部材)の鍔部3の周縁に歯形が略鋸刃状に形成された締結用歯5が所定ピッチで設けられ、該シャフト部材2の鍔部3の周縁に設けられる締結用歯5のうち、当該シャフト部材2(ロータ1)の軸線回りの角度位相が0度〜90度の範囲に形成された歯列T1の各締結用歯5と角度位相が180度〜270度の範囲に形成された歯列T3の各締結用歯5とが、受圧面5aを軸線回りの反時計回り方向へ向けられて、また、軸線回りの角度位相が90度〜180度の範囲に形成された歯列T2の各締結用歯5と角度位相が270度〜0度の範囲に形成された歯列T4の各締結用歯5とが、各受圧面5aを軸線回りの時計回り方向へ向けられた。
従って、本塑性流動締結構造は、シャフト部材2の鍔部3の同一直径上の両端に配置された2つの締結用歯5の相互の受圧面5aが、ロータ1の軸線回りに同一方向に向けられているので、このようにしてシャフト部材2とフランジ部材4とが締結されて形成されたロータ1では、軸線回りに作用される両方向の軸トルクが効率的に伝達される。これにより、シャフト部材2とフランジ部材4(第2部材)との間のすべりが阻止されて軸トルク伝達性能が高い製品(ロータ1)を提供することができる。
本塑性流動締結構造は、シャフト部材2の鍔部3の周縁に、材料の塑性流動によりフランジ部材4の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に作用させる残留応力を増大させるための応力調整用歯9,10が設けられ、フランジ部材4の残留応力が小さくなる部位に作用させる残留応力を増大させた。
従って、各応力調整用歯9,10によりフランジ部材4に作用させる残留応力が調節されてフランジ部材4に作用される残留応力が均一化される。これにより、フランジ部材4の残留応力の偏倚に起因してシャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形されるのが防止され、フランジ部材4と締結させる前のシャフト部材2の単体での高い精度(特に真円度)が維持されて、高い品質の製品(ロータ1)を提供することができる。また、各応力調整用歯9,10の形状(大きさを含む)を必要に応じて設定することで、フランジ部材4に作用させる残留応力を調節することが可能になる。
なお、第1の実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
応力調整用歯9,10は、その形状及び寸法が必要に応じて設定される。また、応力調整用歯9,10は、必要に応じて配設され、必ずしもシャフト部材2の鍔部3の周縁の2箇所に配置させなくともよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図6〜図10に基づいて説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付与すると共にその詳細な説明を省く。図7及び図8に示されるように、シャフト部材2の鍔部3の周縁には、相互に隣り合う歯列間、即ち、角度位相が0度、90度、180度、270度の各位置に、軸直角平面による断面の面積が各締結用歯5と比較して小さく略長方形に形成された調整用歯11が配設されている。そして、本塑性流動締結構造は、シャフト部材2をフランジ部材4に対して位置決めさせた状態で当該フランジ部材4を縮径成形させることにより、フランジ部材4の材料がシャフト部材2の鍔部3の周縁に設けられた各締結用歯5間の歯溝に塑性流動されて、シャフト部材2とフランジ部材4とが締結される構造になっている。また、本塑性流動締結構造は、フランジ部材4の材料の塑性流動による残留応力の偏倚によりフランジ部材4の外径が他の部位と比較して小さく形成された部位、即ち、図10に示されるように、残留応力によりフランジ部材4(シャフト部材2)の軸直角平面による断面が楕円形に変形された際の当該楕円の短径方向(図10における紙面視上下方向)両側の部位(本実施の形態では、図8における角度位相が90度の部位と270度の部位)の外周面4cに、シャフト部材2とフランジ部材3とが締結された後、軸線方向(図8における紙面視方向)に延びる断面が略V字状に形成された応力調整用溝12が形成される構造になっている。
以下、第2の実施の形態の作用を説明する。図6に示されるように、シャフト部材2をフランジ部材4に嵌合させた状態でフランジ部材4を縮径成形させることにより、フランジ部材4の材料をシャフト部材2の鍔部3の周縁に形成された各締結用歯5の歯溝に塑性流動させてシャフト部材2とフランジ部材4とを締結させる。この時、本塑性流動締結構造では、各締結用歯5が、受圧面5aと斜面5bとが配された略鋸刃状に形成され、且つ、歯列T1,T2の各締結用歯5が、受圧面5aを鍔部3の周方向の角度位相が90度の位置に向けられて配設されると共に、歯列T3,T4の各締結用歯5が、受圧面5aを周方向の角度位相が270度の位置に向けられて配設されていることから、図10に示されるように、フランジ部材4の材料が、図10における角度位相が90度の部位と270度の部位とに向けて塑性流動される。これにより、シャフト部材2とフランジ部材4とが締結された直後の状態では、フランジ部材4に作用される残留応力が図10における角度位相が90度の部位と270度の部位とに偏倚されて、当該フランジ部材4及びシャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形される。
この時の上記フランジ部材4及びシャフト部材2の軸直角平面による断面は、フランジ部材4の残留応力が偏倚される図10における角度位相が90度と270度との両位置を含むロータ1の軸平面上に短径を有するような略楕円形に変形される。そして、本塑性流動締結方法では、シャフト部材2とフランジ部材4とを締結させた後、図8及び図9に示されるように、フランジ部材4の残留応力が他の部位と比較して大きい角度位相が90度の部位と270度の部位、即ち上記略楕円形の短径を含む軸平面上の部位の外周面4cに、締結用歯5の歯溝方向(図8における紙面視方向)へ延びる応力調整用溝12が形成されることにより、フランジ部材4に作用される残留応力の偏倚が緩和されて当該フランジ部材4に作用される残留応力が均一化される。
第2の実施の形態では以下の効果を奏する。
本塑性流動締結方法は、シャフト部材2とフランジ部材4とを締結させた後、フランジ部材4の残留応力が他の部位と比較して大きい角度位相が90度の部位と270度の部位、即ち、フランジ部材4に作用される残留応力の偏倚によりフランジ部材4及びシャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形された際の当該略楕円形の短径を含む軸平面上の部位の外周面4cに、締結用歯5の歯溝方向へ延びる応力調整用溝12が加工される。従って、フランジ部材4に作用される残留応力の偏倚が緩和されて当該フランジ部材4に作用される残留応力が均一化される。これにより、フランジ部材4の残留応力の偏倚に起因してシャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形されるのが防止され、フランジ部材4と締結させる前のシャフト部材2の単体での高い精度(特に真円度)が維持されて、高い品質の製品(ロータ1)を提供することができる。
なお、第2の実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
応力調整用溝12は、その断面形状及び寸法が必要に応じて設定される。また、応力調整用溝12は、必要に応じてフランジ部材4の外周面4cに配置され、必ずしも2本の溝12を配置させなくてもよい。
本第2の実施の形態の塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造と前述した第1の実施の形態の塑性流動締結方法及び塑性流動締結構造とを併用して、フランジ部材4に作用させる残留応力を、応力調整用歯9,10により略均一化させた後に応力調整用溝12により微調整させてもよい。この場合、フランジ部材4に作用させる残留応力が緻密に調整されてより高い精度(品質)の製品を得ることが可能になる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図6、図11及び図12に基づいて説明する。なお、前述の第1の実施の形態と同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付与すると共にその詳細な説明を省く。図11に示されるように、シャフト部材2の鍔部3の周縁には、相互に隣り合う歯列間、即ち、角度位相が0度、90度、180度、270度の各位置に、軸直角平面による断面の面積が各締結用歯5と比較して小さく略長方形に形成された調整用歯11が配設されている。そして、本塑性流動締結構造は、シャフト部材2をフランジ部材4に対して位置決めさせた状態で当該フランジ部材4を縮径成形させることにより、フランジ部材4の材料がシャフト部材2の鍔部3の周縁に設けられた各締結用歯5間の歯溝に塑性流動されて、シャフト部材2とフランジ部材4とが締結される構造になっている。また、図11及び図12に示されるように、シャフト部材2の鍔部3には、軸線方向(図12における紙面視上下方向)の両側面に当該シャフト部材2と同軸に設けられた環状溝13が形成されている。これにより、シャフト部材2の鍔部3には、環状溝13間に他の部位と比較して半径方向へ作用される応力に対する機械的強度が小さい軸平面による断面が略長方形に形成された環状の応力吸収部14が形成される構造になっている。
以下、第3の実施の形態の作用を説明する。図6に示されるように、シャフト部材2をフランジ部材4に嵌合させた状態でフランジ部材4を縮径成形させることにより、フランジ部材4の材料をシャフト部材2の鍔部3の周縁に形成された各締結用歯5の歯溝に塑性流動させてシャフト部材2とフランジ部材4とを締結させる。そして、本塑性流動締結構造では、各締結用歯5が、受圧面5aと斜面5bとが配された略鋸刃状に形成され、且つ、歯列T1,T2の各締結用歯5が、受圧面5aを鍔部3の周方向の角度位相が90度の位置に向けられて配設されると共に、歯列T3,T4の各締結用歯5が、受圧面5aを周方向の角度位相が270度の位置に向けられて配設されていることから、図10に示されるように、フランジ部材4の材料が、図10における角度位相が90度の部位と270度の部位とに向けて塑性流動される。
これにより、シャフト部材2とフランジ部材4との締結時に、フランジ部材4に作用される軸線(中心)方向への応力が、図11における角度位相が90度の部位と270度の部位とに偏倚され、シャフト部材2においても図11における角度位相が90度の部位と270度の部位に作用される半径方向への応力が鍔部3の他の部位と比較して大きくなるが、本塑性流動締結方法では、シャフト部材2の鍔部3に作用される応力に応じて当該鍔部3に形成された応力吸収部14を塑性変形させることにより、鍔部3に作用される半径方向に作用される応力の偏倚が吸収され、シャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形されるのを防ぐことができる。
第3の実施の形態では以下の効果を奏する。
本塑性流動締結構造は、シャフト部材2の鍔部3に、他の部位と比較して半径方向へ作用される応力に対する機械的強度が小さい応力吸収部14が形成されるので、シャフト部材2の鍔部3に作用される応力に応じて当該鍔部3に形成された応力吸収部14を塑性変形させることにより、鍔部3に作用される半径方向に作用される応力の偏倚が吸収され、シャフト部材2の軸直角平面による断面が略楕円形に変形されるのを防ぐことができる。これにより、フランジ部材4と締結させる前のシャフト部材2の単体での高い精度(特に真円度)が維持されて、高い品質の製品(ロータ1)を提供することができる。
なお、第3の実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
応力吸収部14の軸平面による断面の形状は必要に応じて設定すればよく、例えば、各環状溝13を略V字状の溝で構成してもよい。また、シャフト部材2の鍔部3に、半径が異なる複数の応力吸収部14を同心円上に設けて構成してもよい。
第1の実施の形態の説明図で、シャフト部材とフランジ部材とが締結されて形成されたロータの軸平面による断面を示す図である。 図1におけるA−A矢視図である。 フランジ部材の軸平面による断面を示す図である。 第1の実施の形態の説明図で、シャフト部材の軸平面による断面を示す図である。 図4におけるB−B矢視図である。 シャフト部材がフランジ部材に対して位置決めされた状態を示す図である。 第2の実施の形態の説明図で、シャフト部材の平面図である。 第2の実施の形態の説明図で、ロータの締結部を示す平面図である。 図8におけるC−C矢視図である。 フランジ部材の材料の塑性流動によりロータ1の軸直角平面による断面が変形される状態を示す図である。 第3の実施の形態の説明図で、シャフト部材の平面図である。 図11におけるD−D矢視図である。
符号の説明
2 シャフト部材(第1部材)、3 鍔部、4 フランジ部材(第2部材)、5 締結用歯、9,10 応力調整用歯、12 応力調整用溝、14 応力吸収部

Claims (11)

  1. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、
    前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、
    前記第1部材の前記鍔部の周縁に設けられると共に前記各締結用歯の断面積よりも大きい断面積を有する応力調整用歯を、前記受圧面の向きが前記角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置されていることにより生じる残留応力の偏倚を打ち消すよう配置することにより、前記第2部材に作用させる残留応力を調節ることを特徴とする塑性流動締結方法。
  2. 前記応力調整用歯により、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に残留応力を作用させることを特徴とする請求項1に記載の塑性流動締結方法。
  3. 前記第1部材と前記第2部材とを締結させた後、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることを特徴とする請求項1又は2に記載の塑性流動締結方法。
  4. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、
    前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、
    前記第1部材と前記第2部材とを締結させた後、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が加工されることを特徴とする塑性流動締結方法。
  5. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられ受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させる塑性流動締結方法であって、
    前記受圧面を、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置しておいて、
    前記第1部材の前記鍔部に作用される応力に応じて前記鍔部を第1部材の半径方向へ塑性変形させることを特徴とする塑性流動締結方法。
  6. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、
    前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、
    前記第1部材の前記鍔部の周縁に、前記各締結用歯の断面積よりも大きい断面積を有し、前記第2部材に作用させる残留応力を調節させる応力調整用歯が設けられることを特徴とする塑性流動締結構造。
  7. 前記応力調整用歯は、前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して小さくなる部位に相対させて配置されると共に軸直角平面による歯断面の面積が前記締結用歯よりも大きく形成されることを特徴とする請求項6に記載の塑性流動締結構造。
  8. 前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が設けられることを特徴とする請求項6又は7に記載の塑性流動締結構造。
  9. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、
    前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、
    前記第2部材の残留応力が他の部位と比較して大きい部位の外周面に、前記締結用歯の歯溝延出方向へ延びる応力調整用溝が設けられることを特徴とする塑性流動締結構造。
  10. 第1部材の鍔部を第2部材の中空部に嵌合させた状態で前記第2部材を縮径成形させ、前記第2部材を前記第1部材の前記鍔部の周縁に所定ピッチで設けられた受圧面と斜面とを有する非対称の歯形各締結用歯間の歯溝に流動させて前記第1部材と前記第2部材とを締結させるに際して用いられる塑性流動締結構造であって、
    前記受圧面は、前記鍔部の周方向の向きが、前記第1部材の軸線回りの角度位相が90度の範囲毎に異なるように配置され、
    前記第1部材の前記鍔部に、該鍔部に作用される応力に応じて前記鍔部を前記第1部材の半径方向へ塑性変形させる応力吸収部が形成されることを特徴とする塑性流動締結構造。
  11. 前記応力吸収部は、前記鍔部の両側面に設けられて前記第1部材の軸線と同軸上に配置された半径が略等しい環状溝間に形成されることを特徴とする請求項10に記載の塑性流動締結構造。
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