JP4875941B2 - 加湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電霧化装置を備えた加湿装置に関する。
従来、この種の加湿装置の一例として静電霧化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その静電霧化装置について図12および図13を参照しながら説明する。
図に示すように、本体ケース101は、ミスト発生ケース102と、送風・放熱ケース103を連通接続して形成し、熱交換部配置口104内に熱交換部105を嵌合させ、熱交換部105はペルチェ素子106の吸熱側に冷却部107を接続させるとともに、ペルチェ素子106の放熱側にフィン形状の放熱部108を接続させて形成させている。
また、熱交換部105の放熱部108は送風・放熱ケース103内に位置し、冷却部107はミスト発生ケース102内に位置し、ミスト発生ケース102内において冷却部107の中央に円錐台状に隆起させた基台部109に放電極110の基端部111を埋設させ、放電極110を冷却部107上に立設させて構成している。
特開2005−296753号公報([0016][0017]図1、図2)
このような従来の静電霧化装置では、放電極110を通過する気流が乾燥状態の場合は、冷却による結露量が少なくなり、静電霧化機能が充分に発揮されない場合がある。そのため、放熱側の放熱部108を大きくするか通風量を増やす構造としているが、放熱部108が相対的に大きくなるため、静電霧化装置の小型化、高効率化が難しいという課題がある。また、冬場の乾燥状態であっても、小型化した静電霧化装置を用いて静電霧化機能を効率よく発揮できることが要求されている。
本発明は、上記課題を解決するもので、静電霧化装置を小型化でき、静電霧化機能を効率よく発揮させることができる加湿装置を提供することを目的としている。
本発明の加湿装置は上記目的を達成するために、吸込口と吹出口を連通して形成された空気流路に送風機と加湿手段を設けた本体と、前記空気流路の流路を確保しつつ前記吹出口側と前記吸込口側を隔てる隔壁と、前記隔壁に設けた静電霧化装置とを備え、前記静電霧化装置は、高電圧が印加される放電極と、前記放電極に対向して設けた対向電極とからなり、前記放電極と前記対向電極を覆う風速調整手段を設け、前記風速調整手段を前記放電極に微少風量を供給するように設け、前記風速調整手段を構成する枠体の下部に開口面積の小さい吸気開口部を設け、前記枠体の上部前面に開口面積の大きい放出開口部を設けたものである。
この手段により、放電極に微少風量を供給して安定した静電霧化機能を発揮することができる加湿装置が得られる。また、この手段により、枠体内で生成された負イオン化された微細水滴を枠体外の空気流路に乗せやすくすることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記静電霧化装置は、冷却部と放熱部を設けた熱交換部からなり、少なくとも前記放電極と前記対向電極とを前記加湿手段の下流側に位置させるとともに、前記冷却部で前記放電極を冷却して空気中の水分を付着させたものである。
この手段により、静電霧化装置を小型化でき、静電霧化機能を効率よく発揮させることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記静電霧化装置が、前記冷却部と前記放熱部を設けた前記熱交換部としてのペルチェ素子を備え、前記ペルチェ素子の前記冷却部に前記放電極を接続するとともに、前記ペルチェ素子の前記放熱部に放熱フィンを接続し構成したものである。
この手段により、省スペースで放電極を冷却して結露させることができ、また、放熱部の放熱フィン形状も小型化することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記静電霧化装置が、前記隔壁に設けた開口部に装着される絶縁性の保持枠を備え、前記保持枠に放電極と対向電極と熱交換部とを一体に搭載して構成したものである。
この手段により、空気流路の吹出口側と吸込口側とを確実に隔てることができ、また、放熱フィンを発熱部と密接状態で、保持枠に一体に搭載することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記放電極を囲む包囲壁部を前記保持枠に形成し、前記包囲壁部の正面形状を下部が開放した下向きの略コ字形状に形成したものである。
この手段により、放電極からの異常な放電を未然に防ぐことができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記空気流路の前記吹出口側に前記放電極と前記対向電極を配置し、前記空気流路の前記吸込口側に設けた迂回風路に熱交換部の放熱部を配置したものである。
この手段により、放電極や周囲に余分な結露水が生成されるのを防ぐことができ、また放電極に適正量の結露水を供給することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記空気流路の前記吹出口側に縮小部を設け、前記縮小部の近傍に前記静電霧化装置を配したものである。
この手段により、負イオン化された微細水滴を加湿気流に乗せやすくすることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記空気流路の前記縮小部から前記吹出口に至る流路を拡大するとともに、吹出口に風向分散板を設けたものである。
この手段により、負イオン化された微細水滴を含む加湿空気が室内に広範囲に拡散することができる加湿装置が得られる。
の手段は、前記放出開口部より下部の前記枠体表面に、前記空気流路の風向に直交する誘引促進板を突設したものである。
この手段により、負イオン化された微細水滴を枠体外の空気流路側に誘引されて搬送することができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記風速調整手段の前記放出開口部を空気流路に対して略平行に設け、前記放出開口部に面して前記放電極を設けたものである。
この手段により、負イオン化された微細水滴を放出開口部を通過して空気流路側へと放出させることができる加湿装置が得られる。
また、他の手段は、前記放出開口部に前記空気流路の通風方向に平行な格子を設けたものである。
この手段により、負イオン化された微細水滴を空気流路側へ確実に誘引することができる加湿装置が得られる。
本発明によれば加湿された高湿度の空気中から水分が放電極に結露し付着しやすくなり、冬場の乾燥状態であっても静電霧化機能を効率良く行うことができる加湿装置を提供できる。
また、省スペースで放電極を冷却して結露させることができ、発熱部の放熱フィン形状を小型化することができる加湿装置を提供できる。
また、空気流路の吹出口側と吸込口側とを確実に隔てることができるとともに、放熱フィンを放熱部と密接状態で、保持枠に一体に搭載することができる加湿装置を提供できる。
また、余分な結露水が溜まらないようにして、放電極からの異常な放電を未然に防ぐことができる加湿装置を提供できる。
また、放電極やその周囲に余分な結露水が生成されるのを防ぐことができ、放電極に適正量の結露水を供給することができる加湿装置を提供できる。
また、微細水滴を加湿気流に乗せやすくすることができる加湿装置を提供できる。
また、負イオン化された微細水滴を含む加湿空気が室内に広範囲に拡散することができる加湿装置を提供できる。
また、放電極に微少風量を供給して安定した静電霧化機能を発揮することができる加湿装置を提供できる。
また、枠対内で生成された負イオン化された微細水滴を枠体外の空気流路に乗せやすくすることができる加湿装置を提供できる。
また、負イオン化された微細水滴を枠体外の空気流路側に誘引されて搬送することができる加湿装置を提供できる。
また、負イオン化された微細水滴を、放出開口部を通過して空気流路側へと放出させることができる加湿装置を提供できる。
また、負イオン化された微細水滴を空気流路側へ確実に誘引することができる加湿装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、吸込口と吹出口を連通し形成された空気流路に送風機と加湿手段を設けた本体と、空気流路の流路を確保しつつ吹出口側と吸込口側を隔てる隔壁と、隔壁に設けた静電霧化装置とを備え、静電霧化装置は、高電圧が印加される放電極と、放電極に対向して設けた対向電極からなり、前記放電極と前記対向電極を覆う風速調整手段を設け、前記風速調整手段を前記放電極に微少風量を供給するように設け、前記風速調整手段を構成する枠体の下部に開口面積の小さい吸気開口部を設け、前記枠体の上部前面に開口面積の大きい放出開口部を設けたものであり、静電霧化装置の位置する空気流路では風速が大きいため、このままでは放電極に結露水を安定して結露させることができないが、風速調整手段が風速の小さいバイパス風路を形成することにより、放電極に付着した結露水を風力で吹き飛ばすことなく放電極に微少風量を供給でき、安定した静電霧化機能を発揮することができる。
また、枠体の下部に設けた開口面積の小さい吸気開口部は、枠体内への侵入風量を少なく制限するとともに、枠体の上部前面に設けた開口面積の大きい放出開口部は、枠体内で生成された負イオン化された微細水滴を枠体外の空気流路に乗せやすくすることができる。
また、請求項2記載の発明は、静電霧化装置は、冷却部と放熱部を設けた熱交換部を備え、少なくとも前記放電極と前記対向電極とを前記加湿手段の下流側に位置させるとともに、前記冷却部で前記放電極を冷却して空気中の水分を付着させたものであり、冷却部で放電極を冷却することにより、加湿された高湿度の空気中から水分が放電極に結露し付着しやすくなり、室内が乾燥した使用環境であっても、結露しやすい放電極から対向電極に安定した状態で放電がなされ、冬場の乾燥状態であっても負イオン化された微細水滴を安定して供給できる。また、冷却部の冷却能力を特に大きくすることもないので、放熱部の放熱能力が不充分な条件(放熱部の放熱面積が小さく、放熱部への通過風量や通過風速が少なく、通風温度が高いような条件)であっても静電霧化機能を充分に発揮させることができる。また、冷却部と放熱部を有する熱交換部を空気流路の吸込口側と吹出口側とを隔てる隔壁に設けて、冷却部と放熱部を空気流路の吸込口側と吹出口側に配することで、熱交換部の熱交換が容易に効率よく行える。
また、請求項3記載の発明は、静電霧化装置が、冷却部と放熱部を設けた熱交換部としてのペルチェ素子を備え、ペルチェ素子の冷却部に放電極を接続するとともに、ペルチェ素子の放熱部に放熱フィンを接続し構成したものであり、小型軽量のペルチェ素子の搭載により、大掛かりな設備を必要とせず、省スペースで放電極を冷却して結露させることができ、また、放電極は高湿気流内にあるので冷却能力を少なく抑えることができ、発熱部の放熱フィン形状も小型化することができる。
また、請求項4記載の発明は、静電霧化装置が、隔壁に設けた開口部に嵌着される絶縁性の保持枠を備え、保持枠に放電極と対向電極および熱交換部を一体に搭載して構成したものであり、隔壁の開口部への着脱が容易に行えて作業性が向上し、また、絶縁性の保持枠が高電圧側の安全を確保するとともに、空気流路の吹出口側と吸込口側とを確実に隔てることができ、また、放熱フィンを小型化できるので、放熱フィンを発熱部と密接状態で、保持枠に一体に搭載することができる。
また、請求項5記載の発明は、放電極を囲む包囲壁部を保持枠に形成し、包囲壁部の正面形状を下部が開放した下向きの略コ字形状に形成したものであり、保持枠の包囲壁部の下部から風を導入しやすくするとともに、上部で風向変更して負イオン化された微細水滴を前方へ案内することができ、また、包囲壁部内で生成された余分な結露水を開放する下方に流下することにより、放電極からの異常な放電を未然に防ぐことができる。
また、請求項6記載の発明は、空気流路の吹出口側に放電極と対向電極を配置し、空気流路の吸込口側に設けた迂回風路に熱交換部の放熱部を配置したものであり、1つの送風機の吹出口側と吸込口側の風速差を利用して、負イオン化された微細水滴の生成を効率よく行うことができ、吸込口側では迂回風路により放熱部を通過する風速を下げることで、放熱能力をさらに少なくして、放電極やその周囲に余分な結露水が生成されるのを防ぐことができる。
また、請求項7記載の発明は、空気流路の吹出口側に縮小部を設け、縮小部の近傍に静電霧化装置を配したものであり、吹出口側の縮小部では狭い領域を加湿空気が通過するため、静電霧化装置で負イオン化された微細水滴を加湿気流に乗せやすくすることができる。
また、請求項8記載の発明は、空気流路の縮小部から吹出口に至る流路を拡大するとともに、吹出口に風向き分散板を設けたものであり、負イオン化された微細水滴を含む加湿空気は、吹出方向に拡大しながら流れ、吹出口に設けた風向分散板によりさらに広く拡大し、室内に広範囲に拡散することができる。


また、請求項9記載の発明は、放出開口部より下部の枠体表面に、空気流路の風向に直交する誘引促進板を突設したものであり、誘引促進板で枠体外の加湿気流に乱流を発生させ、一部の気流を高速化して誘引効果を高めることにより、負イオン化された微細水滴は枠体外の空気流路側に誘引されて搬送することができる。
また、請求項10記載の発明は、風速調整手段の放出開口部を空気流路に対して略平行に設け、放出開口部に面して放電極を設けたものであり、放出開口部を空気流路に対して略平行に設けることで、空気流路側への負イオン化された微細水滴が誘引されやすくなり、さらに放出開口部に面して放電極を設けることで、放電極からのイオン風による押し出し力が働き、負イオン化された微細水滴は放出開口部を通過して空気流路側へと放出される。
また、請求項11記載の発明は、放出開口部に空気流路の通風方向に平行な格子を設けたものであり、放出開口部付近に発生する乱流を、空気流路の通風方向に平行な格子で整流化することにより、通風方向を揃えて放出開口部付近の誘引力を高め、負イオン化された微細水滴を空気流路側へ確実に誘引することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態の加湿装置は、図1〜図7に示すように、本体6は吸込口1と吹出口2を連通し形成された空気流路3内に送風機4と加湿手段5を設け、空気流路3の流路を確保しつつ吸込口側1aと吹出口側2aを隔てる隔壁7を設け、隔壁7には静電霧化装置8を付設している。静電霧化装置8は高電圧が印加される放電極9と、放電極9に対向して設けた対向電極10と、冷却部11と放熱部12を設けた熱交換部13からなり、冷却部11で放電極9を冷却して空気中の水分を付着させている。静電霧化装置8の放電極9、対向電極10および熱交換部13の冷却部11は加湿手段5の下流側となる吹出口側2aに配置され、また熱交換部13の放熱部12は送風機4の上流側となる吸込口側1aに配置されている。
また、静電霧化装置8は、冷却部11と放熱部12を設けた熱交換部13としてのペルチェ素子14を備え、ペルチェ素子14の冷却部11に放電極9を接続するとともに、放熱部12に放熱フィン15を接続している。静電霧化装置8は絶縁性の保持枠17を備え、保持枠17には放電極9と対向電極10および熱交換部13が一体に搭載されている。保持枠17を隔壁7に設けた開口部16に嵌着可能に設け、静電霧化装置8は保持枠17を介して隔壁7に固定されている。
また、放電極9を囲む包囲壁部18を保持枠17に形成し、包囲壁部18の正面形状を下部が開放した下向きの略コ字形状に形成し、空気流路3の吹出口側2aに放電極9と対向電極10を配置し、空気流路3の吸込口側1aに設けた迂回回路19に熱交換部13の放熱部12を配置している。
上記構成において、空気流路3内に送風機4と加湿手段5を設け、冷却部11で放電極9を冷却して空気中の水分を付着させるようにしているので、加湿装置の本体6が室内の乾燥した使用環境に置かれていても、冷却部11に接続する放電極9を冷却することにより、吹出口側2aでは加湿手段5により加湿された高湿度の空気中から水分が放電極9に結露し付着しやすくなる。すなわち結露しやすい放電極9から対向電極10に安定した状態で放電がなされ、負イオン化された微細水滴を不足なく生成することができ、室内が冬場の乾燥状態であっても、吹出口2より負イオン化された微細水滴を安定して供給することができる。
また、吹出口側2aでは高湿度の空気中から水分が放電極9に結露し付着しやすくなるので、吸込口側1aに設けた冷却部11の冷却能力を特別大きくする必要もなく、放熱部12の放熱能力が不充分な条件(放熱部の放熱面積が小さく、また放熱部への通過風量や通過風速が少なく、あるいは通風温度が高いような条件)であっても、静電霧化機能を充分に発揮させることができる。
また、冷却部11と放熱部12を有する熱交換部13を空気流路3の吸込口側1aと吹出口側2aとを隔てる隔壁7に設けて、冷却部11と放熱部12を空気流路3の吸込口側1aと吹出口側2aに配することで、熱交換部13の熱交換が効率良く行える。
また、静電霧化装置8を、冷却部11と放熱部12を設けた熱交換部13としてのペルチェ素子14を備え、ペルチェ素子14の冷却部11に放電極9を接続するとともに、放熱部12に放熱フィン15を接続しているので、小型軽量のペルチェ素子14の搭載により、大掛りな設備を必要とせず、省スペースで放電極9を冷却して結露させることができる。さらに放電極9は高湿度の気流内にあるので結露しやすく、冷却能力を少なく抑えることができ、放熱部12の放熱フィン15の形状も小型化することができる。
また、静電霧化装置8に、隔壁7に設けた開口部16に嵌着される絶縁性の保持枠17を備え、保持枠17に放電極9と対向電極10と熱交換部13とを一体に搭載しているので、隔壁7の開口部16への着脱が容易に行えて作業性を向上することができるとともに、放熱フィン15を小型化できるので、放熱フィン15を放熱部12と密接状態で、保持枠17に一体に搭載することができる。
また絶縁性の保持枠17が高電圧側の安全を確保するとともに、空気流路3の吹出口側2aと吸込口側1aとを確実に隔てることができる。
また、放電極9を囲む包囲壁部18を保持枠17に形成し、包囲壁部18の正面形状を下部が開放した下向きの略コ字形状に形成しているので、保持枠17の包囲壁部18の下部から風を導入しやすくするとともに、上部で風向変更して負イオン化された微細水滴を前方へ案内することができ、さらに包囲壁部18内で生成された余分な結露水を開放する下方に流下させることにより、放電極9からの異常な放電を未然に防ぐことができる。
また、空気流路3の吹出口側2aに放電極9と対向電極10を配置し、空気流路3の吸込口側1aに設けた迂回回路19に熱交換部13の放熱部12を配置したので、1つの送風機の吹出口側と吸込口側の風速差を利用して、負イオン化された微細水滴の生成を効率よく行うことができ、吸込口側では迂回風路により放熱部の放熱能力をさらに少なくして、放電極やその周囲に余分な結露水が生成されるのを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の加湿装置は、図8および図9に示すように、空気流路3Aの吹出口側2aに縮小部20を設け、縮小部20の近傍に静電霧化装置8Aを配し、空気流路3Aの縮小部20から吹出口2Aに至る流路を拡大するとともに、吹出口2Aに風向分散板21を設けている。
上記構成において、空気流路3Aの吹出口側2aに縮小部20を設け、縮小部20の近傍に静電霧化装置8Aを配しているので、吹出口側2aの縮小部20では狭い領域を加湿空気が通過するため、静電霧化装置8Aで負イオン化された微細水滴を加湿気流に乗せやすくすることができる。
また、空気流路3Aの縮小部20から吹出口2Aに至る流路を拡大するとともに、吹出口2Aに風向分散板21を設けたので、負イオン化された微細水滴を含む加湿空気は、吹出口2A方向に拡大しながら流れ、吹出口2Aに設けた風向分散板21によりさらに拡大し、室内に広範囲に拡散することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態の加湿装置は、図10および図11に示すように、空気流路3B内の静電霧化装置8Bの放電極9Aと対向電極10Aを覆う風速調整手段22を設け、風速調整手段22を放電極9Aに微小風量を供給するように設け、風速調整手段22を構成する枠体23の下部に開口面積の小さい吸気開口部24を設け、枠体23の上部前面に開口面積の大きい放出開口部25を設け、放出開口部25より下部の枠体23の表面に空気流路3Bの風向に直交する誘引促進板26を突設している。
また、風速調整手段22の放出開口部25を空気流路3Bに対して略平行に設け、放出開口部25に空気流路3Bの通風方向に平行な格子27を設けている。
上記構成において、空気流路3B内の静電霧化装置8Bの放電極9Aと対向電極10Aを覆う風速調整手段22を設け、風速調整手段22を放電極9Aに微小風量を供給するように設けたので、静電霧化装置8Bの位置する空気流路3Bでは風速が大きいため、このままでは放電極9Aに結露水を安定して結露させることができないが、風速調整手段22が風速の小さいバイパス風路を形成し、放電極9Aに付着した結露水を風力で吹き飛ばすことなく放電極9Aに微小風量を供給することができ、安定した静電霧化機能を発揮することができる。
また、風速調整手段22を構成する枠体23の下部に開口面積の小さい吸気開口部24を設け、枠体23の上部前面に開口面積の大きい放出開口部25を設けているので、枠体23の下部に設けた開口面積の小さい吸気開口部24は、枠体23内への浸入風量を少なく制限するとともに、枠体23の上部前面に設けた開口面積の大きい放出開口部25は、枠体23内で生成された負イオン化された微細水滴を、枠体23外の空気流路3Bに乗せやすくすることができる。
また、放出開口部25より枠体23の表面に空気流路3Bの風向に直交する誘引促進板26を突設して設けたので、誘引促進板26で枠体23外の加湿気流に乱流を発生させ、一部の気流を高速化して誘引効果を高めることにより、負イオン化された微細水滴は枠体23外の空気流路3B側に誘引されて搬送することができる。
また、風速調整手段22の放出開口部25を空気流路3Bに対して略平行に設け、放出開口部25に面して放電極9Aを設けたので、空気流路3B側へ負イオン化された微細水滴が誘引されやすくなり、さらに放電極9Aからのイオン風による押し出し力が働き、負イオン化された微細水滴は放出開口部25を通過して空気流路側へと放出される。
また、放出開口部25に空気流路3Bの通風方向に平行な格子27を設けたので、放出開口部25付近に発生する乱流を、空気流路3Bの通風方向に平行な格子27で整流化することにより、通風方向を整えて放出開口部25付近の誘引力を高め、負イオン化された微細水滴を空気流路3B側へ確実に誘引することができる。
本発明にかかる加湿装置は、放熱部の放熱能力が不充分な条件であっても静電霧化機能を充分に発揮させることができ、また、熱交換部の熱交換が容易に効率良く行えるという効果を奏し、静電霧化装置を備えた加湿機能付空調装置などに有用である。
本発明の実施の形態1の加湿装置の静電霧化装置を示す断面図 同加湿装置の静電霧化装置の斜視図 同加湿装置の概略縦断面図 同加湿装置の概略正面断面図 同加湿装置の斜視図 同加湿装置の静電霧化装置の組立時の状態を示す断面図 同加湿装置の静電霧化装置の分解図 本発明の実施の形態2の加湿装置の概略縦断面図 同加湿装置の概略正面断面図 本発明の実施の形態3の加湿装置の風速調整手段を示す部分斜視図 同加湿装置の風速調整手段を示す部分断面図 従来の静電霧化装置の断面形状を示す説明図 同静電霧化装置の他の断面形状を示す説明図
1 吸込口
2 吹出口
2A 吹出口
3 空気流路
3A 空気流路
3B 空気流路
4 送風機
5 加湿手段
6 本体
7 隔壁
8 静電霧化装置
8A 静電霧化装置
8B 静電霧化装置
9 放電極
9A 放電極
10 対向電極
10A 対向電極
11 冷却部
12 放熱部
13 熱交換部
14 ペルチェ素子
15 放熱フィン
16 開口部
17 保持枠
18 包囲壁部
19 迂回回路
20 縮小部
21 風向分散板
22 風速調整手段
23 枠体
24 吸気開口部
25 放出開口部
26 誘引促進板
27 格子

Claims (11)

  1. 吸込口と吹出口を連通して形成された空気流路に送風機と加湿手段を設けた本体と、前記空気流路の流路を確保しつつ前記吹出口側と前記吸込口側を隔てる隔壁と、前記隔壁に設けた静電霧化装置とを備え、前記静電霧化装置は、高電圧が印加される放電極と、前記放電極に対向して設けた対向電極とからなり、前記放電極と前記対向電極を覆う風速調整手段を設け、前記風速調整手段を前記放電極に微少風量を供給するように設け、前記風速調整手段を構成する枠体の下部に開口面積の小さい吸気開口部を設け、前記枠体の上部前面に開口面積の大きい放出開口部を設けたことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記静電霧化装置は、冷却部と放熱部を設けた熱交換部を備え、少なくとも前記放電極と前記対向電極とを前記加湿手段の下流側に位置させるとともに、前記冷却部で前記放電極を冷却して空気中の水分を付着させたことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記静電霧化装置は、前記冷却部と前記放熱部を設けた前記熱交換部としてのペルチェ素子を備え、前記ペルチェ素子の前記冷却部に前記放電極を接続するとともに、前記ペルチェ素子の前記放熱部に放熱フィンを接続し構成したことを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記静電霧化装置は、前記隔壁に設けた開口部に嵌着される絶縁性の保持枠を備え、前記保持枠に放電極と対向電極と熱交換部とを一体に搭載して構成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の加湿装置。
  5. 前記放電極を囲む包囲壁部を前記保持枠に形成し、前記包囲壁部の正面形状を下部が開放した下向きの略コ字形状に形成したことを特徴とする請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記空気流路の前記吹出口側に前記放電極と前記対向電極を配置し、前記空気流路の前記吸込口側に設けた迂回風路に熱交換部の放熱部を配置したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の加湿装置。
  7. 前記空気流路の前記吹出口側に縮小部を設け、前記縮小部の近傍に前記静電霧化装置を配したことを特徴とする請求項2に記載の加湿装置。
  8. 前記空気流路の前記縮小部から前記吹出口に至る流路を拡大するとともに、前記吹出口に風向分散板を設けたことを特徴とする請求項7に記載の加湿装置。
  9. 前記放出開口部より下部の前記枠体表面に、前記空気流路の風向きに直交する誘引促進板を突設したことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  10. 前記風速調整手段の前記放出開口部を前記空気流路に対して略平行に設け、前記放出開口部に面して前記放電極を設けたことを特徴とする請求項1または請求項9に記載の加湿装置。
  11. 前記放出開口部に前記空気流路の通風方向に平行な格子を設けたことを特徴とする請求項1または請求項10に記載の加湿装置。
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