JP4871824B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特にパチンコ遊技機に関する。
従来より、始動口への遊技球の入球により特別図柄の変動表示を開始し、特別図柄が当り図柄で停止表示した場合に特別遊技が開始する遊技機が知られている。このような遊技機において、特別図柄の変動表示中に遊技者がボタン操作した場合に、ボタン操作に基づいて特別図柄を停止表示させる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−51193号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、ボタン操作信号を主制御部に入力し、主制御部が特別図柄を停止表示させている。このように、外部信号を主制御部に入力させる場合には、主制御部で特別な制御プログラムが必要になり、外部信号入力がない遊技機との間で制御プログラムの共用化ができなくなり、遊技機の設計が煩雑になるいう問題がある。また、外部信号の入力を悪用した不正行為が行われる可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は上記点に鑑み、主制御部に外部信号を入力させることなく、変動表示している図柄の停止表示を遊技者の操作で可能とする遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技の進行を制御する主制御手段と、遊技の進行に伴って実行される演出を制御するサブ制御手段と、所定の操作手段とを備え、前記操作手段が操作されたことを示す信号が前記サブ制御手段のみに入力される遊技機において、
前記主制御手段は、所定条件の成立により当否判定を行う当否判定手段と、前記当否判定の実行に伴って抽選図柄表示部で抽選図柄を変動表示させるとともに、所定の変動時間の終了後、前記当否判定の結果に応じた種類の図柄で前記抽選図柄を停止表示させる抽選図柄表示制御手段とを備えて構成されており、
前記サブ制御手段は、 前記抽選図柄の変動表示に伴って演出図柄表示部で演出図柄を変動表示させるとともに、前記抽選図柄の停止表示に伴って前記抽選図柄の停止図柄に対応する当り表示態様または外れ表示態様で前記演出図柄を停止表示させる演出図柄表示制御手段と、前記操作手段に対する操作を有効とする有効期間を、前記抽選図柄の変動時間を超えない範囲で発生させる有効期間発生手段とを備えて構成されており、
前記演出図柄表示制御手段は、前記有効期間内に前記操作手段が操作された場合に、前記抽選図柄の変動表示が継続した状態で、前記演出図柄を外れ表示態様で停止表示させた後、前記抽選図柄の残り変動時間に応じて前記演出図柄の変動表示を再度実行し、
前記有効期間発生定手段は、前記操作手段に対する操作に基づく前記演出図柄の停止表示後に前記演出図柄の変動表示が再度実行されると、前記抽選図柄の変動表示が継続した状態で、該抽選図柄の残り変動時間を超えない範囲で前記有効期間を再度発生させることを特徴としている。
これにより、サブ制御手段が操作手段の操作に基づいて演出図柄の表示制御を行うので、主制御手段を介することなく、遊技者の操作による演出図柄の停止表示を行うことができる。また、1変動時間内において操作手段の操作により演出図柄を停止させ、見かけ上に新たな変動で演出図柄の変動を再開するので、遊技者に対し、自らの操作手段の操作により1変動での遊技時間を短縮しているかのような印象を与えることができる。
また、主制御手段を介することなく、演出図柄の停止表示を行っているので、操作手段の操作により演出図柄を停止表示させない遊技機との間で、主制御手段が実行する制御プログラムを変更する必要がなく、制御プログラムを共用化できる。さらに、主制御手段に外部からの信号を入力させる必要がないことから、外部からの主制御手段に対する不正行為を防止できる。
また、本発明の遊技機は、前記演出図柄表示部では、3桁の前記演出図柄を変動表示させた後に、2桁の前記演出図柄を同一の図柄で停止表示させつつ残り桁の演出図柄の変動表示を継続させるリーチ表示が行われた場合に、該リーチ表示後に、前記抽選図柄の停止図柄に対応させて前記当り表示態様またはリーチ外れ表示態様で前記演出図柄が停止表示するものであって、
前記有効期間発生手段は、前記リーチ表示が行われる前に前記有効期間を設定可能であり、
前記演出図柄表示制御手段は、前記リーチ表示が行われる前における前記有効期間内に前記操作手段が操作された場合には、前記リーチ外れ表示態様以外の外れ表示態様で前記3桁の演出図柄を停止表示させた後、前記3桁の演出図柄の変動表示を再度実行することを特徴としている。
また、本発明の遊技機は、前記主制御手段は、前記所定条件の成立回数を抽選図柄保留数として加算するとともに、該加算した抽選図柄保留数を前記抽選図柄の変動開始に伴って減算する抽選図柄保留手段を備えており、前記サブ制御手段は、疑似保留表示部に表示される疑似保留数を前記抽選図柄保留数の加算に伴って加算するとともに、前記演出図柄の変動開始に伴って減算する疑似保留手段を備えており、
前記有効期間発生手段は、前記抽選図柄が変動表示を開始するときと、前記操作手段に対する操作に基づく前記演出図柄の停止表示後に前記演出図柄の変動表示が再度実行されるときに、前記疑似保留数がゼロより大きいか否かを判定し、該疑似保留数がゼロより大きいと判定した場合に、前記抽選図柄の残り変動時間が所定の基準時間よりも長いか否かを判定し、前記抽選図柄の残り変動時間が所定の基準時間よりも長いと判定した場合に、前記有効期間を発生させることを特徴としている。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図1〜図10に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられている。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5aの上面には、演出ボタン5dや球貸ボタン5e等が設けられている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとからなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けられているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール22と内レール23とにより略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート27、大入賞装置(特別電動役物)33、始動口28、左入賞口34、35、右入賞口36、37、第1装飾部材50、第2装飾部材60等の遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置25を備えている。本実施例では、演出表示装置25として大型の液晶表示装置を用いており、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装飾装置50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾装置60は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾装置50、60はいわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾装置50には左入賞口34、35が一体化されており、第2装飾装置60には右入賞口36、37が一体化されている。
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s(図3参照)が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、普通図柄が変動開始する。
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、遊技盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口が形成された2つの入球口を上下方向に並べて配置したもので、上側に設けられた第1始動口28aと下側に設けられた第2始動口28bとから構成されている。
第1始動口28aは、遊技球受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定の固定始動口として構成された通常始動口となっており、遊技球の入球が常時可能となっている。一方、第2始動口28bはいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部を備えており、この一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口となっている。この一対の翼片部は、各々左右方向に傾動することで開閉動作を行うものとされており、この開閉動作により、第2始動口28bは一対の翼片部の遊技球受入口の大きさが変化する可変始動口として構成されている。第2始動口28bは、翼片部が開動作することで入球可能性が高い状態となり、翼片部が閉動作することで入球可能性が低い状態となる。普通図柄が当り図柄の組合せで停止表示された場合には、一対の翼片部が開動作して第2始動口28bの遊技球受入口が拡大され、第2始動口28bは普通電動役物として機能する。
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図3参照)と、翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図3参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開動作した場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが通常時より拡大され、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となる。一方、一対の翼片部が立設された場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが遊技球の直径より僅かに大きい(遊技球1個が通過可能な)通常の大きさとされ、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態(閉鎖状態)となる。遊技球が始動口28a、28bに入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを開閉するための大入賞口ソレノイド33c(図3参照)と、遊技球の入球を検知する入球検知スイッチ33s(図3参照)とから主に構成されている。
大入賞装置33の左斜め上方と右斜め上方には、左入賞口34〜37が設けられている。これらの内部には、それぞれ入賞口入球検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
第1装飾部材50には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53が構成されている。同様に第2装飾部材60には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、特別図柄表示部61が構成されている。
普通図柄表示部51は、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、第2始動口28bが所定時間(例えば0.1秒)だけ開放される。
本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が用意されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に、第2始動口28bを作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、外れと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われる。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部52には普通図柄保留数が表示され、普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を最大保留数(本実施例では4個)まで保留可能となっている。そして、次回の普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。普図保留表示部52は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。普通図柄の保留および保留消化は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われる。普通図柄の保留に伴って、普通図柄当否判定用乱数が主制御基板200のRAMの所定領域に記憶される。
次に、特別図柄について説明する。特別図柄表示部61は、7個のLEDから構成されており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。特別図柄表示部61を構成する各LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LEDの点灯および消灯の組合せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLEDで表示される特別図柄の組合わせのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)の組合せとして設定されており、当り特別図柄以外の組合せが外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。特別図柄表示部61では、始動口28に遊技球が入球することにより特別図柄が変動開始し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。なお、特別図柄が所定条件の成立(始動口28への遊技球入球)によって実行される特別図柄当否判定の結果を表示する抽選図柄に相当している。
ここで、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部53は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。
始動口28に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4個)に達するまで保留可能となっており、次回の特別図柄当否判定が行われ特別図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、特別図柄保留数が1個ずつ減少する。なお、特別図柄の保留および保留消化は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われ、主制御基板200のCPU200aが本発明の抽選図柄保留手段に相当している。
本実施例では、遊技球が始動口28に入球した際に、特別遊技を開始させるか否かの特別図柄当否判定に用いられる特別図柄当否判定用乱数が用意されている。特別図柄の保留に伴って、特別図柄当否判定用乱数が主制御基板200のRAMの所定領域に記憶される。
これらの特別図柄当否判定用乱数には、予め当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に大当りと判定される。そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄は大当り図柄の組合せに決定され、一方、特別図柄当否判定が外れの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図柄の組合せに決定される。
また、特別図柄当否判定、特別図柄の変動態様の決定、特別図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われるように構成されている。なお、特別図柄表示部61が本発明の抽選図柄表示部に相当し、主制御基板200のCPU200aが本発明の抽選図柄表示制御手段に相当している。
特別遊技中は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して15個の賞球)が払い出される。具体的には、特別遊技の開始により、特別遊技実行手段としての主制御基板200のCPU200aが、大入賞装置(特別電動役物)33を連続して作動させ、大入賞口33aを連続して開放状態とする。大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放して遊技球受入状態となる。この遊技球受入状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件として、遊技球受入状態の開始後における大入賞口33aの開放時間が所定時間(本実施例では30秒)に達したとき、もしくは遊技球受入状態の開始後、大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では10個)に達したときとすることができる。
この遊技球受入状態の開始から終了までを1ラウンドとした場合、特別遊技は、所定数のラウンドが行われることで終了する。大入賞装置33では、遊技球受入状態が終了してから所定時間(例えば2秒)が経過した後に、大入賞口33aが開放して再び遊技球受入状態となり、次のラウンドが開始する。このような開始から終了までを1ラウンドとする遊技球受入状態は、所定の継続ラウンド数(本実施例では15ラウンド)が終了するまで繰り返し継続される。
本実施例の遊技機では、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能や開放時間延長機能、確率変動機能が作動する特定遊技(いわゆる時短遊技および確変遊技)が開始される。特別図柄当否判定には、複数種類の大当りが設定されており、特別図柄当否判定の結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、時短遊技が開始され、特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、確変遊技が開始される。
特別図柄当否判定が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能および第2始動口28bの開放時間を延長させる開放時間延長機能が作動開始し、時短遊技が開始される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、主制御基板200のCPU200aの制御により作動または停止されるものであり、変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまでの間、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では100回)に到達するまで作動する。
特別図柄当否判定が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、確率変動機能が作動開始し、確変遊技が開始される。確変遊技は、主制御基板200のCPU200aの制御により実現されるものであり、この確変遊技では、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能に加え、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能が作動する通常確変状態と、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能が作動せず、確率変動機能のみが作動する潜伏確変状態とが設定されている。確率変動機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまで作動する。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部25aが設けられている。演出図柄表示部25aの演出図柄は特別図柄表示部61の特別図柄に連動して表示される。
演出図柄表示部25aは、右図柄が表示される右図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表示領域、左図柄が表示される左図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域から構成されている。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れかの図柄で停止表示されると、演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。演出図柄では、3桁同一の偶数図柄の表示態様が特別図柄の通常大当り図柄に対応し、3桁同一の奇数図柄の表示態様が特別図柄の確変大当り図柄に対応し、それら以外の図柄の表示態様が特別図柄の外れ図柄に対応している。演出図柄の変動態様および停止図柄の決定は、主制御基板200のCPU200aから送信されるコマンドに基づいてサブ制御基板260のCPU260aによって行われるように構成されており、サブ制御基板260のCPU260aが本発明の演出図柄表示制御手段に相当している。
本実施例では、演出図柄が変動表示中で、かつ、演出ボタン5dの有効期間内に遊技者により演出ボタン5dが操作された場合には、演出図柄を外れ図柄で停止表示させ、再変動開始させるように構成されている。演出ボタン5dの操作によって演出図柄が停止表示したときには、特別図柄表示部61の特別図柄は変動表示を継続している。ここで、「有効期間」は、演出ボタン5dの操作により演出図柄を停止表示させることができる期間である。演出ボタン5dの有効期間は、演出図柄が変動表示を開始する際に、特別図柄の残り変動時間を超えない範囲で設定される。演出ボタン5dの有効期間の設定は、サブ制御基板260のCPU260aによって実行され、サブ制御基板260のCPU260aが本発明の有効期間設定手段に相当している。
演出ボタン5dの有効期間中は、演出ボタン5dが有効となっている旨が報知される。この報知は、例えば演出表示装置25の表示領域における表示、あるいはランプ内蔵型の演出ボタン5dであれば、ランプを点灯させることで実施できる。なお、遊技者による演出ボタン5dの操作に基づく演出図柄の表示制御については後で詳細に説明する。
また、演出表示装置25の表示領域には、疑似保留数が表示される疑似保留表示部25bが設けられている。疑似保留表示部25bの疑似保留数は、見かけ上の特別図柄保留数として位置づけられており、原則として特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数と一致している。ただし、特別図柄の変動表示を継続させたまま演出図柄が停止表示すると、疑似保留表示部25bの疑似保留数(見かけ上の保留数)は1個ずつ消去されるのに対し、特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数(実際の保留数)は変化しないので、この場合には、特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数と疑似保留表示部25bの疑似保留数が一致しなくなる。なお、疑似保留表示部25bの表示処理は、サブ制御基板260のCPU260aにより行われ、サブ制御基板260のCPU260aが本発明の疑似保留手段に相当している。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図3に基づいて説明する。図3は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子制御装置は、主制御基板200と、その主制御基板200に接続された副制御基板230、260、280とを含んで構成されている。副制御基板は、払出制御基板(賞球制御基板)230、サブ制御基板260及び演出表示制御基板280から構成される。
各制御基板200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御基板200、230、260、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御基板200及び払出制御基板230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備えており、電源断時にも主制御基板200及び払出制御基板230のRAMデータが保持される。
主制御基板200は、遊技の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御基板230、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御基板230、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御基板200のCPU200aは、CPUコア、内蔵RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)等を備えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御基板200は、CPU200aが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判定を行う当否判定手段を構成している。また、主制御基板200のCPU200aは、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パターンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御基板200のCPU200aの制御周期は4msに設定されている。
主制御基板200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続されている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、始動口入賞検知スイッチ28s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、これらの信号が主制御基板200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板202には、図柄表示装置51、61、始動口ソレノイド28c、大入賞口ソレノイド33cが接続されており、主制御基板200からの制御信号が出力される。
払出制御基板230は、主制御基板200のCPU200aと同様の構成を有するCPUを備えている。払出制御基板230には、発射制御基板250、CRユニット13等が接続されている。主制御基板200から払出制御基板230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
サブ制御基板260は、遊技の進行に伴って実行される各種演出を制御するサブ制御手段を構成しており、CPU260aや図示しないROM、RAM、入出力ポート等を有する演算回路構成要素とサウンドジェネレータが設けられており、入出力ポートにおいて主制御基板200に接続されている。サブ制御基板260は、各種ランプ類による装飾表示、スピーカ10a〜10dから出力される効果音、演出表示装置25による図柄表示等を用いた演出制御を司るように構成されている。
主制御基板200からサブ制御基板260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御コマンドが送信される。主制御基板200から演出表示制御基板280には、サブ制御基板260を介して、演出図柄の表示制御を指示する各種図柄制御制御コマンドが送信される。サブ制御基板260から演出表示制御基板280には、演出表示制御を指示する各種演出表示制御コマンドが同時に送信される。
サブ制御基板260には、演出表示制御基板280が接続されている。演出表示制御基板280には、CPU、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいてサブ制御基板260に接続されている。演出表示制御基板280には演出表示装置25が接続されている。演出表示制御基板280は、CPUがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25の表示制御を行うように構成されている。演出表示制御基板280のROMには、演出表示装置25で表示される演出用図柄の画像データが格納されている。
サブ制御基板260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262が接続されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。また、サブ制御基板260にはアンプ基板263が接続されている。アンプ基板263にはスピーカ10a〜10dが接続されている。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力される。さらに、サブ制御基板260には、演出ボタン基板264を介して演出ボタン5dが接続されている。サブ制御基板260のCPUは、主制御基板200や演出ボタン5dからの各種指令(演出パターン指定コマンドの受信)に基づいて、各種LED・ランプの点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、スピーカ10a〜10dから出力される効果音データの選択・出力処理や、演出表示装置25での演出表示のパターンの選択・実行処理等を行う。
次に、本実施例の遊技機1の作動を図4〜図9のフローチャートに基づいて説明する。図4は、主制御基板200のCPUがROMに格納されたプログラムに基づいてCPU200aが実行するメインジョブの一例を示している。図4に示すメインジョブは、電源投入処理S100を実行した後、遊技開始処理S200、普通図柄遊技処理S300、普通電動役物遊技処理S400、特別図柄遊技処理S500、特別電動役物遊技処理S600の各ステップが、タイマリセットされる毎に繰り返し実行される。電源断発生処理S700は、停電等によって電源断が発生した場合に、使用レジスタやスタックポインタの保存、払出モータの停止等が行われ、システムリセットが発生した場合に電源投入処理S100に移るようになっている。
電源投入処理S100は、電源投入時と電源断発生後の復電時に行われるものであり、電源投入時にはRAM初期化処理等が行われ、電源断復帰時には電源断時の遊技状態に復帰させるための復帰設定等が行われ。遊技開始処理S200では、各種スイッチ状態の検出、各種乱数の更新、賞球制御等が行われる。
普通図柄遊技処理S300では、まず、普通図柄の当否判定を行って、普通図柄表示部51(図2参照)にて普通図柄を当り図柄で停止表示させるか、外れ図柄で停止表示させるかを決定する。次に、普通図柄の変動表示時間を設定した後、普通図柄の変動表示を開始する。そして、変動表示時間が経過すると、決定しておいた図柄で普通図柄を停止表示させ、普通図柄の当り図柄が停止表示された場合には、普通電動役物の作動を開始させる。普通図柄遊技処理では、以上のようにして、普通図柄の変動表示および停止表示を行い、普通図柄が当り図柄で停止表示された場合には、第2始動口28bを作動させる処理を行う。第2始動口28bが作動すると、一対の翼片部が左右に開動作して、第2始動口28bが開放状態となる。
普通電動役物遊技処理S400では、第2始動口28bを開放状態に維持する開放時間が経過したか否かを判定し、開放時間が経過していない場合には、第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったか否かを判定する。開放状態にある第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったと判定されるか、開放状態にある第2始動口28bの開放時間が経過していると判定された場合には、一対の翼片部が閉動作して、第2始動口28bは通常状態となる。
次に、特別図柄遊技処理S500を図5のフローチャートに基づいて説明する。まず、始動口28に入賞したか否かを判定し(S501)、始動口28に入賞したと判定された場合には(S501:YES)、特別図柄表示部61(図2参照)の作動保留数が4未満であるか否かを判定する(S502)。この結果、特別図柄保留数が4未満であると判定された場合には(S502:YES)、特別図柄当否判定用の乱数を記憶する(S503)。
次に、特別遊技中であるか否かを判定する(S504)。この結果、特別遊技中(大当り遊技中)であると判定された場合には(S504:YES)、そのままリターンし、特別遊技中でないと判定された場合には(S504:NO)、特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S505)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、後述のS513の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された場合には(S505:NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S506)。特別図柄の停止表示時間中であると判定された場合には(S506:YES)、後述のS516の処理に移行し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合には(S506:NO)、特別図柄保留数がゼロであるか否かを判定する(S507)。
この結果、特別図柄保留数がゼロであると判定された場合には(S507:YES)、そのままリターンし、特別図柄保留数がゼロでないと判定された場合には(S507:NO)、確率変動機能が作動中であるか否かを判定する(S508)。この結果、確率変動機能が作動中であると判定された場合には(S508:YES)、確率変動時の当否判定を行い(S509)、確率変動機能が作動中でないと判定された場合には(S508:NO)、非確率変動時の当否判定を行う(S510)。
次に、特別図柄の変動パターンの決定処理を行う(S511)。この特別図柄変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出(例えば、演出図柄における右図柄と左図柄が同一図柄によって停止表示され、中図柄が変動表示される「リーチ状態」での演出)の有無を規定するものである。特別図柄当否判定の結果が確変大当りである場合には、確変大当り用の停止図柄と変動パターンを決定し、特別図柄当否判定の結果が通常大当りである場合には、通常大当り用の停止図柄と変動パターンを決定し、特別図柄当否判定の結果が特定大当りである場合には、特定大当り用の停止図柄と変動パターンを決定する。それら以外の場合には、特別図柄当否判定の結果が外れであり、リーチ演出の有無に応じて外れ停止図柄とその変動パターンを決定する。
次に、第2装飾部材60に設けられた特別図柄表示部61における特別図柄の変動表示を開始するとともに、サブ制御基板260に演出パターンを指定するコマンドである「変動時間指定コマンド」および「特別図柄停止情報指定コマンド」を出力し、サブ制御基板260に演出表示装置25における演出図柄の変動を開始させる(S512)。なお、「変動時間指定コマンド」は、S511で設定された特別図柄の変動時間を指定するコマンドであり、当該変動時間に関する情報が含まれている。また、「特別図柄停止情報指定コマンド」は、S511で設定された特別図柄の停止図柄を指定するコマンドであり、特別図柄が通常大当り図柄、確変大当り図柄、外れ図柄のいずれで停止するかに関する情報が含まれている。
そして、上記S505で特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、特別図柄の変動時間が経過しているか否かを判定する(S513)。この結果、特別図柄の変動時間が経過していないと判定された場合には(S513:NO)、そのままリターンし、特別図柄の変動時間が経過していると判定された場合には(S513:YES)、特別図柄の変動を停止し(S514)、特別図柄の停止図柄表示時間を設定する(S515)。
次に、特別図柄の停止図柄表示時間が経過したか否かを判定する(S516)。この結果、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していないと判定された場合には(S516:NO)、そのままリターンし、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していると判定された場合には(S516:YES)、特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであるか否かを判定する(S517)。この結果、特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであると判定された場合には(S517:YES)、特別遊技(大当り遊技)を開始させる(S518)。
次に、確率変動機能が作動中であるか否かを判定し(S520)、確率変動機能が作動中であると判定された場合は(S520:YES)、特別遊技の開始に伴って、確率変動機能を作動停止させ(S521)、変動時間短縮機能を作動停止させ(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
上記S517で特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せでないと判定された場合には(S517:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S524)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S524:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S524:YES)、特別図柄の変動回数を計数し(S525)、変動回数が予め設定された変動回数(本例では100回)に到達したか否かを判定する(S526)。この結果、変動回数が予め設定された変動回数に到達していないと判定された場合には(S526:NO)、そのままリターンし、変動回数が予め設定された変動回数に到達したと判定された場合には(S526:YES)、変動時間短縮機能を作動停止させるとともに(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
上記S520で確率変動機能が作動中でないと判定された場合は(S520:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S527)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S527:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S527:YES)、特別遊技の開始に伴って変動時間短縮機能を作動停止させるとともに(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
次に、特別電動役物遊技処理S600について図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、特別遊技中(大当り遊技中)であるか否かを判定し(S601)、特別遊技中でないと判定された場合には(S601:NO)、そのままリターンし、特別遊技中であると判定された場合には(S601:YES)、大入賞口33aが開放中であるか否かを判定する(S602)。この結果、大入賞口33aが開放中であると判定された場合には(S602:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過したか否かを判定し(S603)、大入賞口33aの開放時間が経過していないと判定された場合には(S603:NO)、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞したか否かを判定する(S604)。
この結果、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞していないと判定された場合には(S604:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞していると判定された場合(S604:YES)または大入賞口33aの開放時間が経過していると判定された場合には(S603:YES)、大入賞口33aを閉鎖する(S605)。
上記S602で、大入賞口33aが開放中でないと判定された場合には(S602:NO)、特別遊技のラウンド数が所定回数に達したか否かを判定する(S606)。この結果、特別遊技のラウンド数が所定回数に達していないと判定された場合には(S606:YES)、大入賞口33aの閉鎖時間(インターバル時間)が経過しているか否かを判定し(S607)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していないと判定された場合には(S607:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していると判定された場合には(S607:YES)、大入賞口33aを開放させる(S608)。
上記S606で、特別遊技のラウンド数が所定回数に達していると判定された場合には(S606:NO)、特別遊技を終了する(S609)。そして、特別遊技の開始契機となった特別図柄当否判定の結果(大当り図柄の種類)が確変大当りか否かを判定する(S610)。この結果、特別図柄当否判定の結果が確変大当りであると判定された場合には(S610:YES)、確率変動機能を作動開始させ(S611)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S612)、開放時間延長機能を作動開始させる(S613)。
上記S610で、特別図柄当否判定の結果が確変大当りでないと判定された場合には(S610:NO)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S612)、開放時間延長機能を作動開始させる(S613)。
次に、サブ制御基板260のCPU260aがROMに格納された制御プログラムにしたがって実行する演出制御処理を図7〜図9に基づいて説明する。
まず、主制御基板200のCPU200aから送信される変動時間指定コマンドを受信したか否かを判定する(S800)。
この結果、変動時間指定コマンドを受信していないと判定された場合には(S800:NO)、変動時間指定コマンドを受信するまで待機状態となる。一方、変動時間指定コマンドを受信したと判定された場合には(S800:YES)、主制御基板200のCPU200aから送信される特別図柄停止情報指定コマンドを受信したか否かを判定する(S801)。サブ制御基板260のCPU260aは、特別図柄停止情報指定コマンドに基づいて特別図柄当否判定の結果を把握することができる。
この結果、特別図柄停止情報指定コマンドを受信していないと判定された場合には(S801:NO)、特別図柄停止情報指定コマンドを受信するまで待機状態となる。一方、特別図柄停止情報指定コマンドを受信したと判定された場合には(S801:YES)、特別図柄当否判定の結果が大当りであるか否かを判定する(S802)。
この結果、特別図柄当否判定の結果が大当りであると判定された場合には(S802:YES)、大当り演出決定処理を実行する(S803)。大当り演出決定処理では、演出図柄の演出パターンを大当り演出パターンに決定し、演出図柄の停止図柄を大当り図柄に決定する。
一方、特別図柄当否判定の結果が大当りでないと判定された場合には(S802:NO)、外れ演出決定処理を実行する(S804)。外れ演出決定処理では、演出図柄の演出パターンを外れ演出パターンに決定し、演出図柄の停止図柄を外れ図柄に決定する。そして、演出図柄変動処理を行う(S805)。
ここで、演出図柄変動処理を図8のフローチャートに基づいて説明する。まず、主制御基板200のCPU200aから送信される特別図柄変動開始コマンドを受信したか否かを判定する(S900)。「特別図柄変動開始コマンド」は、上述のS512で特別図柄の変動表示を開始させる際に送信されるコマンドである。この結果、特別図柄変動開始コマンドを受信していないと判定された場合には(S900:NO)、特別図柄変動開始コマンドを受信するまで待機状態となる。一方、特別図柄変動開始コマンドを受信したと判定された場合には(S900:YES)、特別図柄の変動時間の計時を開始する(S901)。特別図柄の変動時間の計時を行うのは、特別図柄の残り変動時間をサブ制御基板260が把握するためである。なお、特別図柄の残り変動時間は、変動時間指定コマンドで指定された特別図柄の変動表示時間から変動表示開始後の経過時間を減算することで算出できる。
次に、特別図柄の変動表示開始に伴い、疑似保留表示部25bにおける最前に保留された疑似保留表示を消去する(S902)。このとき、特別図柄保留表示部53における最前の保留表示も消去されており、疑似保留数と特別図柄保留数は一致している。そして、疑似保留数がゼロより大きいか否かを判定する(S903)。
この結果、疑似保留表示数がゼロであると判定された場合には(S903:NO)、演出ボタン5dの操作により演出図柄を停止表示させると遊技者に違和感を与えるので、演出ボタン5dの操作を有効にする有効期間を設定することなく、演出表示装置25の演出図柄表示部25aで演出図柄の変動表示を開始し(S904)、S909の処理に移行する。
一方、疑似保留数がゼロより大きいと判定された場合には(S903:YES)、特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っているか否かを判定する(S905)。「基準残り時間X」は、遊技者による演出ボタン5dの操作により演出図柄の変動表示を停止させることを許可するか否か、すなわち演出ボタン5dの操作を有効にする有効期間を設定するための基準となる時間である。基準残り時間Xは、特別図柄の変動表示時間を超えない範囲で設定でき、本実施例では基準残り時間Xを5秒に設定している。
この結果、特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っていない場合には(S905:NO)、特別図柄の残り変動時間が短く、演出ボタン5dの操作による演出図柄の停止表示に伴う処理(演出ボタン5dの有効期間の設定、演出図柄の変動表示再開など)が煩雑になることから、演出ボタン5dの有効期間を設定することなく、演出表示装置25の演出図柄表示部25aで演出図柄の変動表示を開始し(S904)、S909の処理に移行する。
一方、特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っていると判定された場合には、演出ボタン5dの有効期間Nを設定する(S906)。演出ボタン5dの有効期間Nは、特別図柄の残り変動時間を超えない範囲で任意に設定できる。本実施例では演出ボタン5dの有効期間Nを3秒に設定しており、演出図柄が変動表示開始してから3秒間だけ演出ボタン5dの操作が有効(演出図柄の変動表示を停止させることが可能)になる。なお、本実施例では、前述した基準残り時間Xを有効期間Nよりも長い時間に設定している。つまり、「X>N」という関係に設定しておくことで、基準残り時間Xと有効期間Nとが同時期に終了することを防ぐことができる。これにより、基準残り時間Xの終了直前(すなわち特別図柄の変動終了と同時期など)に演出ボタン5dの操作を受け付けることがなくなり、特別図柄の変動停止直前に演出変更処理が発生することを防止できる。
次に、演出表示装置25の演出図柄表示部25aで演出図柄の変動表示を開始し(S907)、演出変更処理を行う(S908)。
ここで、演出変更処理について図9のフローチャートに基づいて説明する。まず、演出ボタン5dの操作信号を前述した有効期間内に受信したか否かを判定する(S1000)。この結果、有効期間内に演出ボタン5dの操作信号を受信していないと判定された場合には(S1000:NO)、S1011に移行する。一方、有効期間内に演出ボタン5dの操作信号を受信したと判定された場合には(S1000:YES)、前述のS803又はS804で決定した演出態様による演出図柄変動を途中で強制終了し、演出図柄を外れ図柄の表示態様で直ちに停止表示させる(S1001)。このとき、特別図柄表示部61の特別図柄は変動表示を継続している。そして、演出ボタン5dの有効期間をクリアする(S1002)。
ここで、演出ボタン5dの操作に基づいて停止表示される外れ図柄の表示態様について説明する。本実施例では、演出ボタン5dの操作に基づいて停止表示される外れ図柄の表示態様を演出図柄の変動の経過状況に応じて決定している。例えば、演出図柄の変動がリーチ表示となった後に演出ボタン5dの操作に基づいて外れ図柄を停止表示させる際には、リーチ表示を構成する外れ表示態様(例えば「7‐3‐7」など)を選択決定し停止表示させる。また、演出図柄の変動がリーチ表示となる前に演出ボタン5dの操作に基づいて外れ図柄を停止表示させる際には、リーチ表示を構成しないバラケ目による外れ表示態様(例えば「1‐3‐7」など)を選択決定し停止表示させる。なお、演出図柄の変動の経過状況は、サブ制御基盤260が、前述のS803又はS804で決定した演出態様と前述のS901での変動時間の計時とを参照することで常時監視している。
次に、特別図柄の変動パターンが当り変動パターンか否かを判定する(S1003)。この結果、特別図柄の変動パターンが当り変動パターンである場合には(S1003:YES)、演出図柄の演出パターンを特別図柄の残り変動時間に応じた大当り演出パターンに決定する(S1004)。一方、特別図柄の変動パターンが外れ変動パターンである場合には(S1003:NO)、演出図柄の演出パターンを特別図柄の残り変動時間に応じた外れ演出パターンに決定する(S1005)。S1004、S1005で決定される演出パターンは、演出図柄の変動表示時間が特別図柄の残り変動時間と同一となるように設定される。
次に、疑似保留数から1を差し引いた値(疑似保留数−1)がゼロより大きいか否かを判定する(S1006)。この結果、「疑似保留数−1」がゼロより大きいと判定された場合には(S1006:YES)、特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っているか否かを判定する(S1007)。この結果、特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っていると判定された場合には、演出ボタン5dの有効期間Nを再設定する(S1008)。一方、「疑似保留数−1」がゼロである場合(S1008:NO)または特別図柄の残り変動時間が基準残り時間Xを上回っていない場合(S1008:NO)には、演出ボタン5dの有効期間を設定することなく、S1009の処理に移行する。
次に、S1001で停止表示させた演出図柄を再び変動開始させる(S1009)。そして、演出図柄の再変動に伴って、疑似保留表示部25bにおける最前に保留された疑似保留表示を消去する(S1010)。このとき、特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数(実際の保留数)は変化せず、疑似保留表示部25bの疑似保留数(見かけ上の保留数)のみが減少するため、特別図柄保留数と疑似保留数が一致していない状態となる。
次に、演出ボタン5dの有効期間が0秒を上回っているか否かを判定し(S1011)、演出ボタン5dの有効期間が0秒を上回っている場合には(S1011:YES)、S1000の処理に戻り、演出ボタン5dの有効期間が0秒である場合には(S1011:NO)、リターンする。なお、演出ボタン5dの操作に基づいて演出図柄の停止表示がされた後であっても、S1008で再び有効期間が設定されている場合は、演出ボタン5dの有効期間が0秒を上回っているので、S1000の処理に戻る。つまり、演出変更処理は、演出ボタン5dの操作に基づいて演出図柄の停止表示がされた後であってもS1008で有効期間が設定される限り、繰り返し行われることになる。
次に、図8に戻り、特別図柄の残り変動時間が0秒を上回っているか判定し(S909)、特別図柄の残り変動時間が0秒となった場合に(S909:NO)、演出図柄を特別図柄の停止図柄の種類(大当り図柄または外れ図柄)に対応した表示態様で停止表示させる(S910)。そして、特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数に基づいて疑似保留表示部25bの疑似保留数を復帰させる(S911)。これにより、S1010で消去された疑似保留表示が復帰し、特別図柄保留表示部53の特別図柄保留数と疑似保留表示部25bの疑似保留数が一致することとなる。
次に、演出ボタン5dの有効期間の設定について具体例を示して説明する。図10は、特別図柄の変動開始時に疑似保留数が3個以上存在した状態における演出図柄の変動パターン(変動表示時間)と、演出ボタン5dの有効期間と、基準残り時間との関係を示している。
まず、図10(a)に示すように、特別図柄が変動開始するときに、演出図柄の演出パターンが演出パターンAに決定されるものとする(S803またはS804)。演出パターンAの変動表示時間は、特別図柄の変動表示時間と同一となるように設定されている。演出パターンAの変動表示時間は基準残り時間Xより長いので(S905:YES)、演出ボタン5dの有効期間Nが設定される(S906)。そして、演出図柄の変動表示が開始され(S907)、有効期間内に演出ボタン5dが操作されると(S1000:YES)、その時点で演出図柄の変動が外れ表示態様で停止する(S1001)。
次に、図10(b)に示すように、演出図柄の変動パターンが演出パターンBに決定されるものとする(S1004またはS1005)。演出パターンBの変動表示時間は、演出ボタン5dが操作された後の特別図柄の残り変動時間と同一となるように設定されている。演出パターンBの変動表示時間は基準残り時間Xより長いので(S1007:YES)、再び演出ボタン5dの有効期間Nが設定される(S1006)。そして、演出図柄の変動表示が再び開始され(S1009)、有効期間内に演出ボタン5dが操作されると(S1000:YES)、その時点で演出図柄の変動が外れ表示態様で停止する(S1001)。
次に、図10(c)に示すように、演出図柄の変動パターンが演出パターンCに決定されるものとする(S1004またはS1005)。演出パターンCの変動表示時間は、演出ボタン5dが2回目に操作された後の特別図柄の残り変動時間と同一となるように設定されている。演出パターンCの変動表示時間は基準残り時間Xより短いので(S1007:NO)、演出ボタン5dの有効期間が設定されることなく、演出図柄の変動表示が再び開始される(S1009)。演出図柄が演出パターンCで変動表示している状態では、演出ボタン5dの有効期間が設定されていないので、遊技者が演出ボタン5dを操作しても、演出図柄は停止表示せず、演出パターンCで設定された変動表示時間が終了した時点で演出図柄の変動が特別図柄の当否判定に対応した表示態様で停止表示される。このとき、特別図柄も同時に変動終了する。
以上の構成により、所定条件下で遊技者が演出ボタン5dを操作することにより演出図柄の変動表示を停止させることができる。これにより、遊技者に対して演出ボタン5dの操作が遊技の結果に影響を与えているような印象を与えることができ、興趣を向上させることができる。
また、サブ制御基板260のCPU260aが演出ボタン5dの操作信号に基づいて演出図柄の表示制御を行うので、主制御基板200のCPU200aを介することなく、ボタン操作による演出図柄の停止表示を行うことができる。このため、演出ボタン5dの操作により演出図柄を停止表示させない遊技機との間で、主制御基板200のCPU200aが実行する制御プログラムを変更する必要がなく、制御プログラムを共用化できる。さらに、主制御基板200のCPU200aに外部からの信号を入力させる必要がないことから、不正行為を防止できる。
また、演出図柄の再変動時に特別図柄の残り変動時間が短い場合(基準残り時間に満たない場合)には、有効期間を設定しないことで、演出図柄の停止表示、演出ボタン5dの有効期間の設定、演出図柄の変動表示再開などを短時間で行うことを防ぐことができ、サブ制御基板260のCPU260aが実行する演出制御処理が複雑になることを防止できる。
また、演出ボタン5dの操作により演出図柄を停止表示させる構成では、特別図柄保留数は減少しないので、遊技者が違和感を感じるおそれがある。このため、本実施例では、演出表示装置25に疑似保留数を表示し、特別図柄の変動表示開始時の疑似保留数分だけ演出ボタン5dを操作可能とするとともに、演出ボタン5dの操作による演出図柄の停止表示に伴って疑似保留数を減少させることで、遊技者が演出ボタン5dの操作による演出図柄の変動停止を違和感なく実行することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、有効期間中に演出ボタン5dが操作され(S1000:YES)、かつ、特別図柄の変動開始契機となった特別図柄当否判定の結果が大当りである場合に(S1003:YES)、特別図柄の残り変動時間に応じた大当り演出パターンとして、大当り発生を示唆する特定演出を実行する特定演出パターンを設定するように構成できる。また、特定演出は、演出ボタン5dが操作されたときにだけ発生する演出として設定し、特定演出の実行中は、演出ボタン5dの有効期間を設定せず、特定演出を強制終了できないようにすることが好ましい。このようにすることで、通常時は発生しない特別な特定演出を遊技者に確実に視認させることができる。
また、特定演出は、特別図柄の残り変動時間が終了間際に実行することが効果的であり、特別図柄の残り変動時間が所定時間(例えば3秒)未満の場合に、特別図柄の残り変動時間(特別図柄が大当り図柄で停止表示するまでの時間)をカウントダウン表示する演出としてもよい。これにより、演出ボタン5dの操作から短時間後に演出図柄を大当り図柄の表示態様で停止表示させることができ、演出ボタン5dの操作により突如大当りが発生したような印象を遊技者に与えることができる。この結果、演出ボタン5dを用いた斬新な演出が可能になり、遊技興趣を向上させることができる。なお、特定演出は特定演出実行手段としてのサブ制御基板260のCPU260aによって実行される。
また、上記実施例では、演出ボタン5dの操作により停止表示した演出図柄が再変動する際に、S1004またはS1005で特別図柄の残り変動時間に応じた演出パターンを決定するように構成したが、次のように演出パターンを選択するようにしてもよい。例えば、演出図柄の演出パターンを所定時間毎に複数に分割しておき、演出図柄の再変動時における特別図柄の残り変動時間に対応する時点から、当該演出パターンを再開させればよい。これにより、演出図柄の演出パターンを多数用意する必要がなく、遊技機の設計が容易になるとともに、演出図柄の演出パターンのデータ容量を低減することができる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 メインジョブの流れを示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理の流れを示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理の流れを示すフローチャートである。 特別電動役物遊技処理の流れを示すフローチャートである。 演出制御処理の流れを示すフローチャートである。 演出図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。 演出変更処理の流れを示すフローチャートである。 演出図柄の変動パターンと、演出ボタンの有効期間と、基準残り時間との関係を示す説明図である。
符号の説明
1…遊技機、25…演出表示装置、25a…演出図柄表示部、25b…疑似保留表示部、28…始動口、33…大入賞装置、53…特別図柄保留表示部、61…特別図柄表示部(抽選図柄表示部)、200…主制御基板(当否判定手段、抽選図柄保留手段、抽選図柄表示制御手段)、260…サブ制御基板(出図柄表示制御手段、有効期間設定手段、抽選図柄保留手段、特定演出実行手段)。

Claims (3)

  1. 遊技の進行を制御する主制御手段と、遊技の進行に伴って実行される演出を制御するサブ制御手段と、所定の操作手段とを備え、前記操作手段が操作されたことを示す信号が前記サブ制御手段のみに入力される遊技機において、
    前記主制御手段は、
    所定条件の成立により当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定の実行に伴って抽選図柄表示部で抽選図柄を変動表示させるとともに、所定の変動時間の終了後、前記当否判定の結果に応じた種類の図柄で前記抽選図柄を停止表示させる抽選図柄表示制御手段とを備えて構成されており、
    前記サブ制御手段は、
    前記抽選図柄の変動表示に伴って演出図柄表示部で演出図柄を変動表示させるとともに、前記抽選図柄の停止表示に伴って前記抽選図柄の停止図柄に対応する当り表示態様または外れ表示態様で前記演出図柄を停止表示させる演出図柄表示制御手段と、
    前記操作手段に対する操作を有効とする有効期間を、前記抽選図柄の変動時間を超えない範囲で発生させる有効期間発生手段とを備えて構成されており、
    前記演出図柄表示制御手段は、
    前記有効期間内に前記操作手段が操作された場合に、前記抽選図柄の変動表示が継続した状態で、前記演出図柄を外れ表示態様で停止表示させた後、前記抽選図柄の残り変動時間に応じて前記演出図柄の変動表示を再度実行し、
    前記有効期間発生定手段は、
    前記操作手段に対する操作に基づく前記演出図柄の停止表示後に前記演出図柄の変動表示が再度実行されると、前記抽選図柄の変動表示が継続した状態で、該抽選図柄の残り変動時間を超えない範囲で前記有効期間を再度発生させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出図柄表示部では、3桁の前記演出図柄を変動表示させた後に、2桁の前記演出図柄を同一の図柄で停止表示させつつ残り桁の演出図柄の変動表示を継続させるリーチ表示が行われた場合に、該リーチ表示後に、前記抽選図柄の停止図柄に対応させて前記当り表示態様またはリーチ外れ表示態様で前記演出図柄が停止表示するものであって、
    前記有効期間発生手段は、前記リーチ表示が行われる前に前記有効期間を設定可能であり、
    前記演出図柄表示制御手段は、
    前記リーチ表示が行われる前における前記有効期間内に前記操作手段が操作された場合には、前記リーチ外れ表示態様以外の外れ表示態様で前記3桁の演出図柄を停止表示させた後、前記3桁の演出図柄の変動表示を再度実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記主制御手段は、前記所定条件の成立回数を抽選図柄保留数として加算するとともに、該加算した抽選図柄保留数を前記抽選図柄の変動開始に伴って減算する抽選図柄保留手段を備えており、
    前記サブ制御手段は、疑似保留表示部に表示される疑似保留数を前記抽選図柄保留数の加算に伴って加算するとともに、前記演出図柄の変動開始に伴って減算する疑似保留手段を備えており、
    前記有効期間発生手段は、
    前記抽選図柄が変動表示を開始するときと、前記操作手段に対する操作に基づく前記演出図柄の停止表示後に前記演出図柄の変動表示が再度実行されるときに、前記疑似保留数がゼロより大きいか否かを判定し、該疑似保留数がゼロより大きいと判定した場合に、前記抽選図柄の残り変動時間が所定の基準時間よりも長いか否かを判定し、前記抽選図柄の残り変動時間が所定の基準時間よりも長いと判定した場合に、前記有効期間を発生させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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