JP4641314B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、特に、いわゆるセブン機、羽根物、権利物といったパチンコ遊技機や組合せ式遊技機(アレンジボール遊技機)等の遊技機(弾球遊技機)に関する。
従来より、パチンコ遊技機では、特別図柄が大当り図柄の組合せのうち確変大当り図柄だった場合に、大当り遊技終了後、特別図柄が大当り図柄の組合せで停止表示する確率を向上させる確率変動機能を備えているものが多い。このような遊技機において、特別図柄を通常大当り図柄で停止表示させて大当り遊技を発生させ、大当り遊技の所定ラウンド遊技中に通常大当りから確変大当りに昇格したことを報知する昇格演出を行う遊技機が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−336491号公報
しかしながら、例えば遊技盤面(遊技領域)上において球詰まり状態となっていた遊技球が一気に大入賞口に入球し、イレギュラーな入賞が発生した場合にラウンド遊技が短時間で終了してしまい、昇格演出が実行される前に次のラウンド遊技やエンディング演出に移行する可能性がある。このような場合には、昇格演出が行われないまま大当り遊技が終了して確変状態が開始されることとなり、遊技者に違和感を与えるという問題があった。
また、近年では遊技内容の多様化により、同一機種の遊技機で大当り遊技のラウンド遊技数や1ラウンド当りの遊技条件(大入賞口開放時間、大入賞口規定入賞数など)が異なるといったスペック違いの遊技機が存在する場合がある。このような場合、大当り遊技におけるラウンド遊技数が少ない遊技機では、昇格確定報知を実行する特定のラウンド遊技が実行されない場合があり、1ラウンド当りの長さが短い遊技機では、昇格確定報知が実行される前に特定のラウンド遊技が終了してしまう場合がある。この場合にも、昇格確定報知が行われないまま大当り遊技が終了し、確変遊技が開始されるという問題がある。さらに、スペック違いの遊技機では、それぞれ遊技進行の制御を司る主制御基板における主制御処理が異なり、演出用の副制御基板における副制御処理は共用していることが多いが、昇格確定報知を適切に実行させるために昇格演出の内容を変更すると、副制御処理が共用できなくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は上記点に鑑み、大当り遊技中に昇格演出を行う遊技機において、昇格演出を確実に実行させることを目的とする。さらに、スペック違いの同一機種の遊技機においては、副制御処理を共用可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、
遊技球が入球可能な開放状態と遊技球が入球不可能な閉鎖状態とに変化可能な可変入球装置と、
所定条件の成立により当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の結果が第1大当りまたは第2大当りである場合に、前記可変入球装置を前記開放状態とした後に前記閉鎖状態とするラウンド遊技を複数回実行する特別遊技を開始するとともに、前記当否判定の結果が第1大当りの場合には、前記ラウンド遊技の実行回数が第1所定回数に達するまで前記特別遊技を実行し、前記当否判定の結果が第2大当りの場合には、前記ラウンド遊技の実行回数が前記第1所定回数より多い第2所定回数に達するまで前記特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
記特別遊技が開始された場合に、該特別遊技の開始契機となった前記当否判定の結果が前記第2大当りである可能性を示唆する昇格演出を実行する昇格演出実行手段と、
前記当否判定の結果が前記第2大当りであり、前記特別遊技が開始された場合に、前記昇格演出実行中の所定時期に前記当否判定の結果が前記第2大当りであった旨の昇格確定報知を実行する第1昇格確定報知手段と、
前記当否判定の結果が前記第2大当りであり、前記特別遊技が開始された後、前記第1所定回数のラウンド遊技が終了するまでに、前記第1昇格確定報知手段による前記昇格確定報知が実行されたか否かを示す報知情報を記憶する報知情報記憶手段と、
前記第1所定回数のラウンド遊技が終了してから次のラウンド遊技が開始されるまでのインターバル期間中に、前記報知情報記憶手段により前記昇格確定報知の未実行を示す前記報知情報が記憶されている場合に、前記昇格確定報知を実行する第2昇格確定報知手段とを備えることを特徴としている。
このように、昇格確定報知の実行の有無を示す昇格情報を記憶する報知情報記憶手段を用いることで、第2遊技状態が発生する直前の遊技状態切換時期までに、遊技者が第2遊技状態を認識可能となる前に昇格確定報知を確実に実行することができる。これにより、昇格演出を実行する遊技機において、昇格確定報知を確実に実行することができ、昇格確定報知が実行されないまま第2遊技状態が開始されることを防止して、遊技者に違和感を与えることを防止できる。さらに、同一機種でスペック違いの遊技機においても、昇格確定報知を確実に実行することができるので、昇格演出の内容を変更する必要がなく、同一機種でスペック違いの遊技機における演出制御を行う副制御処理の共用化を図ることができる。
また、本発明によれば、ラウンド遊技の実行回数が少ない第1特別遊技からラウンド遊技の実行回数が多い第2特別遊技に昇格させる昇格演出を特別遊技中に実行する遊技機において、第2特別遊技であることが遊技者に認識可能となるまでに昇格確定報知を確実に実行させることができる。
また、上記した本発明の遊技機において、
遊技者が操作できる演出ボタンを備え、
前記第1昇格確定報知手段は、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作した場合に前記昇格確定報知を実行し、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作しなかった場合に前記昇格確定報知を実行せず、
前記第2昇格確定報知手段は、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作しなかった場合に、前記昇格確定報知を前記インターバル期間中に実行することを特徴とすることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図1〜図9に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する発射手段を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。前面枠4における遊技盤20の周囲には、LED等のランプ類(図示略)が設けられている。これらのランプ類は、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bと、上皿部5の遊技球を下皿部6に排出する球抜きボタン5cとを備えている。皿外縁部5aの上面には、演出ボタン5dや球貸ボタン5e等が設けられている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から下皿部6に遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。下皿部6の左端には灰皿7が設けられている。下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が触れていることを検出する接触検知手段としてのタッチスイッチ8aが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。
また、遊技機1には、遊技状態に応じた効果音等を発生させるためのスピーカ10a〜10dが設けられている。スピーカ10a〜10dは、遊技機1の上部に設けられた上部スピーカ10a、10bと遊技機1の下部に設けられた下部スピーカ10c、10dとからなる。さらに、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技盤20の表面構造について説明する。図2は遊技盤20の正面図である。遊技盤20は、略長方形の木製の板状体であって中枠3に着脱可能に取り付けられているとともに、裏機構盤(図示略)によりその背面側が覆われている。
図2に示すように、遊技盤20には、遊技盤20の表面(盤面)に設けられた外レール22と内レール23とにより略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21内には、中央装置24、普通図柄作動ゲート27、大入賞装置(特別電動役物)33、始動口28、左入賞口34、35、右入賞口36、37、第1装飾部材50、第2装飾部材60等の遊技装置が配設されている。また、遊技領域21には各遊技装置との位置バランスを考慮して多数の障害釘が配設されている。
中央装置(センター役物)24は遊技領域21の略中央部に配置され、演出表示装置25を備えている。本実施例では、演出表示装置25として大型の液晶表示装置を用いており、演出表示装置25の表示領域では各種演出表示が行われる。
大入賞装置33は遊技領域21における中央装置24の下方に配置されている。第1装飾装置50は遊技領域21における大入賞装置33の左側に配置され、第2装飾装置60は遊技領域21における大入賞装置33の右側に配置されており、装飾装置50、60はいわゆるサイド飾りを構成している。また、第1装飾装置50には左入賞口34、35が一体化されており、第2装飾装置60には右入賞口36、37が一体化されている。
普通図柄作動ゲート27は、中央装置24の左側に設けられている。普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s(図3参照)が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過することで、普通図柄が変動開始する。
始動口28は、中央装置24の中央位置の下方に設けられている。始動口28は、遊技盤20の盤面上を流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口が形成された2つの入球口を上下方向に並べて配置したもので、上側に設けられた第1始動口28aと下側に設けられた第2始動口28bとから構成されている。
第1始動口28aは、遊技球受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定の固定始動口として構成された通常始動口となっており、遊技球の入球が常時可能となっている。一方、第2始動口28bはいわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部を備えており、この一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口となっている。この一対の翼片部は、各々左右方向に傾動することで開閉動作を行うものとされており、この開閉動作により、第2始動口28bは一対の翼片部の遊技球受入口の大きさが変化する可変始動口として構成されている。第2始動口28bは、翼片部が開動作することで入球可能性が高い状態となり、翼片部が閉動作することで入球可能性が低い状態となる。普通図柄が当り図柄の組合せで停止表示された場合には、一対の翼片部が開動作して第2始動口28bの遊技球受入口が拡大され、第2始動口28bは普通電動役物として機能する。
始動口28の内部には、遊技球の入球を検知する始動口入球検知スイッチ28s(図3参照)と、翼片部を作動させるための始動口ソレノイド28c(図3参照)とが備えられている。この一対の翼片部が左右に開動作した場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが通常時より拡大され、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となる。一方、一対の翼片部が立設された場合には、第2始動口28bの遊技球受入口の大きさが遊技球の直径より僅かに大きい(遊技球1個が通過可能な)通常の大きさとされ、第2始動口28bは遊技球の入球可能性が小さくなる通常状態(閉鎖状態)となる。遊技球が始動口28a、28bに入球することで、後述の特別図柄が変動開始する。
大入賞装置33は、始動口28の下方に配設されている。ここで、大入賞装置33は、帯状に開口された大入賞口33aと、この大入賞口33aを開放・閉鎖する開閉板33bと、この開閉板33bを開閉するための大入賞口ソレノイド33c(図3参照)と、遊技球の入球を検知する入球検知スイッチ33s(図3参照)とから主に構成されている。
大入賞装置33の左斜め上方と右斜め上方には、左入賞口34〜37が設けられている。これらの内部には、それぞれ入賞口入球検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
第1装飾部材50には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、普通図柄表示部51、普図保留表示部52、特別図柄保留表示部53が構成されている。同様に第2装飾部材60には、複数のLEDが設けられており、これらのLEDの組合せにより、特別図柄表示部61が構成されている。
普通図柄表示部51は、1個のLEDから構成されており、このLEDにより普通図柄の表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄の変動表示及び停止表示が行われる。普通図柄表示部51では、普通図柄作動ゲート27を遊技球が通過することにより普通図柄が変動開始し、所定時間経過後に普通図柄が当り普通図柄の表示態様あるいは外れ普通図柄の表示態様で停止表示される。そして、普通図柄が予め設定された当り普通図柄の表示態様で停止表示すると、第2始動口28bが所定時間(例えば0.1秒)だけ開放される。
本実施例では、普通図柄当否判定用乱数が用意されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した際に、第2始動口28bを作動させるか否かの普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定されており、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したタイミングで取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される。そして、当りと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は、当り普通図柄の表示態様に決定される。一方、外れと判定された場合には、普通図柄表示部51で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄の表示態様に決定される。なお、普通図柄当否判定および普通図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われる。
ここで、普通図柄の保留について説明する。普図保留表示部52には普通図柄保留数が表示され、普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球の数を最大保留数(本実施例では4個)まで保留可能となっている。そして、次回の普通図柄当否判定が行われ普通図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、普通図柄保留数が1個ずつ減少する。普図保留表示部52は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。普通図柄の保留および保留消化は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われ、主制御基板200のCPU200aが本発明の保留手段に相当している。普通図柄の保留に伴って、普通図柄当否判定用乱数が主制御基板200のRAMの所定領域に記憶される。
次に、特別図柄について説明する。特別図柄表示部61は、7個のLEDから構成されており、これらのLEDにより特別図柄が表示される。特別図柄表示部61を構成する各LEDは、点灯および消灯が可能となっており、これら各LEDの点灯および消灯の組合せにより特別図柄の複数の表示態様を表示できる。そして、7個のLEDで表示される特別図柄の組合わせのうち、特定の組合せが当り特別図柄(大当り図柄)の組合せとして設定されており、当り特別図柄以外の組合せが外れ特別図柄(外れ図柄)と設定されている。本実施例では、特別図柄の変動表示を各LEDが点灯と消灯を繰り返す点滅表示で行うものとしている。特別図柄表示部61では、始動口28に遊技球が入球することにより特別図柄が変動開始し、所定時間経過後に特別図柄が大当り図柄の組合せあるいは外れ図柄の組合せで停止表示される。
ここで、特別図柄の保留について説明する。特別図柄保留表示部53は2つのLEDからなり、2個のLEDの消灯、点灯、および点滅を組み合わせることで、4個を上限として保留数を表示することができる。
始動口28に入球した遊技球数は、特別図柄保留数として最大保留数(本実施例では4個)に達するまで保留可能となっており、次回の特別図柄当否判定が行われ特別図柄の変動表示が開始する毎に、未始動回数(保留数)が消化され、特別図柄保留数が1個ずつ減少する。なお、特別図柄の保留および保留消化は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われる。
本実施例では、遊技球が始動口28に入球した際に、特別遊技を開始させるか否かの特別図柄当否判定に用いられる特別図柄当否判定用乱数が用意されている。特別図柄の保留に伴って、特別図柄当否判定用乱数が主制御基板200のRAMの所定領域に記憶される。
これらの特別図柄当否判定用乱数には、予め当否判定用の当り値が設定されており、遊技球が始動口28に入球したタイミングで取得された特別図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に大当りと判定される。そして、特別図柄当否判定の結果が大当りの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄は大当り図柄の組合せに決定され、一方、特別図柄当否判定が外れの場合には、特別図柄表示部61で停止表示される特別図柄が外れ図柄の組合せに決定される。
また、特別図柄当否判定、特別図柄の変動態様の決定、特別図柄の停止図柄の決定は、後述の主制御基板200のCPU200aによって行われるように構成されている。
特別遊技中は、大入賞装置33が作動し、大入賞口33aへの遊技球の入球に応じて、所定数の賞球(例えば、1個の入球に対して15個の賞球)が払い出される。具体的には、特別遊技の開始により、特別遊技実行手段としての主制御基板200のCPU200aが、大入賞装置(特別電動役物)33を連続して作動させ、大入賞口33aを連続して開放状態とする。大入賞装置33の作動開始により、大入賞口33aが開放して遊技球受入状態となる。この遊技球受入状態は、所定の終了条件成立により終了し、開放していた大入賞口33aが閉鎖状態となる。所定の終了条件として、遊技球受入状態の開始後における大入賞口33aの開放時間が所定時間(本実施例では30秒)に達したとき、もしくは遊技球受入状態の開始後、大入賞口33aに入球した遊技球数が所定数(本実施例では10個)に達したときとすることができる。
この遊技球受入状態の開始から終了までを1ラウンド遊技とした場合、特別遊技は、所定回数のラウンド遊技が行われることで終了する。大入賞装置33では、遊技球受入状態が終了してから所定時間(例えば2秒)が経過した後に、大入賞口33aが開放して再び遊技球受入状態となり、次のラウンド遊技が開始される。このような開始から終了までを1ラウンドとするラウンド遊技は、所定の継続ラウンド数(本実施例では15ラウンド)が終了するまで繰り返し継続される。なお、大入賞装置33が本発明の可変入球装置に相当している。
本実施例の遊技機では、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能や開放時間延長機能、確率変動機能が作動する特定遊技(いわゆる時短遊技および確変遊技)が開始される。特別図柄当否判定には、複数種類の大当りが設定されており、特別図柄当否判定の結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、時短遊技が開始され、特別図柄当否判定の結果が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技終了後、確変遊技が開始される。なお、通常大当りが本発明の第1大当りに相当し、時短遊技が本発明の第1遊技状態に相当し、確変大当りが本発明の第2大当りに相当し、確変遊技が本発明の第2遊技状態に相当し、主制御基板200のCPU200aが第1遊技状態発生手段と第2遊技状態発生手段に相当している。
特別図柄の当否判定結果が通常大当り(特別図柄の停止図柄が通常大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、変動時間短縮機能および第2始動口28bの開放時間を延長させる開放時間延長機能が作動開始し、時短遊技が開始される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、主制御基板200のCPU200aの制御により作動または停止されるものであり、変動時間短縮機能には、普通図柄変動時間を短縮させる普通図柄変動時間短縮機能と、特別図柄変動時間を短縮させる特別図柄変動時間短縮機能とが含まれている。また、開放時間延長機能の作動により、第2始動口28bの開放時間は、例えば、通常時「0.1秒」であったのが「4.5秒(1.5秒×3回開放)」に延長される。変動時間短縮機能および開放時間延長機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまでの間、または特別図柄の変動回数が所定回数(本例では100回)に到達するまで作動する。
特別図柄当否判定が確変大当り(特別図柄の停止図柄が確変大当り図柄)の場合には、特別遊技(大当り遊技)の終了後、確率変動機能が作動開始し、確変遊技が開始される。確変遊技は、主制御基板200のCPU200aの制御により実現されるものであり、この確変遊技では、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能に加え、特別図柄当否判定の確率、すなわち特別図柄が大当り図柄で停止表示する確率を変更(向上)させる確率変動機能が作動する通常確変状態と、上記変動時間短縮機能および開放時間延長機能が作動せず、確率変動機能のみが作動する潜伏確変状態とが設定されている。確率変動機能は、特別遊技終了後、次回の特別遊技が開始されるまで作動する。
次に、演出表示装置25で表示される演出図柄について説明する。演出表示装置25の表示領域には、演出図柄を表示する演出図柄表示部25aが設けられている。演出図柄表示部25aの演出図柄は特別図柄表示部61の特別図柄に連動して表示される。
演出図柄表示部25aは、右図柄が表示される右図柄表示領域、中図柄が表示される中図柄表示領域、左図柄が表示される左図柄表示領域からなる3つの図柄表示領域から構成されている。各図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する向き、この場合、上下方向(縦方向)に図柄変動方向が設定されている。各図柄表示領域は、「1」〜「9」からなる図柄をそれぞれ表示可能となっている。
演出図柄は、特別図柄の変動表示開始により変動表示を開始し、特別図柄が何れかの図柄で停止表示されると、演出図柄は特別図柄の停止図柄に応じた図柄で停止表示される。演出図柄では、3桁同一の偶数図柄の組合せが特別図柄の通常大当り図柄に対応し、3桁同一の奇数図柄の組合せが本図柄の確変大当り図柄に対応し、それら以外の図柄の組合せが特別図柄の外れ図柄に対応している。演出図柄の変動態様および停止図柄の決定は、主制御基板200のCPU200aから送信されるコマンドに基づいてサブ制御基板260のCPU260aによって行われるように構成されている。
このように、特別図柄表示部61で表示される特別図柄と、演出表示装置25で表示される3つの演出図柄とは、互いに連動して変動表示および停止表示を行う。そして、演出表示装置25は、図2に示すように特別図柄表示部61よりも目に付き易い位置(遊技盤の略中央)に設けられて、表示画面も大きく、表示内容も分かり易いので、遊技者は演出表示装置25の表示領域を見ながら遊技を行うのが通常である。よって、特別図柄の変動表示および停止表示に連動して演出図柄の変動表示および停止表示を実行するサブ制御基板260のCPU260aおよび演出表示装置25は、遊技者に対して特別図柄当否判定の結果を報知する機能を備えているもので、本発明の判定結果報知手段および図柄表示装置に相当している。
本実施例では、特別遊技中に、遊技者に対して特別図柄当否判定の結果が確変大当りである可能性を示唆する昇格演出が行われる。この昇格演出は、特別図柄当否判定の結果が確変大当りまたは通常大当りの場合に、演出図柄が通常大当り図柄で停止表示して特別遊技が開始されたことを前提条件として行われる。昇格演出は、サブ制御基板260のCPU260aの制御により実行され、演出表示装置25の画面表示を用いて行うことができる。
本実施例では、特別遊技中の予め定められたラウンド遊技を昇格演出実行ラウンドとしており、この昇格演出実行ラウンドにおいて昇格演出が実行される。昇格演出実行ラウンドは、複数のラウンド遊技に設定することもでき、単数のラウンド遊技に設定することもできる。本実施例では、「5ラウンド目・10ラウンド目・15ラウンド目」や「4ラウンド目・8ラウンド目・12ラウンド目」などの複数のラウンド遊技の組合せから乱数抽選で決定される。
特別図柄当否判定の結果が確変大当りの場合には、複数の昇格演出実行ラウンドのうち特定の昇格確定報知ラウンドで、確変大当りへの昇格を成功させる演出を行い、確変が確定したことを報知する昇格確定報知を行う。昇格確定報知ラウンドは、複数の昇格演出実行ラウンドの中から乱数抽選で設定することができる。昇格確定報知は、昇格確定報知ラウンドにおける予め設定された所定報知時期に実行される。
昇格確定報知として、例えば宝箱の中から「確変」等と書かれた宝石が出てくる場面を表示することができ、あるいは登場人物が敵キャラクタと戦闘して勝利し、「確変昇格」や「確率変動」等と書かれた文字が現われる場面を表示することができる。これにより、遊技者はあたかも特別図柄当否判定が通常大当りから確変大当りに昇格したような印象を受け、興趣が向上する。
一方、複数の昇格演出実行ラウンドのうち特定の昇格確定報知ラウンド以外のラウンドでは、昇格演出において昇格を失敗させる演出を行う。特別図柄当否判定の結果が通常大当りの場合には、すべての昇格演出実行ラウンドで昇格を失敗させる演出を行う。昇格を失敗させる演出として、例えば宝箱の中から「通常」または「ハズレ」と書かれたガラスの玉を出す場面を表示することができ、あるいは登場人物が敵キャラクタと戦闘して負けた場合には「残念」と書かれた文字が現れる場面を表示することができる。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図3に基づいて説明する。図3は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電子制御装置は、主制御基板200と、その主制御基板200に接続された副制御基板230、260、280とを含んで構成されている。副制御基板は、払出制御基板(賞球制御基板)230、サブ制御基板260及び演出表示制御基板280から構成される。
各制御基板200、230、260、280には、図示しない主電源から電源が供給されている。また、電源立上げ時には、システムリセット信号が各制御基板200、230、260、280に送信される。なお、本実施例の遊技機1は、電源断時に主制御基板200及び払出制御基板230に作動電圧を供給する図示しないバックアップ電源部(図示略)を備えており、電源断時にも主制御基板200及び払出制御基板230のRAMデータが保持される。
主制御基板200は、遊技の進行を司る主制御手段を構成するものであり、各副制御基板230、260に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御基板230、260、280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。
主制御基板200のCPU200aは、CPUコア、内蔵RAM(以下、単にRAMともいう)、内蔵ROM(以下、単にROMともいう)等を備えており、ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワークエリアとして遊技機1全体の作動制御(遊技の基本進行制御)を司る。また、主制御基板200は、CPU200aが主体となって、ROMに格納された当否判定プログラムにより特別図柄の当否判定を行う当否判定手段を構成している。また、主制御基板200のCPU200aは、特別図柄当否判定を実行する際に、ROMに格納された特別図柄の変動パターンテーブルから特定の変動パターンを決定する。なお、本実施例の主制御基板200のCPU200aの制御周期は4msに設定されている。
主制御基板200には、盤面入力中継基板201と盤面出力中継基板202とが接続されている。盤面入力中継基板201には、普通図柄作動ゲート検知スイッチ27s、始動口入賞検知スイッチ28s、大入賞口入球検知スイッチ33sが接続されており、これらの信号が主制御基板200に入力するように構成されている。盤面出力中継基板202には、普通図柄表示部51、特別図柄表示部61、始動口ソレノイド28c、大入賞口ソレノイド33cが接続されており、主制御基板200からの制御信号が出力される。
払出制御基板230は、主制御基板200のCPU200aと同様の構成を有するCPUを備えている。払出制御基板230には、発射制御基板250、CRユニット13等が接続されている。主制御基板200から払出制御基板230には、賞球払出を指示する賞球指示信号、遊技開始許可を指示する遊技開始許可信号、各種発射制御コマンド等のコマンドが送信される。各種発射制御コマンドには、球送り許可・禁止、発射許可・禁止、遊技開始許可等が含まれている。
サブ制御基板260には、CPU260aや図示しないROM、RAM、入出力ポート等を有する演算回路構成要素とサウンドジェネレータが設けられており、入出力ポートにおいて主制御基板200に接続されている。サブ制御基板260は、各種ランプ類による装飾表示、スピーカ10a〜10dから出力される効果音、演出表示装置25による図柄表示等を用いた演出制御を司るように構成されている。
主制御基板200からサブ制御基板260には、各種ランプ制御コマンド及び各種音声制御コマンドが送信される。主制御基板200から演出表示制御基板280には、サブ制御基板260を介して、演出図柄の表示制御を指示する各種図柄制御制御コマンドが送信される。サブ制御基板260から演出表示制御基板280には、演出表示制御を指示する各種演出表示制御コマンドが同時に送信される。
サブ制御基板260には、演出表示制御基板280が接続されている。演出表示制御基板280には、CPU、RAM、ROM、入出力ポート、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)等を有する演算回路構成要素(図示略)が設けられ、入出力ポートにおいてサブ制御基板260に接続されている。演出表示制御基板280には演出表示装置25が接続されている。演出表示制御基板280は、CPUがROMに格納された制御プログラムに従ってRAMをワークエリアとして演出表示装置25の表示制御を行うように構成されている。演出表示制御基板280のROMには、演出表示装置25で表示される演出用図柄の画像データが格納されている。
サブ制御基板260には、装飾駆動基板261を介して各種LED・ランプ262が接続されている。各種LED・ランプ262は、遊技効果を高めるためのものであり、これらのランプ類はゲームの進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高めている。また、サブ制御基板260にはアンプ基板263が接続されている。アンプ基板263にはスピーカ10a〜10dが接続されている。スピーカ10a〜10dからは、遊技の進行に対応して各種サウンド、音声等が出力される。さらに、サブ制御基板260には、演出ボタン基板264を介して演出ボタン5dが接続されている。サブ制御基板260のCPUは、主制御基板200や演出ボタン5dからの各種指令(演出パターン指定コマンドの受信)に基づいて、各種LED・ランプの点灯・点滅パターンの選択・実行処理や、スピーカ10a〜10dから出力される効果音データの選択・出力処理や、演出表示装置25での演出表示のパターンの選択・実行処理等を行う。
次に、本実施例の遊技機1の作動を図4〜図9のフローチャートに基づいて説明する。図4は、主制御基板200のCPU200aがROMに格納されたプログラムに基づいて実行するメインジョブ(主制御処理)の一例を示している。図4に示すメインジョブ(主制御処理)は、電源投入処理S100を実行した後、遊技開始処理S200、普通図柄遊技処理S300、普通電動役物遊技処理S400、特別図柄遊技処理S500、特別電動役物遊技処理S600の各ステップが、タイマリセットされる毎に繰り返し実行される。電源断発生処理S700は、停電等によって電源断が発生した場合に、使用レジスタやスタックポインタの保存、払出モータの停止等が行われ、システムリセットが発生した場合に電源投入処理S100に移るようになっている。
電源投入処理S100は、電源投入時と電源断発生後の復電時に行われるものであり、電源投入時にはRAM初期化処理等が行われ、電源断復帰時には電源断時の遊技状態に復帰させるための復帰設定等が行われ。遊技開始処理S200では、各種スイッチ状態の検出、各種乱数の更新、賞球制御等が行われる。
普通図柄遊技処理S300では、まず、普通図柄の当否判定を行って、普通図柄表示部51(図2参照)にて普通図柄を当り図柄で停止表示させるか、外れ図柄で停止表示させるかを決定する。次に、普通図柄の変動表示時間を設定した後、普通図柄の変動表示を開始する。そして、変動表示時間が経過すると、決定しておいた図柄で普通図柄を停止表示させ、普通図柄の当り図柄が停止表示された場合には、第2始動口28bの作動を開始させる。普通図柄遊技処理では、以上のようにして、普通図柄の変動表示および停止表示を行い、普通図柄が当り図柄で停止表示された場合には、第2始動口28bを作動させる処理を行う。第2始動口28bが作動すると、一対の翼片部が左右に開動作して、第2始動口28bが開放状態となる。
普通電動役物遊技処理S400では、第2始動口28bを開放状態に維持する開放時間が経過したか否かを判定し、開放時間が経過していない場合には、第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったか否かを判定する。開放状態にある第2始動口28bに規定入賞数の入賞があったと判定されるか、開放状態にある第2始動口28bの開放時間が経過していると判定された場合には、一対の翼片部が閉動作して、第2始動口28bは通常状態となる。
次に、特別図柄遊技処理S500を図5のフローチャートに基づいて説明する。まず、始動口28(第1始動口28aまたは第2始動口28b)に遊技球が入賞したか否かを判定し(S501)、始動口28に入賞したと判定された場合には(S501:YES)、特別図柄表示部61(図2参照)の作動保留数が4未満であるか否かを判定する(S502)。この結果、特別図柄保留数が4未満であると判定された場合には(S502:YES)、特別図柄当否判定用の乱数を記憶する(S503)。
次に、特別遊技中であるか否かを判定する(S504)。この結果、特別遊技中(大当り遊技中)であると判定された場合には(S504:YES)、そのままリターンし、特別遊技中でないと判定された場合には(S504:NO)、特別図柄が変動中であるか否かを判定する(S505)。この結果、特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、後述のS513の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された場合には(S505:NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S506)。特別図柄の停止表示時間中であると判定された場合には(S506:YES)、後述のS516の処理に移行し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合には(S506:NO)、特別図柄保留数がゼロであるか否かを判定する(S507)。
この結果、特別図柄保留数がゼロであると判定された場合には(S507:YES)、そのままリターンし、特別図柄保留数がゼロでないと判定された場合には(S507:NO)、確率変動機能が作動中であるか否かを判定する(S508)。この結果、確率変動機能が作動中であると判定された場合には(S508:YES)、確率変動時の当否判定を行い(S509)、確率変動機能が作動中でないと判定された場合には(S508:NO)、非確率変動時の当否判定を行う(S510)。
次に、特別図柄の変動パターンの決定処理を行う(S511)。この特別図柄変動パターンは、特別図柄の変動時間や、その変動におけるリーチ演出の有無を規定するものである。特別図柄当否判定の結果が確変大当りである場合には、確変大当り用の停止図柄と変動パターンを決定し、特別図柄当否判定の結果が通常大当りである場合には、通常大当り用の停止図柄と変動パターンを決定し、特別図柄当否判定の結果が特定大当りである場合には、特定大当り用の停止図柄と変動パターンを決定する。それら以外の場合には、特別図柄当否判定の結果が外れであり、リーチ演出の有無に応じて外れ停止図柄とその変動パターンを決定する。
次に、第2装飾部材60に設けられた特別図柄表示部61における特別図柄(本図柄)の変動表示を開始するとともに、サブ制御部260に演出パターン指定コマンドを出力し、演出表示装置25における演出図柄の変動を開始する(S512)。演出パターン指定コマンドは、S511で決定された変動パターンを指定するコマンドである。そして、上記S505で特別図柄が変動中であると判定された場合には(S505:YES)、特別図柄の変動時間が経過しているか否かを判定する(図5(b)のS513)。この結果、特別図柄の変動時間が経過していないと判定された場合には(S513:NO)、そのままリターンし、特別図柄の変動時間が経過していると判定された場合には(S513:YES)、特別図柄の変動を停止し(S514)、特別図柄の停止図柄表示時間を設定する(S515)。
次に、特別図柄の停止図柄表示時間が経過したか否かを判定する(S516)。この結果、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していないと判定された場合には(S516:NO)、そのままリターンし、特別図柄の停止図柄表示時間が経過していると判定された場合には(S516:YES)、特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであるか否かを判定する(S517)。この結果、特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せであると判定された場合には(S517:YES)、特別遊技(大当り遊技)を開始させる(S518)。
次に、確率変動機能が作動中であるか否かを判定し(S520)、確率変動機能が作動中であると判定された場合は(S520:YES)、特別遊技の開始に伴って、確率変動機能を作動停止させ(S521)、変動時間短縮機能を作動停止させ(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
上記S517で特別図柄の停止図柄が大当り図柄の組合せでないと判定された場合には(S517:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S524)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S524:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S524:YES)、特別図柄の変動回数を計数し(S525)、変動回数が予め設定された変動回数(本例では100回)に到達したか否かを判定する(S526)。この結果、変動回数が予め設定された変動回数(100回)に到達していないと判定された場合には(S526:NO)、そのままリターンし、変動回数が予め設定された変動回数(100回)に到達したと判定された場合には(S526:YES)、変動時間短縮機能を作動停止させるとともに(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
上記S520で確率変動機能が作動中でないと判定された場合は(S520:NO)、変動時間短縮機能が作動中であるか否かを判定する(S527)。この結果、変動時間短縮機能作動中でないと判定された場合は(S527:NO)、そのままリターンし、変動時間短縮機能作動中であると判定された場合は(S527:YES)、特別遊技の開始に伴って変動時間短縮機能を作動停止させるとともに(S522)、開放時間延長機能を作動停止させる(S523)。
次に、特別電動役物遊技処理S600について図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、特別遊技中(大当り遊技中)であるか否かを判定し(S601)、特別遊技中でないと判定された場合には(S601:NO)、そのままリターンし、特別遊技中であると判定された場合には(S601:YES)、大入賞口33aが開放中であるか否かを判定する(S602)。この結果、大入賞口33aが開放中であると判定された場合には(S602:YES)、大入賞口33aの開放時間が経過したか否かを判定し(S603)、大入賞口33aの開放時間が経過していないと判定された場合には(S603:NO)、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞したか否かを判定する(S604)。
この結果、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞していないと判定された場合には(S604:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aに最大入賞数の遊技球が入賞していると判定された場合(S604:YES)または大入賞口33aの開放時間が経過していると判定された場合には(S603:YES)、大入賞口33aを閉鎖する(S605)。
上記S602で、大入賞口33aが開放中でないと判定された場合には(S602:NO)、特別遊技におけるラウンド遊技の実行回数(以下、ラウンド数ともいう)が所定回数に達したか否かを判定する(S606)。この結果、特別遊技のラウンド数が所定回数に達していないと判定された場合には(S606:NO)、大入賞口33aの閉鎖時間(インターバル期間)が経過しているか否かを判定し(S607)、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していないと判定された場合には(S607:NO)、そのままリターンし、大入賞口33aの閉鎖時間が経過していると判定された場合には(S607:YES)、大入賞口33aを開放させる(S608)。
上記S606で、特別遊技のラウンド数が所定回数に達していると判定された場合には(S606:YES)、特別遊技を終了する(S609)。そして、特別遊技の開始契機となった特別図柄当否判定の結果(大当り図柄の種類)が確変大当りか否かを判定する(S610)。この結果、特別図柄当否判定の結果が確変大当りであると判定された場合には(S610:YES)、確率変動機能を作動開始させ(S611)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S612)、開放時間延長機能を作動開始させる(S613)。
上記S610で、特別図柄当否判定の結果が確変大当りでないと判定された場合には(S610:NO)、変動時間短縮機能を作動開始させ(S612)、開放時間延長機能を作動開始させる(S613)。
次に、サブ制御基板260のCPU260aがROMに格納された制御プログラムにしたがって実行するサブ制御処理(副制御処理)のうち昇格演出制御処理を図7〜図9に基づいて説明する。図7は昇格演出設定処理の流れを示すフローチャートであり、図8は昇格演出実行処理の流れを示すフローチャートであり、図9は昇格演出終了処理の流れを示すフローチャートである。図7〜図9に示す各フローチャートは、サブ制御基板260のCPU260aが実行する図示しないメインルーチン(副制御処理)のサブルーチンとして実行される。
まず、昇格演出設定処理を図7に基づいて説明する。まず、特別遊技が開始されたか否かを判定する(S800)。これは、主制御基板200のCPU200aから特別遊技開始時に送信される大当りファンファーレコマンド(大当り遊技開始画面指定コマンド)を受信したか否かで判定することができる。この結果、特別遊技が開始されていないと判定された場合には(S800:NO)、そのままリターンし、特別遊技が開始されたと判定された場合には(S800:YES)、昇格演出を行うか否かを判定する(S801)。昇格演出の実行は、演出表示装置25において演出図柄が「通常大当り図柄」で停止表示されたことを契機として、今回の特別遊技が開始されていることが前提条件となる。つまり、少なくとも、今回の特別遊技の開始時に停止表示されていた演出図柄が「通常大当り図柄」であることが、昇格演出の実行条件となる。
この結果、昇格演出を行わないと判定された場合には(S801:NO)、そのままリターンし、昇格演出を行うと判定された場合には(S801:YES)、昇格演出が最終的に確変大当りに昇格する演出を行う確変昇格演出パターンか否かを判定する(S802)。これは、特別図柄表示部61に停止表示された特別図柄が確変大当り図柄(特別図柄当否判定が確変大当り)であるか否かにより判定することができる。
この結果、確変昇格演出パターンであると判定された場合には(S802:YES)、昇格演出を実行する昇格演出実行ラウンドと、確変昇格(確変確定)の報知を実行する昇格確定報知ラウンドを乱数抽選により決定する(S803)。一方、確変昇格演出パターンでないと判定された場合には(S802:NO)、昇格確定報知を実行する必要がないので、昇格演出実行ラウンドのみを決定する(S803)。
次に、昇格演出実行処理を図8に基づいて説明する。まず、特別遊技においてラウンド遊技の開始タイミングか否かを判定する(S900)。これは、特別遊技中の各ラウンド遊技が開始される毎に主制御基板200のCPU200aから送信されるラウンド数指定コマンドを、サブ制御基板260のCPU260aが受信したか否かにより判定することができる。
この結果、ラウンド遊技の開始タイミングでないと判定された場合には(S900:NO)、そのままリターンし、ラウンド遊技の開始タイミングであると判定された場合には(S900:YES)、その開始されるラウンド遊技(今回のラウンド遊技)が、S803またはS804で決定された昇格演出実行ラウンドか否かを判定する(S901)。
この結果、今回のラウンド遊技が昇格演出実行ラウンドでないと判定された場合には(S901:NO)、そのままリターンし、昇格演出実行ラウンドであると判定された場合には(S901:YES)、昇格確定報知フラグが設定されているか否かを判定する(S902)。「昇格確定報知フラグ」は、昇格確定報知が実行された場合に後述のS907で設定されるものである。
この結果、昇格確定報知フラグが設定されていると判定された場合には(S902:YES)、既に確変昇格報知が終了しているので、昇格演出を実行する必要がなく、そのままリターンする。一方、昇格確定報知フラグが設定されていないと判定された場合には(S902:NO)、昇格演出を開始する(S903)。
次に、昇格演出実行ラウンドである今回のラウンド遊技が昇格確定報知ラウンドであるか否かを判定する(S904)。この結果、昇格確定報知ラウンドであると判定された場合には(S904:YES)、報知条件が成立したか否かを判定する(S905)。ここで「報知条件」とは、昇格確定報知ラウンドにおいて昇格確定報知が実行可能となる条件であり、本実施例では昇格確定報知ラウンドにおける所定報知時期が到来することで、報知条件が成立する。本実施例では、今回のラウンド遊技が開始されてから所定時間(例えば15秒)が経過した時点を「所定報知時期」としている。
この結果、報知条件が成立したと判定された場合には(S905:YES)、演出表示装置25の表示領域に昇格が確定したことを示す昇格確定報知画面を表示し(S906)、昇格確定報知フラグを設定する(S907)。一方、報知条件が成立しないと判定された場合には(S905:NO)、そのままリターンする。ここで、昇格確定報知ラウンドに相当する全てのラウンド遊技において、上述の「所定報知時期」が到来する前に(報知条件未成立の状態で)当該ラウンド遊技が終了し、そのまま特別遊技が終了した場合には、昇格確定報知が実行されず、昇格確定報知フラグが設定されないこととなる。
一方、昇格確定報知ラウンドでないと判定された場合には(S904:NO)、演出表示装置25の表示領域に昇格に失敗したこと(昇格しないこと)を示す昇格失敗画面を表示する(S908)。
次に、昇格演出終了処理を図9に基づいて説明する。まず、特別遊技が終了するか否かを判定する(S1000)。これは、特別遊技終了時に主制御基板200のCPU200aから送信される大当りエンディングコマンド(大当り遊技終了画面(エンディング画面)指定コマンド)を、サブ制御基板260のCPU260aが受信したか否かにより判定することができる。
この結果、特別遊技が終了しないと判定された場合には(S1000:NO)、そのままリターンする。一方、特別遊技が終了すると判定された場合には(S1000:YES)、今回の特別遊技の開始契機となった大当りが確変大当りか否かを判定する(S1001)。
この結果、確変大当りであると判定された場合には(S1001:YES)、昇格確定報知フラグが設定されているか否かを判定する(S1002)。この結果、昇格確定報知フラグが設定されていると判定された場合には(S1002:YES)、特別遊技中に確変昇格演出(昇格確定報知)が実行されているので、演出表示装置25の表示領域で確変エンディング画面を表示し(S1003)、昇格確定報知フラグをクリアする(S1004)。「確変エンディング画面」は、これから確変遊技が開始されることを報知する大当りエンディング画面である。
一方、昇格確定報知フラグが設定されていないと判定された場合には(S1002:NO)、特別遊技中に確変昇格演出が実行されていないので、演出表示装置25の表示領域でエンディング昇格画面を表示する(S1005)。「エンディング昇格画面」は、昇格確定報知を行う大当りエンディング画面である。つまり、S1001の処理で「確変大当り」であると判定されたにもかかわらず、S1002の処理で「昇格確定報知フラグが設定されていない」と判定されるのは、今回の特別遊技における昇格確定報知ラウンドに相当する全てのラウンド遊技が、上述の「所定報知時期」を迎えることなく終了(報知条件未成立の状態で終了)したからである。このような場合、遊技者は、特別遊技が終了するまで、この特別遊技終了後に確変遊技が開始されることを認識していないこととなる。このような状況下で確変遊技が開始されると、遊技者にとっては確変遊技がなぜ開始されたのか理解に苦しむこととなり、遊技者はそのことに違和感を抱く虞がある。そこで、このような場合には、特別遊技の終了を示すエンディング画面として「エンディング昇格画面」を演出表示装置25の表示領域に表示し、この「エンディング昇格画面」により昇格確定報知を伴う昇格演出を実行する。これにより、特別遊技中に昇格確定報知が実行されなかったとしても、特別遊技終了時に昇格確定報知を実行することができ、遊技者に違和感を与えることなく確変遊技を開始させることができる。
なお、昇格確定報知の実行有無に関係なく、特別遊技が終了すると確変遊技が開始されるので、この特別遊技終了から確変遊技開始までの期間が「遊技状態切換時期」となる。そして、本実施例では、特別遊技中に昇格確定報知が実行されなかった場合には、「特別遊技終了から確変遊技開始まで期間(遊技状態切換時期)」において、昇格確定報知を必ず実行することができる。
一方、上記S1001の判定処理で確変大当りではないと判定された場合には(S1001:NO)、演出表示装置25の表示領域で通常エンディング画面を表示する(S1006)。「通常エンディング画面」は、これから通常遊技(時短遊技)が開始されることを報知する大当りエンディング画面である。
なお、サブ制御基板260のCPU260aが本発明の昇格演出実行手段、第1昇格確定報知手段、第2昇格確定報知手段、報知情報記憶手段に相当している。具体的には、サブ制御基板260のCPU260aが実行するS903の処理が昇格演出実行手段に相当し、S906の処理が第1昇格確定報知手段に相当し、S1005の処理が第2昇格確定報知手段に相当し、S907の処理が報知情報記憶手段に相当している。
以上のように、大当り遊技中に昇格演出を実行する遊技機において、大当り遊技中における昇格確定報知の実行の有無を示す昇格確定報知フラグを用いることで、大当り遊技中に昇格確定報知が実行されなかった場合であっても、エンディング演出中に昇格確定報知を実行することができる。これにより、昇格演出を実行する遊技機において、昇格確定報知を確実に実行することができ、昇格確定報知が実行されないまま確変遊技が開始されることを防止して、遊技者に違和感を与えることを防止できる。さらに、昇格確定報知フラグを用いることで、すでに昇格確定報知が行われた後で、再度昇格確定報知を行うことを防止でき、無駄な昇格確定報知が行われることを防止できる。
また、以上の構成を採用することで、同一機種でスペック違いの遊技機、例えば、大当り遊技のラウンド数が「15ラウンド」のスペックAと「7ラウンド」のスペックB、大入賞口33bの1ラウンド当りの開放時間が「27秒」のスペックCと「15秒」のスペックD、大入賞口33bの1ラウンド当りの規定入賞数が「10個」のスペックEと「5個」のスペックDなど、大当り遊技のラウンド数や1ラウンド当りの遊技条件が異なる場合であっても、昇格確定報知を確実に実行することができる。この結果、大当り遊技のラウンド数や1ラウンド当りの遊技条件が異なるといった同一機種でスペック違いの遊技機であっても、その遊技機間で昇格演出の内容を変更する必要がなく、その遊技機間でサブ制御基板260のCPU260aによって実行されるサブ制御処理(副制御処理)の共用化を図ることができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について説明する。
上記第1実施例では、昇格確定報知を昇格確定報知ラウンドにおける固定時期に実行するように構成したが、本第2実施例では、昇格確定報知の実行時期が遊技者による演出ボタン5dの操作状況により決定される。このため、昇格確定報知は昇格確定報知ラウンドにおける任意の時期に実行されることとなる。
具体的には、昇格確定報知ラウンドにおいて昇格演出実行中に遊技者が演出ボタン5d(図1参照)を操作(押下)したときに昇格確定報知が実行されるように構成されている。つまり、昇格確定報知ラウンドで遊技者が演出ボタン5dを操作した時点で、上記S905の判定処理(図8参照)で「報知条件」が成立し、演出表示装置25に昇格確定報知画面が表示され(S906)、昇格確定報知フラグが設定される(S907)。
昇格確定報知ラウンドで遊技者が演出ボタン5dを操作しなかった場合には、上記S905の判定処理で「報知条件」が成立せず、昇格確定報知が実行されず、昇格確定報知フラグが設定されない。この場合には、特別遊技終了時(大当り遊技終了時)にエンディング昇格画面が表示され(S1005)、エンディング演出中に昇格確定報知が実行される(図10参照)。
以上の構成では、昇格確定報知が昇格確定報知ラウンドにおける任意の時期に実行されるが、遊技者が演出ボタン5dを操作せず、昇格確定報知が実行されなかった場合には、昇格確定報知フラグが設定されないので、エンディング演出中に昇格確定報知を行うことができる。このように昇格確定報知フラグを用いることで、昇格確定報知の実行時期を任意に設定でき、昇格演出の内容を多様化することができる。
さらに、特別図柄当否判定の結果が確変大当りであって、演出表示装置25に「通常大当り図柄」が停止表示された場合には、それを契機として開始された特別遊技における所定のラウンド遊技(確変昇格報知ラウンド)で、演出ボタン5dの操作により昇格確定報知が実行されるので、あたかも演出ボタン5dを操作した場合の方が確変遊技が開始される可能性が高くなるような印象を遊技者に与えることができる。これにより、演出ボタン5dの操作を昇格演出に反映させることができ、演出ボタン5dを有効活用することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施例では、昇格演出として、特別図柄当否判定の結果が通常大当りから確変大当りに昇格したかの様に遊技者に思わせる確変昇格演出を行うように構成したが、これに限定されず、異なる内容の昇格演出を行うように構成してもよい。
例えば、「50回」の第1時短遊技と、時短回数が「100回」の第2時短遊技を設定し、特別図柄当否判定手段による当否判定で「第1大当り」となった場合に、特別遊技終了後、第1遊技状態としての第1時短遊技を開始させ、特別図柄当否判定手段による当否判定で「第2大当り」となった場合に、特別遊技終了後、第2遊技状態としての第2時短遊技を開始させるように構成することができる。この場合には、昇格確定報知で第1時短遊技から第2時短遊技に昇格する旨を報知することとなり、上記実施例と同様、特別遊技が終了するまでに昇格確定報知を実行できなかった場合(特別遊技終了時に昇格確定報知フラグが設定されてない場合)には、特別遊技終了を示すエンディング演出で昇格確定報知を行えばよい。
また、例えばラウンド数が「7」の第1特別遊技とラウンド数が「15」の第2特別遊技とを設定し、特別図柄当否判定手段による当否判定で「第1大当り」となった場合に、第1遊技状態としての第1特別遊技を開始させ、特別図柄当否判定手段による当否判定で「第2大当り」となった場合に、第2遊技状態としての第2特別遊技を開始させるように構成することができる。この場合には、昇格確定報知で第1特別遊技から第2特別遊技に昇格する旨を報知することとなるが、遊技者が第2特別遊技であることを認識可能となるまでに昇格確定報知を実行する必要がある。このため、第1特別遊技が終了するまで、すなわち7ラウンド目のラウンド遊技が終了するまでに昇格確定報知を実行する必要がある。ところが、7ラウンド目のラウンド遊技が終了するまでに昇格確定報知を実行できなかった場合には、7ラウンド目のラウンド遊技終了時に昇格確定報知フラグが設定されていないこととなる。この昇格確定報知フラグの設定状況を、7ラウンド目のラウンド遊技が終了し8ラウンド目のラウンド遊技が開始されるまでのインターバル期間中に参照することで、このインターバル期間中に演出表示装置25に表示される「インターバル画面(ラウンド間演出)」で、昇格確定報知を実行することができる。
本発明を適用した実施例に係る遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 メインジョブの流れを示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理の流れを示すフローチャートである。 特別図柄遊技処理の流れを示すフローチャートである。 特別電動役物遊技処理の流れを示すフローチャートである。 昇格演出設定処理の流れを示すフローチャートである。 昇格演出実行処理の流れを示すフローチャートである。 昇格演出終了処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…遊技機、25…演出表示装置、28…始動口、33…大入賞装置、200…主制御基板(特別遊技実行手段、第1遊技状態発生手段、第2遊技状態発生手段)、260…サブ制御基板(昇格演出実行手段、第1昇格確定報知手段、第2昇格確定報知手段、報知情報記憶手段)。

Claims (2)

  1. 遊技球が入球可能な開放状態と遊技球が入球不可能な閉鎖状態とに変化可能な可変入球装置と、
    所定条件の成立により当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定の結果が第1大当りまたは第2大当りである場合に、前記可変入球装置を前記開放状態とした後に前記閉鎖状態とするラウンド遊技を複数回実行する特別遊技を開始するとともに、前記当否判定の結果が第1大当りの場合には、前記ラウンド遊技の実行回数が第1所定回数に達するまで前記特別遊技を実行し、前記当否判定の結果が第2大当りの場合には、前記ラウンド遊技の実行回数が前記第1所定回数より多い第2所定回数に達するまで前記特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    記特別遊技が開始された場合に、該特別遊技の開始契機となった前記当否判定の結果が前記第2大当りである可能性を示唆する昇格演出を実行する昇格演出実行手段と、
    前記当否判定の結果が前記第2大当りであり、前記特別遊技が開始された場合に、前記昇格演出実行中の所定時期に前記当否判定の結果が前記第2大当りであった旨の昇格確定報知を実行する第1昇格確定報知手段と、
    前記当否判定の結果が前記第2大当りであり、前記特別遊技が開始された後、前記第1所定回数のラウンド遊技が終了するまでに、前記第1昇格確定報知手段による前記昇格確定報知が実行されたか否かを示す報知情報を記憶する報知情報記憶手段と、
    前記第1所定回数のラウンド遊技が終了してから次のラウンド遊技が開始されるまでのインターバル期間中に、前記報知情報記憶手段により前記昇格確定報知の未実行を示す前記報知情報が記憶されている場合に、前記昇格確定報知を実行する第2昇格確定報知手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技者が操作できる演出ボタンを備え、
    前記第1昇格確定報知手段は、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作した場合に前記昇格確定報知を実行し、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作しなかった場合に前記昇格確定報知を実行せず、
    前記第2昇格確定報知手段は、前記当否判定の結果が前記第2大当りである場合であって、かつ前記昇格演出実行中の所定時期に遊技者が前記演出ボタンを操作しなかった場合に、前記昇格確定報知を前記インターバル期間中に実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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