JP4871193B2 - グロープラグ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンや燃料の予熱などに使用するグロープラグ及びその製造方法に関する。
ディーゼルエンジンや燃料の予熱などに使用するグロープラグとしては、一般に、先端部の閉じた金属製のシースチューブ内に、発熱体としてのコイル部材を絶縁粉末とともに封入したシースヒータを用いるものが知られている。
シースチューブ内に配設されたコイル部材は、その先端部がシースチューブの先端に接合され、その後端部が、シースチューブ後部に挿入された通電端子軸の先端に接合されており、当該通電端子軸を介して通電されることにより発熱する。
上記シースヒータは一般的に以下のように製造される。先ず円筒状のチューブの先端をテーパ状に縮径する一方、通電端子軸の先端に接続されたコイル部材をチューブ内に配置する。そして、チューブの先端部にコイル部材の一端を溶接するとともにチューブ先端を閉塞する。その後、チューブ内にマグネシア等の絶縁粉末を充填し、チューブの後端を通電端子軸との間で封止部材により封止した状態でスウェージング加工を施す。このようにして得られたシースヒータを主体金具に突出状態で組付けることにより、グロープラグが完成する。
上記スウェージング加工では、一般的に、ダイス間にチューブの先端側を挿入するとともにスウェージングを開始し、そのチューブをダイス間に押し込むことにより、チューブを先端側から後端側まで後端方向に向かってスウェージングする正方向スウェージングや、ダイス間にチューブを先端側から後端側まで挿入した後、そのチューブをダイス間から引き抜くことにより、チューブを後端側から先端側まで先端方向に向かってスウェージングする逆方向スウェージングなどが行われる。逆方向スウェージングが行われた場合、チューブ先端部近傍においてはチューブ内の絶縁粉末が先端側へ向かって移動するため、正方向スウェージングのみが行われた場合に比べ、チューブ先端部近傍における絶縁粉末の充填密度を高くすることができ、チューブ先端側の熱伝導性の良いシースヒータを製造できる。
しかしながら、コイル部材は比較的柔らかいため、従来では、スウェージング加工を行った際に、コイル部材が途中で曲がってしまったり、偏芯してしまうおそれがあった。場合によっては、コイル部材の巻線ピッチが不均一になることもあった。また、コイル部材の曲がりが大きいと、シースチューブとコイル部材とが接触し通電時に短絡してしまうため、設定温度に達しないなどの不具合が発生するおそれがあった。一方、各コイル部材毎の巻線ピッチの不均一さにより各グロープラグ毎のヒータ昇温特性に大きなバラツキが生じるおそれもあった。
これに対し、近年では、スウェージング加工に先立ってコイル部材内に棒状の絶縁体を挿通することで、シースチューブ内の充填密度を高め、上記不具合の発生を抑制することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
但し、図4に示すシースヒータ50のように、棒状の絶縁体51をコイル部材52内に挿通した場合でも、当該絶縁体51が比較的細径のものであると、コイル部材52の内周部とのクリアランスが比較的大きくなり、上記同様にコイル部材52が大きく曲がるおそれがあるため、図5に示すようにコイル部材52の内周部とのクリアランスが無くなる又は小さくなるよう、比較的太径の絶縁体61を用いることが好ましい。
特開2004−340562号公報
しかしながら、図5に示すように、一般的なコイル部材52の先端部近傍は、シースチューブ53の先端側テーパ部53aと接触しないように、テーパ状に縮径されている。そのため、太径の絶縁体61を用いた場合には、コイル部材52の曲がりは小さくできるものの、当該絶縁体61をコイル部材52のテーパ状縮径部52a内の先の方まで挿入できないこととなる。この場合、コイル部材52の先端部近傍は、絶縁粉末のみが充填されることとなり、充填密度が比較的低い状態となる。絶縁体61が挿通されていないこの部位にスウェージング加工が行われると、この部位では局部的にコイル部材52の変形量が大きくなったり太さが不均一となったりするおそれがある。これは、スウェージング加工によりシースチューブが変形し、この変形による絶縁粉末の移動に伴って生じる応力がコイル部材に及ぶことが主たる原因として考えられる。コイル部材が局部的に大きく変形すると太さが不均一となり、特に細い部分では抵抗値が大きくなって局部発熱するおそれがあり、早期断線の原因となりうる。このような不具合は、特に上述したような逆方向スウェージングが行われ、チューブ先端部近傍においてチューブ内の絶縁粉末が先端側へ向かって移動する際に発生するおそれが高い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイル部材の不均一な変形や偏芯等を抑制し、耐久性の向上を図るとともに、ヒータ昇温特性のバラツキを抑制することのできるグロープラグ及びその製造方法を提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各構成を項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果等を付記する。
構成1.本構成のグロープラグの製造方法は、
軸線方向に延びる筒状のシースチューブ内に、抵抗発熱線よりなるコイル部材をその軸線に沿って配置する配置工程と、
前記シースチューブの先端を閉塞させるとともに当該先端部に前記コイル部材の先端を接合する接合工程と、
絶縁性材料よりなる棒状の絶縁体を前記コイル部材に挿通する挿通工程と、
前記シースチューブ内に絶縁粉末を充填する充填工程と、
前記シースチューブにスウェージング加工を施すスウェージング工程とを経て
前記コイル部材として、
一定の内径を持つ第1コイル一般部、及び当該第1コイル一般部よりも先端側に、先端側に向かうにつれ縮径しかつ前記シースチューブの先端部に接合されるテーパ状縮径部を有する第1コイルと、
当該第1コイルの後端側に直列に接続され一定の内径を持つ第2コイル一般部を有する第2コイルと
を備えたグロープラグを製造するグロープラグの製造方法であって、
前記絶縁体を、外径が軸線方向において一定となる直棒状をなし、その外径が前記第1コイルのテーパ状縮径部の最大内径よりも小さくかつ最小内径よりも大きくするとともに、
前記スウェージング工程において、前記スウェージング加工が施される被加工区間のうちの先端側端部位置が、前記絶縁体の先端部の位置又はそれよりも後端側となるようスウェージング加工を行うことを特徴とする。
上記構成1のグロープラグの製造方法によれば、コイル部材に絶縁体を挿通することにより、スウェージング加工時はもちろんのこと、当該スウェージング加工に先立ってコイル部材をチューブ内に配置する工程や、チューブ先端にコイル部材を溶接する工程などにおいて、コイル部材が自重により倒れるなどの不具合を防止し、コイル部材の偏芯やコイル曲がり等を低減することができる。結果として、溶接時やスウェージング加工時の製造バラツキ等によりシースチューブとコイル部材とが接触して短絡が発生するおそれを低減することができる。ひいては、ヒータ昇温特性のバラツキを抑制することができる。
また、コイル部材に挿通される絶縁体として、その外径がコイル部材(第1コイル)のテーパ状縮径部の最大内径よりも小さくかつ最小内径よりも大きいものを用いることによって、外径が一定の直棒状の絶縁体を用いつつも、絶縁体をテーパ状縮径部の内側まで挿通することができる。これにより、スウェージング加工に先立って、コイル部材の先端部近傍の充填密度を高めることができる。さらには、スウェージング加工が施される被加工区間のうちの先端側端部位置又はそれよりも先端側まで絶縁体の先端部が挿入される。従って、第1コイル一般部及び第2コイル一般部は勿論のこと、先端寄り部位である第1コイルのテーパ状縮径部においても、スウェージング加工によるコイル部材の不均一な変形やコイルの太さが不均一となること、さらに偏芯をも抑制することができる。ひいては、早期断線の不具合を抑制し、耐久性の向上を図ることができる。このような作用効果は、スウェージング工程において、チューブの後端側から先端側まで先端方向に向かってスウェージングが行われ、コイル部材の先端部近傍においてチューブ内の絶縁粉末が先端側へ向かって移動するような場合により奏効する。上述した第1コイル一般部及び第2コイル一般部とは、それぞれ軸線方向に沿って均一に延び、一定の内径を持つ部位を指す。従って、第1コイルのテーパ状縮径部の最大内径は、第1コイル一般部の内径と同じになる。また、テーパ状縮径部の最小内径とは、テーパ状縮径部のうち、最も軸線方向先端側に位置する部位(最先端部)を始点として1巻目の抵抗発熱線により画定される部位の内径を指す。
尚、仮にスウェージング加工の際にチューブ内で絶縁体が粉々に折れてしまったとしても、当該加工時に絶縁体がコイル部材内に挿通されていることにより、当該加工によるコイル部材への影響は極力抑えられる。
さらに、直棒状の絶縁体を用いることにより、例えば第1コイルのテーパ状縮径部に合わせて、絶縁体の先端部をテーパ状にしたり、一般部よりも細径にしたりといった加工を施さなくともよいため、製造コストの増大を抑制することができる。ひいては、コイル部材への絶縁体の挿通作業を行う際に、前記テーパ部や細径部を確認するといった絶縁体の方向選別作業が不要であるため、作業性の低下が抑制される。
また、絶縁体の外径が、テーパ状縮径部の最大内径すなわち第1コイル一般部の内径よりも小径となっていることから、コイル部材への絶縁体の挿通作業を比較的スムーズに行うことができる。このように、絶縁体の挿通作業を円滑に行ったり、テーパ状縮径部の内側まで絶縁体を挿通するには、絶縁体とコイル部材と間にある程度のクリアランスが必要であるため、以下の構成2とすることがより好ましい。
構成2.本構成のグロープラグの製造方法は、上記構成1において、
前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をAとしたとき、
0.05≦A
の関係を満たすことを特徴とする。
上記構成2とすることで、より確実に絶縁体をテーパ状縮径部の内側まで挿通でき、コイル部材の先端部近傍における不均一な変形等を抑制することができる。結果として、早期断線を抑制する効果、ひいては耐久性を向上する効果をより確実なものとすることができる。
逆に、絶縁体が細すぎると、第1コイル一般部及び第2コイル一般部、特に第2コイル一般部とのクリアランスが大きくなって、コイル部材が曲がりやすくなり、絶縁体を挿通する効果が薄れるため、以下の構成3とすることがより好ましい。
構成3.本構成のグロープラグの製造方法は、上記構成1又は2において、
前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をBとしたとき、
B≦0.15
の関係を満たすことを特徴とする。
上記構成3とすれば、絶縁体とコイル部材とのクリアランスを比較的小さく抑えることができ、より確実にコイル部材の曲がりを抑制することができる。結果として、シースチューブとコイル部材との短絡を抑制する効果、ひいてはヒータ昇温特性のバラツキを抑制する効果をより確実なものとすることができる。
構成4.本構成のグロープラグの製造方法は、上記構成1乃至3のいずれか1つにおいて、
前記第1コイルの線径が前記第2コイルの線径よりも大きいことを特徴とする。
上記構成4のように、第1コイルの線径をより太くすることで、当該第1コイルの剛性を高め、コイル部材の先端部近傍における不均一な変形等をより確実に抑制することができる。
構成5.本構成のグロープラグの製造方法は、上記構成1乃至4のいずれか1つにおいて、
前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径よりも前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径が大きいことを特徴とする。
上記構成5のような場合に、上記種々の構成の作用効果がより奏効することとなる。
構成6.本構成のグロープラグは、
軸線方向に延び、先端部が閉塞した筒状のシースチューブと、
抵抗発熱線よりなり、前記シースチューブ内にその軸線に沿って配置されるとともに、前記シースチューブの先端に接合されたコイル部材と、
絶縁性材料よりなり、前記コイル部材に挿通される棒状の絶縁体と、
前記シースチューブ内に充填される絶縁粉末とを有し、
スウェージング加工を経て形成されるグロープラグであって、
前記コイル部材は、
一定の内径を持つ第1コイル一般部、及び当該第1コイル一般部よりも先端側に、先端側に向かうにつれ縮径しかつ前記シースチューブの先端部に接合されるテーパ状縮径部を有する第1コイルと、
当該第1コイルの後端側に直列に接続され一定の内径を持つ第2コイル一般部を有する第2コイルとを備え、
前記絶縁体は、外径が軸線方向において一定となる直棒状をなし、その外径が前記第1コイルのテーパ状縮径部の最大内径よりも小さくかつ最小内径よりも大きく構成され、
前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をAとしたとき、
0.05≦A
の関係を満たすとともに、
前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をBとしたとき、
B≦0.15
の関係を満たし、
前記絶縁体の先端部が、前記テーパ状縮径部の内側まで挿通された状態となり、前記スウェージング加工が施される被加工区間のうちの先端側端部位置又はそれよりも先端側に位置していることを特徴とする。
上記構成6によれば、上記構成1等の製造方法により製造されるグロープラグと同様の作用効果が奏される。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、本発明により製造されるグロープラグの一例を示す全体図であり、図1(b)はその縦断面図である。
図1(a),(b)に示すように、グロープラグ1は、筒状の主体金具2と、主体金具2に固定されたシースヒータ3とを備えている。
主体金具2は、軸線C方向に貫通する軸孔4を有するとともに、その外周面には、ディーゼルエンジンへの取付用のねじ部5と、トルクレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部6とが形成されている。
シースヒータ3は、シースチューブ7と通電端子軸8とが軸線C方向に一体化されて構成されている。
図2に示すように、シースチューブ7は、先端部が閉じた金属製(例えばステンレス鋼等)のチューブであって、その内側には、チューブ先端に接合された発熱コイル9と、当該発熱コイル9の後端に直列接続された制御コイル10とが封入されている。つまり、本実施形態では、発熱コイル9が第1コイルに相当するとともに、制御コイル10が第2コイルに相当し、両コイル9,10によりコイル部材が構成される。
さらに、シースチューブ7内には、発熱コイル9及び制御コイル10の内側に酸化アルミニウム(アルミナ)等の絶縁性材料からなる棒状の絶縁体11が挿通されるとともに、これらの隙間を埋めるように酸化マグネシウム(マグネシア)粉末等からなる絶縁粉末12が封入されている。そして、シースチューブ7の後端は、通電端子軸8との間で環状ゴム13により封止されている。前述のように、発熱コイル9はその先端においてシースチューブ7と導通しているが、発熱コイル9及び制御コイル10の外周部とシースチューブ7の内周部とは互いに離間し、また、絶縁粉末12の介在により絶縁された状態となっている。
発熱コイル9は例えばニッケルクロム合金等の抵抗発熱線により構成され、制御コイル10は発熱コイル9の材質よりも電気比抵抗の温度係数が大きい材質、例えばコバルト−鉄合金等の抵抗発熱線により構成されている。これにより、制御コイル10は、自身の発熱及び発熱コイル9からの発熱を受け、温度が高くなることにより電気抵抗値を増大させ、発熱コイル9に対する電力供給量を制御する。従って、通電初期においては制御コイル10の温度が低く電気抵抗値が小さいため、発熱コイル9には比較的大きな電力供給がなされ急速に昇温される。そして、発熱コイル9の温度が上昇すると、その発熱により制御コイル10が加熱されて電気抵抗値が増大し、発熱コイル9への電力供給が減少する。これにより、ヒータの昇温特性は、通電初期に急速昇温した後、以降は制御コイル10の働きにより電力供給が抑制されて温度が飽和する形となるので、急速昇温性を高めつつコイル温度の過昇も生じにくくすることができる。
また、シースチューブ7には、後述するスウェージング加工等によって、その先端側に発熱コイル9等を収容する小径部7aが形成されるとともに、その後端側において小径部7aより径の大きい大径部7bが形成されている。そして、この大径部7bが、主体金具2の軸孔4に形成された小径部4aに対し圧入接合されることにより、シースチューブ7が主体金具2の先端より突出した状態で保持される。
通電端子軸8は、自身の先端がシースチューブ7内に挿入され、前記制御コイル10の後端と電気的に接続されるとともに、主体金具2の軸孔4に挿通されている。通電端子軸8の後端は主体金具2の後端から突出しており、この主体金具2の後端部においては、ゴム製等のOリング15、樹脂製等の絶縁ブッシュ16、絶縁ブッシュ16の脱落を防止するための押さえリング17、及び、通電用のケーブル接続用のナット18がこの順序で通電端子軸8に嵌め込まれた構造となっている。
ここで、グロープラグ1の製造方法について説明する。シースヒータ3の製造工程では、先ず挿通工程にて、溶接された発熱コイル9及び制御コイル10の内側に絶縁体11を挿通した後、制御コイル10の後端側を通電端子軸8に抵抗溶接等により接合する。
続く配置工程では、先ず最終寸法よりも加工代分だけ大径に形成され、かつ、先端が閉じられていない筒状のシースチューブ7の先端をテーパ状に縮径する。続いて、このシースチューブ7内に、絶縁体11の挿通された発熱コイル9及び制御コイル10と、これと一体となった通電端子軸8の先端を配置する。
そして、接合工程にて、シースチューブ7の先端部に発熱コイル9の先端をアーク溶接等により接合するとともに、当該シースチューブ7の先端を閉塞する。
その後、充填工程にて、シースチューブ7内に絶縁粉末12を充填した後、シースチューブ7の後端を環状ゴム13により封止する。そして、スウェージング工程にて、当該シースチューブ7の略全域にスウェージング加工を施し、所定寸法のシースチューブ7が形成される。
スウェージング工程では、まず第1工程において、大径部7b用の図示しないダイス間にシースチューブ7の先端側から挿入し、後端の環状ゴム13の位置する部位まで挿入した後、当該シースチューブ7をダイスから引き抜くことにより、シースチューブ7を先端方向に向かってスウェージングする。次に第2工程において、小径部7a用の図示しないダイス間にシースチューブ7の先端側を挿入するとともにスウェージングを開始し、小径部7aと大径部7bとの境界部となる位置までシースチューブ7を押し込むことにより、シースチューブ7の途中まで後端方向に向かってスウェージングする。第2工程に連続してそのシースチューブ7をダイス間から引き抜くことにより行われる第3工程において、シースチューブ7を先端方向に向かってスウェージングする。これにより、当該シースチューブ7が通電端子軸8と一体となったシースヒータ3が完成する。
このように製造されたシースヒータ3は、別途成形された主体金具2の軸孔4に通電端子軸8の後端側から挿入され、シースチューブ7が軸孔4に圧入接合されることにより、シースチューブ7が主体金具2の先端より突出した状態で保持される。続いて、主体金具2の後端部から突出した通電端子軸8の後端部に上記Oリング15、絶縁ブッシュ16等が嵌め込まれることによって、グロープラグ1が完成する。
ここで、本発明の要部を説明するため、シースヒータ3の先端側部位の構成について図3を参照して詳しく説明する。図3は、シースヒータ3の先端側部位の構成を示した模式図である。
シースチューブ7の先端周囲には、当該シースチューブ7の成形時に形成された先端側テーパ部30が設けられている。さらに、先端側テーパ部30の先端側には、シースチューブ7と発熱コイル9とを溶融接合して形成された溶融接合部31が設けられている。
また、シースチューブ7の先端側テーパ部30の形状に合わせて、発熱コイル9の先端部近傍には、先端側に向かうにつれテーパ状に縮径したテーパ状縮径部9aが設けられている。
これに対し、発熱コイル9及び制御コイル10に挿通される絶縁体11は、その外径D1が軸線C方向において一定となる直棒状をなし、その先端部11aが発熱コイル9のテーパ状縮径部9aの内側まで挿入されている。これにより、絶縁体11の先端部11aは、スウェージング加工が施される軸線C方向の被加工区間Wのうちの先端側端部位置Zよりもシースチューブ7の先端側に位置している。
このような構成とするため、本実施形態では、絶縁体11の外径D1が、テーパ状縮径部9aの最大内径(発熱コイル9の一般部の内径)D2よりも小さくかつテーパ状縮径部9aの最小内径D3よりも大きく設定されている。なお、発熱コイル9の一般部とは、本実施形態における第1コイル一般部に相当し、軸線C方向に沿って均一に延び、一定の内径を持つ部位を指す。また、制御コイル10の一般部についても同様で、制御コイル10の一般部が本実施形態における第2コイル一般部に相当する。
より詳しくは、発熱コイル9の一般部の内径D2と、絶縁体11の外径D1との径差、すなわち発熱コイル9の一般部の内周部と、絶縁体11の外周部との間の発熱コイル−絶縁体間クリアランスAが、次式(1)を満たすように設定されている。
0.05≦A …(1)
これは、発熱コイル−絶縁体間クリアランスAが小さすぎると、発熱コイル9等への絶縁体11の挿通作業をスムーズに行えないとともに、上記スウェージング加工が施される先端側端部位置Zよりも先端側まで絶縁体11を挿通することができなくなるおそれがあるためである。
また、本実施形態では、制御コイル10の一般部の内径D4が、発熱コイル9の一般部の内径D2よりも大きく設定されるとともに、発熱コイル9の線径K1が制御コイル10の線径K2よりも大きくなっている。
さらに、制御コイル10の一般部の内径D4と、絶縁体11の外径D1との径差、すなわち制御コイル10の一般部の内周部と、絶縁体11の外周部との間の制御コイル−絶縁体間クリアランスBが、次式(2)を満たすように設定されている。
B≦0.15 …(2)
これは、制御コイル−絶縁体間クリアランスBが大きすぎると、制御コイル10等が曲がりやすく、溶接時やスウェージング加工時等の製造バラツキによりシースチューブ7と制御コイル10等とが接触して短絡が発生するおそれがあるためである。
なお、上記クリアランスA,Bの値は、スウェージング加工後の設定値である。上記クリアランスA,Bの値としては、上記関係式(1),(2)を満たす多様な値を設定可能であるが、これに関して、本発明の効果を確認するべく、複数種類の試作例を上記方法により作製し検証した。各試作例の検証結果を表1,2に示す。但し、表1,2に示す試作例は全て、制御コイル10の一般部の外径と、シースチューブ7の一般部の内径との径差、すなわちチューブ−制御コイル間クリアランスを0.4mmに同じく設定している。
Figure 0004871193
表1には、スウェージング加工後の発熱コイル−絶縁体間クリアランスAがそれぞれ0mm,0.05mm,0.10mmに設定された3種類の試作例T1,T2,T3が示されている。ここで、試作例T1は比較例であり、試作例T2,T3が実施例である。
ここでは、シースヒータ3の耐久性について検証している。これら検証結果は、上記比較例T1及び実施例T2,T3に係り、それぞれ100本づつ作製されたサンプルの測定結果に基づくものである。
耐久性の検証においては、直流11Vの電圧を10秒間印加し、続けて直流13.5Vの電圧を180秒間印加した後、チューブ表面温度が50℃以下になるまで通電を休止するのを1サイクルとして、これを繰り返す通電耐久試験を行い、断線等の不具合が生じたサンプルのうち、最短のもののサイクル数を取得している。
発熱コイル−絶縁体間クリアランスAが0mmに設定された比較例T1では、絶縁体11の先端部11aを発熱コイル9のテーパ状縮径部9aの内側まで挿通できないため、スウェージング加工後における発熱コイル9の先端部近傍の変形量が非常に大きいサンプルがいくつか確認された。これらのサンプルでは、不均一に変形してしまった部位において太さにもバラツキが生じ、細くなった部分で抵抗値が大きくなり、そこで早期断線が発生したため、比較例T1では、通電耐久試験の結果が5000サイクルとなり、耐久性に関して三者のうちで最も悪い結果が得られた。
これに対し、発熱コイル−絶縁体間クリアランスAが0.05mm,0.10mmに設定された実施例T2,T3では、発熱コイル9に対し絶縁体11が比較的細く、絶縁体11の先端部11aを発熱コイル9のテーパ状縮径部9aの内側まで挿通できるため、発熱コイル9の先端部近傍に対するスウェージング加工の影響は抑えられる。このため、実施例T2に関しては、発熱コイル9の先端部近傍にやや不均一な変形のみられるサンプルがいくつか確認されたのみであり、実施例T3に関しては、どのサンプルにも、発熱コイル9の先端部近傍における不均一な変形はみられなかった。このため、通電耐久試験の結果に関しても、両者とも10000サイクルとなり、優れたものとなった。
Figure 0004871193
表2には、スウェージング加工後の制御コイル−絶縁体間クリアランスBがそれぞれ0mm,0.10mm,0.15mm,0.20mm,0.30mm,0.40mmに設定された6種類の試作例S1,S2,S3,S4,S5,S6が示されている。ここで、試作例S1,S2,S3が実施例であり、試作例S4,S5,S6は比較例である。
ここでは、短絡の発生及びヒータ昇温特性について検証している。これら検証結果についても、上記実施例S1,S2,S3及び比較例S4,S5,S6に係り、それぞれ100本づつ作製されたサンプルの測定結果に基づいている。
短絡発生の検証においては、各サンプルのX線写真から、シースチューブ7の一般部の内周部と、制御コイル10の一般部の外周部とが接触しているか否かを確認するクリアランス測定を行うとともに、通電して電流値を確認することにより、短絡発生の有無を判断した。
ヒータ昇温特性の検証においては、直流11Vの一定電圧を印加し、通電開始から4秒後の到達温度を測定する試験を各サンプルに対して行い、その平均値850℃に対するバラツキについて調べた。
制御コイル−絶縁体間クリアランスBが0.15mm以下となる実施例S1,S2,S3に関しては、制御コイル10に対し絶縁体11が比較的太く、制御コイル−絶縁体間クリアランスBが小さいため、スウェージング加工により制御コイル10等に大きな曲がりや偏芯が発生せず、短絡の発生したサンプルは確認されなかった。このため、ヒータ昇温特性に関しては、通電開始から4秒後の到達温度が実施例S1で平均850℃±30℃、実施例S2,S3で平均850℃±40℃と、発熱温度のバラツキが比較的小さかった。
これに対し、制御コイル−絶縁体間クリアランスBが0.15mmより大きく設定された比較例S4,S5,S6に関しては、短絡の発生したサンプルが確認された。これは、制御コイル10に対し絶縁体11が比較的細く、制御コイル−絶縁体間クリアランスBが大きいため、スウェージング加工により制御コイル10等が途中で曲がってしまったり、偏芯してしまうことが原因であった。このため、ヒータ昇温特性に関しては、通電開始から4秒後の到達温度が比較例S4,S5で平均850℃±50℃、比較例S6で平均850℃±60℃と、実施例S1,S2,S3に比べ発熱温度のバラツキが大きかった。
以上の結果から分かるように、発熱コイル9の先端部近傍における不均一な変形の発生を低減させるためには、絶縁体11の外径D1を比較的小さくして、発熱コイル9のテーパ状縮径部9aの内側まで絶縁体11の先端部11aを挿通させ、スウェージング加工時における発熱コイル9の先端部近傍の変形量を小さく抑えれば良いことが分かる。
逆に、チューブ−コイル間における短絡の発生を低減させるためには、絶縁体11の外径D1を比較的大きくして、制御コイル10等の曲がりや偏芯を抑えれば良い。
つまり、外径が一定の直棒状の絶縁体11を用いつつ両者の性能を併せ持つグロープラグ1を歩留まり良く製造するためには、本実施形態のように、発熱コイル−絶縁体間クリアランスAを0.05mm以上に設定しかつ制御コイル−絶縁体間クリアランスBを0.15mm以下に設定することで、制御コイル−絶縁体間クリアランスBを比較的小さく保ちつつも、絶縁体11を発熱コイル9のテーパ状縮径部9aの内側まで挿通させ、スウェージング加工の施される軸線C方向の被加工区間Wのうちの先端側端部位置Zよりも先端側に絶縁体11の先端部11aが位置するように設定すればよい。
このようにすることで、早期断線の不具合を抑制し、グロープラグ1の耐久性の向上を図るとともに、ヒータ昇温特性のバラツキを抑制することができる。なお、仮にスウェージング加工の際にシースチューブ7内で絶縁体11が粉々に折れてしまったとしても、当該加工時に絶縁体11が発熱コイル9及び制御コイル10に挿通されていることにより、当該加工による発熱コイル9等への影響は極力抑えられる。
さらに、本実施形態では、発熱コイル9の線径K1を制御コイル10の線径K2よりも大きくしていることから、発熱コイル9の剛性がより高くなるため、発熱コイル9の先端部近傍における不均一な変形等をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、直棒状の絶縁体11を用いているため、例えば発熱コイル9のテーパ状縮径部9aに合わせて、絶縁体11の先端をテーパ状にしたり、一般部よりも細径にしたりといった加工を施さなくともよいため、製造コストの増大を抑制することができる。ひていは、発熱コイル9等への絶縁体11の挿通作業を行う際に、前記テーパ部や細径部を確認するといった絶縁体11の方向選別作業が不要であるため、作業性の低下が抑制される。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)グロープラグ1の形状など各種構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、シースチューブ7は、大径部7bが省略され、その外径が略一定のストレート形態のものであってもよい。また、上記実施形態では、発熱コイル9及び制御コイル10の2つのコイルによりコイル部材が構成されているが、これに限らず、本発明は3つ以上のコイルが直列接続されたコイル部材を備えた構成にも適用できる。
(b)シースチューブ7、発熱コイル9、制御コイル10及び絶縁体11の寸法に関しても、上記実施形態に限定されることなく、種々寸法が異なるものを使用してもよい。
例えば、上記実施形態では、発熱コイル−絶縁体間クリアランスAが0.05mm以上でかつ制御コイル−絶縁体間クリアランスBが0.15mm以下となるように、発熱コイル9、制御コイル10及び絶縁体11の寸法が設定されている。これに限らず、少なくとも絶縁体11の外径D1が、テーパ状縮径部9aの最大内径(発熱コイル9の一般部の内径)D2よりも小さくかつテーパ状縮径部9aの最小内径D3よりも大きく設定されていれば、どのような組合せであってもよい。しかしながら、外径が一定の直棒状の絶縁体11を用いつつ、上記作用効果を得るためには、上記関係式(1),(2)のいずれか一方を満たしていることが好ましい。勿論、両方を満たしていることがより好ましい。
(c)上記実施形態では、発熱コイル9及び制御コイル10に関して、線径及び内径が異なるものを使用しているが、これに限らず、例えば同一線径のものや、同一内径のものを使用してもよい。
(d)絶縁体11の材質に関しても上記実施形態に限定されるものではなく、例えば絶縁体11が酸化マグネシウムなど他の絶縁性材料から形成されていてもよい。
(e)絶縁体11の先端部11aの位置に関して、上記実施形態では、絶縁体11の先端部11aが、スウェージング加工が施される軸線C方向の被加工区間Wのうちの先端側端部位置Zよりもシースチューブ7の先端側に位置しているが、少なくとも絶縁体11の先端部11bが、スウェージング加工が施される先端側端部位置Zに達していればよい。
(f)グロープラグ1の製造方法に関しても、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、スウェージング工程において、シースチューブ7を後端方向にスウェージングすることなく、先端方向に向かってのみスウェージングする構成としてもよい。
(a)は本実施形態のグロープラグを示す全体図であり、(b)はその縦断面図である。 シースヒータを説明するための部分拡大断面図である。 シースヒータの先端部近傍を説明するための模式図である。 従来のシースヒータの先端部近傍を説明するための模式図である。 従来のシースヒータの先端部近傍を説明するための模式図である。
符号の説明
1…グロープラグ、2…主体金具、3…シースヒータ、7…シースチューブ、9…発熱コイル、9a…テーパ状縮径部、10…制御コイル、11…絶縁体、12…絶縁粉末、A…発熱コイル−絶縁体間クリアランス、B…制御コイル−絶縁体間クリアランス。

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びる筒状のシースチューブ内に、抵抗発熱線よりなるコイル部材をその軸線に沿って配置する配置工程と、
    前記シースチューブの先端を閉塞させるとともに当該先端部に前記コイル部材の先端を接合する接合工程と、
    絶縁性材料よりなる棒状の絶縁体を前記コイル部材に挿通する挿通工程と、
    前記シースチューブ内に絶縁粉末を充填する充填工程と、
    前記シースチューブにスウェージング加工を施すスウェージング工程とを経て
    前記コイル部材として、
    一定の内径を持つ第1コイル一般部、及び当該第1コイル一般部よりも先端側に、先端側に向かうにつれ縮径しかつ前記シースチューブの先端部に接合されるテーパ状縮径部を有する第1コイルと、
    当該第1コイルの後端側に直列に接続され一定の内径を持つ第2コイル一般部を有する第2コイルと
    を備えたグロープラグを製造するグロープラグの製造方法であって、
    前記絶縁体を、外径が軸線方向において一定となる直棒状をなし、その外径が前記第1コイルのテーパ状縮径部の最大内径よりも小さくかつ最小内径よりも大きくするとともに、
    前記スウェージング工程において、前記スウェージング加工が施される被加工区間のうちの先端側端部位置が、前記絶縁体の先端部の位置又はそれよりも後端側となるようスウェージング加工を行うことを特徴とするグロープラグの製造方法。
  2. 前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をAとしたとき、
    0.05≦A
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載のグロープラグの製造方法。
  3. 前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をBとしたとき、
    B≦0.15
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のグロープラグの製造方法。
  4. 前記第1コイルの線径が前記第2コイルの線径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のグロープラグの製造方法。
  5. 前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径よりも前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径が大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のグロープラグの製造方法。
  6. 軸線方向に延び、先端部が閉塞した筒状のシースチューブと、
    抵抗発熱線よりなり、前記シースチューブ内にその軸線に沿って配置されるとともに、前記シースチューブの先端に接合されたコイル部材と、
    絶縁性材料よりなり、前記コイル部材に挿通される棒状の絶縁体と、
    前記シースチューブ内に充填される絶縁粉末とを有し、
    スウェージング加工を経て形成されるグロープラグであって、
    前記コイル部材は、
    一定の内径を持つ第1コイル一般部、及び当該第1コイル一般部よりも先端側に、先端側に向かうにつれ縮径しかつ前記シースチューブの先端部に接合されるテーパ状縮径部を有する第1コイルと、
    当該第1コイルの後端側に直列に接続され一定の内径を持つ第2コイル一般部を有する第2コイルとを備え、
    前記絶縁体は、外径が軸線方向において一定となる直棒状をなし、その外径が前記第1コイルのテーパ状縮径部の最大内径よりも小さくかつ最小内径よりも大きく構成され、
    前記第1コイルの前記第1コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をAとしたとき、
    0.05≦A
    の関係を満たすとともに、
    前記第2コイルの前記第2コイル一般部の内径と、前記絶縁体の外径との径差をBとしたとき、
    B≦0.15
    の関係を満たし、
    前記絶縁体の先端部が、前記テーパ状縮径部の内側まで挿通された状態となり、前記スウェージング加工が施される被加工区間のうちの先端側端部位置又はそれよりも先端側に位置していることを特徴とするグロープラグ。
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