JP6688094B2 - グロープラグ - Google Patents

グロープラグ Download PDF

Info

Publication number
JP6688094B2
JP6688094B2 JP2016016945A JP2016016945A JP6688094B2 JP 6688094 B2 JP6688094 B2 JP 6688094B2 JP 2016016945 A JP2016016945 A JP 2016016945A JP 2016016945 A JP2016016945 A JP 2016016945A JP 6688094 B2 JP6688094 B2 JP 6688094B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axial direction
coil
center shaft
glow plug
sheath tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016016945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017138010A (ja
Inventor
晴彦 阿部
晴彦 阿部
務 酒井
務 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2016016945A priority Critical patent/JP6688094B2/ja
Publication of JP2017138010A publication Critical patent/JP2017138010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6688094B2 publication Critical patent/JP6688094B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

本発明は、グロープラグに関する。
ヒータコイル及びこれが接続した中軸の先端部分をシースチューブ内に収容し、中軸の先端部分及びヒータコイルとシースチューブとの間に、MgO等の絶縁粉末を充填したヒータ部を有する形態のグロープラグが知られている。なお、給電ケーブルの外部接続端子を、中軸の基端部に直接接続するタイプ(特許文献1参照)、あるいは、中軸の基端部に固定された端子部材に接続するタイプ(特許文献2参照)が知られている。
特開2015−200468号公報 特開2015−169346号公報
ところで、給電ケーブルの外部接続端子を、グロープラグのうち、中軸の基端部にまたはこれに固定した接続端子に装着する際や、これらから取り外す際などに、中軸に軸線方向の力が掛かる場合がある。
しかるに、中軸は、シースチューブ内で、中軸の先端部が絶縁粉末を介してシースチューブに保持されているため、中軸に軸線方向の力が掛かると、中軸がその軸線方向に移動してしまう場合がある。特に、中軸に軸線方向基端側に向かう力が掛かるとこれによって、中軸が軸線方向基端側に移動してしまいやすい。
すると、この中軸に接続されているヒータコイルが、軸線方向に引き伸ばされるなど形態変化が生じ、これに伴ってその昇温特性が変化し、グロープラグの温度特性(所定駆動条件で到達する最高温度や昇温特性など)が変化することがあった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、給電ケーブルの外部接続端子をグロープラグに着脱するなど、中軸に軸線方向の力が掛かっても、グロープラグの温度特性の変化し難いグロープラグを提供する。
本発明の一形態は、金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する中軸と、金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有するグロープラグであって、上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、前記被保持部は、その外周面に、綾目ローレット、斜めローレット、または、溝が周方向に延びる平目ローレットを設けた形態であるグロープラグである。
このグロープラグでは、中軸の被保持部が、絶縁粉末に軸線方向に係合する形態とされ、この絶縁粉末を介してシースチューブに保持されている。このため、給電ケーブルの外部接続端子をグロープラグに着脱するなどの際に、中軸に軸線方向の力が掛かっても、中軸の軸線方向の移動を抑制できる。このため、この中軸に接続されているヒータコイルの形態変化が抑制され、グロープラグの温度特性の変化を抑制することができる。
なお、中軸のうち被保持部の「絶縁粉末に軸線方向に係合する形態」としては、例えば、中軸の被保持部の外周面に、軸線方向に径方向寸法が変動して充填された絶縁粉末に係合する凹凸を、少なくとも周方向の一部に設けた形態が挙げられる。
さらに具体的には、例えば、中軸の被保持部の外周面に、全周にわたり径方向に突出する環状凸部及び全周にわたり径方向に凹入する環状凹部の少なくともいずれかを、一又は複数設けた形態が挙げられる。
また、中軸の被保持部の外周面に、綾目ローレット、斜めローレット、または、溝が周方向に延びる平目ローレットを施した形態のものも挙げられる。中軸の被保持部を、雄ねじ状の螺旋溝を設けた形態としたものも挙げられる。そのほか、中軸の被保持部の外周面に、半球状や三角錐、四角錐状の凸部を散点状に設けた形態のもの、中軸の被保持部の外周面に、半球状や三角錐、四角錐状の凹部を散点状に設けた形態のもの、中軸の被保持部の外周面に、半球状などの凸部及び凹部を散点状に設けたものも挙げられる。
なお、被保持部のうち、凹凸を有する凹凸部を、この凹凸部の軸線方向寸法が、被保持部における中軸の直径の2倍以上となる形態とするのが好ましい。凹凸部の軸線方向寸法を、直径に比して2倍以上の十分大きな寸法確保することで、中軸に軸線方向の力が掛った場合の中軸の軸線方向の移動を、凹凸によって確実に抑制することができる。
更に好ましくは、5倍以上とするとよい。これにより、中軸の軸線方向の移動を、凹凸によってさらに確実に抑制することができる。
なお、被保持部における中軸の直径には、被保持部の直ぐ基端側に隣り合う凹凸が設けられていない部位の直径を代用して考えることもできる。
このグロープラグでは、被保持部の外周面に綾目等のローレットを設けているので、この被保持部が中軸の軸線方向に移動するのを抑制し、これによる、グロープラグの温度特性の変化を確実に抑制できる。
なお、各ローレットは、被保持部に転造で形成すると、容易に形成できるが切削等によることもできる。
本発明の他の形態は、金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する中軸と、金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有するグロープラグであって、上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、前記被保持部は、その外周面に、雄ねじ状の螺旋溝を設けた形態であるグロープラグである
このグロープラグでは、被保持部の外周面に雄ねじ状の螺旋溝を形成しているので、この被保持部が中軸の軸線方向に移動するのを抑制し、これによる、グロープラグの温度特性の変化を確実に抑制できる。
なお、雄ねじ状の螺旋溝は、被保持部に転造で形成すると、容易に形成できる。
本発明のさらに他の形態は、金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する中軸と、金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有するグロープラグであって、上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、前記被保持部は、その外周面に、全周にわたり径方向に突出する環状凸部及び全周にわたり径方向に凹入する環状凹部の少なくともいずれかを、複数設けた形態であるグロープラグである
このグロープラグでは、被保持部の外周面に環状凸部あるいは環状凹部を一又は複数設けているので、この被保持部が中軸の軸線方向に移動するのを抑制し、これによる、グロープラグ102の温度特性の変化を確実に抑制できる。
なお、各環状凸部あるいは環状凹部は、被保持部に切削あるいは転造で形成すると、容易に形成できる。
さらに上述のグロープラグであって、前記被保持部は、前記環状凸部または前記環状凹部により、全周にわたり環状溝が形成されてなり、上記環状溝は、溝の深さをf(mm)、前記中軸の前記被保持部における直径をD(mm)としたとき、下記式(1)を満たす形態であるグロープラグとすると良い。
D/30≦f≦D/5 …(1)
このグロープラグでは、環状溝の深さfを、被保持部における直径Dに対し、そのf≧D/30としている。環状溝の深さfが小さすぎる場合(f<D/30)には、被保持部の環状溝と、充填された絶縁粉末との係合する大きさ(深さ)が小さく、十分に中軸の移動を抑制できないからである。また、環状溝の深さfが大きすぎる場合(f>D/5)には、環状溝の部分において中軸が細くなりすぎて、中軸及びヒータコイルをシースチューブ内に収容し、絶縁粉末を充填してスウェージング加工により絶縁粉末を圧縮しつつ、シースチューブやヒータコイルや中軸を引き延ばす際に、中軸が破断しやすく、信頼性が低いグロープラグになりやすい。これに対し、上述のグロープラグでは、中軸の破断も生じにくく、かつ、十分に中軸の移動を抑制できるグロープラグとなる。
本実施形態にかかるグロープラグの縦断面図である。 本実施形態にかかるグロープラグのうち、先端部分を拡大して示す部分拡大断面図である。 変形形態1にかかるグロープラグのうち、先端部分を拡大して示す部分拡大断面図である。 変形形態2にかかるグロープラグのうち、先端部分を拡大して示す部分拡大断面図である。
(実施形態)
図示しないディーゼルエンジン(内燃機関)に用いる本実施形態のグロープラグ2について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、グロープラグ2の全体を示す縦断面図であり、図2は、グロープラグ2のうち、先端部分を拡大して示す部分拡大断面図である。なお、図1及び図2において、グロープラグ2の軸線AXに沿う軸線方向DXのうち、ヒータ部10が配置された側(図中、下側)を軸線方向先端側XS(以下、単に先端側XSともいう)とし、これと反対側(図中、上側)を軸線方向基端側XK(以下、単に基端側XKともいう)として説明する。
図1に示すように、グロープラグ2は、ヒータ部10と、このヒータ部10の一部を、自身の先端(ハウジング先端31)から突出させて内部に保持する筒状のハウジング30とを備える。このうち、金属からなるハウジング30は、その外周面に、グロープラグ2をエンジン本体(図示しない)に取付ける際、このエンジン本体の取付孔内の雌ねじ部に螺合する雄ネジ部35と、トルクレンチ等の工具を係合させるための、断面が六角形状の工具係合部36とが形成されている(図1参照)。
ヒータ部10は(図1及び図2参照)、シースチューブ21と、このシースチューブ21内に収容されたヒータコイル11と、シースチューブ21内に先端側の部分が収容されヒータコイル11に接続される一方、基端側の部分がシースチューブ21から突出する中軸26と、シースチューブ21内に隙間なく充填された絶縁粉末28と、絶縁粉末28のシールをするパッキン29と、からなる。
シースチューブ21は、軸線方向DXに延び、先端側XSのチューブ先端部21sが閉塞した有底筒状であり、このシースチューブ21内に配置されたヒータコイル11は、その先端部11sがシースチューブ21のチューブ先端部21s(内側底面)に溶接されている。中軸26の先端に位置する細径のコイル接続部26sには、ヒータコイル11の基端部11kが巻付け接続されており、中軸26を通じて、このヒータコイル11へ通電可能となっている。シースチューブ21内には絶縁粉末28が充填され、シースチューブ21とヒータコイル11及び中軸26との間を絶縁している。また、シースチューブ21(次述するチューブ基端部21k)と中軸26との間には、環状でゴムからなるパッキン29が介在しており、このパッキン29により、シースチューブ21(チューブ基端部21k)と中軸26との間の離間を維持すると共に、シースチューブ21内をシールしている。
さらに詳細に説明すると、シースチューブ21は、ステンレス鋼材からなり、軸線方向先端側XSに位置し、半球状に閉塞したチューブ先端部21sと、このチューブ先端部21sよりも基端側XKに位置し、基端側XKに向けて開口するチューブ基端部21kとを有する(図1参照)。チューブ基端部21kは、ハウジング30内に圧入され保持されている。
なお、シースチューブ21の材質としては、ステンレス鋼材のほか、ニッケル基合金(例えば、インコネル(商標名))を用いることもできる。
ヒータコイル11は、いわゆる二材タイプのコイルであり、軸線方向先端側XSに位置する発熱コイル12と、この発熱コイル12の軸線方向基端側XKに位置して直列に接続された制御コイル13とを有している(図1及び図2参照)。ヒータコイル11は、接続部11tにおいて、発熱コイル12の発熱コイル基端部12kと、制御コイル13の制御コイル先端部13sとが溶接されている。また前述したように、ヒータコイル11の先端部11s(発熱コイル12の発熱コイル先端部12s)は、シースチューブ21のチューブ先端部21s(内側底面)に溶接されている。さらに、ヒータコイル11の基端部11k(制御コイル13の制御コイル基端部13k)は、中軸26の先端に位置し細径とされたコイル接続部26sに、巻き付けかつ溶接して接続されている(図3参照)。なお、ヒータコイル11の基端部11kと中軸26のコイル接続部26sとの接続に当たっては、上述の巻き付けて溶接する手法のほか、図示しないが、ヒータコイル11の基端部11kを、中軸26の先端部に設けた細孔に挿入し、溶接によりあるいは中軸26の先端部をかしめて、中軸26に接続する手法を採用することもできる。
これらのうち、発熱コイル12は、Fe−Cr−Al合金からなる発熱線を螺旋状に巻回したものである。この発熱コイル12は、巻線軸がシースチューブ21(グロープラグ2)の軸線AXに一致して配置される。
また、制御コイル13は、発熱コイル12の材質よりも抵抗温度係数の大きいコバルト−ニッケル合金からなる発熱線を螺旋状に巻回したものである。この制御コイル13も、その巻線軸がシースチューブ21の軸線AXに一致して配置される。
従って、ヒータコイル11に通電すると、制御コイル13は、自身の発熱及び発熱コイル12からの受熱により昇温する。すると制御コイル13自身の電気抵抗値が増大するので、ヒータコイル11(制御コイル13自身及び発熱コイル12)を流れる電流が制限される。これにより、グロープラグ2(ヒータコイル11)の昇温特性は、通電初期に急速昇温した後、以降は制御コイル13の働きにより供給電力が抑制されて昇温が抑えられる。つまり、本実施形態のグロープラグ2では、制御コイル13の存在により、急速昇温性を高めつつ、発熱コイル12の過昇温(オーバーシュート)が生じにくくなるように構成されている。
なお、発熱コイル12の材質としては、上述のFe−Cr−Al合金のほか、Fe−Cr合金、Fe−Al合金、Ni−Cr合金製の材質を用いることができる。
制御コイル13には、発熱コイル12の材質よりも抵抗温度係数の大きい材質を用いれば良く、コバルト−ニッケル合金のほか、CoまたはNiを主成分とする材質を用いると良い。
中軸26は、軟鉄などの金属材からなり、軸線方向DXに沿って延びる概略直棒状の部材である(図1参照)。この中軸26は、先端側の部分(コイル接続部26s及び被保持部26h)がシースチューブ21内に位置し、ヒータコイル11(制御コイル13)に接続する一方、ハウジング30内に挿通され、その基端部26kがハウジング30のハウジング基端32から軸線方向基端側XKに突出している。この中軸26の基端部26kには、ゴムからなるOリング41、絶縁製樹脂からなる絶縁ブッシュ42、及び、基端部26kを覆う金属製の端子部材43が、この順序で外嵌されている(図1参照)。このうち端子部材43は、給電用ケーブルの外部接続端子(図示しない)を装着する部材である。
なお、本実施形態では、中軸26のうち、コイル接続部26sに隣り合う被保持部26hの全周に、綾目ローレットが施されている(図1及び図2参照)。
絶縁粉末28は、酸化マグネシウム(MgO)を主成分とする耐熱性絶縁材料からなる。この絶縁粉末28は、シースチューブ21と、ヒータコイル11及び中軸26の被保持部26h及びコイル接続部26sとの間隙を埋めた状態で、シースチューブ21内に充填され圧縮されている。このため、シースチューブ21とヒータコイル11及び中軸26との間を、電気的に絶縁している。
なお、ヒータ部10は、次述するようにその製造時に、内部に発熱コイル12、制御コイル13及び中軸26と絶縁粉末28とを収容した加工前シースチューブ(図示しない)について、スウェージング加工を行い、シースチューブ21を細径化すると共に、充填した絶縁粉末28を圧密化したものである。このため、シースチューブ21内における絶縁粉末28の充填密度が、スウェージング加工前よりも高くされており、ヒータ部10においては、シースチューブ21がヒータコイル11、中軸26及び絶縁粉末28と一体となっている。即ち、シースチューブ21内において、ヒータコイル11が、絶縁粉末28を介してシースチューブ21に保持されている。
加えて、中軸26の被保持部26hも、絶縁粉末28を介してシースチューブ21に保持されている。特に本実施形態では、前述したように、中軸26の被保持部26hに綾目ローレット(モジュールm=0.2、ピッチt=0.628mm、r=0.06mm、h=0.132mm)を施してる。このため、被保持部26hが絶縁粉末28に軸線方向DXに係合する形態、具体的には、凹凸(綾目ローレット)を有する形態となっているので、この被保持部26hが絶縁粉末28を介してシースチューブ21に強く保持されている。
このため、本実施形態のグロープラグ2では、端子部材43に給電ケーブルの外部接続端子(図示しない)を装着した際、あるいはこれを取り外した際に、中軸26に軸線方向DXの力が掛かっても、中軸26の軸線方向DXに移動してしまうのを抑制できる。このため、この中軸26に接続されているヒータコイル11が伸ばされるなどの形態変化が抑制され、グロープラグ2の温度特性の変化、例えば、通電開始から所定時間過後(30秒経過後など)のシースチューブ21のチューブ先端部21sの温度の変化を抑制することができる。
本実施形態では、被保持部26hの外周面に綾目等のローレットを設けているので、中軸26に軸線方向DXの力が掛かっても、中軸26が軸線方向DXに移動することによるグロープラグ2の温度特性の変化を確実に抑制できる。
なお、ローレットは、被保持部26hに転造で形成すると、容易に形成することができる。
また、本実施形態のグロープラグ2では、中軸26のうち被保持部26hにおける中軸の直径D(直ぐ軸線方向基端側XKのパッキン29に包囲されている部分の直径を使用する)は、D=2.7mmであり、被保持部26hの軸線方向DXの長さLLは、LL=15.0mmである。即ち、綾目ローレットを施した被保持部26hの軸線方向DXの長さLLは、直径Dの2倍以上の長さ、更には5倍以上の長さにされている。
このため、絶縁粉末28を介して、シースチューブ21に保持される被保持部26hの長さLLが十分大きく確保できており、中軸26に軸線方向DXの力が掛った場合の中軸26の軸線方向DXの移動を、ローレット(凹凸)によって確実に抑制することができる。
次に、グロープラグ2の製造方法について、以下に説明する。
まず、別途、中軸26を形成しておき、被保持部26hの外周面に転造による綾目ローレット加工を施して、被保持部26hに綾目ローレット(凹凸)を形成する。
また、別途形成しておいた発熱コイル12と制御コイル13とを、アーク溶接によって、接合した。次いで、中軸26のコイル接続部26sに、制御コイル13の制御コイル基端部13kを被せるように巻き付けた後、これらを溶接した。
その後は、公知のグロープラグの製造方法に従って、グロープラグ2を形成すれば良い。
簡単に説明すると、中軸26の先端部分にヒータコイル11(発熱コイル12と制御コイル13)を接続したものを、シースチューブ21となる円筒状の部材内に挿通し、アーク溶接によって、円筒状の部材の先端を閉塞して加工前のシースチューブを形成すると共に、この加工前のシースチューブの閉塞した部分とヒータコイル11の先端部11s(発熱コイル先端部12s)とを接合(接続)する。その後、加工前シースチューブ内に絶縁粉末28を充填し、環状のパッキン29でシールしたのち、加工前シースチューブの径方向外側からスウェージング加工を施す。このスウェージング加工により、加工前シースチューブが細径化されてシースチューブ21になると共に、シースチューブ21内で、絶縁粉末28が圧密化される。かくして、シースチューブ21,ヒータコイル11及び中軸26を一体化したヒータ部10ができあがる。
次いで、ヒータ部10(中軸26及びシースチューブ21のチューブ基端部21k)をハウジング30の内側に圧入する。その後、中軸26の基端部26kに、前述したOリング41、絶縁ブッシュ42及び端子部材43を外嵌して、前述のグロープラグ2が得られる(図1参照)。
(変形形態1)
上述の実施形態のグロープラグ2では、中軸26の被保持部26hに、綾目ローレットの凹凸を設けて、被保持部26hを絶縁粉末28に軸線方向DXに係合させた例を示した。
これに対し、本変形形態1のグロープラグ102では、中軸126の被保持部126hに、雄ネジ形状の螺旋溝を設けた形態とした点で異なり(図3参照)、その他は、実施形態のグロープラグ2と同様である(図1参照)。具体的には、本変形形態1のグロープラグ102では、転造により、中軸126の被保持部126hにM3の雄ネジを形成している。かくして、この被保持部126hも、絶縁粉末28に軸線方向DXに係合し、この絶縁粉末28を介してシースチューブ21に強く保持されている。
このため、本変形形態1のグロープラグ102でも、端子部材43に給電用ケーブルの外部接続端子(図示しない)を装着した際、あるいはこれを取り外した際に、中軸126に軸線方向DXの力が掛かっても、中軸126の軸線方向DXの移動を抑制できる。このため、この中軸126に接続されているヒータコイル11が伸ばされるなどの形態変化が抑制され、グロープラグ102の温度特性の変化、例えば、通電開始から所定時間過後(30秒経過後など)のシースチューブ21のチューブ先端部21sの温度の変化を抑制することができる。
このように本変形形態1では、被保持部126hの外周面に雄ネジ状の螺旋溝を設けているので、中軸126が軸線方向DXに移動することによるグロープラグ102の温度特性の変化を確実に抑制できる。
なお、雄ネジ形状は、被保持部126hに転造で形成すると、容易に形成することができる。
また、本変形形態1のグロープラグ102では、中軸126のうち被保持部126hにおける中軸の直径D(直ぐ軸線方向基端側XKのパッキン29に包囲されている部分の直径を使用する)は、D=2.7mmであり、被保持部126hの軸線方向DXの長さLLは、LL=15.0mmである。即ち、雄ネジ形状の螺旋溝を施した被保持部126hの軸線方向DXの長さLLは、その直径Dの2倍以上の長さ、更には5倍以上の長さにされている。
このため、絶縁粉末28を介して、シースチューブ21に保持される被保持部126hの長さLLが十分大きく確保できており、中軸126に軸線方向DXの力が掛った場合の中軸126の軸線方向DXの移動を、雄ネジ形状の螺旋溝(凹凸)によって確実に抑制することができる。
(変形形態2)
前述の実施形態のグロープラグ2では、中軸26の被保持部26hに、綾目ローレットの凹凸を、変形形態1のグロープラグ102では、中軸126の被保持部126hに、雄ネジ形状の凹凸を設けて、被保持部26h,126hを絶縁粉末28に軸線方向DXに係合させた例をそれぞれ示した。
これに対し、本変形形態2のグロープラグ202では、中軸226の被保持部226hに、断面矩形状(幅L1)の溝を、間隔L2で複数(本変形形態2では10本)、全周にわたり設けた形態、即ち環状溝とした点で異なり(図4参照)、その他は、実施形態のグロープラグ2と同様である(図1参照)。具体的には、本変形形態2のグロープラグ202では、切削により、中軸226の被保持部226h(直径D=2.7mm、直ぐ軸線方向基端側XKのパッキン29に包囲されている部分の直径Dも同じ)に、幅L1=0.4mm、深さf=D/20=0.15mmの断面矩形状の環状溝226mを10本、間隔L2=1.1mmを開けて形成している。かくして、この被保持部226hも、絶縁粉末28に軸線方向DXに係合し、この絶縁粉末28を介してシースチューブ21に強く保持されている。
このため、本変形形態2のグロープラグ202でも、端子部材43に給電用ケーブルの外部接続端子(図示しない)を装着した際、あるいはこれを取り外した際に、中軸226に軸線方向DXの力が掛かっても、中軸226の軸線方向DXの移動を抑制できる。このため、この中軸226に接続されているヒータコイル11が伸ばされるなどの形態変化が抑制され、グロープラグ202の温度特性の変化、例えば、通電開始から所定時間過後(30秒経過後など)のシースチューブ21のチューブ先端部21sの温度の変化を抑制することができる。
本実施形態では、被保持部226hの外周面に矩形状の環状溝226mを複数本設けているので、中軸226が軸線方向DXに移動することによるグロープラグ202の温度特性の変化を確実に抑制できる。
また、本変形形態2のグロープラグ202でも、中軸226のうち被保持部226hにおける中軸の直径D(パッキン29に包囲されている部分の直径、及び被保持部226hのうち環状溝226mを形成していない部分の直径)は、D=2.7mmであり、被保持部226hの軸線方向DXの長さLLは、LL=15.0mmである。即ち、環状溝226mを設けた被保持部226hの軸線方向DXの長さLLは、その直径Dの2倍以上の長さ、更には5倍以上の長さにされている。
このため、絶縁粉末28を介して、シースチューブ21に保持される被保持部226hの長さLLが十分大きく確保できており、中軸226に軸線方向DXの力が掛った場合の中軸226の軸線方向DXの移動を、矩形状の環状溝226m(凹凸)によって確実に抑制することができる。
(実施例,比較例)
次いで、本変形形態2のグロープラグ202における、環状溝226mの深さfを変化させた実施例1〜4及び比較例1,2に係るグロープラグを作製した。さらに中軸226の直径DをD=2.4mmとして、環状溝226mの深さfを変化させた実施例5〜8及び比較例3,4に係るグロープラグを作製した。
<引き抜き試験、抜け量測定>
まず、実施例及び比較例に係る各グロープラグ202(各サンプル数N=30)の作製に先立ち、ハウジング30に圧入する直前の状態のヒータ部10(具体的には、 内部に発熱コイル12、制御コイル13及び中軸26と絶縁粉末28とを収容した加工前シースチューブに、スウェージング加工を行い、シースチューブ21の細径化及び充填した絶縁粉末28の圧密化を行ったもの)をそれぞれ用意する。そして、各ヒータ部10のシースチューブ21をチャックし、シースチューブ21から突出している中軸226(図1,図4参照)に、軸線方向基端側XKに引き抜くように1500Nの荷重をかける。この引き抜き試験の前後での、シースチューブ21のチューブ基端部21kから突出している中軸26の突出寸法の変化を、抜け量(mm)として測定した。なお、グロープラグ(ヒータ部10)の製造途中のスウェージング時に中軸が破断したために、「抜け量」を測定できないサンプルが生じた比較例2,4については、「−」として表示した。
<通電試験、温度測定、温度ばらつき評価>
さらに、引き抜き試験を行った各ヒータ部10をハウジング30に圧入する等して、グロープラグ202を作製する。このグロープラグ202について、常温、大気圧の環境下で、エンジンヘッド相当のジグに取り付け、11V×2sec印加後、定格電圧(5V)を28sec印加する通電試験を行い、30sec経過時のヒータ先端から2mm基端側の部位の温度を放射温度計で測定した。各サンプル(N=30)について得た温度のデータから、標準偏差の3倍(3σ)を、「温度ばらつき」とした。さらに、温度ばらつきが「30℃以下」の場合を「○」、温度ばらつきが「31−49℃」の場合を「△」、温度ばらつきが「50℃以上」の場合を「×」とした。なお、グロープラグの製造途中のスウェージング時に中軸が破断したサンプルが発生した比較例2,4については、「温度ばらつき」を測定、評価しないこととして、「−」と表示した。
その結果を表1に示す。環状溝226mを設けなかった比較例1,3のグロープラグでは、抜け量が最も大きく、いずれも抜け量0.8mmとなった。また、温度ばらつき評価も「×」となった。比較例1におけるN=30ヶのサンプルのうち、抜け量が大きいサンプルにおいては、中軸226が大きく軸線方向基端側XKに移動したため、ヒータコイル11が変形してその温度特性が変化した。このため、抜け量の小さかったサンプルと比べて、同じ比較例1のサンプル同士間での30秒時温度に大きな差異が生じたためである。
これに対し、中軸の直径D=2.7mmの実施例1〜4のグロープラグでは、被保持部226hに環状溝226mを複数設けているため、被保持部226hが絶縁粉末28を介してシースチューブ21に強く保持されている。このため、抜け量が0.70mm以下となった。即ち、中軸226の軸線方向基端側XKへの移動が、比較例1に比して抑制された。また、これに伴って、温度ばらつき評価も「△」あるいは「○」となった。ヒータコイル11の変形が抑制され、及び、これに伴う温度特性の変化も抑制されたため、各実施例のサンプル間での30秒時温度の差異の発生も抑制されたためであると考えられる。
特に、環状溝226mの深さfを、f≧D/30とした実施例2〜4においては、抜け量が0.35mm以下に大幅に小さくなり、温度ばらつき評価も「○」となった。
中軸の直径D=2.4mmの場合である実施例5〜8についても同様の結果となっている。即ち、実施例5〜8のグロープラグでも、被保持部226hに環状溝226mを複数設けているため、被保持部226hが絶縁粉末28を介してシースチューブ21に強く保持されている。このため、抜け量が0.70mm以下となり、中軸226の軸線方向基端側XKへの移動が、比較例3に比して抑制された。また、温度ばらつき評価も「△」あるいは「○」となった。ヒータコイル11の変形が抑制され、温度特性の変化も抑制されたため、各実施例のサンプル間での30秒時温度の差異の発生も抑制されたためである。
特に、環状溝226mの深さfを、f≧D/30以上とした実施例6〜8においては、抜け量が0.40mm以下に大幅に小さくなり、温度ばらつき評価も「○」となった。
但し、環状溝226mの深さfを、D/4以上とした比較例2,4においては、前述したように、グロープラグの製造途中のスウェージング時に中軸226が破断した。環状溝226mの部分で中軸226が細くなりすぎ、スウェージング時に中軸に係る引っ張り応力に、耐えられなかったためと考えられる。
以上から、本変形形態2のグロープラグ202においては、環状溝226mの深さfを、中軸226の直径Dとの対比において、D/30≦f≦D/5の範囲とすると良いことが判る。特に、D/20≦f≦D/5の範囲とすると、温度ばらつき評価も「○」となり、さらに好ましいことが判る。
このように本変形形態2のグロープラグ202では、環状溝226mの溝の深さfを、被保持部における直径Dに対し、そのf≧D/30としている。環状溝226mの深さfが小さすぎる場合(f<D/30)には、被保持部226hの環状溝226mと、充填された絶縁粉末28との係合する大きさ(深さ)が小さく、十分に中軸226の移動を抑制できないからである。また、環状溝226mの深さfが大きすぎる場合(f>D/5)には、環状溝226mの部分において中軸226が細くなりすぎて、中軸226及びヒータコイル11をシースチューブ21内に収容し、絶縁粉末28を充填してスウェージング加工により絶縁粉末28を圧縮しつつ、シースチューブ21やヒータコイル11や中軸226を引き延ばす際に、中軸226が破断しやすく、信頼性が低いグロープラグになりやすい。これに対し、上述のグロープラグ202では、中軸226の破断も生じにくく、かつ、十分に中軸226の移動を抑制できるグロープラグとなる。
以上で説明したように、実施形態及び変形形態1,2のグロープラグ2,102,202では、中軸26,126,226の被保持部26h,126h,226hが、絶縁粉末28に軸線方向DXに係合する形態とされ、この絶縁粉末28を介してシースチューブ21に保持されている。具体的には、被保持部26h,126h,226hが、中軸26等の軸線方向DXの移動を抑制する凹凸を有する形態とされている。このため、給電ケーブルの外部接続端子(図示しない)をグロープラグ2等に着脱するなどの際に、中軸26等に軸線方向DXの力が掛かっても、中軸26等の軸線方向DXの移動を抑制できる。このため、この中軸26等に接続されているヒータコイル11の形態変化が抑制され、グロープラグ2等の温度特性の変化を抑制することができる。
以上において、本発明を実施形態、変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
実施形態、変形形態1,2では、被保持部26h,126h,226hの全周にわたって、綾目ローレット、雄ネジ形状の螺旋溝、あるいは環状溝を設けた例を示した。
しかし、中軸26等の被保持部26h等は、シースチューブ21等の内部に充填され圧縮された圧粉状態の絶縁粉末28に軸線方向DXに係合する形態であれば良く、例えば、中軸26等に掛かる軸線方向DXの力に抗して、中軸26等の軸線方向DXの移動を抑制できる凹凸を有する形態であれば良い。さらに具体的には、中軸26の被保持部26hの外周面に、軸線方向DXに径方向寸法が変動する凹凸を、少なくとも周方向の一部に設けた形態が挙げられる。具体的には、中軸の被保持部の外周面に、散点状に、半球状や三角錐、四角錐状の凸部を設けた形態のものが挙げられる。また、中軸の被保持部の外周面に、散点状に、半球状や三角錐、四角錐状の凹部を設けた形態のものも挙げられる。更には、中軸の被保持部の外周面に、散点状に、半球状などの凸部と凹部の両方を設けたものも挙げられる。
また、変形形態2では、環状溝226mを設けた例を示したが、環状溝(環状凹部)に代えて、被保持部に、被保持部から径方向外側に向けて環状に突出する複数の環状凸部を設けても、また、複数の環状凸部と複数の環状凹部の両者を設けても良い。
また例えば、実施形態等では、シースチューブ21内に発熱コイル12と制御コイル13を含むヒータコイル11を収容した、二材タイプのヒータ部10を有するグロープラグを例示した。しかし、このほか、制御コイルを有さず、シースチューブ内にヒータコイルとして発熱コイルのみを収容した、いわゆる一材タイプのヒータ部を有するグロープラグに適用することもできる。
また、実施形態、変形形態1,2では、中軸26等に端子部材43を被せて固定した径チアのグロープラグ2等を示したが、中軸の基端部自身を、外部接続端子を接続する端子部として利用する形態のグロープラグに適用することもできる。
また、ヒータコイル11内に、予め棒状のセラミック材を配置した形態のヒータ部10を有するグロープラグにも適用することができる。
2 ,102,202 グロープラグ
10 ヒータ部
11 ヒータコイル
11s (ヒータコイルの)先端部
11k (ヒータコイルの)基端部
11t (発熱コイルと制御コイルの)接続部
12 発熱コイル
12s 発熱コイル先端部
12k 発熱コイル基端部
13 制御コイル
13s 制御コイル先端部
13k 制御コイル基端部
21 シースチューブ
21s チューブ先端部
21k チューブ基端部
26,126,226 中軸
26s,12s,226s (中軸の)コイル接続部
26h,126h,226h (中軸の)被保持部
26k,126k,226k (中軸の)基端部
226m 環状溝(環状凹部)
28 絶縁粉末
29 パッキン
30 ハウジング
31 (ハウジングの)ハウジング先端
32 (ハウジングの)ハウジング基端
35 雄ネジ部
36 工具係合部
41 Oリング
42 絶縁ブッシュ
43 端子部材
AX (グロープラグ、ヒータコイルの)軸線
DX 軸線方向
XK 軸線方向基端側
XS 軸線方向先端側

Claims (4)

  1. 金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、
    上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、
    上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する
    中軸と、
    金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、
    上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有する
    グロープラグであって、
    上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、
    前記被保持部は、その外周面に、綾目ローレット、斜めローレット、または、溝が周方向に延びる平目ローレットを設けた形態である
    グロープラグ。
  2. 金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、
    上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、
    上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する
    中軸と、
    金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、
    上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有する
    グロープラグであって、
    上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、
    前記被保持部は、その外周面に、雄ねじ状の螺旋溝を設けた形態である
    グロープラグ。
  3. 金属からなり、軸線に沿う軸線方向に延びるヒータコイルと、
    上記ヒータコイルの上記軸線方向基端側に位置し、上記軸線方向に延びる棒状で金属製の中軸であって、
    上記軸線方向先端に位置し、上記ヒータコイルと接続するコイル接続部を有する
    中軸と、
    金属からなり、上記中軸のうち上記軸線方向先端側の部位及び上記ヒータコイルを包囲する上記軸線方向先端側が閉じた有底筒状のシースチューブと、
    上記シースチューブ内に充填された絶縁粉末と、を有する
    グロープラグであって、
    上記中軸のうち、上記コイル接続部の上記軸線方向基端側に隣り合って位置し、上記絶縁粉末に包囲された被保持部は、上記絶縁粉末に上記軸線方向に係合する形態とされ、上記絶縁粉末を介して上記シースチューブに保持されてなり、
    前記被保持部は、その外周面に、全周にわたり径方向に突出する環状凸部及び全周にわたり径方向に凹入する環状凹部の少なくともいずれかを、複数設けた形態である
    グロープラグ。
  4. 請求項3に記載のグロープラグであって、
    前記被保持部は、
    前記環状凸部または前記環状凹部により、全周にわたり環状溝が形成されてなり、
    上記環状溝は、溝の深さをf(mm)、前記中軸の前記被保持部における直径をD(mm)としたとき、下記式(1)を満たす形態である
    グロープラグ。
    D/30≦f≦D/5 …(1)
JP2016016945A 2016-02-01 2016-02-01 グロープラグ Expired - Fee Related JP6688094B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016945A JP6688094B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 グロープラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016016945A JP6688094B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 グロープラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017138010A JP2017138010A (ja) 2017-08-10
JP6688094B2 true JP6688094B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=59565714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016016945A Expired - Fee Related JP6688094B2 (ja) 2016-02-01 2016-02-01 グロープラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6688094B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017138010A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4112577A (en) Method of making electric heater
KR101558651B1 (ko) 글로 플러그 및 그 제조방법
JP4870640B2 (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP2002359060A (ja) ヒータ、及びヒータの製造方法
KR101638722B1 (ko) 글로 플러그
KR20110079632A (ko) 향상된 시일, 히터 프로브 어셈블리를 가진 예열 플러그 및 그 제조 방법
JP5302183B2 (ja) グロープラグ及びその製造方法
JP6688094B2 (ja) グロープラグ
JP2007032877A (ja) グロープラグおよびその製造方法
JP4233998B2 (ja) シーズヒータの製造方法及びグロープラグの製造方法
JP6356981B2 (ja) グロープラグ及び内燃機関
JP6312542B2 (ja) グロープラグ
JP4177342B2 (ja) 燃焼圧検知機構付きグロープラグ及び燃焼圧検知機能付きグロープラグの製造方法
JP4871193B2 (ja) グロープラグ及びその製造方法
JP6960848B2 (ja) グロープラグ
JP6426346B2 (ja) グロープラグ
EP3441672B1 (en) Glow plug
JP2000097434A (ja) グロープラグの製造方法
JP2019032151A (ja) グロープラグ
JP6118115B2 (ja) グロープラグ
JP5865196B2 (ja) シースヒータ及びグロープラグ
JP2013228183A (ja) グロープラグ
JP2000220828A (ja) グロープラグ
JP2018055964A (ja) グロープラグ
JP2019070491A (ja) グロープラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6688094

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees