JP4869158B2 - 振動排出カセット - Google Patents
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Description
ところが、PTPシート等の包装部材には部材費節約の要請に応える薄型化に伴って軽量化や柔軟化が進み、新たなPTP包装剤のなかには各々の薬剤を立てておくことが困難なほど剛性が低下したため上述の振動排出カセットで取り扱えないものも現われた(図4(b)参照)。
そこで、最下薬剤の横送り方式に振動を組み合わせることにより、腰のないPTP包装剤等の薬剤でも円滑に順次排出しうる振動排出カセットを実現することが、技術的な課題となる。
したがって、この発明によれば、最下薬剤の横送り方式に振動を組み合わせたことにより、腰のないPTP包装剤等の薬剤でも円滑に順次排出しうる振動排出カセットを実現することができた。
すなわち、摩擦による下からの横送り排出に際して、小刻みな上下振動ばかりか、ゆっくりしたメトロノーム風の前後揺動をも、薬剤の積重体に加えるようにしたことにより、腰のないPTP包装剤等の薬剤でも円滑かつ迅速に順次排出しうる振動排出カセットを実現することができる。
したがって、この発明によれば、腰のないPTP包装剤等の薬剤でも円滑かつ迅速に順次排出しうる振動排出カセットを実現することができる。
このような内底部材は、付設部材が振動部材全部から磁性体だけに減って、軽くなっているので、小さな力でも良く振動する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものであり、図3に示した実施例2は、その変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,電磁ソレノイド駆動回路等の電気回路,電気配線,コントローラ等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
排出駆動部材23は、例えば減速ギヤの付いた電動モータからなり、ベルト等を介して駆動輪31を定速回転させるようになっている。
駆動輪31は、収納薬剤8,…のうち最下の薬剤8を横送りする摩擦部材として、内底部材16の前端部に取り付けられており、収納薬剤8,…のうち最下の薬剤8の下面へ直に又は捲回されたベルト等を介して間接的に摩擦力と振動とを伝達するようになっている。
排出駆動部材23は内底部材16の内部に収まっているが、駆動輪31と従動輪32は一部が内底部材16の上面より上へ突き出ている。駆動輪31の突出量Dと従動輪32の突出量Aは、同程度の数mmであり、内底部材16の上面における駆動輪31と従動輪32との取付け部位の高低差Bとも同程度になっている。しかも(図2(a),(b)参照)、その突出量A,Dは薬剤8の厚みEより大きく、従動輪32と駆動輪31との離隔距離Cは薬剤8の長さFの半分よりも大きくなっている。
さらに、内底部材16の下面のほぼ中央部には磁石16eが付設されている。磁石16eは、振動伝達部材として振動部材22の磁力に応動するものであり、安価でも磁力の強い永久磁石が好ましいが、磁性を常に帯びているのが好ましくない環境などでは軟鉄等の磁性体で代替しても良い。
その後、収納薬剤8,…を一つずつ排出させるときには、制御回路21に排出の指令や指示を与えて、カセット10に排出動作を行わせる。具体的には、制御回路21が、排出検出部材25の反射光不検出を確認しつつ、振動部材22と排出駆動部材23を作動させる。そうすると、駆動輪31が回転して収納薬剤8,…のうち最下の薬剤8の前端部の下面に前向きの摩擦力が作用し、それによって収納薬剤8,…のうち最下の薬剤8が横送りされて排出口へ向かう。また、内底部材16と一緒に駆動輪31も従動輪32も小刻みに上下振動し、それが収納薬剤8,…のうち最下の薬剤8やその上に伝達される。
こうして、この振動排出カセット10にあっては、PTP包装剤などの収納薬剤8,…を一枚ずつ排出するのが円滑かつ確実に行える。
内カセット40は、右側板41と背板42と前板43と左側板44と底板45とからなる上面解放の箱体である。
また、内カセット40の底板45は、収納薬剤8,…の保持に必要なところには例えば分散して設けられているが、他の部分は底部開口45aが形成されている。そのため、内カセット40をカセット50内に挿入して収納させると、底板45が逃げ51に収まって内カセット40が安定支持されるとともに、駆動輪31と従動輪32と内底部材16上面の一部とが底部開口45aから内カセット40内に入り込んで収納薬剤8,…を底板45から持ち上げて保持するようになっている。
内カセット40が収納されると、カセット50は収納薬剤8,…の順次排出が可能となり、後は、自動で、ゆっくりしたメトロノーム風の前後揺動と小刻みな上下振動とを伴った摩擦による下からの横送り排出によって、収納薬剤8,…が一枚ずつ円滑かつ確実に排出される。
上述の最後尾押え板34や仕切板36に例えば薬剤8の薬品名や識別コードを印刷したシートを貼り付けておくと、補充時の薬品確認やバーコード入力作業が容易かつ的確に行えるようになる。
また、本発明の振動排出カセットは、単体で使用できる他、薬剤払出装置に組み込んでも良い。
10…カセット(振動排出カセット)、
11…背板、11a…掛止部材、12…右側板、
13…左側板、14…前板、15…排出口可変部材、
16…内底部材、16c…後端折曲部、16e…磁石、
17…調節ネジ、18…底板、19…支承腕、
21…制御回路、22…振動部材、23…排出駆動部材、
24…受座部、25…排出検出部材、
31…駆動輪(摩擦部材)、32…従動輪、
33…区切検出部材、34…最後尾押え板、
35…区切提示部材、36…仕切板、
40…内カセット、41…右側板、42…背板、
43…前板、43a…排出用開口、44…左側板、
45…底板、45a…底部開口、
50…カセット(振動排出カセット)、51…逃げ
Claims (1)
- 立てておけないほど腰のないものであることもあるPTP包装剤等の薬剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するとともに下から順に横送りして排出する振動排出カセットであって、前記薬剤を上面に載せて保持する内底部材と、前記薬剤のうち最下のものをその下面への摩擦力で横送りする摩擦部材と、前記内底部材を上下に振動させる振動部材とを備え、前記摩擦部材が前記内底部材に設けられていて前記振動部材の作動時には前記内底部材の振動が前記摩擦部材に伝達されるとともに前記薬剤にも伝達されて前記薬剤のうち最下のものとその上のものとの絡み付きが回避される程度まで両薬剤間の摩擦力が低減されるようになっており、更に、前記内底部材の上面が前下がり傾斜しており、前記摩擦部材には回転駆動される駆動輪が含まれており、自由に回転しうる従動輪が前記駆動輪から後方へ離れて前記内底部材に設けられており、前記駆動輪と前記従動輪とが前記内底部材の上面より上へ同程度に突き出ており、その突出量が前記内底部材の上面における前記駆動輪と前記従動輪との取付け部位の高低差と同程度であり、前記薬剤が前記従動輪と前記駆動輪との離隔距離よりは長いが二倍までは長くなく且つ両輪の突出量より薄いものであれば、前記薬剤のうち最下のものの排出の度に前記薬剤の整列収納体が前記前下がり傾斜に対応した前傾状態と前傾の無い状態とに及ぶ揺動を行うことにより、前記薬剤が立てておけないほど腰のないものであっても前記薬剤同士の絡み付きが発生することなく前記薬剤のうち最下のものの横送りが加速されるようになっていることを特徴とする振動排出カセット。
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