JPH06144608A - 画像形成装置の給紙装置 - Google Patents
画像形成装置の給紙装置Info
- Publication number
- JPH06144608A JPH06144608A JP31949292A JP31949292A JPH06144608A JP H06144608 A JPH06144608 A JP H06144608A JP 31949292 A JP31949292 A JP 31949292A JP 31949292 A JP31949292 A JP 31949292A JP H06144608 A JPH06144608 A JP H06144608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- feeding
- sheet
- tray
- paper feeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給紙トレイ等から給紙する場合に、送り出し
ローラの上流部にスキュー作用に対する抵抗部材を配置
し、給紙装置の送り出しローラの位置等に起因する用紙
のスキューを防止できるようにする。 【構成】 給紙トレイ1に収容される用紙Pの下部のも
のから給紙する給紙装置5は、送り出しローラ6により
搬出した用紙を、用紙さばき装置7によりさばいて1枚
ずつ送り出す。前記給紙トレイのボトムプレート2には
開口3、4を介してフリーローラ8、9を配置し、該案
内ローラと送り出しローラ6とが給紙方向に一直線状に
構成する。そして、給紙装置が用紙の中央部に配置され
ていない場合でも、用紙をスキューさせる力に対して、
案内ローラにより抵抗作用を付与し、用紙を真っ直ぐに
送り出すことができるようにする。
ローラの上流部にスキュー作用に対する抵抗部材を配置
し、給紙装置の送り出しローラの位置等に起因する用紙
のスキューを防止できるようにする。 【構成】 給紙トレイ1に収容される用紙Pの下部のも
のから給紙する給紙装置5は、送り出しローラ6により
搬出した用紙を、用紙さばき装置7によりさばいて1枚
ずつ送り出す。前記給紙トレイのボトムプレート2には
開口3、4を介してフリーローラ8、9を配置し、該案
内ローラと送り出しローラ6とが給紙方向に一直線状に
構成する。そして、給紙装置が用紙の中央部に配置され
ていない場合でも、用紙をスキューさせる力に対して、
案内ローラにより抵抗作用を付与し、用紙を真っ直ぐに
送り出すことができるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において、給紙トレイ等の装置から用紙を送
り出す給紙装置に関し、特に、給紙装置のローラ部材等
の用紙送り出し部材が用紙の中央部に位置しない場合
に、用紙の斜め送りを防止しながら送り出し作用を発揮
できるようにする装置に関する。
像形成装置において、給紙トレイ等の装置から用紙を送
り出す給紙装置に関し、特に、給紙装置のローラ部材等
の用紙送り出し部材が用紙の中央部に位置しない場合
に、用紙の斜め送りを防止しながら送り出し作用を発揮
できるようにする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ装置等のよう
な画像形成装置においては、その給紙部に複数の給紙ト
レイ等を装備して、それ等のトレイに対してサイズの異
なる用紙を収容しておき、それ等のトレイに配置した給
紙装置により用紙を送り出す機構を設けている。そし
て、複写機の場合には、プラテンにセットされた原稿の
サイズや、オペレータがコントロールパネルを介して入
力した縮拡率等の情報に応じて、必要とされるサイズの
用紙を選択して送り出すことができるようにしている。
また、前記給紙トレイに対して設けられる給紙装置と同
様に、電子写真複写機の中間トレイや、自動原稿搬送装
置の原稿トレイ等においても、給紙トレイに設ける給紙
装置と同様な機構を設けており、用紙や原稿等を自動的
に送り出すことができるようにされている。
な画像形成装置においては、その給紙部に複数の給紙ト
レイ等を装備して、それ等のトレイに対してサイズの異
なる用紙を収容しておき、それ等のトレイに配置した給
紙装置により用紙を送り出す機構を設けている。そし
て、複写機の場合には、プラテンにセットされた原稿の
サイズや、オペレータがコントロールパネルを介して入
力した縮拡率等の情報に応じて、必要とされるサイズの
用紙を選択して送り出すことができるようにしている。
また、前記給紙トレイに対して設けられる給紙装置と同
様に、電子写真複写機の中間トレイや、自動原稿搬送装
置の原稿トレイ等においても、給紙トレイに設ける給紙
装置と同様な機構を設けており、用紙や原稿等を自動的
に送り出すことができるようにされている。
【0003】前記給紙トレイに設ける給紙装置は、例え
ば、実開昭63−194826号公報等に示されるよう
に、トレイの給紙側の端部に配置される送り出しローラ
と、該送り出しローラの下流部に配置される用紙さばき
装置とから構成される。前記用紙さばき装置では、給紙
ローラとリタードローラとを対向させて配置し、両ロー
ラの間で用紙さばき作用を行う機構を用いることができ
る。そして、トレイから送り出しローラにより重送状態
で給紙された状態でも、用紙さばき装置によりさばき作
用を付与して、用紙を1枚ずつ分離して、画像記録部に
向けて給紙することができるようにしている。
ば、実開昭63−194826号公報等に示されるよう
に、トレイの給紙側の端部に配置される送り出しローラ
と、該送り出しローラの下流部に配置される用紙さばき
装置とから構成される。前記用紙さばき装置では、給紙
ローラとリタードローラとを対向させて配置し、両ロー
ラの間で用紙さばき作用を行う機構を用いることができ
る。そして、トレイから送り出しローラにより重送状態
で給紙された状態でも、用紙さばき装置によりさばき作
用を付与して、用紙を1枚ずつ分離して、画像記録部に
向けて給紙することができるようにしている。
【0004】また、一般の画像形成装置において、給紙
トレイに対して配置する給紙装置では、用紙の中央部に
対して送り出しローラを配置すると、送り出される用紙
に斜め送りの状態(スキュー)が生じないことになり、
トレイに続く用紙搬送路での搬送作用を良好な状態で行
うことができる。ところが、一般の画像形成装置の給紙
部では、任意の給紙トレイを装着できるので、そのトレ
イに収容される用紙サイズが一定しないことが多い。ま
た、給紙トレイ内での用紙の位置決めを行う場合には、
用紙の一方の側面を基準線として設定した位置に沿わせ
ることが行われており、そのようなサイドレジ方式を用
いた画像形成装置では、用紙搬送路内での用紙搬送装置
と、画像を記録する部分でも、用紙の一方の側面を基準
線に沿わせる状態で位置決めすることが行われている。
トレイに対して配置する給紙装置では、用紙の中央部に
対して送り出しローラを配置すると、送り出される用紙
に斜め送りの状態(スキュー)が生じないことになり、
トレイに続く用紙搬送路での搬送作用を良好な状態で行
うことができる。ところが、一般の画像形成装置の給紙
部では、任意の給紙トレイを装着できるので、そのトレ
イに収容される用紙サイズが一定しないことが多い。ま
た、給紙トレイ内での用紙の位置決めを行う場合には、
用紙の一方の側面を基準線として設定した位置に沿わせ
ることが行われており、そのようなサイドレジ方式を用
いた画像形成装置では、用紙搬送路内での用紙搬送装置
と、画像を記録する部分でも、用紙の一方の側面を基準
線に沿わせる状態で位置決めすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、用紙の搬送モードがサイドレジ方式の場合
に、給紙装置に設ける送り出しローラの位置を、特定の
サイズの用紙の中央部になる位置に配置しても、その他
のサイズの用紙に対しては、一方の側に片寄って配置さ
れる状態となる。そして、用紙の中央部に対して片寄っ
た位置から、送り出しローラにより給紙の作用を行う場
合には、用紙が真っ直ぐに送り出されずに、スキューが
発生しやすいという問題がある。また、用紙の中央部に
対応させて送り出しローラを配置した場合でも、摩擦す
る他の用紙との間での摩擦抵抗が、用紙の幅方向に均一
でない場合には、送り出される用紙にスキューが発生し
やすいという問題もある。
たように、用紙の搬送モードがサイドレジ方式の場合
に、給紙装置に設ける送り出しローラの位置を、特定の
サイズの用紙の中央部になる位置に配置しても、その他
のサイズの用紙に対しては、一方の側に片寄って配置さ
れる状態となる。そして、用紙の中央部に対して片寄っ
た位置から、送り出しローラにより給紙の作用を行う場
合には、用紙が真っ直ぐに送り出されずに、スキューが
発生しやすいという問題がある。また、用紙の中央部に
対応させて送り出しローラを配置した場合でも、摩擦す
る他の用紙との間での摩擦抵抗が、用紙の幅方向に均一
でない場合には、送り出される用紙にスキューが発生し
やすいという問題もある。
【0006】そこで、トレイから送り出される用紙にス
キューが発生することを防止するために、前記従来例に
示されるように、トレイの側面に植毛部材を配置して、
用紙をスキューさせる方向の力により用紙が浮き上がっ
たりすることを防止し、用紙の送り出し作用を良好な状
態で行い得るようにすることが行われている。しかし、
前述したようなスキュー防止手段を、給紙トレイ以外の
原稿トレイや中間トレイに対して適用することは困難で
あり、給紙トレイに適用する場合でも、用紙に作用する
送り力が、用紙の両側で大きく異なる場合には、スキュ
ー防止の作用を良好な状態で発揮できないという問題が
残っている。したがって、画像形成装置に設ける各種の
トレイから用紙を送り出した際に、最初からスキューが
生じている場合には、用紙搬送路内を搬送している間
に、さらにスキューの状態が増大される等の不都合な状
態が発生する。そして、用紙搬送路内を搬送される用紙
にジャムが生じる原因となったりすることが多くなり、
オペレータの負担を増大するという問題が残る。
キューが発生することを防止するために、前記従来例に
示されるように、トレイの側面に植毛部材を配置して、
用紙をスキューさせる方向の力により用紙が浮き上がっ
たりすることを防止し、用紙の送り出し作用を良好な状
態で行い得るようにすることが行われている。しかし、
前述したようなスキュー防止手段を、給紙トレイ以外の
原稿トレイや中間トレイに対して適用することは困難で
あり、給紙トレイに適用する場合でも、用紙に作用する
送り力が、用紙の両側で大きく異なる場合には、スキュ
ー防止の作用を良好な状態で発揮できないという問題が
残っている。したがって、画像形成装置に設ける各種の
トレイから用紙を送り出した際に、最初からスキューが
生じている場合には、用紙搬送路内を搬送している間
に、さらにスキューの状態が増大される等の不都合な状
態が発生する。そして、用紙搬送路内を搬送される用紙
にジャムが生じる原因となったりすることが多くなり、
オペレータの負担を増大するという問題が残る。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したように、給紙トレイ
等の装置に対して配置する給紙装置の位置により、用紙
にスキューが発生する問題を解消するもので、給紙装置
の送り出しローラ等の用紙送り出し部材の上流部の位置
に、用紙を給紙方向に規制するローラ部材等の押圧手段
を配置し、用紙送り出し部材と押圧手段とにより、送り
出される用紙にスキューが生じることを防止できるよう
な給紙装置を提供することを目的としている。
等の装置に対して配置する給紙装置の位置により、用紙
にスキューが発生する問題を解消するもので、給紙装置
の送り出しローラ等の用紙送り出し部材の上流部の位置
に、用紙を給紙方向に規制するローラ部材等の押圧手段
を配置し、用紙送り出し部材と押圧手段とにより、送り
出される用紙にスキューが生じることを防止できるよう
な給紙装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、給
紙トレイの給紙部に配置し、送り出しローラ部材等の用
紙送り出し部材と用紙さばき装置とを用いて用紙を送り
出す装置に関する。本発明の給紙装置では、前記給紙ト
レイに配置する用紙送り出し部材の上流部で、前記用紙
送り出し部材に対して用紙の搬送方向に平行な位置に用
紙を押圧する手段を配置し、前記用紙を押圧する手段
は、用紙送り出し部材により搬出される用紙に対して横
移動を阻止する作用を付与する機構を構成している。ま
た、本発明において、前記トレイに配置する給紙装置
は、トレイに収容される用紙の下部のものから給紙する
機構を構成し、前記トレイの底板から上に向けて突出す
る位置に用紙送り出し部材を配置し、前記用紙送り出し
部材として構成するローラ部材に、用紙を押圧する手段
を構成することができる。さらに、本発明においては、
前記トレイに配置する給紙装置は、トレイに収容される
用紙の上部のものから給紙する機構を構成し、前記用紙
を上から押圧する手段を配置し、前記押圧手段を用紙の
上面の給紙方向に、用紙に追従して移動または回転する
ように配置し、トレイから送り出される用紙に対して、
前記押圧手段により用紙の横移動を阻止する作用を付与
する機構を構成することができる。
紙トレイの給紙部に配置し、送り出しローラ部材等の用
紙送り出し部材と用紙さばき装置とを用いて用紙を送り
出す装置に関する。本発明の給紙装置では、前記給紙ト
レイに配置する用紙送り出し部材の上流部で、前記用紙
送り出し部材に対して用紙の搬送方向に平行な位置に用
紙を押圧する手段を配置し、前記用紙を押圧する手段
は、用紙送り出し部材により搬出される用紙に対して横
移動を阻止する作用を付与する機構を構成している。ま
た、本発明において、前記トレイに配置する給紙装置
は、トレイに収容される用紙の下部のものから給紙する
機構を構成し、前記トレイの底板から上に向けて突出す
る位置に用紙送り出し部材を配置し、前記用紙送り出し
部材として構成するローラ部材に、用紙を押圧する手段
を構成することができる。さらに、本発明においては、
前記トレイに配置する給紙装置は、トレイに収容される
用紙の上部のものから給紙する機構を構成し、前記用紙
を上から押圧する手段を配置し、前記押圧手段を用紙の
上面の給紙方向に、用紙に追従して移動または回転する
ように配置し、トレイから送り出される用紙に対して、
前記押圧手段により用紙の横移動を阻止する作用を付与
する機構を構成することができる。
【0009】前述したように構成したことにより、給紙
装置の送り出しローラ等の用紙送り出し部材が、トレイ
に収容される用紙の中央部から片寄った位置に配置され
ている場合でも、送り出しローラにより送り出される用
紙に対してスキューが生じることを防止でき、用紙搬送
路内での搬送作用を良好な状態で行うことができる。ま
た、本発明のスキュー防止のための機構は、トレイに収
容される用紙の下部のものから給紙する装置、または、
用紙の上部のものから給紙する装置等にも適用が可能で
ある。そして、前記スキュー防止のための手段は、フリ
ーローラ部材や、ベルト部材等を用いることが可能であ
り、比較的簡単な機構の部材を配置するのみで、トレイ
からの給紙性を良好に維持させることができる。
装置の送り出しローラ等の用紙送り出し部材が、トレイ
に収容される用紙の中央部から片寄った位置に配置され
ている場合でも、送り出しローラにより送り出される用
紙に対してスキューが生じることを防止でき、用紙搬送
路内での搬送作用を良好な状態で行うことができる。ま
た、本発明のスキュー防止のための機構は、トレイに収
容される用紙の下部のものから給紙する装置、または、
用紙の上部のものから給紙する装置等にも適用が可能で
ある。そして、前記スキュー防止のための手段は、フリ
ーローラ部材や、ベルト部材等を用いることが可能であ
り、比較的簡単な機構の部材を配置するのみで、トレイ
からの給紙性を良好に維持させることができる。
【0010】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の給紙装置を説明する。図1および図2に示され
る例は、給紙トレイ1に収容される用紙の下部のものか
ら給紙する装置を示しており、給紙トレイ1のボトムプ
レート2の上に載置される用紙Pに対して、給紙装置5
により用紙を給紙する機構を配置している。前記給紙装
置5では、ボトムプレート2の上面に突出する用紙送り
出し部材としての送り出しローラ6と、その下流部に配
置される用紙さばき装置7とを設けて、給紙装置5を構
成している。前記用紙さばき装置7は、一般の給紙装置
に使用されているように、給紙方向に駆動されるローラ
と、リタードローラとを組み合わせて配置し、用紙に対
するさばき作用を発揮できるように構成しており、前記
リタードローラとしては、任意の構成の部材を用いるこ
とができる。
成装置の給紙装置を説明する。図1および図2に示され
る例は、給紙トレイ1に収容される用紙の下部のものか
ら給紙する装置を示しており、給紙トレイ1のボトムプ
レート2の上に載置される用紙Pに対して、給紙装置5
により用紙を給紙する機構を配置している。前記給紙装
置5では、ボトムプレート2の上面に突出する用紙送り
出し部材としての送り出しローラ6と、その下流部に配
置される用紙さばき装置7とを設けて、給紙装置5を構
成している。前記用紙さばき装置7は、一般の給紙装置
に使用されているように、給紙方向に駆動されるローラ
と、リタードローラとを組み合わせて配置し、用紙に対
するさばき作用を発揮できるように構成しており、前記
リタードローラとしては、任意の構成の部材を用いるこ
とができる。
【0011】また、前記給紙装置の送り出しローラ6に
対して、用紙搬送送り出し方向の上流部には、ボトムプ
レート2に設けた開口3、4を介して案内ローラ部材
8、9を配置しており、それ等の案内ローラの上面は、
ボトムプレート2よりも突出する位置に配置される。前
記2つの案内ローラ8、9は、軸に対してローラ部材を
自由に回転するように設けている。そして、図1に示さ
れるように、送り出しローラ6の中央部に対してその上
流側に、一直線状に各ローラを配置して、上流側の案内
ローラが、送り出しローラにより送り出される用紙に対
して、搬送方向にのみ移動を許容し、スキューを生じた
りすることを防止する作用を発揮できるようにする。し
たがって、前記給紙トレイ1に設ける給紙装置5は、給
紙トレイの基準線側に片寄った位置に配置されて、給紙
トレイからの用紙の送り出しを行う際に、その用紙の抵
抗によるスキューの発生を防止することができる。
対して、用紙搬送送り出し方向の上流部には、ボトムプ
レート2に設けた開口3、4を介して案内ローラ部材
8、9を配置しており、それ等の案内ローラの上面は、
ボトムプレート2よりも突出する位置に配置される。前
記2つの案内ローラ8、9は、軸に対してローラ部材を
自由に回転するように設けている。そして、図1に示さ
れるように、送り出しローラ6の中央部に対してその上
流側に、一直線状に各ローラを配置して、上流側の案内
ローラが、送り出しローラにより送り出される用紙に対
して、搬送方向にのみ移動を許容し、スキューを生じた
りすることを防止する作用を発揮できるようにする。し
たがって、前記給紙トレイ1に設ける給紙装置5は、給
紙トレイの基準線側に片寄った位置に配置されて、給紙
トレイからの用紙の送り出しを行う際に、その用紙の抵
抗によるスキューの発生を防止することができる。
【0012】前記図1、2に示される給紙トレイは、送
り出しローラ6により送り出される用紙に対して、該送
り出しローラ6による搬送方向に対してのみ、案内ロー
ラが用紙の移動を許容するようにしている。また、前記
案内ローラでは、送り出される用紙に対して、送り出し
ローラが片寄った位置から給紙する作用を加える場合に
は、上部の用紙との間の摩擦による抵抗が、送り出しロ
ーラによる送り出し方向に対して、片寄って作用する状
態となる。しかし、本発明のように、送り出しローラの
上流部に配置する案内ローラにより、用紙のスキューを
防止する方向に抵抗が付与される場合には、送り出しロ
ーラの搬送力と用紙のスキュー方向の抵抗との2種類の
力が用紙に作用する。これに対して、送り出しローラの
上流部に案内ローラ8、9を配置し、前記案内ローラに
対して、用紙の自重による押圧力が作用しているので、
用紙の下面と案内ローラとの間で、適度の摩擦作用が生
じ、案内ローラにより用紙のスキューを防止しながら給
紙し、用紙の側面を基準線に沿わせた状態で位置決めし
ながら、正常に送り出す作用を発揮することができる。
り出しローラ6により送り出される用紙に対して、該送
り出しローラ6による搬送方向に対してのみ、案内ロー
ラが用紙の移動を許容するようにしている。また、前記
案内ローラでは、送り出される用紙に対して、送り出し
ローラが片寄った位置から給紙する作用を加える場合に
は、上部の用紙との間の摩擦による抵抗が、送り出しロ
ーラによる送り出し方向に対して、片寄って作用する状
態となる。しかし、本発明のように、送り出しローラの
上流部に配置する案内ローラにより、用紙のスキューを
防止する方向に抵抗が付与される場合には、送り出しロ
ーラの搬送力と用紙のスキュー方向の抵抗との2種類の
力が用紙に作用する。これに対して、送り出しローラの
上流部に案内ローラ8、9を配置し、前記案内ローラに
対して、用紙の自重による押圧力が作用しているので、
用紙の下面と案内ローラとの間で、適度の摩擦作用が生
じ、案内ローラにより用紙のスキューを防止しながら給
紙し、用紙の側面を基準線に沿わせた状態で位置決めし
ながら、正常に送り出す作用を発揮することができる。
【0013】なお、本発明において、前記案内ローラを
トレイの所定の位置に配置する機構は、一般の電子写真
複写機等の給紙トレイに適用することが可能であり、そ
の他に、自動原稿搬送装置の原稿トレイにも設けること
ができる。また、前記トレイに設ける給紙装置は、自動
両面複写機の中間トレイに対しても適用が可能であり、
トレイに収容された用紙の下部のものから給紙する任意
の装置に対して適用が可能になる。さらに、本発明の図
1に示される給紙装置は、給紙トレイに収容されている
用紙の上部のものから給紙する機構にも適用することが
可能である。その場合には、用紙さばき装置のローラ部
材の上下が逆転する状態に配置することの他に、トレイ
に収容される用紙に対して、送り出しローラの上流部に
配置される案内ローラは、用紙を上から押圧する位置に
配置され、用紙のスキューを防止しながら、送り出すよ
うな機構を構成することができる。
トレイの所定の位置に配置する機構は、一般の電子写真
複写機等の給紙トレイに適用することが可能であり、そ
の他に、自動原稿搬送装置の原稿トレイにも設けること
ができる。また、前記トレイに設ける給紙装置は、自動
両面複写機の中間トレイに対しても適用が可能であり、
トレイに収容された用紙の下部のものから給紙する任意
の装置に対して適用が可能になる。さらに、本発明の図
1に示される給紙装置は、給紙トレイに収容されている
用紙の上部のものから給紙する機構にも適用することが
可能である。その場合には、用紙さばき装置のローラ部
材の上下が逆転する状態に配置することの他に、トレイ
に収容される用紙に対して、送り出しローラの上流部に
配置される案内ローラは、用紙を上から押圧する位置に
配置され、用紙のスキューを防止しながら、送り出すよ
うな機構を構成することができる。
【0014】前記図1、2に示される例とは別に、本発
明においては、トレイから送り出す用紙のスキュー防止
機構を、図3、4に示されるように構成することができ
る。前記図3、4に示される給紙装置では、給紙トレイ
からの給紙部に用紙送り出し部材としての送り出しロー
ラ16と、用紙さばき装置17を組み合わせた給紙装置
15を配置し、給紙トレイ1に収容されている用紙Pの
上部のものから、順次給紙する機構を構成している。ま
た、前記給紙トレイ11の上部に、側部の本体フレーム
等からトレイ上に突出する上部フレーム20を配置し、
前記上部フレーム20に案内ベルト部材21を支持さ
せ、前記案内ベルト21の下面が用紙Pの上面に接する
状態に設けることにより、押圧手段を構成している。
明においては、トレイから送り出す用紙のスキュー防止
機構を、図3、4に示されるように構成することができ
る。前記図3、4に示される給紙装置では、給紙トレイ
からの給紙部に用紙送り出し部材としての送り出しロー
ラ16と、用紙さばき装置17を組み合わせた給紙装置
15を配置し、給紙トレイ1に収容されている用紙Pの
上部のものから、順次給紙する機構を構成している。ま
た、前記給紙トレイ11の上部に、側部の本体フレーム
等からトレイ上に突出する上部フレーム20を配置し、
前記上部フレーム20に案内ベルト部材21を支持さ
せ、前記案内ベルト21の下面が用紙Pの上面に接する
状態に設けることにより、押圧手段を構成している。
【0015】図4に示されるように、前記案内ベルト2
1は、用紙の搬送方向の前後に配置する2つのガイドプ
ーリ22、23に支持され、用紙が送り出しローラによ
り送り出される動作に追従して、案内ベルトを用紙とと
もに移動させるようにしている。また、前記ガイドプー
リ22、23は、軸に対して自由に回転可能なプーリを
設けているもので、ベルトが用紙とともに移動する際
に、そのベルトに対する案内作用のみを行うことができ
るような機構を構成している。前記給紙トレイ11で
は、用紙を支持するボトムプレート12を、図示を省略
した上下動機構により、ボトムプレート上に支持する用
紙Pの上のものを、所定の高さの位置にまで上昇させ
る。そして、送り出しローラ16に対して用紙を押圧す
る状態で、前記送り出しローラ16を駆動することによ
り、用紙をトレイから送り出すようにする。前記送り出
しローラによる給紙の動作に対応させて、本発明の実施
例では、送り出される用紙の上面に対して、送り出しロ
ーラの上流側で案内ベルト21により用紙を押圧し、送
り出される用紙にスキューが発生することを防止できる
ようにしている。
1は、用紙の搬送方向の前後に配置する2つのガイドプ
ーリ22、23に支持され、用紙が送り出しローラによ
り送り出される動作に追従して、案内ベルトを用紙とと
もに移動させるようにしている。また、前記ガイドプー
リ22、23は、軸に対して自由に回転可能なプーリを
設けているもので、ベルトが用紙とともに移動する際
に、そのベルトに対する案内作用のみを行うことができ
るような機構を構成している。前記給紙トレイ11で
は、用紙を支持するボトムプレート12を、図示を省略
した上下動機構により、ボトムプレート上に支持する用
紙Pの上のものを、所定の高さの位置にまで上昇させ
る。そして、送り出しローラ16に対して用紙を押圧す
る状態で、前記送り出しローラ16を駆動することによ
り、用紙をトレイから送り出すようにする。前記送り出
しローラによる給紙の動作に対応させて、本発明の実施
例では、送り出される用紙の上面に対して、送り出しロ
ーラの上流側で案内ベルト21により用紙を押圧し、送
り出される用紙にスキューが発生することを防止できる
ようにしている。
【0016】前記送り出しローラに対応させて配置する
押圧手段としての案内ベルト21は、用紙の送り出し方
向の上流部に、前記案内ローラの場合と同様に、送り出
しローラと案内ベルトとが一直線状となるように配置
し、用紙に対して幅方向に移動することを防止する機構
を構成する。つまり、案内ベルトを構成するゴムベルト
は、用紙との摩擦係数が非常に大きなものであり、送り
出しローラにより給紙される用紙に対して、前記案内ベ
ルトを押圧しながら用紙とともに移動する。そして、前
記案内ベルトが用紙を押圧しながら給紙方向に移動する
ことにより、送り出しローラにより送られる用紙に対し
て、スキューさせるような力が作用した場合でも、その
用紙を幅方向に移動させるような力を打ち消して、給紙
方向に正常に移動させるような作用を発揮する。
押圧手段としての案内ベルト21は、用紙の送り出し方
向の上流部に、前記案内ローラの場合と同様に、送り出
しローラと案内ベルトとが一直線状となるように配置
し、用紙に対して幅方向に移動することを防止する機構
を構成する。つまり、案内ベルトを構成するゴムベルト
は、用紙との摩擦係数が非常に大きなものであり、送り
出しローラにより給紙される用紙に対して、前記案内ベ
ルトを押圧しながら用紙とともに移動する。そして、前
記案内ベルトが用紙を押圧しながら給紙方向に移動する
ことにより、送り出しローラにより送られる用紙に対し
て、スキューさせるような力が作用した場合でも、その
用紙を幅方向に移動させるような力を打ち消して、給紙
方向に正常に移動させるような作用を発揮する。
【0017】なお、前記図3、4に示されるように、案
内ベルトを用いて用紙のスキューを防止する機構におい
て、案内ベルトを構成する材料は、用紙との摩擦係数が
大きいものであれば、任意の材料を用いて構成すること
ができる。また、案内ベルトの幅や用紙を押圧する部分
の長さ、用紙に対する押圧力等は、その給紙トレイから
給紙される用紙のスキューの発生状態に応じて、任意に
構成することが可能である。さらに、案内ベルトを支持
するフレームを、用紙の上面に向けて揺動可能に構成
し、用紙に対する押圧力を設定すること等の機構は、必
要に応じてなし得ることである。
内ベルトを用いて用紙のスキューを防止する機構におい
て、案内ベルトを構成する材料は、用紙との摩擦係数が
大きいものであれば、任意の材料を用いて構成すること
ができる。また、案内ベルトの幅や用紙を押圧する部分
の長さ、用紙に対する押圧力等は、その給紙トレイから
給紙される用紙のスキューの発生状態に応じて、任意に
構成することが可能である。さらに、案内ベルトを支持
するフレームを、用紙の上面に向けて揺動可能に構成
し、用紙に対する押圧力を設定すること等の機構は、必
要に応じてなし得ることである。
【0018】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の給紙装置は、前
述したように構成したことにより、給紙装置の送り出し
ローラが、トレイに収容される用紙の中央部から片寄っ
た位置に配置されている場合でも、送り出しローラによ
り送り出される用紙に対してスキューが生じることを防
止でき、用紙搬送路内での搬送作用を良好な状態で行う
ことができる。また、本発明のスキュー防止のための機
構は、トレイに収容される用紙の下部のものから給紙す
る装置、または、用紙の上部のものから給紙する装置等
にも適用が可能である。そして、前記スキュー防止のた
めの手段は、フリーローラ部材や、ベルト部材等を用い
ることが可能であり、比較的簡単な機構の部材を配置す
るのみで、トレイからの給紙性を良好に維持させること
ができる。
述したように構成したことにより、給紙装置の送り出し
ローラが、トレイに収容される用紙の中央部から片寄っ
た位置に配置されている場合でも、送り出しローラによ
り送り出される用紙に対してスキューが生じることを防
止でき、用紙搬送路内での搬送作用を良好な状態で行う
ことができる。また、本発明のスキュー防止のための機
構は、トレイに収容される用紙の下部のものから給紙す
る装置、または、用紙の上部のものから給紙する装置等
にも適用が可能である。そして、前記スキュー防止のた
めの手段は、フリーローラ部材や、ベルト部材等を用い
ることが可能であり、比較的簡単な機構の部材を配置す
るのみで、トレイからの給紙性を良好に維持させること
ができる。
【図1】 本発明の給紙装置の構成を示す平面図であ
る。
る。
【図2】 図1の給紙装置の側面図である。
【図3】 給紙装置の別の実施例の構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】 図3の給紙装置の側面図である。
1 給紙トレイ、 2 ボトムプレート、 5
給紙装置、8・9 案内ローラ、 11 給紙トレ
イ、 15 給紙装置、20 上部フレーム、 2
1 案内ベルト、22・23 ガイドプーリ。
給紙装置、8・9 案内ローラ、 11 給紙トレ
イ、 15 給紙装置、20 上部フレーム、 2
1 案内ベルト、22・23 ガイドプーリ。
Claims (3)
- 【請求項1】 給紙トレイの給紙部に配置し、送り出し
ローラ部材等の用紙送り出し部材と、用紙さばき装置と
を用いて用紙を送り出す装置において、 前記給紙トレイに配置する用紙送り出し部材の上流部
で、前記用紙送り出し部材に対して用紙の搬送方向に平
行な位置に、用紙を押圧する手段を配置し、 前記用紙を押圧する手段は、用紙送り出し部材により搬
出される用紙に対して横移動を阻止する作用を付与する
ことを特徴とする画像形成装置の給紙装置。 - 【請求項2】 前記トレイに配置する給紙装置は、トレ
イに収容される用紙の下部のものから給紙する機構を構
成し、前記トレイの底板から上に向けて突出する位置に
用紙送り出し部材を配置し、該用紙送り出し部材に用紙
を押圧する手段を構成することを特徴とする請求項1に
記載の画像形成装置の給紙装置。 - 【請求項3】 前記トレイに配置する給紙装置は、トレ
イに収容される用紙の上部のものから給紙する機構を構
成し、前記用紙を上から押圧する手段を配置し、 前記押圧手段を用紙の上面の給紙方向に、用紙に追従し
て移動するように配置し、用紙送り出し部材により搬出
される用紙に対して、前記押圧手段により横移動を阻止
する作用を付与することを特徴とする請求項1に記載の
画像形成装置の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31949292A JPH06144608A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31949292A JPH06144608A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置の給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144608A true JPH06144608A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18110822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31949292A Pending JPH06144608A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 画像形成装置の給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06144608A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301870A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Tosho Inc | 振動排出カセット |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP31949292A patent/JPH06144608A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301870A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Tosho Inc | 振動排出カセット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5072921A (en) | Feeding mechanism | |
JPH06144608A (ja) | 画像形成装置の給紙装置 | |
JP3607467B2 (ja) | 自動給紙装置 | |
JPH0326618A (ja) | 原稿分離装置 | |
JPH0439221A (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
JPH0745486Y2 (ja) | 原稿給送装置 | |
JPH0450270Y2 (ja) | ||
JPH0583454B2 (ja) | ||
JP2900655B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH0540015Y2 (ja) | ||
JPH062988Y2 (ja) | 複写機等の用紙案内装置 | |
JP4495875B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3402119B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP2693633B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH056302Y2 (ja) | ||
JP2568190B2 (ja) | シ−ト給送装置 | |
JPS63171737A (ja) | シ−ト材分離給送装置 | |
JPH0356338A (ja) | 重送防止構造 | |
JP3096337B2 (ja) | 給紙装置 | |
JPH0558496A (ja) | 給紙装置 | |
JPH078357U (ja) | 用紙堆積装置 | |
JPH0289737A (ja) | ローラ式給紙装置 | |
JP2000264470A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0781780A (ja) | 給紙装置 | |
JPS62111853A (ja) | シ−ト規制用ガイド装置 |