JP4854521B2 - 振動排出カセット - Google Patents
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Description
具体的には(例えば特許文献1参照)、振動排出カセットは、散薬フィーダに利用されている振動方式をPTP包装剤に転用するとともに、その転用に際して重量測定用の秤量部材や前進用の付勢部材等を設けなくても済むようにして、機構の簡素化を図ったものであり、PTP包装した薬剤またはそれと等価な薬剤を整列収納する外板と、その解放前面の上部で先頭薬剤の上端部と干渉して収納薬剤の前倒を止める上枠と、前記収納薬剤を載せて振動時には前進させる内板と、この内板を振動させる振動部材とを備えている。
しかしながら、各種サイズのPTP包装剤等に合わせて各種サイズの振動排出カセットを製造するのでは、設計や製造のコストが嵩んでしまう。
そこで、幅の大きく違う薬剤に適合するよう振動排出カセットを改良することが重要な課題となるが、その改良を簡便で安価な部材の追加で具現化することが基本的な技術課題となる。
しかしながら、上下用と横用とにそれぞれ振動部材を設けたり、複雑な振動を行うが原価の高い振動部材を採用するのでは、カセット機構簡素化の主旨に反する。
そこで、上記の追加部材に工夫を加味することでコストアップを抑えつつ振動排出の円滑度を高めることが更なる技術課題となる。
また、本発明の振動排出カセットは(解決手段4)、上記解決手段3の振動排出カセットであって、前記高低差が前後方向において逆転していることを特徴とする。
したがって、この発明によれば、幅の大きく違う薬剤にも使用しうる振動排出カセットを簡便かつ安価に実現することができる。
これにより、規制幅と薬剤幅との差に基づく逃げ(遊び)が必要時には広がるとともに、内板を上下振動させるだけでも薬剤には上下振動に加えて他の派生振動も生じることとなる。
したがって、この発明によれば、幅寄部材の装備によって簡便かつ安価に幅の大きく違う薬剤にも使用しうるようになった振動排出カセットについて、幅寄部材の配置等を工夫したことにより更なる部材の追加は避けつつ振動排出の円滑度を高めることができる。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を具現化したものであり、図3に示した実施例2は、上述した解決手段3〜4(出願当初の請求項3〜4)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,電磁ソレノイド駆動回路等の電気回路,電気配線,コントローラ等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
PTP包装剤からなる薬剤8の典型的な形状は片面が平坦で片面に薬剤収納用突部の列設された角板状であり、薬剤8の典型的なサイズは幅が数十mmで長さが百数十mmで厚みが数mmであり、薬剤8の典型的な重量・質量は、数十mg〜百数十mgである。
こうして、この振動排出カセット10にあっては、PTP包装剤などの薬剤8を一枚ずつ排出するのが迅速かつ確実に行える。
この振動排出カセット30が上述した実施例1のカセット10と相違するのは、右幅寄部材14が右幅寄部材31になった点と、左幅寄部材15が左幅寄部材32になった点である。これらの新たな左右の幅寄部材31,32にあっては、高低差が前後方向において変化しており、前後では逆転している。
内板16が上下に振動すると、左右の幅寄部材31,32に高低差がつけられていることから、収納薬剤8,…が上下動したときに収納薬剤8,…のうち何れかの薬剤8が左右の幅寄部材31,32に触れるとその薬剤8に回転モーメントが作用して薬剤8が多少なりとも傾斜するが(図3(c)の正面図を参照)、右幅寄部材31が左幅寄部材32より高い後側では、薬剤8が上部を左へ振り下部を右へ振るようにして傾くのに対し、右幅寄部材31が左幅寄部材32より低い前側では、薬剤8が上部を右へ振り下部を左へ振るようにして傾く。
そのため、収納薬剤8,…の各薬剤8が薬剤収納空間を後から前へ進行するとき、薬剤8には、先ず反時計回りの揺れを伴った上下振動が加えられ、次に強い上下振動が加えられ、最後に時計回りの揺れを伴った上下振動が加えられる。
こうして、このカセット30にあっては、更に複雑になった振動によって収納薬剤8,…に係る薬剤同士の引っ掛かり等が高い確度で而も速やかに解消されるので、薬剤の振動排出がより円滑になされる。
上記実施例では、留置部材26が解放前面のところで収納薬剤8,…のうち先頭の薬剤8を内板16の前端上に留め置くようになっていたが、留置部材26は、従来例のように、内板16の前端から落ちて解放前面から排出されたものを留め置くようになっていても良い。その場合、留置薬剤の有無を検出する留置検出部材を追加設置しても良く、排出検出部材25を留置検出部材に流用しても良い。その留置部材は、薬剤を落下排出させるものでも良く、薬剤の摘出を待つものでも良い。
また、本発明の振動排出カセットは、単体で使用できる他、薬剤払出装置に組み込んでも良い。
10…カセット(振動排出カセット)、
11…背板、11a…掛止部、12…右側板、12a…取付穴、
13…左側板、14…右幅寄部材、15…左幅寄部材、
16…内板、16a…磁石、17…上枠、18…底板、
21…制御回路、22…振動部材、23…排出駆動部材、24…受座部、
25…排出検出部材、26…留置部材、26a…付勢バネ、
30…カセット(振動排出カセット)、
31…右幅寄部材、31a…中央部、32…左幅寄部材、32a…中央部
Claims (3)
- PTP包装剤等の収納薬剤を整列収納する外板と、その解放前面の上部で前記収納薬剤の前倒を止める上枠と、前記収納薬剤を載せて振動時には前進させる内板と、この内板を振動させる振動部材とを備えていて、振動にて薬剤の順次排出を行う振動排出カセットにおいて、前記外板のうち右側板の内面に右幅寄部材が装着されており、前記外板のうち左側板の内面に左幅寄部材が装着されており、前記右幅寄部材と前記左幅寄部材とに高低差がつけられていることを特徴とする振動排出カセット。
- 前記高低差が前後方向において変化していることを特徴とする請求項1記載の振動排出カセット。
- 前記高低差が前後方向において逆転していることを特徴とする請求項2記載の振動排出カセット。
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