JP6075727B2 - Ptpカセット - Google Patents
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Description
何れのPTPカセットも、収納空間を画する箱状の整列収納部と、その下に設けられた順次排出機構とを備えており、そのうち整列収納部は、PTP包装剤等を各々は横にしたうえで収納空間の内底の部材の上に載せて縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するようになっており、順次排出機構は、整列収納部に保持されているPTP包装剤等を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている。
そのため、PTP包装剤等を積み重ね収納して下から横送り排出するPTPカセットにも、振動排出カセットと同様、幅や長さの大きく違うPTP包装剤等に適合させるための改良が求められる。
そこで、簡便かつ大幅な調整機能を独自の構造で具体化することにより、幅や長さの違うPTP包装剤等に適合するPTPカセットを実現することが技術的な課題となる。
また、整列収納空間の前端面を画するとともに排出口の高さを規定する前板が、両側板から中央へ延びた左右の両前板支持部材である左基端前板支持部材と右基端前板支持部材によって、排出口の上方に保持されており、しかも、両前板支持部材による前板に対する左右方向の支持位置も変更可能になっているので、その支持位置を上述の両側板の立設位置変更時に変更可能状態にしておくことにより、整列収納空間の横幅適合に随伴して排出口の横幅までPTP包装剤等の横幅に適合することとなる。
したがって、この発明によれば、幅の違う各種のPTP包装剤等に対して整列収納空間と排出口の横幅を簡便に適合させられるPTPカセットを実現することができる。
したがって、この発明によれば、幅の大きく違う各種のPTP包装剤等に対して整列収納空間と排出口の横幅を簡便に適合させられるPTPカセットを実現することができる。
したがって、この発明によれば、幅や長さの違うPTP包装剤等に適合するPTPカセットを実現することができる。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、電動モータ等の駆動源や,タイミングベルト等の伝動部材,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
整列収納部20〜60は、整列収納空間の左側を画する左側板ユニット20と、整列収納空間の前側を画する前板ユニット40と、この前板ユニット40を左右から支持する左基端前板支持ユニット30及び右基端前板支持ユニット60と、整列収納空間の右側を画する右側板ユニット50とを具備している。
また、左側板本体21には、次に詳述する左基端前板支持ユニット30の左側の基端を上下2カ所で取り付けるための支持位置前後上下方向可変用穴23,24が形成されているが、上側の支持位置前後上下方向可変用穴23も、下側の支持位置前後上下方向可変用穴24も、左側板ユニット20に対する左基端前板支持ユニット30の取付位置を前後方向ばかりか上下方向にも段階的に変更可能とするために、図示の例では前後に5カ所かつ上下に3カ所の計15カ所に、多数列設されている。
また、右側板本体51には、次に詳述する右基端前板支持ユニット60の右側の基端を上下2カ所で取り付けるための支持位置前後上下方向可変用穴53,54が形成されているが、上側の支持位置前後上下方向可変用穴53も、下側の支持位置前後上下方向可変用穴54も、右側板ユニット50に対する右基端前板支持ユニット60の取付位置を前後方向ばかりか上下方向にも段階的に変更可能とするために、図示の例では前後に5カ所かつ上下に3カ所の計15カ所に、多数列設されている。
その作業手順の一例を述べると、立設位置左右方向固定用ネジ27,27と支持位置左右方向固定用ネジ34,34を一時的に緩めて左側板ユニット20の順次排出機構70に対する立設位置を左右に変更するとともに、立設位置左右方向固定用ネジ57,57と支持位置左右方向固定用ネジ64,64を一時的に緩めて右側板ユニット50の順次排出機構70に対する立設位置を左右に変更することにより、整列収納空間と排出口47の横幅を該当PTP包装剤の横幅より少しだけ広くしておく。
このようにして整列収納空間を該当PTP包装剤に適合させる調整作業は、前板ユニット40の支持位置調整と右側板ユニット50の立設位置調整と左側板ユニット20の立設位置調整とを実施する順序に制約が無いので、気楽に作業することができる。
また、小さなPTP包装剤84を取り扱うPTPカセット10については整列収納空間の横幅を最小横幅Wnに調整するとともに整列収納空間の長さを最小長Lnに調整しておき(図3参照)、それから、そのPTPカセット10の整列収納空間にPTP包装剤84をやはり各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させる(図5参照)。
また、最下のPTP包装剤が排出口47を通過するときに、二番目以降のPTP包装剤が例え最下のPTP包装剤に引きずられかけたとしても、前板本体41と内底部材25,55との角度θが鈍角になっているため、二番目以降のPTP包装剤は、前板本体41や可撓性留具45に乗り上げるような向きに進もうとして、排出口47から上方へ離れるので、最下のPTP包装剤と一緒に他のPTP包装剤も排出口47から排出されてしまうという不所望な二枚出しが的確に防止される。
上記実施例では、排出センサ75として順次排出機構70の前端に設けられた反射式フォトセンサを図示したが、排出センサ75は、設置箇所が排出経路の下に限られるもので無く、排出経路の上方に設けたものでも良く、排出経路を上下から挟んで透過光の遮断にて排出を検出するものでも良い。
上記実施例では、PTPカセット10の内底が水平になっていたが、単体で前下がり傾斜していても良く、PTP払出装置に搭載されて前下がり傾斜するようにしても良い。
20〜60…整列収納部、
20…左側板ユニット、21…左側板本体、
22…切欠、23,24…支持位置前後上下方向可変用穴、25…左内底部材、
26…立設位置左右方向可変用長穴、27…立設位置左右方向固定用ネジ、
30…左基端前板支持ユニット、
31…前板支持基端部、32…前板支持延伸部、33…支持位置左右方向可変用長穴、
34…支持位置左右方向固定用ネジ、35…支持位置前後方向固定用ネジ、
40…前板ユニット、
41…前板本体、42…前板前面肉厚部、43,
44…ネジ穴、45…可撓性留具、46…排出ガイド、47…排出口、
50…右側板ユニット、51…右側板本体、
52…切欠、53,54…支持位置前後上下方向可変用穴、55…右内底部材、
56…立設位置左右方向可変用長穴、57…立設位置左右方向固定用ネジ、
60…右基端前板支持ユニット、
61…前板支持基端部、62…前板支持延伸部、63…支持位置左右方向可変用長穴、
64…支持位置左右方向固定用ネジ、65…支持位置前後方向固定用ネジ、
70…順次排出機構、
71…順次排出機構筐体、72,73…ネジ穴、74…可動部材、75…排出センサ、
82,84…PTP包装剤
Claims (3)
- 薬剤をシートに区分収納したPTP包装剤またはそれと等価なシート状包装剤であるPTP包装剤等を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する整列収納部と、前記PTP包装剤等のうち最下のものに前記整列収納部の内底で可動部材を接触させて前進させる順次排出機構とを備えていて、前記PTP包装剤等を下から順に横送りして前記整列収納部の排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、
前記整列収納部が、前記排出口の上方に位置する前板と、左右に分かれてそれぞれ前記順次排出機構に立設された左側板および右側板と、前記左側板から右方へ延びていて前記前板を支持する左基端前板支持部材と、前記右側板から左方へ延びていて前記前板を支持する右基端前板支持部材とを具備したものであり、前記左側板も前記右側板も前記順次排出機構に対する左右方向の立設位置を変更しうるようになっており、前記左基端前板支持部材も前記右基端前板支持部材も前記前板に対する左右方向の支持位置を変更しうるようになっており、
前記左側板に対する前記左基端前板支持部材の左基端取付位置も、前記右側板に対する前記右基端前板支持部材の右基端取付位置も、前後方向に変更しうるようになっていて、この前後方向の位置変更により前記左側板および前記右側板の後端に対する前記前板の位置を調整しうるようになっていることを特徴とするPTPカセット。 - 前記左側板がその下端部から右方へ延びて前記内底の左側部分を成す左内底部材を具備したものであり、前記右側板がその下端部から左方へ延びて前記内底の右側部分を成す右内底部材を具備したものであり、前記左内底部材が前記順次排出機構に対する前記左側板の立設位置変更を前記順次排出機構の左端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記右内底部材が前記順次排出機構に対する前記右側板の立設位置変更を前記順次排出機構の右端の左右に及ぶ範囲まで可能とするものであり、前記左基端前板支持部材と前記右基端前板支持部材とが前記前板の前面に沿って縦方向に交互配置されていることを特徴とする請求項1記載のPTPカセット。
- 前記前板が鉛直面から前方へ傾斜して前記前板と前記内底との角度が鈍角になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたPTPカセット。
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