JP4869096B2 - 内視鏡用対物レンズ - Google Patents

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本発明は、内視鏡の先端部に設けられる対物レンズに関し、特に、その像面側に光路変換プリズムが配置されるような長いバックフォーカスを有する光学系に対応可能な内視鏡用対物レンズに関する。
従来より、先端部において、CCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子を長手方向に対し平行に配置した構成の内視鏡が知られている。図23はその内視鏡における対物光学系の概略を示している。図23に示したように、固体撮像素子200が内視鏡の先端部において軸方向(長手方向)Zに対し平行に配置されている。そして、その対物レンズ100と固体撮像素子200との間にカバーガラス101を介して光路変換プリズム102が挿入配置されるようになっている。対物レンズ100の光軸Z1は、光路変換プリズム102によって、固体撮像素子200の方向に略90度折り曲げられる。この光路変換プリズム102の大きさはイメージサイズで決まり、光路変換プリズム102が挿入配置される対物レンズ100の最終面から結像位置Pまでの距離(ほぼ、バックフォーカスと同等)を十分に確保しておく必要がある。このため、全系の焦点距離に比べてバックフォーカスの長い対物レンズが必要とされている。しかしながら、内視鏡用の対物レンズは、その広角化の要請に伴い、イメージサイズが同一でも焦点距離は短くなる傾向にあり、十分なバックフォーカスを得ることは困難であった。
本願出願人は、特許文献1ないし特許文献3において4群5構成の内視鏡用対物レンズを提案している。特に特許文献3では、バックフォーカスが全系の合成焦点距離fに比べ2倍よりも長い十分なバックフォーカスを確保した内視鏡用対物レンズを提案している。
特公平7−54373号公報 特許第3051035号公報 特開2004−61763号公報
一方、内視鏡用対物レンズは被写界深度を深くするためにF値の暗いものが多く、球面収差やコマ収差が画質を決める重要な要因となることは少なく、画質劣化の大きな要因として倍率色収差が挙げられる。特に近年では、固体撮像素子の高密度化が進み、画素数が増大するにつれ、倍率色収差の十分な補正が必要とされている。倍率色収差を補正するには、絞りより離れた位置に倍率色収差補正を担う光学部材が配置されていることが好ましい。特に絞りより像側では、結像面に近い位置に倍率色収差補正を担う光学部材が配置されているほど、その効果がより顕著である。しかしながら、バックフォーカスの長いレンズ系においては、結像面に近い位置に光学部材が存在せず、倍率色収差の補正は容易ではなかった。上記各特許文献に記載の内視鏡用対物レンズは、倍率色収差の補正の点でまだ改善の余地がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、像面側に光路変換プリズムを挿入配置することが可能な十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、倍率色収差を良好に補正することができるようにした内視鏡用対物レンズを提供することにある。
本発明による内視鏡用対物レンズは、物体側から順に、像面側の面が凹面とされた負の第1レンズと、像面側の面が平面または物体側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第2レンズと、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第3レンズと、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第4レンズおよび負のメニスカス形状の第5レンズからなり全体で正の屈折力を有する接合レンズとが配設されると共に、第2レンズと第3レンズとの間に明るさ絞りが配置され、全系のバックフォーカスが全系の合成焦点距離の2倍よりも長く、かつ、下記条件式を満足するように構成されているものである。
(ν2+ν5)<45 ……(1)
ただし、ν2は第2レンズのアッベ数、ν5は第5レンズのアッベ数とする。
本発明による内視鏡用対物レンズでは、最も像面側に倍率色収差補正を担う光学部材として接合レンズを配置し、さらに条件式(1)を満足して、明るさ絞りに対して物体側にある正の第2レンズと明るさ絞りに対して像面側にありかつ最も像面に近い位置にある負の第5レンズとのアッベ数を小さく抑えることで、全系のバックフォーカスを全系の合成焦点距離の2倍よりも長くして像面側に光路変換プリズムを挿入配置することが可能な十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、倍率色収差が良好に補正される。
本発明による内視鏡用対物レンズにおいて、さらに条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)を満足することで、十分な長さのバックフォーカスの確保と倍率色収差の補正とをさらにし易くなる。
2×(ν5−ν4)/{RA・(Bf+D5/n5)}≧10 ……(2)
ただし、fは全系の合成焦点距離、Bfは全系のバックフォーカス、ν4は第4レンズのアッベ数、ν5は第5レンズのアッベ数、RAは第4レンズと第5レンズとの接合面の曲率半径、D5は第5レンズの中心厚、n5は第5レンズの屈折率とする。
本発明の内視鏡用対物レンズによれば、全系のバックフォーカスが全系の合成焦点距離の2倍よりも長い内視鏡用対物レンズであって、最も像面側に倍率色収差補正を担う光学部材として接合レンズを配置し、さらに条件式(1)を満足して、明るさ絞りに対して物体側にある正の第2レンズと明るさ絞りに対して像面側にありかつ最も像面に近い位置にある負の第5レンズとのアッベ数を小さく抑えるようにしたので、像面側に光路変換プリズムを挿入配置することが可能な十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、倍率色収差を良好に補正することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内視鏡用対物レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図7)のレンズ構成に対応している。図2は、第2の構成例を示している。この構成例は、後述の第2の数値実施例(図8)のレンズ構成に対応している。図3は、第3の構成例を示している。この構成例は、後述の第3の数値実施例(図9)のレンズ構成に対応している。図4は、第4の構成例を示している。この構成例は、後述の第4の数値実施例(図10)のレンズ構成に対応している。図5は、第5の構成例を示している。この構成例は、後述の第5の数値実施例(図11)のレンズ構成に対応している。図6は、第6の構成例を示している。この構成例は、後述の第6の数値実施例(図12)のレンズ構成に対応している。図1ないし図6において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像面側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では図1に示した第1の構成例を基本にして説明する。
この内視鏡用対物レンズは、内視鏡の先端部に設けられ、特に、固体撮像素子が軸方向(長手方向)に対し平行に配置された内視鏡(図23参照)の対物レンズとして好適に使用されるものである。この内視鏡用対物レンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、負の第1レンズL1と、正の第2レンズL2と、明るさ絞りStと、正の第3レンズL3と、正の第4レンズL4および負の第5レンズL5からなる接合レンズL45とを備え、全体として4群5枚のレンズ構成とされている。この内視鏡用対物レンズの像面側には、光路変換プリズムGPが配置され、さらに、この光路変換プリズムGPの像面側近傍にCCDなどの固体撮像素子が配置される。光路変換プリズムGPと固体撮像素子との間には、カバーガラスなどのその他の光学部材が配置されることもある。なお、図1〜図6においてPは結像位置を示す。図1〜図6では、光路変換プリズムGPを等価的に入射光軸Z1と同一方向に展開し、結像位置Pが入射光軸Z1と同一方向となるように図示しているが、実際には図23に示した構成例と同様に、光路変換プリズムGPによって光路が略90度折り曲げられるような構成となっている。
第1レンズL1は、像面側の面が凹面とされた負レンズとなっている。第1レンズL1は、物体側の面が例えば平面とされた平凹レンズとされている。第2レンズL2は、像面側の面が平面または物体側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正レンズとなっている。図1、図3、図4および図6の第1、第3、第4および第6の構成例では、第2レンズL2の像面側の面が平面とされた平凸レンズとされている。図2の第2の構成例および図5の第5の構成例では、第2レンズL2の像面側の面が物体側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされている。特に第2の構成例は、第2レンズL2が物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズとなっている。また第5の構成例は、第2レンズL2が両凸レンズとなっている。
第3レンズL3は、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正レンズとなっている。図1、図2および図4の第1、第2および第4の構成例では、第3レンズL3の物体側の面の面が平面とされた平凸レンズとされている。図3、図5および図6の第3、第5および第6の構成例では、第3レンズL3の物体側の面が像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされ、像面側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズとなっている。
接合レンズL45は、全体で正の屈折力を有している。第4レンズL4は、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正レンズとなっている。第5レンズL5はメニスカス形状の負レンズとなっている。図1の第1の構成例では、第4レンズL4の物体側の面の面が平面とされた平凸レンズとされている。図2〜図6の第2ないし第6の構成例では、第4レンズL4の物体側の面が像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた両凸レンズとなっている。
この内視鏡用対物レンズは、全系のバックフォーカスBfが全系の合成焦点距離fの2倍よりも長く構成されており、さらに以下の条件を満足している。ただし、ν2は第2レンズL2のアッベ数、ν5は第5レンズL5のアッベ数とする。
(ν2+ν5)<45 ……(1)
この条件式の上限は以下の値であることが倍率色収差補正の点でより好ましい。
(ν2+ν5)<40 ……(1A)
また、この内視鏡用対物レンズは、接合レンズL45に関し下記条件式を満足することが好ましい。ただし、ν4は第4レンズL4のアッベ数、ν5は第5レンズL5のアッベ数、RAは第4レンズと第5レンズとの接合面の曲率半径、D5は第5レンズの中心厚、n5は第5レンズの屈折率とする。
2×(ν5−ν4)/{RA・(Bf+D5/n5)}≧10 ……(2)
この条件式の下限はさらに以下の値であることが倍率色収差補正の点でより好ましい。
2×(ν5−ν4)/{RA・(Bf+D5/n5)}≧17 ……(2A)
次に、以上のように構成された内視鏡用対物レンズの作用および効果を説明する。
この内視鏡用対物レンズでは、全系のバックフォーカスBfを全系の合成焦点距離fの2倍よりも長くした4群5枚のレンズ構成において、明るさ絞りStから離れた場所で最も像面側に倍率色収差補正を担う光学部材として接合レンズを配置し、かつ、各レンズの硝材を適切なものとすることで、像面側に光路変換プリズムGPを挿入配置することが可能な十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、倍率色収差を良好に補正している。
通常、色収差の補正が不十分な結像レンズにおいては、短波長における焦点距離が長波長の焦点距離よりも短いので、軸上色収差と倍率色収差共に短波長が基準波長に比べマイナス(アンダー)となる。ここで倍率色収差のアンダーを補正する場合、明るさ絞りStより後方では、正レンズのアッベ数は大きく、負レンズのアッベ数は小さくすると良い。逆に明るさ絞りStより前方では、正レンズのアッベ数は小さく、負レンズのアッベ数は大きくすると良い。上記条件式(1)を満足することで、明るさ絞りStに対して物体側にある正の第2レンズL2と明るさ絞りStに対して像面側にありかつ最も像面に近い位置にある負の第5レンズL5とのアッベ数を小さく抑えることができ、倍率色収差の補正をし易くなる。
条件式(2)は、色収差補正を担う光学部材としての接合レンズL45における接合面の倍率色収差に対する補正の度合いを示している。条件式(2)は、接合レンズL45を構成する第4レンズL4と第5レンズL5とのアッベ数の差(ν5−ν4)を、全系の合成焦点距離fで規格化した接合レンズL45の接合面の曲率半径RAと全系のバックフォーカスBfに第5レンズL5の空気換算長D5/n5を加えた値(Bf+D5/n5)とで割ったものである。条件式(2)は、第4レンズL4と第5レンズL5とのアッベ数差(ν5−ν4)が大きく、また、接合面の曲率半径RAが小さく、接合面が結像位置に短いほど倍率色収差の補正に有利なことを示す。
以上説明したように、本実施の形態に係る内視鏡用対物レンズによれば、全系のバックフォーカスBfが全系の合成焦点距離fの2倍よりも長い内視鏡用対物レンズにおいて、最も像面側に倍率色収差補正を担う光学部材として接合レンズL45を配置し、さらに条件式(1)を満足して、明るさ絞りStに対して物体側にある正の第2レンズL2と明るさ絞りStに対して像面側にありかつ最も像面に近い位置にある負の第5レンズL5とのアッベ数を小さく抑えるようにしたので、像面側に光路変換プリズムGPを挿入配置することが可能な十分な長さのバックフォーカスを確保しつつ、倍率色収差を良好に補正することができる。
次に、本実施の形態に係る内視鏡用対物レンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、第1〜第6の数値実施例をまとめて説明する。
図7は実施例1に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズデータを示している。この実施例1に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズ構成は、既に図1を参照して説明したとおりである。図7に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜12)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。ndjは、隣り合うレンズ面間のd線(波長587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目(j=1〜6)の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。なお、曲率半径Riと面間隔Diの数値は、全系の合成焦点距離fが1.0mmとなるように規格化してある。
以上の実施例1に係る内視鏡用対物レンズと同様にして、実施例2に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズデータを図8に示す。実施例2に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズ構成は、既に図2を参照して説明したとおりである。また同様にして、実施例3ないし実施例6に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズデータをそれぞれ、図9〜図12に示す。実施例3ないし実施例6に係る内視鏡用対物レンズの基本的なレンズ構成はそれぞれ、既に図3〜図6を参照して説明したとおりである。なお、実施例2ないし実施例6についても、実施例1と同様に、曲率半径Riと面間隔Diの数値は、全系の合成焦点距離fが1.0mmとなるように規格化してある。
図13には、その他の諸データとして、各実施例の対物レンズにおけるイメージサイズ、被写体距離、画角、バックフォーカスBf、最外画角での倍率色収差の値(F線−C線)および上記条件式の値を示す。なお、C線は波長656.27nm、F線は波長486.13nmである。図13から分かるように、各実施例の値が、条件式(1),(2)の数値範囲内となっている。また各実施例について全系のバックフォーカスBfが全系の合成焦点距離fの2倍よりも長くなっている。なお、各条件式におけるアッベ数νおよび屈折率nはd線を基準波長とした値で計算している。
ここで、実施例1、実施例2、実施例4および実施例6においては、条件式(1)のより好ましい値である条件式(1A)をも満足している。また、実施例1、実施例2、実施例3、実施例5および実施例6においては、条件式(2)のより好ましい値である条件式(2A)をも満足している。
図13には、本実施の形態に係る内視鏡用対物レンズに対する比較例の内視鏡用対物レンズについての値も示す。比較例の内視鏡用対物レンズは、条件式(2)を除く他の条件式の値から外れ、また倍率色収差の値が各実施例の値に比べて大きくなっている。ここで、比較例の内視鏡用対物レンズの構成を図20に示す。また、比較例の内視鏡用対物レンズの基本的なレンズデータを図21に示す。符号は本実施の形態に係る内視鏡用対物レンズに対応する部分に同一の記号を付している。この比較例の内視鏡用対物レンズにおいて、光路変換プリズムGPと結像位置Pとの間にはカバーガラスGCが配置されている。この比較例は、上記特許文献3(特開2004−61763号公報)に数値実施例として記載されているものである。ただし、曲率半径Riと面間隔Diの数値は、全系の合成焦点距離fが1.0mmとなるように規格化してある。
図14(A)〜図14(D)はそれぞれ、実施例1に係る内視鏡用対物レンズにおける球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、および倍率色収差を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示す。球面収差は、C線およびF線についての収差も示す。倍率色収差はC線およびF線について示す。FNO.はF値、ωは半画角を示す。
同様にして、実施例2に係る内視鏡用対物レンズについての諸収差を図15(A)〜図15(D)に、実施例3に係る内視鏡用対物レンズについての諸収差を図16(A)〜図16(D)に、実施例4に係る内視鏡用対物レンズについての諸収差を図17(A)〜図17(D)に、実施例5に係る内視鏡用対物レンズについての諸収差を図18(A)〜図18(D)に、実施例6に係る内視鏡用対物レンズについての諸収差を図19(A)〜図19(D)に示す。さらに、図20および図21に示した比較例の内視鏡用対物レンズについての諸収差を図22(A)〜図22(D)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、比較例の内視鏡用対物レンズに比べて特に倍率色収差が良好に補正された内視鏡用対物レンズが実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の実施例1に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例2に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例3に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例4に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例5に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例6に係る内視鏡用対物レンズに対応するレンズ断面図である。 本発明の実施例1に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例2に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例3に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例4に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例5に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明の実施例6に係る内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 その他の諸データを各実施例についてまとめて示した図である。 本発明の実施例1に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の実施例2に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の実施例3に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の実施例4に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の実施例5に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明の実施例6に係る内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 本発明に対する比較例の内視鏡用対物レンズの構成を示すレンズ断面図である。 本発明に対する比較例の内視鏡用対物レンズのレンズデータを示す図である。 本発明に対する比較例の内視鏡用対物レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差を示す。 従来の内視鏡における対物光学系の概略を示す構成図である。
符号の説明
GP…光路変換プリズム、L1…第1レンズ、L2…第2レンズ、L3…第3レンズ、L4…第4レンズ、L5…第5レンズ、L45…接合レンズ、St…明るさ絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (2)

  1. 物体側から順に、像面側の面が凹面とされた負の第1レンズと、像面側の面が平面または物体側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第2レンズと、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第3レンズと、物体側の面が平面または像面側の面に比べて曲率半径の絶対値が大きい面とされた正の第4レンズおよび負のメニスカス形状の第5レンズからなり全体で正の屈折力を有する接合レンズとが配設されると共に、
    前記第2レンズと前記第3レンズとの間に明るさ絞りが配置され、全系のバックフォーカスが全系の合成焦点距離の2倍よりも長く、かつ、下記条件式を満足するように構成されている
    (ν2+ν5)<45 ……(1)
    ことを特徴とする内視鏡用対物レンズ。
    ただし、
    ν2:第2レンズのアッベ数
    ν5:第5レンズのアッベ数
    とする。
  2. さらに下記条件式を満足する
    2×(ν5−ν4)/{RA・(Bf+D5/n5)}≧10 ……(2)
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
    ただし、
    f:全系の合成焦点距離
    Bf:全系のバックフォーカス
    ν4:第4レンズのアッベ数
    ν5:第5レンズのアッベ数
    A:第4レンズと第5レンズとの接合面の曲率半径
    5:第5レンズの中心厚
    5:第5レンズの屈折率
    とする。
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