JP4868638B2 - ポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤及びそれを含有するポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤及びそれを含有するポリプロピレン系樹脂組成物 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の高ダイスウエル比、分子量分布を有するプロピレン単独重合体からなるポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤に関する。また、本発明はこの成形性改質剤を含んでなるポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
更に詳しくは、この改質剤は、プロピレン・エチレンブロック共重合体成分、エラストマー成分及びフィラー成分からなる、ポリプロピレン系樹脂組成物に効果的に応用される。かかるポリプロピレン系樹脂組成物は、射出成形時の成形加工性が良好で、成形時のフローマーク特性、ウエルド外観にも優れ、自動車外装部品等の射出成形品に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリプロピレン樹脂に、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体等のエチレン系熱可塑性エラストマー成分と、タルク等の無機充填剤を配合したポリプロピレン樹脂組成物を自動車用部品に使用することは、従来から、広く知られている。そして、ポリプロピレン樹脂や各種ゴム成分、無機充填剤を目的に応じて、適宜選択することによって、成形性、機械物性、外観などを向上させることが提案されている。
しかしながら、これらの無機充填剤(フィラー)を含有してなる材料は、一般的にフローマークと称される虎縞(トラシマ)状の成形外観不良を起こす傾向があり、意匠性を損なうといった問題がある。一方、このような成形外観不良を改善する手法として、特開2000−86837、特開平6−248155において、分子量分布が広い材料を用いる事が提案されている、更に特開平9−176406、同9−194646、同9−124736においては、特定の構造を有するプロピレン・エチレンブロック共重合体を用いて、フローマークが良好な材料が提案されている。
しかしながら、この様な分子量分布の広い材料を用いると、フローマークは改良されるものの、ウエルド外観が損なわれるといった問題が生じ、更に改善が要求されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な欠点を解決しつつ、良好な外観を発現し、成形加工性に優れた、バンパー、ロッカーモール、サイドモール、オーバーフェンダーをはじめとする自動車外装部品に好適な組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のダイスウエル比を有し、かつGPCで測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn:Q値)が特定の値であるプロピレン単独重合体を、それ自体を成形材料とするのではなく、成形性改質剤としてプロピレン・エチレンブロック共重合体に少量配合することによりポリプロピレン系樹脂組成物の成形外観特性、成形性をバランスよくコントロール出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明の第1の要旨は、ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤にある
【0006】
また、本発明の第2の要旨は、この改質剤(以下、(A)成分と呼ぶ。)を下記の配合割合で、プロピレン・エチレンブロック共重合体に応用したポリプロピレン系樹脂組成物である。
(A)成分:ダイスウエル比 1.5 〜 2.5、GPCで測定されるQ値(Mw/Mn)が 7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体2〜30重量部
(B)成分プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜98重量部
更に、本発明の他の要旨は、上記(A)(B)成分を含むポリプロピレン系樹脂組成物に、(C)成分として、エチレン系又はスチレン系エラストマーを配合した(A)(B)(C)3成分系組成物、(D)成分として、無機充填剤を配合した(A)(B)(D)3成分系組成物、及びこれら全てを配合した(A)(B)(C)(D)4成分系組成物にある。
【0007】
【発明実施の形態】
[1]構成成分
(A)成分:成形性改質剤
本発明の(A)成分は、良好なフローマーク外観と良好なウエルド外観を発現させる目的で用いられる。この成形性改質剤は、プロピレン単独重合体から成るものであって、ダイスウエル比が1.5 〜2.5、好ましくは1.6〜2.4のものである。ダイスウエル比が1.5 未満のものはフローマーク外観の改良効果が乏しく、一方2.5を超えるものは工業的に製造が難しいので実用的でない。成形性改質剤として重要なもう一つの物性は分子量分布である。分子量分布は重合体の重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Mw/Mn)、即ちQ値で表現することができる。本発明の改質剤のQ値は、7〜13、好ましくは8〜12の範囲から選択される。Q値が7未満のものは改質剤としての改良効果が劣り、フローマーク外観が劣る。一方13を超えるとウエルド外観が劣るので好ましくない。
【0008】
なお、本発明におけるダイスウエル比は、ポリプロピレン単独重合体を、190℃の加熱シリンダーに挿填した後、6分間加熱保持し、直径1mm、長さ8mmのオリフィスから0.1g/分の速度で押し出して、そのストランド径を測定し、ストランド直径/オリフィス直径により算出し求めた値である。
【0009】
成形性改質剤の付加的物性として、メルトフローレート(MFR)も重要である。MFRは、通常20〜100g/10分、好ましくは24〜80g/10分の範囲から選択される。MFRが20未満では射出成形時の成形加工性が劣り、また100を超えると衝撃特性、機械的強度などが不足し好ましくない。
【0010】
成形性改質剤は、プロピレン単独重合体であり、その製造法は特に限定されるものではなく、公知の方法、条件の中から適宜に選択される。プロピレンの重合触媒としては、通常、高立体規則性触媒が用いられる。例えば、四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還元し、更に各種の電子供与体及び電子受容体で処理して得られた三塩化チタン組成物と有機アルミニウム化合物及び芳香族カルボン酸エステルを組み合わせた触媒(特開昭56―100806号、特開昭56−120712号、特開昭58−104907号の各公報参照)、及び、ハロゲン化マグネシウムに四塩化チタンと各種の電子供与体を接触させた担持型触媒(特開昭57−63310号、同63−43915号、同63−83116号の各公報参照)等を例示することができる。
【0011】
上記触媒の存在下、気相重合法、液相塊状重合法、スラリー重合法等の製造プロセスを適用して、プロピレンを単独で重合することにより得られる。上記したダイスウエル比、分子量分布(Q値)、溶融特性(MFR)を有するプロピレン単独重合体を得るためには、スラリー法、気相流動床法にて、多段重合することが好ましい。
【0012】
多段重合法としては、以下に示す工程(1)、工程(2)による2段重合法を例示することができる。
工程(1):プロピレンを、分子量調節剤として水素の存在下で重合する。分子量が大きすぎる重合体の生成を抑制するためである。水素は、1段目の重合工程で得られる重合体のMFRが、200〜1000g/10分、好ましくは300〜600g/10分となるように添加される。水素濃度としては、通常0.5〜40%、好ましくは1〜30%の範囲から選択される。また、重合温度は通常40〜90℃、圧力は2×105〜35×105Paの範囲から選択される。この工程(1)で得られる重合体の量は、通常全重合量の50〜95重量%、好ましくは60〜90重量%となるように調整される。工程(1)で製造される重合体の量が、50重量%未満であると工程(2)で製造される高分子量のポリプロピレン重合体が多くなり過ぎ、成形性改質剤としての物性を損なう。
【0013】
工程(2):高分子量のポリプロピレン重合体を重合する為に、なるべく低濃度の水素雰囲気下もしくは、実質上水素の存在しない状態で重合することが好ましい。重合は、工程(1)で生成したポリプロピレン及び触媒の存在下、引き続いて行われる。温度は通常40〜90℃、圧力は2×105〜35×105Paの範囲から選択される。この工程(2)で得られる重合体の量は、全重合量の5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%となるように調整される。工程(1)及び工程(2)を結合して、結果として得られる重合体全体の物性値を前記した範囲に調整できれば、いかなる組み合わせを採用してもよい。
【0014】
(B)成分:プロピレン・エチレンブロック共重合体
本発明の(B)成分は、ポリプロピレン系樹脂組成物の主成分であり、骨格となる樹脂成分である。ポリプロピレン系樹脂としてプロピレン・エチレンブロック共重合体が使用されるが、その製法は特に限定されない。公知の製造方法がいずれも適用でき、また市販品をそのまま利用することができる。
プロピレン・エチレンブロック共重合体は、結晶性ポリプロピレン部(A単位部)とエチレン・プロピレンランダム共重合体部(B単位部)とを含有するブロック共重合体である。上記A単位部は、通常プロピレンの単独重合、場合によってはプロピレンに少量の他のα―オレフィンを共重合することによって得られる結晶性ものであり、その密度は高いことが好ましい。A単位部の結晶性は、アイソタクチック指数(沸騰n−ヘプタン抽出による不溶分)として、通常90%以上、好ましくは95〜100%である。結晶性が小さいとプロピレン・エチレンブロック共重合体の機械的強度、特に曲げ弾性率に劣るものとなる。
【0015】
一方、上記B単位部はプロピレンとエチレンとのランダム共重合によって得られるゴム状成分である。A単位部は、通常全重合量の50〜95重量%、好ましくは60〜90重量%、B単位部は、通常全重合量の5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%となるように調整される。A単位部は、オルトジクロルベンゼンによる抽出において、100℃以下で溶出しないが、B単位部は容易に溶出する。従って、製造後の重合体に対しては、上記したオルトジクロルベンゼンによる抽出分析によりプロピレン・エチレンブロック共重合体の組成を判定することができる。
【0016】
これらのプロピレン・エチレンブロック共重合体の製造には、高立体規則性触媒が用いられる。上記触媒及び重合方法としては、前述したプロピレン単独重合体からなる成形性改質剤の製造法と同様の手法が用いられる。B単位部の多いプロピレン・エチレンブロック共重合体の製造においては、特に気相流動床法が好ましい。
後段反応において新たに電子供与体化合物を添加することにより、粘着、閉塞のトラブルを回避し、重合の操作性を改良することができる。
【0017】
(C)成分:エラストマー
本発明の成形性改質剤をプロピレン・エチレンブロック共重合体に配合してポリプロピレン樹脂組成物とする際、任意的に同時配合される成分である。
かかるエラストマー成分の具体例としては、例えば、エチレン・プロピレン共重合エラストマー(エチレンプロピレンゴムEPR)、エチレン・ブテン共重合エラストマー(EBR)、エチレン・ヘキセン共重合エラストマー(EHR)、エチレン・オクテン共重合エラストマー(EOR)等のエチレン・α−オレフィン共重合体エラストマー;エチレン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合体、エチレン・プロピレン・ブタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・イソプレン共重合体等のエチレン・α−オレフィン・ジエン三元共重合体エラストマー(EPDM);スチレン・ブタジエン・スチレントリブロック体、スチレン・イソプレン・スチレントリブロック体、スチレン・ブタジエン・スチレントリブロック体の水素添加物(SEBS)、スチレン・イソプレン・スチレントリブロック体の水素添加物(SEPS)等のスチレン系エラストマーなどが使用できる。
なお、上記した スチレン・ブタジエン・スチレントリブロック体の水素添加物は、ポリマー主鎖をモノマー単位でみると、スチレン−エチレン−ブテン−スチレンとなるので、通常、SEBSと略称されるものである。
また、これらのエラストマー成分(C)は、2種類以上の混合して使用することができる。
【0018】
エチレン・α−オレフィン共重合体エラストマーは、各モノマーを触媒の存在下重合することにより製造される。触媒としては、ハロゲン化チタンのようなチタン化合物、アルキルアルミニウム−マグネシウム錯体、のような有機アルミニウム−マグネシウム錯体、アルキルアルミニウム、又はアルキルアルミニウムクロリド等のいわゆるチーグラー型触媒、WO−91/04257号公報等に記載のメタロセン化合物触媒を使用することができる。重合法としては、気相流動床、溶液法、スラリー法等の製造プロセスを適用して重合することができる。市販品を例示すれば、ジェイエスアール社製EDシリーズ、三井化学社製タフマーPシリーズ及びタフマーAシリーズ、デュポンダウ社製エンゲージEGシリーズなどを挙げることができ、これらはいずれも本発明において使用することができる。
【0019】
次に、スチレン系エラストマーのうち、トリブロック共重合体の水素添加物(SEBS、SEPS)の製造法の概要を述べるに、これらのトリブロック共重合体は一般的なアニオンリビング重合法で製造することができる。これには、逐次的にスチレン、ブタジエン、スチレンを重合しトリブロック体を製造した後に水添する方法(SEBSの製造方法)と、スチレン−ブタジエンのジブロック共重合体をはじめに製造した後、カップリング剤を用いてトリブロック体にした後水添する方法がある。また、ブタジエンの代わりにイソプレンを用いることによってスチレン−イソプレン−スチレントリブロック体の水素添加物(SEPS)も同様に製造することができる。
これらのエラストマー成分(C)のメルトフローレート(MFR:230℃、2.16kg荷重)は、本発明の主要用途である自動車外装材を考慮した場合、0.5〜150g/10分、好ましくは0.7〜100g/10分、特に好ましくは0.7〜80g/10分の範囲のものが好ましい。
【0020】
(D)成分:無機充填剤
本発明の成形性改質剤をプロピレン・エチレンブロック共重合体に配合してポリプロピレン樹脂組成物とする際、エラストマー成分と同様に、任意的に同時配合される成分であり、曲げ弾性率を向上させ、線膨張係数を低下させる為に使用する。
本発明の無機充填剤としては組成、形状等は特に限定されない。ポリマー用充填剤として市販されているものはいずれも使用できる。
【0021】
具体的には、タルク、マイカ、モンモリロナイト等の板状フィラー、短繊維ガラス繊維、長繊維ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、ゾノライト等の繊維状フィラー、チタン酸カリウム、マグネシウムオキシサルフェート、窒化珪素、ホウ酸アルミニウム、塩基性硫酸マグネシウム、酸化亜鉛、ワラストナイト、炭酸カルシウム等の針状(ウイスカー)フィラー、沈降性炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の粒状フィラー、ガラスバルーンのようなバルン状フィラーが例示される。その中でも、物性・コスト面のバラスより、タルクが特に好ましい。
【0022】
充填剤として最も好ましいタルクについて、以下説明すると、その平均粒径が10μm以下、好ましくは0.5〜8μmであるものである。
該平均粒径は、レーザー回折法(例えば堀場製作所製LA920W)や、液層沈降方式光透過法(例えば、島津製作所製CP型等)によって測定した粒度累積分布曲線から読みとった累積量50重量%の粒径値より求めることができる。本発明の実施例での測定値は、前者の方法にて行ったものである。
【0023】
これらタルクは、天然に産出されたものを機械的に微粉砕化することにより得られたものを、更に精密に、1回又は複数回分級することによって得られる。粉砕機しては、ジョークラシャ−、ハンマークラシャ−、ロールクラシャー、スクリーンミル、ジェット粉砕機、コロイドミル、ローラーミル、振動ミル等を用いることができる。
これらの粉砕されたタルクは、本発明で示される平均粒径に調節するために、サイクロン、サイクロンエアセパレーター、ミクロセパレーター、サイクロンエアセパレーター、シャープカットセパレター、等の装置で1回又は繰り返し湿式又は乾式分級する。特定の粒径に粉砕した後シャープカットセパレターにて分級操作を行うことが好ましい。
【0024】
これらのタルクは、重合体との接着性或いは分散性を向上させる目的で、各種の有機チタネート系カップリング剤、有機シランカップリング剤、不飽和カルボン酸、又はその無水物をグラフトした変性ポリオレフィン、脂肪酸、脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル等によって表面処理したものを用いてもよい。
【0025】
(E)付加的成分(任意成分)
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物中には、上記(A)〜(D)成分以外に本発明の効果を著しく損なわない範囲で、他の付加的成分(任意成分)を添加することができる。
この様な付加的成分(任意成分)としては、フェノール系及びリン系の酸化防止剤、ヒンダードアミン系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系の耐候劣化防止剤、有機アルミニウム化合物、有機リン化合物等の核剤、ステアリン酸の金属塩に代表される分散剤、キナクリドン、ペリレン、フタロシアニン、酸化チタン、カーボンブラック等の着色物質、を例示できる。
【0026】
[2]ポリプロピレン系樹脂組成物の製造
(1)配合量比
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、上記成分(A)〜(E)を適宜に組み合わせて製造される。代表的には、(A)・(B)の組成物、(A)・(B)・(C)の組成物、(A)・(B)・(D)の組成物、(A)・(B)・(C)・(D)の組成物などであり、更に通常(E)成分が配合される。
【0027】
(A)・(B)の組成物にあっては、(A)成形性改質剤が通常2〜30重量部、好ましくは5〜25重量%、特に好ましくは10〜23重量%、(B)プロピレン・エチレンブロック共重合体が通常70〜98重量部、好ましくは75〜95重量%、特に好ましくは77〜90重量%である。(A)成形性改質剤が上記未満であると成形外観改良効果が劣り、逆に上記範囲を超える場合はウエルド
外観が劣る。
【0028】
(A)・(B)・(C)の組成物にあっては、(A)〜(B)成分は上記と同一であり、(C)成分は、(B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、通常1〜40重量部、好ましくは2〜30重量部、特に好ましくは3〜20重量部である。(C)エラストマーが上記未満であると添加効果が充分発揮されず、逆に上記範囲を超える場合は剛性低下が懸念され、またコスト的にも問題がある。
しかし目的、用途によっては各種の配合があり、上記に限定されるものではない。エラストマーの種類を目的に応じて選択することも重要である。
【0029】
(A)・(B)・(D)の組成物にあっては、(A)〜(B)成分は上記と同一であり、(D)成分は、(A)及び(B)成分の合計100重量部に対して、通常1〜70重量部、好ましくは2〜50重量部、特に好ましくは5〜40重量部である。(D)無機充填剤が上記未満であると添加効果が充分発揮されず曲げ弾性率が不足し、逆に上記範囲を超える場合は脆化温度が悪化し、成形性も低下
する。
【0030】
(A)・(B)・(C)・(D)の組成物にあっては、(A)〜(B)成分は上記と同一であり、(C)成分は、(B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、通常1〜40重量部、好ましくは2〜30重量部、特に好ましくは3〜20重量部、(D)成分は、(A)、(B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、通常1〜70重量部、好ましくは2〜50重量部、特に好ましくは5〜40重量部の範囲で使用される。
【0031】
(2)混練
上記の各構成成分を、上記の割合で、押出機、バンバリーミキサー、ロール、ブラベンダープラストグラフ、ニーダー等通常の混練機を用いて、設定温度180℃〜250℃にて混練することにより製造されるが、これらの中でも押出機、特に二軸押出機を用いて製造することが好ましい。
【0032】
[3]ポリプロピレン系樹脂組成物の成形加工
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は所望の成型品に加工される。成形加工法は特に限定されるものではなく、目的に応じて各種の成形方法で成形できる。
例えば、射出成形法、押出成形法など適用できるが、大型射出成形法に適用した場合、成形加工性、フローマーク特性、ウエルド外観などに優れ、効果が大きい。 従って、バンパー、ロッカーモール、サイドモール、オーバーフェンダーをはじめとする自動車外装部品の用途に好適である。
【0033】
【実施例】
次に実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。なお、物性測定は以下の方法に従った。
(1)Q値:
赤外検出器を装備したGPC装置(ミリポア社製150C)を用いて重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を測定し、Mw/Mnとして算出した。
測定条件は、移動相溶媒としてオルソジクロロベンゼンを、標準物質として、Mn18000、Mw52200の高密度ポリエチレンを使用し、カラムおよび試料注入部の設定温度を140℃として測定した。
(2)メルトフローレート(MFR):
ASTM−D1238に準拠し、2.16kg荷重にて230℃の温度で測定した。
(3)フローマーク発生距離:
型締め圧170トンの射出成形機で、成形温度を220℃として350mm×100mm×2mmtなる形状のシートを成形し、そのフローマークの発生距離を目視で判定した。判定基準は下記の通り。
発生距離が200mmを超える・・・・・・・・・・○
発生距離が100mmを超え、200mm以下・・・△
発生距離が100mm以下・・・・・・・・・・・・×
(4)ウエルドライン長さ:
型締め圧170トンの射出成形機で、300mm×175mm×4mmtなる平板モデル成型品を220℃で、10mmの開口部から射出成形し、図1で示すA部分の長さを測定した。判定基準は下記の通り。
ウエルドラインの長さが30mm以下・・・・・・・・・○
ウエルドラインの長さが30mmを超える・・・・・・・×
【0034】
(ベース樹脂の製造)
プロピレン・エチレンブロック共重合体(日本ポリケム社製、商品名:ノバテックPP−BC03GS、MFR=30)85重量部と、エチレン・ブテンランダム共重合体ゴム(三井化学社製、商品名:タフマーYA503)15重量部からなる配合物に、酸化防止剤としてテトラキス[メチレン−3−(3´5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(チバガイギー社製、商品名:イルガノックス1010)0.1重量部、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト(チバガイギー社製、商品名:イルガホス168)0.05重量部を配合して、ヘンシェルミキサーで5分間混合した後、二軸混練機(神戸製鋼社製2FCM)にて210℃の設定温度で混練造粒することにより熱可塑性樹脂組成物(ベース材1)を得た。
【0035】
以下の実施例、比較例において使用したプロピレン単独重合体からなる改質剤の物性値を表−1に示した。各改質剤の製法は下記の通りである。
(改質剤の製法)
内容積200リットルのステンレス製オートクレーブに、n−ヘプタン60リットル、マグネシウム担持型チタン触媒5g及びトリエチルアルミニウム15gを加え、75℃に昇温し、水素とプロピレンを供給してMFRが750g/10分のプロピレン単独重合体(1段目重合部)を全重量の70重量%製造した。
1段目重合の終了後、水素をパージした。次いで、1段目重合部の存在下、プロピレンのみを供給し、2段目重合部として重量平均分子量350万のプロピレン単独重合体を全重量の30重量%製造した。
この2段重合法で得られたプロピレン単独重合体全体(表−1中、A−1)のMFRは42.2g/10分であった。
プロピレン及び水素の供給量、並びに重合時間を変更して、同様に重合を行いA−2〜A−5を製造した。尚、A−4は2段目重合を行わないものである。
【0036】
実施例1〜3
表−1に示す改質剤を、表−2に示すベース樹脂及び無機充填剤と表−2に示す組成の割合で配合し、更に、テトラキス[メチレン−3−(3´5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(チバガイギー社製、商品名:イルガノックス1010)0.1重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部を配合して、川田製作所製スーパーミキサーで5分間混合した後、二軸混練機(神戸製鋼社製2FCM)にて210℃の設定温度で混練造粒することによりポリプロピレン系樹脂組成物を得た。
得られたポリプロピレン系樹脂組成物について物性評価(MFR、フローマーク発生距離、ウエルドライン長さ)を行った。評価結果を、表−2に示す。
【0037】
比較例1〜5
表−3に示す改質剤、ベース樹脂及び無機充填剤を用いて、表−3の組成にて、実施例1と同様にポリプロピレン系樹脂組成物を得た。得られたポリプロピレン系樹脂組成物について物性評価(MFR、フローマーク発生距離、ウエルドライン長さ)を行った。評価結果を、表−3に示す。
【0038】
【表1】
表−1
Figure 0004868638
【0039】
【表2】
表−2
Figure 0004868638
【0040】
【表3】
表−3
Figure 0004868638
【0041】
【発明の効果】
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、射出成形時の成形加工性が良好で、成形時のフローマーク特性、ウエルド外観にも優れ、自動車外装部品等の射出成形品に好適なものである。数値として表現すると、本発明によれば、フローマーク発生距離を150mm以上、好ましくは180mm以上に、またウエルドライン長さは30mm以下、好ましくは20mm以下に容易に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるウエルドライン長さの測定用成形品である。
【符号の説明】
1:平板モデル成形品
2:ゲート
3:開口部
4:ウエルドライン

Claims (9)

  1. ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤。
  2. 多段重合によって製造されたプロピレン単独重合体から成る請求項記載のポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤。
  3. 1段目の重合量が50〜95重量%であり、そのメルトフローレート(MFR)が200〜1000g/10分であることを特徴とする請求項記載のポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤。
  4. 下記(A)及び(B)成分より構成されて成ることを特徴とする成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
    (A)成分: ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤2〜30重量部
    (B)成分: プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜98重量部
  5. 下記(A)、(B)及び(C)成分より構成されて成ることを特徴とする成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
    (A)成分: ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤2〜30重量部
    (B)成分: プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜98重量部
    (C)成分: エチレン系又はスチレン系エラストマー
    (B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、1〜40重量部
  6. 下記(A)、(B)及び(D)成分より構成されて成ることを特徴とする成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
    (A)成分: ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤2〜30重量部
    (B)成分: プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜98重量部
    (D)成分: 無機充填剤
    (A)及び(B)成分の合計100重量部に対して、1〜70重量部
  7. 下記(A)、(B)、(C)及び(D)成分より構成されて成ることを特徴とする成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
    (A)成分: ダイスウエル比が1.5 〜 2.5、ゲルパーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)で測定される重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比(Q値:Mw/Mn)が7〜13であり、メルトフローレート(MFR)が20〜100g/10分であるプロピレン単独重合体から成るポリプロピレン系樹脂用成形性改質剤2〜30重量部
    (B)成分: プロピレン・エチレンブロック共重合体70〜98重量部
    (C)成分: エチレン系又はスチレン系エラストマー
    (B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、1〜40重量部
    (D)成分: 無機充填剤
    (A)、(B)及び(C)成分の合計100重量部に対して、1〜70重量部
  8. エチレン系又はスチレン系エラストマーのメルトフローレート(MFR)が0.3〜80g/10分であることを特徴とする請求項5又は7記載の成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
  9. 無機充填剤がタルクであることを特徴とする請求項6又は7記載の成形外観に優れるポリプロピレン系樹脂組成物。
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