JP4866824B2 - 内視鏡可撓管の製造方法 - Google Patents

内視鏡可撓管の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4866824B2
JP4866824B2 JP2007277891A JP2007277891A JP4866824B2 JP 4866824 B2 JP4866824 B2 JP 4866824B2 JP 2007277891 A JP2007277891 A JP 2007277891A JP 2007277891 A JP2007277891 A JP 2007277891A JP 4866824 B2 JP4866824 B2 JP 4866824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible tube
skin layer
outer skin
cylindrical structure
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007277891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009101074A (ja
Inventor
淳 矢後
怜 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007277891A priority Critical patent/JP4866824B2/ja
Priority to US12/200,564 priority patent/US8734695B2/en
Priority to CN201210045701.8A priority patent/CN102578989B/zh
Priority to EP08015309A priority patent/EP2052672A1/en
Priority to CN2008102149443A priority patent/CN101416864B/zh
Publication of JP2009101074A publication Critical patent/JP2009101074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4866824B2 publication Critical patent/JP4866824B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

本発明は、内視鏡の挿入部を構成する可撓管を製造するための内視鏡可撓管の製造方法に関する。
患者の体腔内を観察するための医療用の内視鏡が知られている。この内視鏡は,患者の体腔内に挿入される挿入部と,挿入部の基端に設けられた操作部を備えている。挿入部の内部には,処置具挿通チューブ,照明光を伝達するライトガイド,信号ケーブル,挿入部を湾曲させる湾曲ワイヤ等が,先端側から基端側まで通して設けられている。
内視鏡の挿入部を構成する主な部品である可撓管は、金属帯片を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管と、この螺旋管を覆う筒状網体と、筒状網体の表面に積層されたウレタン樹脂などの外皮層とからなることが一般的であるが、挿入部を体腔内に挿入しやすくするため,先端側の柔軟性を高く、且つ上述した可撓管の基端側は操作しやすくするため、柔軟性を低くすることが好ましい。そこで、可撓管を製造する際、特許文献1に記載されているように、硬質及び軟質の2種類の樹脂を用いて、先端側は軟質樹脂の割合を多く、基端側は硬質樹脂の割合を多くするように、軟質樹脂層と硬質樹脂層との2層構造からなる外皮層を形成することが提案されている。また、特許文献2には、軟質樹脂と硬質樹脂とを混合して成形し、その混合比率を変化させることで、可撓性を変える構成が記載されている。
また、このような可撓管の外皮層を成形する工程を効率良く行うため、特許文献3では、複数の可撓管を一本に連結した状態として搬送しながら、連続して外皮層の成形を行う内視鏡可撓管の構成が記載されている。
実開昭55−112505号公報 特開平2−131738号公報 特許第3586928号公報
上記特許文献1、2記載のような可撓管の外皮層を、上記特許文献3記載の製造方法で成形する場合、連結部材を介して連結され、筒状網体で覆われた複数の螺旋管を搬送させながら、外皮層の成形を連続して行っているため、螺旋管の部分で外皮層を成形しているときは、先端側から基端側へ向かって徐々に硬質樹脂を多く、且つ軟質樹脂を徐々に少なくなるように成形した後、次の螺旋管の先端の位置までに、硬質樹脂と軟質樹脂の割合を戻さなくてはならない。よって、連結部材の部分で硬質樹脂を少なく、且つ軟質樹脂を多くするように割合を反転させなくてはならないが、上記特許文献3記載の製造方法では、成形する樹脂を成形型へ常時供給させながら成形を行っているため、連結部材の位置で成形をしている間に、軟質樹脂及び硬質樹脂の割合を急激に変更させることは困難である。そこで、連結部材の長さを螺旋管とほぼ同じ長さにすることによって、螺旋管の基端位置から次の螺旋管の先端位置までの搬送時間を十分に確保して硬質樹脂と軟質樹脂との割合を戻すことが考えられるが、連結部材を長くした分、成形工程で一度に成形できる可撓管の数が少なくなり、さらに連結部材の外皮層を成形する分の樹脂が不要となるため、製造効率が悪く、コスト増加の原因となる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、可撓管の外皮層を効率良く成形し、且つローコストに製造することが可能な内視鏡可撓管の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、曲げ方向に可撓性を有する筒状構造体の外周面を筒状網体で覆い、且つ前記筒状構造体の両端部に設けられた結合部同士を連結部材によって複数連結した状態で搬送しながら、その表面に、硬質及び軟質樹脂からなる外皮層を均一な外径とするように連続して成形する内視鏡可撓管の製造方法において、前記筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するとき、前記筒状構造体の一端側では、硬質樹脂よりも軟質樹脂の割合が多く、一端から他端側へ向かって徐々に硬質樹脂の割合が漸増して、他端側では、軟質樹脂よりも硬質樹脂の割合が多くなるように成形し、前記連結部材の外周に前記外皮層を成形するとき、前記筒状構造体の他端に隣接する位置では、軟質樹脂よりも硬質樹脂の割合が多く、前記筒状構造体の他端から次の前記筒状構造体の一端側へ向かって徐々に軟質樹脂の割合が漸増して、次の前記筒状構造体の一端に隣接する位置では、硬質樹脂よりも軟質樹脂の割合が多くなるように成形するとともに、前記筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するときよりも前記連結部材の外周に前記外皮層を成形するときの搬送速度を遅くすることを特徴とする。
また、前記外皮層を成形するとき、前記硬質樹脂を下層に成形し、前記軟質樹脂を上層に成形する2層構造で成形することが好ましい。あるいは、前記連結部材は、少なくともその一部の外径が、前記筒状網体で覆われた前記筒状構造体よりも小さいことが好ましい。
本発明の内視鏡可撓管の製造方法において、筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するとき、筒状構造体の一端側では、一端から他端側へ向かって徐々に硬質樹脂の割合が漸増して、他端側では、軟質樹脂よりも硬質樹脂の割合が多くなるように成形し、連結部材の外周に前記外皮層を成形するとき、前記筒状構造体の他端から次の前記筒状構造体の一端側へ向かって徐々に軟質樹脂の割合が漸増して、次の前記筒状構造体の一端に隣接する位置では、硬質樹脂よりも軟質樹脂の割合が多くなるように成形するとともに、前記筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するときよりも前記連結部材の外周に前記外皮層を成形するときの搬送速度を遅くしているので、連結部材を短くして一度に成形できる可撓管の個数を増やすことができるので、可撓管の外皮層を効率良く成形し、ローコストに製造することが可能となる。
図1は、本発明に係る可撓管が組み込まれた内視鏡である。図1に示すように、医療用として広く用いられる電子内視鏡2は、体腔内に挿入される挿入部3の基端部に本体操作部5を連設し、またこの本体操作部5には、外部機器である光源装置(図示せず)、信号処理装置(図示せず)に着脱可能に接続される可撓性を備えたユニバーサルコード6を連設することによって構成される。挿入部3は、本体操作部5への連設部から大半の長さをしめる可撓管部3aと、可撓管部3aに連設されるアングル部3bと、その先端に連設され、体腔内撮影用の撮像装置(図示せず)が内蔵された先端部3cとから構成される。電子内視鏡2の挿入部3の大半の長さをしめる可撓管部3aは、そのほぼ全長にわたって可撓性を有し、特に体腔等の内部に挿入される部位はより可撓性に富む構造となっている。
この可撓管部3aを構成する可撓管10は、詳しくは、図2に示すように、最内側に金属帯片11aを螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管11に、金属線を編組してなる筒状網体12を被覆して両端に口金13を嵌合した可撓管組立体14とし、さらに、その外周面にウレタン樹脂等からなる外皮層15が積層された構成となっている。また外皮層15の外面に、耐薬品性のある例えばシリコン等を含有したコート膜16をコーティングしている。なお、以下では、可撓管組立体14の先端を符号14a,基端を符号14bとして説明するが、先端14aは、上述したアングル部3bが接続される側の端部であり、基端14bは、本体操作部5が接続される側の端部である。
外皮層15は、詳しくは図2に示すように、軟質樹脂層19と、硬質樹脂層18とから構成される。下層に成形される硬質樹脂層18は、可撓管組立体14の先端14a側では薄く成形され、先端14a側から基端14b側に向かって徐々に厚くなるように成形される。これに対して、硬質樹脂層18の上層に成形される軟質樹脂層19は、先端14a側が最も厚く、先端14a側から後端側へ向かって徐々に薄くなるように成形されており、且つ外皮層15の外径が均一となるように成形されている。これにより、可撓管10は、先端14a側の柔軟性が高く、且つ基端14b側は柔軟性が低い構造となるので、この可撓管10から構成される挿入部3に必要な可撓性を持つことが可能となる。
図3は、外皮層15を成形する前に、ジョイント部材20と可撓管組立体14とを接続するときの状態を示すものである。ジョイント部材20は、本体部20aと、この本体部20aの両側に、それぞれ口金13の内周面13aに挿入される連結部20bを備えており、このジョイント部材20を介し、複数の可撓管組立体14を一本に連結した状態の連結可撓管組立体21として、後述する連続成形設備30で外皮層15の成形が行われる。ジョイント部材20の本体部20aの外径rは、可撓管組立体14の外径Rよりも小さくなっている。なお、これに限らず、ジョイント部材20の少なくとも一部が、可撓管組立体14の直径より小さくなっていればよい。また、ジョイント部材20の表面は、テフロン(登録商標)などの剥離材によってコーティングされており、連結可撓管組立体21として外皮層15が成形された後、このジョイント部材20の外周面に成形された外皮層15を剥離しやすいようになっている。また、ジョイント部材20の本体部20aは、可撓性を有するものであり、この本体部20aにおける外皮層15の成形中に樹脂の厚み比率を元に戻すため、連続成形の搬送速度と、樹脂の押し出し圧力の変化量との兼ね合いを考慮した長さに形成されている。
図4には、本実施形態を適用した連続成形設備の構成を示す。連続成形設備30は、ホッパ、スクリューなどからなる周知の押し出し部31,32と、連結可撓管組立体21の外周面に外皮層15を樹脂成形するためのヘッド部33と、冷却部34と、連結可撓管組立体21をヘッド部33へ搬送する搬送部36と、これらを制御する制御部37とからなる。
搬送部36は、供給ドラム40と、巻取ドラム42とからなり、上述した連結可撓管組立体21は、供給ドラム40に巻き付けられた後、順次引き出されて、外皮層15が成形されるヘッド部33と、成形後の外皮層15が冷却される冷却部34とを通して巻取ドラム42に巻き取られる。これら供給ドラム40及び巻取ドラム42は、制御部37によって回転が制御され、連結可撓管組立体21を搬送する搬送速度が切り替えられる。
押し出し部31,32は、吐出口31a,32aがヘッド部33のゲート46,47にそれぞれ結合されており、溶融状態の軟質及び硬質樹脂51をヘッド部33内へそれぞれ押し出して供給する。これら押し出し部31,32は、制御部37によって樹脂の押し出し圧力が制御されている。押し出し部31,32の押し出し圧力が制御されることによって、硬質樹脂層18及び軟質樹脂層19の成形厚みを調整することができる。
ヘッド部33は、前述した押し出し部31,32から押し出される溶融状態の硬質樹脂51及び軟質樹脂52を連結可撓管組立体21へ供給するための通路となるゲート46,47を備えている。このヘッド部33は、連結可撓管組立体21の外周に成形される外皮層15の外周形状を決定する円形孔48が形成されており、円形孔48には、ゲート46,47の供給口46a,47aが連続している。また、ヘッド部33には、円形孔48に連続し、連結可撓管組立体21の挿入をガイドするための円錐状凹部49が設けられている。
ゲート46,47の供給口46a,47aは、円形孔48の出口48a近傍位置にあり、且つ供給口46aが上流側、供給口47aが下流側に位置する。これによって、ゲート46から供給される溶融状態の硬質樹脂51のほうが、ゲート47から供給される溶融状態の軟質樹脂52よりも先に連結可撓管組立体21に積層されるため、硬質樹脂層18が下層に、軟質樹脂層19が上層に形成される。
さらにヘッド部33における円形孔48の出口48aは、その内径が、可撓管組立体14の外周に形成される外皮層15の外径に合わせて形成されている。ゲート46,47から硬質樹脂51及び軟質樹脂52をそれぞれ積層された直後の連結可撓管組立体21が出口48aを通過することにより、外皮層15の外径が均一となるように成形される。外皮層15が成形された連結可撓管組立体21は、ヘッド部33を通過した後、冷却部34を通過する。冷却部34は水などの冷却液が貯留されており、冷却液の中を通過することにより外皮層15を冷却して硬化させる。なおこれに限らず、冷却液や空気などを外皮層15に吹き付けて冷却してもよい。
上記構成の連続成形設備30で連結可撓管組立体21に外皮層15を成形するときのプロセスについて、図5及び図6を用いて説明する。なお、図5は、成形工程を行うときの硬質樹脂層18及び軟質樹脂層19の厚み変化量を模式的に示しており、視覚的に分かり易くするため、外皮層15の厚みを大きく図示している。また、この図5では、図中左側から右側へ向かって外皮層15が成形される場合を示している。図6は、連結可撓管組立体21の搬送速度変化を示す。
連続成形設備30が成形工程を行うときは、押し出し部31,32から溶融状態の硬質樹脂51及び軟質樹脂52がヘッド部33へと押し出されるとともに、搬送部36が動作して連結可撓管組立体21がヘッド部33へと搬送される。このとき、押し出し部31,32は、硬質樹脂51及び軟質樹脂52を常時押し出してヘッド部33へ供給する状態である。そして、可撓管組立体14の先端14aから基端14bまで外皮層15を成形するときは、図5に示すように、可撓管組立体14の先端14aでは硬質樹脂層18よりも軟質樹脂層19の厚みが大きく、可撓管組立体14の先端14a側から基端14b側へ向かって徐々に硬質樹脂層18の割合が漸増して、可撓管組立体14の基端14b側では軟質樹脂層19よりも硬質樹脂層18の厚みが大きくなるように、制御部37は押し出し部31,32による樹脂の押し出し圧力を制御する。さらに、制御部37は、この可撓管組立体14の先端14aから基端14bまで成形しているとき、すなわち図6の符号T1で示す時間では、所定の搬送速度VHで連結可撓管組立体21を搬送するように搬送部36を制御している。
一方、ジョイント部材20の外周面に外皮層を成形するときは、図5に示すように、可撓管組立体14の基端14bに隣接する位置では、軟質樹脂層19よりも硬質樹脂層18の厚みが大きく、可撓管組立体14の基端14b側から次の可撓管組立体14の先端14a側へ向かって徐々に軟質樹脂層19の割合が漸増して、次の可撓管組立体14の先端14aに隣接する位置では、硬質樹脂層18よりも軟質樹脂層19の厚みが大きくなるように、制御部37は押し出し部31,32の押し出し量を制御する。さらに、制御部37は、このジョイント部材20の外周面に外皮層15を成形するとき、すなわち図6の符号T2で示す時間では、連結可撓管組立体21を搬送速度VHよりも遅い搬送速度VLで搬送するように、搬送部36を制御する。このように搬送速度を切り替えることで、本実施形態では、全長の長い可撓管組立体14を成形する時間T1と、全長の短いジョイント部分を成形する時間T2とがほぼ同じになっている。なお、この搬送速度を切り替えるタイミングとしては、例えば可撓管組立体14の基端14bがヘッド部33の出口48aを通過したときに合わせる。
そして、また可撓管組立体14の先端14aから基端14bまで外皮層15を成形するときは、同様に先端14aから基端14bへ向かって徐々に硬質樹脂層18の厚みが大きくなるように、押し出し部31,32を制御するとともに、搬送速度を切り替えて、連結可撓管組立体21を搬送速度VHで搬送するように搬送部36を制御する。以降は同様にして押し出し部31,32の押し出し圧力と、搬送部36による搬送速度の切り替えを行って連結可撓管組立体21に外皮層15を成形する。そして最後端まで外皮層15が成形された連結可撓管組立体21は、連続成形設備30から取り外され、コート膜16を塗布した後、ジョイント部材20を取り外して可撓管10の成形工程が終了する。なお、このジョイント部材20を取り外すとき、上述したように剥離材がコーティングされているため、ジョイント部材20から外皮層15を容易に剥離させることが可能であり、外皮層15が剥離されたジョイント部材20は洗浄され、可撓管組立体14の接続に繰り返し使用される。
このように連続成形設備30の制御を行うことによって、ジョイント部材20の外周を成形しているときの搬送時間を長くすることができるため、可撓管組立体14の外周に外皮層15を成形しているときに変化した押し出し部31,32の押し出し圧力が、次の可撓管組立体14の先端14aの位置までに、もとの押し出し圧力に戻すことが十分に可能となっている。よって、ジョイント部材20の全長を短くしても、軟質樹脂層19と硬質樹脂層18とを所定の割合で積層しながら、外皮層15の成形を連続して確実に行うことが可能となり、また、ジョイント部材20を短くした分だけ、一度の成形工程でより多くの可撓管10を製造することができるので、製造効率が向上し、且つコストを削減することができる。なお、ジョイント部材20の外皮層15を成形するときは、搬送速度が遅くなった分、樹脂層が厚く成形される可能性があるが、この厚みが増加した分、ジョイント部材20の直径rを可撓管組立体14の直径Rよりも細くすることで外径を補正し、外皮層15を均一な外径に成形することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、外皮層を成形するとき、硬質樹脂を下層に成形し、軟質樹脂を上層に成形する2層構造で成形し、これらの樹脂層の厚みを変化させることで、可撓管の一端側は高い柔軟性を持ち、他端側はより柔軟性を低くするように可撓管の柔軟性に変化を付ける構成としているが、本発明はこれに限らず、上記特許文献2に記載されているように、軟質樹脂と硬質樹脂を混合して外皮層を成形し、その混合比を変化させることで可撓管の柔軟性に変化を付ける構成としてもよい。
なお、上記実施形態においては、撮像装置を用いて被検体の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検体の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
内視鏡の構成を示す概略図である。 内視鏡可撓管の構成を示す要部断面図である。 可撓管組立体を連結するジョイント部材の構成を示す平面図である。 連続成形設備の概略的構成を示すブロック図である。 連結可撓管組立体を成形するときの外皮層の硬質樹脂層及び軟質樹脂層の厚み変化量を模式的に示す説明図である。 連結可撓管組立体を成形するときの搬送速度変化を示すグラフである。
符号の説明
2 内視鏡
3 挿入部
10 可撓管
20 ジョイント部材(連結部材)
21 連結可撓管組立体
30 連続成形設備
31,32 押し出し部
33 ヘッド部
36 搬送部
37 制御部
51 硬質樹脂
52 軟質樹脂

Claims (3)

  1. 曲げ方向に可撓性を有する筒状構造体の外周面を筒状網体で覆い、且つ前記筒状構造体の両端部に設けられた結合部同士を連結部材によって複数連結した状態で搬送しながら、その表面に、硬質及び軟質樹脂からなる外皮層を均一な外径とするように連続して成形する内視鏡可撓管の製造方法において、
    前記筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するとき、前記筒状構造体の一端側では、硬質樹脂よりも軟質樹脂の割合が多く、一端から他端側へ向かって徐々に硬質樹脂の割合が漸増して、他端側では、軟質樹脂よりも硬質樹脂の割合が多くなるように成形し、
    前記連結部材の外周に前記外皮層を成形するとき、前記筒状構造体の他端に隣接する位置では、軟質樹脂よりも硬質樹脂の割合が多く、前記筒状構造体の他端から次の前記筒状構造体の一端側へ向かって徐々に軟質樹脂の割合が漸増して、次の前記筒状構造体の一端に隣接する位置では、硬質樹脂よりも軟質樹脂の割合が多くなるように成形するとともに、
    前記筒状構造体の外周に前記外皮層を成形するときよりも前記連結部材の外周に前記外皮層を成形するときの搬送速度を遅くすることを特徴とする内視鏡可撓管の製造方法。
  2. 前記外皮層を成形するとき、前記硬質樹脂を下層に成形し、前記軟質樹脂を上層に成形する2層構造で成形することを特徴とする請求項1記載の内視鏡可撓管の製造方法。
  3. 前記連結部材は、少なくともその一部の外径が、前記筒状網体で覆われた前記筒状構造体よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡可撓管の製造方法。
JP2007277891A 2007-10-25 2007-10-25 内視鏡可撓管の製造方法 Expired - Fee Related JP4866824B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277891A JP4866824B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 内視鏡可撓管の製造方法
US12/200,564 US8734695B2 (en) 2007-10-25 2008-08-28 Endoscope flexible tube and its manufacturing method
CN201210045701.8A CN102578989B (zh) 2007-10-25 2008-08-29 内窥镜可挠管及其制造方法
EP08015309A EP2052672A1 (en) 2007-10-25 2008-08-29 Endoscope flexible tube and its manufacturing method
CN2008102149443A CN101416864B (zh) 2007-10-25 2008-08-29 内窥镜可挠管及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007277891A JP4866824B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 内視鏡可撓管の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009101074A JP2009101074A (ja) 2009-05-14
JP4866824B2 true JP4866824B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=40628000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007277891A Expired - Fee Related JP4866824B2 (ja) 2007-10-25 2007-10-25 内視鏡可撓管の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4866824B2 (ja)
CN (1) CN101416864B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103349539B (zh) * 2009-09-29 2015-08-19 奥林巴斯株式会社 内窥镜、适配器
JP5755835B2 (ja) 2009-09-29 2015-07-29 富士フイルム株式会社 内視鏡用可撓管及びその製造方法
JP5312380B2 (ja) * 2010-03-15 2013-10-09 富士フイルム株式会社 内視鏡可撓管の製造方法
JP2015512669A (ja) * 2012-02-25 2015-04-30 スミスズ メディカル インターナショナル リミテッド 医療外科用観察装置
CN103385678A (zh) * 2013-07-29 2013-11-13 平湖市申莘五金塑料厂 支气管镜插入管
CN103393393A (zh) * 2013-07-29 2013-11-20 平湖市申莘五金塑料厂 鼻腔镜插入管
CN112587068B (zh) * 2021-03-02 2021-06-29 岱川医疗(深圳)有限责任公司 内窥镜插入管以及其外皮层的加工方法、内窥镜
CN112587070B (zh) * 2021-03-02 2021-06-22 岱川医疗(深圳)有限责任公司 内窥镜插入管、内窥镜以及内窥镜插入管的加工方法
CN112587074B (zh) * 2021-03-02 2021-06-22 岱川医疗(深圳)有限责任公司 内窥镜插入管、及内窥镜插入管外皮层的加工方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923362B2 (ja) * 1979-12-22 1984-06-01 シャープ株式会社 電子式スケ−ル
JP3170421B2 (ja) * 1994-07-14 2001-05-28 富士写真光機株式会社 内視鏡の軟性部製造方法及び軟性部部材
JP3573800B2 (ja) * 1994-08-24 2004-10-06 テルモ株式会社 カテーテルチューブおよびその製造方法
JP3586928B2 (ja) * 1995-05-01 2004-11-10 富士写真光機株式会社 内視鏡の可撓管
JP2001050435A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 複合可とう管及びその製造方法
JP3560868B2 (ja) * 1999-09-01 2004-09-02 オリンパス株式会社 内視鏡用可撓管の製造方法
JP4589484B2 (ja) * 2000-05-15 2010-12-01 Hoya株式会社 内視鏡用可撓管
JP4475747B2 (ja) * 2000-06-16 2010-06-09 Hoya株式会社 内視鏡用可撓管

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009101074A (ja) 2009-05-14
CN101416864B (zh) 2012-05-30
CN101416864A (zh) 2009-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4866824B2 (ja) 内視鏡可撓管の製造方法
JP5755835B2 (ja) 内視鏡用可撓管及びその製造方法
US8734695B2 (en) Endoscope flexible tube and its manufacturing method
JP5591043B2 (ja) 内視鏡及びその軟性部
JP3835146B2 (ja) 可撓性チューブ及びその製造方法
JP5312380B2 (ja) 内視鏡可撓管の製造方法
JP2010075352A (ja) 内視鏡用可撓管及び内視鏡
JP2010000299A (ja) 内視鏡用可撓管及び内視鏡
WO2010038738A1 (ja) 多層被覆装置、及び多層被覆方法
JPH02131738A (ja) 内視鏡用可撓管およびその製造方法
JP5968939B2 (ja) 内視鏡用可撓管及びその製造方法
JP2011206332A (ja) 内視鏡可撓管、内視鏡可撓管の製造方法及び内視鏡
JP2009106632A (ja) 内視鏡可撓管の製造方法
JP2009226023A (ja) 内視鏡用可撓管の製造方法
JP2009101075A (ja) 内視鏡可撓管の製造方法
JP5290921B2 (ja) 内視鏡用可撓管及びその製造装置並びに製造方法
JP2002058637A (ja) 内視鏡用可撓管
JP2001327603A (ja) 可撓性チューブの製造方法
JP2006340878A (ja) 可撓性内視鏡の挿入部
JP2009225964A (ja) 内視鏡用可撓管のサンプル作成方法及びサンプル並びに外皮成形条件決定方法
CN112587068A (zh) 内窥镜插入管以及其外皮层的加工方法、内窥镜
JP5117819B2 (ja) 内視鏡可撓管の製造方法
CN112587070B (zh) 内窥镜插入管、内窥镜以及内窥镜插入管的加工方法
JP2011067384A (ja) 内視鏡用可撓管の製造に用いられる連結具及び内視鏡用可撓管の製造方法
JPH11104066A (ja) 内視鏡の可撓管及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4866824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees