JP2009226023A - 内視鏡用可撓管の製造方法 - Google Patents

内視鏡用可撓管の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡用可撓管の製造方法において、二層構造の外皮をコストを掛けずに容易に成形する。
【解決手段】第1成形工程では、軟質樹脂16が一定の押し出し圧力で可撓管素材14の外周面に吐出されるとともに、軟質樹脂16の厚みが、可撓管素材14の基端14bで最も薄く先端14aで最も厚いテーパー形状に成形されるように、可撓管素材14の搬送速度が制御される。次の第2成形工程では、可撓管素材14の前後を逆にして搬送し、硬質樹脂17が一定の押し出し圧力で可撓管素材14の外周面に吐出されるとともに、硬質樹脂17の厚みが、可撓管素材14の先端14aで最も薄く基端14bで最も厚いテーパー形状に成形されるように、可撓管素材14の搬送速度が制御される。これにより、可撓管素材14の全長にわたって厚みが均等の外皮15が成形される。
【選択図】図5

Description

本発明は、内視鏡用可撓管の外皮を成形する内視鏡用可撓管の製造方法に関する。
患者の体腔内を観察するための医療用の内視鏡が知られている。内視鏡の挿入部を構成する主な部品である可撓管は、金属帯片を螺旋状に巻いて形成された螺旋管と、この外周を覆う網状管とからなる可撓管素材を搬送しながら、この外周面にウレタン樹脂などの熱可塑性樹脂を吐出して外皮を成形したものである。このような可撓管は、挿入部を体腔内に挿入しやすくするため、先端側は柔軟性を高くし、後端側は操作しやすくするため、柔軟性を低く(硬く)することが好ましい。
このため、外皮を軟質樹脂と硬質樹脂との二層成形とし、硬質樹脂層の厚みが可撓管の先端側にいくにしたがって薄くなるようにしたものが知られている(特許文献1)。また、外皮を軟質樹脂と硬質樹脂との混合成形とし、この混合比を変化させることにより、可撓管の可撓性を先端側と後端側とで異なるようにしたものが知られている(特許文献2,3)。
実開昭55−112505号公報 特開平2−131738号公報 特開平3−141920号公報
ところで、上述した二層成形(特許文献1)や混合成形(特許文献2,3)で外皮を成形するには、可撓管素材を搬送しながら、溶融状態の軟質樹脂及び硬質樹脂の単位時間あたりの各吐出量を変化させるという制御を行なっている。樹脂の吐出量を変化させるには、成形機の押し出し部に組み込まれたスクリューの回転数を変えるが、スクリューの回転数が変わると、樹脂とスクリューとの摩擦熱によって樹脂の粘度も変化する。樹脂の粘度は、樹脂の吐出量に影響を与えるため、スクリューの回転数と樹脂の吐出量とはリニアに比例しない。このため、樹脂の吐出量を変化させるための制御は複雑になり、内視鏡用可撓管の製造コストが高くなる原因になっている。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、二層構造の外皮をコストを掛けずに容易に成形することができる内視鏡用可撓管の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の内視鏡用可撓管の製造方法は、可撓性を有する筒状の内視鏡用可撓管素材の外周面に、軟質樹脂と硬質樹脂との二層成形で、かつ、前記可撓管素材の一端側では、前記硬質樹脂よりも前記軟質樹脂の割合が多く、一端から他端側へ向かって徐々に前記硬質樹脂の割合が漸増して、他端側では、前記軟質樹脂よりも前記硬質樹脂の割合が多くなるように、外皮を成形する内視鏡用可撓管の製造方法において、前記内視鏡用可撓管素材を長手方向の一方向に搬送しながら、溶融状態の前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方を前記内視鏡用可撓管素材の外周面に吐出して、前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方を、その厚みがテーパー状となるように、成形する第1成形工程と、次に、前記第1成形工程で成形された前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方の外周面に、溶融状態の前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の他方を吐出して、前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の他方を、その厚みが前記第1成形工程とは逆のテーパー状となるように、成形する第2成形工程とからなることを特徴とする。
前記第1,第2の各成形工程において、前記軟質樹脂,前記硬質樹脂の単位時間あたりの各吐出量を一定とするとともに、前記内視鏡用可撓管素材の搬送速度を変化させることが好ましい。
本発明の内視鏡用可撓管の製造方法によれば、内視鏡用可撓管素材を長手方向の一方向に搬送しながら、溶融状態の軟質樹脂または硬質樹脂の一方を内視鏡用可撓管素材の外周面に吐出して、軟質樹脂または硬質樹脂の一方を、その厚みがテーパー状となるように成形する第1成形工程と、次に、第1成形工程で成形された軟質樹脂または硬質樹脂の一方の外周面に、溶融状態の軟質樹脂または硬質樹脂の他方を吐出して、軟質樹脂または硬質樹脂の他方を、その厚みが第1成形工程とは逆のテーパー状となるように成形する第2成形工程とからなるようにしたので、予め搬送速度とテーパー形状のでき具合との関係を求めておけば、樹脂の吐出量を変化させるといった複雑な制御をすることなく、二層構造の外皮をコストを掛けずに容易に成形することができる。
本発明の第1実施形態に係る内視鏡用可撓管10を示す図1において、内視鏡用可撓管10は、金属帯片11aを螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管11に、金属線を編組してなる筒状網体12を被覆して両端に口金13を嵌合した可撓管素材14とし、さらに、その外周面に外皮15を成形した構成となっている。
外皮15は、可撓管素材14の外周面に成形される軟質樹脂16と、この軟質樹脂16の外周面(上層)に成形される硬質樹脂17とからなる。軟質樹脂16,硬質樹脂17は、それぞれ硬度が異なる熱可塑性エラストマーからなる。軟質樹脂16は、可撓管素材14の先端14aで最も厚みが大きく、先端14a側から基端14b側に向かって徐々に厚みが小さくなり、基端14bで最も厚みが小さいテーパー形状に成形される(図4参照)。
硬質樹脂17は、可撓管素材14の先端14aで厚みが最も小さく、先端14a側から基端14b側に向かって徐々に厚みが大きくなり、基端14bで最も厚みが大きい、軟質樹脂16とは逆のテーパー形状に成形される(図5参照)。これにより、内視鏡用可撓管10は、先端14a側の柔軟性が高く、かつ基端14b側は柔軟性が低く(硬く)なる。また、軟質樹脂16と硬質樹脂17とは、外皮15の外径が均一となるように成形される。
外皮15を成形する連続成形機18の構成を示す図2において、連続成形機18は、ホッパ、スクリューなどからなる周知の押し出し部19と、円形孔20a内を搬送される可撓管素材14の外周面に、押し出し部19から押し出された溶融状態の樹脂を吐出して外皮15を成形するヘッド部20と、外皮15を冷却する冷却部21と、可撓管素材14を搬送する搬送部22と、これらを制御する制御部23とからなる。
搬送部22は、供給ドラム24と、巻取ドラム25とからなり、供給ドラム24には、複数の可撓管素材14をジョイント部材26で連結した連結可撓管素材27が巻き付けられる。供給ドラム24から順次引き出された連結可撓管素材27は、ヘッド部20の円形孔20aと、冷却部21とを通って巻取ドラム25に巻き取られる。これら供給ドラム24及び巻取ドラム25は、制御部23によって回転が制御され、連結可撓管素材27を搬送する搬送速度が変更される。詳しくは後述するように、この搬送速度の変更により、軟質樹脂16,硬質樹脂17の各成形厚みがテーパー形状にされる。
押し出し部19は、吐出口19aがヘッド部20のゲート29に結合されており、このゲート29の供給口29aを介して、溶融状態の軟質樹脂30を円形孔20a内に一定の押し出し圧力で押し出して供給する。この溶融状態の軟質樹脂30の押し出しが終了した後、押し出し部19内の軟質樹脂30を溶融状態の硬質樹脂31に入れ替えて、硬質樹脂31の押し出しが一定の押し出し圧力で行なわれる。
なお、押し出し部19内の樹脂を入れ替えるのではなく、押し出し部19自体を別の押し出し部に取り替えて、押し出す樹脂を変更するようにしてもよい。また、溶融状態の軟質樹脂30,硬質樹脂31をそれぞれ収納した2個の押し出し部を予め両方ともヘッド部20に装着しておき、これらを切り替えて駆動するようにしてもよい。
ヘッド部20には、連結可撓管素材27を円形孔20aに挿入する際に、連結可撓管素材27をガイドして円形孔20aへの挿入を容易にする円錐状凹部32が設けられている。円形孔20a及びその出口33は、その内径が、可撓管素材14の外周に形成される外皮15の外径に合わせて形成されている。
溶融状態の軟質樹脂30が塗布された連結可撓管素材27は、ヘッド部20を通過した後、冷却部21に通される。冷却部21は水などの冷却液が貯留されており、冷却液の中を通過することにより、溶融状態の軟質樹脂30が冷却して硬化し、軟質樹脂16が成形される。また、溶融状態の硬質樹脂31も同様にして、冷却部21によって冷却され、硬化することにより硬質樹脂17が成形される。なお、溶融状態の軟質樹脂30,硬質樹脂31を冷却するには、上述した冷却液の中を通過させる他、冷却液や空気などを吹き付けてもよい。
連続成形機18で連結可撓管素材27に外皮15を成形するときのプロセスについて、図3ないし図5を用いて説明する。なお、図3は、連結可撓管素材27の搬送速度の変化を示す。図4,図5は、軟質樹脂16,硬質樹脂17の各厚み変化量を模式的に示しており、視覚的に分かり易くするため、軟質樹脂16,硬質樹脂17の各厚みを誇張して大きく図示している。また、図4,図5では、図中左側から右側へ向かって軟質樹脂16,硬質樹脂17がそれぞれ成形される場合を示している。
軟質樹脂16の成形を行なう第1成形工程では、連結可撓管素材27を供給ドラム24から引き出しながら円形孔20aに通し、連結可撓管素材27の先端部を巻取ドラム25に係合させる。
供給ドラム24,巻取ドラム25の各回転は、制御部23により制御され、連結可撓管素材27の搬送速度が制御される。図3及び図4に示すように、可撓管素材14の基端14bで最高速度VH、基端14bから可撓管素材14の先端14aまでは等加速度で徐々に減速して先端14aで最低速度VLとなり、先端14aから次の可撓管素材14の基端14bまでのジョイント部材26部分では大幅な等加速度で、最低速度VLから最高速度VHに、急激に加速される。なお、ジョイント部材26部分では等加速度でなくてもよい。
連結可撓管素材27が搬送される間に、溶融状態の軟質樹脂30が、押し出し部19の吐出口19aからゲート29の供給口29aを介してヘッド部20の円形孔20aに押し出される。この押し出し圧力は、制御部23により一定に制御される。
図4に示すように、溶融状態の軟質樹脂30の押し出し圧力一定の下で、連結可撓管素材27の搬送速度を図3のように変化させると、可撓管素材14の基端14bで軟質樹脂16の厚みが最も小さく、可撓管素材14の基端14b側から先端14a側へ向かって徐々に軟質樹脂16の厚みが大きくなり、可撓管素材14の先端14aでは軟質樹脂16の厚みが最も大きくなる。つまり、可撓管素材14の外周面に積層された軟質樹脂16の厚み形状は、可撓管素材14の基端14b側で厚みが小さく、先端14a側で厚みが大きい、テーパー形状となる。
なお、予め第1成形工程による軟質樹脂16の試作を複数個作成することにより、軟質樹脂16の各所の厚み、及び厚み形状が所望の値、及びテーパー形状となる連結可撓管素材27の搬送速度を決定しておく(押し出し部19による軟質樹脂30の押し出し圧力は一定)。また、後述する第2成形工程における連結可撓管素材27の搬送速度も同様に予め決定しておく。
また、ジョイント部材26の外周面では、可撓管素材14の先端14aに隣接する位置で軟質樹脂16の厚みが最も大きく、可撓管素材14の先端14a側から次の可撓管素材14の基端14b側へ向かって徐々に軟質樹脂16の厚みが減少し、次の可撓管素材14の基端14bに隣接する位置では、軟質樹脂16の厚みが最も小さくなる。以降は同様にして、連結可撓管素材27の全長にわたって軟質樹脂16の成形が行なわれる。
次に、硬質樹脂17の成形を行なう第2成形工程に移行する。第1成形工程で軟質樹脂16が成形され、巻取ドラム25に巻き取られた連結可撓管素材27を巻取ドラム25から取り外して、可撓管素材14の先端14a側が連結可撓管素材27の先頭として供給ドラム24から引き出されるように、連結可撓管素材27を供給ドラム24に巻き付ける。この後、連結可撓管素材27を供給ドラム24から引き出しながら、円形孔20aを通して、連結可撓管素材27の先端部を巻取ドラム25に係合させる。
連結可撓管素材27の搬送速度は、制御部23により制御され、図5に示すように、可撓管素材14の先端14aで最高速度VH、先端14aから可撓管素材14の基端14bまでは等加速度で徐々に減速して基端14bで最低速度VLとなり、基端14bから次の可撓管素材14の先端14aまでのジョイント部材26部分では大幅な等加速度で、最低速度VLから最高速度VHに、急激に加速される。なお、ジョイント部材26部分では等加速度でなくてもよい。
連結可撓管素材27が搬送される間に、溶融状態の硬質樹脂31が、押し出し部19の吐出口19aからゲート29の供給口29aを介してヘッド部20の円形孔20aに押し出される。この押し出し圧力は、制御部23により一定に制御される。
これにより、軟質樹脂16の場合と同様に、可撓管素材14の先端14aで軟質樹脂16の上に積層される硬質樹脂17の厚みが最も小さく、可撓管素材14の先端14a側から基端14b側へ向かって徐々に硬質樹脂17の厚みが大きくなり、可撓管素材14の基端14bでは硬質樹脂17の厚みが最も大きくなる。これにより、硬質樹脂17の厚み形状は、軟質樹脂16と逆のテーパー形状となる。
ジョイント部材26部分では、可撓管素材14の基端14bに隣接する位置で硬質樹脂17の厚みが最も大きく、可撓管素材14の基端14b側から次の可撓管素材14の先端14a側へ向かって徐々に硬質樹脂17の厚みが減少し、次の可撓管素材14の先端14aに隣接する位置では、硬質樹脂17の厚みが最も小さくなる。
以降は同様にして、硬質樹脂17の成形が行なわれ、硬質樹脂17によって軟質樹脂16の凹んだ部分が埋められるから、連結可撓管素材27の全長にわたって厚みが均等の外皮15が成形される。
最後端まで外皮15が成形された連結可撓管素材27は、連続成形機18から取り外され、ジョイント部材26が取り外されて内視鏡用可撓管10の成形工程が終了する。これにより、可撓管素材14の先端14a側は軟らかく、基端14b側にいくほど硬い内視鏡用可撓管10が完成する。
以上説明したように、樹脂の押し出し圧力(吐出量)は一定で、搬送速度を変化させ、軟質樹脂16,硬質樹脂17の成形を第1成形工程と第2成形工程とに分けて行なうので、比較的簡単な制御で、容易かつ低コストに内視鏡用可撓管10を製造することができる。
なお、内視鏡用可撓管10の先端側と基端側とで硬軟格差をより大きくしたい場合、先端側と基端側とで軟質樹脂16及び硬質樹脂17の厚み変化の度合を大きくすればよい。しかしながら、連結可撓管素材27の搬送速度を大きく変化させることになるため、軟質樹脂16及び硬質樹脂17の厚み変化が滑らかにならず、軟質樹脂16及び硬質樹脂17の厚みにムラが生じやすくなる。このため、第1,第2の各成形工程では、軟質樹脂16及び硬質樹脂17の厚み変化の度合を大きくすることなく(上記第1実施形態と同程度)、第1成形工程を複数回行なった後、第2成形工程を複数回行なうのがよい。この第1,第2各成形工程の実施回数を2回ずつとした第2実施形態について、以下に説明する。
上記第1実施形態と同じ第1成形工程を実施することにより、第1層目の軟質樹脂35を連結可撓管素材27の外周面に成形する。続いて、もう一度同じ第1成形工程を実施することにより、図6に示すように、第1層目の軟質樹脂35の上に、第2層目の軟質樹脂36(軟質樹脂35と同じ素材)を成形する。
この後、連結可撓管素材27の前後を逆にして、上記第1実施形態と同じ第2成形工程を実施することにより、第2層目の軟質樹脂36の外周面に、第1層目の硬質樹脂37を成形する。続いて、もう一度同じ第2成形工程を実施することにより、図7に示すように、第1層目の硬質樹脂37の上に、第2層目の硬質樹脂38(硬質樹脂37と同じ素材)を成形する。これにより、外皮39が成形される。
なお、本第2実施形態では、外皮39の厚みが、第1実施形態の外皮15の厚みのほぼ2倍となるため、連続成形機18の円形孔20a及び出口33の内径を、外皮39の外径に合わせて、第1実施形態の場合よりもやや大きく形成する。
以上説明した第2実施形態では、第1,第2の各成形工程をそれぞれ2回ずつとしたが、本発明はこれに限定されることなく、内視鏡用可撓管の先端側と基端側との硬軟差を大きくしたい場合には、各成形工程の回数を増やし、小さくしたい場合には、各成形工程の回数を少なくする。
上記各実施形態では、軟質樹脂,硬質樹脂の順で成形を行なっているが、逆に硬質樹脂,軟質樹脂の順に成形を行なってもよい。また、軟質樹脂を成形した後、巻取ドラムから供給ドラムに移し替えて、逆の搬送方向で硬質樹脂を成形しているが、押し出し部かヘッド部を各樹脂ごとにそれぞれ用意して、これらを搬送方向に並べて設置し、連結可撓管素材を移し替えることなく、同じ搬送方向に搬送して連続的に成形を行なってもよい。
内視鏡用可撓管の構成を示す概略図である。 連続成形機の概略的構成を示すブロック図である。 連結可撓管素材に軟質樹脂,硬質樹脂をそれぞれ成形するときの搬送速度変化を示すグラフである。 連結可撓管素材の外周面に成形した軟質樹脂の厚み変化を模式的に示す説明図である。 図4に示す軟質樹脂の外周面に成形した硬質樹脂の厚み変化を模式的に示す説明図である。 2回の第1成形工程により軟質樹脂を二層に成形した状態を模式的に示す説明図である。 2回の第2成形工程により図6に示す軟質樹脂の外周面に硬質樹脂を二層に成形した状態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10 内視鏡用可撓管
14 可撓管素材
15,39 外皮
16,35,36 軟質樹脂
17,37,38 硬質樹脂
18 連続成形機
19 押し出し部
20 ヘッド部
22 搬送部
23 制御部
27 連結可撓管素材

Claims (2)

  1. 可撓性を有する筒状の内視鏡用可撓管素材の外周面に、軟質樹脂と硬質樹脂との二層成形で、かつ、前記可撓管素材の一端側では、前記硬質樹脂よりも前記軟質樹脂の割合が多く、一端から他端側へ向かって徐々に前記硬質樹脂の割合が漸増して、他端側では、前記軟質樹脂よりも前記硬質樹脂の割合が多くなるように、外皮を成形する内視鏡用可撓管の製造方法において、
    前記内視鏡用可撓管素材を長手方向の一方向に搬送しながら、溶融状態の前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方を前記内視鏡用可撓管素材の外周面に吐出して、前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方を、その厚みがテーパー状となるように、成形する第1成形工程と、
    次に、前記第1成形工程で成形された前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の一方の外周面に、溶融状態の前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の他方を吐出して、前記軟質樹脂または前記硬質樹脂の他方を、その厚みが前記第1成形工程とは逆のテーパー状となるように、成形する第2成形工程と
    からなることを特徴とする内視鏡用可撓管の製造方法。
  2. 前記第1,第2の各成形工程において、前記軟質樹脂,前記硬質樹脂の単位時間あたりの各吐出量を一定とするとともに、前記内視鏡用可撓管素材の搬送速度を変化させることを特徴とする請求項1記載の内視鏡用可撓管の製造方法。
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