JPWO2015072233A1 - 挿入機器、回転ユニット及び挿入装置 - Google Patents

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Abstract

挿入機器は、スパイラルチューブより可撓性が低い第1の可撓管部と、前記スパイラルチューブが被覆されていない状態において、前記スパイラルチューブより低く、かつ、前記第1の可撓管部と同一又は前記第1の可撓管部より高い可撓性を有する第2の可撓管部と、を備える。前記第2の可撓管部は、前記スパイラルチューブが前記外周方向側に被覆されることにより、前記第1の可撓管部より可撓性が低くなる。前記挿入機器は、前記第2の可撓管部より前記基端方向側に、前記第1の可撓管部より可撓性が低い第3の可撓管部を備える。

Description

本発明は、スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入機器に関する。また、その挿入機器に装着される回転ユニット、及び、その挿入機器及び回転ユニットを備える挿入装置に関する。
特許文献1には、スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入部を備える挿入機器である内視鏡が開示されている。この内視鏡では、挿入部が回転ユニットに挿通されている。挿入部は、外周方向側に回転ユニットが被覆される中間帯域と、中間帯域の先端方向側に設けられる遠位帯域(先端帯域)と、中間帯域の基端方向側に設けられる近位帯域(基端帯域)と、を備える。遠位帯域及び近位帯域には、回転ユニットが被覆されていない。内視鏡では、スパイラルチューブが管腔壁から内周方向へ押圧される状態で回転ユニットが回転することにより、先端方向への推進力又は基端方向への推進力が挿入部及び回転ユニットに作用する。
特開2011−520563号公報
前記特許文献1の挿入機器である内視鏡では、挿入部の遠位帯域、中間帯域及び近位帯域の可撓性、及び、回転ユニットが被覆された状態での中間帯域の可撓性については示されていない。小腸(small intestine)の内部、大腸(large intestine)の内部等の管腔(lumen)においては、第1の管腔延設方向から第2の管腔延設方向へ管腔が屈曲する管腔屈曲部位(lumen bending site)が存在する。管腔屈曲部位では、第1の管腔延設方向から第2の管腔延設方向へ、挿入部の挿入方向が変化する。
ここで、前記特許文献1の挿入機器において、遠位帯域の可撓性が過度に低くなる場合を考える。管腔において遠位帯域の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部に作用させることにより、遠位帯域には、第1の管腔延設方向へ推進力が作用する。この際、管腔湾曲部位において遠位帯域から第1の管腔延設方向への作用力が管腔壁に作用する。ここで、遠位帯域は可撓性が低いため、管腔屈曲部位において遠位帯域から管腔壁(lumen wall)に作用する第1の管腔延設方向への作用力は大きくなる。第1の管腔延設方向へ大きい作用力が作用することにより、管腔屈曲部位において管腔壁が第1の管腔延設方向へ移動し、ステッキ現象が発生してしまう。ステッキ現象が発生することにより、管腔屈曲部位から第2の管腔延設方向への遠位帯域の移動性が低下してしまう。これにより、遠位帯域の先端が管腔屈曲部位に位置する状態からの挿入部の先端方向への移動性が低下してしまう。
また、回転ユニットが被覆された状態での中間帯域の可撓性が過度に低くなる場合についても考える。この場合も、管腔において回転ユニットが被覆された中間帯域の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部に作用させることにより、管腔湾曲部位において遠位帯域から第1の管腔延設方向への作用力が管腔壁に作用する。ここで、回転ユニットが被覆された状態での中間帯域の可撓性が低いため、管腔屈曲部位において中間帯域から管腔壁(lumen wall)に作用する第1の管腔延設方向への作用力は大きくなる。これにより、前述のステッキ現象が発生し、管腔屈曲部位から第2の管腔延設方向への中間帯域の移動性が低下してしまう。これにより、中間帯域の先端が管腔屈曲部位に位置する状態からの挿入部の先端方向への移動性が低下してしまう。
また、近位帯域の可撓性が過度に高くなる場合を考える。この場合、近位帯域は可撓性が過度に高いため、管腔において近位帯域の先端部が管腔屈曲部位に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部に作用させた場合でも、近位帯域に作用する第1の管腔延設方向へ推進力は小さくなる。このため、近位帯域の先端部から管腔壁に作用する基端方向(第1の管腔延設方向とは反対方向)への作用力が小さくなり、近位帯域の先端部の外周方向側の領域から管腔壁が抜脱方向(第1の管腔延設方向とは反対方向)へ移動しなくなる。これにより、近位帯域の先端部の外周方向側の領域に管腔壁の襞(ひだ)が密集し、管腔壁の抜脱方向への移動性が低下してしまう。これにより、近位帯域の第2の管腔延設方向への移動性が低下してし、近位帯域の先端部が管腔屈曲部位に位置する状態からの挿入部の先端方向への移動性が低下してしまう。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、挿入部に回転ユニットが回転可能に装着される場合においても、管腔の管腔屈曲部位での長手軸に沿った挿入部の移動性が確保される挿入機器を提供することにある。また、その挿入機器に装着される回転ユニット、及び、その挿入機器及び回転ユニットを備える挿入装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様は、スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入機器であって、前記長手軸に沿って延設され、前記回転ユニットに挿通される挿入部と、前記挿入部に設けられ、前記スパイラルチューブより可撓性が低い第1の可撓管部と、前記挿入部において前記第1の可撓管部より基端方向側に設けられ、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態において、外周方向側に前記スパイラルチューブが被覆される第2の可撓管部であって、前記スパイラルチューブが被覆されていない状態において、前記スパイラルチューブより低く、かつ、前記第1の可撓管部と同一又は前記第1の可撓管部より高い可撓性を有し、前記スパイラルチューブが前記外周方向側に被覆されることにより、前記第1の可撓管部より可撓性が低くなる第2の可撓管部と、前記挿入部において前記第2の可撓管部より前記基端方向側に設けられ、前記第1の可撓管部より可撓性が低い第3の可撓管部と、を備える。
本発明によれば、挿入部に回転ユニットが回転可能に装着される場合においても、管腔の管腔屈曲部位での長手軸に沿った挿入部の移動性が確保される挿入機器を提供することができる。また、その挿入機器に装着される回転ユニット、及び、その挿入機器及び回転ユニットを備える挿入装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図である。 第1の実施形態に係る回転ユニットに回転駆動力を伝達する構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る湾曲部、第1の可撓管部、第2の可撓管部及び回転ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態に係る第2の可撓管部、第3の可撓管部、ベース部及び回転ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 図4のV−V線断面図である。 第1の実施形態に係る第1の可撓管部及び第2の可撓管部(第3の可撓管部)を部材ごとに分解して概略的に示す斜視図である。 第1の実施形態に係る第1の可撓管部、第2の可撓管部、第3の可撓管部及びスパイラルチューブの可撓性を示す概略図である。 第1の比較例に係る第1の可撓管部の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させた状態を示す概略図である。 第1の実施形態に係る第1の可撓管部の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させた状態を示す概略図である。 第2の比較例に係るスパイラルチューブが被覆された第2の可撓管部の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させた状態を示す概略図である。 第1の実施形態に係るスパイラルチューブが被覆された第2の可撓管部の先端が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させた状態を示す概略図である。 第3の比較例に係る第3の可撓管部の先端部が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させ状態を示す概略図である。 第1の実施形態に係る第3の可撓管部の先端部が管腔屈曲部位に位置する状態から、先端方向への推進力を挿入部に作用させ状態を示す概略図である。 第1の変形例に係る第1の可撓管部、第2の可撓管部、第3の可撓管部及び回転ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 第2の変形例に係る湾曲部及び第1の可撓管部の構成を概略的に示す断面図である。 第3の変形例に係る挿入部及び回転ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図14を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る挿入装置である内視鏡装置1を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置1は、長手軸Cを有する。長手軸Cに平行な方向の一方(図1の矢印C1の方向)が基端方向であり、基端方向とは反対方向(図1の矢印C2の方向)が先端方向である。そして、先端方向及び基端方向が長手軸Cに平行な軸平行方向となる。内視鏡装置1は、挿入機器である内視鏡2を備える。内視鏡2は、長手軸Cに沿って延設される挿入部(内視鏡挿入部)3と、挿入部3より基端方向側に設けられる操作部(内視鏡操作部)5と、を備える。挿入部3は、長手軸Cに沿って延設され、内視鏡装置1の使用時には体腔内に挿入される。
操作部5には、ユニバーサルコード6の一端が接続されている。ユニバーサルコード6の他端は、周辺ユニット(peripheral unit)10に接続されている。周辺ユニット10は、画像プロセッサ等の画像処理部11と、ランプ等の光源を備える光源部12と、例えば電源、メモリ等の記憶部、及び、CPU(Central Processing Unit)又はASIC(application specific integrated circuit)を備える制御装置である駆動制御部13と、ボタン、フットスイッチ等である駆動操作入力部15と、モニタ等の表示部16と、を備える。
挿入部3は、挿入部3の先端を形成する先端硬性部(distal rigid section)21と、先端硬性部21より基端方向側に設けられる湾曲部(bending section)22と、湾曲部22より基端方向側に設けられる第1の可撓管部(first flexible tube section)23と、第1の可撓管部23より基端方向側に設けられる第2の可撓管部(second flexible tube section)25と、第2の可撓管部25より基端方向側に設けられる第3の可撓管部(third flexible tube section)26と、を備える。長手軸Cに平行な軸平行方向について第2の可撓管部25と第3の可撓管部26との間には、ベース部27が設けられている。第2の可撓管部25は、ベース部27を介して第3の可撓管部26に連結されている。
長手軸Cに平行な軸平行方向についての第1の可撓管部23の第1の軸平行寸法L1は、軸平行方向についての第2の可撓管部25の第2の軸平行寸法L2より、小さくさる。また、軸平行方向についての第2の可撓管部25の第2の軸平行寸法L2は、軸平行方向についての第3の可撓管部26の第3の軸平行寸法L3より、小さくなる。さらに、軸平行方向についてのベース部27の第4の軸平行寸法L4は、第1の軸平行寸法L1より小さくなる。
ここで、長手軸Cに垂直な断面において、長手軸Cから離れる方向を外周方向(離軸方向)とし、長手軸Cに向かう方向を内周方向(向軸方向)とする。挿入部3の外周方向側には、筒状の回転ユニット30が設けられている。挿入部3が回転ユニット30に挿通された状態で、内視鏡2の挿入部3に回転ユニット30が装着される。回転ユニット30が挿入部3に装着された状態では、回転駆動力が伝達されることにより、回転ユニット30が挿入部3に対して長手軸Cを中心として回転する。
回転ユニット30は、長手軸Cに沿って延設されるスパイラルチューブ31を備える。スパイラルチューブ31は、コルゲートチューブ部32と、コルゲートチューブ部32の外周面に延設されるフィン部33と、を備える。フィン部33は、基端方向から先端方向へ長手軸Cを中心として螺旋状に延設されている。スパイラルチューブ31の先端方向側には、先端側筒状部35が設けられている。先端側筒状部35は、先端方向側に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ状に形成されている。また、スパイラルチューブ31の基端方向側には、筒状の基端側筒状部36が設けられている。
スパイラルチューブ31のフィン部33が管腔壁(lumen wall)等によって内周方向に押圧された状態で、回転ユニット30が長手軸Cを中心として回転することにより、先端方向又は基端方向への推進力が、挿入部3及び回転ユニット30に作用する。先端方向への推進力によって、小腸の内部、大腸の内部等の管腔での挿入部3の挿入方向(先端方向)への移動性が向上し、基端方向への推進力によって管腔での挿入部3の抜脱方向(基端方向)への移動性が向上する。
図2は、回転ユニット30に回転駆動力を伝達する構成を示す図である。図3は、湾曲部22、第1の可撓管部23、第2の可撓管部25及び回転ユニット30の構成を示す図である。図4は、第2の可撓管部25、第3の可撓管部26、ベース部27及び回転ユニット30の構成を示す図である。また、図5は、図4のV−V線断面図である。
図1に示すように操作部5の外表面には、湾曲部22の湾曲操作が入力される湾曲操作ノブ37が設けられている。図5に示すように、挿入部3の内部には、湾曲ワイヤ38A,38Bが長手軸Cに沿って延設されている。操作部5の内部では、湾曲操作ノブ37に連結されるプーリ(図示しない)に、湾曲ワイヤ38A,38Bの基端が接続されている。湾曲ワイヤ38A,38Bの先端は、湾曲部22の先端部に接続されている。湾曲操作ノブ37での湾曲操作により、湾曲ワイヤ38A又は湾曲ワイヤ38Bが牽引され、湾曲部22が湾曲する。本実施形態では、湾曲部22は、湾曲操作によって湾曲する能動湾曲部のみから構成されている。
それぞれの湾曲ワイヤ38A,38Bは、対応するコイル39A,39Bに挿通されている。コイル39A,39Bの基端は、操作部5の内部まで延設されている。また、コイル39A,39Bの先端は、第1の可撓管部23の先端部の内周面に接続されている。なお、本実施形態では、2本の湾曲ワイヤ38A,38Bが設けられ、湾曲部22は2方向に湾曲可能であるが、例えば4本の湾曲ワイヤが設けられ、湾曲部22が4方向に湾曲可能であってもよい。
図3乃至図5に示すように、挿入部3の内部には、撮像ケーブル41、ライトガイド42、及び、チャンネルチューブ43が、長手軸Cに沿って延設されている。先端硬性部21(挿入部3の先端部)の内部には、被写体を撮像する撮像素子(図示しない)が設けられている。撮像素子は、観察窓46を通して、被写体の撮像を行う。撮像ケーブル41の一端は、撮像素子に接続されている。撮像ケーブル41は、挿入部3の内部、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード6の内部を通って延設され、他端が周辺ユニット10の画像処理部11に接続されている。画像処理部11によって撮像された被写体像の画像処理が行われ、被写体の画像が生成される。そして、生成された被写体の画像が、表示部16に表示される。
また、ライトガイド42は、挿入部3の内部、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード6の内部を通って延設され、周辺ユニット10の光源部12に接続されている。光源部12から出射された光は、ライトガイド42によって導光され、挿入部3の先端部(先端硬性部21)の照明窓47から被写体に照射される。
図1に示すように、操作部5の外表面には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入部48が設けられている。チャンネルチューブ43は、挿入部3の内部、及び、操作部5の内部を通って、一端が処置具挿入部48に接続されている。処置具挿入部48から挿入された処置具は、チャンネルチューブ43の内部を通って、先端硬性部21の開口部49から先端方向に向かって突出する。そして、処置具が先端硬性部21の開口部49から突出した状態で、処置具による処置が行われる。
図4に示すように、ベース部27には、金属から形成される支持部材51が設けられている。第2の可撓管部25の基端部は、支持部材51の先端部に連結されている。また、第3の可撓管部26の先端部は、支持部材51の基端部に連結されている。これにより、第2の可撓管部25と第3の可撓管部26との間が、ベース部27を介して接続される。
図4及び図5に示すように、ベース部27では、支持部材51によって空洞部52が規定されている。また、支持部材51には、駆動力伝達ユニット53が取付けられている。駆動力伝達ユニット53は、空洞部52に配置されている。また、駆動力伝達ユニット53は、回転ユニット30を回転させる回転駆動力が伝達されることにより、駆動される。駆動力伝達ユニット53は、駆動ギア55を備える。
また、駆動力伝達ユニット53は、回転筒状部材58を備える。回転筒状部材58は、支持部材51が回転筒状部材58に挿通された状態で、ベース部27に取付けられている。回転筒状部材58は、挿入部3(ベース部27)に対して長手軸Cを中心として回転可能である。ここで、回転ユニット30が回転する2方向を長手軸回り方向とする。回転筒状部材58の内周面には、長手軸回り方向について全周に渡って内周ギア部59が、設けられている。内周ギア部59は、駆動ギア55と噛合っている。
回転筒状部材58には、本実施形態では3つの内側ローラ61A〜61Cが取付けられている。内側ローラ61A〜61Cは、長手軸回り方向について略等間隔だけ互いに対して離れた状態で、配置されている。それぞれの内側ローラ61A〜61Cは、対応するローラ軸(Q1〜Q3)を有する。それぞれの内側ローラ61A〜61Cは、対応するローラ軸(Q1〜Q3)を中心として、回転筒状部材58に対して回転可能である。また、内側ローラ61A〜61Cは、回転筒状部材58と一体に、挿入部3(ベース部27)に対して、長手軸Cを中心として回転可能である。
回転筒状部材58及び内側ローラ61A〜61Cの外周方向側には、筒状のカバー部材62が被覆されている。カバー部材62の先端は接着剤等の接着部63Aを介して支持部材51の外周面に固定され、カバー部材62の基端は接着剤等の接着部63Bを介して支持部材51の外周面に固定されている。カバー部材62によって、駆動力伝達ユニット53が配置される空洞部52が、挿入部3の外部から仕切られる。カバー部材62の先端の固定位置及びカバー部材62の基端の固定位置では、支持部材51とカバー部材62との間が液密に保たれている。これにより、空洞部52及び駆動力伝達ユニット53への挿入部3の外部からの液体の流入が防止される。また、長手軸回り方向について内側ローラ61A〜61Cが位置する部位では、カバー部材62は外周方向に向かって突出している。なお、カバー部材62は、挿入部3に対して固定されており、回転筒状部材58及び内側ローラ61A〜61Cは、カバー部材62に対して長手軸回り方向に回転可能である。
図5に示すように、基端側筒状部36の内周面には、6つの外側ローラ65A〜65Fが取付けられている。外側ローラ65A〜65Fは、カバー部材62の外周方向側に位置している。挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、長手軸回り方向について外側ローラ65Aと外側ローラ65Bとの間に内側ローラ61Aが位置し、長手軸回り方向について外側ローラ65Cと外側ローラ65Dとの間に内側ローラ61Bが位置している。また、長手軸回り方向について外側ローラ65Eと外側ローラ65Fとの間に内側ローラ61Cが位置している。それぞれの外側ローラ65A〜65Fは、対応するローラ軸(P1〜P6)を有する。それぞれの外側ローラ65A〜65Fは、対応するローラ軸(P1〜P6)を中心として、カバー部材62及び基端側筒状部36に対して回転可能である。また、外側ローラ65A〜65Fは、回転ユニット30と一体に、挿入部3(ベース部27)に対して、長手軸Cを中心として回転可能である。
回転駆動力によって駆動力伝達ユニット53が駆動されることにより、回転筒状部材58は長手軸Cを中心として回転する。これにより、内側ローラ61Aが外側ローラ65A又は外側ローラ65Bを押圧する。同様に、内側ローラ61Bが外側ローラ65C又は外側ローラ65Dを押圧し、内側ローラ61Cが外側ローラ65E又は外側ローラ65Fを押圧する。これにより、駆動力が内側ローラ61A〜61Cから回転ユニット30の外側ローラ65A〜65Fに伝達され、回転ユニット30が挿入部3及びカバー部材62に対して長手軸Cを中心として回転する。前述のように、基端側筒状部36に取付けられる外側ローラ65A〜65Fが、駆動された駆動力伝達ユニット53から回転駆動力を受ける駆動力受け部となる。駆動力受け部である外側ローラ65A〜65Fは、スパイラルチューブ31より基端方向側に設けられている。また、挿入部3に回転ユニット30が装着された状態において、外側ローラ65A〜65Fは、ベース部27の外周方向側に位置している。
なお、それぞれの内側ローラ61A〜61Cは対応するローラ軸(Q1〜Q3)を中心として回転するため、それぞれの内側ローラ61A〜61Cとカバー部材62との間の摩擦は小さくなる。同様に、それぞれの外側ローラ65A〜65Fは対応するローラ軸(P1〜P6)を中心として回転するため、それぞれの外側ローラ65A〜65Fとカバー部材62との間の摩擦は小さくなる。このため、内側ローラ61A〜61Cから回転ユニット30に回転駆動力が適切に伝達され、回転ユニット30が適切に回転する。
基端側筒状部36には、内周方向に向かって突出する係止爪67が設けられている。また、ベース部27の支持部材51には、係止溝68が長手軸回り方向について全周に渡って設けられている。係止爪67が係止溝68に係止されることにより、回転ユニット30の挿入部3に対する長手軸Cに沿った移動が規制される。ただし、係止爪67が係止溝68に係止された状態において、係止爪67は係止溝68に対して長手軸回り方向に移動可能である。
図1及び図2に示すように、操作部5には、モータハウジング71が連結されている。モータハウジング71の内部には、駆動源であるモータ72が収容されている。モータ72には、モータケーブル73の一端が接続されている。モータケーブル73は、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード6の内部を通って延設され、他端が周辺ユニット10の駆動制御部13に接続されている。駆動制御部13からモータケーブル73を介して電力が供給されることにより、モータ72が駆動される。モータ72が駆動されることにより、回転ユニット30を回転させる回転駆動力が発生する。モータ72には、中継ギア75が取付けられている。また、操作部5の内部には、中継ギア75と噛合う駆動ギア76が、設けられている。
図2及び図4に示すように、挿入部3の第3の可撓管部26の内部には、ガイドチューブ77が長手軸Cに沿って延設されている。ガイドチューブ77の先端は、ベース部27の支持部材51に接続されている。ガイドチューブ77の内部には、ガイドチャンネル78が形成されている。ガイドチャンネル78の先端は、空洞部52と連通している。ガイドチャンネル78では、線状部である駆動シャフト79がシャフト軸Sに沿って延設されている。モータ72で発生した回転駆動力は、中継ギア75及び駆動ギア76を介して、駆動シャフト79に伝達される。駆動シャフト79に回転駆動力が伝達されることにより、シャフト軸Sを中心として駆動シャフト79が回転する。
駆動シャフト79の先端は、駆動力伝達ユニット53の駆動ギア55に接続されている。駆動シャフト79が回転することにより、回転駆動力が駆動力伝達ユニット53に伝達され、駆動力伝達ユニット53が駆動される。そして、回転駆動力が回転筒状部材58に伝達されることにより、前述のように回転駆動力が回転ユニット30に伝達される。これにより、回転ユニット30が回転する。
図3に示すように、湾曲部22は、湾曲管(bending tube)81を備える。湾曲管81は、金属製の複数の湾曲駒(bending pieces)82を備える。それぞれの湾曲駒82は、隣接する湾曲駒82に対して回動可能に連結されている。湾曲部22では、湾曲管81の外周方向側に湾曲ブレード(bending blade)である湾曲網状管(bending reticular tube)83が被覆されている。湾曲網状管83では、金属製の素線(図示しない)が網状に編み込まれている。また、湾曲部22では、湾曲網状管83の外周方向側に、湾曲外皮(bending envelope)85が被覆されている。湾曲外皮85は、例えばフッ素ゴムから形成されている。
図6は、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25を部材ごとに分解して示す図である。図3、図4及び図6に示すように、本実施形態では、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25は、第1のフレックス(first flex)である第1の螺旋管(first helical tube)91と、第1の可撓ブレード(first flexible blade)である第1の可撓網状管(first flexible reticular tube)92と、第1の可撓外皮(first flexible envelope)93と、から形成されている。第1の螺旋管91、第1の可撓網状管92及び第1の可撓外皮93は、第1の可撓管部23の先端から第2の可撓管部25の基端まで、長手軸Cに沿って延設されている。第1の螺旋管91の外周方向側に第1の可撓網状管92が被覆され、第1の可撓網状管92の外周方向側に第1の可撓外皮93が被覆されている。
湾曲管81の基端部は、筒状の接続管84に嵌合している。第1の螺旋管91及び第1の可撓網状管92は、接続管84の内周方向側に挿入された状態で、接続管84と嵌合している。また、第1の可撓外皮93は、接着剤等の接着部86を介して、湾曲外皮85に接着されている。前述のようにして、第1の可撓管部23と湾曲部22との間が連結されている。第1の螺旋管91、第1の可撓網状管92及び第1の可撓外皮93は、支持部材51の内周方向側に挿入された状態で、支持部材51と嵌合している。これにより、第2の可撓管部25がベース部27に連結される。また、本実施形態では、第1の螺旋管91、第1の可撓網状管92及び第1の可撓外皮93は、第1の可撓管部23と第2の可撓管部25との間において連続する状態で、延設されている。
図6に示すように、第1の螺旋管91は、金属製の帯状部材95を備える。第1の螺旋管91では、帯状部材95は長手軸Cを中心とする螺旋状に延設されている。第1の可撓網状管92は、金属製の素線96を備える。第1の可撓網状管92では、素線96が編み込まれている。第1の可撓外皮93は、樹脂材料から形成されている。
図4に示すように、第3の可撓管部26は、第2のフレックス(second flex)である第2の螺旋管(second helical tube)101と、第2の可撓ブレード(second flexible blade)である第2の可撓網状管(second flexible reticular tube)102と、第2の可撓外皮(second flexible envelope)103と、から形成されている。第2の螺旋管101、第2の可撓網状管102及び第2の可撓外皮103は、第3の可撓管部26の先端から第3の可撓管部26の基端まで、長手軸Cに沿って延設されている。第2の螺旋管101の外周方向側に第2の可撓網状管102が被覆され、第2の可撓網状管102の外周方向側に第2の可撓外皮103が被覆されている。支持部材51の基端部は、接続部材104と嵌合している。第2の螺旋管101及び第2の可撓網状管102は、接続部材104の内周方向側に挿入された状態で、接続部材104と嵌合している。これにより、第3の可撓管部26がベース部27に連結される。
第2の螺旋管101では、金属製の帯状部材105が、長手軸Cを中心とする螺旋状に延設されている。また、第2の可撓網状管102では、金属製の素線106が編み込まれている。第2の可撓外皮103は、樹脂材料から形成されている。なお、図6では、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25に関連する構成はカッコなしの参照符号で示し、第3の可撓管部26に関連する構成はカッコ内の参照符号で示している。
挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、駆動力受け部である外側ローラ65A〜65Fは、ベース部27の外周方向側に位置している。このため、挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、ベース部27の外周方向側に、回転ユニット30の基端が位置している。そして、ベース部27の外周方向側の部位から、回転ユニット30が先端方向に向かって延設されている。このため、挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、第3の可撓管部26の外周方向側に回転ユニット30が被覆されていない。
また、挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、第2の可撓管部25の外周方向側に回転ユニット30のスパイラルチューブ31が被覆されている。そして、回転ユニット30の先端は、長手軸Cに平行な軸平行方向について、第1の可撓管部23と第2の可撓管部25との間の領域に位置している。このため、挿入部3に回転ユニット30が装着された状態では、第1の可撓管部23の外周方向側に回転ユニット30が被覆されていない。
湾曲部22には、長手軸Cに対して垂直に湾曲し易い湾曲管81が設けられ、湾曲外皮85は、可撓性が高い材料から形成されている。このため、湾曲部22は、第1の可撓管部23、第2の可撓管部25及び第3の可撓管部26のいずれよりも、可撓性が高くなる。また、回転ユニット30のスパイラルチューブ31は、可撓性の高い樹脂から形成され、第1の可撓管部23、第2の可撓管部25及び第3の可撓管部26のいずれよりも、可撓性が高くなる。
第1の可撓管部23、第2の可撓管部25及び第3の可撓管部26は、螺旋管(91,101)の内径、螺旋管(91,101)での帯状部材(95,105)の肉厚、螺旋管(91,101)の層数、可撓網状管(92,102)での素線(96,106)の径、可撓外皮(93,103)の肉厚、可撓管部(23,25,26)の外径、可撓外皮(93,103)を形成する樹脂の硬度等に対応して変化する。螺旋管(91,101)の内径が大きくなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性は低くなり、帯状部材(95,105)の肉厚が厚くなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性は低くなる。また、螺旋管(91,101)の層数が多くなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性は低くなり、素線(96,106)の径が大きくなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性は低くなる。そして、外径が大きくなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性は低くなり、可撓外皮(93,103)の肉厚が厚くなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性が低くなる。また、可撓外皮(93,103)での樹脂の硬度が高くなるにつれて、可撓管部(23,25,26)の可撓性が高くなる。
ある実施例では、挿入部3に回転ユニット30が装着されていない状態において、第1の可撓管部23は、第2の可撓管部25と同一の可撓性となる。また、別のある実施例では、挿入部3に回転ユニット30が装着されていない状態において、第2の可撓管部25は、第1の可撓管部23より、可撓性が高くなる。例えば、第1の可撓管部23と第2の可撓管部25との間で第1の可撓外皮93の樹脂の硬度を変化させることにより、第1の可撓管部23が第2の可撓管部25とは異なる可撓性となる。本実施形態では前述の実施例を含むいずれの場合においても、第2の可撓管部25にスパイラルチューブ31が被覆されていない状態において、第2の可撓管部25は、第1の可撓管部23と同一又は第1の可撓管部23より高い可撓性を有する。ただし、第2の可撓管部25にスパイラルチューブ31が被覆されていない状態でも、第2の可撓管部25はスパイラルチューブ31及び湾曲部22よりも可撓性が低くなる。
なお、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25では、第1の螺旋管91の内径が9.4mm〜9.8mmの範囲で調整され、帯状部材95の肉厚が0.20mm〜0.28mmの範囲で調整されている。また、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25では、第1の螺旋管91の層数は1層となり、素線96の径が0.08mm〜0.12mmの範囲で調整されている。そして、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25では、第1の可撓外皮93の肉厚が0.4mm〜0.8mmの範囲で調整され、外径が11.5mm〜11.9mmの範囲で調整されている。
前述のように、挿入部3に回転ユニット30が装着されることにより、第2の可撓管部25の外周方向側にスパイラルチューブ31が被覆される。この状態では、第1の可撓管部23及び第3の可撓管部26には、回転ユニット30は被覆されない。第2の可撓管部25の外周方向側にスパイラルチューブ31が被覆された状態では、第2の可撓管部25は、第1の可撓管部23より可撓性が低くなる。ただし、スパイラルチューブ31は第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より可撓性が高く、第2の可撓管部25は第1の可撓管部23と同一、又は、第1の可撓管部23より高い可撓性を有する。このため、第2の可撓管部25にスパイラルチューブ31が被覆された状態でも、第2の可撓管部25の可撓性が第1の可撓管部23に対して過度に低くなることはない。
第3の可撓管部26では、長手軸Cに平行な軸平行方向について全長に渡って第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より、可撓性が低くなる。挿入部3の内部では、支持部材51によって規定される空洞部52まで、ガイドチャンネル78及び駆動シャフト79が先端方向に向かって延設されている。すなわち、第3の可撓管部26の内部には、第1の可撓管部23の内部及び第2の可撓管部25の内部には延設されないガイドチャンネル78及び駆動シャフト79が、延設されている。このため、第3の可撓管部26では、内部に延設される内蔵延設物(例えば、撮像ケーブル41、ライトガイド42等)の数が、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25に比べて、多くなる。内部の内蔵延設物の数が多くなることにより、第3の可撓管部26では、内部に形成される空間の長手軸Cに垂直な断面積を、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25に比べて大きくする必要がある。このため、第3の可撓管部26では、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25の第2の螺旋管101に比べて、第1の螺旋管91の内径を大きくする必要があり、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25に比べて、外径を大きくする必要がある。帯状部材105の肉厚、第2の可撓外皮103の肉厚等に加えて、前述の事項が1つの要因となって、第3の可撓管部26は、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より、可撓性が低くなる。
第3の可撓管部26では、先端方向から基端方向へ向かうにつれて、可撓性が低くなる。例えば、第2の可撓外皮103の肉厚を先端方向から基端方向に向かうにつれて厚くすることにより、第3の可撓管部26において基端部と先端部とでは、異なる可撓性となる。第3の可撓管部26では、第2の螺旋管101の内径が10.7mm〜11.0mmの範囲で調整され、帯状部材105の肉厚が0.28mm〜0.32mmの範囲で調整されている。また、第3の可撓管部26では、第2の螺旋管101の層数は1層又は2層となり、素線106の径が0.10mm〜0.12mmの範囲で調整されている。そして、第3の可撓管部26では、第2の可撓外皮103の肉厚が0.35mm〜0.6mmの範囲で調整され、外径が12.7mm〜13.2mmの範囲で調整されている。
ここで、第2の螺旋管101の内径が11mm、帯状部材105の肉厚が0.32mm、第2の螺旋管101の層数が2層、素線106の径が0.12mm、第2の可撓外皮103の肉厚が0.6mm、かつ、第3の可撓管部26の外径が13.2mmとなる状態を、第3の可撓管部26の最低可撓状態とする。第3の可撓管部26では、最も可撓性が低くなる基端においても、最低可撓状態と同一又は最低可撓状態より高い可撓性となる。したがって、第3の可撓管部26では、可撓性が過度に低くなることはない。
また、第2の可撓管部25は、スパイラルチューブ31が被覆された状態においても、第3の可撓管部26の先端部と可撓性が略同一となる。したがって、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25においても、第3の可撓管部26の最低可撓状態より可撓性が高く、可撓性が過度に低くなることはない。ここで、可撓性が略同一の状態とは、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25の可撓性が第3の可撓管部26の先端部の可撓性と同一になる状態に、限るものではない。すなわち、可撓性が略同一の状態には、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25の可撓性より第3の可撓管部26の先端部の可撓性のほうが僅かに高くなる状態、及び、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25の可撓性より第3の可撓管部26の先端部の可撓性のほうが僅かに低くなる状態が、含まれる。前述のように第3の可撓管部26の可撓性が設定されるため、第3の可撓管部26は、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25に対して、可撓性が過度に高くなることもなく、かつ、可撓性が過度に低くなることもない。また、第1の可撓管部23は第3の可撓管部26の先端部より可撓性が高いため、第1の可撓管部23が湾曲部22に対して可撓性が過度に低くなることもない。
図7は、第1の可撓管部23、第2の可撓管部25、第3の可撓管部26及びスパイラルチューブ31の可撓性を示す図である。図7では、スパイラルチューブ31の可撓性は、直線T1で示されている。そして、第1の可撓管部23の可撓性が直線T2で示される。また、スパイラルチューブ31が被覆されていない状態での第2の可撓管部25の可撓性は、直線T3と直線T4の間の範囲で調整される。したがって、前述したように、スパイラルチューブ31は、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より可撓性が高くなる。また、スパイラルチューブ31が被覆されていない状態での第2の可撓管部25の可撓性は、第1の可撓管部23の可撓性と同一、又は、第1の可撓管部23の可撓性より高くなる。
また、前述のように第2の可撓管部25の可撓性が調整されるため、スパイラルチューブ31が被覆された状態での第2の可撓管部25の可撓性は、直線T5と直線T6との間の範囲となる。そして、第3の可撓管部26の可撓性は、直線T7と直線T8との間の範囲で調整される。したがって、前述したように、第2の可撓管部25は、スパイラルチューブ31が被覆された状態において、第3の可撓管部26の先端部と可撓性が略同一となる。そして、第3の可撓管部26の基端において、最低可撓状態と同一又は最低可撓状態より高い可撓性となる。
また、ベース部27は、支持部材51が金属から形成されているため、硬質となる。このため、ベース部27は、第3の可撓管部26より可撓性が低く、最低可撓状態より可撓性が低くなる。ただし、長手軸Cに平行な軸平行方向についてのベース部27の第4の軸平行寸法L4は、小さい。このため、管腔での挿入部3の長手軸Cに沿った移動性へのベース部27の可撓性の影響は、ほとんどない。
次に、本実施形態の回転ユニット30及び挿入機器である内視鏡2を備える挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について、説明する。内視鏡装置1を使用する際には、挿入部3に回転ユニット30を装着した状態で、管腔へ挿入部3及び回転ユニット30を挿入する。そして、スパイラルチューブ31のフィン部33が管腔壁に当接した状態でモータ72を駆動することにより、前述のように挿入部3のベース部27に取付けられた駆動力伝達ユニット53に回転駆動力が伝達される。そして、駆動力伝達ユニット53が駆動され、駆動力受け部である外側ローラ65A〜65Fが、駆動力伝達ユニット53から回転駆動力を受ける。これにより、回転ユニット30が長手軸Cを中心として回転する。スパイラルチューブ31のフィン部33が管腔壁等によって内周方向に押圧された状態で、回転ユニット30が長手軸Cを中心として回転することにより、挿入部3に先端方向又は基端方向への推進力が、挿入部3及び回転ユニット30に作用する。
ここで、本実施形態との比較として、第1の比較例を図8に示す。図8に示す第1の比較例では、本実施形態とは異なり、湾曲部22Aに対して第1の可撓管部23Aの可撓性が過度に低くなる。図8に示すように、小腸の内部、大腸の内部等の管腔においては、管腔が屈曲する管腔屈曲部位(lumen bending site)B0が存在する。管腔屈曲部位B0では、第1の管腔延設方向(図8の矢印B1の方向)から第2の管腔延設方向(図8の矢印B2の方向)へ管腔が屈曲する。このため、管腔屈曲部位B0では、第1の管腔延設方向から第2の管腔延設方向へ、挿入部3Aの挿入方向が変化する。
管腔において第1の可撓管部23Aの先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向(挿入方向)への推進力を挿入部3Aに作用させた場合、第1の可撓管部23Aには、第1の管腔延設方向B1へ推進力が作用する。これにより、第1の管腔延設方向B1へ第1の可撓管部23Aが移動し、管腔湾曲部位B0において第1の可撓管部23Aから第1の管腔延設方向B1への作用力が管腔壁に作用する。ここで、第1の可撓管部23Aの可撓性が湾曲部22Aに対して過度に低くなるため、管腔屈曲部位B0において第1の可撓管部23Aは管腔に沿った形状に曲がり難く、管腔湾曲部位B0において第1の可撓管部23Aから管腔壁へ作用する第1の管腔延設方向B1への作用力は過度に大きくなる。第1の管腔延設方向B1へ大きい作用力が第1の可撓管部23Aから作用することにより、管腔屈曲部位B0において管腔壁が第1の管腔延設方向B1へ移動し、ステッキ現象が発生してしまう。ステッキ現象が発生することにより、管腔屈曲部位B0から第2の管腔延設方向B2への第1の可撓管部23Aの移動性が低下してしまう。これにより、第1の可撓管部23Aの先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの挿入部3Aの先端方向への移動性が低下してしまう。
これに対し、本実施形態の第1の可撓管部23の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部3に作用させた状態を、図9に示す。本実施形態では、第1の可撓管部23は、第3の可撓管部26より可撓性が高く、スパイラルチューブ31が被覆された状態の第2の可撓管部25より可撓性が高くなる。このため、第1の可撓管部23では、湾曲部22に対して可撓性が過度に低くならない。
前述のように第1の可撓管部23の可撓性が調整されるため、図9に示すように、第1の可撓管部23の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から第1の可撓管部23に第1の管腔延設方向B1(先端方向)へ推進力を第1の可撓管部23に作用させた場合でも、管腔屈曲部位B0において、第1の可撓管部23は管腔に沿った形状に曲がり易くなる。また、管腔屈曲部位B0において第1の可撓管部23から管腔壁に第1の管腔延設方向B1へ向かって作用する作用力は大きくならず、管腔屈曲部位B0においてステッキ現象が発生し難くなる。これにより、管腔屈曲部位B0での第1の可撓管部23の管腔(長手軸C)に沿った移動性を、確保することができる。すなわち、第1の可撓管部23の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの第1の可撓管部23の第2の管腔延設方向B2への移動性を、確保することができる。
また、本実施形態との比較として、第2の比較例を図10に示す。図10に示す第2の比較例では、本実施形態とは異なり、スパイラルチューブ31Bが被覆された第2の可撓管部25Bの可撓性が、第1の可撓管部23Bに対して過度に低くなる。管腔において第2の可撓管部25Bの先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向(挿入方向)への推進力を挿入部3Bに作用させた場合、第1の可撓管部25Bには、第1の管腔延設方向B1へ推進力が作用する。これにより、第1の管腔延設方向B1へ第2の可撓管部25Bが移動し、管腔湾曲部位B0において第2の可撓管部25Bから第1の管腔延設方向B1への作用力が管腔壁に作用する。スパイラルチューブ31Bが被覆された第2の可撓管部25Bの可撓性が第1の可撓管部23Bに対して過度に低くなるため、管腔屈曲部位B0において第2の可撓管部25B及びスパイラルチューブ31Bは管腔に沿った形状に曲がり難く、管腔湾曲部位B0において第2の可撓管部25Bから管腔壁へ作用する第1の管腔延設方向B1への作用力は過度に大きくなる。これにより、前述のステッキ現象が発生してしまう。ステッキ現象が発生することにより、管腔屈曲部位B0から第2の管腔延設方向B2への第2の可撓管部25B及びスパイラルチューブ31Bの移動性が低下してしまう。これにより、第2の可撓管部25Bの先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの挿入部3Bの先端方向への移動性が低下してしまう。
これに対し、本実施形態の第2の可撓管部25の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部3に作用させた状態を、図11に示す。本実施形態では、スパイラルチューブ31は、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より可撓性が高く、第2の可撓管部25は、第1の可撓管部23と同一又は第1の可撓管部23より高い可撓性を有する。そして、スパイラルチューブ31が被覆された状態において、第2の可撓管部25の可撓性は、第3の可撓管部26の先端部の可撓性と略同一となる。このため、スパイラルチューブ31が被覆された状態でも、第2の可撓管部25では、第1の可撓管部23に対して可撓性が過度に低くならない。
前述のように第2の可撓管部25の可撓性が調整されるため、図11に示すように、第2の可撓管部25の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から第1の管腔延設方向B1(先端方向)へ推進力を第2の可撓管部25に作用させた場合でも、管腔屈曲部位B0において、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25は、管腔に沿った形状に曲がり易くなる。また、管腔屈曲部位B0において第2の可撓管部25から管腔壁に第1の管腔延設方向B1へ向かって作用する作用力は大きくならず、管腔屈曲部位B0においてステッキ現象が発生し難くなる。これにより、管腔屈曲部位B0でのスパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25の管腔(長手軸C)に沿った移動性を、確保することができる。すなわち、第2の可撓管部25の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの第2の可撓管部25の第2の管腔延設方向B2への移動性を、確保することができる。
また、本実施形態との比較として、第3の比較例を図12に示す。図12に示す第3の比較例では、本実施形態とは異なり、第3の可撓管部26Cの可撓性が、スパイラルチューブ31Cが被覆された第2の可撓管部25Cに対して過度に高くなる。第3の可撓管部26Cでは可撓性が過度に高くなるため、管腔において第3の可撓管部26Cの先端部が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部3Cに作用させた場合でも、第3の可撓管部26Cに作用する第1の管腔延設方向B1へ推進力は過度に小さくなる。第3の可撓管部26Cに作用する第1の管腔延設方向B1へ推進力が小さくなることにより、第3の可撓管部26Cの先端部から管腔壁に作用する第1の管腔延設方向B1とは反対方向(基端方向)への作用力が小さくなる。このため、第3の可撓管部26Cの先端部の外周方向側の領域から管腔壁が抜脱方向(第1の管腔延設方向B1とは反対方向)へ移動しなくなる。これにより、第3の可撓管部26Cの先端部の外周方向側の領域に管腔壁の襞(ひだ)が密集し、管腔壁の抜脱方向への移動性が低下してしまう。管腔壁の抜脱方向への移動性が低下することにより、第3の可撓管部26Cの第2の管腔延設方向B2への移動性が低下してしまう。これにより、第3の可撓管部26Cの先端部が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの挿入部3Cの先端方向への移動性が低下してしまう。
これに対し、本実施形態の第3の可撓管部26の先端部が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向への推進力を挿入部3に作用させ状態を、図13に示す。本実施形態では、第3の可撓管部26は、第1の可撓管部23より可撓性が低い。このため、第3の可撓管部26では、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25に対して可撓性が過度に高くならない。
前述のように第3の可撓管部26の可撓性が調整されるため、図13に示すように、第3の可撓管部26の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から先端方向へ(挿入方向)の推進力を挿入部3に作用させた場合でも、第3の可撓管部26に作用する第1の管腔延設方向B1への推進力は、過度に小さくならない。このため、管腔屈曲部位B0において、第3の可撓管部26の先端部から管腔壁に基端方向(第1の管腔延設方向B1とは反対方向)への作用力が適切に作用する。これにより、第3の可撓管部26の先端部の外周方向側の領域から管腔壁が抜脱方向(第1の管腔延設方向B1とは反対方向)へ移動し、第3の可撓管部26の先端部の外周方向側の領域において、管腔壁の襞の密集が防止される。したがって、管腔屈曲部位B0での第3の可撓管部26の管腔(長手軸C)に沿った移動性を、確保することができる。すなわち、第3の可撓管部26の先端部が管腔屈曲部位B0に位置する状態からの第3の可撓管部26の第2の管腔延設方向B2への移動性を、確保することができる。
また、第3の可撓管部26は、第3の可撓管部26で可撓性が最も低くなる基端においても、前述の最低可撓状態と同一又は最低可撓状態より高い可撓性を有する。また、第3の可撓管部26の先端部は、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25と略同一の可撓性となる。このため、第3の可撓管部26では、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25に対して可撓性が過度に低くならない。
前述のように第3の可撓管部26の可撓性が過度に低くならないため、第3の可撓管部26の先端が管腔屈曲部位B0に位置する状態から第1の管腔延設方向B1(先端方向)への推進力を第3の可撓管部26に作用させた場合でも、管腔屈曲部位B0において、第3の可撓管部26は、管腔に沿った形状に曲がり易くなる。また、管腔屈曲部位B0において前述のステッキ現象が発生し難くなる。これにより、管腔屈曲部位B0での第3の可撓管部26の管腔(長手軸C)に沿った移動性を、より確実に確保することができる。
前述のように第1の可撓管部23、第2の可撓管部25、第3の可撓管部26及びスパイラルチューブ31の可撓性が調整されるため、挿入部3に回転ユニット30が回転可能に装着される場合においても、管腔の管腔屈曲部位B0での長手軸Cに沿った挿入部3の移動性を確保することができる。
(変形例)
なお、第1の実施形態では、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25は同一の部材(第1の螺旋管91、第1の可撓網状管92及び第1の可撓外皮93)から形成されているが、これに限るものではない。例えば、変形例として第1の変形例を図14に示す。第1の変形例では、第1の可撓管部23は、第1の螺旋管111、第1の可撓網状管112及び第1の可撓外皮113を備える。また、第2の可撓管部25は、第2の螺旋管115、第2の可撓網状管116及び第2の可撓外皮117を備える。そして、第3の可撓管部26は、第3の螺旋管121、第3の可撓網状管122及び第3の可撓外皮123を備える。前述のような構成にすることにより、第1の可撓管部23は、第2の可撓管部25とは別部材から形成される。
第1の螺旋管111、第2の螺旋管115及び第3の螺旋管121は、第1の実施形態の螺旋管(91,101)と同様に、金属製の帯部材(95,105)から形成されている。第1の可撓網状管112、第2の可撓網状管116及び第3の可撓網状管122は、第1の実施形態の可撓網状管(92,102)と同様に、金属製の素線(96,106)から形成されている。そして、第1の可撓外皮113、第2の可撓外皮117及び第3の可撓外皮123は、第1の実施形態の可撓外皮(93,103)と同様に、樹脂から形成されている。
第2の螺旋管115及び第2の可撓網状管116は、第1の螺旋管111の内周方向側に挿入された状態で、第1の螺旋管111及び第1の可撓網状管112と嵌合している。また、第1の可撓外皮113は、接着剤等の接着部118を介して、第2の可撓外皮117に接着されている。前述のようにして、第1の可撓管部23と第2の可撓管部25との間が連結されている。第2の螺旋管115、第2の可撓網状管116及び第2の可撓外皮117は、支持部材51の内周方向側に挿入された状態で、支持部材51と嵌合している。これにより、第2の可撓管部25がベース部27に連結される。また、第3の螺旋管121、第3の可撓網状管122及び第3の可撓外皮123は、支持部材51の内周方向側に挿入された状態で、支持部材51と嵌合している。これにより、第3の可撓管部26がベース部27に連結される。
本変形例でも第1の実施形態と同様に、スパイラルチューブ31は、第1の可撓管部23及び第2の可撓管部25より可撓性が高くなる。また、第2の可撓管部25は、第1の可撓管部23と同一又は第1の可撓管部23より高い可撓性を有する。そして、第2の可撓管部25は、スパイラルチューブ31が被覆されることにより、第1の可撓管部23より可撓性が低くなる。また、第3の可撓管部26は、第1の可撓管部23より可撓性が低く、第3の可撓管部26の先端部は、スパイラルチューブ31が被覆された第2の可撓管部25と略同一の可撓性を有する。
また、第1の実施形態では、湾曲部22は、湾曲操作によって湾曲する能動湾曲部のみから構成されるが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図15に示すように、湾曲部22は、能動湾曲部125と、受動湾曲部126と、を備えてもよい。能動湾曲部125は、湾曲操作によって能動的に湾曲する。一方、受動湾曲部126は、外力が作用することにより受動的に湾曲する。受動湾曲部126は、能動湾曲部125の基端方向側に連続している。
能動湾曲部125は、複数の湾曲駒127から形成される能動湾曲管128を備える。また、受動湾曲部126は、複数の湾曲駒131から形成される受動湾曲管132を備える。能動湾曲管128及び受動湾曲管132は、第1の実施形態の湾曲管81と同様にして、形成される。受動湾曲管132は、能動湾曲管128の内周方向側に挿入された状態で、能動湾曲管128に嵌合する。能動湾曲管128及び受動湾曲管132の外周方向側には、湾曲網状管133が被覆されている。湾曲網状管133の外周方向側には、湾曲外皮135が被覆されている。湾曲網状管133は第1の実施形態の湾曲網状管83と同様にして形成され、湾曲外皮135は第1の実施形態の湾曲外皮85と同様にして形成される。
また、第1の実施形態では、第2の可撓管部25と第3の可撓管部26との間にベース部27が設けられているが、これに限るものではない。例えば、第3の変形例として図16に示すように、第1の可撓管部23と第2の可撓管部25との間に、ベース部27が設けられてもよい。本変形例でも、回転ユニット30が挿入部3に装着された状態では、第2の可撓管部25の外周方向側にスパイラルチューブ31が被覆される。そして、第1の可撓管部23及び第3の可撓管部26には、回転ユニット30は被覆されない。
本変形例でも、ベース部27に駆動力伝達ユニット53が取付けられている。そして、回転ユニット30には、駆動力伝達ユニット53から回転駆動力を受ける駆動力受け部(例えば第1の実施形態の外側ローラ65A〜65Fと同様の構成)が、設けられている。ただし、本変形例では第1の実施形態とは異なり、駆動力受け部(65A〜65F)は、先端側筒状部35に設けられ、スパイラルチューブ31より先端方向側に位置している。したがって、本変形例では、駆動力受け部(65A〜65F)から基端方向へ向かって、回転ユニット30が延設されている。
なお、本変形例においても、スパイラルチューブ31、第1の可撓管部23、第2の可撓管部25及び第3の可撓管部26の可撓性は、第1の実施形態と同様にして、調整されている。
また、前述の実施形態及び変形例では、挿入機器として内視鏡2を備える挿入装置である内視鏡装置1について説明したが、例えばマニピュレータを挿入機器として備える挿入装置においても、本発明を適用可能である。
以上、前述の実施形態及び変形例では、第1の可撓管部(23)及び第1の可撓管部(23)より基端方向側に設けられる第2の可撓管部(25)は、スパイラルチューブ(31)より可撓性が低くなる。そして、挿入部(3)に回転ユニット(30)が装着された状態では、第2の可撓管部(25)の外周方向側に、スパイラルチューブ(31)が被覆される。スパイラルチューブ(31)が被覆されていない状態では、第2の可撓管部(25)は、第1の可撓管部(23)と同一又は第1の可撓管部(23)より高い可撓性を有する。そして、スパイラルチューブ(31)が外周方向側に被覆されることにより、第2の可撓管部(25)の可撓性が第1の可撓管部(23)より低くなる。また、第2の可撓管部(25)より基端方向側に設けられる第3の可撓管部(26)では、第1の可撓管部(23)より可撓性が低くなる。
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明は前述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
前記目的を達成するために、本発明のある態様は、スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入機器であって、前記長手軸に沿って延設され、前記回転ユニットに挿通される挿入部と、前記挿入部に設けられ、前記スパイラルチューブより可撓性が低く形成された第1の可撓管部と、前記挿入部において前記第1の可撓管部より基端方向側に設けられ、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態において、外周方向側に前記スパイラルチューブが被覆される第2の可撓管部であって、前記スパイラルチューブが被覆されていない状態において、前記スパイラルチューブより可撓性が低く形成され、かつ、前記第1の可撓管部と同一又は前記第1の可撓管部より高い可撓性を有し、前記スパイラルチューブが前記外周方向側に被覆されることにより、前記第1の可撓管部より可撓性が低く形成された第2の可撓管部と、前記挿入部において前記第2の可撓管部より前記基端方向側に設けられ、前記第1の可撓管部より可撓性が低く、かつ、先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて、可撓性が低くなる状態に形成された第3の可撓管部と、を備え、前記第3の可撓管部の基端での可撓性を、前記第1の可撓管部、前記第2の可撓管部及び前記第3の可撓管部において最も低く形成するとともに前記スパイラルチューブが前記第2の可撓管部に被覆された状態での前記第2の可撓管部の可撓性を、前記第3の可撓管部の前記基端での可撓性より高く形成している。
前記目的を達成するために、本発明のある態様は、スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入機器であって、前記長手軸に沿って延設され、前記回転ユニットに挿通される挿入部と、前記挿入部の先端部分に設けられる湾曲部と、前記挿入部において前記湾曲部より基端側に設けられ、前記スパイラルチューブ及び前記湾曲部より低い可撓性を有する第1の可撓管部と、前記挿入部において前記第1の可撓管部より前記基端側に設けられ、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態において外周方向側が前記スパイラルチューブによって被覆される第2の可撓管部であって、前記スパイラルチューブによって被覆されていない状態において前記スパイラルチューブの可撓性より低い可撓性を有し、かつ、前記第1の可撓管部の可撓性と同一又は高い可撓性を有し、前記スパイラルチューブによって被覆された状態で前記第1の可撓管部より可撓性が低くなるように形成された第2の可撓管部と、前記挿入部において前記第2の可撓管部より前記基端側に設けられ、前記第1の可撓管部より可撓性が低く、かつ、先端側から基端側へ向かうにつれて、可撓性が低くなる状態に形成された第3の可撓管部と、を備え、前記第3の可撓管部の基端での可撓性を、前記第1の可撓管部、前記第2の可撓管部及び前記第3の可撓管部において最も低く形成するとともに、前記スパイラルチューブが前記第2の可撓管部に被覆された状態での前記第2の可撓管部の可撓性を、前記第3の可撓管部の前記基端での可撓性より高く形成している。

Claims (8)

  1. スパイラルチューブを備える回転ユニットが長手軸を中心として回転可能に装着される挿入機器であって、
    前記長手軸に沿って延設され、前記回転ユニットに挿通される挿入部と、
    前記挿入部に設けられ、前記スパイラルチューブより可撓性が低い第1の可撓管部と、
    前記挿入部において前記第1の可撓管部より基端方向側に設けられ、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態において、外周方向側に前記スパイラルチューブが被覆される第2の可撓管部であって、前記スパイラルチューブが被覆されていない状態において、前記スパイラルチューブより低く、かつ、前記第1の可撓管部と同一又は前記第1の可撓管部より高い可撓性を有し、前記スパイラルチューブが前記外周方向側に被覆されることにより、前記第1の可撓管部より可撓性が低くなる第2の可撓管部と、
    前記挿入部において前記第2の可撓管部より前記基端方向側に設けられ、前記第1の可撓管部より可撓性が低い第3の可撓管部と、
    を具備する挿入機器。
  2. 前記第3の可撓管部は、先端方向から前記基端方向へ向かうにつれて、可撓性が低くなる、請求項1の挿入機器。
  3. 前記第3の可撓管部は、前記長手軸を中心として螺旋状に延設される金属製の帯部材を備える螺旋管と、網状に編み込まれる金属製の素線を備え、前記螺旋管の前記外周方向側に被覆される可撓網状管と、前記可撓網状管の前記外周方向側に被覆される樹脂製の可撓外皮と、を備え、
    前記螺旋管の内径が11mm、前記螺旋管の前記帯状部材の肉厚が0.32mm、前記螺旋管の層数が2層、前記可撓網状管の素線の径が0.12mm、前記可撓外皮の肉厚が0.6mm、かつ、前記第3の可撓管部の外径が13.2mmとなる状態を最低可撓状態とした場合に、前記第3の可撓管部の基端では、前記最低可撓状態と同一又は前記最低可撓状態より高い可撓性となる、
    請求項2の挿入機器。
  4. 前記第2の可撓管部は、前記スパイラルチューブが前記第2の可撓管部に被覆された状態において、前記最低可撓状態より可撓性が高くなる、請求項3の挿入機器。
  5. 前記長手軸に平行な軸平行方向について前記第2の可撓管部と前記第3の可撓管部との間に位置する状態で前記挿入部に設けられ、前記第3の可撓管部より可撓性の低いベース部であって、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態において、前記回転ユニットにおいて前記スパイラルチューブの前記基端方向側に設けられる駆動力受け部が前記外周方向側に位置するベース部と、
    前記ベース部に取付けられ、前記回転ユニットを回転させる回転駆動力が伝達されることにより駆動される駆動力伝達ユニットであって、前記回転ユニットが前記挿入部に装着された状態で駆動されることにより、前記駆動力受け部に前記回転駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットと、
    をさらに具備する、請求項1の挿入機器。
  6. 前記長手軸に平行な軸平行方向についての前記第1の可撓管部の第1の軸平行寸法は、前記軸平行方向についての前記第2の可撓管部の第2の軸平行寸法より小さく、
    前記第2の軸平行寸法は、前記軸平行方向についての前記第3の可撓管部の第3の軸平行寸法より小さい、
    請求項1の挿入機器。
  7. 請求項1の挿入機器の前記挿入部に前記長手軸を中心として回転可能に装着される前記回転ユニットであって、
    前記挿入部に装着された状態において前記第2の可撓管部の前記外周方向側に被覆され、前記第2の可撓管部より可撓性が高いスパイラルチューブを具備する、
    回転ユニット。
  8. 請求項1の挿入機器と、
    前記挿入機器の前記挿入部に前記長手軸を中心として回転可能に装着される前記回転ユニットであって、前記挿入部に装着された状態において前記第2の可撓管部の前記外周方向側に被覆され、前記第2の可撓管部より可撓性が高い前記スパイラルチューブを備える前記回転ユニットと、
    を具備する挿入装置。
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