JP3938768B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP3938768B2
JP3938768B2 JP2003415349A JP2003415349A JP3938768B2 JP 3938768 B2 JP3938768 B2 JP 3938768B2 JP 2003415349 A JP2003415349 A JP 2003415349A JP 2003415349 A JP2003415349 A JP 2003415349A JP 3938768 B2 JP3938768 B2 JP 3938768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hardness
flexible tube
distal end
endoscope
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003415349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004141665A (ja
Inventor
宏樹 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2003415349A priority Critical patent/JP3938768B2/ja
Publication of JP2004141665A publication Critical patent/JP2004141665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3938768B2 publication Critical patent/JP3938768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/00078Insertion part of the endoscope body with stiffening means

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、挿入部を構成する可撓管の先端側の硬度を調整可能にした内視鏡に関する。
近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、切開を必要とすることなく、体腔内の検査対象部位を観察したり、必要に応じ、処置具を用いて治療処置の行える内視鏡が広く用いられるようになった。
上記内視鏡の挿入部は、屈曲した挿入経路内にも挿通させることができるように可撓性を有するが、可撓性を持たせたことによって、挿入部手元側の操作に対する先端側の方向性が定まらず、目的部位までスムーズに挿通させることが難しいという問題があった。
この問題に対処するため、例えば実開平3−43802号公報には、内視鏡の内部にコイルパイプとワイヤとからなる硬度可変手段(或いは可撓性可変手段という)を設け、内視鏡検査を行う術者が簡単な操作を行うことで挿入部の可撓性を調整することにより、屈曲した経路内への挿入を行い易くした内視鏡が開示されている。
実開平3−43802号公報
しかしながら、可撓管の柔軟度が予め先端側部分と手元側部分とで変化させた例えば手元側部分の柔軟度を先端側部分より硬めに設定した可撓管の、手元側部分に硬度可変手段が設けられていた場合には、予め硬めに設定されている手元側部分の硬度を更に硬くすることはできるが、それより先端側の柔軟性の高い部分の硬度を硬めに調整することはできなかった。このため、柔軟性の高い先端側部分が軟らかいままの状態となるので、例えば経肛門的に直腸、S字結腸から下行、横行結腸及び上行結腸などの深部まで挿入させて観察を行うとする場合、術者の手元操作が先端部まで十分に伝わらず、良好な追従性が得られないことから思い通りの操作ができず、スムーズに目的部位まで挿入することができないという問題があった。
また、硬度可変手段の先端部を、可撓管の硬さが変化する硬度変化部と略々同じ位置に配置した場合では、硬度可変手段を硬状態にしたとき、可撓管の硬度変化部の硬さに加え、前記硬度可変手段が硬くなることによって、この硬度変化部より先端側の柔軟性に比べてこの硬度変化部の硬さが急激に硬くなるので、可撓管が滑らかな形状で曲がらずに、この硬度変化部近傍で屈曲して良好な挿入性を損なうおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、可撓管の柔軟性を重視する一方で、可撓管内に設けられている硬度可変手段の機能を最大限に活用して、手元操作を先端部に伝えて良好な追従性を得られる内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の内視鏡は、先端から所定の範囲の先端側に硬度が最も低い軟性可撓部を備え、中途部に硬度変化部、又は硬度変化域を備える柔軟性を有する可撓管と、この可撓管内に沿って設けられ、前記可撓管の長手方向の柔軟性を変化させる硬度可変手段と、この硬度可変手段の硬度を変化させる操作手段とを有する内視鏡であって、
前記硬度可変手段の先端部を、前記硬度変化部又は、前記硬度変化領域よりも先端側で、かつ前記軟性可撓部内に設け、後端部を前記可撓管の基端側に設けられた後端口金に固定している。
この構成によれば、操作手段によって硬度可変手段の硬度を調整することによって、可撓管の硬度が変化されるとともに、可撓管の硬度が変化する位置も変わる。
本発明によれば、可撓管の柔軟性を重視する一方で、可撓管内に設けられている硬度可変手段の機能を最大限に活用して、手元操作を先端部に伝えて良好な追従性を得られる内視鏡を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1ないし図7は本発明の第1実施形態に係り、図1は電子式内視鏡の概略構成を示す説明図、図2は図1のA−A断面図、図3はコイルパイプの可撓管内での配置位置を説明する模式図、図4は図3のB―B断面図、図5は硬度変化部を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図、図6は硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図、図7は内視鏡を経肛門的に挿入しているときの挿入状態を示す図である。
図1に示すように本発明の第1の実施形態である電子式内視鏡(以下内視鏡と記載)1は、細長で可撓性を有する挿入部2と、この挿入部2の後端側に連設された操作部3と、この操作部3の側部から延出するユニバーサルケーブル4とを備えて構成されている。このユニバーサルケーブル4には前記内視鏡1の外部装置である照明光を供給する光源部及び内視鏡1から送出される電気信号を信号処理する信号処理部とを有する制御装置(不図示)に接続されるコネクタ4aが設けられている。なお、前記制御装置から出力される映像信号は、モニタ(不図示)の画面上に表示されるようになっている。
前記挿入部2は、先端側に硬性の先端部10を備え、この先端部10に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部11を連設し、さらにこの湾曲部11の後方に柔軟性を有する管状態の可撓管12を連設して構成されている。
前記先端部10は、硬性部材を略円筒状に形成した先端部本体13を有しており、この先端部本体13には挿入部2の長手方向に対して平行に形成した鉗子チャンネル用透孔14及び観察用透孔15などが設けられている。
前記鉗子チャンネル用透孔14には連結管16が内蔵されており、この連結管16の前記先端部本体13の後端面から突出する後端部に鉗子チャンネル17を形成する可撓性を有する鉗子チャンネル用チューブ18の先端部が連結されている。この鉗子チャンネル用チューブ18は、挿入部2内を挿通して操作部3内に導かれ、後端部を操作部3に設けた鉗子口19に連通されている。
前記観察用透孔15の先端部には対物レンズ系20が配設されており、この対物レンズ系20の結像位置に固体撮像素子21が設けられている。この固体撮像素子21には入出力信号を伝送するための信号ケーブル22が接続されている。この信号ケーブル22は、挿入部2内を挿通してさらに操作部3内及びユニバーサルコード4内を経て前記コネクタ4aに設けた電気接点4bに接続されている。
前記コネクタ4aには図示しない光源部より観察部位を照明するように出射した照明光を、内視鏡挿入部2内を挿通するライトガイド23の端部に入射させるように形成したライトガイドコネクタ24が設けられている。前記ライトガイド23は、ユニバーサルケーブル4内及び操作部3内,挿入部2内を経て、その先端部を先端部本体13に設けたライトガイド用透孔(不図示)に配設している。
前記湾曲部11内には複数の略環状の関節駒26,…,26が互いに回動自在に挿入部2の長手方向対して連接されており、前記関節駒26,…,26のうち最先端に位置する第1関節駒26aは、先端部本体13の後端部に外嵌固定され、最後端に位置する関節駒26eは可撓管12の先端に設けらている環状の接続管27の先端部に嵌入固定されている。前記複数の関節駒26,…,26を連接した湾曲部11は、前記操作部3に設けた図示しない湾曲操作ノブを操作することによって例えば上下/左右方向に湾曲するようになっている。
前記接続管27には、先端部本体13の後端部に固定され、且つ金属製のコイルパイプによって形成されたアングルワイヤガイド41(図2参照)が保持固定されている。このアングルワイヤガイド41の内部には前記操作部3に設けられている湾曲操作ノブを操作することによって牽引弛緩操作される撚線等で構成されたアングルワイヤ42(図2参照)が挿通している。つまり、前記湾曲操作ノブを操作することにより前記アングルワイヤ42が牽引弛緩操作されて湾曲部11を湾曲させて、この湾曲部11の前方に位置する先端部10を所望の方向に指向させるようになっている。なお、前記湾曲部11を構成する複数の関節駒26,…,26は、軟性の外皮28で被覆されている。
前記可撓管12は内側から順に螺旋管29、網管30、外皮31で構成されている。そして、この螺旋管29の内壁面側には可撓管12の柔軟性(以下硬度と表現する)を変化させる硬度可変手段であるコイルパイプ32が長手方向に沿って設けられている。また、このコイルパイプ32内部には可撓管12の硬度を所望の硬さに調整する操作手段となる硬度調整ワイヤ33が挿通している。
前記コイルパイプ32の先端部には、前記硬度調整ワイヤ33の中途部がろう35などの固定部材によって強固に固定されている。また、前記コイルパイプ32の先端より突出してさらに先端方向に延出した硬度調整ワイヤ33の先端部は、前記接続管27の一部にろう35などで強固に固定されている。一方、前記コイルパイプ32の手元側は後端口金36にろう35などにより強固に固定されている。
即ち、前記硬度調整ワイヤ33は、コイルパイプ32の先端部で中途部がろう35によって固定されている以外、コイルパイプ32に対して移動可能な状態(非固定状態)になっている。
なお、前記コイルパイプ32の手元側端部より延出していく硬度調整ワイヤ33の端部は、操作部3に設けられてる操作機構に接続されており、この操作機構を操作して硬度調整ワイヤ33を牽引することで、前記コイルパイプ32が圧縮されて、このコイルパイプ32の曲げ方向に対する剛性が上がることによって可撓管12の硬度を、負荷のかかっていない軟状態から硬度調整ワイヤ33を牽引した硬めの状態までの任意の硬さに調整することができるようになっている。
図2の上方向は、内視鏡1のUP方向を示すものであり、内視鏡1のUP方向とは操作部3に設けられている湾曲操作ノブの上方向湾曲用ノブを操作したときに先端部10が曲がる方向である。モニター画面上では上方向(反重力方向)にあたる。図に示すように前記コイルパイプ32及び硬度調整ワイヤ33は、内視鏡1内のUP方向側に配置されている。なお、符号43は送気管路を構成する送気チューブ,符号44は送水管路を構成する送水チューブであり、どちらのチューブの先端部も前記先端部本体13に設けた送気・送水用透孔(不図示)に連通している。
まず、上述のように構成したコイルパイプ32の可撓管12の断面方向に対する配置位置を具体的に説明する。
図3に示すように内視鏡1の可撓管12の内壁側の長手方向に沿って設けられているコイルパイプ32の先端部は、前述したように硬度調整ワイヤ33にろう35で固定されており、このコイルパイプ32の先端面から延出している調整ワイヤ33の先端部が接続管27に固定されている。一方、前記コイルパイプ32の手元側は後端口金36にろう35で固定されている。また、前記可撓管12を構成する螺旋管29、網管30、外皮31のそれぞれの先端部は、前記接続管27の後端部に一体的に強固に固定され、それぞれの後端部を後端口金36の先端部に一体的に強固に固定して管状態を形成している。
図4に示すように前記可撓管12を構成する螺旋管29の内壁面側に配設されているコイルパイプ32の中心位置は、前記螺旋管29内を破線で示すように4分割したとき、記号Cから記号Dまでの範囲内のUP側領域、または記号Eから記号Fまでの範囲内のDOWN側領域のそれぞれ壁面側29aに配置させている。
このため、前記螺旋管29、網管30、外皮31で構成されている管状態の可撓管12を単体で湾曲させた場合、この可撓管12の中心軸より円弧の内側に位置する部分の螺旋管29、網管30、外皮31は縮みながら湾曲し、中心軸より円弧の外側に位置する部分の螺旋管29、網管30、外皮31は伸びながら湾曲する。
ここで例えば、前記可撓管12内部に設けられている硬度調整ワイヤ33を牽引してコイルパイプ32を圧縮させて硬状態にする。そして、この状態で前記可撓管12をUP方向に湾曲させる。すると、内視鏡1のUP側に位置する螺旋管29、網管30、外皮31の中心軸より円弧の内側に位置する部分が縮もうとするが、図4の実線で示すようにUP側領域に配置されている硬状態のコイルパイプ32によって、前記螺旋管29、網管30、外皮31の部位の縮みを抑えて湾曲していく。
また、前記コイルパイプ32が上述とは逆に図4の二点鎖線で示すようにDOWN側に配置されている場合には、前記可撓管12のUP方向への湾曲に対して螺旋管29、網管30、外皮31の中心軸より円弧の外側に位置する部分が伸びようとするが、DOWN側領域に配置されている硬状態のコイルパイプ32によって、前記螺旋管29、網管30、外皮31の部位の伸びを抑えて湾曲していく。
次に、上述のように構成したコイルパイプ32の可撓管12の長手方向に対する配置位置を具体的に説明する。
本実施形態に使用している内視鏡1の可撓管12は、図5に示すように硬さの異なる別体の2つの外皮31a,31bをつないで硬度変化部34aを有する可撓管12Aと、図6に示すように硬さが徐々に変化する硬度変化域34bを有する外皮31cで構成した可撓管12Bである。
図5に示す可撓管12Aは、スコープ先端から50cm付近までを形成する柔軟な軟性外皮31aを被覆した軟性可撓部と、この50cmから手元側までを形成する柔軟であるが前記軟性外皮31aよりやや硬度の高い硬性外皮31bを被覆した硬性可撓部とで構成されている。つまり、スコープ先端からから50cm近傍の硬度変化部34aを境に、先端部側より手元部側の硬度が硬く設定されている。そして、前記可撓管12Aの内部に挿通されているコイルパイプ32の先端部を、前記可撓管基端側の最も硬い部分より先端側で、前記スコープ先端から略々30cmの硬度変化部34aより先端部10側の軟性可撓部に配設している。
図5のグラフで示すように前記コイルパイプ32内を挿通する硬度調整ワイヤ33を牽引していない軟状態(コイルパイプ32が無負荷状態)のとき、可撓管12の硬度はグラフの実線に示すように設定されている。また、前記硬度調整ワイヤ33を最大に牽引して前記コイルパイプ32を最も圧縮させた硬状態(コイルパイプ32に最大負荷が係っている状態)のとき、可撓管12の硬度は図の破線で示すようになる。つまり、前記硬度調整ワイヤ33を適宜牽引操作することによって可撓管12の硬度は実線から破線に示す範囲内を変化する。
なお、前記コイルパイプ32の先端部がスコープ先端から30cmの部分より先端部側に配置されていないため、このスコープ先端から30cmまでの範囲の軟性可撓部の硬さ調整は行えない。また、先端側の硬度の最も低い実線に示す部分を最軟状態部S、手元側の硬度の最も高い実線に示す部分を最硬状態部Hと呼ぶ。
図6に示す可撓管12Bは、スコープ先端から約34cmから50cm付近までの間で硬度が徐々に最軟状態から最硬状態に変化する硬度変化域34bを備えた外皮31cで構成されている。つまり、この可撓管12Bではスコープ先端から34cm近傍までの範囲が最軟状態部Sとなる軟性可撓部であり、スコープ先端から34cmの部位から50cm付近までの間が硬度が最軟状態から最硬状態まで徐々に変化する硬度変化域34b、スコープ先端から50cmより手元側の範囲が最硬状態部Hとなる硬性可撓部となっている。そして、前記可撓管12Bの内部に挿通されているコイルパイプ32の先端部を、前記可撓管基端側の最も硬い部分縒り先端側で、前記スコープ先端から略々30cmの硬度変化域34bより先端部10側の軟性可撓部に配設している。
図6のグラフの実線は、コイルパイプ32内を挿通する硬度調整ワイヤ33を牽引していない軟状態のときの可撓管12の硬度を示し、グラフの破線は前記硬度調整ワイヤ33を最大に牽引して前記コイルパイプ32を最も圧縮させた硬状態のときの可撓管12の硬度を示している。本内視鏡においては内視鏡先端面から34cm付近より50cm付近に設けた硬度変化域34bより先端部側の硬度を変化させることができるようになっている。なお、硬度変化域34bは、軟らかな樹脂材料の中に途中から徐々に硬い樹脂材料を混ぜ合わせる割合を増やして成形したものである。その他の構成は図5に示す可撓管12Aと同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
上述のように構成した内視鏡1の作用を図7を参照して説明する。
まず、内視鏡1の挿入部2を例えば、同図(a)に示すように肛門51から直腸52を通して曲がりくねったS状結腸53に挿入していく。このとき、可撓管12Aは軟状態である。このため、スコープ先端から50cmぐらいまでの範囲の硬度が軟らかいので、S状結腸53の屈曲形状に対応させたループを形成しながら患者に苦痛を与えることなく挿入されていく。
また、術者の有する挿入法によっては、S状結腸53でループをあまり形成させることなく、硬度調整ワイヤ33を操作して徐々にコイルパイプ32を圧縮して可撓管12Aを直線化させて(S状結腸53を折り畳むように短縮化しながら)挿入する挿入法を用いる場合もある。この場合には、コイルパイプ32を圧縮して可撓管12Aの硬度を術者の所望の硬さに設定することで、手元の押し引きやねじりなどの微妙な手元操作が先端に伝えられてスムーズに挿入されていく。
次に、前記内視鏡1の先端部10がS状結腸53を越えて下行結腸54または脾湾曲55近傍に到達した所で、同図(b)に示すように前記可撓管12Aを捻りながら引くように操作して前記ループを解除し、今度はできるだけ直線に近い状態にする。このとき、前記S状結腸53は折り畳まれた状態である。また、前記可撓管12Aが軟状態であった場合には硬度調整ワイヤ33を適宜操作して所望の硬度に切り替えることで、前記先端部10を横行結腸56、肝湾曲57、上行結腸58、盲腸59に挿入していく際、手元操作が先端部10まで敏感に伝わってスムーズに挿入されていく。
なお、患者によって横行結腸56や肝湾曲57の形状が異なることがあり、例えば横行結腸56、肝湾曲57の形状があまり複雑でない患者の場合には、手元操作を行って横行結腸56を折り畳むようにして、この横行結腸56で極力ループを作らずに肝湾曲57を通過させて、同図(c)に示すように略々直線的に先端部10を盲腸59に到達させることが可能になる。このように、横行結腸56、肝湾曲57の形状があまり複雑でない患者の場合には、可撓管12Aを所望の硬さに調整することで先端部10を速やかに盲腸まで挿入することができる。
一方、横行結腸56が非常に長かったり、形状が複雑な患者の場合には、手元操作を行って横行結腸56を折り畳んでいくことが難しく、うまく行えないことがある。このような場合には、手元操作で横行結腸56にループを作りながら押し込んで、先端部10を腸壁に沿わせて滑らすようにして挿入していく。この挿入法では、可撓管12Aが硬状態では横行結腸56や肝湾曲57の屈曲した形状に対応できなくなって、かえって挿入性が悪化するおそれがあるので、硬度調整ワイヤ33を適宜操作して可撓管12Aを軟状態にして、同図(d)に示すように先端側の軟性可撓部を横行結腸56や肝湾曲57の形状に沿わせて押し進めて挿入していくする。
なお、大腸への内視鏡挿入を術者が一人で行う場合、大腸の屈曲している部位を通過させる際一般的に、UP方向に湾曲をかけて通過させていく。つまり、DOWN、LEFT、RIGHT方向への湾曲をあまり使わず、UP方向への湾曲操作と可撓管12の捻り操作の手元操作とで挿入方向を定めている。従って、可撓管12もUP方向に曲がりながら、大腸の各屈曲部を通過していく。
また、前記図5及び図6のグラフで示したようにスコープ先端から50cmの部位より手元側の硬度を、軟状態であっても前記先端面側より予め硬く設定したことにより、図7(b)に示すように、一端短縮化させたS状結腸53が再びループを形成して、手元での操作が先端部10までほとんど伝達されなくなることを防止している。
さらに、コイルパイプ32の先端部の配設位置を、前記可撓管12のスコープ先端側近くにすることによって追従性の向上を図ることができるが、図7(c)で示した挿入法で挿入していく場合にも、挿入部を横行結腸56や肝湾曲57の屈曲に沿わせて押しながら挿入することが考えられる。このため、ループを作ることがないように、且つ屈曲に沿わせて押しながら挿入することが可能なように、あえてスコープ先端から30cmの最軟状態部Sにコイルパイプ32の先端部を配設して、スコープ先端から30cmまでの部分に最軟状態部Sを残している。
このように、可撓管に設けられている最軟部に、コイルパイプの先端部を配設したことにより、最軟部の少なくとも一部の硬度を変化調整することができる。このことにより、内視鏡の挿入部の追従性が大幅に向上して術者の様々な挿入法に対応可能となる。また、
図7(c)で示したように挿入した場合などに、仮にコイルパイプの先端部がスコープ先端から50cmの部位より手元側の位置に配設されていたことにより、スコープ先端から50cmまでのところにある最軟状態部Sの硬度を変えることができずに発生していた手元操作が先端部まで伝わらないという不具合が解消される。
また、コイルパイプを可撓管を構成する螺旋管のUP側領域またはDOWN側領域の内壁側の長手方向に沿わせて設けたことにより、より少ない硬度調整ワイヤの牽引力量または移動距離を短くして所望の曲げ硬度を得ることができる。即ち、本来コイルパイプ単体が有する硬度可変機能に加えて、内壁側に沿わせて設けたことにより、可撓管のUP方向、DOWN方向に対する曲げ剛性が増大して、可撓管の硬度を負荷を大きくかけることなく硬めに設定することができる。このことにより、コイルパイプ単体の硬度調節幅をあまり大きくとる必要がなくなると共に、コイルパイプ及び硬度調整ワイヤにかける負荷が小さくなって、コイルパイプ、硬度調整ワイヤの耐久性が向上する。
さらに、コイルパイプの先端部の配設位置を硬度変化部または硬度変化域より先端部側にしたことにより、硬度変化部または硬度変化域で硬度が急激に変化することによって発生する可撓管の急激な曲がりを防止することができる。このことにより、可撓管がスムーズな曲げ形状となって体腔内に挿入される。
なお、硬度可変手段と操作手段とは、コイルとワイヤとに限定されるものではなく、形状記憶合金や細長形状のバルーンを用いたものなどであってもよい。
図8及び図9は本発明の第2実施形態に係り、図8は複数の硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図、図9は硬度変化域の距離を長く設定した可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図である。
本実施形態では可撓管の最軟状態部Sから最硬状態部Hに変わるまでの長手方向の距離を長く設定して硬度変化域近傍における可撓管の急激な曲がりを防止するものであり、図8は最軟状態部Sから最硬状態部Hに変わるまでの間に最軟状態部Sと最硬状態部Hとの略中間の硬さ状態である中間硬さ状態部Mに変化させる第1の硬度変化域61と、中間硬さ状態部Mから最硬状態部Hに変化させる第2の硬度変化域62とを設けた外皮31dを設けて、可撓管12Cの硬度を段階的に変化させるようにしている。そして、前記可撓管12Cの内部にはコイルパイプ32が挿通されており、このコイルパイプ32の先端部を、前記可撓管基端側の最も硬い部分より先端側で、前記スコープ先端から40cmの中間硬さ状態部Mに配設して中間硬さ状態部Mの硬度を変化させられるようにしている。
一方、図9は最軟状態部Sから最硬状態部Hに至るまでの長手方向の距離を略45cmと長めに設定した幅広硬度変化域63を有する外皮31eを設けて、可撓管12Dの硬度を無段階的に変化させるようにしている。そして、前記可撓管12Dの内部にはコイルパイプ32が挿通されており、このコイルパイプ32の先端部を、前記可撓管基端側の最も硬い部分より先端側で、前記スコープ先端から30cmの幅広硬度変化域63の中途部に配設して幅広硬度変化域63の先端側の硬度を変化させられるようにしている。
なお、可撓管12Cを、3つの硬度の異なる別体の外皮を、軟らかいものから順に先端部側から並べて構成しても硬度を段階的に変化させることが可能である。また、図8に示す可撓管12Cと図9に示す可撓管12Dとではコイルパイプ32の先端部の配設位置が多少異なるが、これは術者の挿入法や挿入技術の違い等に対応するものであり、各術者の好みに対応させた1例を示すものである。
このように、可撓管に複数の硬度変化域または幅広硬度変化域をもうけることによって可撓管の最軟状態部から最硬状態部に変わるまでの長手方向の距離を長く設定することによって、可撓管がループ状態になるとき、よりスムーズな曲がり形状を形成することができる。このことにより、内視鏡を挿入する際、より良好な挿入性が得られる。
図10は本発明の第2実施形態の変形例に係る硬度変化部と硬度変化域とを有する可撓管を備える内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図である。
図に示すように本実施形態の可撓管12Eは、硬度変化部64と硬度変化域65とを設けて硬度を段階的に変化させている。
前記硬度変化部64は、可撓管12Eの内部にコイルパイプ32aを配設して設けたものである。即ち、前記コイルパイプ32a自体は、上述のコイルパイプ32より例えば素線断面積を太径に形成したものであり、予め硬度を高めに設定したものである。このため、可撓管12Eの先端側の最軟状態部Sから中間硬さ状態部Mへの移行を、可撓管12を構成する外皮31の硬さに変化をつけることで行うのではなく、可撓管12内に配設する内蔵物で硬さに変化をつけている。
このように、可撓管内を挿通する内蔵物によって可撓管の硬度に変化を付けることによって、容易に複数の硬度の異なる硬度変化部を設けることができる。このことにより、硬度の異なる複数の別体の外皮を用意することなく、可撓管の硬度を段階的に変化させられるので、外皮の数を減らせると共に、製造行程も簡略化される。
なお、前記図8で示したように成形の際に外皮に2箇所の硬度変化域を設ける場合、最軟状態部と最硬状態部との間の硬さの差が大きいほど段階的に硬度を変化させることが難しくなるので、図10に示したようにどちらか一方の硬度変化域を内蔵物を設けることによって変化させることで、容易に段階的な硬度の変化が実現される。また、前記可撓管の硬度を変化させる内蔵物としてはコイルパイプに限定されるものではなく、例えば送気チューブや送水チューブなどの内蔵物であってもよく、これらチューブの肉厚を変化させることによっても行える。
図11は本発明の前記第1実施形態及び第2実施形態の変形例に係る2つの硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図である。
図に示すように本実施形態では可撓管12Fに前方側硬度変化域66と後方側硬度変化域67とを設けている。前記前方側硬度変化域66は、最軟状態部Sから最硬状態部Hに変化させるものであるのに対して、前記後方側硬度変化域67は最硬状態部Hを軟らかな手元軟部68に変化させるものである。
このように、可撓管の手元側に最硬状態部を軟らかに変化させる後方側硬度変化域によって手元軟部を設けることによって、軟状態でS状結腸に挿入する際、操作部を極力捻ることなく可撓管を捻り操作することにより、軟らかな手元軟部が撓んで可撓管の捻れを吸収して、捻り力量を下げることができる。このことにより、可撓管の捻り操作性が向上する。
なお、大腸の深部まで挿入した際、最硬状態部Hより手元側に位置する手元軟部68まで挿入されて、この手元軟部68が撓むおそれがある。しかし、この手元軟部68にはコイルパイプ32が挿通されているので、このコイルパイプ32の剛性を高めることによって手元軟部68の軟らかさを補って、手元軟部68がが生体内で撓むことが防止される。
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
(1)挿入部長手方向の先端側に対して基端側の硬度を硬めに形成した柔軟性を有する可撓管と、この可撓管の内部に長手軸方向に沿わせて設けた柔軟性を変化させる硬度可変手段と、この硬度可変手段の硬度を調整して可撓管を任意の硬度に変化させる操作手段とを有する内視鏡において、
前記硬度可変手段の先端部を前記可撓管の基端側の最も硬い部分より先端側に配設し、この可撓管の先端側の少なくとも一部を硬度可変にした内視鏡。
(2)前記可撓管が先端側の軟性可撓部と手元側の硬性可撓部とで構成され、前記硬度可変手段の先端部を前記可撓管の基端側の最も硬い部分より先端側の可撓管の軟性可撓部に配設して、この軟性可撓部の少なくとも一部を硬度可変にした内視鏡。
(3)前記可撓管の硬度が切換る硬度変化部と、前記硬度可変手段によって硬度が硬くなる位置とが異なる内視鏡。
(4)前記硬度可変手段を、可撓管の垂直断面内において、UP方向またはDOWN方向の可撓管内壁側に長手方向に沿わせて設けた内視鏡。
図1ないし図7は本発明の第1実施形態に係り、図1は電子式内視鏡の概略構成を示す説明図 図1のA−A断面図 コイルパイプの可撓管内での配置位置を説明する模式図 図3のB―B断面図 硬度変化部を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図 硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図 内視鏡を経肛門的に挿入しているときの挿入状態を示す図 図8及び図9は本発明の第2実施形態に係り、図8は複数の硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図 硬度変化域の距離を長く設定した可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図 本発明の第2実施形態の変形例に係る硬度変化部と硬度変化域とを有する可撓管を備える内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図 本発明の前記第1実施形態及び第2実施形態の変形例に係る2つの硬度変化域を有する可撓管を備えた内視鏡のスコープ先端からの距離と硬度との関係を示す図
符号の説明
10…先端部
12A…可撓管
32…コイルパイプ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (2)

  1. 先端から所定の範囲の先端側に硬度が最も低い軟性可撓部を備え、中途部に硬度変化部、又は硬度変化域を備える柔軟性を有する可撓管と、この可撓管内に沿って設けられ、前記可撓管の長手方向の柔軟性を変化させる硬度可変手段と、この硬度可変手段の硬度を変化させる操作手段とを有する内視鏡において、
    前記硬度可変手段の先端部を、前記硬度変化部又は、前記硬度変化領域よりも先端側で、かつ前記軟性可撓部内に設け、後端部を前記可撓管の基端側に設けられた後端口金に固定したことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記操作手段は、先端部が前記可撓管の先端側に設けられた接続管に固設され、後端部が前記後端口金によって前記可撓管に取り付けられてなる操作部に接続される構成であって、
    前記硬度可変手段の先端部を、前記操作手段の中途部に対して固定したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
JP2003415349A 2003-12-12 2003-12-12 内視鏡 Expired - Lifetime JP3938768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415349A JP3938768B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415349A JP3938768B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 内視鏡

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34405196A Division JP3869060B2 (ja) 1996-12-24 1996-12-24 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004141665A JP2004141665A (ja) 2004-05-20
JP3938768B2 true JP3938768B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=32464003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415349A Expired - Lifetime JP3938768B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3938768B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072233A1 (ja) 2013-11-14 2015-05-21 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 挿入機器、回転ユニット及び挿入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004141665A (ja) 2004-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9089259B2 (en) Endoscope
JP5390048B1 (ja) 内視鏡システム
JP2007054125A (ja) 内視鏡
US20200323421A1 (en) Endoscope and endoscope system
JP6180679B2 (ja) 内視鏡
JP2005334050A (ja) 内視鏡のアングル部
JP3869060B2 (ja) 内視鏡
JP3698844B2 (ja) 内視鏡
JP3739508B2 (ja) 内視鏡
JP3850377B2 (ja) 内視鏡装置
JP3938768B2 (ja) 内視鏡
JP6203455B1 (ja) 内視鏡システム
JP5810037B2 (ja) 内視鏡システム
JP3971410B2 (ja) 内視鏡
JP3938624B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡用硬度調整装置
JP3756874B2 (ja) 内視鏡
JP3720530B2 (ja) 内視鏡
US10932653B2 (en) Endoscope system
JP3727752B2 (ja) 内視鏡
JP2004081891A (ja) 内視鏡
JPH09285441A (ja) 内視鏡
JP3756848B2 (ja) 内視鏡
JP5893508B2 (ja) 内視鏡
WO2011092899A1 (ja) 十二指腸用内視鏡
JP3818982B2 (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070323

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term