JP4863792B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光を電気に変換させて発電を行う太陽光発電装置に関する。
従来より太陽光を電気に変換させて発電を行う太陽光発電装置が用いられている。太陽光発電装置の発電効率を向上させる具体的な手段としては、(1)太陽電池の材質の改良、(2)多接合太陽電池の開発、(3)太陽光の集光技術の開発などが、挙げられ、現在もこれらの技術の開発が進められている。
(1)の太陽電池の材質については、例えば、高周波プラズマを用いて、ガラス等の基板上にa−Si薄膜を形成し、適切なドーパントを選択して、pin接合を得るなどして、エネルギー変換効率を高めるものが開発されていた。
しかし、太陽電池の理論的なエネルギー交換効率は、20〜30%が限界とされている。これは、太陽光のスペクトルは、紫外線から赤外線の領域にまで広がっているのに対し、各種太陽電池には、それぞれ固有の禁制帯幅に相当するバンドギャップエネルギーが存在するためである。そして、この性質を利用して、太陽光の光子(フォトン)のエネルギーとバンドギャップエネルギーとの差に対応するエネルギーは、熱エネルギーに変換される。
そこで、エネルギー交換効率を高めるために、(2)の多接合系複層型太陽電池が開発されている。この多接合系複層型太陽電池は、エネルギー交換効率を高めるのには非常に有効な手段である。現在、薄膜系ではSi系薄膜、CIGS系においては2接合系積層型太陽電池が開発されており、20%を超えるエネルギー交換効率が得られると期待されている。また、III−V族化合物半導体系の太陽電池では、高いエネルギー交換効率を目指して、4接合系積層型太陽電池の開発が進められている。
しかし、これらの多接合系複層型太陽電池によって、エネルギー交換効率が高められてはいるものの、太陽光発電装置としての電気の製造原価は高く、(3)の太陽電池に多くの太陽光を集める集光技術の開発が重要となってきている。
この集光技術は、太陽電池の開発とは別に開発されており、例えば、レンズ、反射鏡や特殊な機能を有する薄膜などを組み合わせながら、太陽光を集光、分離することによって、太陽電池の発電効率を高めるものがあった。
特許文献1には、半導体と少なくとも一方の電極との間に、厚さ5〜100Åのシリサイド形成元素層を設け、電極金属の半導体中への熱拡散を抑制して、非晶質半導体太陽電池の耐熱性を改善した上で、凹面反射鏡を用いた集光型発電装置によって、太陽電池の表裏両面から受光して、発電効率を向上させる技術が開示されている。この技術によれば、表裏両面で受光可能な透明電極タイプの太陽電池を、反射鏡による集光技術と組み合わせることで、高集光比の発電を可能とすることができる。
ところで、太陽電池の発電出力には、温度依存性があり、Si系太陽電池では、0.5W/℃の割合で、太陽電池の温度上昇とともに発電出力が低下する。そこで、特許文献2のように、太陽電池を冷却する技術が開発されていた。
特許文献2には、熱媒管の上部に受光面を上方に向けて第一の太陽電池を取着するとともに、熱媒管の下部に受光面を下方に向けて第二の太陽電池を取着して、透光性ガラス管内に収納し、透光性ガラス管の下方部に、太陽光を第二の太陽電池に向けて反射する反射鏡を設けてなる太陽エネルギー収集装置が開示されている。この技術によれば、太陽電池を冷却でき、発電効率を向上することができる。
さらに、特許文献3および4には、両面発電型太陽電池セルについての記載がある。この両面発電型太陽電池セルによれば、セル1個当たりの発電出力が増加し、セル数の低減を図ることができる。
特開昭61−174779号公報 特開平3−263549号公報 特開2002−111034号公報 特開2002−111035号公報
ところで、近年の省エネルギー化の観念から、さらなる発電効率の向上が望まれている。そのため、従来の太陽光発電装置では、様々な工夫が為されて発電効率を向上させるようになっていた。しかしながら、従来の技術では特許文献2のように太陽電池を冷却しても、太陽電池は太陽光を受光して発電を行うために、太陽光の熱による温度上昇を回避するのは困難であった。
そこで、本発明者は、太陽光から赤外線を吸収して太陽電池の温度上昇を低減させることに着目した。そして、本発明は前記の問題を解決するために案出されたものであって、太陽電池パネルの温度上昇を低減することによってさらなる発電効率の向上を達成することができる太陽光発電装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、光透過性板材と、この光透過性板材と所定の厚さの空気層を隔てて対向配置された反射鏡と、前記光透過性板材と前記反射鏡の間の空気層内に配置された太陽電池パネルとを備えた太陽光発電装置において、前記太陽電池パネルは、両面受光可能な積層型太陽電池と、この積層型太陽電池を両面から挟み込む一対の光透過性ガラスと、前記積層型太陽電池および前記光透過性ガラスの外周縁部を覆って支持するフレーム材とを備えて構成され、前記反射鏡の表面に、赤外線吸収シートが敷設されたことを特徴とする太陽光発電装置である。
このような構成によれば、太陽電池パネルの両面で太陽光を受光でき、発電効率を向上させることができるとともに、赤外線吸収シートを反射鏡に敷設したことで、太陽光は、そのスペクトラムのうち、赤外線が吸収され、可視光線および紫外線が反射されるので、発電に必要な太陽光成分は維持しながら太陽光の熱による加熱を低減させることができる。したがって、太陽電池パネルの温度上昇を低減でき、発電効率をさらに向上させることができる。また、太陽電池パネルの受光面を塞ぐことなく、積層型太陽電池を強固に固定することができる。
請求項2に係る発明は、光透過性板材と、この光透過性板材と所定の厚さの空気層を隔てて対向配置された反射鏡と、前記光透過性板材と前記反射鏡の間の空気層内に配置された太陽電池パネルとを備えた太陽光発電装置において、前記太陽電池パネルは、両面受光可能な積層型太陽電池を備えて構成され、前記積層型太陽電池は、バンドギャップエネルギーの異なる複数の光透過型太陽電池層にて構成されており、複数の前記光透過型太陽電池層は、前記反射鏡側から前記光透過性板材側に向かうに連れて、バンドキャップエネルギーが小さくなるように配置され、前記反射鏡の表面に、赤外線吸収シートが敷設されたことを特徴とする太陽光発電装置である。
このような構成によれば、太陽電池パネルの両面で太陽光を受光でき、発電効率を向上させることができるとともに、赤外線吸収シートを反射鏡に敷設したことで、太陽光は、そのスペクトラムのうち、赤外線が吸収され、可視光線および紫外線が反射されるので、発電に必要な太陽光成分は維持しながら太陽光の熱による加熱を低減させることができる。したがって、太陽電池パネルの温度上昇を低減でき、発電効率をさらに向上させることができる。また、反射鏡の赤外線吸収シートにより赤外線が吸収された反射光はバンドキャップエネルギーの大きい光透過型太陽電池層に照射でき、一方、光透過性板材を通過して太陽電池パネルに直接受光され赤外線が吸収されていない太陽光はバンドキャップエネルギーの小さい光透過型太陽電池層に照射できるので、効率的な発電を行うことができ、太陽電池パネル全体として発電量が増加する。
請求項3に係る発明は、前記反射鏡は、前記光透過性板材を透過して前記反射鏡まで到達した太陽光を前記太陽電池パネルに反射させる凹面を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、反射鏡は凹面を備えているので、光透過性板材を透過した太陽光を太陽電池パネルに向かって反射させることができ、効率的に集光できる。
請求項4に係る発明は、前記太陽電池パネルは、前記反射鏡と対向する面側に無機蛍光体を含有して構成されるカバーを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、無機蛍光体によって、反射鏡の赤外線吸収シートにより赤外線が吸収された反射光のうち、紫外領域の光を、可視光領域の光に変換して太陽電池パネルに照射させることができるので、効率的な発電を行うことができ、太陽電池パネル全体として発電量が増加する。
請求項5に係る発明は、前記カバーの前記基材は、耐熱衝撃性ガラスにて構成された請求項4に記載の太陽光発電装置である。
反射鏡で反射した反射光は、赤外線吸収シートにより所定の波長領域の赤外線が吸収されてはいるが、反射鏡の凹面による集光比が大きい場合には、カバーが急速加熱されることがある。しかし、このような構成によれば、基材が耐熱衝撃性ガラスで構成されているので、強度が強く、カバーが破損するのを防止できる。
請求項6に係る発明は、前記積層型太陽電池および前記光透過性ガラスは、樹脂基材と熱伝導性を有する絶縁体粉末とで構成された複合材パッキンを介して、前記フレーム材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、積層型太陽電池および光透過性ガラスを柔軟に保持することができ、その破損を防止できるとともに、積層型太陽電池で発生した熱をフレーム材に伝達することができ、太陽電池パネルの温度上昇を有効に防止でき、発電効率を向上することができる。
請求項7に係る発明は、前記フレーム材に、冷媒を循環させる循環路を設けたことを特徴とする請求項1または至請求項6に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、フレーム材に伝達された熱を冷媒によって除去することができるので、太陽電池パネルの温度上昇防止効果が高まり、発電効率を大幅に向上することができる。
請求項8に係る発明は、前記循環路は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の押出管にて構成されていることを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、アルミニウムまたはアルミニウム合金は熱伝導性が良好であるため、フレーム材に伝達された熱を効率的に冷媒に伝達することができ、冷却効率を高めることができる。
請求項9に係る発明は、前記反射鏡は、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、反射鏡の軽量化を図ることができるとともに、赤外線吸収シートでの赤外線吸収により発生する熱を、反射鏡の赤外線吸収シートとは反対側の面に効率的に伝達して、放熱効率を向上させることができる。
請求項10に係る発明は、前記光透過性板材は、白板ガラスにて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、白板ガラスは、近紫外線(波長:320nm)から近赤外線(波長:2.5μm)の領域の光に対する透過率も高いため、太陽光のエネルギーを電気エネルギーおよび熱エネルギーとして有効に変換して回収利用することが可能となる。
請求項11に係る発明は、前記光透過性板材は、光透過性樹脂にて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、光透過性板材の軽量化を図ることができる。
請求項12に係る発明は、前記光透過性板材と前記反射鏡との間を通風可能に構成し、前記空気層を通風路として前記太陽電池パネルを冷却するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、太陽電池パネルの両面を有効に冷却できるとともに、反射鏡に敷設された赤外線吸収パネルの冷却も有効に行うことができる。さらに、冷却によって加熱された空気を所定の装置に供給すれば、回収された熱エネルギーを再利用することも可能となる。
請求項13に係る発明は、前記反射鏡の前記光透過性板材とは反対側に、前記通風路と連通する第二の通風路を形成したことを特徴とする請求項12に記載の太陽光発電装置である。
このような構成によれば、太陽電池パネルの両面を有効に冷却できるとともに、反射鏡の両面も有効に冷却することができる。さらに、冷却によって加熱された空気を所定の装置に供給すれば、回収された熱エネルギーを再利用することも可能となる。
本発明によれば、太陽光から赤外線を吸収することによって、太陽電池パネルの温度上昇を低減することができ、発電効率の向上を達成することができるといった優れた効果を発揮する。
[第一実施形態]
本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態を示した破断斜視図、図2は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態を示した平面図、図3は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態の太陽電池パネルを示した断面図である。
まず、本実施の形態に係る太陽光発電装置の構成について説明する。
かかる太陽光発電装置は、太陽光を有効利用して省エネルギー化に寄与するために案出されたものであり、日当たり状況が良好な場所に設置される。
図1に示すように、かかる太陽光発電装置1は、光透過性板材10と、この光透過性板材10と所定の厚さの空気層2を隔てて対向配置された反射鏡20と、光透過性板材10と反射鏡20の間の空気層2内に所定の高さで配置された太陽電池パネル30とを備えている。なお、本実施の形態では、太陽が位置する側の面を表面として、その逆側の面を裏面として説明する。そして、本発明は、太陽電池パネル30が、両面受光可能な積層型太陽電池31を備えて構成され、反射鏡20が、光透過性板材10を透過して反射鏡20まで到達した太陽光sを太陽電池パネル30に反射させる凹面21を備え、さらに、反射鏡20の表面に、赤外線吸収シート22が敷設されたことを特徴とする。
(光透過性板材)
図1および図2に示すように、太陽の位置に近い表面側に設けられる光透過性板材10は、複数の太陽電池パネル30を覆うことができる面積を有しており、太陽電池パネル30の表側に配置されている。光透過性板材10は、例えば長方形形状を呈しており、その外周縁部が、矩形形状に組み合わされたフレーム3(図2参照)によって固定・支持されている。なお、フレーム3は、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成されており、耐候性を有するとともに、太陽光発電装置1の軽量化を図っている。
光透過性板材10は、少なくとも太陽光の一部を透過する材質で構成されている。そのような材質としては、例えば、ガラスや樹脂が挙げられる。すなわち、光透過性板材10は、光透過性ガラス板あるいは光透過性樹脂板にて構成されている。
光透過性樹脂板は、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂などの材料によって構成される。この中でも、強度性能および耐候性能に優れたポリカーボネート樹脂が好ましい。光透過性樹脂板は、前記の材料で構成された板材を複数貼り合わせて、複層の強化樹脂としてもよい。樹脂板の場合、光の透過性能に大きく影響を及ぼすのは、高分子の有している光吸収の特性である。この吸収特性の一つとして、可視光線・紫外線領域において生じる「電子遷移吸収」がある。この電子遷移吸収は、光のエネルギーが電子を励起状態とするために行われる。その他の吸収特性として、赤外線領域で生じる「分子振動吸収」がある。この分子振動吸収は、光のエネルギーがC−H結合、O−H結合などの回転・振動エネルギーに変換されるのに行われる。幸いにもポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂などの樹脂材料は、可視光線領域の太陽光の大部分を透過するので好ましい。また、光透過性樹脂板を用いれば、光透過性板材10の軽量化を図ることもできる。
一方、光透過性ガラス板は、例えば、珪砂、ソーダ灰、石灰石、硼砂、水酸化アルミニウムなどの粉体混合物をガス炉に挿入して1550℃で溶解し、この液体状のガラスをフロートバスという長細い通路で溶けた錫の上に流して冷却して形成されている。ガラスは、石英(SiO)、酸化カルシウム(CaO)および酸化ナトリウム(NaO)が主成分であるため、一般的に太陽光の透過率が高い。ガラス板は、表面を急冷して強化ガラスとすることができる。また、複数のガラス板の間に樹脂シートを挟んで合わせガラスとすることで、複合強化ガラス板とすることもできる。
ガラスの主成分である石英ガラスは、絶縁体であるため、バンド理論における価電子帯と導電帯の間のバンドキャップエネルギーが大きく、「電子遷移吸収」の吸収端が紫外線領域でも短波長側に存在する。さらに、石英ガラスは、アモルファスであり結晶粒界が存在しないため、光の散乱が少なく、「格子振動吸収」の吸収端が赤外線領域の長波長側に存在する。すなわち、石英ガラスは太陽光の大部分を透過する極めて貴重な材料である。したがって、幸いにも殆どのガラス材料は、可視光線領域の太陽光の大部分を透過することとなる。
本実施の形態では、光透過性板材10は、光透過性ガラス板である白板ガラス11にて構成されている。白板ガラス11は、光透過性ガラス板の中でも特に透明度の高いクラウンガラスであり、太陽電池の外板ガラスなどに広く用いられている。白板ガラス11は、近紫外線(波長:320nm)から近赤外線(波長:2.5μm)の領域の光に対する透過率が高いといった性質を有している。
(太陽電池パネル)
太陽電池パネル30は、太陽光sを半導体に当てることで電子を放出させ、その電子を外部に取り出して回収することで充電する。図1および図3に示すように、本実施の形態における太陽電池パネル30は、積層型太陽電池31と、この積層型太陽電池31を両面から挟み込む一対の光透過性ガラス33,33と、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33,33の外周縁部を覆って支持するフレーム材34とを備えている。積層型太陽電池31は、バンドギャップエネルギーの異なる複数の光透過型太陽電池層(後記するa−Si系太陽電池32aおよびa−SiGe系太陽電池32b)にて構成されている。複数の光透過型太陽電池層は、反射鏡20側から光透過性板材10側に向かうに連れて、バンドキャップエネルギーが小さくなるように配置されている
太陽電池パネル30に用いられる半導体材料としては、例えば、アモルファス太陽電池に利用されるa−SiC:H薄膜、a−Si:H薄膜、a−SiGe:H薄膜などが挙げられる。ここで、a−Si:H薄膜の製造方法を説明する。水素(H)とシランガス(SiH)を原料として、このガスをプラズマCVD装置内に導入し、高周波電圧を印加する。これによって、シランガスおよび水素が分解した気体、いわゆるプラズマが電極間に発生する。プラズマ中の化学種が基板上に析出してアモルファスシリコンの薄膜が生成される。さらに詳しくは、透明かつ低抵抗なSnOなどで、透明電極を形成させたガラスの基板上に、プラズマCVD法で、アモルファスシリコンのp型半導体層、i型半導体層、n型半導体層を順次堆積させる。原料のシランにジボラン(B)あるいはホスフィン(PH)などを混合しておくと、薄膜中に硼素(B)あるいは燐(P)をドーピングすることができ、それぞれp型、n型のa−Si:H薄膜が得られる。そして最後に、透明且つ低抵抗な酸化錫(SnO)などで、第2の透明電極を形成させる。なお、a−SiC:H薄膜の製造においては、原料ガスとしてさらにメタン(CH)が必要となり、a−SiGe:H薄膜の製造においては、原料ガスとしてさらに水素化ゲルマニウム(GeH)が必要となる。
本実施の形態では、積層型太陽電池31は、積層型アモルファス太陽電池32が採用されている。積層型アモルファス太陽電池32は、異なるアモルファス太陽電池層を多層重ねたものである。ところで、通常の積層型アモルファス太陽電池は、太陽光を受光する面から、第1層目にa−SiC系太陽電池(Eg(バンドギャップエネルギー):2.0eV)、第2層目にa−Si系太陽電池(Eg:1.7eV)、第3層目にa−SiGe系太陽電池(Eg:1.4eV)というように、バンドギャップエネルギーの大きい太陽電池が、太陽側になるように配置されて積層されている。このような構成によれば、太陽光のうち、高エネルギーの光子をバンドギャップの大きい材料で吸収して発電に利用し、残った低エネルギーの光子をバンドギャップの小さい材料で吸収して発電に利用することができる。
しかし、本実施の形態では、図3の(a)に示すように、前記の通常の構成とは逆に、積層型太陽電池31(積層型アモルファス太陽電池32)は、反射鏡20側から光透過性板材10側に向かうに連れて、バンドキャップエネルギーが小さくなるようにアモルファス太陽電池層(光透過型太陽電池層)が配置されている。すなわち、積層型アモルファス太陽電池32は、バンドギャップエネルギーの小さいアモルファス太陽電池層が、表側(太陽が位置する側)になるように配置されている。具体的には、本実施の形態に係る積層型太陽電池31は、例えば、a−Si系太陽電池32a(Eg:1.7eV)とa−SiGe系太陽電池32b(Eg:1.4eV)のタンデム接合型となっており、反射鏡20側となる裏側(太陽が位置する側とは逆側)に、バンドキャップエネルギーが大きいa−Si系太陽電池32aが配置され、表側に、バンドキャップエネルギーが小さいa−SiGe系太陽電池32bが配置されている。
積層型太陽電池31を、その表側および裏側から挟み込む光透過性ガラス33は、光透過性板材10を構成する光透過性ガラス板と同等の材質で構成されており、例えば、白板ガラス33aにて構成されている。この光透過性ガラス33は、近紫外線(波長:320nm)から近赤外線(波長:2.5μm)の領域の光を効率的に透過させることができる。
積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33との間には、接着剤層35が形成されており、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33とが強固に固定されている。接着剤層35は、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)にて構成されている。
なお、図3の(b)に示すように、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33との間に接着剤層を形成せずに、フレーム材34で上下から挟持することで、固定するようにしてもよい。このような構成によれば、フレーム材34で、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33の外周縁を挟持しているので、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33が確実に固定されるとともに、接着剤層を設けていないので、太陽光の接着剤層の透過による損失をなくすことができる。
図3の(a)および(b)に示すように、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33とを固定支持するフレーム材34は、内側に向かって開口する断面コ字状に形成されている。フレーム材34は、金属にて構成されており、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて構成されている。フレーム材34は、内側に向かって開口した断面コ字状部分で、積層された積層型太陽電池31と光透過性ガラス33,33を挟み込んで、表裏両方向から挟持するように固定する。一方、図2に示すように、一定方向(図2における紙面上下方向)に隣り合う太陽電池パネル30,30・・のフレーム材34,34・・は、連結ロッド34aにて互いに連結されている。互いに連結されたフレーム材34,34・・のうち、端部の太陽電池パネル30のフレーム材34は、連結ロッド34aを介して太陽光発電装置1のフレーム3の内側面に連結されている。連結ロッド34aもフレーム材34と同様に、金属にて構成されており、例えば、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて構成されて、太陽光発電装置1の軽量化を図っている。
(反射鏡)
図1および図2に示すように、反射鏡20は、光透過性板材10と同等の面積を有するように構成されており、光透過性板材10の下方に設けられている。光透過性板材10を透過して反射鏡20まで到達した太陽光sを太陽電池パネル30に反射させる凹面21は、光透過性板材10の表面に形成されている。凹面21は、太陽電池パネル30の設置位置に対応する位置に設けられており、太陽光sを太陽電池パネル30の裏面の受光面に効率的に集光するように、所定の曲率半径で、反射鏡20の表面側から裏面側に向かって凹むように形成されている。本実施の形態の反射鏡20は、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成されている。具体的には、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて構成された板材をプレス加工することで、凹面21が形成されている。反射鏡20の表面は、研磨加工によって表面粗さが小さくされている。
反射鏡20の表面には、赤外線吸収シート22が敷設されている。赤外線吸収シート22は、光透過性能を有している。光透過性板材10を透過してきた太陽光sは、空気層2を通過した後、赤外線吸収シート22を透過して反射鏡20の表面で反射され、さらに、赤外線吸収シート22を透過する。このとき、太陽光sから赤外線が吸収される。本実施の形態では、赤外線吸収シート22は、その吸収光波長領域(吸収端)が、例えば、波長1000nmと設定されており、波長1000nm以上の光を吸収するように構成されている。
近赤外線吸収性の光透過性材料としては、錯体系のコバルト錯体、チオールニッケル錯体、有機系としてアンスラキノン誘導体、ジイモニウム塩系化合物、ナフタロシアニン化合物などが知られている。また、赤外線吸収性能を有する金属としては、酸化錫、ATO(Antimony Tin Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、酸化バナジウムなどの金属酸化物が挙げられる。これら赤外線吸収機能を有する物質を、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂、あるいはアクリレートなどの紫外線硬化型樹脂に固定して、皮膜状にすることで、赤外線吸収シート22が形成される。赤外線吸収シート22は、接着剤(図示せず)によって、反射鏡20の表面に固定されている。
次に、前記構成による太陽光発電装置1の作用効果を説明する。
かかる太陽光発電装置1によれば、両面受光可能な積層型太陽電池31を備えた太陽電池パネル30を、光透過性板材10と反射鏡20の間の空気層2内に配置したことで、太陽電池パネル30の両面で太陽光sを受光でき、発電効率を向上させることができる。また、反射鏡20は凹面21を備えているので、光透過性板材10を透過した太陽光sを太陽電池パネル30の裏側の受光面に向かって反射させることができ、効率的に集光できる。
そして、本発明においては、特に、赤外線吸収シート22を反射鏡20の表面に敷設したことで、以下の大きい作用効果が得られる。以下、太陽光sの状態を説明しながらその作用効果を説明する。
図1に示すように、太陽光sはまず、光透過性板材10を透過する。ここで、光透過性板材10は白板ガラス11で構成されているので、太陽光sのスペクトラムのうち、紫外領域、可視光領域、赤外領域の殆どの光を、光透過性板材10を通過させることができ、その太陽光sを太陽電池パネル30の表側の受光面に直接照射させることができる。したがって、発電に必要な太陽光sの成分を低下させることなく、太陽電池パネル30は太陽光sを受光できるので、発電量が低下することはなく、これとともに、太陽電池パネル30が風雨へ曝されるのを防止することができる。
さらに、太陽電池パネル30の表側の受光面に照射されなかった光透過性板材10を通過した太陽光sの一部は、反射鏡20に照射される。ここで、太陽光sは、赤外線吸収シート22を透過した後、反射鏡20で反射され、さらに、赤外線吸収シート22を透過する。そして、太陽光から赤外線が吸収される。
このとき、太陽光sは、そのスペクトラムのうち、赤外線吸収シート22によって、赤外線の一部(例えば波長1000nm以上の光)が吸収され、反射鏡20によって、可視光線および紫外線が反射される。反射鏡20の表面では、その極表層部における自由電子、金属イオンが共鳴振動を起こし、その一部のエネルギー(75〜90%)が反射光となる。ここで、反射鏡20は、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成されており、その表面は、研磨加工によって表面粗さが小さくされているので、太陽光sの反射率を高めることができ、発電効率を向上させることができる。一方、赤外線吸収シート22によって、赤外線を吸収するようにしたことによって、発電に必要な太陽光成分は維持しながら太陽光sの熱による加熱を低減させることができる。したがって、太陽電池パネル30の温度上昇を低減することができ、発電効率をさらに向上させることができる。
反射鏡20は、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて構成されているので、反射鏡20の軽量化を図ることができるとともに、赤外線吸収シート22での赤外線吸収により発生する熱を、反射鏡20の裏面(赤外線吸収シート22とは反対側の面)に効率的に伝達して、放熱させることができ、赤外線の吸収効率が低下することはない。
反射鏡20で反射された太陽光sは、太陽電池パネル30の裏面に照射される。ここで、積層型太陽電池31は、バンドギャップエネルギーの異なる複数のアモルファス電池層(光透過型太陽電池層)である、a−Si系太陽電池32aおよびa−SiGe系太陽電池32bにて構成されており、複数のアモルファス太陽電池層は、反射鏡20側から光透過性板材10側に向かうに連れて、バンドキャップエネルギーが小さくなるように配置されているので、効率的な発電を行うことができる。すなわち、反射鏡20の赤外線吸収シート22により赤外線が吸収された反射光はバンドキャップエネルギーの大きいアモルファス太陽電池層(a−Si系太陽電池32a)に照射でき、一方、光透過性板材10を通過して太陽電池パネル30に直接受光され赤外線が吸収されない太陽光sはバンドキャップエネルギーの小さいアモルファス太陽電池層(a−SiGe系太陽電池32b)に照射できる。したがって、効率的な発電を行うことができ、太陽電池パネル全体として発電量が増加する。このとき、反射鏡20で反射された太陽光sの可視光線および近紫外線の波長領域(波長:300〜700nm)の光は、まず、太陽電池パネル30の裏面に配置されたバンドキャップエネルギーの大きいa−Si系太陽電池32aによって電気エネルギーに変換される。このa−Si系太陽電池32aを透過した可視光の長波長領域、近赤外線領域の一部(波長:600〜800nm)の光は、バンドキャップエネルギーが小さいa−SiGe系太陽電池32bによって電気エネルギーに変換される。
また、本発明によれば、太陽電池パネル30は、積層型太陽電池31と、この積層型太陽電池31を両面から挟み込む一対の光透過性ガラス33と、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33の外周縁部を覆って支持するフレーム材34とを備えて、構成されているので、太陽電池パネル30の受光面を塞ぐことなく、強固に固定することができる。
[第二実施形態]
図4は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第二の形態を示した断面図、図5は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第二の形態の太陽電池パネルを示した断面図である。
図4および図5に示すように、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は、太陽電池パネル30は、裏側(反射鏡20と対向する面側)に無機蛍光体を含有して構成されるカバー36を備えたことを特徴とする。なお、その他の構成については、第一の実施の形態と同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
カバー36は、光透過性ガラス板あるいは光透過性樹脂板などの基材にて構成されており、無機蛍光体を含有している。本実施の形態では、基材の材質として、光透過性ガラス板のうち、耐衝撃性に優れた耐熱衝撃性ガラスが採用されている。耐熱衝撃性ガラスは、例えば、硼珪酸ガラスで構成されたものが好ましい。
無機蛍光体は、紫外線領域の光を可視光線領域の光に変換させるものであって、白色、青色、緑色、赤色などに発光するものがある。例えば、白色発光する無機蛍光体としては、リン酸カルシウム(3Ca(PO・Sb)などが挙げられる。無機蛍光体は、各色発光のものを混合させて、混合蛍光体として使用することもできる。光透過性ガラス板あるいは光透過性樹脂板の原料に無機蛍光体を適量混合させて、成型することでカバー36が形成される。また、光透過性ガラス板の表面に、無機蛍光体と有機バインダーと溶媒の混合物を塗布した後に加熱して、有機バインダーと溶媒のみを分解ガス化して飛ばして、カバー36を形成するようにしてもよい。
カバー36は、太陽電池パネル30のフレーム材34の外周面と同等の外周形状を呈しており、太陽電池パネル30の裏面全体を覆うように構成されている。カバー36には、ボルト用貫通孔36aが形成されており、フレーム材34の下面には、ボルト孔(図示せず)が形成されている。そして、カバー36の裏面側からボルト37を挿通させて、螺合させることで、カバー36がフレーム材34に固定されている。なお、カバー36の固定は、ボルトに限られるものではなく、導電性接着剤によってフレーム材34に固定するようにしてもよい。導電性接着剤とは、ベースとなる樹脂系接着剤に導電性の高い銀などの粉末を練りこんだものである。接着剤となる樹脂には、エポキシ樹脂を中心に、ポリイミド、シアノアクリレート、シリコーンなどが使用される。導電性接着剤は硬化する際に体積が収縮するように設計されているため、練りこまれた金属粉末が互いに接触して、導電性が生じるようになっている。このような構成とすることにより、カバー36で発生した熱を、効率的にフレーム材34に伝達することができる。
本実施の形態では、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33は、複合材パッキン38を介して、フレーム材34に固定されている。複合材パッキン38は、樹脂基材と熱伝導性を有する絶縁体粉末とを混ぜ合わせて構成されている。具体的には、複合材パッキン38は、例えば、平均粒度0.1μm未満の微小ダイヤモンド粒子あるいは窒化アルミニウム、窒化硼素、窒化珪素など熱伝導性に優れた絶縁体粉末を、シリコーン樹脂などの高分子バインダー基材中に分散させて構成されている。
複合材パッキン38は、フレーム材34の凹部の内面に沿って配置されており、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33の外周縁部を覆うように構成されている。複合材パッキン38は、圧縮状態で、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33とフレーム材34との間に介設されている。
積層型太陽電池31と表側(図中、紙面上方向)の光透過性ガラス33との間には、接着剤層35が形成されており、積層型太陽電池31と光透過性ガラス33とが強固に固定されている。接着剤層35は、図4の(a)の接着剤層35と同様に、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)にて構成されている。なお、本実施の形態では、積層型太陽電池31と表側の光透過性ガラス33とが接着剤層35で固定されているが、これに限られるものではなく、積層型太陽電池31と裏側(図中、紙面下方向)の光透過性ガラス33との間に、接着剤層35を形成するようにしてもよい。
以上のような構成の太陽光発電装置1によれば、カバー36の無機蛍光体によって、反射鏡20の赤外線吸収シート22により赤外線が吸収された太陽光s(反射光)のうち、紫外領域の光を、可視光領域の光に変換して太陽電池パネルに照射させることができる。したがって、効率的な発電を行うことができ、太陽電池パネル30全体としての発電量が増加する。
反射鏡20で反射した太陽光sは、赤外線吸収シート22により所定の波長領域の赤外線が吸収されてはいるが、反射鏡20の凹面21による集光比が大きい場合には、カバーが急速加熱されることがある。しかし、本実施の形態では、カバー36の基材を耐熱衝撃性ガラスで構成しているので、強度が強く、カバー36が破損するのを防止できる。
また、カバー36は、ボルト37を介してフレーム材34に固定されているので、カバー36で発生した熱をフレーム材34に伝達することができ、カバー36の温度上昇を抑えることができる。
また、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33は、熱伝導性を有する複合材パッキン38を介して、フレーム材34に固定されているので、積層型太陽電池31および光透過性ガラス33を柔軟に保持することができ、その破損を防止できるとともに、発電時に積層型太陽電池31で発生した熱をフレーム材34に円滑に伝達することができ、太陽電池パネル30の温度上昇を有効に防止でき、発電効率を向上することができる。また、フレーム材34と積層型太陽電池31の電気絶縁性を確保できるので、発電された電力が放電されることなく、電力を確実に回収することができる。
[第三実施形態]
図6は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態を示した断面図、図7は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した断面図、図8は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した斜視図、図9は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した平面図である。
図6および図7に示すように、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は、太陽電池パネル30のフレーム材34に、冷媒40を循環させる循環路39を設けたことを特徴とする。なお、その他の構成については、第一の実施の形態と同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
循環路39は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の押出管41にて構成されている。本実施の形態では、押出管41として、Al−Mn系の3003合金が採用されている。この3003合金は、アルミニウム合金の中でも、熱伝導性および加工性に優れており、循環路39を構成する押出管41の材料として好ましい。押出管41は、断面形状がアスペクト比の大きい扁平状に形成されている。押出管41は、フレーム材34の外周面に沿って接着されている(図8および図9参照)。押出管41は、扁平形状の平らな部分をフレーム材34に当接させることで、フレーム材34と面接触することとなる。押出管41は、隣り合う太陽電池パネル30同士を連結するとともに、太陽光発電装置1のフレーム3(図2参照)に接続するための、連結ロッドの役目も果たす。押出管41には、液体あるいは気体からなる冷媒40を循環させるポンプなどの循環装置(図示せず)が接続されており、冷媒40が押出管41内を循環されるように構成されている。
なお、押出管41は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製に限られるものではなく、他の金属であってもよい。但し、熱伝導性、軽量性を考慮するとアルミニウムまたはアルミニウム合金製であるのが好ましい。
以上のような構成の太陽光発電装置1によれば、積層型太陽電池31からフレーム材34に伝達された熱を、冷媒40によって効率的に除去することができる。特に、押出管41は、フレーム材34の外周の全周に亘って設けられているので、冷却効率が高い。したがって、太陽電池パネルの温度上昇防止効果が高まり、発電効率を大幅に向上することができる。さらに、冷媒40から熱を回収すれば、熱の有効利用も可能となる。
また、押出管41を、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて構成しているので、熱伝導性が良好であり、フレーム材34に伝達された熱を効率的に冷媒に伝達することができ、冷却効率を高めることができる。さらに、アルミニウムまたはアルミニウム合金は、加工性も高く、循環路39を容易に製造することができる。
さらに、押出管41は、断面扁平形状に形成されているので、フレーム材34との接触面積が大きく、熱伝導性が良好である。
[第四実施形態]
図10は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第四の形態を示した断面図である。
図10に示すように、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は、光透過性板材10と反射鏡20との間を通風可能に構成し、空気層2を通風路5として太陽電池パネル30を冷却するように構成したことを特徴とする。具体的には、太陽光発電装置1の外周縁部に設けられているフレーム3に通風口6が形成されており、その通風口6にはファン7が設けられている。ファン7は、少なくとも通風路5の上流端あるいは下流端のいずれかに設けられていればよく、通風路5の上流端および下流端の両方に設けられていてもよい。フレーム3に形成されている通風口6は、配列された太陽電池パネル30の延長線上に対応する位置に配置されている。なお、その他の構成については、第一の実施の形態と同様であるので、同じ符号を付して、その説明を省略する。
以上のような構成の太陽光発電装置1によれば、太陽電池パネル30の周囲に空気を流通させることができ、太陽電池パネル30の両面を有効に冷却できるとともに、反射鏡20に敷設されている赤外線吸収シート22の冷却も有効に行うことができる。さらに、冷却によって加熱された空気を所定の装置に供給すれば、回収された熱エネルギーを再利用することもできる、ハイブリット型の太陽光発電装置1を提供することが可能となる。
[第五実施形態]
図11は本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第五の形態を示した断面図である。
図11に示すように、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は、光透過性板材10と反射鏡20との間を通風可能に構成し、空気層2を通風路5として太陽電池パネル30を冷却するように構成し、さらに、反射鏡20の裏側(光透過性板材10とは反対側)に、通風路5と連通する第二の通風路8を形成したことを特徴とする。
本実施の形態では、反射鏡20の裏側(図中、紙面下側)に、反射鏡20と所定の間隔を隔てて板材9が設けられており、反射鏡20と板材9との間に第二の通風路8が形成されている。板材9は、第二の通風路8を外部と区画するために設けられており、光透過性を有するものでも、有さないものでもどちらでもよい。太陽光発電装置1の外周縁部に設けられているフレーム3は、光透過性板材10から、反射鏡20および板材9の外周縁部を覆うように構成されている。フレーム3の内周面には、光透過性板材10、反射鏡20および板材9の外周縁部が挿入され支持される係止溝3a,3a,3aがそれぞれ形成されている。
フレーム3の一側(図中、紙面右側)面には、通風路5に開口する通風口6と、第二の通風路8に開口する通風口12が形成されている。通風口6および通風口12は、それぞれ複数形成されており、配列された太陽電池パネル30の延長線上に対応する位置に配置されている。通風口6および通風口12にはファン7がそれぞれ設けられている。なお、ファン7は、通風口6または通風口12のいずれか一方に設けてもよい。反射鏡20には、通風路5と第二の通風路8とを連通させる連通口13が形成されている。連通口13は、フレーム3の通風口6,12が設けられた側(図中、紙面右側)とは逆側(図中、紙面左側)に形成されている。連通口13は、複数形成されており、配列された太陽電池パネル30の延長線上に対応する位置に配置されている。なお、空気の流通方向は、通風路5から第二の通風路8へ流れる方向であってもよいし、その逆に、第二の通風路8から通風路5へ流れる方向であってもよい。
以上のような構成の太陽光発電装置1によれば、ファン7を適宜作動させて、空気を通風口6、通風路5、連通口13、第二の通風路8、通風口12の順で循環させることで、太陽電池パネル30の周囲に空気を流通させることができ、太陽電池パネル30の両面を有効に冷却できる。さらに、通風路5を流通する空気によって、反射鏡20に敷設されている赤外線吸収シート22を冷却することができるとともに、第二の通風路8を流通する空気によって反射鏡20の裏面を冷却することができる。さらに、冷却によって加熱された空気を所定の装置に供給すれば、回収された熱エネルギーを再利用することもできる、ハイブリット型の太陽光発電装置1を提供することが可能となる。特に、本実施の形態では、空気を反射鏡20の裏面にも流通させているので、太陽光発電装置1の冷却効率が高いとともに、より多くの熱エネルギーを回収することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は前記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、前記の実施の形態では、反射鏡20をアルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成しているが、これに限られるものではなく、反射鏡は、ガラス板に銀を析出させた従来型のものであってもよい。
また、前記の実施の形態では、太陽電池パネル30は、連結ロッド34aを介してフレーム3に固定されているが、その固定位置および固定方法はこれに限られるものではない。図示しないが、例えば、太陽電池パネルを光透過性板材の裏面に、ボルト・ナットあるいは接着剤などによって直接固定してもよい。また、反射鏡から、固定用の脚部アーム(図示せず)を延出させて太陽電池パネルを空気層中で支持するようにしてもよい。
本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態を示した破断斜視図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態を示した平面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第一の形態であって、(a)は太陽電池パネルの一例を示した断面図、(b)は太陽電池パネルの他の例を示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第二の形態を示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第二の形態の太陽電池パネルを示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態を示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した斜視図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第三の形態の太陽電池パネルを示した平面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第四の形態を示した断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置を実施するための最良の第五の形態を示した断面図である。
符号の説明
1 太陽光発電装置
2 空気層
5 通風路
8 第二の通風路
10 光透過性板材
11 白板ガラス
20 反射鏡
22 赤外線吸収シート
30 太陽電池パネル
31 積層型太陽電池
32 光透過型太陽電池層
33 光透過性ガラス
34 フレーム材
36 カバー
38 複合材パッキン
39 循環路
40 冷媒
41 押出管

Claims (13)

  1. 光透過性板材と、この光透過性板材と所定の厚さの空気層を隔てて対向配置された反射鏡と、前記光透過性板材と前記反射鏡の間の空気層内に配置された太陽電池パネルとを備えた太陽光発電装置において、
    前記太陽電池パネルは、両面受光可能な積層型太陽電池と、この積層型太陽電池を両面から挟み込む一対の光透過性ガラスと、前記積層型太陽電池および前記光透過性ガラスの外周縁部を覆って支持するフレーム材とを備えて構成され、
    前記反射鏡の表面に、赤外線吸収シートが敷設された
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 光透過性板材と、この光透過性板材と所定の厚さの空気層を隔てて対向配置された反射鏡と、前記光透過性板材と前記反射鏡の間の空気層内に配置された太陽電池パネルとを備えた太陽光発電装置において、
    前記太陽電池パネルは、両面受光可能な積層型太陽電池を備えて構成され、
    前記積層型太陽電池は、バンドギャップエネルギーの異なる複数の光透過型太陽電池層にて構成されており、複数の前記光透過型太陽電池層は、前記反射鏡側から前記光透過性板材側に向かうに連れて、バンドキャップエネルギーが小さくなるように配置され、
    前記反射鏡の表面に、赤外線吸収シートが敷設された
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
  3. 前記反射鏡は、前記光透過性板材を透過して前記反射鏡まで到達した太陽光を前記太陽電池パネルに反射させる凹面を備えた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記太陽電池パネルは、前記反射鏡と対向する面側に無機蛍光体を含有して構成されるカバーを備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の太陽光発電装置。
  5. 前記カバーの前記基材は、耐熱衝撃性ガラスにて構成された
    ことを特徴とする請求項4に記載の太陽光発電装置。
  6. 前記積層型太陽電池および前記光透過性ガラスは、樹脂基材と熱伝導性を有する絶縁体粉末とで構成された複合材パッキンを介して、前記フレーム材に固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  7. 前記フレーム材に、冷媒を循環させる循環路を設けた
    ことを特徴とする請求項1または請求項6に記載の太陽光発電装置。
  8. 前記循環路は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の押出管にて構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽光発電装置。
  9. 前記反射鏡は、アルミニウムまたはアルミニウム合金にて形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の太陽光発電装置。
  10. 前記光透過性板材は、白板ガラスにて構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の太陽光発電装置。
  11. 前記光透過性板材は、光透過性樹脂にて構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の太陽光発電装置。
  12. 前記光透過性板材と前記反射鏡との間を通風可能に構成し、前記空気層を通風路として前記太陽電池パネルを冷却するようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の太陽光発電装置。
  13. 前記反射鏡の前記光透過性板材とは反対側に、前記通風路と連通する第二の通風路を形成した
    ことを特徴とする請求項12に記載の太陽光発電装置。
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