JP2006093225A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトでかつ製造を容易にするとともに、太陽電池素子を円滑に放熱して発電量を向上させることができる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】表面保護カバー11と裏面フィルム14との間に充填材12、太陽電池素子10、充填材12および金属製部材13をそれぞれ層状に介装してなる太陽電池モジュールAを前提とし、太陽電池素子と金属製部材との間に充填材を介装するとともに、太陽電池素子と裏面フィルムとの間に少なくとも金属製部材を介装する。そして、金属製部材の端部を、フレームレスモジュール1の端部において180゜折り返すように屈曲された第1屈曲部13aと、この第1屈曲部13aから裏面フィルムの下面に沿ってフレーム部15bの上面に接触しながら内方に延びたのちにそのフレーム部の内面に接触しながら下方に延びるように屈曲された第2屈曲部13bとによって、フレーム15に接触させている。
【選択図】図3

Description

本発明は、屋根などに設置される太陽電池モジュールに関するものである。
一般に、太陽電池モジュールとしては、表面保護カバーと裏面材との間に太陽電池素子、充填材および金属製部材が層状に介装されてなり、これらを周囲から覆う枠体によって保持されている。
ところで、多くの太陽電池素子は、高温時よりも低温時に高い電圧となる。その場合、発電状態の太陽電池モジュールの太陽電池素子の温度は、外気温よりも数十度高いため、電圧降下を生じて発電量を下げる一因となっている。
そこで、太陽電池素子の裏面に保護シートを介して発泡アルミニウム体を取り付け、太陽電池素子で生じた熱を迅速に発泡アルミニウム体により吸収して発電量を向上させるようにしたものが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−289104号公報
ところが、上記従来のものでは、発泡アルミニウム体は体積が大きく嵩張る上、発泡アルミニウム体と太陽電池素子とが別部材であるため、太陽電池モジュールの製造過程において段階的な組立工程が必要となり、工数が増して太陽電池モジュールの製造を簡単に行うことができない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンパクトでかつ製造を容易にするとともに、太陽電池素子を円滑に放熱して発電量を向上させることができる太陽電池モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、表面保護カバーと裏面材との間に太陽電池素子、充填材および金属製部材がそれぞれ層状に介装されてなる太陽電池モジュールを前提とする。そして、上記太陽電池素子と金属製部材の間に充填材を介装するとともに、上記太陽電池素子と裏面材との間に少なくとも金属製部材を介装し、上記金属製部材を、上記表面保護カバー、裏面材、太陽電池素子、充填材および金属製部材の周囲を覆う金属製枠体の少なくとも一部に接触させている。
この特定事項により、金属製部材が金属製枠体の少なくとも一部に接触しているので、この金属製部材が層状となるために薄く、その熱容量が小さくても、発電時に高温となる太陽電池素子の熱量が、充填材を介して金属製部材からボリュームのある金属製枠体に伝熱されて円滑に放熱されることになり、太陽電池素子の温度上昇を抑えて効率よく発電量を向上させることが可能となる。しかも、体積が大きく嵩張る発泡アルミニウム体を用いなくとも太陽電池素子の温度上昇が効率よく抑えられることにより、太陽電池モジュールを嵩張らせずにコンパクトなものにすることが可能となる。その上、太陽電池素子とは別部材となる発泡アルミニウム体を廃止して、太陽電池モジュールの製造過程において段階的な組立工程を不要とし、工数の減少に伴い太陽電池モジュールの製造を簡単に行うことが可能となる。
特に、裏面材を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
つまり、裏面材として裏面フィルムを適用し、金属製部材を、上記裏面フィルムと一体化している。
この特定事項により、製造工程において金属製部材と裏面フィルムとを別々にセッティングする必要がなく、一緒の行程でセッティングされるため、太陽電池モジュールの製造工程の短縮化を図ることが可能となる。
特に、充填材を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
つまり、充填材として、太陽電池素子と金属製部材との間において電気的絶縁を保つ材質を適用している。
この特定事項により、太陽電池素子と金属製部材とが充填材により電気的に絶縁され、太陽電池素子と金属製部材との電気的接触による漏電を防ぐことが可能となる。
また、太陽電池素子と金属製部材の間に絶縁物質を介在させている場合には、太陽電池素子と金属製部材とが絶縁物質によって確実に電気的絶縁され、太陽電池素子と金属製部材との電気的接触による漏電をより確実に防ぐことが可能となる。
ここで、金属製部材および絶縁物質を裏面フィルムと一体化している場合には、製造工程において金属製部材、絶縁物質および裏面フィルムの3つの部材を別々にセッティングする必要がなく、一度の行程でセッティングにされるため、太陽電池モジュールの製造工程の短縮をより一層図ることが可能となる。
特に、金属製部材を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
つまり、金属製枠体との接触面積を増加させる折り曲げ部を金属製部材に設けている。
この特定事項により、折り曲げ部によって金属製部材と金属製枠体との接触面積が増加し、発電時に高温となる太陽電池素子の熱量が、効率良く金属製部材から金属製枠体に伝熱されてより円滑に放熱され、太陽電池素子の温度上昇を効果的に抑えてより効率よく発電量を向上させることが可能となる。
ここで、折り曲げ部の金属製枠体と接触している部位の形状を金属製枠体の接触部分と同一にしている場合には、金属製部材と金属製枠体との接触面積がさらに増加し、太陽電池素子の熱量が、より効率良く金属製部材から金属製枠体に伝熱されて一層円滑に放熱され、太陽電池素子の温度上昇を効果的に抑えてより効率よく発電量を向上させることが可能となる。
更に、金属製枠体を設置する架台にも金属製部材を接触させている場合には、太陽電池素子の熱量が、さらに効率良く金属製部材から外部に伝熱されてより円滑に放熱され、太陽電池素子の温度上昇をより一層効果的に抑えてさらに効率よく発電量を向上させることが可能となる。
以上、要するに、発電時の太陽電池素子の熱量を、金属製部材を介して金属製枠体に伝熱して放熱することで、太陽電池素子の温度上昇を抑えて効率よく発電量を向上させることができる上、太陽電池モジュールを嵩張らせずにコンパクトなものにすることができるとともに、太陽電池モジュールの製造過程における段階的な組立工程を不要にして太陽電池モジュールの製造を簡単に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例1に係わる太陽電池モジュールのフレームレスモジュールを表面側(太陽光側)から見た斜視図、図2は同フレームレスモジュールを裏面側(設置面側)から見た斜視図を示している。
図1において、1はフレームレスモジュールであって、このフレームレスモジュール1は、縦方向(図1では上下方向)に2列、横方向(図1では左右方向)に7列並べた太陽電池素子10を備えている。また、図2に示すように、フレームレスモジュール1の裏面には、各太陽電池素子10により発電された電力を取り出すための端子ボックス3が取り付けられ、この端子ボックス3から延びるケーブル31,31を介して電力が電気機器(図示せず)に供給されるようになっている。
そして、図3に示すように、フレームレスモジュール1は、太陽光を受光する表面側(図3では上側)から順に、表面保護カバー11、充填材12(絶縁物質)、太陽電池素子10、充填材12(絶縁物質)、金属製部材13、裏面フィルム14(裏面材)を備え、これらが層状に積層されてなる。このとき、フレームレスモジュール1は、表面保護カバー11を基盤とし、順番に充填材12、電気的配線を施した太陽電池素子10、充填材12、金属製部材13、裏面フィルム14を順に重ねてセッティングし、ラミネート処理、架橋処理を行って製造される。
また、フレームレスモジュール1の周囲(端部)は、金属製枠体としてのフレーム15によって保護されており、このフレーム15と、フレームレスモジュール1(表面保護カバー11、充填材12、太陽電池素子10、充填材12、金属製部材13および裏面フィルム14)とによって、太陽電池モジュールAが構成されている。
表面保護カバー11は、ガラスやプラスチックなどの材質により形成されている。充填材12は、エチレンビニルアセテートなどの電気的絶縁を保つ樹脂により形成されている。太陽電池素子10は、シリコン系半導体やガリウム砒素などの化合物系半導体などに形成されている。金属性部材13は、熱伝導率や熱容量の観点からアルミニウムにより形成されている。裏面フィルム14は、耐候性に優れたPETフィルムなどにより形成されている。また、フレーム15も熱伝導率や熱容量の観点からアルミニウムにより形成されている。このフレーム15は、フレームレスモジュール1の周囲を挟み込む断面略コ字状の挟み込み部15aと、この挟み込み部15aの下面に一体的に設けられた断面矩形枠状のフレーム部15bとを備えている。そして、金属製部材13の端部は、フレームレスモジュール1の端部(裏面フィルム14の端部)において180゜折り返すように屈曲された第1屈曲部13a(折り返し部)と、この第1屈曲部13aから裏面フィルム14の下面に沿ってフレーム部15bの上面に接触しながら内方に延びたのちにそのフレーム部15bの内面(図3では左側面)に沿って接触しながら下方に延びるように屈曲された第2屈曲部13b(折り曲げ部)とによって、フレーム15に対し接触させている。この場合、金属製部材13のフレーム15と接触している部位の形状は、フレーム15の接触部分と同一形状となっている。
更に、金属製部材13は、上層および下層の充填材12,12によって上下から挟まれて一体成形されているとともに、裏面フィルム14とも一体成形されている。そして、金属製部材13の厚さは、厚ければ厚いほど太陽電池素子10からの発熱を効率よく吸収し放熱、伝熱できるが、生産工程を考えた場合、金属製部材13と裏面フィルム14とは一体成型し同時にセッティングすることが望まれるため、裏面フィルム14と一体成型しやすい30μm〜200μm程度に設定されている。
したがって、上記実施例1では、金属製部材13がフレーム15に接触しているので、この金属製部材13が30μm〜200μm程度と薄く、その熱容量が小さくても、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、充填材12を介して金属製部材13からボリュームのあるフレーム15に伝熱されて円滑に放熱されることになり、太陽電池素子10の温度上昇を抑えて効率よく発電量を向上させることができる。しかも、体積が大きく嵩張る発泡アルミニウム体を用いなくとも太陽電池素子10の温度上昇が効率よく抑えられることにより、太陽電池モジュールAを嵩張らせずにコンパクトなものにすることができる。その上、太陽電池素子10とは別部材となる発泡アルミニウム体を廃止して、フレームレスモジュール1の製造過程において段階的な組立工程を不要とし、工数の減少に伴いフレームレスモジュール1の製造を簡単に行うことができる。更に、金属製部材13は、上層および下層の充填材12,12によって上下から挟まれて一体成形されているとともに、裏面フィルム14とも一体成形されているので、製造工程において金属製部材13、充填材12および裏面フィルム14の3つの部材を別々にセッティングする必要がなく、一度の行程でセッティングにされるため、フレーレスモジュール1の製造工程の短縮化を図ることができる。
また、充填材12がエチレンビニルアセテートなどの電気的絶縁を保つ樹脂により形成されているので、太陽電池素子10と金属製部材13とが充填材12により電気的に絶縁され、太陽電池素子10と金属製部材13との電気的接触による漏電を防ぐことができる。
そして、金属製部材13の端部には、フレームレスモジュール1の端部(裏面フィルム14の端部)において180゜折り返すように屈曲された第1屈曲部13aと、この第1屈曲部13aから裏面フィルム14の下面に沿ってフレーム部15bの上面に接触しながら内方に延びたのちにそのフレーム部15bの内面に沿って接触しながら下方に延びるように屈曲された第2屈曲部13bとが設けられているので、第1および第2屈曲部13a,13bによって金属製部材13とフレーム15との接触面積が増加し、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、効率良く金属製部材13からフレーム15に伝熱されてより円滑に放熱され、太陽電池素子10の温度上昇を効果的に抑えてより効率よく発電量を向上させることができる。しかも、金属製部材13端部のフレーム15と接触している部位の形状が、フレーム15の接触部分と同一形状となっているので、金属製部材13とフレーム15との接触面積がさらに増加し、太陽電池素子10の熱量が、より効率良く金属製部材13からフレーム15に伝熱されて一層円滑に放熱され、太陽電池素子10の温度上昇を効果的に抑えてより効率よく発電量を向上させる上で非常に有利なものとなる。
次に、本発明の実施例2を図4に基づいて説明する。
この実施例では、金属製部材の構成を変更している。なお、金属製部材を除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一の部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本例では、図4に示すように、金属製部材41は、フレーム15のフレーム部15bの内面(図4では左側面)に対応する位置から下方に屈曲する屈曲部41a(折り曲げ部)を有し、この屈曲部41aによって金属製部材41の端部をフレーム部15bの内面に接触させながら下方に延ばしている。この場合、金属製部材41の端部は、屈曲部41aによって、裏面フィルム14に形成された切り込み14aを介して下方に導出されている。
これにより、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、充填材12を介して金属製部材41からフレーム15のフレーム部15bに伝熱されて円滑に放熱されることになり、太陽電池素子10の温度上昇を抑えて効率よく発電量を向上させることができる。
しかも、屈曲部41aは、裏面フィルム14に形成された切り込み14aを介して下方に導出されてフレーム部15bの内面に接触しているので、フレーム15のフレーム部15bの内面に対応する位置から金属製部材41の屈曲部41aを下方に屈曲させるだけで済み、金属製部材41に屈曲部41aを設ける加工を簡単に行うことができる。
次に、本発明の実施例3を図5に基づいて説明する。
この実施例では、フレームレスモジュールに絶縁物質からなるシートを追加している。なお、シートを除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一の部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本例では、図5に示すように、太陽電池素子10と金属製部材13との間には絶縁物である充填材12が設けられているが、太陽電池素子10の突起などにより、太陽電池素子10と金属製部材13とが電気的に接触する場合があり、これを防ぐために絶縁物質からなるシート42を太陽電池素子10と金属製部材13との間、つまり金属製部材13の太陽電池素子10側に配置している。シート42の材質としては、熱伝導性の高い熱可塑性樹脂の高密度ポリエチレンやナノ構造制御型エポキシ樹脂や熱伝導ゲルなどが適用されている。この場合、上層および下層の充填材12,12によって上下から挟まれて一体成形された太陽電池素子10と、金属製部材13と、絶縁物質からなるシート42とが一体成形されている。
これにより、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、充填材12およびシート42を介して金属製部材13からフレーム15のフレーム部15bに伝熱されて円滑に放熱されることになり、太陽電池素子10の温度上昇を抑えて効率よく発電量を向上させることができる。
しかも、金属製部材13の太陽電池素子10側に絶縁物質からなるシート42が配置されているので、太陽電池素子10の突起などによって太陽電池素子10と金属製部材13とが電気的に接触することが確実に防止され、太陽電池素子10と金属製部材13との電気的接触による漏電を確実に防止することができる。
更に、上層および下層の充填材12,12によって上下から挟まれて一体成形された太陽電池素子10と、絶縁物質からなるシート42と、金属製部材13および裏面フィルム14とが一体成形されているので、製造工程において充填材12、太陽電池素子10、シート42、金属製部材13および裏面フィルム14の5つの部材を別々にセッティングする必要がなく、一度の行程でセッティングにされるため、フレーレスモジュール1の製造工程の短縮化を大幅に図ることができる。
次に、本発明の実施例4を図6に基づいて説明する。
この実施例では、金属製部材の端部およびフレームの形状を変更している。なお、金属製部材の端部およびフレームを除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一の部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本例では、図6に示すように、フレーム5は、フレームレスモジュール1の周囲を挟み込む断面略コ字状の挟み込み部5aと、この挟み込み部5aの下面に一体的に設けられた断面矩形枠状のフレーム部5bとを備えている。また、フレーム部5bの内面(図6では左側面)は、凹凸形状に形成されている。
そして、金属製部材43の端部は、フレームレスモジュール1の端部(裏面フィルム14の端部)において180゜折り返すように屈曲された第1屈曲部43a(折り返し部)と、この第1屈曲部43aから裏面フィルム14の下面に沿ってフレーム部5bの上面に接触しながら内方に延びたのちにそのフレーム部5bの内面(凹凸部分)に沿って接触しながら下方に延びるように屈曲された第2屈曲部43b(折り曲げ部)とによって、フレーム5に対し接触している。この場合、金属製部材43のフレーム5と接触している端部の形状は、フレーム5の接触部分と同一形状となっている。
これにより、金属製部材43の端部は、フレーム5の接触部分、つまりフレーム部5bの内面(図6では左側面)の凹凸形状に沿って同一形状となっているので、フレーム5に対する金属製部材43の接触面積が増加することになる。このため、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、充填材12およびシート42を介して金属製部材41からフレーム15のフレーム部15bに効率よく伝熱されてより円滑に放熱されることになり、太陽電池素子10の温度上昇を抑えて効果的に発電量を向上させることができる。
次に、本発明の実施例5を図7に基づいて説明する。
この実施例では、金属製部材の端部の接触部位を変更している。なお、金属製部材の端部の接触部位を除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一の部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本例では、図7に示すように、太陽電池モジュールAは、その周囲のフレーム15が架台6によって屋根に取り付けられるようになっている。具体的には、架台6に太陽電池モジュールAのフレーム15を乗せ、アンカーボルト61にカバー62をはめて、ナット63により固定している。架台6の材質としては、アルミニウムなどが適用されている。
そして、金属製部材44の端部は、フレームレスモジュール1の端部(裏面フィルム14の端部)において180゜折り返すように屈曲された第1屈曲部44a(折り返し部)と、この第1屈曲部44aから裏面フィルム14の下面に沿ってフレーム部15bの上面に接触しながら内方に延びたのちにそのフレーム部15bの内面に沿って接触しながら下方に延びるように屈曲された第2屈曲部44b(折り曲げ部)とによって、フレーム44に対し接触しているとともに、架台6の底部内面に対し接触するように延長された延長部44cによって、架台6に対し接触している。この場合、金属製部材44のフレーム5および架台6と接触している端部の形状は、フレーム5および架台6の接触部分と同一形状となっている。また、太陽電池モジュールAを屋根面に設置した場合、架台6は太陽電池モジュールAを支持する部材であるため、おおよそ屋根と同じ長さを持つ長い部材であることが多く、その表面積も非常に大きなものとなる。
これにより、金属製部材43の端部は、第1および第2屈曲部44a,44bによってフレーム5に、延長部44cによって非常に表面積の大きな架台6にそれぞれ接触しているので、金属製部材43の接触面積が大幅に増加することになる。このため、発電時に高温となる太陽電池素子10の熱量が、充填材12およびシート42を介して金属製部材41からフレーム15のフレーム部15bおよび架台6に効率よく伝熱されてより円滑に放熱されることになり、太陽電池素子10の温度上昇を抑えてより効果的に発電量を向上させることができる。
また、金属製部材43が外部からの火種に対しての燃え抜けを妨げるため、耐火性能に優れた太陽電池モジュールAを構成することができる。
なお、上記実施例5では、金属製部材43端部の延長部44cを架台6に接触させたが、この延長部が接触しない架台の表面をフィン形状に構成してもよく、その場合には、太陽電池素子の熱量をさらに効率よく放熱させることができる。
本発明の実施例1に係わる太陽電池モジュールのフレームレスモジュールを表面側から見た斜視図である。 同太陽電池モジュールのフレームレスモジュールを裏面側から見た斜視図である。 同じく太陽電池モジュールのフレーム付近の断面図である。 本発明の実施例2に係わる太陽電池モジュールのフレーム付近の断面図である。 本発明の実施例3に係わる太陽電池モジュールのフレーム付近の断面図である。 本発明の実施例4に係わる太陽電池モジュールのフレーム付近の断面図である。 本発明の実施例5に係わる太陽電池モジュールのフレーム付近の断面図である。
符号の説明
10 太陽電池素子
11 表面保護カバー
12 充填材
13 金属製部材
13a 第1屈曲部(折り曲げ部)
13b 第2屈曲部(折り曲げ部)
14 裏面フィルム(裏面材)
15 フレーム(金属製枠体)
41 金属製部材
41a 屈曲部(折り曲げ部)
42 シート(絶縁物質)
43 金属製部材
43a 第1屈曲部(折り曲げ部)
43b 第2屈曲部(折り曲げ部)
44 金属製部材
44a 第1屈曲部(折り曲げ部)
44b 第2屈曲部(折り曲げ部)
5 フレーム(金属製枠体)
6 架台
A 太陽電池モジュール

Claims (8)

  1. 表面保護カバーと裏面材との間に太陽電池素子、充填材および金属製部材がそれぞれ層状に介装されてなる太陽電池モジュールであって、
    上記太陽電池素子と金属製部材の間には充填材が設けられているとともに、
    上記太陽電池素子と裏面材との間には少なくとも金属製部材が設けられており、
    上記金属製部材は、上記表面保護カバー、裏面材、太陽電池素子、充填材および金属製部材の周囲を覆う金属製枠体の少なくとも一部に接触していることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 上記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    裏面材としては、裏面フィルムが適用されており、
    金属製部材は、上記裏面フィルムと一体化されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 上記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    充填材としては、太陽電池素子と金属製部材との間において電気的絶縁を保つ材質が適用されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 上記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    太陽電池素子と金属製部材の間には、絶縁物質が介在していることを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 上記請求項4記載の太陽電池モジュールにおいて、
    金属製部材および絶縁物質は、裏面フィルムと一体化されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 上記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    金属製部材は、金属製枠体との接触面積を増加させる折り曲げ部を有していることを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 上記請求項6記載の太陽電池モジュールにおいて、
    折り曲げ部は、金属製枠体と接触している部位の形状が金属製枠体の接触部分と同一であることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 上記請求項1記載の太陽電池モジュールにおいて、
    金属製部材は、金属製枠体を設置する架台にも接触していることを特徴とする太陽電池モジュール。
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