JP2005217224A - 反射型の集光型太陽光発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 太陽光が透過または反射する部分に結露が生じにくい反射型の集光型太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】 太陽光Lを集光するための反射鏡26と、反射鏡26により集光された光を受光して発電する太陽電池セル52とを有する発電ユニット22を少なくとも1つ備え、その発電ユニット22が閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置10において、反射鏡26の裏面に溝46を形成する。このようにすると、溝46の底は結露が生じやすい形状であるので、結露は、まず、その溝46の底に生じ、しかも、その溝46は太陽光Lの経路ではない部分に形成されているために、暖まりにくいので、溝46の底に生じた結露は解消されにくい。従って、ケース内の湿気が結露として溝46の底に集中し、しかも長時間にわたってそこに保持されるので、太陽光Lが透過または反射される部分には結露が生じにくくなる。
【選択図】 図2
【解決手段】 太陽光Lを集光するための反射鏡26と、反射鏡26により集光された光を受光して発電する太陽電池セル52とを有する発電ユニット22を少なくとも1つ備え、その発電ユニット22が閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置10において、反射鏡26の裏面に溝46を形成する。このようにすると、溝46の底は結露が生じやすい形状であるので、結露は、まず、その溝46の底に生じ、しかも、その溝46は太陽光Lの経路ではない部分に形成されているために、暖まりにくいので、溝46の底に生じた結露は解消されにくい。従って、ケース内の湿気が結露として溝46の底に集中し、しかも長時間にわたってそこに保持されるので、太陽光Lが透過または反射される部分には結露が生じにくくなる。
【選択図】 図2
Description
本発明は反射型の集光型太陽光発電装置に関し、特に、その装置の結露対策に関する。
集光型太陽光発電装置(以下、単に装置ということもある)は、太陽光を集光させて太陽電池セルに照射することから、太陽電池セルを小さく(または少なく)することができる。そのため、低コスト化が可能である。この集光型太陽光発電装置を太陽光の集光形式で分類すると、凸レンズまたはフレネルレンズなどを透過させて太陽光を集光する透過型と、反射鏡により太陽光を反射させて集光する反射型があり、反射型には、多数の反射板を有し、その多数の反射板が全体として大きな反射板として機能し、それら多数の反射板からの反射太陽光を一箇所に集光するラージディッシュ型と、太陽光を集光する反射鏡とその反射鏡により集光された光を受光する太陽電池セルとを有する発電ユニットを複数備えた分散型(以下、分散反射型という)とがある。たとえば、分散反射型の装置は、非特許文献1に記載されている。
ダニエル・フュールマン(DANIEL FEUERMANNN)、ジェフリー・エム・ゴードン(JEFFREY M. GORDON)、小放物面反射器に基づく高濃度光起電力の設計(HIGH-CONCENTRATION PHOTOVOLATAIC DESIGNS BASED ON MINIATURE PARABOLIC DISHS)、"ソーラーエナジー(Solar Energy)"(英国)、エルセビア サイエンス(Elsevier Science Ltd)、2001、Vol.70、No.5、pp.423-430
ダニエル・フュールマン(DANIEL FEUERMANNN)、ジェフリー・エム・ゴードン(JEFFREY M. GORDON)、小放物面反射器に基づく高濃度光起電力の設計(HIGH-CONCENTRATION PHOTOVOLATAIC DESIGNS BASED ON MINIATURE PARABOLIC DISHS)、"ソーラーエナジー(Solar Energy)"(英国)、エルセビア サイエンス(Elsevier Science Ltd)、2001、Vol.70、No.5、pp.423-430
上述した種々の集光型式の集光型太陽光発電装置のうち、ラージディッシュ型は解放系であるために結露の問題が生じないが、他の型式、すなわち、透過型の装置および分散反射型の装置は、装置全体がケースに収容されているため、ケース内に結露が生じる場合があるという問題がある。
また、上記ケースには換気口が設けられることが一般的である。その理由は、装置内の温度の変動幅が大きいので、その温度変化に伴う圧力変化によってケースが壊れないようにするためである。しかし、換気口が設けられていると、その換気口から水分が流入してしまう。従って、雨が降り続いた場合には、ケース内の湿度も高くなり、その後、気温が冷え込んだ場合には、特に結露が生じやすい。また、装置内に油分が流入して、その油分が装置内の光学部材に付着すると、発電性能の低下を招くことから、換気口には、油分などの流入を防ぐためにフィルターがはめ込まれることがあるが、フィルターがはめ込まれると、装置内に入り込んだ水分が一層抜けにくくなり、結露がさらに生じやすくなる。ケースを密閉とすれば結露の問題は少なくなるのだが、密閉とするためには装置内の圧力変動に耐えうる高強度のケースを用いなくてはならず、高コストになってしまう。
また、装置の集光型式によっても結露の問題に差があり、透過型の装置においてフレネルレンズを用い、そのフレネルレンズの溝面をケース内側とした場合には、結露の問題が大きい。このような装置ではフレネルレンズの溝の底(溝の頂点)に結露が生じやすく、しかも、このフレネルレンズは、太陽光を屈折させつつ透過させる目的のものであるので、フレネルレンズでは太陽光はほとんど吸収されない。そのため、フレネルレンズは暖まりにくいので、フレネルレンズの溝に生じた結露は解消されにくく、フレネルレンズの溝に結露が生じたままでは、太陽光を目的通りに屈折させることができない。従って、湿気の多い日本において、透過型の装置を使用することは困難である。
これに対して、分散反射型の装置の場合には結露の問題が比較的少ない。その理由は、分散反射型の装置の場合には、反射鏡により太陽光を集光するからであり、反射鏡の反射面に結露が生じたとしても、その反射面は太陽光が照射されるので暖まりやすいことから、反射面の結露は比較的早期に解消する。また、ケースの上面(太陽光の入射面)は、透過型装置のフレネルレンズと同様に太陽光が透過する面であるが、ケースの上面には溝が形成されていないので、フレネルレンズほどは結露が生じない。
このように分散反射型の装置では結露の問題が比較的小さいが、気候条件によっては結露が生じる場合があるので、結露によって発電効率が低下する恐れが全くない訳ではない。従って、分散反射型の装置においても結露対策が望まれるが、仮に結露が生じても、結露が生じた部分が太陽光の経路(すなわち太陽光が透過または反射する部分)でなければ、発電効率が低下することはない。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするところは、太陽光が透過または反射する部分に結露が生じにくい反射型の集光型太陽光発電装置を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために種々検討を重ねる中で、フレネルレンズの溝面には結露が生じやすいという現象に着目した。そして、この現象を逆に利用して、太陽光が透過または反射する部分以外の部分に結露が生じやすい部分を作っておけば、太陽光が透過または反射する部分には結露が生じにくくなることを見いだした。本発明はかかる知見に基づいて成されたものである。
すなわち、前記目的を達成するための第1発明は、太陽光を集光するための反射鏡と、その反射鏡により集光された光を受光して発電する太陽電池セルとを有する発電ユニットを少なくとも1つ備え、その発電ユニットが閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置であって、前記ケース内の太陽光の経路とならない部分に、凹部または凸部が形成されていることを特徴とする。
また、第2発明は、太陽光を集光するための反射鏡と、その反射鏡により集光された光を受光して発電する太陽電池セルとを有する発電ユニットを少なくとも1つ備え、その発電ユニットが閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置であって、前記ケース内の太陽光の経路とならない部分に溝が形成されていることを特徴とする。
また、第3発明は、第2発明において、前記溝が前記反射鏡の裏面に形成されていることを特徴とする。なお、裏面とは、反射鏡の反射面の裏面だけでなく、反射鏡の外側面の裏面すなわち内側面も含まれる。
また、第4発明は、第3発明において、前記反射鏡の前記溝が形成されている部分がプラスチック製であることを特徴とする。
また、第5発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記ケースに換気口が設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、ケース内に結露の生じやすい形状である凹部または凸部が設けられているので、結露は、まず、その凹部の底や凸部の根元に生じ、しかも、その凹部や凸部は太陽光の経路ではない部分に形成されているために、暖まりにくいので、凹部の底や凸部の根元に生じた結露は解消されにくい。従って、ケース内の湿気が結露として凹部の底や凸部の根元に集中し、しかも長時間にわたってそこに保持されるので、太陽光が透過または反射される部分には結露が生じにくくなる。
第2発明によれば、ケース内に結露の生じやすい形状である溝が設けられているので、結露は、まず、その溝の底に生じ、しかも、その溝は太陽光の経路ではない部分に形成されているために、暖まりにくいので、溝の底に生じた結露は解消されにくい。従って、ケース内の湿気が結露として溝の底に集中し、しかも長時間にわたってそこに保持されるので、太陽光が透過または反射される部分には結露が生じにくくなる。
第3発明では、反射鏡の反射面により太陽光が高反射率で反射されるので、溝が形成されている反射鏡の裏面は特に暖まりにくい。そのため、一層、溝の底に結露が生じやすくなり、また、結露がそこに保持される時間が一層長くなるので、太陽光が透過または反射される部分は、より結露が生じにくくなる。
第4発明のように反射鏡の溝が形成されている部分がプラスチック製とされると、プラスチックは熱伝導率が低いので、反射鏡の裏面が一層暖まりにくくなる。そのため、より一層、溝の底に結露が生じやすくなり、また、結露がそこに保持される時間がより一層長くなるので、太陽光が透過または反射される部分は、より結露が生じにくくなる。
第5発明のようにケースに換気口が形成されている場合、前述のように装置全体の低コスト化が可能である反面、ケースが密閉される場合に比べて結露の問題が大きくなるので、本発明によって結露を防止する意義が大きい。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用された反射型の集光型太陽光発電装置10(以下、単に装置10という)の斜視図である。図1に示すように、装置10は、全体として直方体形状を成す閉じられたケース12を有している。このケース12は、太陽光の入射面を構成する透明ガラス板14が、上側に開口する下ケース16の開口面を塞いでいる構造を有している。この下ケース16には、ケース12の内と外とを連通する複数の換気口18が形成されている。なお、この換気口18には、装置10内に油分が流入することを防止するために、図示しないフィルタが嵌め入れられる。また、ケース12の下面には、脚20が固定されている。このケース12内には、図2に示す発電ユニット22が縦横にそれぞれ複数配列されている。
図2は、図1の装置10の部分拡大断面図である。発電ユニット22は、受光装置24と、その受光装置24と対を成す反射鏡26とからなる。この反射鏡26はプラスチック製であり、図3にその斜視図を示すように、平面形状が円形であり、基部28と湾曲部30とを有している。図2に戻って、湾曲部30は、基部28側とは反対側の面が中央側ほど基部28側へ凹む放物面とされ、その放物面に金属反射層すなわち反射面32が形成されている。また、湾曲部30の中央には、軸方向に貫通する貫通穴34が形成されている。
基部28は円筒状であり、この基部28の湾曲部30とは反対側の端部にボルト36が螺合されることにより、反射鏡26は下ケース16に固定される。また、ボルト36には、バネとして機能する複数の皿バネ座金38が挿し通されている。
上記ボルト36は、下ケース16に形成された貫通穴40に挿し通されており、この貫通穴40は、ボルト36の傾きをある程度許容するような径とされており、また、貫通穴40およびボルト36は、反射鏡26の基部28の周方向において複数(たとえば3つ、あるいは4つ)設けられているので、各ボルト36の締め付け具合が調整されることによって反射鏡26の中心軸axの角度が調整される。このボルト36は、反射鏡26の中心軸axの角度が調整された後に、接着剤により下ケース16に固定される。また、下ケース16には、反射鏡26の貫通穴34と重なる位置にも貫通穴42が形成されている。この貫通穴42は、反射鏡26の角度調整の際に、反射鏡26が平行方向にずれないようにするための位置固定棒(図示せず)が挿入されるためのものであるが、反射鏡26の中心軸axの角度が調整された後は、図2に示すように、蓋44が嵌め入れられており、蓋44は接着剤により下ケース16に固定されている。
上記反射鏡26の湾曲部30には、金属反射層32が形成されている側とは反対側の裏面に、多数の溝(すなわち凹部)46が一体形成されている。図4は、この溝46の平面形状を示すための反射鏡26の底面図であり、図4に示されるように、本実施例の溝46は、貫通穴34中心とする(すなわち反射鏡26の中心軸axを中心とする)同心円状に形成されている。この溝46は、結露を集中的に生じさせるためのものであり、そのために、溝46の底(頂点)は、溝46の深さ方向に平行な断面における形状が鋭角となるような形状とされている。なお、溝46の底の角度が鋭角であるほど、また、溝46が深いほど結露は生じやすい。
図2に戻って、受光装置24は、透明ガラス板14の反射鏡26側の面(装置10内部の面)において、その中心軸が反射鏡26の中心軸axと一致する位置に設けられている。
図5は、上記受光装置24の分解斜視図である。なお、図5の説明における上下方向は、図5の上下方向を意味し、実際の装置の上下方向とは異なる。
受光装置24は、正方形のアルミ基板48を備えており、このアルミ基板48が透明ガラス板14に固定される。帯状の下側リード電極50は電気絶縁性のエポキシ樹脂シート(図示略)を介してアルミ基板48上に固定され、その下側リード電極50の長手方向の中央に太陽電池セル52の下面が固定されている。太陽電池セル52は正方形であり、たとえば、7mm×7mmの外形寸法である。この太陽電池セル52の上面すなわち受光面には、左右端に、下側リード電極50と直交する方向にアルミ基板48上を延びる帯状の上側リード電極54の一端がそれぞれ接合されている。リード電極50、54によって区画されたアルミ基板48面上の四隅部にはそれぞれ角柱状且つアルミ製の支持体56が立設され、これら支持体56の上に正方形の透明ガラス製支持板58が載置固定されている。この支持板58は、たとえば、50mm×50mmであり、その上面中心には、集光レンズとしての平凸レンズ60の平面側が接合されており、支持板58の下面中心には、平凸レンズ60と光軸を一致させて、プリズム集光器である直方体プリズム62の光入射端面が接合されている。この直方体プリズム62の他方の端面である下端面は太陽電池セル52の受光面に接している。なお、透明ガラス製支持板58の上面には、直方体プリズム62が接続されている下面領域に対応する四角形領域64(図6)を除いて、アルミの蒸着膜が形成されている(図6の斜線)。これにより、透明ガラス製支持板58は、直方体プリズム62の上面(光入射端面)から外れた入射光を反射する反射板として機能する。
このように構成された装置10では、図2に示すように、太陽光Lは、透明ガラス板14を透過して装置10内に入射し、反射鏡26の反射面32で高反射率で反射されて受光装置24の平凸レンズ60に集光される。そして、平凸レンズ60に集光された太陽光は、直方体プリズム62に入射し、その内壁面で全反射を繰り返しつつ太陽電池セル52に照射される。
このように構成された装置10において結露が生じる場合、まず、溝46にその結露が生じる。図7は反射鏡26の湾曲部30付近の拡大断面図であり、図7に示すように、結露dは、溝46の底(頂点)に生じる。
以上説明したように、本実施例によれば、ケース12内に結露dの生じやすい形状である溝46が設けられているので、結露dは、まず、その溝46の底に生じ、しかも、その溝46は、反射鏡26の裏面すなわち太陽光Lの経路ではない部分に形成されているために、暖まりにくいので、溝46の底に生じた結露dは解消されにくい。従って、ケース12内の湿気が結露dとして溝46の底に集中し、しかも長時間にわたってそこに保持されるので、太陽光Lが透過または反射される部分には結露dが生じにくくなる。
また、本実施例によれば、反射鏡26の反射面32により太陽光Lが高反射率で反射されるので、溝46が形成されている反射鏡26の裏面は特に暖まりにくい。また、本実施例によれば、反射鏡26はプラスチック製とされており、プラスチックは熱伝導率が低いので、このことからも、反射鏡26の裏面は暖まりにくい。そのため、溝46の底には一層結露dが生じやすくなり、また、結露dがそこに保持される時間が一層長くなるので、太陽光Lが透過または反射される部分は、より結露dが生じにくくなる。
また、本実施例の装置10は、ケース12に換気口18が設けられているので、装置10全体の低コスト化が可能である反面、ケース12が密閉されている場合に比べて結露の問題が大きくなるので、溝46を設けて太陽光Lが透過または反射される部分の結露を防止する意義が大きい。
以上、本発明を図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施できる。
例えば、前述の実施例では、結露を生じさせるための凹部として、同心円状の溝46が設けられていたが、溝の形状はどのような形状でもよく、たとえば、放射状に多数の溝が形成されていてもよい。また、前述の実施例では、溝46の底の角度は鋭角であったが、鈍角であってもよい。また、溝46以外の凹部形状(たとえば、多数の穴)が設けられてもよい。また、溝すなわち凹部ではなく、凸部が設けられていてもよい。凸部の根元は、局所的に見れば、溝の底(特に溝の底の角度が鈍角であるもの)と同じ形状であるので、凸部の根元にも結露が生じやすいからである。なお、凹部と凸部の両方が設けられていてもよい。
また、前述の実施例では、凹部としての溝46は、湾曲部30の金属反射層32が形成されている側とは反対側の面に形成されていたが、凹部または凸部は、ケース12内であって、太陽光Lの経路とならない部分であればよく、たとえば、反射鏡26の基部28の内側面または外側面に形成されていてもよいし、下ケース16の内面に形成されていてもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
10:反射型の集光型太陽光発電装置
12:ケース
18:換気口
22:発電ユニット
26:反射鏡
46:溝(凹部)
52:太陽電池セル
L:太陽光
12:ケース
18:換気口
22:発電ユニット
26:反射鏡
46:溝(凹部)
52:太陽電池セル
L:太陽光
Claims (5)
- 太陽光を集光するための反射鏡と、該反射鏡により集光された光を受光して発電する太陽電池セルとを有する発電ユニットを少なくとも1つ備え、該発電ユニットが閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置であって、
前記ケース内の太陽光の経路とならない部分に、凹部または凸部が形成されていることを特徴とする反射型の集光型太陽光発電装置。 - 太陽光を集光するための反射鏡と、該反射鏡により集光された光を受光して発電する太陽電池セルとを有する発電ユニットを少なくとも1つ備え、該発電ユニットが閉じられたケースに収容された反射型の集光型太陽光発電装置であって、
前記ケース内の太陽光の経路とならない部分に溝が形成されていることを特徴とする集光型太陽光発電装置。 - 前記溝が前記反射鏡の裏面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の反射型の集光型太陽光発電装置。
- 前記反射鏡の前記溝が形成されている部分がプラスチック製であることを特徴とする請求項3に記載の反射型の集光型太陽光発電装置。
- 前記ケースに換気口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の反射型の集光型太陽光発電装置。
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