JP4862851B2 - 光出力装置および当該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

光出力装置および当該装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は光出力装置および当該装置を備えた画像形成装置に関し、詳しくは、光出力装置の光出力部の保護に関する。
例えば、特許文献1には、カバーオープン時にレーザダイオードの電源を遮断し、かつカバーオープンをソフト的に検出する技術が開示されている。上記従来技術文献では、カバーオープンをソフト的にも検出することで、感光ドラムの駆動や搬送手段の駆動を行うモータ動作を、モータの駆動電源側だけでなくモータの制御回路側でも停止させるようにしているので、二重の保護機能を奏する。
また、レーザダイオードを有する出力部についても、ソフト的にカバーオープンが検出されると停止されるものがある。
特開平07−244452号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、電源の遮断時、ソフト的に電源の遮断を検出するまでは、電源遮断のために低下した出力を上昇させようとする制御がなされ、出力部(レーザダイオード)の劣化を促進してしまう虞がある。また、ソフト的に電源の遮断を検出する前に電源が復帰した場合、同様に出力を上昇させようとする制御がなされ、しかも、ソフト的に電源の遮断および復帰が検出されずにこれらの動作が繰り返されると、さらなる出力部の劣化を促進してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電源の遮断等に起因する出力部の劣化を好適に抑制する技術を提供するものである。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明の光出力装置は、光源から光を出力する出力部と、前記光の出力パワーを所定の値に維持するためのフィードバック制御信号を生成するフィードバック信号生成部であって、電源の投入時において前記光の出力パワーを徐々に増加させるために、前記フィードバック制御信号を徐々に立上がるように生成し、該生成されたフィードバック制御信号を前記出力部に提供するフィードバック信号生成部と、前記出力パワーの所定の値を設定し、前記出力部の出力を制御する制御部と、前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電して前記フィードバック制御信号の立下がりを早める放電回路と、前記出力部への電源の電圧を監視し、前記電源の遮断または復帰を検出する電源電圧監視回路であって、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電させる電源電圧監視回路とを備える。
本構成によれば、光の出力パワーを所定の値に維持するためのフィードバック制御信号が徐々に立上がるように生成されるため、フィードバック制御信号を、例えばPWM信号に基づいて生成する場合においても、PWM信号に起因する出力のリップル成分を抑制することができる。さらに、電源の遮断時においては、電源電圧監視回路の制御によって、放電回路を用いてフィードバック信号生成部に蓄積された電荷が放電されてフィードバック制御信号の立下がりが早められる。そのため、電源の遮断時にフィードバック信号生成部に残留する電荷によって出力部から光が出力されることが防止される。すなわち、電源の遮断時に素早く光を消灯することができる。その結果、電源の遮断等に起因する出力部、例えばレーザダイオード(光源)の劣化を好適に抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明の光出力装置において、前記フィードバック信号生成部は、前記光の出力パワーに応じた光検出信号を生成する光検出部と、前記光検出信号の電圧と基準電圧とを比較し、前記基準電圧が前記光検出信号の電圧より大きい場合に、前記光の出力パワーを増加させる比較信号を生成する比較演算回路とを含み、前記制御部は、前記基準電圧を設定する設定信号を生成し、前記フィードバック信号生成部は、さらに、前記設定信号を受け取り、第1の時定数によって前記設定信号を徐々に立上げて前記基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記比較信号を受け取り、第2の時定数によって前記比較信号を徐々に立上げて前記フィードバック制御信号を生成し、該フィードバック制御信号を前記出力部に提供する時定数回路と、を含み、前記制御部は、前記基準電圧を設定する設定信号を生成し、前記電源電圧監視回路は、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記基準電圧発生回路および前記時定数回路の少なくとも一方に蓄積された電荷を放電させる。
本構成によれば、電源の投入時においては、基準電圧を、例えばPWM信号である設定信号から生成する場合においても、基準電圧発生回路および時定数回路の時定数を適宜設定して、PWM信号に起因する出力のリップル成分を抑制することができる。さらに、電源の遮断時においては、基準電圧発生回路および時定数回路の少なくとも一方に蓄積された電荷が放電回路によって即座に放電される。そのため、電源の遮断時に時定数回路に残留する電荷によって出力部から光が出力されることが防止される。すなわち、電源の遮断時に素早く光を消灯することができる。
また、基準電圧を光検出信号の電圧、例えばピークホールド電圧よりも早く降下させることができるため、基準電圧発生回路の時定数を大きくして、電源の投入時において、PWM信号に起因する出力のリップル成分を抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明の光出力装置において、前記放電回路は、前記基準電圧発生回路および前記時定数回路に対して共通化して制御される。
本構成によれば、基準電圧発生回路および時定数回路の電荷を放電させる場合に、放電回路に対する制御が簡易化される。
第4の発明は、第2または第3の発明の光出力装置において、前記光検出部は、前記光検出信号のピーク値をホールドするピークホールド回路を含み、前記放電回路は、前記ピークホールド回路よりも早い放電特性を有する。
本構成によれば、基準電圧およびフィードバック制御信号を光検出信号の電圧、例えばピークホールド電圧よりも早く降下させることができるため、電源の遮断時に、確実に光を素早く消灯することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか一つの発明の光出力装置において、前記出力部への電源を切断するインターロックスイッチが、当該光出力装置の電源端子と前記出力部との間に設けられ、前記電源電圧監視回路は、前記インターロックスイッチと前記前記出力部との間の電圧を監視する。
本構成によれば、電源電圧監視回路は、インターロックスイッチによる電源の遮断および復帰も好適に検出することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれか一つの発明の光出力装置において、前記出力部は、前記光源に駆動電流を供給する電圧−電流変換回路を含み、前記電源電圧監視回路は、前記電源電圧が所定値以下となった後に前記電源電圧が復帰した場合、少なくとも前記制御部が前記電源の遮断を検出できる時間より長い所定時間の間、前記電圧−電流変換回路の動作をリセットさせるリセット信号を前記電圧−電流変換回路に供給する。
本構成によれば、制御部がソフト的に検出できない間隔でカバーがオープン/クローズされた場合であっても、電圧−電流変換回路が、所定時間(少なくとも制御部が電源の遮断を検出できる時間より長い時間)リセットされるため、光の出力パワーの上昇が抑制され、光源、例えばレーザダイオードを劣化させることを防止できる。
第7の発明は、第6の発明の光出力装置において、前記制御部は、前記電源の遮断を検出した場合、前記電圧−電流変換回路の動作を無効にするディスイネーブル信号を前記電圧−電流変換回路に供給するとともに、前記ディスイネーブル信号を前記放電回路に供給して、前記ディスイネーブル信号によって前記放電回路による放電機能を実行させる。
本構成によれば、制御部がソフト的に電源の遮断を検出した場合においても、フィードバック信号生成部に蓄積された電荷が放電されてフィードバック制御信号の立下がりが早められる。すなわち、電源の遮断時に素早く光を消灯することができる。
第8の発明は、第2〜7のいずれか一つの発明の光出力装置において、前記出力部は、前記制御部から供給されるデータ信号を用いて前記光源を駆動する変調信号を生成する高速変調回路を含み、前記比較回路および前記ピークホールド回路はそれぞれ演算増幅器を含み、少なくとも、前記放電回路、前記電源電圧監視回路、前記高速変調回路および前記演算増幅器は、1つのICに集積化されて形成されている。
本構成によれば、光出力装置が小型化されるとともに、そのコストが低減される。
第9の発明の画像形成装置は、第1〜8のいずれか一つの発明の光出力装置と、前記光出力装置の前記出力部から出力される前記光を用いて画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にアクセスために開閉可能な開閉カバーと、前記開閉カバーのオープンによって前記電源を遮断し、前記開閉カバーのクローズによって前記電源を復帰させる電源切替部とを備える。
本構成によれば、開閉カバーのオープン時、光出力装置の出力部の劣化を抑制することができる。
第10の発明は、第9の発明の画像形成装置において、通常の印字処理を行う通常モードと、トナーの使用量を削減したトナーセーブモードとを有し、前記制御部は、前記通常モードと前記トナーセーブモードとの切り替えを、前記基準電圧を設定変更することによって行うとともに、前記基準電圧を設定変更する際に、前記放電回路によってフィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電させる。
本構成によれば、モード変更の際に、放電回路によってフィードバック信号生成部に蓄積された電荷が放電されるため、モード変更時間が短縮される。
本発明の光出力装置によれば、電源の遮断等に起因する出力部の劣化を好適に抑制することができる。
<実施形態>
1.画像形成装置の構成
本発明の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係る構成を概略的に示す要部側断面図である。ここでは、画像形成装置がレーザプリンタ10に適用された例が示される。
レーザプリンタ10は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム31、32、33、34、並びに4つの現像ローラ36、37、38、39を備えた、いわゆるダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。なお、以下の説明においては、前側とは図1の右側を示すものとする。また、画像形成装置はカラーレーザプリンタに限られず、例えば、モノクロレーザプリンタであってもよいし、ファクシミリ機能およびコピー機能を備えた、いわゆる複合機であってもよい。
レーザプリンタ10はボックス状をなす本体ケーシング11を備えている。本体ケーシング11の内部には、給紙部21、光出力装置20、用紙を搬送する用紙搬送部23、光出力装置20から出力される光を用いて画像を形成する画像形成部25、およびスキャナ部27が下から順に積み重ねて配置されている。画像形成部25には、感光体ドラム31、32、33、34および現像ローラ36、37、38、39等が含まれる。
また、本体ケーシング11の前面は、画像形成部25にアクセスするためのアクセス口とされ、そこには、フロントカバー(開閉カバーの一例)15が回動操作可能に設置されている。これにより、アクセス口を閉止、或いは開放出来るようになっている。また、フロントカバー15の操作に連動して動作する機械式のインターロックスイッチ(電源切替部の一例)22がフロントカバー15に隣接して配置されている。インターロックスイッチ22は、フロントカバー15のオープンによって少なくとも光出力装置20の一部に供給される電源を遮断し、フロントカバー15のクローズによって少なくとも同電源を復帰させる。
スキャナ部27にはポリゴンミラー(図示せず)、並びにブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応して、光出力装置20に含まれる4つのレーザダイオード(本発明における「光源」の一例)LD1〜LD4(図示せず)が内蔵されている。各レーザダイオードLD1〜LD4から出射された各レーザ光(本発明における「光」の一例)L1〜L4は、ポリゴンミラー(図示せず)で偏向されて、fθレンズ(図示せず)を通過する。その後、光路上に設置される反射鏡などの光学部品によって向きを変えられ、図1に示すように各感光体ドラム31、32、33、34の表面に高速走査にて照射される。これにより、各感光体ドラム31〜34上に静電潜像が形成される。その後、現像工程、転写工程、定着工程を経ることで用紙搬送経路Gを送られてくる用紙に画像を形成させ、画像形成後の用紙を本体ケーシング11の上面壁11Aに設けられる排紙トレイ上に排紙するように構成されている。
レーザプリンタ10は、通常の印字処理を行う通常モードと、トナーの使用量を削減したトナーセーブモードとを有している。通常モードとトナーセーブモードとの切り替えに際して、レーザプリンタ10は、光出力装置20によって各レーザダイオードLD1〜LD4から出射される各レーザ光L1〜L4の出力パワーを変更する。
2.光出力装置の構成
次に、図2および図3を参照して、本発明の光出力装置20の一実施形態に係る回路構成について説明する。ここでは、光出力装置20は、画像形成装置の一例である上記レーザプリンタ10に設けられる例が示される。また、制御回路41を除く、光出力装置20の各回路構成は、レーザプリンタ10の4つのレーザダイオードLD1〜LD4に対応して個別に設けられるが、その構成は各レーザダイオードLD1〜LD4に対して同一のため、図2にはレーザダイオードLD1に対する構成のみが示される。ここで、制御回路(本発明の「制御部」の一例)41は、各レーザダイオードLD1〜LD4に対して共有に設けられる。なお、光出力装置20はレーザプリンタ10に設けられる例に限られない。また、光源もレーザダイオードLD1〜LD4に限られない。
光出力装置20は、大きくは、出力部50、制御回路41、フィードバック信号生成部40、放電回路62、および電源電圧監視回路61を備える。
出力部50は、レーザダイオードLD1からレーザ光L1を出力する。制御回路41は、出力部50の出力を制御する。フィードバック信号生成部40は、レーザ光L1の出力パワーを所定の値に維持するためのフィードバック制御信号Voを生成する。また、フィードバック信号生成部40は、電源(電圧)Vccの投入時においてレーザ光L1の出力パワーを徐々に増加させるために、フィードバック制御信号Voを徐々に立上がるように生成し、該生成されたフィードバック制御信号Voを出力部50に提供する。
放電回路62は、フィードバック信号生成部40に蓄積された電荷を放電してフィードバック制御信号Voの立下がりを早める。電源電圧監視回路61は、出力部50への電源電圧Vccを監視し、同電源Vccの遮断または復帰を検出する。電源電圧監視回路61は、電源Vccの遮断を検出した場合、放電回路62を制御して、フィードバック信号生成部40に蓄積された電荷を放電させる。
以下、光出力装置20の構成をさらに詳しく説明する。図2に示されるように、出力部50は、電圧−電流変換回路51、高速変調回路52、およびレーザダイオードLD1を含む。
フィードバック信号生成部40は、光検出部、基準電圧発生回路42、比較演算回路45、時定数回路46、およびフォトダイオードPD1を含む。
フィードバック信号生成部40の光検出部は、レーザ光L1の出力パワーに応じた光検出信号(Ip、Vpd、Vph)を生成し、フォトダイオードPD1、電流−電圧変換回路43、およびピークホールド回路44を含む。
フォトダイオードPD1は、レーザダイオードLD1からのレーザ光を受光し、そのレーザ光の光強度の大きさに従った光検出電流(信号)Ipを生成し、光検出電流Ipを電流−電圧変換回路43に出力する。フォトダイオードPD1は、例えば、レーザダイオードLD1と同一パッケージ内に封止された構成になっており、レーザダイオードLD1のカソードとフォトダイオードPD1のカソードが互いにグランドに接続されている。
電流−電圧変換回路43は、光検出電流Ipを受け取り、光検出電流Ipを光検出電圧Vpdに変換し、光検出電圧(信号)Vpdをピークホールド回路44に供給する。電流−電圧変換回路43は、図3に示されるように、例えば、グランドとフォトダイオードPD1のアノードとの間に接続された1つの抵抗R4から構成される。
ピークホールド回路44は、光検出電圧Vpdを受け取り、そのピーク値を所定時間、ホールドする。ピークホールド回路44は、図3に示されるように、例えば、演算増幅器(以下「オペアンプ」という)OP2を含み、その非反転入力端子に光検出電圧Vpdを受け取る。また、オペアンプOP2の出力端子にはダイオードD3のアノードが接続され、ダイオードD3のカソードがオペアンプOP2の反転入力端子に接続されている。ダイオードD3のカソードには、さらに、コンデンサC3および抵抗R3が接続され、コンデンサC3および抵抗R3の他の端子は、グランドに接続されている。このようなピークホールド回路44の構成によって、ダイオードD3のカソードに接続されたコンデンサC3の端子には、コンデンサC3が充電されている間、光検出電圧Vpdのピーク値がホールドされてホールド電圧(信号)Vphが形成される。ホールド電圧Vphは、比較演算回路45に供給される。
また、制御回路41は、ここでは、例えばASIC(特定用途向け集積回路)によって構成される。制御回路41は、出力部50の出力を制御するために、基準電圧Vrefを設定する設定信号Vsetを生成し、設定信号Vsetを基準電圧発生回路42に供給する。ここで、設定信号Vsetは、例えばPWM(パルス幅変調)信号であり、PWM信号のパルス幅が所定値に設定されることによって、基準電圧発生回路42の基準電圧Vrefが設定され、レーザダイオードLD1の出力パワーが設定される。
基準電圧発生回路42は、設定信号Vsetを受け取り、第1の時定数τ1によって設定信号Vsetを徐々に立上げて基準電圧Vrefを発生する。基準電圧Vrefは比較演算回路45に供給される。基準電圧発生回路42は、図3に示されるように、抵抗R1とコンデンサC1とからなり、第1の時定数τ1は、τ1=R1×C1となる。
比較演算回路45は、ホールド電圧(光検出信号の電圧)Vphと基準電圧Vrefとを比較し、その差に応じた比較信号Vcomを生成する。その際、基準電圧Vrefがホールド電圧Vphより大きい場合に、レーザ光の出力パワーを増加させる比較信号Vcomを生成する。比較信号Vcomは時定数回路46に供給される。比較演算回路45は、図3に示されるように、例えば、オペアンプOP1、抵抗R5、および抵抗R6を含む。オペアンプOP1の反転入力端子に、抵抗R5を介してホールド電圧Vphが供給され、その非反転入力端子に基準電圧Vrefが供給される。抵抗R6は、オペアンプOP1の出力と反転入力端子との間に接続される。抵抗R5および抵抗R6によってオペアンプOP1の増幅度が設定される。
時定数回路46は、図3に示されるように、第2の時定数τ2を形成する、抵抗R2とコンデンサC2とを含む。時定数回路46は、比較信号Vcomを比較演算回路45から受け取り、第2の時定数τ2(=R2×C2)によって比較信号Vcomを徐々に立上げてフィードバック制御信号Voを生成する。フィードバック制御信号Voは、出力部50、詳しくは、出力部50の電圧−電流変換回路51に提供される。
また、電圧−電流変換回路51に電源Vccを供給する電源端子VCCと電圧−電流変換回路51との間には、上記インターロックスイッチ22が設けられている。インターロックスイッチ22は、フロントカバー15の開放に連動して電源Vccを供給する電源ラインを開路し、フロントカバー15の閉止動作に連動して同電源ラインを閉路する。これにより、印刷中などレーザダイオードLD1〜LD4に駆動電流が供給されている状態で、フロントカバー15が開放されると、各レーザダイオードLD1〜LD4に対する駆動電流の供給が同時に停止され、各レーザ光L1〜L4の出射が中断される。
また、放電回路62は、図3に示されるように、ダイオードD1、抵抗R7、トランジスタT1および抵抗R9からなる第1放電回路と、ダイオードD2、抵抗R8、トランジスタT2および抵抗R10からなる第2放電回路とを含む。第1放電回路の抵抗R9が基準電圧発生回路42のコンデンサC1に接続され、トランジスタT1がオンした場合に、コンデンサC1の電荷が抵抗R9およびトランジスタT1を介して放電される。また、第2放電回路の抵抗R10が時定数回路46のコンデンサC2に接続され、トランジスタT2がオンした場合に、コンデンサC2の電荷が抵抗R10およびトランジスタT2を介して放電される。
なお、第1放電回路と第2放電回路とは、ダイオードD1のカソードとダイオードD2のカソードとが接続されることによって、共通化されている。そのため、第1放電回路および第2放電回路は、イネーブル信号ENあるいはリセット信号Vrによって、同時にオン/オフされる。また、放電回路62は、ピークホールド回路44よりも早い放電特性を有する。そのため、基準電圧発生回路42および時定数回路46に蓄積された電荷は、ピークホールド回路44に蓄積された電荷より早く放電される。
また、電源電圧監視回路61は、図3に示されるように、リセット集積回路IC1、抵抗R11、および抵抗R12を含む。抵抗R11はインターロックスイッチ22と電圧−電流変換回路51との間に接続される。そして、インターロックスイッチ22と電圧−電流変換回路51との間の電源(電圧)Vcciが抵抗R11と抵抗R12によって分圧されて分圧電圧Vdが生成され、分圧電圧Vdがリセット集積回路IC1に提供される。リセット集積回路IC1は、例えば、分圧電圧Vdが所定値以下となった場合に、電源Vcciの遮断を検出し、リセット信号Vrを生成する。リセット信号Vrは、電圧−電流変換回路51および放電回路62に供給される。また、リセット信号Vrは、カバーオープン信号として制御回路41に提供される。制御回路41は、所定のプログラム処理に従って、カバーオープン信号を受けてから所定時間の後にフロントカバー15の開放を認識する。
なお、上記光出力装置20の構成において、少なくとも、高速変調回路52、比較演算回路45のオペアンプOP1、ピープホールド回路のオペアンプOP2、電源電圧監視回路61、および放電回路62は、1つのICに集積化されて形成されている。そのため、光出力装置20が小型化されるとともに、そのコストが低減される。
3.光出力装置の作用・効果
次に、以上のように構成された光出力装置20の作用・効果を図4〜図7のタイムチャートを参照して説明する。
3−1. 定常動作時
図4は、光出力装置20の定常動作時の各種信号の推移を示すタイムチャートである。今、図4の時刻t0において、レーザプリンタ10に対して印字要求がなされると、制御回路41は、イネーブル信号EN(負論理)を論理ハイレベルから論理ローレベルに変化させると、回路動作、具体的には、電圧−電流変換回路51の回路動作が開始される。すなわち、ここでは、イネーブル信号ENがローレベルのときに、電圧−電流変換回路51の動作が有効化される。
次いで、図4の時刻t1においてDATA信号がハイからローに変化してレーザダイオードLD1の起動が開始されると、基準電圧Vrefは第1時定数τ1にしたがって徐々に立上がり、その後所定値に維持される。それに伴ってフィードバック制御信号Voも第2時定数τ2にしたがって徐々に立上がり、その後所定値に維持される。それに伴って、レーザダイオードLD1の出力パワーおよびホールド電圧Vphも徐々に増加し、その後所定値に維持される。そして、図4の時刻t2においてDATA信号がローからハイに変化すると、レーザダイオードLD1の起動が終了され、レーザダイオードLD1の出力パワーもゼロに低下する。
次いで、図4の時刻t3において所定ページの印字が開始されると、印字データ情報を有するDATA信号が高速変調回路52に提供される。高速変調回路52はDATA信号にしたがってフィードバック制御信号Voを変調して、レーザダイオードLD1を駆動する駆動電流信号(本発明の変調信号に相当する)を生成する。レーザダイオードLD1は駆動電流信号によって駆動され、各印字データに対応した出力パワーのレーザ光L1を感光体ドラム31に照射する。そして、図4の時刻t4において所定ページの印字を終了する。
なお、図4に示すように、時刻t2と時刻t3との間でもDATA信号がハイからローに変化してレーザダイオードLD1が駆動されるのは、駆動されたレーザダイオードLD1のレーザ光L1を光学センサ(図示せず)に検出させるためである。このようにレーザ光L1が光学センサによって検出されることにより、制御回路41はレーザ光L1の走査位置を認識することができるので、印字開始タイミング、即ち、時刻t3を好適に決定することができる。
そして、図4の時刻t5において印字要求にかかる所定ページ数の印字が終了すると、図4の時刻t6において、制御回路41は、イネーブル信号ENを論理ローレベルから論理ハイレベルに変化させる。すると、回路動作、具体的には、電圧−電流変換回路51の回路動作が停止される。このときイネーブル信号ENは放電回路62にも供給されるため、放電回路62のトランジスタT1およびトランジスタT2がオンされ、基準電圧発生回路42のコンデンサC1および時定数回路46のコンデンサC2の電荷が放電される。そのため、基準電圧Vrefおよびフィードバック制御信号Voは、ホールド電圧Vphよりも早く低下してゼロ[V]となる。
3−2. 印字中に電源がオフされた場合
図5は、印字中に電源がオフされた場合の、光出力装置20の各種信号の推移を示すタイムチャートである。
今、図5に示す時刻t0において電源Vccがオフされたとする。すると、電源電圧Vccが低下して、図5に示す時刻t1において、電源電圧Vccが電源電圧監視回路61によってその遮断を検出するレベルまで低下すると、電源電圧監視回路61のリセット集積回路IC1は、リセット信号Vrを、放電回路62のトランジスタT1およびT2をオンさせる有効なレベルまで立上げる。なお、電源電圧監視回路61による電源Vccの遮断検出レベルは、リセット信号Vrがこの有効なレベルまで立上げることのできる検出レベルとされる。
リセット信号Vrが有効なレベルまで立上がることによって、放電回路62のトランジスタT1およびT2がオンし、基準電圧発生回路42のコンデンサC1および時定数回路46のコンデンサC2の電荷が放電される。このとき、上記したように、放電回路62は、ピークホールド回路44よりも早い放電特性を有するため、基準電圧Vrefはホールド電圧Vphよりも早く低下し、それによって、フィードバック制御信号Voもホールド電圧Vphよりも早く低下する。そのため、フィードバック制御信号Voの低下速度に応じてLDパワーも、電源電圧Vccの低下に応じて素早く低下する。その結果、印字中に電源Vccがオフされた場合であっても、フィードバック信号生成部40に残留する電荷によってレーザダイオードLD1から光が出力されることが防止される。すなわち、電源Vccの遮断時に素早くレーザ光L1を消灯することができる。その結果、電源Vccの遮断に起因する出力部50、例えばレーザダイオードLD1の劣化を好適に抑制することができる。
3−3. フロントカバーがオープンされた場合
次に、図6は、電源電圧Vccが供給中にフロントカバー15がオープンされ、インターロックスイッチ22がオフされた場合の、光出力装置20の各種信号の推移を示すタイムチャートである。
今、電源電圧Vccの供給中において、図6に示す時刻t0においてフロントカバー15が開放され、インターロックスイッチ22がオフされたとする。すると、インターロックスイッチ22と電圧−電流変換回路51との間の電源電圧Vcciがほぼ瞬時にゼロ[V]に低下する。そのため、電源電圧監視回路61のリセット集積回路IC1は、ほぼ時刻t0にリセット信号Vrを立上げる。
すると、リセット信号Vrがハイレベルまで立上がることによって、放電回路62のトランジスタT1およびトランジスタT2がオンし、コンデンサC1およびコンデンサC2の電荷が放電される。このとき、基準電圧Vrefはホールド電圧Vphよりも早く低下し、それによって、フィードバック制御信号Voもホールド電圧Vphよりも早く低下する。そのため、フィードバック制御信号Voの低下速度に応じてLDパワーも、電源電圧Vcciの低下に応じて素早く低下する。その結果、フロントカバー15の開放され、インターロックスイッチ22がオフされた場合であっても、フィードバック信号生成部40に残留する電荷によってレーザダイオードLD1からレーザ光L1が出力されることが防止される。すなわち、フロントカバー15の開放時に素早くレーザ光L1を消灯することができる。その結果、フロントカバー15の開放に起因する出力部50、例えばレーザダイオードLD1の劣化を好適に抑制することができる。
次いで、図6の時刻t1において、制御回路41がフロントカバー15の開放をリセット信号Vrに基づいてソフト的に検出すると、イネーブル信号ENをハイレベルに立上げて、電圧−電流変換回路51等の回路動作を停止させる。
その後、図6の時刻t2においてフロントカバー15が閉じられると、インターロックスイッチ22がオンし、電圧−電流変換回路51に電源電圧Vcciが供給されるとともに、リセット信号Vrが立下げられる。その後、図6の時刻t3において、制御回路41は、フロントカバー15のクローズをリセット信号Vrに基づいてソフト的に検出すると、イネーブル信号ENをローレベルに立下げて、電圧−電流変換回路51等の回路動作を有効にする。そして、図6の時刻t3以降は、上述した図4の時刻t0以降とほぼ同様な印字処理が行われる。
3−3. 短時間にフロントカバーがオープン/クローズされた場合
次に、図7は、電源電圧Vccの供給中にフロントカバー15が開放され、インターロックスイッチ22がオフされ、その直後にフロントカバー15が閉じられ、インターロックスイッチ22がオンされた場合の、光出力装置20の各種信号の推移を示すタイムチャートである。
今、図7に示す時刻t0においてフロントカバー15が開放され、インターロックスイッチ22がオフされたとする。すると、図6の場合と同様に、インターロックスイッチ22と電圧−電流変換回路51との間の電源電圧Vcciがほぼ瞬時にゼロ[V]に低下する。そのため、電源電圧監視回路61のリセット集積回路IC1は、ほぼ時刻t0にリセット信号Vrを立上げる。
すると、図6の場合と同様に、リセット信号Vrが立上がることによって、放電回路62のトランジスタT1およびトランジスタT2がオンし、コンデンサC1およびコンデンサC2の電荷が放電される。このとき、基準電圧Vrefはホールド電圧Vphよりも早く低下し、それによって、フィードバック制御信号Voもホールド電圧Vphよりも早く低下する。そのため、フィードバック制御信号Voの低下速度に応じてLDパワーも、電源電圧Vcciの低下に応じて素早く低下する。その結果、図6の場合と同様に、フロントカバー15が開放され、インターロックスイッチ22がオフされた場合であっても、フィードバック信号生成部40に残留する電荷によってレーザダイオードLD1からレーザ光L1が出力されることが防止される。すなわち、フロントカバー15の開放時に素早くレーザ光L1を消灯することができる。その結果、フロントカバー15の開放に起因する出力部50、例えばレーザダイオードLD1の劣化を好適に抑制することができる。
次いで、図7に示す時刻t1においてフロントカバー15が閉じられ、インターロックスイッチ22がオンされた場合、このときリセット信号Vrがまだハイレベル状態であるため、レーザダイオードLD1からレーザ光L1が出力されることはない。すなわち、電源電圧監視回路61は、電源電圧Vcciが所定値以下となり、その直後に電源電圧Vcciが復帰した場合において、所定時間τrの間、電圧−電流変換回路51の動作をリセットさせるハイレベルのリセット信号Vrを電圧−電流変換回路51に供給する。
すなわち、ここでは、フロントカバー15のオープンが検出されると、電圧−電流変換回路51が、所定時間τr、リセット信号Vrによってリセットされる。この所定時間τrは、少なくとも制御回路41がリセット信号Vrに基づいて、ソフト的に電源Vcciの遮断を検出できる時間τsより長い時間であるように設定されている。そのため、制御回路41がソフト的に検出できない時間間隔τocで、フロントカバー15がオープン/クローズされた場合であっても、それに対応してレーザダイオードLD1からレーザ光L1が出力されることはない。その結果、フロントカバー15の短時間におけるオープン/クローズに起因するレーザ光L1の出力パワーの上昇が防止され、光源、例えばレーザダイオードLD1の劣化を防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、更に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態において、レーザプリンタ10の通常モードからトナーセーブモードへの切り替えの際に、光出力装置20の制御回路41が、各レーザダイオードLD1〜LD4から出射される各レーザ光L1〜L4のパワーを変更するようにしてもよい。その際、制御回路41は、基準電圧発生回路42の基準電圧Vrefを設定変更する。詳細には、例えば、PWM信号である設定信号Vsetのパルス幅を変更して基準電圧Vrefを変更し、各レーザ光L1〜L4のパワーを変更する。さらに、その基準電圧Vrefを設定変更する際に、放電回路62によってフィードバック信号生成部40に蓄積された電荷を放電させるようにする。
詳しくは、制御回路41は、所定の印刷の終了後において、例えば、イネーブル信号ENのレベルをハイレベルとして、放電回路62のトランジスタT1およびトランジスタT2をオンさせ、基準電圧発生回路42のコンデンサC1および時定数回路46のコンデンサC2の電荷を放電させるようにする。なお、このときの放電時間は、トナーのセーブ度合いに応じて異なる時間とする。
また、このとき、図4に示される時刻t6と同様に、基準電圧Vrefはホールド電圧Vphよりも早く低下し、それによって、フィードバック制御信号Voもホールド電圧Vphよりも早く低下する。そのため、フィードバック制御信号Voの低下速度に応じてレーザダイオードLD1の出力パワーも、通常モードの出力パワーからトナーセーブモードの出力パワーに、放電回路62の放電作用がない場合と比べて素早く低下する。
その結果、電源Vccの投入時においては、レーザ光の出力の立上げを遅延して、PWM信号によるリップル成分のレーザ光出力への影響を抑制することができるレーザプリンタ10において、上記実施形態の効果に加え、さらに、通常モードからトナーセーブモードへの切り替えを、短時間で行うことができる。
(2)上記実施形態では、放電回路62によって基準電圧発生回路42および時定数回路46の両方に蓄積された電荷を放電させる例を示したが、これに限定されない。要は、放電回路62によって基準電圧発生回路42および時定数回路46の少なくとも一方に蓄積された電荷を放電させるようにすればよい。その際、時定数回路46に蓄積された電荷を優先して放電させることが好ましい。
また、放電回路62は、基準電圧発生回路42および時定数回路46に対して、リセット信号Vrあるいはイネーブル信号ENによって、共通化して制御されるように構成する例を示したが、これに限定されない。放電回路62は、基準電圧発生回路42および時定数回路46に対して個別に制御されるように構成されてもよい。
(3)上記実施形態では、光出力装置20にインターロックスイッチ22が含まれる構成を示したが、光出力装置20にインターロックスイッチ22が含まれない構成としてもよい。その場合であっても、電源Vccの遮断等に起因する出力部、例えばレーザダイオードの劣化を好適に抑制することができる。
本発明によるレーザプリンタの一実施形態にかかる要部側断面図 レーザプリンタの光出力装置のブロック図 光出力装置の概略的な回路図 光出力装置の定常動作時のタイムチャート 電源がオフされた場合の光出力装置のタイムチャート フロントカバーがオープンされた場合の光出力装置のタイムチャート フロントカバーがオープン/クローズされた場合の光出力装置のタイムチャート
符号の説明
10…レーザプリンタ(画像形成装置)
15…フロントカバー(開閉カバー)
20…光出力装置
22…インターロックスイッチ(電源切替部)
31〜34…感光体ドラム(画像形成部)
36〜39…現像ローラ(画像形成部)
40…フィードバック信号生成部
41…制御回路(制御部)
42…基準電圧発生回路(フィードバック信号生成部)
43…電流−電圧変換回路(フィードバック信号生成部、光検出部)
44…ピークホールド回路(フィードバック信号生成部、光検出部)
45…比較演算回路(フィードバック信号生成部)
46…時定数回路(フィードバック信号生成部)
50…出力部
51…電圧−電流変換回路(出力部)
52…高速変調回路(出力部)
61…電源電圧監視回路
62…放電回路
LD1〜LD4…レーザダイオード(出力部)
PD1〜PD4…フォトダイオード(フィードバック信号生成部、光検出部)
VCC…電源端子

Claims (11)

  1. 光源から光を出力する出力部と、
    前記光の出力パワーを所定の値に維持するためのフィードバック制御信号を生成するフィードバック信号生成部であって、電源の投入時において前記光の出力パワーを徐々に増加させるために、前記フィードバック制御信号を徐々に立上がるように生成し、該生成されたフィードバック制御信号を前記出力部に提供するフィードバック信号生成部と、
    前記出力パワーの所定の値を設定し、前記出力部の出力を制御する制御部と、
    前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電して前記フィードバック制御信号の立下がりを早める放電回路と、
    前記出力部への電源の電圧を監視し、前記電源の遮断または復帰を検出する電源電圧監視回路であって、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電させる電源電圧監視回路とを備え
    前記出力部は、前記光源に駆動電流を供給する電圧−電流変換回路を含み、
    前記電源電圧監視回路は、前記電源電圧が所定値以下となった後に前記電源電圧が復帰した場合、少なくとも前記制御部が前記電源の遮断を検出できる時間より長い所定時間の間、前記電圧−電流変換回路の動作をリセットさせるリセット信号を前記電圧−電流変換回路に供給する、光出力装置。
  2. 光源から光を出力する出力部と、
    前記光の出力パワーを所定の値に維持するためのフィードバック制御信号を生成するフィードバック信号生成部であって、電源の投入時において前記光の出力パワーを徐々に増加させるために、前記フィードバック制御信号を徐々に立上がるように生成し、該生成されたフィードバック制御信号を前記出力部に提供するフィードバック信号生成部と、
    前記出力パワーの所定の値を設定し、前記出力部の出力を制御する制御部と、
    前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電して前記フィードバック制御信号の立下がりを早める放電回路と、
    前記出力部への電源の電圧を監視し、前記電源の遮断または復帰を検出する電源電圧監視回路であって、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記フィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電させる電源電圧監視回路とを備え
    前記フィードバック信号生成部は、
    前記光の出力パワーに応じた光検出信号を生成する光検出部と、
    前記光検出信号の電圧と基準電圧とを比較し、前記基準電圧が前記光検出信号の電圧より大きい場合に、前記光の出力パワーを増加させる比較信号を生成する比較演算回路とを含み、
    前記制御部は、前記基準電圧を設定する、設定信号を生成し、
    前記フィードバック信号生成部は、さらに、
    前記設定信号を受け取り、第1の時定数によって前記設定信号を徐々に立上げて前記基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    前記比較信号を受け取り、第2の時定数によって前記比較信号を徐々に立上げて前記フィードバック制御信号を生成し、該フィードバック制御信号を前記出力部に提供する時定数回路と、
    前記光検出信号のピーク値をホールドするピークホールド回路と
    を含み、
    前記電源電圧監視回路は、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記基準電圧発生回路および前記時定数回路の少なくとも一方に蓄積された電荷を放電させ、
    前記放電回路は、前記ピークホールド回路よりも早い放電特性を有する、光出力装置
  3. 請求項1に記載の光出力装置において、
    前記フィードバック信号生成部は、
    前記光の出力パワーに応じた光検出信号を生成する光検出部と、
    前記光検出信号の電圧と基準電圧とを比較し、前記基準電圧が前記光検出信号の電圧より大きい場合に、前記光の出力パワーを増加させる比較信号を生成する比較演算回路とを含み、
    前記制御部は、前記基準電圧を設定する設定信号を生成し、
    前記フィードバック信号生成部は、さらに、
    前記設定信号を受け取り、第1の時定数によって前記設定信号を徐々に立上げて前記基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    前記比較信号を受け取り、第2の時定数によって前記比較信号を徐々に立上げて前記フィードバック制御信号を生成し、該フィードバック制御信号を前記出力部に提供する時定数回路と、
    を含み、
    前記電源電圧監視回路は、前記電源の遮断を検出した場合、前記放電回路を制御して、前記基準電圧発生回路および前記時定数回路の少なくとも一方に蓄積された電荷を放電させる。
  4. 請求項2または3に記載の光出力装置において、
    前記放電回路は、前記基準電圧発生回路および前記時定数回路に対して共通化して制御される。
  5. 請求項3または4に記載の光出力装置において、
    前記光検出部は、前記光検出信号のピーク値をホールドするピークホールド回路を含み、
    前記放電回路は、前記ピークホールド回路よりも早い放電特性を有する。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光出力装置において、
    前記出力部への電源を切断するインターロックスイッチが、当該光出力装置の電源端子と前記出力部との間に設けられ、
    前記電源電圧監視回路は、前記インターロックスイッチと前記出力部との間の電圧を監視する。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の光出力装置において、
    前記出力部は、前記光源に駆動電流を供給する電圧−電流変換回路を含み、
    前記電源電圧監視回路は、前記電源電圧が所定値以下となった後に前記電源電圧が復帰した場合、少なくとも前記制御部が前記電源の遮断を検出できる時間より長い所定時間の間、前記電圧−電流変換回路の動作をリセットさせるリセット信号を前記電圧−電流変換回路に供給する。
  8. 請求項に記載の光出力装置において、
    前記制御部は、前記電源の遮断を検出した場合、前記電圧−電流変換回路の動作を無効にするディスイネーブル信号を前記電圧−電流変換回路に供給するとともに、前記ディスイネーブル信号を前記放電回路に供給して、前記ディスイネーブル信号によって前記放電回路による放電機能を実行させる。
  9. 請求項2または5に記載の光出力装置において、
    前記出力部は、前記制御部から供給されるデータ信号を用いて前記光源を駆動する変調信号を生成する高速変調回路を含み、
    前記比較回路および前記ピークホールド回路はそれぞれ演算増幅器を含み、
    少なくとも、前記放電回路、前記電源電圧監視回路、前記高速変調回路および前記演算増幅器は、1つのICに集積化されて形成されている。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光出力装置と、
    前記光出力装置の前記出力部から出力される前記光を用いて画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部にアクセスために開閉可能な開閉カバーと、
    前記開閉カバーのオープンによって前記電源を遮断し、前記開閉カバーのクローズによって前記電源を復帰させる電源切替部と
    を備える、画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    通常の印字処理を行う通常モードと、トナーの使用量を削減したトナーセーブモードとを有し、
    前記制御部は、前記通常モードと前記トナーセーブモードとの切り替えを前記基準電圧を設定変更することによって行うとともに、前記基準電圧を設定変更する際に、前記放電回路によってフィードバック信号生成部に蓄積された電荷を放電させる。
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