JP4861798B2 - 撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置に係り、特に、携帯型のコンピュータ、テレビ電話、携帯電話、デジタルカメラ等に搭載されるＣＣＤ、ＣＭＯＳ等の撮像素子を利用した撮像装置に用いられ、小型軽量化に好適とされた３枚レンズ構成の撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置に関する。
近年、携帯型のコンピュータ、テレビ電話、携帯電話、デジタルカメラ等に搭載されるＣＣＤ、ＣＭＯＳ等の撮像素子を利用したカメラの需要が著しく高まっている。このようなカメラは、限られた設置スペースに搭載する必要があることから、小型であり、かつ、軽量であることが望まれている。
このため、このようなカメラに用いられる撮像レンズにも、カメラと同様に小型軽量であることが要求されており、このような撮像レンズとしては、従来から、１枚のレンズを用いた１枚構成のレンズ系や２枚のレンズを用いた２枚構成のレンズ系が採用されていた。
しかしながら、これらのレンズ枚数が少ないレンズ系は、小型軽量化には極めて有利であるものの、近年の撮像レンズに要求される高解像度化には十分に対応することができないという欠点があった。
そこで、このような高解像度化の要求に対応すべく、第１レンズと、この第１レンズの像面側に配設された第２レンズと、この第２レンズの像面側に配設された第３レンズとの３枚のレンズを用いた３枚構成のレンズ系が採用されるようになった。
このような高解像度化をねらった３枚構成のレンズ系としては、例えば、次の特許文献１〜３に示すレンズ系が知られていた。
特開２００１−７５００６号公報 特開２００３−１４９５４５号公報 特開平１０−３０１０２１号公報
しかしながら、特許文献１に記載のレンズ系は、絞りが最も物体側に配置されているため、ディストーションおよび倍率の色収差の補正が困難となる。また、第１レンズが像面側に凸のメニスカス形状を有しているため、小型軽量化に適さず、さらに、第２レンズが像面側に凹面を向けた形状を有しているため、全反射が起こり易く、軸外収差の補正も困難となる。
また、特許文献２に記載のレンズ系は、第１レンズが負のパワーを持つため、小型軽量化が困難となる。
さらに、特許文献３に記載のレンズ系は、絞りが第２レンズと第３レンズとの間に配置され、かつ、第３レンズが物体側に強い凹面を向けた負のパワーを持つため、テレセントリック性が悪く、また、第２レンズと第３レンズとの間隔が広いことにより第３レンズの有効径が大きくなるため、小型軽量化に適さない。
このように、従来のレンズ系は、小型軽量化を実現しつつ、テレセントリック性を確保し、かつ、諸収差を十分に補正して良好な解像度を得るには、未だに不十分であるといった問題点を有していた。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、小型軽量でありながら、テレセントリック性を確保することができるとともに、諸収差を十分に補正して良好な解像度を得ることができる撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明の請求項１に係る撮像レンズの特徴は、撮像素子の撮像面に物体の像を結像させるために使用される撮像レンズであって、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズとされた第１レンズ、絞り、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第２レンズ、および物体側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第３レンズを配設し、かつ、次の（１）、（２）および（４）に示す各条件式、
−１３０≦ｆ２／ｆｌ≦−６ （１）
０．８≦ｆ１／ｆｌ≦１ （２）
０．５≦ｒ ５ ／ｆｌ≦１．１ （４）
但し、
ｆｌ：レンズ系全体の焦点距離
ｆ１：第１レンズの焦点距離
ｆ２：第２レンズの焦点距離
ｒ ５ ：第３レンズの物体側の面の中心曲率半径
を満足する点にある。
そして、この請求項１に係る発明によれば、第１レンズを、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズとし、かつ、第２レンズを、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとし、かつ、第３レンズを、物体側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとし、かつ、絞りを第１レンズと第２レンズとの間に配置し、さらに、（１）および（２）の各条件式を満足するようにすることにより、光学系を小型化し、かつ、テレセントリック性を確保し、かつ、コマ収差、色収差および像面湾曲等の諸収差を良好に補正することが可能となる。更に、（４）の条件式を満足するようにすることにより、コマ収差およびディストーションをさらに良好に補正することが可能となる。
また、請求項２に係る撮像レンズの特徴は、請求項１において、更に、次の（３）に示す条件式、
１０≦（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）≦２５ （３）
但し、
ｒ５：第３レンズの物体側の面の中心曲率半径
ｒ６：第３レンズの像面側の面の中心曲率半径
を満足する点にある。
そして、この請求項２に係る発明によれば、更に、（３）の条件式を満足するようにすることにより、テレセントリック性をさらに向上させることが可能となるとともに、像面湾曲をさらに良好に補正することが可能となる。
さらにまた、請求項３に係る撮像レンズの特徴は、請求項１または２において、更に、次の（５）に示す条件式、
０＜ｒ１／ｒ２≦０．５ （５）
但し、
ｒ１：第１レンズの物体側の面の中心曲率半径
ｒ２：第１レンズの像面側の面の中心曲率半径
を満足する点にある。
そして、この請求項３に係る発明によれば、更に、（５）の条件式を満足するようにすることにより、光学系を小型化しつつ球面収差を良好に補正することが可能となる。
また、請求項４に係る撮像装置の特徴は、請求項１〜３のいずれか１項に記載の撮像レンズと、撮像素子とを備えた点にある。
そして、この請求項４に係る発明によれば、光学系を小型化し、かつ、テレセントリック性を確保し、かつ、コマ収差、色収差および像面湾曲等の諸収差を良好に補正することができる撮像レンズを搭載することができ、小型軽量でありながら高画質の撮像画像を得ることが可能となる。
本発明に係る撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置によれば、小型軽量でありながら、テレセントリック性を確保することができるとともに、諸収差を十分に補正して良好な解像度を得ることができる。
以下、本発明に係る撮像レンズおよび撮像装置の実施形態について、図１を参照して説明する。
図１に示すように、本実施形態における撮像レンズ１は、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズとされた第１レンズ２と、絞り３と、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第２レンズ４と、物体側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第３レンズ５とを有している。各レンズ２、４、５は、樹脂材料を用いた射出成形法によって低コストに形成することができる。
以下、第１レンズ２、第２レンズ４および第３レンズ５における物体側の各レンズ面２ａ、４ａ、５ａを、それぞれ各レンズ２、４、５の第１面２ａ、４ａ、５ａと称し、各レンズ２、４、５における像面側のレンズ面２ｂ、４ｂ、５ｂを、それぞれ各レンズ２、４、５の第２面２ｂ、４ｂ、５ｂと称することとする。
第３レンズ５の像面側には、カバーガラス、ＩＲカットフィルタ、ローパスフィルタ等の各種フィルタ６およびＣＣＤあるいはＣＭＯＳ等の撮像素子（固体撮像素子）の受光面である撮像面７がそれぞれ配設されており、この撮像素子と、各レンズ２、４、５ならびに絞り３とによって、撮像装置が構成されている。なお、フィルタ６は、必要に応じて省略することも可能である。
このように、本実施形態においては、第１レンズ２を、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズとすることにより、光学系を小型化、ひいては、撮像レンズ１および撮像装置を小型軽量化することが可能となる。
また、本実施形態においては、第１レンズ２と第２レンズ４との間に絞り３を配置することにより、絞り３を像面から離れた位置に配置することができるため、テレセントリック性を確保することが可能となり、また、絞り３を第１レンズ２の物体側に配置する場合に比べてディストーションを良好に補正することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、第２レンズ４を、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとすることにより、コマ収差および像面湾曲等を良好に補正することが可能となる。なお、第２レンズ４の第１面４ａおよび第２面４ｂを非球面にすれば、収差の補正効果をさらに高めることが可能となる。
さらにまた、本実施形態においては、第３レンズ５を、物体側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとすることにより、テレセントリック性を確保することが可能となる。なお、第３レンズ５の第２面５ｂを非球面に形成すれば、像高ごとの収差を効果的に補正することが可能となる。すなわち、物体平面上の各物点から光学系に入射した各光束は、絞り３を通過した後に像高ごとに分離されるところ、第３レンズ５が物体側に凸面を向けたレンズであることにより、絞り３を通過して第３レンズ５の第１面５ａに入射した各光束を、この第１面５ａによってさらに有効に分離することが可能となる。そして、非球面とされた第３レンズ５の第２面５ｂによって、各像高ごとに分離された各光束が有する収差（特に、非点収差）を、各光束ごとに効果的に補正することが可能となる。
このような構成に加えて、さらに、本実施形態においては、次の（１）および（２）に示す各条件式を満足するようにする。
−１３０≦ｆ２／ｆｌ≦−６ （１）
０．８≦ｆ１／ｆｌ≦１ （２）
但し、（１）式におけるｆｌは、レンズ系全体の焦点距離である（以下、同様）。また、（１）式におけるｆ２は、第２レンズ４の焦点距離である（以下、同様）。さらに、（２）式におけるｆ１は、第１レンズ２の焦点距離である（以下、同様）。
ここで、ｆ２／ｆｌの値が（１）式に示す値（−６）よりも大きくなると、第２レンズ４の負のパワーが強くなり過ぎることにより、コマ収差が悪化し、また、ペッツバール和が補正過剰となる。一方、ｆ２／ｆｌの値が（１）式に示す値（−１３０）よりも小さくなると、第２レンズ４の負のパワーが弱くなり過ぎることにより、テレセントリック性が悪化し、また、色収差が補正不足となる。
したがって、本実施形態によれば、ｆ２／ｆｌの値を（１）の条件式を満足するようにすることにより、テレセントリック性をさらに向上させることが可能となるとともに、コマ収差、色収差および像面湾曲等の諸収差をさらに良好に補正することが可能となる。
なお、ｆ２とｆｌとの関係は、−８０≦ｆ２／ｆｌ≦−６とされることが、より好ましい。
また、ｆ１／ｆｌの値が（２）式に示す値（１）よりも大きくなると、第１レンズ２のパワーが弱くなり過ぎるため、光学系を小型化することが困難となる。一方、ｆ１／ｆｌの値が（２）式に示す値（０．８）よりも小さくなると、第１レンズ２のパワーが強くなり過ぎるため、収差の補正が困難となる。
したがって、本実施形態によれば、ｆ１／ｆｌの値を（２）の条件式を満足するようにすることにより、光学系の小型化（換言すれば、撮像レンズ１および撮像装置の小型軽量化）と高性能化とを両立させることが可能となる。
なお、ｆ１とｆｌとの関係は、０．８≦ｆ１／ｆｌ≦０．９３とされることが、より好ましい。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態においては、次の（３）に示す条件式を満足するようにする。
１０≦（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）≦２５ （３）
但し、（３）式におけるｒ５は、第３レンズ５の第１面５ａの中心曲率半径である（以下、同様）。また、（３）式におけるｒ６は、第３レンズ５の第２面５ｂの中心曲率半径である（以下、同様）。
ここで、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）の値が（３）式に示す値（２５）よりも大きくなると、テレセントリック性には有利になるが、像面湾曲の補正が困難となる。一方、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）の値が（３）式に示す値（１０）よりも小さくなると、テレセントリック性が悪化し、また、像面湾曲の補正が困難となる。
したがって、本実施形態によれば、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）の値を（３）の条件式を満足するようにすることにより、テレセントリック性をさらに向上させることが可能となるとともに、像面湾曲をさらに良好に補正することが可能となる。
なお、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）の値は、１２≦（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）≦２０とされることが、より好ましい。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態においては、次の（４）に示す条件式を満足するようにする。
０．５≦ｒ５／ｆｌ≦１．１ （４）
ここで、ｒ５／ｆｌの値が（４）式に示す値（１．１）よりも大きくなると、コマ収差の補正が困難となる。一方、ｒ５／ｆｌの値が（４）式に示す値（０．５）よりも小さくなると、ディストーションが悪化することになる。
したがって、本実施形態によれば、ｒ５／ｆｌの値を（４）の条件式を満足するようにすることにより、コマ収差およびディストーションをさらに良好に補正することが可能となる。
なお、ｒ５とｆｌとの関係は、０．６≦ｒ５／ｆｌ≦０．９とされることが、より好ましい。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態においては、次の（５）に示す条件式を満足するようにする。
０＜ｒ１／ｒ２≦０．５ （５）
但し、（５）式におけるｒ１は、第１レンズ２の第１面２ａの中心曲率半径である（以下、同様）。また、（５）式におけるｒ２は、第１レンズ２の第２面２ｂの中心曲率半径である（以下、同様）。
ここで、ｒ１／ｒ２の値が（５）式に示す値（０．５）よりも大きくなると、第１レンズ２の第２面２ｂにおける球面収差が大きくなり、また、光学系の小型化が困難となる。一方、ｒ１／ｒ２の値が（５）式に示す値（０）以下になると、第１レンズ２の第１面２ａにおける球面収差が大きくなる。
したがって、本実施形態によれば、ｒ１／ｒ２の値を（５）の条件式を満足するようにすることにより、光学系を小型化しつつ球面収差を良好に補正することが可能となる。
なお、ｒ１とｒ２との関係は、０．１≦ｒ１／ｒ２≦０．４１とされることが、より好ましい。
次に、本発明の実施例について、図２〜３１を参照して説明する。
ここで、本実施例において、ＦｎｏはＦナンバー、ωは画角（対角画角）、ｒは光学面の曲率半径（レンズ面の場合には中心曲率半径）を示す。また、ｄは次の光学面までの距離を示す。また、ｎｄは、ｄ線（黄色）を照射した場合における各光学系の屈折率、νｄは、同じくｄ線を基準にした各光学系のアッベ数を示す。
ｋ、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄは、次の（６）式における各係数を示す。すなわち、レンズの非球面の形状は、光軸８方向にＺ軸、光軸８に直交する方向（高さ方向）にＸ軸をとり、光の進行方向を正とし、ｋを円錐係数、Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄを非球面係数、ｒを中心曲率半径としたとき次式で表される。
Ｚ（Ｘ）＝ｒ−１ Ｘ２ ／［１＋｛１−（ｋ＋１）r−２ Ｘ２ ｝１／２ ］
＋ＡＸ４ ＋ＢＸ６ ＋ＣＸ８ ＋ＤＸ１０ （６）
また、以下の実施例において、円錐係数および非球面係数を表す数値に用いられる記号Ｅは、その次に続く数値が１０を底としたべき指数であることを示し、その１０を底としたべき指数で表される数値が、Ｅの前の数値に乗算されることを示す。例えば、５．４Ｅ−１は、５．４×１０−１であることを示す。
＜第１実施例＞
図２は、本発明の第１実施例を示したものであり、この図２に示す第１実施例の撮像レンズ１は、図１に示したものと同一の撮像レンズ１である。本実施例においては、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．６５ｍｍ、ｆ２＝−１２６．０３ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．２°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.15 0.56 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 5.27 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.79 0.46 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.97 0.15
６（第３レンズ第１面） 2.08 0.66 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.84 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.00 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.00
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.2 5.4E-1 -7.2E-1 9.1E-1 -5.9E-1
２ 0 -8.9E-3 -3.7E-2 -4.0E-1 5.8E-1
４ -3.0E-1 2.0E-1 -9.0E-1 4.0 -5.7
５ -1.0 -6.8E-2 2.4E-1 3.2E-1 -2.8E-1
６ -2.6E+1 -6.9E-2 8.2E-2 -3.6E-2 5.1E-3
７ -1.4E+1 -1.0E-1 2.7E-2 -7.9E-4 -1.6E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−４３となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９１となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１７となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７１となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．２２となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図３に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第２実施例＞
図４は、本発明の第２実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第２実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５５ｍｍ、ｆ２＝−１３２．２６ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６２．９°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.16 0.55 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 6.64 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.76 0.49 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.95 0.13
６（第３レンズ第１面） 2.33 0.68 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.99 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.00 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.00
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.0 5.2E-1 -7.3E-1 9.2E-1 -7.6E-1
２ 0 -4.3E-2 -1.1E-1 -5.2E-1 9.8E-1
４ -2.5E-1 1.5E-1 -7.8E-1 4.1 -6.4
５ -1.0 -7.1E-2 2.5E-1 3.4E-1 -2.9E-1
６ -3.5E+1 -6.5E-2 8.1E-2 -3.6E-2 5.4E-3
７ -1.5E+1 -1.0E-1 2.5E-2 -5.4E-4 -1.5E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−４５となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８８となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１３となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．８０となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．１７となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第２実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図５に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第３実施例＞
図６は、本発明の第３実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第３実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５３ｍｍ、ｆ２＝−１５１．５４ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６２．９°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.33 0.56 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 164.09 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.71 0.45 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.88 0.20
６（第３レンズ第１面） 2.35 0.68 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.95 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -8.8 4.1E-1 -7.1E-1 8.0E-1 -7.6E-1
２ 0 -1.0E-1 -2.8E-1 2.3E-1 -2.8E-1
４ -3.6E-1 1.5E-1 -1.2E-1 3.6 -5.6
５ -1.2 -5.0E-2 1.5E-1 8.5E-1 -7.1E-1
６ -2.7E+1 -4.5E-2 5.8E-2 -2.4E-2 3.2E-3
７ -1.3E+1 -9.4E-2 2.8E-2 -3.5E-3 -6.3E-4
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−５２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１１となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．８１となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．０１となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第３実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図７に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第４実施例＞
図８は、本発明の第４実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第４実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５４ｍｍ、ｆ２＝−１６６．９５ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．０°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.30 0.56 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 28.17 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.75 0.48 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.94 0.19
６（第３レンズ第１面） 2.23 0.66 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.84 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -8.5 4.4E-1 -7.4E-1 8.9E-1 -8.1E-1
２ 0 -9.3E-2 -2.0E-1 -2.5E-2 2.3E-2
４ -3.9E-1 6.3E-2 -3.3E-1 3.6 -5.4
５ -8.8E-1 -8.6E-2 2.5E-1 6.1E-1 -5.0E-1
６ -2.6E+1 -1.2E-1 1.3E-1 -6.5E-2 1.0E-2
７ -1.1E+1 -1.2E-1 3.9E-2 -4.4E-3 -1.5E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−５７となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１１となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７６となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．０５となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第４実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図９に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第５実施例＞
図１０は、本発明の第５実施例を示したものであり、本実施例においては、第１〜第４実施例とは異なり、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置していない。
この第５実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９０ｍｍ、ｆ１＝２．５４ｍｍ、ｆ２＝−２４９．９９ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．１°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.33 0.54 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 85.90 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.76 0.49 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.94 0.20
６（第３レンズ第１面） 2.29 0.68 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.84 0.30
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -9.3 4.3E-1 -7.6E-1 8.6E-1 -8.0E-1
２ 0 -9.5E-2 -2.4E-1 5.9E-2 7.3E-3
４ -4.0E-1 5.4E-2 -2.0E-1 3.5 -5.5
５ -8.9E-1 -8.7E-2 2.8E-1 6.4E-1 -5.5E-1
６ -3.2E+1 -1.2E-1 1.3E-1 -6.5E-2 1.0E-2
７ -1.3E+1 -1.2E-1 3.6E-2 -4.1E-3 -1.3E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−８６となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１０となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７９となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．０２となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第５実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図１１に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第６実施例＞
図１２は、本発明の第６実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第６実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．６２ｍｍ、ｆ２＝−１９４．７０ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．０°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.17 0.59 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 5.97 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.78 0.47 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.96 0.15
６（第３レンズ第１面） 2.06 0.63 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.80 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.1 5.1E-1 -6.9E-1 8.7E-1 -6.1E-1
２ 0 -2.4E-2 -1.0E-1 -2.1E-1 2.8E-1
４ -3.5E-1 1.4E-1 -9.8E-1 4.5 -6.2
５ -8.5E-1 -8.8E-2 2.4E-1 4.2E-1 -3.2E-1
６ -2.4E+1 -1.2E-1 1.4E-1 -6.9E-2 1.1E-2
７ -1.2E+1 -1.2E-1 3.9E-2 -3.7E-3 -1.9E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−６７となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９０となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１５となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７１となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．２０となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第６実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図１３に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第７実施例＞
図１４は、本発明の第７実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第７実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．６５ｍｍ、ｆ２＝−９３．３８ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．７°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.05 0.51 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 3.38 0.06
３（絞り） 0.00 0.52
４（第２レンズ第１面） -0.75 0.43 1.5310 56
５（第２レンズ第２面） -0.91 0.22
６（第３レンズ第１面） 2.07 0.61 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.85 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -8.6E-1 1.0E-1 1.3E-1 -5.2E-2 9.1E-2
２ 0 4.8E-2 -1.7E-1 7.6E-1 -1.7
４ -6.4E-3 1.7E-1 -1.2 7.6 -1.1E+1
５ -2.9E-1 -5.9E-2 2.8E-1 8.9E-1 -6.5E-1
６ -2.7E+1 -1.4E-1 1.5E-1 -7.2E-2 1.1E-2
７ -1.5E+1 -1.2E-1 2.9E-2 1.2E-3 -2.8E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−３２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９１となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１８となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７１となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．３１となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第７実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図１５に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第８実施例＞
図１６は、本発明の第８実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第８実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝３．０６ｍｍ、ｆ１＝２．８１ｍｍ、ｆ２＝−３８６．１３ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６１．２°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.15 0.63 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 4.19 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.81 0.45 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.98 0.15
６（第３レンズ第１面） 2.06 0.61 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.84 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.0 5.4E-1 -6.9E-1 8.9E-1 -4.8E-1
２ 0 1.3E-2 -4.8E-2 2.5E-1 -9.4E-1
４ -3.4E-1 1.8E-1 -6.6E-1 3.3 -4.7
５ -9.5E-1 -7.6E-2 3.3E-1 2.3E-1 -2.6E-1
６ -3.1E+1 -7.6E-2 9.1E-2 -4.1E-2 6.1E-3
７ -1.7E+1 -1.0E-1 2.4E-2 5.8E-4 -2.1E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−１２６となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９２となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１８となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．６７となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．２８となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第８実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図１７に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第９実施例＞
図１８は、本発明の第９実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第９実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５７ｍｍ、ｆ２＝−２２３．０８ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６２．９°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.22 0.59 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 9.60 0.06
３（絞り） 0.00 0.57
４（第２レンズ第１面） -0.72 0.46 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.89 0.14
６（第３レンズ第１面） 2.05 0.63 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.74 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.5 4.7E-1 -7.1E-1 8.9E-1 -7.2E-1
２ 0 -6.9E-2 -1.5E-1 -1.2E-1 7.7E-2
４ -4.0E-1 1.3E-1 -6.9E-1 4.26 -5.7
５ -8.6E-1 -8.9E-2 2.9E-1 5.2E-1 -4.2E-1
６ -2.7E+1 -1.1E-1 1.4E-1 -6.8E-2 1.1E-2
７ -1.3E+1 -1.3E-1 4.1E-2 -2.2E-3 -2.5E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−７７となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８８となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１２となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７０となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．１３となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第９実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図１９に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１０実施例＞
図２０は、本発明の第１０実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１０実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５４ｍｍ、ｆ２＝−９２．８４ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．０°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.19 0.58 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 8.27 0.06
３（絞り） 0.00 0.57
４（第２レンズ第１面） -0.69 0.47 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.88 0.10
６（第３レンズ第１面） 2.46 0.71 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 2.21 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -6.9 4.8E-1 -7.1E-1 9.2E-1 -8.0E-1
２ 0 -6.7E-2 -1.7E-1 -1.6E-1 1.2E-1
４ -3.7E-1 1.2E-1 -6.2E-1 4.2 -6.0
５ -8.9E-1 -8.3E-2 2.6E-1 5.2E-1 -4.0E-1
６ -3.6E+1 -9.9E-2 1.3E-1 -6.9E-2 1.1E-2
７ -1.5E+1 -1.3E-1 4.0E-2 -2.4E-3 -2.5E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−３２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１８となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．８５となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．１４となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１０実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図２１に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１１実施例＞
図２２は、本発明の第１１実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１１実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５４ｍｍ、ｆ２＝−９２．９０ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．０°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.20 0.58 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 9.07 0.06
３（絞り） 0.00 0.57
４（第２レンズ第１面） -0.67 0.45 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.84 0.10
６（第３レンズ第１面） 2.66 0.74 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 2.40 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.0 4.7E-1 -7.2E-1 9.3E-1 -8.3E-1
２ 0 -7.4E-2 -2.0E-1 9.8E-3 -2.1E-1
４ -3.8E-1 1.2E-1 -4.1E-1 4.1 -6.0
５ -9.1E-1 -8.3E-2 3.0E-1 6.1E-1 -5.0E-1
６ -4.6E+1 -8.5E-2 1.2E-1 -6.7E-2 1.2E-2
７ -1.8E+1 -1.2E-1 3.8E-2 -2.7E-3 -2.4E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−３２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１９となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．９２となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．１３となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１１実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図２３に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１２実施例＞
図２４は、本発明の第１２実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１２実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．５３ｍｍ、ｆ２＝−９２．８４ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．０°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.20 0.57 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 9.22 0.06
３（絞り） 0.00 0.57
４（第２レンズ第１面） -0.66 0.43 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.83 0.10
６（第３レンズ第１面） 2.83 0.75 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 2.56 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -6.9 4.7E-1 -7.2E-1 9.4E-1 -8.6E-1
２ 0 -7.6E-2 -2.2E-1 8.8E-2 -3.5E-1
４ -3.7E-1 1.3E-1 -2.7E-1 4.2 -6.2
５ -9.3E-1 -8.0E-2 3.2E-1 6.9E-1 -6.0E-1
６ -5.5E+1 -7.5E-2 1.1E-1 -6.5E-2 1.2E-2
７ -2.2E+1 -1.2E-1 3.7E-2 -3.0E-3 -2.3E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−３２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８７となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝２０となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．９７となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．１３となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１２実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図２５に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１３実施例＞
図２６は、本発明の第１３実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１３実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９８ｍｍ、ｆ１＝２．７６ｍｍ、ｆ２＝−２６４．１２ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６２．５°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 0.99 0.53 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 2.47 0.06
３（絞り） 0.00 0.52
４（第２レンズ第１面） -0.78 0.43 1.5310 56
５（第２レンズ第２面） -0.93 0.24
６（第３レンズ第１面） 2.07 0.59 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.86 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.3E-1 1.2E-1 1.8E-1 -1.6E-1 5.8E-1
２ 0 1.0E-1 -7.9E-2 1.3 -2.8
４ 8.5E-2 5.2E-2 -1.2 7.2 -1.0E+1
５ -2.6E-1 -1.1E-1 2.0E-1 8.2E-1 -4.9E-1
６ -2.9E+1 -1.5E-1 1.6E-1 -7.1E-2 1.0E-2
７ -1.5E+1 -1.1E-1 2.6E-2 2.3E-3 -2.8E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−８８となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９２となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１９となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７０となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．４０となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１３実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図２７に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１４実施例＞
図２８は、本発明の第１４実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１４実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝３．０６ｍｍ、ｆ１＝２．８１ｍｍ、ｆ２＝−２１８．９９ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６１．３°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.17 0.63 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 4.43 0.06
３（絞り） 0.00 0.55
４（第２レンズ第１面） -0.82 0.45 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -0.99 0.15
６（第３レンズ第１面） 2.00 0.61 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.78 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -7.2 5.3E-1 -6.9E-1 8.8E-1 -4.9E-1
２ 0 7.0E-4 3.0E-3 -1.7E-2 -4.5E-1
４ -4.3E-1 1.9E-1 -1.0 4.4 -5.8
５ -9.1E-1 -7.9E-2 2.4E-1 4.1E-1 -3.6E-1
６ -2.5E+1 -1.3E-1 1.4E-1 -6.8E-2 1.1E-2
７ -1.4E+1 -1.2E-1 3.6E-2 -3.7E-3 -1.6E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−７２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．９２となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１７となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．６５となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．２６となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１４実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図２９に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
＜第１５実施例＞
図３０は、本発明の第１５実施例を示したものであり、本実施例においては、第１実施例と同様に、第３レンズ５の第２面５ｂと撮像面７との間にフィルタ６としてのカバーガラスを配置している。
この第１５実施例の撮像レンズ１は、以下の条件に設定されている。
（レンズデータ）

ｆｌ＝２．９１ｍｍ、ｆ１＝２．４１ｍｍ、ｆ２＝−１７．９４ｍｍ、Ｆｎｏ＝２．８、ω＝６３．６°

面番号 ｒ ｄ ｎd νｄ
（物点）
１（第１レンズ第１面） 1.06 0.51 1.5310 56
２（第１レンズ第２面） 5.13 0.06
３（絞り） 0.00 0.49
４（第２レンズ第１面） -0.87 0.55 1.5850 30
５（第２レンズ第２面） -1.16 0.11
６（第３レンズ第１面） 2.06 0.60 1.5310 56
７（第３レンズ第２面） 1.85 0.30
８（カバーガラス第１面） 0.000 0.30 1.5168 64
９（カバーガラス第２面） 0.000
（像面）

面番号 ｋ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ
１ -1.1 1.1E-1 8.0E-2 5.7E-2 -4.5E-1
２ 0 -2.2E-2 3.2E-2 -1.7 3.2
４ 7.1E-1 4.6E-1 -2.4 9.7 -1.1E+1
５ -5.4E-1 4.4E-3 -1.8E-1 1.0 -6.2E-1
６ -1.4E+1 -2.8E-1 2.4E-1 -1.0E-1 1.7E-2
７ -1.4E+1 -1.3E-1 1.6E-2 2.2E-3 -2.5E-3
このような条件の下で、ｆ２／ｆｌ＝−６．２となり、（１）の条件式を満足するものであった。また、ｆ１／ｆｌ＝０．８３となり、（２）の条件式を満足するものであった。さらに、（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）＝１９となり、（３）の条件式を満足するものであった。さらにまた、ｒ５／ｆｌ＝０．７１となり、（４）の条件式を満足するものであった。また、ｒ１／ｒ２＝０．２１となり、（５）の条件式を満足するものであった。
この第１５実施例の撮像レンズ１における球面収差、非点収差およびディストーションを図３１に示す。
この結果によれば、球面収差、非点収差およびディストーションのいずれもほぼ満足できる結果となり、十分に優れた光学特性を得ることができることが分かる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、第１〜第３レンズの材料として、樹脂材料以外の透光性材料を適宜用いるようにしてもよい。
本発明に係る撮像レンズおよびこれを備えた撮像装置の実施形態を示す概略構成図 本発明に係る撮像レンズの第１実施例を示す概略構成図 図２の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第２実施例を示す概略構成図 図４の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第３実施例を示す概略構成図 図６の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第４実施例を示す概略構成図 図８の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第５実施例を示す概略構成図 図１０の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第６実施例を示す概略構成図 図１２の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第７実施例を示す概略構成図 図１４の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第８実施例を示す概略構成図 図１６の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第９実施例を示す概略構成図 図１８の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１０実施例を示す概略構成図 図２０の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１１実施例を示す概略構成図 図２２の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１２実施例を示す概略構成図 図２４の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１３実施例を示す概略構成図 図２６の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１４実施例を示す概略構成図 図２８の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図 本発明に係る撮像レンズの第１５実施例を示す概略構成図 図３０の撮像レンズの球面収差、非点収差、ディストーションを示す説明図
符号の説明
１ 撮像レンズ
２ 第１レンズ
３ 絞り
４ 第２レンズ
５ 第３レンズ

Claims (4)

  1. 撮像素子の撮像面に物体の像を結像させるために使用される撮像レンズであって、
    物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを有するメニスカスレンズとされた第１レンズ、絞り、像面側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第２レンズ、および物体側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズとされた第３レンズを配設し、かつ、次の（１）、（２）および（４）に示す各条件式、
    −１３０≦ｆ２／ｆｌ≦−６ （１）
    ０．８≦ｆ１／ｆｌ≦１ （２）
    ０．５≦ｒ ５ ／ｆｌ≦１．１ （４）
    但し、
    ｆｌ：レンズ系全体の焦点距離
    ｆ１：第１レンズの焦点距離
    ｆ２：第２レンズの焦点距離
    ｒ ５ ：第３レンズの物体側の面の中心曲率半径
    を満足することを特徴とする撮像レンズ。
  2. 更に、次の（３）に示す条件式、
    １０≦（ｒ５＋ｒ６）／（ｒ５−ｒ６）≦２５ （３）
    但し、
    ｒ ６ ：第３レンズの像面側の面の中心曲率半径
    を満足することを特徴とする請求項１に記載の撮像レンズ。
  3. 更に、次の（５）に示す条件式、
    ０＜ｒ１／ｒ２≦０．５ （５）
    但し、
    ｒ１：第１レンズの物体側の面の中心曲率半径
    ｒ２：第１レンズの像面側の面の中心曲率半径
    を満足することを特徴とする請求項１または２に記載の撮像レンズ。
  4. 請求項１〜３のいずれか１項に記載の撮像レンズと、撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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