JP4860322B2 - 連結まくら木 - Google Patents

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Description

本発明は、連結が可能である連結まくら木に関するものである。
一般に用いられるまくら木は長手方向の長さが軌間より長い長尺状であり、レール方向に対して長尺方向をほぼ垂直に配置し、各まくら木は2本のレールと締結されている。
そして、レール上を列車が通過する場合には、両側の車輪から受ける力をそれぞれのレールを介して同じまくら木が受けている。
レールの継ぎ目や分岐部では、レールの曲げ剛性が他の部分に比べて低い。そのため、バラスト道床などの場合には、列車荷重によりまくら木下面付近のバラストの圧密化が進みやすい。
そして、このような場合、特許文献1に開示されたまくら木のように、レール方向にある程度長い範囲を一体状としたまくら木が用いられている。そして、特許文献1には、梯子状に形成されたまくら木や、縦まくら木と横まくら木とを用いて梯子状としたまくら木などが記載されている。
特開2002−275802号公報
所定の間隔に配置された横まくら木を連結して梯子状とした連結まくら木は、通常のまくら木と比べて大きくなるので、まくら木を製造後に敷設現場へ搬送する際に運びにくい。そのため、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができるようにするのが望ましい。
また、梯子状の連結まくら木は、通常のまくら木と比べて大きくなり、また重くなる。そのため、梯子状の連結まくら木の敷設作業が行いにくく、敷設しやすい構造のものが求められている。
そして、このようなまくら木では、結合される部分が他の部分より強度が低くなりやすい。また、結合部分には接着剤を用いて接着される場合があるが、接着剤を用いた場合、固定部分は徐々に強度が大きくなるため、接着直後の強度は低い。そのため、敷設後から接着部分の強度が発現するまでは使用できなかった。
結合部分の強度低下を構造的に防ぐには、結合部分の補強をすることが考えられるが、通常の方法では、構造が複雑になりやすく、連結作業を容易にすることができなくなってしまう。
そこで、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができ、さらに、高強度である連結まくら木を提供することを課題とする。
そして、上記した目的を達成するために提案される1つの発明は、長尺部と、前記長尺部から突出している係合部とを有する本体部材を複数有し、係合部同士を合わせて、本体部材同士が連結される連結まくら木であって、連結の一方の本体部材の係合部には凹状部分を有し、連結の他方の本体部材の係合部には凸状部分を有し、凹状部分に凸状部分が配置されて凹状部分によって凸状部分が挟まれた状態となっており、さらに、拘束部材が設けられ、拘束部材には2ヵ所の規制部と前記規制部の間隔を維持する間隔維持部を有し、2ヵ所の規制部を前記凹状部分の外側となるように拘束部材を配置して拘束を行うことを特徴とする連結まくら木である。
の発明によれば、本体部材の係合部同士を合わせて連結されるものであり、一方の係合部の凹状部分に他方の係合部の凸状部分を配置して、凹状部分の外側となるように拘束部材を配置して拘束を行うものであるので、連結時の作業性を低下させることなく、高強度とすることができる。
上記した目的を達成するための請求項に記載の発明は、長尺部と、前記長尺部から突出している係合部とを有する本体部材と、本体部材の係合部同士の間に配置され、本体部材同士を連結する連結部材とを有し、複数の本体部材が連結部材によって連結されている連結まくら木であって、本体部材の係合部及び連結部材の係合部のいずれか一方には凸状部分が、他方には凹状部分が有しており、凹状部分に凸状部分が配置されて凹状部分によって凸状部分が挟まれた状態となっており、さらに、拘束部材が設けられ、拘束部材には2ヵ所の規制部と前記規制部の間隔を維持する間隔維持部を有し、2ヵ所の規制部を前記凹状部分の外側となるように拘束部材を配置して拘束を行うことを特徴とする連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、本体部材同士を連結部材によって連結されるものであり、本体部材の係合部と連結部材の係合部との間で、凹状部分に凸状部分を配置するものであり、凹状部分の外側となるように拘束部材を配置して拘束を行うものであるので、連結時の作業性を低下させることなく、高強度とすることができる。
請求項に記載の発明は、本体部材の長尺部は板状の部材を上下方向に積層して形成されるものであり、長尺部の任意の層には一部が突出する突出板が配置されており、前記突出板の突出する部分が、係合部の全部又は一部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、本体部材の長尺部は板状の部材を上下方向に積層して形成されるものであり、長尺部の任意の層には一部が突出する突出板が配置されており、前記突出板の突出する部分が、係合部の全部又は一部を形成しているので、長尺部と係合部との間を高強度とすることができる。
請求項に記載の発明は、突出板を上下2枚配置して凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材の2ヵ所の規制部は、上下2枚のそれぞれの突出板の外側に配置されるものであることを特徴とする請求項に記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、突出板を上下2枚配置して凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材の2ヵ所の規制部は、上下2枚のそれぞれの突出板の外側に配置されるものであるので、拘束部材による拘束を確実に行うことができる。
請求項に記載の発明は、突出板は突出する方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられ、長尺部の突出板が配置されない層に配置される長尺板は、長尺方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられていることを特徴とする請求項又はに記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、突出板は突出する方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられ、長尺部の突出板が配置されない層に配置される長尺板は、長尺方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられているので、長尺部自体の強度や長尺部と係止部との間の強度のいずれも高強度とすることができる。
請求項に記載の発明は、本体部材には、凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材は、係合部の根元付近に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、本体部材には、凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材は、係合部の根元付近に配置されているので、連結の際に、拘束部材が邪魔になりにくい。
請求項に記載の発明は、拘束部材には2ヵ所の間隔維持部が設けられて、2ヵ所の間隔維持部のそれぞれの両端が2ヵ所の規制部の両端と接続して環状となっていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、拘束部材には2ヵ所の間隔維持部が設けられて、2ヵ所の間隔維持部のそれぞれの両端が2ヵ所の規制部の両端と接続して環状となっているので、拘束部材を高強度とすることができる。
請求項に記載の発明は、拘束部材は繊維補強された材料によって形成されるものであり、規制部と間隔維持部とが連続した繊維で補強されているものであることを特徴とする請求項に記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、拘束部材は繊維補強された材料によって形成されるものであり、規制部と間隔維持部とが連続した繊維で補強されているので、拘束部材をより高強度とすることができる。
請求項に記載の発明は、凸状部分は、突出方向に対して傾斜する傾斜面を有して先端側ほど縮幅するものであり、凹状部分は凸状部分に対応する形状であって傾斜面を有し、凸状部分を凹状部分に進入させ、凸状部分の傾斜面と凹状部分の傾斜面とが合わさる状態で、本体部材同士、又は、本体部材と連結部材が連結していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木である。
請求項に記載の発明によれば、凸状部分は傾斜面を有して先端側ほど縮幅するものであり、凹状部分は凸状部分に対応する形状であって傾斜面を有して、傾斜面同士が合わさる状態で連結しているので、連結作業を行いやすく、また高強度とすることができる。
本発明の連結まくら木は、分割した状態で搬送することができ、敷設現場で簡単に組み立てることができ、さらに、高強度である。
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の連結まくら木の斜視図である。図2は、図1に示す連結まくら木の分解斜視図である。図3は、図1の連結まくら木に用いる本体部材の分解斜視図である。図4は、図1の連結まくら木に用いる本体部材の分解斜視図である。図5は、図2におけるA−A断面図である。図6は、図1におけるA−A断面図である。
図7は、本発明の第2の実施形態の連結まくら木の断面図である。図8は、本発明の第3の実施形態の連結まくら木の断面図である。図9は、本発明の第4の実施形態の連結まくら木の断面図である。図10は、本発明の第5の実施形態の連結まくら木の連結する前の状態を示した断面図である。図11は、図10の連結まくら木を連結した状態を示した断面図である。
本発明の第1の実施形態の連結まくら木1は、図1、図2に示されるように、2個の本体部材10とを有しており、2個の本体部材10同士が連結されたものである。
そして、連結まくら木1の全体形状は、梯子状となっている。
図2に示すように、それぞれの本体部材10は長尺部17と係合部16とを有している。長尺部17は断面が長方形状の長尺状の部分であり、長尺部17の形状は通常の連結まくら木の形状とほぼ同じ形状である。
係合部16は、1個の本体部材10に2カ所設けられ、同じ方向に突出している。そして、この係合部16は、本体部材10の長尺方向の両端付近に位置しており、他方の係合部16と係合させて、2個の本体部材10を連結して一体化する。
そして、本体部材10を連結して一体化した状態では、まくら木1の長尺部17の間に距離を有する状態となっており、長尺部17同士の間に所定の間隔を保持した状態で固定される。
また、連結まくら木1の係合部16の先端付近は凸状部分を形成し、根元付近は凹状部分を形成している。そして、係合部16の凸状部分の形状は、他方の本体部材10の係合部16の凹状部分に対応する形状であり、他方の本体部材10の凹状部分に凸状部分が挿入されて連結が行われる。
本実施形態の凸状部分や凹状部分は、係合部16の突出方向及び上下方向に沿う面(長尺部の長尺方向に垂直な面)における断面が凸状や凹状となっているものである。
そして、図1に示すように、連結まくら木1は本体部材10が一体化した状態で、レール90の下側に配置されて使用される。また、レール90と連結まくら木1とは、タイプレート91を介して固定され、連結まくら木1によって、レール90上の荷重を支えつつ、レール90同士の間隔を維持することができる。特に、レール90の継ぎ目部分の下側に、本発明の連結まくら木1を配置することにより、バラストの圧密化などを低減することができる。なお、タイプレート91は、連結まくら木1の長尺部17上に配置されている。
2個の本体部材10は、係合部16の配置などは異なるが、いずれも平板を積層した層状構造であり、外層21、22及び内層23を有し、上下に配置された外層21、22の間に内層23が配置されている。また、上側の外層21の上方には上側層24が配置しており、また、下側の外層22の下方には、下側層19が配置している。
そして、図3、図4に示されるように、上下の2ヵ所に配置される外層21、22には、長尺板58が設けられている。長尺板58は、長尺部17の長尺方向の全長に渡って延びる板であり、長尺部17の全域に占めるように配置されている。また、長尺板58は繊維強化樹脂であり、具体的には、連続繊維を有する長繊維強化樹脂が用いられており、繊維補強ポリウレタン発泡樹脂が用いられている。なお、以下に説明する内層23、上側層24、下側層19を構成する部材についても同様な材質のものが用いられている。
内層23には、中央に長尺板55、両端に2枚の端板56、長尺板55と各端板56との間に2枚の突出板57が設けられている。
長尺板55と端板56は、外層21、22の長尺板58と幅が同じであるが、突出板57の幅は、それらの幅より長い。そのため、内層23の突出板57が設けられた位置は横方向に突出して突出部57aが2ヵ所に形成され、係合部16の一部となる。そして、それぞれの突出部57aには、貫通孔60、貫通孔59b及び傾斜面61が設けられている。
傾斜面61は、図5に示されるように、外層21、22や内層23の積層面に対して傾斜する面であり、突出部57aの全域に設けられている。なお、突出板57の突出部57a以外は、平板状であり、内層23の他の部材である、長尺板55や端板56と同じ厚みである。
本実施形態の連結まくら木1には、2個の本体部材10を有し、各本体部材10の突出部57aが2カ所に設けられているが、それぞれの突出部57aに傾斜面61が設けられている。そして、各本体部材10の傾斜面61の上下方向の配置は、同じ側であり、2個の本体部材10の関係では、突出部57aの傾斜面61は、互いに反対側となる面に配置されている。
具体的には、図3に示される第1の本体部材10aでは、傾斜面61は上側の面に配置されており、図4に示される第2の本体部材10bでは、傾斜面61は下側の面に配置されている。また、これらの傾斜面61の傾斜角は同じであり、上下方向に傾斜面61同士を重ね合わせることにより、傾斜面61同士を密着させることができる。
貫通孔60は、厚み方向(上下方向)に貫通する孔であり、各突出部57aに4ヵ所ずつ設けられている。また、突出板57の傾斜面61は、上下の面に設けられており、突出部57aの突出方向の先端側ほど上下方向の厚さが狭まってテーパー状となっている。
1個の本体部材10には、傾斜面61及び貫通孔60を有する突出部57aが2ヵ所に設けられているが、これは、全て幅方向の同じ側に向いている。
貫通孔59bは、長尺方向に貫通するものである。そして、貫通孔59bは、後述する側板87の貫通孔87aと合わせるようにして形成されるものであり、位置及び内径は貫通孔87aと同じである。
また、突出板57の傾斜面61とは反対側には、段部80が形成され、突出部57aの傾斜面61とは反対側が張り出している。そして、段部80の高さは、張り出す側の外層21、22の長尺板58の厚みと同じであり、具体的には、図3に示される本体部材10aの場合には、下側の外層22の長尺板58の厚みと同じであり、図4に示される本体部材10bの場合には、上側の外層22の長尺板58の厚みと同じである。
また、本実施形態の連結まくら木1の本体部材10には、上側層24が設けられている。上側層24には、上側長尺板83、上側端板84及び上側突出板85を有している。そして、上側長尺板83と上側端板84との間に上側突出板85が配置している。また、上側長尺板83及び上側端板84の長さは、内層23の長尺板55及び端板56の長さと同じであるので、上側突出板85の位置は、内層23の突出板57の位置と同じ位置である。
上側長尺板83と上側端板84は、外層21、22の長尺板58と幅が同じであるが、上側突出板85の幅は、それらの幅より長い。そのため、上側層24の上側突出板85が設けられた位置は横方向に突出して突出部85aが2ヵ所に形成され、係合部16の一部となる。なお、上側突出板85の突出部85aの突出長さは、内層23の突出板57の突出部57aの半分であり、係合部16同士が係合すると、突出部85aの先端同士が突き当たる状態となる。
そして、それぞれの突出部85aには、貫通孔85bが設けられている。この貫通孔85bの位置や大きさは、貫通孔60に合わせられている。
このように、長尺部17の上側の表面が平面状となるように、上側突出板85以外の部分に上側突出板85と同じ厚みの板である上側長尺板83及び上側端板84が配置されている。
さらに、本実施形態の連結まくら木1の本体部材10には、下側層19が設けられている。下側層19には、下側突出板86を有しており、下側突出板86は、突出板57や上側突出板85の位置に合わせて2ヵ所に配置されている。
そして、下側突出板86は長尺部17の幅よりも長く、突出部86aが形成され、係合部16の一部となる。そして、それぞれの突出部86aには、貫通孔86bが設けられている。この貫通孔86bの位置や大きさは、貫通孔60に合わせられている。
なお、下側突出板86の突出部86aの突出長さは、内層23の突出板57の突出部57aの半分であり、係合部16同士が係合すると、突出部86aの先端同士がほぼ突き当たる状態となる。
そして、下側層19の下側突出板86が、下側の外層22よりも下側に突出した状態となっているので、道床抵抗を大きくすることができる。
なお、下側層19は上側層24よりも厚くなっている。
また、本体部材10には、側板87が設けられている。側板87は、係合部16の側面に配置しており、連結まくら木1の結合部分を高強度とするものである。本実施形態の連結まくら木1では、それぞれの本体部材10a、10bの係合部16に1枚ずつ固定されており、係合部16が係合した状態では側板87は係合部16の両側面に配置した状態となっている。
側板87が配置されて固定されている位置は、それぞれの本体部材10a、10bで同じ側である。そのため、係合部16同士を係合する場合、それぞれの本体部材10a、10bに固定されている2枚の側板87を、突出部57a、85a、86aの外側となるように配置して、側板87同士を近づけるように、長尺部17の長尺方向に相対移動させて行うことができ、このような方法でも側板87が邪魔になりにくい。
なお、突出部57aの先端部分は、拘束部材81の内側となるように配置されているので、最終的には係合部16の突出方向に相対移動させることが必要である。また、係合部16を対向するような位置関係にして、本体部材10同士を係合部16の突出方向に相対移動して行うこともできる。
また、側板87には、貫通孔87aが設けられている。貫通孔87aは、長尺方向に貫通する突出板57の貫通孔59bと同じ大きさであり、係合部16同士が係合している状態で、各係合部16の貫通孔59bの位置に合わせられている。
さらに、第1の本体部材10aには、図3に示されるように、隙間埋板88が設けられている。隙間埋板88は、上側突出板85の突出部85aの上側に固定されるものであり、本体部材10同士が連結が連結した状態で、係合部16の係合部分の上側に配置される。
また、隙間埋板88の厚みは、図6に示されるように、タイプレート91の厚みとほぼ同じである。そのため、連結まくら木1が使用される場合に、レール90の下側の位置が、隙間埋板88の上側の位置となり、係合部16上で隙間埋板88によってレール90を支えることができる。
なお、隙間埋板88の上面側は、ゴムなどの弾性を有する材質である弾性体88aが配置している。また、隙間埋板88には、厚み方向に貫通する貫通孔88bが設けられている。
さらに、連結まくら木1には拘束部材81が設けられている。拘束部材81は、図3、図4に示されるように、環状の部材であり、具体的な形状は長方形の枠状である。そして、拘束部材81には、2ヵ所の規制部81aと2ヵ所の間隔維持部81bとを有し、2ヵ所の間隔維持部81bのそれぞれの両端が2ヵ所の規制部81aの両端と接続し、規制部81a同士や、間隔維持部81b同士は互いに対向する様な配置となっている。
そして、間隔維持部81bによって2ヵ所の規制部81aの間隔を維持することができる。
拘束部材81の規制部81aは、図2に示されるように、係合部16に配置するものであり、2ヵ所の規制部81aは係合部16の上下方向の最外部分に位置している。したがって、係合部16に、上下方向に拡がる方向に力が作用した場合にも、拘束部材81によって係合部16の変形を阻止することができる。
また、拘束部材81が配置される位置は、図2や図5に示されるように、係合部16の長尺部17側の根元付近である。
拘束部材81の材質は特に限定されるものではないが、鋼材や繊維強化された樹脂などを用いることができる。そして、拘束部材81の材質として、繊維強化された樹脂などを用いた場合、長繊維を用い、繊維の配向方向を環状方向となるようにしたものを用いることが望ましく、かかる場合には、より高強度とすることができる。
本実施形態の拘束部材81は、長繊維を環状方向に巻き付けたものが用いられており、規制部81aと間隔維持部81bとの間で繊維が連続している。したがって、拘束部材81の強度をより高強度とすることができる。
本体部材10は、各層の部材を積層して固定して製作される。なお、本体部材10の積層部分などの固定は、接着剤などを用いて行われる。
また、本体部材10の長尺部17の両端には木口板89が取り付けられている。木口板89は、摩耗性が優れる材質の板であり、木口面を覆っている。
外層21、22の長尺板58の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、積層板59の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向である。
内層23の長尺板55と端板56の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、突出板57の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合部16の突出方向である。
上側層24の上側長尺板83と上側端板84の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、上側突出板85の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合部16の突出方向である。
下側層19の下側突出板86の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合部16の突出方向である。
なお、これらの繊維の配向方向は、図3、図4に図示している。
本体部材10は上記のような構造であるので、長尺部17は、外層21、22の長尺板58、内層23の長尺板55、端板56及び突出板57の一部、上側層24の上側長尺板83、上側端板84及び上側突出板85の一部、下側層19の下側突出板86の一部によって構成される。そして、これらは、幅が同じ板であるので、長尺部17の全体形状は断面が長方形の長尺状となっている。
また、係合部16は、内層23の突出板57の突出部57a、上側層24の上側突出板85の突出部85a、下側層19の下側突出板86の突出部86a、側板87、隙間埋板87、拘束部材81によって構成される。そして、係合部16は、長尺部17の長尺方向に対して直交する方向に突出し、先側ほど上下方向の厚さが小さくなっている。
そして、係合部16の先端付近は、突出部57aなどによって凸状部分を形成し、係合部16の根元付近(長尺部17側)は、突出板57の突出部57aと、上側突出板85の突出部85aや下側突出板86の突出部86aによって凹状部分を形成する。
さらに、この凹状部分の根元付近(長尺部17側)であって、凹状部分の外側に拘束部材81の2ヵ所の規制部81aが配置している。
本実施形態の連結まくら木1では、第1の本体部材10aの係合部16と、第2の本体部材10bの係合部16とを合わせて連結されるものであるが、それぞれの係合部16に凸状部分と凹状部分とを備えたものであり、それぞれの凹状部分の外側に拘束部材81が配置されて拘束するものであるので、連結をより確実に行うことができる。
本実施形態の連結まくら木1の本体部材10では、外層21、22の長尺板58が、長尺方向の全域で接合部分が無く、一枚の板からなるものであり、長尺方向に繊維が配向しているので、本体部材10が長尺方向が湾曲するような曲げを受けた場合や、長尺方向が延びる方向に力を受けた場合にも、強度が高い。また、突出板57は長尺方向に対して直交する方向に繊維が配向しているので、長尺方向に対して直交する方向が湾曲するような曲げを受けた場合などにも強度が高い。
突出板57は、外層21、22の長尺板58によって挟まれており、長尺部17と係合部16との間で曲げを受けた場合にも強度が高い。
また、係合部16の形状は、先端ほど薄くなっているので、係合部16同士を係合する場合に作業を行いやすい。
そして、図2に示されるように、連結まくら木1には係止ピン13、13aが設けられており、係止ピン13、13aによって、連結状態での高強度とすることができる。
係止ピン13は、厚み方向に挿入されるものであり、隙間埋板88の貫通孔88b、上側突出板85の貫通孔85b、突出板57の貫通孔60、積層板59の貫通孔59a、下側突出板86の貫通孔86bによって形成される孔に挿入される。
また、係止ピン13aは、長尺方向に挿入されるものであり、側板87の貫通孔87a、積層板59の貫通孔59bによって形成される孔に挿入される。
本体部材10の貫通孔88b、85b、60、59a、86bの位置や、貫通孔87a、59bの位置が連結状態でずれていると、係止ピン13、13aの挿入ができなるので、これらの位置関係は正確にする必要がある。そのため、貫通孔88b、85b、60、59b、86bや、貫通孔87a、59bの形成の前に、本体部材10a、10b同士を一時的に合わせる仮組みを行い、この仮組みの状態で、係合部分に穿孔を行い、精度よく形成することができる。このような方法で形成することにより、位置ずれが発生しにくい。
また、拘束部材81の形成及び配置を、上記仮組みの際に行うことができる。例えば、仮組み状態で、拘束部材81を配置する位置で繊維を巻き付けて、この繊維に樹脂を含浸させて繊維強化樹脂を成形させることができる。なお、この場合、繊維を巻き付ける部分に剥離剤などを予め塗布しておき、係合部16の凸状部分と、拘束部材81とが接着しないようにしておくことが望ましい。また、このような方法で製作すると拘束部材81は本体部材10に対してスライド可能なものとすることができる。
また、本体部材10には、図2に示されるように、上下方向に貫通する貫通孔14内に配置される埋め栓13bが設けられている。そして、埋め栓13bの位置は、長尺部17であって係合部16が設けられる位置付近であり、埋め栓13bによって、2枚の長尺板58、突出板57、上側突出板85及び下側突出板86を固定することができる。
そして、2個の本体部材10a、10bを製作して、2個の本体部材10を連結して連結まくら木1が完成する。この連結は、係合部16同士を合せて行われ、具体的には、第1の本体部材10aの突出部57aの上に、第2の本体部材10bの突出部57aを配置して、第1の本体部材10aの傾斜面61の上に、第2の本体部材10bの傾斜面61を重ね合わせるようにして行われる。そして、この連結まくら木1をレール90の下方に設置して使用される。
また、本体部材10同士を連結した状態では、図6に示されるように、一方の本体部材10の係合部16の根元付近に形成される凹状部分に、他方の本体部材10の係合部16の先端付近に形成される凸状部分が入って、凹状部分によって凸状部分が挟まれた状態となっており、さらに、凸状部分である突出部57aの先端が拘束部材81の規制部81aの間に入った状態となっている。
そして、凹状部分の外側は、拘束部材81によって拘束されているので、連結部分の強度が特に高い。すなわち、連結まくら木1に、係合部16の突出方向が湾曲するような状態となった場合に、係合部16の根元付近に形成される凹状部分が開くような方向に、大きな力が作用する。これは、上記のような状態では、てこの原理により、凸状部分の先端部分に上下方向に大きな力が作用して、凹状部分が開くような変形が起こりやすいが、本実施形態の連結まくら木1では、拘束部材81の拘束によって、かかる変形を防止することができる。
特に、係合部16同士を接着剤などで固定する場合には、接着剤による強度が発現する前であっても、より高強度とすることができる。
本実施形態の連結まくら木1は、本体部材10a、10bを工場などで製造し、本体部材10a、10b同士を連結しない状態で、敷設現場に運ぶことができるので、敷設現場までの搬送が容易である。また、本体部材10a、10b同士を敷設現場で容易に連結することができ、連結すると上記のように高強度とすることができる。
本体部材10a、10b同士の連結は敷設現場で行う場合、連結した状態でレール90の下側に配置しても良いが、連結しない状態でレール90の下側に配置して、レール90の下側で連結しても良い。
なお、上記実施形態では、長尺部17をレール90方向に垂直となるようにして設置するものであったが、長尺部17がレール90方向となるように設置することもできる。
また、上記した実施形態では、長尺部17は2ヵ所だけであったが、3ヵ所以上に設けることもできる。
長尺部17を3ヵ所以上に設ける場合には、係合部16が両側に突出する本体部材10を用いて連結される。
上記した連結まくら木1では、拘束部材81の位置は、長尺部17側であって係合部16の根元付近であったが、これ以外の位置であってもよい。また、拘束部材81の一部分で拘束を行っても良い。
例えば、図7に示される第2の実施形態の連結まくら木2のように、拘束部材81を連結される2個の本体部材10の長尺部17の中間付近に配置することができる。そして、連結まくら木2では、拘束部材81は、上側突出板85や下側突出板86の先端付近に配置され、1個の拘束部材81によって、両側の拘束を行うことができる。また、この場合、それぞれの係合部16は、拘束部材81の一部分で拘束されることになっている。
そして、図8、図9に示される第3、第4の実施形態の連結まくら木3、4のように、長尺部17を基準として、係合部16が設けられる側とは反対側に延出部82を形成し、この延出部82を拘束部材81によって拘束することもできる。
さらに、図10、図11に示される第5の実施形態の連結まくら木5のように、上側突出板85や下側突出板86の長さを、本体部材10aと本体部材10bとの間で異なる長さとし、上側突出板85同士や下側突出板86同士が突き当たる位置を、係合部16の根元付近にしてもよい。このような構成にすることにより、拘束部材81を係合部16の根元付近にしながら、両側の拘束を行うことが可能となる。
次に、第6、第7の実施形態の連結まくら木6、7について説明する。
図12は、本発明の第6の実施形態の連結まくら木の斜視図である。図13は、図12に示す連結まくら木の分解斜視図である。図14は、図12に示す連結まくら木の正面図である。
図15は、本発明の第7の実施形態の連結まくら木の斜視図である。図16は、図15に示すまくら木の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
連結まくら木6、7には、複数の本体部材10と、本体部材10の間に配置されて本体部材10同士を連結する連結部材11とを有するものである。そして、本体部材10と連結部材11との接合部分には、拘束部材81が配置して拘束を行っている。
第6の実施形態の連結まくら木6は、図12〜図14に示されており、連結まくら木6の本体部材10は、上記した実施形態のものと同様に、長尺部17と係合部16を有している。また、本体部材10は、三層構造であり、上下に外層21、22を有し、外層21、22の間に内層23が設けられており、外層21、22に配置される突出板27によって凹状部分を有する係合部16が形成される。
また、本体部材10は連続繊維を有する長繊維強化樹脂が用いられており、具体的には、繊維補強ポリウレタン発泡樹脂が用いられている。
そして、上下に配置される外層21、22は同じ構造であり、中央に長尺板25、両端に2枚の端板26、長尺板25と端板26との間に突出板27が設けられている。
長尺板25と端板26とは幅が同じであるが、突出板27の幅は、長尺板25や端板26の幅より長い。そのため、外層21、22の突出板27が設けられた位置は幅方向に突出して突出部27aが形成されて係合部16となる。
突出部27aには、厚み方向(上下方向)に貫通する孔である貫通孔15cと、内側に形成される傾斜面15aが設けられている。また、突出部27aは先端ほど厚み方向の幅が狭くなっており、係合部16の凹状部分の空間部分は根元側ほど上下方向の幅が狭い。
また、内層23には長尺板28と、2枚の端板29とが設けられている。長尺板28は、本体部材10の長尺方向の全長に渡って延びる板である。また、長尺板28の幅は、外層21、22の長尺板25や端板26の幅に等しい。
端板29は、外層21、22の突出板27に対応する位置に設けられるものであるが、幅方向の一方のみに配置され、外層21、22の傾斜面15aや貫通孔15cが有る側には設けられていない。
外層21、22の長尺板25と端板26の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向である。突出板27の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、後述する係合部16の突出方向である。
また、内層23の長尺板28の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、端板29の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向である。
、また、連結まくら木6にも、2ヵ所の規制部81aと2ヵ所の間隔維持部81bとを有して環状の拘束部材81が設けられており、上記した実施形態のものと同様に、係合部16の根元付近に位置している。そして、拘束部材81は、規制部81aを係合部16の凹状部分の外側となるように配置するものである。
連結部材11は、図12、図13に示されるように、2ヵ所の係合部39を有するものであり、2ヵ所の係合部39の位置関係は、180°反対に位置している。係合部39は凸状部分を有し、その形状は先端ほど上下の幅が狭くなる形状であって、本体部材10の係合部16の凹状部分の空間の形状に対応しており、テーパー状である。
連結部材11の材質は、本体部材10と同様に、繊維補強ポリウレタン発泡樹脂が用いられており、角状のものの一部を切断したり、2以上のものを接着するなどにより製作される。
また、連結部材11は、繊維補強のポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂の注型成形品でも良く、さらに、長繊維補強体と注型成形品との積層により成形しても良い。
また、連結部材11の幅は、本体部材10の突出板27の幅とほぼ同じであり、本体部材10の係合部16と、連結部材11の係合部39とを合わせて連結される。また連結状態で、上記の実施形態で説明した係止ピン13等を用いて固定状態を維持する。
このとき、連結部材11の係合部39の凸状部分が、本体部材10の係合部16の凹状部分に入って、凹状部分によって凸状部分が挟まれた状態となり、この部分が拘束部材81によって拘束された状態となっている。
そして、本体部材10及び連結部材11を製作して、2個の本体部材10を2個の連結部材11を用いて固定して、連結まくら木6が完成する。そして、この連結まくら木6をレール90の下方に設置して使用される。
また、連結まくら木6は、図17、図18に示されるように、連結部材11によって本体部材10を連結した状態では、連結部材11の上面が本体部材10の上面よりも突出しており、連結部材11には突出部67が形成されている。
そして、連結まくら木6を使用する場合には、突出部67が上側となるようにレール90の下側に設置されるが、図14に示すように、レール90と連結まくら木6との間には、タイプレート91が設けられるので、レール90を突出部67に接触させることにより、レール90からの荷重を突出部67で支えることが可能となる。
本発明の第7の実施形態の連結まくら木7について説明する。
第7の実施形態の連結まくら木7は、図15、図16に示されており、第6の実施形態の連結まくら木6と同様に、2個の本体部材80と2個の連結部材81とを有しており、2個の本体部材80同士の間に連結部材81が配置されて、本体部材80同士が連結されたものである。そして、上記した第6の実施形態のまくら木6の本体部材10とは形状が異なるものである。
連結まくら木7の本体部材10は、第6の実施形態の連結まくら木1と比較して、下側の外層22には、長尺板25及び2枚の端板26が設けられておらず、突出板27のみによって構成されている。
したがって、第6の実施形態と同様に、上側の外層21及び下側の外層22に設けられる突出板27によって形成される突出部27aにより、凹状部分を有する係合部39が形成され、係合が行われる。
なお、内層23の長尺板28の厚みは、第6の実施形態のまくら木6の本体部材10の長尺板28と比較して厚いものである。
また、連結まくら木7では、下側の外層22は突出板27のみであるので、他の部分より下側に突出し、連結まくら木7の下側が凹凸状となっている。そのため、連結まくら木7を使用する際に、道床抵抗を大きくすることができる。
上記実施形態で説明した拘束部材81は、形状が環状であり、規制部81aと間隔維持部81bとが連続した繊維で補強されたものであったが、これ以外の形態ものを採用することができる。例えば、形状が環状でなく、「コ」字状であり、2ヵ所の規制部81aと、1ヵ所の間隔維持部81bを用いたものであっても良い。
また、図17〜図19に示される本発明の第8〜第10の実施形態の連結まくら木8、9、9aのように、拘束部材81としてボルトやナットによって締結することができるものを用いることができ、かかるものの場合には、後から拘束部材81を取り付けることができる。
図17は、本発明の第8の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き斜視図である。図18は、本発明の第9の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き断面図である。図19は、本発明の第10の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き斜視図である。
図17に示される連結まくら木8の拘束部材81では、下側の規制部81aと両側の間隔維持部81bとによって「コ」字状の部材となっており、長尺板状の上側の規制部81aと、かかる部材とを締結して固定し拘束するものである。
図18に示される連結まくら木9の拘束部材81では、間隔維持部81bの下側に突起状の規制部81aが設けられた部材を2個用い、これを長尺板状の上側の規制部81aと締結して拘束するものである。
図19に示される連結まくら木9aの拘束部材81では、間隔維持部81bである2本のボルトを、長尺板状である上側の規制部81aの貫通孔に挿入し、断面L字状の山型鋼である下側の規制部81aに設けられた雌ネジ部に固定して拘束するものである。
なお、連結まくら木8、9aの係合部16の上側には、スペーサー95が配置している。そして、連結まくら木8、9aを使用する場合には、スペーサー95がレール(図示せず)の下側に接触して、レール上の荷重を支えることが可能となる。
また、上記した係合部16、39の凹状部分及び凸状部分の形状は、突出方向に対して傾斜する傾斜面15a、61を有しており、凸状部分は先端側ほど縮幅するものであり、テーパー状となっているものであったが、テーパー状以外の形状を採用しても良い。
本発明の第1の実施形態の連結まくら木の斜視図である。 図1に示す連結まくら木の分解斜視図である。 図1の連結まくら木に用いる本体部材の分解斜視図である。 図1の連結まくら木に用いる本体部材の分解斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明の第2の実施形態の連結まくら木の断面図である。 本発明の第3の実施形態の連結まくら木の断面図である。 本発明の第4の実施形態の連結まくら木の断面図である。 本発明の第5の実施形態の連結まくら木の連結する前の状態を示した断面図である。 図10の連結まくら木を連結した状態を示した断面図である。 本発明の第6の実施形態の連結まくら木の斜視図である。 図12に示す連結まくら木の分解斜視図である。 図12に示す連結まくら木の正面図である。 本発明の第7の実施形態の連結まくら木の斜視図である。 図15に示すまくら木の図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の第8の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き斜視図である。 本発明の第9の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き断面図である。 本発明の第10の実施形態の連結まくら木の一部切り欠き斜視図である。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、9a 連結まくら木
10、10a、10b 本体部材
11 連結部材
15a、61 傾斜面
16 係合部
27、57 突出板
55、58 長尺板
81 拘束部材
81a 規制部
81b 間隔維持部

Claims (8)

  1. 長尺部と、前記長尺部から突出している係合部とを有する本体部材と、本体部材の係合部同士の間に配置され、本体部材同士を連結する連結部材とを有し、複数の本体部材が連結部材によって連結されている連結まくら木であって、
    本体部材の係合部及び連結部材の係合部のいずれか一方には凸状部分が、他方には凹状部分が有しており、凹状部分に凸状部分が配置されて凹状部分によって凸状部分が挟まれた状態となっており、さらに、拘束部材が設けられ、拘束部材には2ヵ所の規制部と前記規制部の間隔を維持する間隔維持部を有し、2ヵ所の規制部を前記凹状部分の外側となるように拘束部材を配置して拘束を行うことを特徴とする連結まくら木。
  2. 本体部材の長尺部は板状の部材を上下方向に積層して形成されるものであり、長尺部の任意の層には一部が突出する突出板が配置されており、前記突出板の突出する部分が、係合部の全部又は一部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の連結まくら木。
  3. 突出板を上下2枚配置して凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材の2ヵ所の規制部は、上下2枚のそれぞれの突出板の外側に配置されるものであることを特徴とする請求項に記載の連結まくら木。
  4. 突出板は突出する方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられ、長尺部の突出板が配置されない層に配置される長尺板は、長尺方向に配向する繊維を有する繊維強化樹脂が用いられていることを特徴とする請求項又はに記載の連結まくら木。
  5. 本体部材には、凹状部分を有する係合部が設けられるものであり、拘束部材は、係合部の根元付近に配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木。
  6. 拘束部材には2ヵ所の間隔維持部が設けられて、2ヵ所の間隔維持部のそれぞれの両端が2ヵ所の規制部の両端と接続して環状となっていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木。
  7. 拘束部材は繊維補強された材料によって形成されるものであり、規制部と間隔維持部とが連続した繊維で補強されているものであることを特徴とする請求項に記載の連結まくら木。
  8. 凸状部分は、突出方向に対して傾斜する傾斜面を有して先端側ほど縮幅するものであり、凹状部分は凸状部分に対応する形状であって傾斜面を有し、凸状部分を凹状部分に進入させ、凸状部分の傾斜面と凹状部分の傾斜面とが合わさる状態で、本体部材同士、又は、本体部材と連結部材が連結していることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の連結まくら木。
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