JP4644102B2 - まくら木 - Google Patents
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Description
そして、レール上を列車が通過する場合には、両側の車輪から受ける力をそれぞれのレールを介して同じまくら木が受けている。
そして、このような場合、特許文献1に開示されたまくら木のように、レール方向にある程度長い範囲を一体状としたまくら木が用いられている。そして、特許文献1には、梯子状に形成されたまくら木や、縦まくら木と横まくら木とを用いて梯子状としたまくら木などが記載されている。
図1は、本発明の第1の実施形態のまくら木の斜視図である。図2は、図1に示すまくら木の分解斜視図である。図3、図4は、図1のまくら木に用いる本体部材の分解斜視図である。図5は、図2におけるA−A断面図である。図6は、図1に示すまくら木の正面図である。図7〜図9は、図1に示すまくら木を敷設する方法を示した説明図である。
そして、まくら木1の全体形状は、梯子状となっている。
係合凸部16は、1個の本体部材10に2カ所設けられ、同じ方向に突出している。そして、この係合凸部16は、本体部材10の長尺方向の両端付近に位置しており、他方の係合凸部16と係合させて、2個の本体部材10を連結して一体化する。
長尺板55と端板56は、外層21、22の長尺板58と幅が同じであるが、突出板57の幅は、それらの幅より長い。そのため、内層53の突出板57が設けられた位置は横方向に突出して突出部57aが2ヵ所に形成され、係合凸部16の一部となる。そして、それぞれの突出部57aには、貫通孔60と、傾斜面61が設けられている。
具体的には、図3に示される第1の本体部材10aでは、傾斜面61は上側の面に配置されており、図4に示される第2の本体部材10bでは、傾斜面61は下側の面に配置されている。また、これらの傾斜面61の傾斜角は同じであり、上下方向に傾斜面61同士を重ね合わせることにより、傾斜面61同士を密着させることができる。
1個の本体部材10には、傾斜面61及び貫通孔60を有する突出部57aが2ヵ所に設けられているが、これは、全て幅方向の同じ側に向いている。
図3に示される第1の本体部材10aでは、積層板59は、突出部57aの下側に配置されて、下側の外層22と同じ高さに位置しており、積層板59の厚みは外層22の厚みとほぼ同じである。図4に示される第2の本体部材10bでは、積層板59は、突出部57aの上側に配置されて、上側の外層21と同じ高さに位置しており、積層板59の厚みは外層21の厚みとほぼ同じである。
厚み方向に貫通する貫通孔59aは、突出部57aに形成される貫通孔60に合わせるようにして形成されるものであり、位置及び内径は貫通孔60と同じである。
また、長尺方向に貫通する貫通孔59bは、後述する側板87の貫通孔87aと合わせるようにして形成されるものであり、位置及び内径は貫通孔87aと同じである。
このように、長尺部17の上側の表面が平面状となるように、上側突出板(挟持板)85以外の部分に上側突出板(挟持板)85と同じ厚みの板である上側長尺板83及び上側端板84が配置されている。
なお、上側層24に上側突出板85のみを設けても、積層板59を挟むことができるが、上側長尺板83と上側端板84とを設けて、長尺部17の上面を平面状とすることによって、上面を通常のまくら木と同様な形状とすることができる。
そして、下側突出板86は長尺部17の幅よりも長く、突出部86aが形成され、係合凸部16の一部となる。そして、それぞれの突出部86aには、貫通孔86bが設けられている。この貫通孔86bの位置や大きさは、貫通孔60や貫通孔59aに合わせられている。
なお、下側突出板86の突出部86aの突出長さは、内層23の突出板57の突出部57aの半分であり、係合凸部16同士が係合すると、突出部86aの先端同士が突き当たる状態となる。
そして、下側に配置される下側突出板(挟持板)86が下側に突出した状態となっているので、道床抵抗を大きくすることができる。
なお、隙間埋板88の上面側は、ゴムなどの弾性を有する材質である弾性体88aが配置している。また、隙間埋板88には、厚み方向に貫通する貫通孔88bが設けられている。
内層23の長尺板55と端板56の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、突出板57の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合凸部16の突出方向である。
上側層24の上側長尺板83と上側端板84の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向であり、上側突出板85の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合凸部16の突出方向である。
下側層19の下側突出板86の繊維の配向方向は、本体部材10の長尺方向に対して直交する方向であり、係合凸部16の突出方向である。
なお、これらの繊維の配向方向は、図3、図4に図示している。
係止ピン13は、厚み方向に挿入されるものであり、隙間埋板88の貫通孔88a、上側突出板85の貫通孔85b、突出板57の貫通孔60、積層板59の貫通孔59a、下側突出板86の貫通孔86bによって形成される孔に挿入される。
また、係止ピン13aは、長尺方向に挿入されるものであり、側板87の貫通孔87a、積層板59の貫通孔59bによって形成される孔に挿入される。
そして、本体部材10a、10b同士の連結を以下の方法で行うことができる。
この方法では、分割した状態で進入作業を行うことができるので、進入させやすい。また、長尺方向に相対移動させて係合凸部16の係合を行うことができ、長尺方向に垂直な方向(レール90方向)に、本体部材10の相対移動をほとんどさせることがないので、軌道上のバラストを取り除く部分を少なくすることができる。
また、上記した実施形態では、長尺部17は2ヵ所だけであったが、3ヵ所以上に設けることもできる。
なお、図10、図11では、それぞれ2本の本体部材70、71しか図示していないが、2本の本体部材70、71を用いて長尺部17を2ヵ所に形成しても良く、3本以上の本体部材70、71を用いて3ヵ所以上の長尺部17の形成を行っても良い。
また、本体部材70を3本以上用いて行う場合にも、側板87が邪魔にならないような係合凸部16の位置関係とすることにより、同様な方法で行うことができる。
また、長尺部17を3ヵ所に設ける場合には、端以外に配置されるものを両側に係合凸部16を有する本体部材70として、端に配置されるものを図3や図4に示されるような片側のみに係合凸部16を設けた本体部材10a、10bとしても良い。
まくら木3には、図11に示されるように、本体部材71と本体部材71の下側に配置される連結長尺板72とを有している。
そして、まくら木3においても、上記したまくら木1、2と同様に、外層21、22と、外層21、22の間の内層23と、上側の外層21の上方に位置する上側層24と、下側の外層22の下方に位置する下側層19とが設けられているものであるが、本体部材71によって外層21、22、内層23、上側層24が形成され、連結長尺板72によって下側層19が形成される。
具体的には、本体部材71の外層21、22に設けられる長尺板58が長尺部17の長尺方向の全長に渡って延びている。また、長尺方向の両側に突出する係合凸部16は、内層23の突出板57、上側層24の上側突出板85、下側層19の下側突出板86については、1枚の部材で両側の係合凸部16を構成している。
また、連結長尺板72には、貫通孔72bが形成されており、係合凸部16に形成されている貫通孔85b、57bなどに対応する位置に設けられている。そして、本体部材71同士が連結される場合に係止ピン13を連通し、連結長尺板72は全ての本体部材71と一体化される。
また、本体部材71を3本以上用いて行う場合にも、側板87が邪魔にならないような係合凸部16の位置関係とすることにより、同様な方法で行うことができる。
また、長尺部17を3ヵ所に設ける場合には、端以外に配置されるものを両側に係合凸部16を有する本体部材71として、端に配置されるものを図3や図4に示されるような片側のみに係合凸部16を設けた本体部材10a、10bとしても良い。
10、10a、10b、70、71 本体部材
13、13a 係止ピン
16 係合凸部
19 下側層
21、22 外層
23 内層
24 上側層
57 突出板
57a 突出部
61 傾斜面
72 連結長尺板
85 上側突出板(挟持板)
86 下側突出板(挟持板)
87 側板
Claims (7)
- 長尺部と、前記長尺部から突出している係合凸部とを有する本体部材を複数有し、係合凸部同士を係合して、長尺部の長尺方向を略平行となるような状態で本体部材同士が連結されるまくら木であって、
係合凸部には傾斜面が設けられて、傾斜面同士を重ね合わせられた状態で係合凸部同士が係合するものであり、
本体部材は2ヵ所の外層と、前記外層の間に位置する内層とを有する層状構造であり、外層は長尺方向に配向する繊維強化樹脂である長尺板を有し、内層には一部が突出する突出板が配置されており、前記突出板は突出方向に配向する繊維強化樹脂であり、前記突出板の突出する部分が、係合凸部の全部又は一部を形成していることを特徴とするまくら木。 - 係合凸部の傾斜面は突出板に形成されており、前記突出板の傾斜面とは反対側の面に積層板が配置していることを特徴とする請求項1に記載のまくら木。
- 外層の外側であって突出板に対応する位置には挟持板が配置されるものであり、積層板は挟持板及び突出板によって挟持されていることを特徴とする請求項2に記載のまくら木。
- 外層と内層との積層方向が上下方向となるように設置されるものであり、長尺部の上側の表面が平面状となるように、上側に配置される外層に凹部を形成する、又は、挟持板を配置する位置に凹部を形成した板を配置する、又は、挟持板以外の部分に挟持板と同じ厚みの板を配置したことを特徴とする請求項3に記載のまくら木。
- 外層と内層との積層方向を上下方向に設置するものであり、下側の外層の下方は、下側に配置される挟持板が下側に突出した状態となっていることを特徴とする請求項3又は4に記載のまくら木。
- 係合凸部同士が係合する部分の側面に、側板が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のまくら木。
- 係合する係合凸部のそれぞれに1枚ずつの側板が設けられており、係合状態の係合凸部の両側面に、側板が配置されていることを特徴とする請求項6に記載のまくら木。
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